チャットボットランキング
最新のチャットボット174件をランキング形式で一覧掲載(2025年12月09日時点のランキングを表示中)。チャットボットの料金や機能、特徴をまとめて比較することができます。【検索機能】を活用すれば、「導入企業の規模」「導入業界の実績」「使いたい機能」「連携したいシステム」を絞り込んで条件に合ったサービスの人気ランキングを一覧で確認できます。24時364日いつでもカスタマー対応ができ、CS(カスタマーサポート)担当者の業務負担軽減につながるチャットボットをお探しの企業は、ぜひご活用ください。
チャットボットとは
チャットボットとは、会話を意味する「チャット」と、ロボットを意味する「ボット」を組み合わせた言葉で、ユーザーからの問いかけに対して自動で応答するプログラムです。Webサイトのチャットサポートや、LINE公式アカウントの自動返信などが身近な例として挙げられます。
チャットボットは大きく「シナリオ型(非AI型)」「AI型(機械学習型)」「生成AI型」の3種類に分けられます。シナリオ型は設定したフローに従って定型的な対応を行うタイプ、AI型は自然言語処理や機械学習を活用して文脈に応じた柔軟な回答を行うタイプです。生成AI型は大規模言語モデル(LLM)を使い、人間に近い自然な会話を実現できます。タイプごとに機能や特徴が異なるだけでなく、導入コストや月額料金も大きく変わる点には注意が必要です。
いずれのタイプも、導入時には「どのように対応するのか」というシナリオ設計や、必要に応じたデータ準備が欠かせません。ただし、一度導入すれば回答精度や対応範囲は徐々に向上し、顧客対応の効率化や満足度向上に大きく貢献します。
チャットボットについてさらに詳しく知りたい方は、関連記事「チャットボットとは?」をご覧ください。
チャットボットの選び方
導入によってさまざまなメリットが得られるチャットボットですが、多くのサービスが存在する中から最適な1つを選ぶには、いくつかの観点を整理しておく必要があります。
もっとも重要なのは、自社の利用目的や解決したい課題を明確にすることです。FAQ対応や営業時間外の問い合わせには問い合わせ型、規定やマニュアル検索には社内ヘルプデスク型、販促や提案にはマーケティング支援型が適しています。
さらに、シナリオ型・AI型・生成AI型といった仕組みの違いにより、導入費用や月額料金も大きく異なります。加えて、導入後のサポート体制も長期的な活用には欠かせません。初期設定やトラブル対応を専門スタッフが支援してくれるサービスを選ぶと安心です。
選定を進める前に「目的・費用・サポート」の3点を整理することが、最適なチャットボットを導入する第一歩になります。
記事「チャットボットの選び方」では、選び方・比較ポイントを詳しく解説しています。
チャットボットの価格・料金相場
チャットボットは、ユーザーからの質問に自動で応答するプログラムで、カスタマーサポートや予約受付など幅広い業務に活用されています。主にシナリオ型・AI型・生成AI型に分かれ、導入費用はタイプや規模によって大きく変動します。
【タイプ別チャットボットの費用相場】
◼︎シナリオ型(非AI搭載型)
初期費用:無料〜5万円程度
月額費用:1,500円〜1万円程度
◼︎AI型
初期費用:3万円〜50万円程度
月額費用:1.5万円〜5万円程度
◼︎生成AI型
初期費用:無料〜15万円程度 ※高機能なカスタマイズ・連携込みだと50万〜150万円超
月額費用:5万円〜10万円程度
チャットボットの費用内訳・相場については、記事「チャットボット導入にかかる費用とは?」で詳しく解説します。
チャットボットの種類と違い
チャットボットを導入する際には、まず自社の利用目的や解決したい課題を明確にすることが欠かせません。チャットボットは大きく「問い合わせ型」「社内ヘルプデスク型」「マーケティング支援型」の3種類に分類され、それぞれ活用シーンや得られる効果が異なります。
問い合わせ型はFAQへの自動応答や営業時間外の問い合わせ対応、予約受付などを担い、顧客対応の効率化や担当者の負担軽減に役立ちます。
社内ヘルプデスク型は、規定・マニュアル検索やITトラブルの初期対応を自動化し、情報を素早く取得できる環境を整えることで、社員の生産性向上に直結します。
マーケティング支援型は、Webサイト訪問者へのリアルタイム案内や顧客データの分析を通じたパーソナライズ提案を行い、見込み顧客の育成や売上拡大につながりやすいのが特徴です。
自社の課題と照らし合わせて適切なタイプを選ぶことが、効果的な導入の第一歩です。詳しく知りたい方は、「チャットボットとは?」に関する記事をご覧ください。
チャットボットの機能
チャットボットには多様な機能があり、利用目的に応じて活用範囲が広がります。
基本機能としては、FAQ自動応答や予約受付、商品・サービス案内などがあり、顧客からの定型的な問い合わせに迅速に対応できます。さらに営業時間外でも応答できる24時間対応機能や、外部システムと連携した顧客情報参照・更新機能も備わっています。
社内利用向けには、マニュアル検索や勤怠・経費申請のサポート、ITトラブルシューティングを行うヘルプデスク機能があります。加えて、Webサイト訪問者の行動を分析し、適切なタイミングで商品提案やキャンペーン案内を行うマーケティング支援機能も重要です。
多言語対応や有人チャットとの切替機能を持つものも多く、顧客満足度向上や業務効率化に直結します。
チャットボットのメリット
チャットボットにはさまざまな機能が搭載されており、企業の課題解決や顧客体験の向上に大きく貢献します。主な機能を整理して解説します。
1.対応自動化による業務効率化・コスト削減
チャットボットはFAQや注文確認など定型業務を自動化し、スタッフの負担を軽減します。対応時間の短縮と人件費削減に直結し、例えばECサイトでは在庫確認や返品対応を自動処理することで、対応件数を増やしながらコストを抑えた運用が可能です。
2.時間稼働で顧客満足度を向上
365日稼働できるため、深夜や営業時間外でも即時対応が可能です。宿泊予約の変更や配送状況の確認といった場面で、顧客は待ち時間なく手続きでき、不安解消や利便性向上につながります。
3.一貫性ある高品質な対応を実現
事前設定のルールやAIによる自然言語処理を活用し、常に統一された回答を提供できます。金融機関では残高照会やローン案内、医療機関では診療科案内や予約対応など、正確性が求められる分野で特に有効です。
4.対話ログ分析でサービス改善
やり取りのログを分析することで、顧客ニーズやFAQ改善点を把握できます。申込プロセスの離脱ポイント発見や商品ページ改善に役立ち、データ活用によりサービス品質や顧客満足度をさらに高められます。
5.多言語対応による市場拡大
英語・中国語などの多言語に対応できれば、海外顧客や訪日外国人へのサポートが可能になります。観光案内や国際販売支援などに活用でき、グローバル展開を目指す企業にとって大きな成長機会となります。
導入のメリットについて詳しく知りたい方は、「チャットボットとは?」の記事をご覧ください。
チャットボットのデメリット
ここからはチャットボット導入におけるデメリットを解説します。メリットだけでなく注意点を把握しておくことで、導入後の後悔を防げます。
1.対応範囲の限界で複雑な問い合わせに弱い
チャットボットは事前設定や学習データに基づいて応答するため、想定外の質問や複雑なケースには対応できない場合があります。感情的なクレーム処理や複数条件を踏まえた提案には限界があり、人間の介入が必要です。また、自社業務や業界特有の知識を反映させるには設計や設定に大きな手間がかかります。
2.導入や運用にコストと時間がかかる
導入には初期設定やカスタマイズ費用が発生し、特にAI型では精度向上に大量の学習データが必要です。さらに導入後も精度維持のため定期的な更新やメンテナンスが欠かせず、安定稼働やトラブル対応にもコストが継続的に発生します。中小企業にとっては大きな負担になる可能性があります。
チャットボットの導入メリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、「チャットボットとは?」に関する記事をご覧ください。
チャットボットとRPAの違い
チャットボットとRPAはどちらも業務効率化を目的としたツールですが、役割と仕組みは異なります。
チャットボットはユーザーからの問い合わせに対して自動で応答する仕組みで、カスタマーサポートや社内ヘルプデスクなど「対人コミュニケーション」を代替することに強みがあります。FAQ対応や予約受付、商品案内など、顧客や社員とのやり取りを効率化できるのが特徴です。
一方、RPA(Robotic Process Automation)は、定型的なパソコン操作を自動化する技術であり、データ入力や請求書処理、基幹システムへの登録作業など、人が行うルーチンワークを正確かつ高速に代行します。
つまり、チャットボットは「会話業務の自動化」、RPAは「事務作業の自動化」に特化しており、目的が異なります。両者を組み合わせることで、問い合わせ対応からバックオフィス処理までを一気通貫で効率化することも可能です。
チャットボットのシェア数・導入実績数
チャットボットは多くの企業で導入が進んでおり、サービスごとにシェアや利用実績に差があります。例えば、「chatplus」は導入実績20,000社以上と国内でもトップクラスの利用規模を誇り、幅広い業種に活用されています。
AI型の「PKSHA ChatAgent」や「KARAKURI chatbot」はいずれも100社程度に導入され、精度の高い自動応答を武器に成長を続けています。
中規模では「sinclo」が800社以上、「sAI Chat」がサービス開始以来200社以上と実績を積み重ねており、用途やニーズに応じた選択肢が存在します。また、「DECAカスタマーサポート」はFAQシステムとあわせ1,000社以上に導入され、サポート業務の効率化に貢献しています。
こうした実績は、導入時の安心材料や比較検討の指標として活用できます。
チャットボットの作り方
チャットボットを作る方法は大きく「自社開発」と「チャットボット作成ツールの活用」に分かれます。自社開発は自由度が高い反面、専門的なエンジニアリソースと数百万円単位のコストがかかるため、大企業や特殊要件があるケースを除けば現実的ではありません。一般的には、専用の作成ツールを利用するのが主流です。
作成ツールでは、ドラッグ&ドロップやGUI操作でシナリオ設計ができ、FAQの登録やAI学習機能の利用も容易です。
導入にあたっては、①導入目的と課題を明確化する、②ユーザーの問い合わせデータを収集・整理する、③シナリオや回答ルールを設計する、④テスト環境で動作検証する、⑤公開後にログを分析し定期的に改善する、という流れが基本です。
特に運用段階での改善が成果を大きく左右するため、初期設定だけで満足せず継続的にブラッシュアップしていくことが重要です。
AI型のチャットボットとは
AI型のチャットボットとは、ユーザーの入力内容を理解して柔軟に応答できる仕組みを備えたチャットボットの総称で、大きく「機械学習型」と「生成AI型」の2つに分けられます。
従来の機械学習型は、自然言語処理(NLP)と過去の問い合わせデータを活用し、曖昧な表現や複数の言い回しにも対応できるのが特徴です。学習データを蓄積していくことで回答精度を高められ、顧客サポートやFAQ対応の効率化に適しています。
一方、生成AI型は大規模言語モデル(LLM)を活用し、人間に近い自然な文章を生成できるのが強みです。事前のシナリオやFAQ設定に縛られず、自由度の高い会話が可能で、雑談や提案型のやり取り、マーケティング支援などにも活用されます。ただし「事実と異なる回答を生成するリスク(幻覚)」やセキュリティ面での注意が必要です。
いずれのAI型も、シナリオ型と比べて高度な対応が可能ですが、導入や運用にはデータ準備やコストが発生するため、自社の目的に応じてどちらが適しているかを見極めることが重要です。