チャットボットの選び方を徹底解説!おすすめのチャットボットも紹介
「チャットボットを導入したいけど、どれを選べばいいのか分からない」
「AI型とシナリオ型、どっちが向いてる?」「無料と有料、結局どこまでの機能が必要?」
いざチャットボットの導入を考え始めると、さまざまな疑問や不安が出てきますよね。せっかく導入しても、使いこなせなかったり、思ったような効果が得られなかったりすると、時間もコストも無駄になってしまいます。
この記事では、 目的に合うチャットボットの選び方を分かりやすく解説します。 問い合わせ対応の効率化、マーケティング活用、社内業務の自動化など、目的別に最適な選び方 を紹介するので、あなたの課題にぴったりのチャットボットが見つかるはずです!
- チャットボットとは
- チャットボットの選び方
- チャットボットの活用方法・導入目的例
- 【比較表】活用シーン別チャットボット
- 問い合わせ対応効率化におすすめのチャットボット9選
- 社内ヘルプデスク型チャットボットおすすめ3選
- マーケティングにおすすめのチャットボット6選
- 多言語対応のチャットボットおすすめ2選
- 無料・料金の安いチャットボットおすすめ2選
- チャットボット導入でよくある失敗事例5選
- まとめ:自社に合うチャットボットが業務効率化の鍵
- よくある質問
チャットボットとは

チャットボットとは、「対話(chat)」と「ロボット(bot)」を組み合わせた言葉であり、人工知能を活用して、自動で会話を行うプログラムのことです。社内外の問い合わせ対応やカスタマーサポートなど、従来は人が対応していた業務を、チャットボットが代わりに行うことで、スムーズかつ効率的なサポートを実現します。
近年は自然言語処理(NLP)や機械学習の進化により、単なる定型回答ではなく、ユーザーの意図をくみ取った柔軟な対応もできるようになっています。
また、チャットボットだけでは解決できないときは、スムーズに有人対応へ切り替えることで、シームレスなサポートを実現できます。まずはボットが一次対応し、必要に応じてオペレーターにつなぐ仕組みが整うことで、ユーザーにとってストレスのないサポートが可能になるのです。
実は、チャットボットの歴史は意外と古く、1960年代にはすでに誕生していました。当初はシンプルなルールベースの対話しかできませんでしたが、技術の進化により、今では文脈を理解し、より自然な会話ができるように。ビジネスシーンでも欠かせない「コミュニケーションツール」として、多くの企業が活用しています。
チャットボットの選び方
チャットボットは、近年多くのツールがリリースされており、利用目的・AI搭載の有無・機能性など、その性質はさまざま。以前と比べるとチャットボットの選び方もより難易度が高くなっており、いくつかのポイントに沿って複数のツールを比較・検討することが相性を見極める秘訣だといえるでしょう。ここからは、チャットボット選びで特に注目したいチェックポイントを紹介します。
- 自社の利用目的・用途に合っているか
- AI型か・シナリオ型(AI非搭載)か
- 初期費用・月額料金は予算に見合っているか
- 無料トライアルが使えるか
自社の利用目的・用途に合っているか
チャットボットを導入するなら、まず自社で解決したい課題をはっきりさせることが重要です。顧客対応に時間を取られ、担当者の負担が増しているなら、よくある質問への自動応答や、営業時間外でも対応できる機能を備えたツールが便利でしょう。
社内の問い合わせ対応をスムーズにしたい場合は、社内規定やマニュアルの検索を簡単にしたり、ITトラブルの初期対応を自動化したりできるタイプが役立ちます。
さらに、マーケティングを強化したいなら、訪問者へのリアルタイムな案内や、顧客データをもとにしたパーソナライズ提案が可能なツールがおすすめです。目的に合ったチャットボットを導入すれば、業務効率が上がるだけでなく、顧客満足度の向上や売上アップも期待できます。
AI型か・シナリオ型(AI非搭載)か
比較項目 | AI型チャットボット | シナリオ型チャットボット |
---|---|---|
動作の仕組み | 自然言語処理と機械学習を活用し、文脈を理解した柔軟な対応が可能 | 設定済みのフローや選択肢に基づいて動作 |
対応範囲 | 幅広い質問や柔軟な対応が可能 | フロー外の質問には非対応 |
導入コスト | 高め(高度なAI技術や学習データを要する) | 低め(シンプルな設定で運用可能) |
運用の手間 | 学習データの更新が必須 | 初期設定後は更新不要 |
適用シーン | 複雑な問い合わせ対応やカスタマーサポート | FAQ対応、予約管理、単純な問い合わせ |
チャットボットには人工知能であるAIを搭載している「AI型」、AIを搭載していない「シナリオ型(非AI型)」の2種類が存在しています。
AI型は、人工知能によって人との対話に近い役割を担えるのが大きな特徴です。機械学習による精度の向上などにより、正確な回答を導き出しやすいメリットがありますが、メンテナンスの手間やコストがかさみやすい点が難点です。
一方のシナリオ型は、あらかじめ設定したQ&Aやシナリオをベースに回答する仕組みとなっており、AI型より自由度は低いものの、設定が手軽・コストが割安といったメリットがあります。ご覧のように双方にメリット・デメリットがあるため、利用目的や予算を踏まえてAIの有無を判断すると良いでしょう。
初期費用・月額料金は予算に見合っているか
チャットボットの利用には基本的に初期費用とランニングコストが発生するため、導入時にはコスト面のチェックも重要です。
料金項目 | AI型 | シナリオ型(非AI型) |
---|---|---|
初期費用 | 無料~1,000万円 | 無料~5万5,000円程度 |
月額料金 | 2万9,800円~100万円程度 | 1,500円~25万円程度 |
初期費用・ランニングコストともに「AI型」「シナリオ型」で大きな差があります。AI型の場合、初期費用は無料〜1,000万円、ランニングコストは2万9,800円~100万円程度と幅広く設定されています。また、シナリオ型の場合は初期費用が無料~5万5,000円程度、ランニングコストは毎月数千円か~数十万円程度が目安です。
もちろんコストだけで判断するのは危険ですから、あくまで利用目的にマッチしたチャットボットであることを大前提に置いた上で料金面を比較すると良いでしょう。
無料トライアル・無料プランで機能や操作性を試せるか
チャットボットを導入する前に、無料トライアルを活用して機能や操作性を確認することが重要です。特に以下のポイントをチェックしながら試すと、導入後のギャップを防ぐことができます。
確認項目 | チェック項目 |
---|---|
対応範囲・精度 | どの程度の質問に対応できるか(FAQ対応のみか、柔軟な会話が可能か) 意図を正しく理解して適切に回答できるか |
シナリオ設計の自由度 | シナリオの作成・編集が簡単にできるか 条件分岐やカスタマイズが可能か |
外部ツールとの連携 | CRMやCTIなどの業務システムと連携できるか API連携やWebhook対応の有無 |
分析・レポート機能 | 会話ログや問い合わせデータを確認できるか 改善のための分析機能があるか |
操作性・管理画面 | 管理画面が直感的で使いやすいか 非エンジニアでも設定・運用が可能か |
AIの学習機能 | 誤回答の修正や学習機能があるか 運用しながら回答精度を向上できるか |
導入後のサポート体制 | トライアル期間中にサポートを受けられるか 問い合わせ対応のスピードや対応範囲 |
料金プランの違い | 無料プランと有料プランで機能制限があるか トライアル終了後の導入コスト |
無料トライアルは、実際の運用に適しているかを確認できる貴重な機会です。機能だけでなく、使いやすさやサポート体制も考慮しながら、自社に最適なチャットボットを選びましょう。
チャットボットの活用方法・導入目的例
ここからは、チャットボットの活用方法・導入目的例を紹介しながら、「どのような場面でチャットボットが活躍するのか」を解説していきます。具体的な例を参考に、自社にとって効果的なチャットボットの活用方法を見出す参考にしてみてください。

- 問い合わせ対応の自動化
- 社内ヘルプデスク:社内からの問い合わせに対応
- マーケティング向け:顧客の行動データを基に販促活動を支援
問い合わせ対応:顧客の問い合わせを効率化
チャットボットは利用者からの質問に対し、システムが回答を自動的に生成してくれるため、問い合わせ対応の自動化を実現できます。もちろん人の手を使わず、設置するだけで働いてくれるため、休日・深夜・早朝関係なく、いつでも利用者からの問い合わせに対応が可能です。
ちなみに、利用者からの問い合わせの中でも頻出する質問や単純な質問に関しては特にチャットボットとの相性が良く、既存のQ&Aで解決するような質問であれば、FAQと連携させることで多数の問い合わせを処理できるようになります。利用者視点から見ても、待ち時間なく少ない手間でいつでも疑問を解決できる環境が用意されていることは満足度を高める大きな要素となるでしょう。
社内ヘルプデスク:社内からの問い合わせに対応
チャットボットは社内から寄せられる質問を解決するヘルプデスクとしても活用できます。近年では、社内専用にヘルプデスクの担当者を設置する企業が増えており、従業員が疑問点を手軽に質問できるようになった反面、ヘルプデスクの負担が大きくなってしまう点が問題視されています。
しかし、そんな状況でもチャットボットを設置すれば、「よくある質問」「単純な質問」などを人の手を煩わせることなく自動化させられるため、これまでかかっていた工数を削減することが可能になります。社内ヘルプデスクの有無にかかわらず、日々多くの質問を受ける管理者や経理担当者などは多いでしょうから、社内ヘルプデスクとしてチャットボットを活用することで得られるメリットは想像以上に大きいかもしれません。
マーケティング支援:顧客の行動データを基に販促活動を支援
マーケティング支援型のチャットボットは、企業と顧客のコミュニケーションを深め、購買意欲の向上やリピーター獲得に貢献します。顧客データを収集・分析し、一人ひとりに適した商品やキャンペーンを提案できるため、効果的なマーケティング施策の実現につながるでしょう。さらに、自動化によって業務負担が軽減され、販促活動の効率化にも役立ちます。
例えばECサイトでは、ユーザーの閲覧履歴や購入履歴をもとに最適な商品をおすすめし、購入を後押しします。SNSでは、チャットボットを活用したリード獲得キャンペーンを展開することで、新規顧客との接点を増やすことが可能です。
さらに、イベント運営の場面では、チケット購入のサポートやスケジュール案内をリアルタイムで行い、参加者がより快適に利用できます。
【比較表】活用シーン別チャットボット
チャットボットには、目的に応じたさまざまなタイプがあります。例えば、顧客対応をスムーズにするもの、社内業務のサポートをするもの、マーケティングを強化するものなど、それぞれの役割に最適化された機能を備えています。
ここでは、代表的な3つの活用シーンをピックアップし、それぞれのチャットボットの特徴や違いを比較します。どのタイプを導入するかを検討する際の参考にしてください。
製品名 | おすすめ活用シーン | 初期費用・月額料金 |
---|---|---|
ChatPlus | 問い合わせ対応・社内ヘルプデスク・マーケティング支援 | 初期費用:無料 月額料金:1,500円〜 |
Zendesk Suite | 問い合わせ対応・社内ヘルプデスク | 初期費用:無料 月額料金:1人55$〜 |
KARAKURI chatbot | 問い合わせ対応 | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
Tebot | 問い合わせ対応・社内ヘルプデスク | 初期費用:無料 月額料金:9,800円〜 |
hitobo | 問い合わせ対応 | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
sAI Chat | 問い合わせ対応・マーケティング支援 | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
Einsteinボット(Salesforce Service Cloud) | 問い合わせ対応・社内ヘルプデスク | 初期費用:要問合せ 月額料金:1ユーザー3,000円〜 |
チャットディーラーAI ※掲載保留 |
問い合わせ対応 | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
OfficeBot | 社内ヘルプデスク | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
PEP | 社内ヘルプデスク・問い合わせ対応 | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
HiTTO | 社内ヘルプデスク | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
AI Messenger Chatbot | マーケティング支援型・問い合わせ対応 | 初期費用:50万円〜 月額料金:15万円〜 |
sinclo | マーケティング支援型・問い合わせ対応 | 初期費用:要問合せ 月額料金:10,000円〜 |
GENIEE CHAT | マーケティング支援型 | 初期費用:要問合せ 月額料金:50,000円〜 |
hachidori | マーケティング支援型・問い合わせ対応 | 初期費用:要問合せ月額料金:要問合せ |
Zeals | マーケティング支援型 | 初期費用・システム利用料は無料。CVの成果報酬のみ発生 |
FirstContact | マーケティング支援型・問い合わせ対応 | 初期費用:無料 月額料金:2,980円〜 |
COTOHA Chat & FAQ | 社内ヘルプデスク(多言語対応に強み) | 初期費用:要問合せ 月額料金:80,000円 |
Bebot | 問い合わせ対応(多言語対応に強み) | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
HubSpot | マーケティング支援 | 初期費用:要問合せ 月額料金:1シート1,800円〜 |
チャネルトーク | 問い合わせ対応・マーケティング支援 | 初期費用:要問合せ 月額料金:2,700円〜(無料プランあり) |
問い合わせ対応効率化におすすめのチャットボット9選
問い合わせ対応型チャットボットは、顧客の質問に自動で応答し、FAQ対応や24時間対応を実現。定型業務を減らし、オペレーターの負担を軽減します。
- ChatPlus
- Zendesk Suite
- KARAKURI chatbot
- AI Messenger Chatbot
- Tebot
- hitobo
- sAI Chat
- Einsteinボット(Salesforce Service Cloud)
- チャットディーラーAI(掲載保留中)
ChatPlus
-
料金
月1,500円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
ChatPlusは、これまで1万社以上の企業に導入された実績を持ち、初期費用0円・月額1,980円(税抜き)~低価格で利用できるチャットボットです。約5,000もの豊富な機能を搭載しており、フリーワードに対してもAIが自動回答してくれる「AI会話機能」、シナリオに沿って利用者からの質問を解決に導く「シナリオ設定」など、問い合わせ対応の自動化に役立つ機能が充実。さらに、有人対応と無人対応の使い分けを柔軟に設定できるとともに、有人対応時に入力された文字から自動で回答を導き出す支援機能まで搭載されているため、チャットボットと有人対応を組み合わせたハイブリット化を実現できます。
- 有人対応機能
- サポート担当者の割り当て機能
- CSVインポート(取込)機能
- CSVエクスポート(取出)機能
- 企業情報の取得機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- IVR(自動音声応答)機能
- ログの管理機能
- チャット履歴のメール送信機能
- 特定ルールの設定

-
料金
月49$/エージェント -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zendesk Suiteは、多言語対応のAIチャットボット。業務負担を軽減しながら、顧客対応をスムーズにします。AIによる自動応答で、24時間365日のサポートを実現。担当者が不在でも迅速に問い合わせへ対応し、優先度の低い内容はボットが処理。解決が難しいケースは、スムーズに担当者へ引き継ぐことが可能です。
さらに、顧客情報の収集(名前・メールアドレス・問い合わせカテゴリーなど)、自由に設計できる会話シナリオ(意思決定ツリー)、多言語対応のフロー構築、既存ボットとの連携機能など、充実した機能を搭載。業務効率化と顧客満足度向上の両方を実現します。
- チャットデザインのカスタマイズ機能
- チケットの管理機能
- テキストフォームの作成機能
- 設定内容のデモページ確認機能
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 英語
- 中国語
- オランダ語

KARAKURI chatbot
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
KARAKURIは、大手上場企業を含む多種多様な企業で導入されてきた実績を持つ、カスタマーサポート特化型AI搭載チャットボットです。大きな特徴は、AIチャットボットを育てて、即戦力の状態で納品している点。顧客企業の問い合わせ対応における現状分析、AIで運用可能な領域の特定、費用対効果予測など、導入前から手厚くサポートしてくれるだけでなく、初期構築・業務設計から導入テスト、運用中の分析及びサポートに至るまで、運用が軌道に乗るように総合的な支援を前提としてサービスを提供しています。また、問い合わせ対応の自動化・効率化だけでなく、顧客とのやりとりに関するデータを蓄積・分析することで、隠れたニーズを発見し、売り上げに貢献します。
- 有人対応機能
- サポート担当者の割り当て機能
- CSVインポート(取込)機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- ログの管理機能
- 特定ルールの設定
- カルーセル(スワイプ範囲)の設定
- 送信メッセージの編集・削除機能
- テキストフォームの作成機能
- チャット開始時の通知設定

AI Messenger Chatbot
-
料金
月150,000円~ -
初期費用
500,000円~
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
AI Messenger Chatbotは、延べ100社を超える運用実績をベースに、使い勝手を重視した上でチャットボットの最適な初期設計まで行ってくれるカスタマーサポート向けチャットボットです。とにかく利用者の疑問解決にこだわり、回答精度を高めるための工夫を各所に整備。独自テクノロジーである「AI Compass」を活用することにより、高い頻度で的確に調整を加えて回答精度の飛躍的な向上を実現します。さらに、FAQデータや問い合わせシナリオまでチャットボットのプロが作成してくれるため、専門知識が少ない方でも安心して問い合わせ対応向けチャットボットを導入できます。
- 有人対応機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- IVR(自動音声応答)機能
- ログの管理機能
- チャット履歴のメール送信機能
- 特定ルールの設定
- イメージマップ(画像表示)機能
- テキストフォームの作成機能
- チャット開始時の通知設定
- 営業時間外のチャット非表示設定

-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
hitoboは、最短3日から運用を始められるスピーディさに加え、FAQを直接入力するかCSVでアップロードするだけでチャットボットが生成される導入の簡単さが魅力的なチャットボットです。表記ゆれを事前学習しているAIを搭載することで、利用者からの質問がQ&Aの表現と完全一致しない場合でも同じ意味として認識。
人対人の会話のように、利用者からの投げかけを柔軟に認識できるため、問い合わせ対応の自動化に適しています。
また、チャットボットのみの対応だけでなく、チャットボットを一時対応、有人対応を二次対応、といった具合に問い合わせの振り分けが可能なため、運用側の業務効率化を進めるとともに、利用者の満足度にも配慮しながらチャットボットを運用できます。
- 有人対応機能
- CSVインポート(取込)機能
- ログの管理機能
- テキストフォームの作成機能
- タグ・属性追加時のシステム表示設定
- 起動率やCVRの分析機能
- Q&A登録
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)

sAI Chat
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
問い合わせ
-
最低利用人数
問い合わせ
株式会社サイシードが提供するsAI Chatは、独自のFAQ学習技術により導入直後から95%以上の回答精度を実現。顧客対応の効率化を強力にサポートします。
利用者のニーズに合わせたデザインや機能のカスタマイズが可能で、自然な会話体験を提供。さらに、専任のカスタマーサクセスチームが運用支援やKPI管理をサポートし、継続的な改善を後押しします。
有人チャットとの連携機能やデータ分析機能も備えており、複雑な問い合わせにも対応。大規模なカスタマーサポートから中小企業まで、幅広い導入実績を誇る信頼性の高いソリューションです。
- CSVインポート(取込)機能
- CSVエクスポート(取出)機能
- イメージマップ(画像表示)機能
- レポートの作成機能
- 起動率やCVRの分析機能
- Q&A登録
- 設定内容のデモページ確認機能
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)

Einsteinボット
-
料金
月9,000円 / ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
Salesforceに組み込まれた「Einstein Bot」は、AIを活用した高性能なチャットボットソリューション。顧客対応の効率化とパーソナライズを実現します。
CRMと連携し、顧客データを活用した迅速かつ適切な応答が可能。直感的に操作できる「Einstein Bot Builder」を使えば、簡単に導入・カスタマイズできます。
多言語対応や各種メッセージングチャネルへの展開機能を備え、顧客の選好に応じたサービスを提供。さらに、詳細なパフォーマンス分析とKPI追跡機能により、継続的な改善を支援します。企業規模や業種を問わず、顧客満足度向上と業務効率化を追求する組織に最適なソリューションです。

-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
チャットディーラーは、顧客からの問い合わせ対応・社内からの問い合わせ対応、どちらにも利用できるチャットボットです。
チャットボット自体は、社外向け自社サイトはもちろん、ランディングページ(LP)、社内ポータル、グループウェアなど、あらゆる場所の設置に対応しており、有人・チャットボット対応の両方が運用可能。
チャットボットによる一時対応、必要に応じた有人対応への切り替えなど、両者を組み合わせたハイブリット化も可能なため、問い合わせ対応の効率化と利用者満足度の両方を追求できるのが大きな強みです。また、導入前に無料で試せる「トライアル利用」が用意されているため、使用感や機能性を事前に確認できる点も魅力的でしょう。
- 有人対応機能
- サポート担当者の割り当て機能
- CSVインポート(取込)機能
- CSVエクスポート(取出)機能
- 企業情報の取得機能
- ログの管理機能
- 特定ルールの設定
- チャットデザインのカスタマイズ機能
- チケットの管理機能
- テキストフォームの作成機能
社内ヘルプデスク型チャットボットおすすめ3選
社内ヘルプデスク型のチャットボットは、社員のよくある質問に対応し、業務の効率化を支援するものです。人事手続きやITトラブル対応などを自動化し、従業員が必要な情報をすぐに得られる環境を整えます。
- OfficeBot
- PEP
- HitTTO
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
OfficeBotは、ネオス株式会社が提供する社内データを活用した法人向け生成AIサービスです。企業の情報資産を最大限に活用し、業務効率化と生産性向上を実現します。Azure AI技術を統合し、独自設定により高精度な検索性能と文脈を考慮した滑らかな対話を提供。
専門知識不要で、社内用語や業界特有の情報を反映したカスタマイズが可能です。直感的なUIと最適化されたUXにより、導入から運用までスムーズ。情報セキュリティ対策も徹底され、機密情報の安全性を確保します。

-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
PEPとは、豊富な機能を簡易に使えるチャットボットです。独自の機械学習技術で言語の揺れを吸収できるため、ユーザーからの曖昧な質問にも柔軟に対応できます。単語やQ&A登録は、専用画面及びCSVで作成することができ、さらに学習させることも可能です。
AIが対処できない問い合わせに備えて、有人対応専用機能も搭載されています。曜日/時間ごとの自動対応切り替え・担当者割り振りなどの機能も併せて使えば、業務上の負荷を最小限に抑えられるでしょう。
その他にも、会話ログからの組織状況の分析機能、Slack・LINE WORKS・Microsoft Teamsなどの外部サービスとの連携機能など、多種多様な機能を網羅。ユーザーの利用状況をダッシュボードで可視化できるため、工数削減にもつながるでしょう。
- 有人対応機能
- ログの管理機能
- 特定ルールの設定
- イメージマップ(画像表示)機能
- レポートの作成機能
- 起動率やCVRの分析機能
- 目標の管理機能
- Q&A登録
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
HiTTOは、マネーフォワードが提供する、継続利用率99.5%、満足度93.5%を誇るチャットボットです。社内向けのAIチャットボットで、バックオフィス部門を中心に活用されるソリューションです。AIを活用して従業員からの定型的な質問に自動で回答し、対応工数を削減します。
また社内の情報を一元管理し、迅速に提供することで、業務効率化と従業員満足度向上を実現。24時間対応が可能で、ITサポートや人事、総務業務の効率化に貢献します。
加えて、操作が簡単なUIと専門サポート体制が導入後の安定運用を支援します。多くの企業で問い合わせ量を70%削減した実績があり、競合と比べて回答精度の高さと情報整理機能に優れた製品です。
- テキストフォームの作成機能
- レポートの作成機能
- 起動率やCVRの分析機能
- Q&A登録
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- IP制限
マーケティングにおすすめのチャットボット6選
マーケティング支援型とは、チャットボットを通じて顧客との接点を増加させたり、新規顧客獲得につなげたりする効果をもたらすことで導入企業の売り上げに貢献するタイプのツールです。Webサイトやアプリなどを活用して顧客へのアプローチを行っている方には特におすすめのチャットボットと言えるでしょう。
- AI Messenger Chatbot
- sinclo
- GENIEE CHAT
- hachidori
- Zeals
- FirstContact

AI Messenger Chatbot
-
料金
月150,000円~ -
初期費用
500,000円~
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
株式会社AI Shiftが提供する「AI Messenger Chatbot」は、累計100社以上の運用実績をもとに開発されたチャットボット。東北大学乾研や東京都立大学小町研と連携し、AIエンジニアが精度向上に取り組んでいます。
AIが問い合わせ内容を分析し、回答の紐付けを自動でチューニング。短時間で最適化が可能です。回答には画像や動画も活用し、オペレーターとユーザーのやりとりをスムーズにします。
また、利用状況や正解率・解決率などの指標をレポートし、運用の改善を支援。精度と使いやすさを兼ね備えたソリューションです。
- 有人対応機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- IVR(自動音声応答)機能
- ログの管理機能
- チャット履歴のメール送信機能
- 特定ルールの設定
- イメージマップ(画像表示)機能
- テキストフォームの作成機能
- チャット開始時の通知設定
- 営業時間外のチャット非表示設定
-
料金
月10,000円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
sincloは、株式会社エフ・コードが提供するAIを活用したWeb接客型チャットボットツールで、直帰率改善やCV数の増加をサポートします。
ノーコードで簡単に導入でき、サイト訪問者の行動に応じた自動メッセージを提供。
リード獲得や接客効率化に寄与し、導入企業では最大157%のCVR向上を達成しています。
さらに、画面共有機能や多チャネル対応で顧客満足度を向上させます。高いカスタマイズ性とPDCAサイクルを迅速化する分析機能が特徴で、業種を問わず800社以上の実績を誇る信頼性の高いツールです。
- 有人対応機能
- CSVインポート(取込)機能
- 企業情報の取得機能
- IVR(自動音声応答)機能
- チャット履歴のメール送信機能
- チャットデザインのカスタマイズ機能
- テキストフォームの作成機能
- チャット開始時の通知設定
- レポートの作成機能
- テキストのテンプレート登録機能
-
料金
月50,000円/1ID -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
GENIEE CHATは、導入企業数4,500社超と実績が豊富なだけでなく、継続99.6%と高い利用者満足度を誇るマーケティング支援型チャットボットです。
大きな特徴は、来訪者のアクションを可視化し、それぞれのニーズに合わせたオンライン接客を実現できる点。訪問者からの問い合わせ対応はもちろん、商品検索のサポート、購入時の情報入力フォローなど、各所にチャットボットを応用することで顧客との接点を増やすとともに、購入意欲の促進にまで貢献します。
問い合わせ工数を削減したい方向けのプランは月額料金は50,000円〜で導入が可能です。また、サイトの申込数を増やしたい方向けのプラン、フォーム入力をチャット形式でサポートする「チャットEFO」は、完全成果報酬型で利用できるため余分なコストをかけずに運用したい方におすすめです。
- 有人対応機能
- チャットデザインのカスタマイズ機能
- テキストフォームの作成機能
- チャット開始時の通知設定
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- IP制限

-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
hachidoriは、顧客獲得、顧客満足度の向上、顧客生涯価値(LTV)の最大化など、多角的なマーケティング支援が可能なAIチャットボットです。
7,000以上の開発実績から得た豊富なノウハウを活かし、成果につながる初期構築を実現できる点が大きな強み。専門知識なしでも高品質なチャットボットを導入できる仕組み作りに加え、専任チームを組んで顧客の目標に沿った運用方法・改善案の提案までをワンストップで行うことにより、成功までの道のりをサポートします。
また、他システムとの連携やキャンペーン配信機能が搭載されているため、自社のニーズに合わせた柔軟なマーケティングを実現できます。
- 有人対応機能
- CSVインポート(取込)機能
- CSVエクスポート(取出)機能
- ログの管理機能
- カルーセル(スワイプ範囲)の設定
- 送信メッセージの編集・削除機能
- イメージマップ(画像表示)機能
- テキストフォームの作成機能
- チャット開始時の通知設定
- テキストのテンプレート登録機能

-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zealsは、チャットボットと多彩なマーケティング支援機能が組み合わさった多機能チャットボットです。料金体系は、企画提案・チャットボット構築などを含んだ初期費用が無料なだけでなく、会話分析・チャットボット改善・保守運用などのシステム利用料も無料。
CV(成果達成)の成果報酬のみが利用料金(CV数×単価)となっているため、無駄なコストをかけずにマーケティング支援型チャットボットを導入したい方にぴったりです。
WebサイトやECサイトに設置することで「チャットによる訪問者のおもてなし」を実施し、訪問者の疑問解決、利用者を理解した上での提案など行うため、24時間稼働してくれる営業マンのような役割に期待できます。
- 有人対応機能
- イメージマップ(画像表示)機能
- テキストフォームの作成機能
- テキストのテンプレート登録機能
- 起動率やCVRの分析機能
- Q&A登録
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
-
料金
月2,980円 -
初期費用
0円
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
FirstContactは、成約率・新規顧客率の向上、問い合わせ対応コストの削減などの課題解決を追求して設計されたAI搭載型チャットボットです。
顧客の課題に合わせた柔軟なカスタマイズ性、運用中の手厚いサポートなどが大きな強みで、2021年に実施されたアンケートでは顧客満足度100%を達成。さらに「初期費用0円・月額2,980円~」と導入しやすい料金設定となっており、最短即日導入可能というスピーディさも魅力的です。
導入時のシナリオ作成はExcelのインポートのみ。また、チャットボット対応と有人対応を簡単に切り替えられるだけでなく、チャットデータの分析機能が搭載されているため、効果的なマーケティング施策への活用を強力に支援します。
- 有人対応機能
- CSVインポート(取込)機能
- IVR(自動音声応答)機能
- ログの管理機能
- チャット履歴のメール送信機能
- チャットデザインのカスタマイズ機能
- カルーセル(スワイプ範囲)の設定
- イメージマップ(画像表示)機能
- 背景画像の設定
- チャット開始時の通知設定
多言語対応のチャットボットおすすめ2選
多言語対応チャットボットとは、異なる言語のスムーズなやり取りを実現し、グローバルな顧客対応や社内コミュニケーションを効率化。業務の幅を広げる強力なサポートツールです。
- COTOHA Chat & FAQ
- Bebot
COTOHA Chat & FAQ
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料金
ー -
初期費用
なし
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最低利用期間
1年間
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最低利用人数
お問い合わせ
COTOHA Chat & FAQは、NTTコミュニケーションズが提供するAIチャットボット。FAQの作成・更新の手間を削減し、正確な自動応答を実現します。
「ドキュメント回答プラン」では、膨大な資料からAIが最適な回答を抽出。業務効率を向上させ、最大1カ月の無料試用で導入リスクを抑えられます。
2023年「DX貢献賞」を受賞し、業界でも高評価。法的文書や製品マニュアルを扱う企業に最適なソリューションです。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Bebotは、国内外の政府機関・自治体・空港で導入される、ビースポーク独自開発のAIチャットボット。高精度なタスク処理と問い合わせ対応を実現し、24時間対応が可能です。
緊急時は専属オペレーターが対応し、ブラウザ設定に応じた多言語対応も標準装備。導入時は、AIの初期設計から継続的な育成まで専門チームがサポートします。
さらに、FAQ作成不要のフルサービス、エラー発生時のオペレーター対応、複数課の情報を一元化するワンストップ案内、データ活用による感染症対策や混雑緩和まで幅広く対応。業務効率化と利便性向上を両立するソリューションです。
無料・料金の安いチャットボットおすすめ2選
無料や低価格のチャットボットなら、手軽に試せて運用のイメージもつかみやすく、初期コストを抑えながら導入を検討する方におすすめです。
- HubSpot
- チャネルトーク

HubSpot
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料金
月6,000円 -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
HubSpotのチャットボットは、CRMと統合された無料ツール。訪問者対応を自動化し、リード獲得や問い合わせ管理を効率化します。
ノーコード設計で、専門知識なしでも簡単に構築可能。自動応答に加え、有人チャットへの切り替えやパーソナライズ対応もできます。営業やカスタマーサポートの効率化を目指す企業に最適なソリューションです。
-
比較的扱いやすく、使いやすいように感じます。導入してから作業効率は、以前に比べて高くなったように思います。今後も使用していきたいと思います。
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サポート体制も整っており、初めての利用もスムーズに行えます。返信も早く即座に対応できるのと、操作自体も難しくないので便利です。

チャネルトーク
-
料金
月7,200円~ -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
チャネルトークは、ECサイト運用企業を中心に、延べ6万社以上で導入されてきた実績を持つマーケティング支援型チャットボットです。
プランはチャットのみが可能な「無料プラン」に加え、月額2,700円から使える3種類の豊富な有料プランを用意。シナリオ型チャットボットが使える「サポート強化」、顧客への配信機能が強化できる「CRMマーケティング」など、有料プラン限定のオプションも充実しています。
チャットボット機能では、顧客との対話をサポートするだけでなく、顧客情報の管理や問い合わせのデータの統計まで並行して行われるため、顧客データの蓄積および多角的なマーケティングに役立てられます。
- 有人対応機能
- サポート担当者の割り当て機能
- 自動翻訳機能
- 企業情報の取得機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- チャット履歴のメール送信機能
- チャットデザインのカスタマイズ機能
- チケットの管理機能
- 送信メッセージの編集・削除機能
- イメージマップ(画像表示)機能
チャットボット導入でよくある失敗事例5選
チャットボットは、問い合わせ対応の自動化・効率化、マーケティング支援など、さまざまなメリットをもたらしてくれる便利なツールですが、導入したにも関わらず失敗してしまったというケースもあります。ここからは、具体的な失敗事例を参考に、効果的なチャットボットの導入・運用のポイントを確認していきましょう。
- 運用担当を決めずに導入してしまった
- チャットボットの活用方針を決めずに導入してしまった
- 導入効果がなかなか現れずコストを無駄にしてしまった
- 導入時に工数がかかりすぎて費用対効果を下げてしまった
- 導入ページのPV数が少なく導入効果が測りづらい
運用担当を決めずに導入してしまった
チャットボットは公開して終わりではなく、こまめに調整・アップデートすることで、効果をより高めやすくなります。運用中の履歴から、表記ゆれ、不適切な回答、想定外の質問のされ方などのデータを参考に修正を加えることで精度を上げる必要があります。
しかしながら、運用担当を決めずに導入してしまった場合、本来パフォーマンス向上のために必要な調整・アップデートが適切に行われず、思うような効果が発揮されないまま失敗に終わってしまうリスクが高まります。運用担当を決める際は、データ収集担当、分析担当、修正担当など、役割分担したチーム体制を敷くことで効率良く運用を進めやすくなります。
チャットボットの活用方針を決めずに導入してしまった
チャットボットの活用方針を決めずに導入した結果、適切に設計できないまま失敗に終わるケースもあります。主な原因は「チャットボットの導入自体が目的となっている」ところにあります。
前述のとおり、チャットボットには「カスタマーサポート」「マーケティング支援」「社内ヘルプデスク」などさまざまな使い道があるため、使い道を定めた上で相性の良いチャットボットを選ばなければいけません。さらにチャットボットを選んだあとには、テーマに沿った設計を行うことで、ようやくその効果が現場で発揮される流れに乗ります。つまり、チャットボットは導入前の活用方針・テーマ決めが大前提として不可欠なため、活用方針を決めずに導入して失敗しまうのはある意味必然ともいえるでしょう。
導入効果がなかなか現れずコストを無駄にしてしまった
チャットボットを導入した企業は、業務効率化や新規顧客獲得といった何らかの効果に期待するものですが、中には効果が思うように表れず、導入そのものが失敗だったと感じるケースもあります。
もちろん設計ミスや不適切な運用方法により効果が表れないケースもありますが、目の前にある状況だけを見て「コストが無駄になった」と判断するのは時期尚早かもしれません。
というのも、効果測定の方法を変更することで思わぬ部分で効果が発揮されていたり、効果が出るまである程度の時間を要したりするケースがあるからです。チャットボット導入の効果は、従来の評価基準ではヒットしないこともあるため、評価基準・効果測定方法の見直しなどを視野に入れながら、多角的な分析を進めることが大切です。
導入時に工数がかかりすぎて費用対効果を下げてしまった
チャットボットは導入目的の設定、初期構築・業務設計といった導入前のプロセスが成功につながるカギを握っていますが、あくまで大切なのは「トータルの費用対効果」です。もちろん導入時に工数がかかり過ぎてしまうと、その分費用対効果を高めるのは難しくなってしまうでしょう。
ですがチャットボットは、他のシステムのように導入時にすべてが完成されているものではなく、利用者の反応、履歴などのデータを踏まえて修正を加えることで「成長させていくツール」です。そのため、導入時に工数をかけ過ぎるのもリスクが高く、運用する中で徐々に育てていくような感覚を持つことが、コストを調整するポイントになるでしょう。
導入ページのPV数が少なく導入効果が測りづらい
チャットボットの大きな強みは、利用者とのやりとりを自動化することによる業務効率化、より多くの利用者に対するマーケティングを実施できるところにあります。したがって、PV数が少ないページに設置していては、チャットボットの効果は発揮されにくく、導入効果がどれほど出ているのかも把握が難しくなってしまうでしょう。
もちろんチャットボットの導入にはコストがかかるため、導入すべきかの大前提として「コスト以上の効果に期待できるかどうか」はあらかじめチェックしておくことが大切です。その上で設置先のPVや問い合わせ数は重要な指標となるため、チャットボットごとの料金や精度、機能性などを踏まえて費用対効果を予測しながら検討を進めましょう。
まとめ:自社に合うチャットボットが業務効率化の鍵
チャットボットは「カスタマーサポート」「マーケティング支援」「社内ヘルプデスク」など、さまざまなシーンで使える自由度の高いツール ですが、自由度が高くさまざまな特徴を持ったツールが数十種類存在するだけに、数あるツールから自社にマッチしたものを探し出すのは簡単ではありません。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、チャットボット選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
ここではチャットボットに関するよくある質問に回答します。
無料のチャットボットは?
チャネルトークは、社内外のチャットやボイス・ビデオMeet機能を無料で利用できます。また、HubSpotも無料プランで利用を開始できます。他にも、期間限定の無料トライアルが利用できるチャットボットは数多くあるので、導入前に実際の使い勝手を試してから比較検討するとよいでしょう。
チャットボット導入のメリットは?
チャットボットの導入には、業務効率化、顧客満足度向上、コスト削減の3つのメリットがあります。
まず24時間対応が可能なため、問い合わせ対応の負担が軽減され、オペレーターは専門的な対応に集中できます。即時回答によって顧客の待ち時間が短縮され、スムーズなやりとりが実現。これにより、顧客満足度も向上します。
また、有人対応の回数が減ることで人件費を抑えつつ、AI型チャットボットなら過去のデータを活用して対応精度を向上できます。さらに、マーケティングにも活用でき、顧客の行動データを分析してパーソナライズ対応が可能に。
業務効率化と顧客満足度の向上を両立し、コスト削減にも貢献するチャットボットは、企業の成長を支える重要なツールです。
チャットボット導入のメリットについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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