【2023年最新】CRMおすすめサービスの料金・機能・メリット徹底比較!|導入の注意点も解説!
CRMおすすめサービスをアイミツSaaS編集部が1つずつ徹底調査し、価格や機能・セキュリティ面などの比較ポイントを整理しました。比較ポイントをもとに特におすすめのCRM10選を選定しており、わかりづらいSFAやMAとの違いや、よくある導入時の失敗も徹底解説!この記事を読めば各サービスサイトを見なくてもCRMツールの違いがわかります。

アイミツコンシェルジュ 中村
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.CRMとは?
- 2.CRMの機能と特徴
- 3.CRMの主要機能
- 4.CRMとSFA・MAの違い
- 5.CRMのメリット・デメリット
- 6.CRMの選び方・比較ポイント
- 7.CRM導入でよくある失敗・注意点
- 8.【比較表】機能が充実している特におすすめのCRM
- 9.機能が充実しているおすすめのCRM8選
- 10.【比較】無料プラン・トライアルがあるおすすめCRM
- 11.無料プラン・トライアルがあるおすすめCRM2選
- 12.その他CRM64サービスを一挙ご紹介
- 13.CRMツールに関するよくある質問
- 14.まとめ
1.CRMとは?
CRMとはCustomer Relationship Management(カスターマー リレーションシップ マネジメント)の頭文字をとったもので、日本語では「顧客関係管理」を意味します。
顧客の属性に合わせたマーケティングが主流になったことから生まれた手法です。
CRMツールとは顧客との関係良好化・管理を目的としたツールで、顧客ごとに最適なサービスを提案するための機能が搭載されています。
業種問わず、商品やサービスに関する問い合わせやクレームなど、顧客との間に日々多くのコミュニケーションが発生します。これらの適切な対応と管理は、ビジネスにおいて必須といえるでしょう。
しかし、1件1件手作業で応対しているといくら時間があっても足りません。
そこで、CRMツールを導入すれば、顧客情報から購入履歴、過去のクレーム情報などを簡単に管理・確認できるため、顧客との円滑なコミュニケーションが実現します。
CRMは、業務の効率化の実現はもちろん、顧客と会社のつながりをサポートするツールといえるでしょう。
2.CRMの機能と特徴
CRMツールは先述した通り、顧客との良好な関係性を構築・管理を目的としたツールで、顧客ごと最適なサービスを提供するための機能が搭載されています。
データベースに全ての顧客情報を管理し社内全体での共有を可能にします。営業部門だけでなく開発部門や情報システム部門、マーケティング部門など複数の部門が、顧客にまつわるさまざまな情報を参照できるため、事業戦略立案に大きく役立つでしょう。
主に以下のような機能が該当します。
・顧客管理
・メール配信
・キャンペーン管理
・ソーシャルメディア連携
・顧客サポート機能
・データ分析レポート
以下から各機能について詳しくご紹介します。
2-1.顧客管理
顧客管理機能では、顧客のプロフィールや購買履歴、サポートセンターへのお問い合わせ履歴などをまとめて管理できます。さまざまなデータは受注管理や案件情報などにリアルタイムに反映され、横断的な活用が可能です。
CRMを導入していない場合、営業担当者がそれぞれにデータを入力してしまって情報が重複してしまうことも少なくありません。しかしCRMによっては、重複入力を防止する機能や、既存の重複データを統合してくれる機能が搭載されている場合もあります。
2-2.メール配信
CRMのメール配信機能では、自動で顧客へメールを送信できます。顧客情報管理機能で管理されている連絡先がそのまま活用できるため、メーラーで顧客のメールアドレスを1つひとつ打ち込む必要も、別途メール配信システムを導入する必要もありません。
新商品やサービスについての宣伝メールを配信したいとき、時節に合わせた挨拶メールを送りたいときなどさまざまなシーンで活躍し、営業担当者の負担軽減に役立つでしょう。
2-3.キャンペーン管理
キャンペーン管理機能とは、CRMで管理している顧客データを活用し、メールやSNS、Webなどさまざまなチャネルを用いて見込み顧客を優良顧客へと育成する機能です。顧客データベースにある年齢や住んでいるエリア、趣味、これまでの購買履歴などの情報をもとにセグメントし、より精度を高めたターゲティングやプロモーションを実施できます。
2-4.ソーシャルメディア連携
ソーシャルメディア連携機能とは、文字通りCRMとSNSとを連携を実現する機能。TwitterやFacebookなどといったSNSから顧客の生の声をリアルタイムに収集し、潜在的なニーズや見込み顧客を効率的に抽出します。CRMによっては、SNS上に投稿された質問や苦情をソートしスピーディに回答できる場合も。SNSを有効活用したい場合に非常に便利な機能です。
2-5.顧客サポート機能
セミナー・イベント開催に関わる業務や顧客へのアンケート実施に役立つのが顧客サポート機能です。イベント開催にあたって、興味を持ちそうな顧客のリスト化や、問い合わせやアフターフォローまで一括で対応できます。迅速なレスポンスが実現するため、業務効率化だけではなく顧客満足度アップにも効果的でしょう。
2-6.データ分析レポート
蓄積された顧客データを集計、グラフ化してレポート化する機能も搭載されています。顧客の基本データやこれまでの購買履歴、案件や営業活動のデータ、リードデータや売上などさまざまな情報が一覧化されることで社内での分析に役立つでしょう。マーケティング戦略・経営戦略の立案にも大きな効果をもたらします。
また、顧客データの分析はターゲティングの精度の向上にもつながります。条件に合致するターゲットを抽出し、的確なタイミングでのDM発送やメール配信が実現するでしょう。
3.CRMの主要機能
CRMツールには、CRM機能のほかに、SFA機能やコールセンターに特化した機能、マーケティングに特化した機能などが搭載されています。
ここではCRMに搭載されている基本機能をご紹介しますが、その他に自社に必要な機能が備わっているかを必ず確認しましょう。
アイミツSaaSでは、各ツールが搭載している機能をまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
機能 | 解説 |
---|---|
顧客管理 | 顧客ごとの社名、所在地、電話番号、規模、決裁者、担当者、各人の役職などを管理できる |
見込み顧客の管理 | リードの管理や条件をもとに情報を検索できる |
メール一斉配信 | CRMツールからメールを一斉に配信できる |
問い合わせ管理 | 顧客からの問い合わせの内容を、履歴として保存・蓄積できる |
ダッシュボード | 各数値をダッシュボードとして可視化できる |
SFA機能一覧
CRMに搭載されている基本的なSFA機能をご紹介します。
機能 | 解説 |
---|---|
案件管理 | リードにアプローチをかけ受注に繋げるまでのリード情報や営業フェーズ、受注目的、提案書などの情報を管理できる |
活動管理 | テレアポのコンタクト数・アポイント件数・訪問件数・提案商材数を管理できる |
営業管理 | 成約率・受注率・コンタクト手段(電話 or メール)など営業活動に関する情報を管理できる |
4.CRMとSFA・MAの違い
CRMに近い業務システムとして「SFA」と「MA」があります。それぞれ顧客情報管理を主体としたシステムだという点は共通していますが、それぞれ顧客情報のアウトプット方法が異なります。
近年はSFAやMAの機能を備えたCRMツールも登場しており、その境界線は曖昧になりつつありますが、それぞれの違いをご紹介します。
4-1.CRMとSFAの違い
CRMとSFAはしばしば混同されますが、それぞれで利用できる機能や活用シーンが異なります。
これまでにも説明してきた通り、CRMとは顧客情報の管理をベースとしたツールです。顧客との継続的な関係構築、見込み顧客から優良顧客への育成などを目的に、顧客データベースの構築やデータ分析、自動メール配信やSNS連携などの機能が搭載されています。
一方SFAとは、Sales Force Automation(セールスフォースオートメーション)の頭文字をとったもので、営業活動・営業担当者のサポートを主軸としたツールです。見込み顧客のデータをはじめ、これまでの営業活動や商談内容の管理などを行い、営業チーム全体の動きを可視化させます。顧客情報の管理を行うという点ではCRMと近いですが、顧客との継続的な関係構築ではなく、営業活動に必要な情報の管理・分析を軸としているという点で異なるといえるでしょう。
4-2.CRMとMAの違い
一方、CRMとMAではどのように異なるのでしょうか。
MAは、Marketing Automation(マーケティングオートメーション)の頭文字をとった略語。つまりMAツールとは、企業におけるマーケティング活動を自動化するツールです。展示会やセミナー、Webなどさまざまなシーンで収集された見込み顧客のリストを一元管理できるほか、スコアリングの自動化、メール配信、ランディングページやお問い合わせフォームの作成、データ分析やレポーティングなどの機能を搭載。見込み顧客の創出に非常に効果的とされています。
CRMは見込み顧客を優良顧客へと育てていきたい場合に有効なツールですが、そもそも見込み顧客を創出できていないという場合にはMAツールが便利でしょう。
5.CRMのメリット・デメリット
CRM導入のメリットは数多くありますが、一方で気を付けるべき点もあります。導入後に業務システムを交換するのは想像以上に大変です。
そのため、事前にメリットとデメリットを把握しておき、自社とのミスマッチを防ぎましょう。
以下からCRMのメリットとデメリットについて解説します。
5-1.CRM導入のメリット
まずは、CRMツール導入のメリットをご紹介します。
顧客情報を一元管理し資産として活用できる
CRMツールを導入すると、社内でバラバラに記録されていた顧客情報の一元管理が実現します。同じシステム内で情報を管理することで、既存顧客や商談中の見込み顧客、商談途中の失注も、プロセス含めすべて社内で共有できます。
これまで各担当者が個別に管理していた営業プロセスごとの数字の集約・分析にも役立ちます。自社の営業の強みや弱みの可視化が実現し、営業部門全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。
部門間の情報共有がスムーズになる
顧客データは、取得した部門でのみ使用するわけではありません。CRMを活用すれば、リアルタイムでのデータの部署間連携が実現します。
例えば、営業部門が取得した顧客情報は、マーケティング部門での施策立案に役立ちます。顧客の属性や行動履歴など詳細な情報は、より的確なアプローチにつながるでしょう。
また、カスタマサポート部門に情報を共有すれば、これまでの問い合わせ内容や購入履歴をもとにした適切な対応が実現します。顧客満足度の向上に大きく貢献するでしょう。
さまざまな部門でCRMツールを活用すると、企業成長や売上向上につながる多くのメリットを得られます。
業務を効率化できる
CRMツール導入によりさまざまな業務を効率化できます。
例えば、外出先から営業活動について報告できます。A社の商談が完了後、CRMへ結果を入力し、そのまま次の商談へ向かう。その間にA社の商談結果を見た上司がアドバイスを入力すれば、わざわざ帰社しなくても迅速にA社へネクストアクションできるでしょう。
顧客満足度を向上させる
CRMツールの導入は顧客満足度の向上にも役立ちます。
例えば、過去にクレームのあった顧客から問い合わせがあった際に、すぐに応対履歴を参照できれば二重クレーム防止につながります。以前のやりとりを確認したうえで適切に対応すれば、一気に自社のファンになるかもしれません。
CRM導入によって、顧客一人一人に合ったOne to Oneのコミュニケーションが実現し、ロイヤルカスタマーの獲得につながります。
既存の顧客を手厚くサポートし優良顧客を生み出す
アフターフォローやサポートを手厚く行うことにより、優良顧客を育成するできるのもCRMを導入するメリットです。
CRMは、既存顧客との関係性を構築していく上で非常に効果的なツール。CRMで顧客情報を管理し確実にフォローアップすれば、営業活動の無駄を省きながら最適なタイミングでのアプローチが実現します。見込み顧客は創出できるものの、顧客のLTV (Life Time Value:顧客生涯価値)はなかなか上がらないという企業にとって非常に重要なメリットでしょう。
見込み客を早期発見し、適切なアプローチができる
CRMでは、基本的なプロフィールやこれまでの購買履歴だけでなく、資料請求・ダウンロードの履歴やイベントへの参加有無などの情報までまとめて管理できます。蓄積されたデータをもとに見込み顧客を素早く抽出できるため、適切なアプローチが実現するでしょう。メールの自動配信機能のほか、TwitterやFacebookなど各種SNSとの連携機能もあわせて活用するとより効果的です。
5-2.CRM導入のデメリット
CRMツール導入のデメリットをご紹介します。
コストの肥大化
CRM利用にあたって、ツールの利用料金はもちろん、導入にあたってフロー構築や社員教育に費用が発生します。
クラウド型の場合は導入時の費用負担は少ないものの、毎月利用料がかかるため、長期的なランニングコストについても考慮する必要があります。
多機能なツールはコストが高い傾向があるため、自社に必要な機能を見極め、費用対効果に見合うツールを選びましょう。
データ入力の手間が発生する
これまで営業活動の情報を管理していない場合、データ入力という作業負担が新た発生します。CRMツールのメリットについて事前にしっかり理解を得ないと、単なる余分な作業だと思われ、徐々に利用されなくなる可能性も。
導入の決定権を持つ方と実際に利用する営業担当者は異なる場合が多いため、現場の負担も考慮したうえで検討しましょう。
システムが複雑になる
システムによるデータベース構築や分析に慣れていれば問題ないものの、操作に慣れていないという企業にとっては、かえって複雑で管理しづらい可能性があります。業務効率化を叶えるどころか、より時間がかかってしまう場合もあるでしょう。
このような事態を未然に防ぐために、CRMを導入する前には必ず無料トライアルを活用し、現場の人間にとって使いやすいかどうかを確認しなければなりません。
6.CRMの選び方・比較ポイント
6-1.提供形態はクラウド型かオンプレミス型か?
CRMには大きくクラウド型とオンプレミス型の2種類が存在します。CRMはクラウド型が主流ではありますが、近年セキュリティの観点から、あえてオンプレミス型を選ぶ企業も増加傾向にあります。
クラウド型とオンプレミス型では料金形態が大きく異なるため、自社に必要な形態はどちらなのか明確にしておきましょう。アイミツSaaS編集部では、保守運用の人的リソースの観点からもクラウド型サービスをおすすめしています。
また、モバイル利用に対応しているかどうかも重要なポイントなので、必ずチェックしましょう。
クラウド版の特徴
社内にサーバーを持つ必要のあるオンプレミス型に対して、インターネットを利用できる環境であれば導入可能なのがクラウド型の特徴です。
クラウド版のメリット
・外部データセンターを利用しているため、自社内でのメンテナンスが不要
・不具合の修正や、アップデートなども提供企業が行うため、自社での保守運用の手間が不要
・オンプレミス版と比べて、比較的簡単かつ低価格で導入可能
一方、カスタマイズ性は高くないので、どうしても独自のカスタマイズを行いたいという方はオンプレミス版を検討してみるといいでしょう。
オンプレミス版の特徴
オンプレミス型とは、企業内部で構築されたシステムを指します。サーバーもネットワークもオフィス内にあり、社内で全システムが完結していることが特徴です。
オンプレミス型のメリット
・サーバーもネットワークも社内にあるため、セキュリティ面の担保がしやすい
・自由にカスタマイズ可能
一方で、導入の際の初期費用・ランニングコストが高かったり、急な導入には対応できないというデメリットもあります。
また保守や運用にIT人材が必要なため、導入の際は慎重に検討しましょう。
6-2.価格が適切か?
CRMは提供形態によって価格が大きく異なります。
クラウド版では、一般的に初期費用と月額利用料がかかります。
初期費用は、無料~5万円程度。月額料金は基本的に1ユーザーごとの課金制で、CRMを利用する従業員の数×月額料金で計算されます。月額料金は1ユーザーあたり500~1,000円程度、つまり利用人数が20人の場合、月額1万~2万円が相場です。
一方オンプレミス型のCRMは、自社にサーバーを設置する必要があるため、20人程度で利用する場合は50万~215万円程度の初期費用がかかります。
まとめると以下のような相場目安です。
クラウド型の相場
・初期費用:無料~5万円程度
・月額費用:500~1,000円程度(1ユーザーあたり)
オンプレミス型の相場
・初期費用:50万~215万円程度(20人ほどで利用する場合)
上記はあくまで目安で、機能やサポート内容によって大きく料金が異なります。価格のみで判断せず、自社の導入目的に合った最適なツールを選びましょう。
6-3.必要な機能があるか、余計な機能が多すぎないか?
機能は多いから良いツール、とも言い切れません。多くの機能を備えているために価格が高く、導入しづらいCRMもあります。
重要なポイントは、自社に必要な機能が揃っているかどうか。機能がたくさん搭載されていても、ほとんど使用しなければ、余計な費用を支払っているだけです。CRMは一度導入すると、ツールの切り替えが困難といわれています。
事前に自社でどのような機能が必要か検討し、条件を満たす製品をいくつかピックアップして、導入ツールを決めましょう。
また、一般的に、CRMには
・営業/マーケティング支援系
・コールセンター業務支援系
の機能が搭載されています。
それぞれに特化しているツールがあるため、選ぶ際はどちらに特化しているのかチェックしましょう。
6-4.サポート体制が整っているか?
CRMは、効果が出るまでの運用に時間をかける必要があります。ツールを選定する際には、CRM導入時のサポートだけでなく、定着までのノウハウやフォローがどれだけ充実しているかも含めて検討しましょう。
導入実績が豊富なベンダーは比較的サポートが手厚い傾向にあります。目安として導入実績数をチェックするのがおすすめです。多くのノウハウを持ち、きちんとサポートしてくれる体制の整ったベンダーを選択しましょう。
6-5.必要な外部サービスとの連携性があるか?
既存データとCRMをうまく連携できれば、システム間のデータ共有が容易になり、データ活用の手間と時間を大幅に削減できます。
逆に既存のデータとスムーズに連携が出来ないと、データの管理が煩雑になり、より手間が発生する可能性もあります。あらかじめ社内の導入済みサービスとデータ連携が可能か必ずチェックしましょう。
アイミツSaaSでは連携可能なサービスも検索することが出来るため、ぜひご活用ください。
6-6.現場社員が直感的に使えるか?
CRMツールは「現場社員にとって使いやすいかどうか」が重要です。
導入担当者と利用者が異なるケースは珍しくありません。現場社員にとって使いにくいツールだと、ストレスを与えてしまい、定着しない恐れもあります。
無料トライアルを活用してスモールスタートしてみる、ユーザーインターフェイスが優れているか、口コミはどうか、など使いやすいツールかどうかを事前に確認しましょう。
また、直感的に利用できるかも重要なポイント。できれば難しいマニュアルを見なくても直感で理解できるシンプルなUIのツールを選びましょう。
6-7.スマホなどのモバイル端末から利用できるか?
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からも利用できるCRMを導入すれば、外出先や移動中、あるいはテレワーク中の自宅であっても問題なく利用できます。商談前に顧客情報をチェックしたい、テレワーク先でもCRMを使いたいという場合などに大変便利でしょう。
CRMにアクセスできるデバイスやIPアドレスなどを制限できる機能があれば、モバイル端末からもよりセキュアな環境で利用できます。
7.CRM導入でよくある失敗・注意点
CRM導入の際によくある失敗や注意点をご紹介します。CRMは一度導入したら簡単には切り替えられないため、よくある失敗や注意点をチェックしておきましょう。
7-1.運用が定着しない
CRMツールは「導入した翌日から効果が現れる」といったツールではないため、社内教育など定着までのサポートを怠ると、
「試してみたものの効果が感じられない」
「操作が難しくて扱いづらい」
「データ入力が面倒」
などの理由により次第に使われなくなることがしばしばあります。
また、これまで個人が持っていたノウハウが組織内で可視化されるため、利用のメリットが理解されないと社内で反発が起こる可能性も。
導入の効果については一定期間を経ないと分からない部分もありますが、使い勝手については無料トライアルで事前に確認できます。積極的に活用し、導入後の失敗を未然に防ぎましょう。また、運用のサポート体制が整っているベンダーを選ぶことも重要なポイントです。
7-2.費用対効果が合わない
「活用の具体的イメージは湧いていないが、とりあえず多機能であれば困らないだろう」といった考えで、オーバースペックなツールを導入してしまい、費用対効果が合わない、といった失敗も珍しくありません。豊富な機能を搭載したCRMは数多くリリースされていますが、高機能なツールは費用も高くなりがちです。
また、余計な機能が多いと使い勝手も複雑になるため定着しない恐れがあります。費用対効果での失敗は顕在化しづらいですが、無駄な費用を負担し続けるのは大きな損失です。
導入の目的を事前に整理し、必要な機能が備わっているツールを選びましょう。
8.【比較表】機能が充実している特におすすめのCRM
ここからは機能やサポート体制が充実している特におすすめのCRMを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介するCRMでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、CRM選びの参考にしてください。
9.機能が充実しているおすすめのCRM8選
ここからは機能やサポート体制が充実した編集部おすすめのCRM8選をご紹介します!料金や機能や口コミなど詳細な情報をまとめているので、サービス選びに迷われている方はぜひチェックしてみてください。
Salesforce Sales Cloud
Salesforce Sales Cloudとは、セールスフォース・ドットコムが提供する世界で最も信頼されているCRMです。管理業務の自動化、効果的なリード管理、パイプライン把握の正確化を実現するNo.1 CRM・SFAプラットフォームです。1ユーザー3,000円/月(ユーザー数10名までのEssentialsプラン)など多数のプランから選択できます。小規模からスタート可能で、成長過程でニーズに合わせた柔軟に拡張にも対応しています。最大限のパフォーマンスを引き出し、営業プロセスをスムーズにする多くの機能を標準搭載。リアルタイムでの情報確認を可能にし、素早い市場投入戦略を実現。デジタル営業を成長へと導くでしょう。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 検索しやすく、必要な情報を短時間で入手できます。 レポート機能も充実しており、報告や管理の時間短縮に繋がります。
- サポート体制がしっかりしており、問題が起こった時に迅速に問合せをして、解決方法を提供してくれるので、とても使いやすく利用できている。 操作に関して教育時間がかからないので効率よく使用できている。
eセールスマネージャーとは、ソフトブレーン提供の効率的な営業活動が実現するCRMです。CRM・SFA総合満足度No.1獲得、導入実績5,500社以上、利用継続95%の実績を誇ります。スマートフォン。パソコン、タブレットなどのデバイスから情報入力すれば自動反映され、どこからでも確認が可能に。ダッシュボード、タイムライン、スケジュール、顧客・人脈情報、商談リスト、予算・実績情報など業務に必要な情報の管理、共有に役立ちます。担当者がさまざまなアドバイスを行う「顧客アドバイザーサービス」、満足度93.6%の「サポートデスクサービス」、活用方法、使用方法を記事、動画で案内する「活用支援サイトサービス」、1年で約1,000名参加の多彩なコンテンツ「集合型研修サービス」など、充実したサポート体制により99.99%の稼働率を実現。エラーや障害の少ない安心できる環境を提供します。
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 名刺管理機能

Sensesとは、現場主導のクラウド型のSFAです。自動入力機能とAIを活用し、営業成果の最大化とビジネスの成長をサポートします。多くの営業組織が抱える「営業の属人化」の問題を解消するためには、SFAの導入だけではなく、現場でSFAを使いこなすことが重要です。Sensesは誰でも直感的に使いこなせる画面構成が特徴で、モバイルアプリからも入力できるため、現場での定着率が高まるでしょう。機能としてはアクション管理機能や、アクションに対するコメント機能、売上や営業進捗率のレポート機能が搭載されており、現場の営業活動を見える化します。また、slackやGmailなどの連絡ツールやSansanなどの名刺管理ツールなど、多くのクラウドツールと連携できるため、営業組織全体のナレッジ共有が可能です。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 分かりづらい点があるが結果が出ているので、かなり効率的に運用してる。インターフェースもわかりやすい。
- 基本の使い方をマスターすると、そこまで複雑な操作はないから、比較的扱いやすいと思う。サポートも特に必要なく、今では快適に利用させてもらっている。

Synergy!とは、シナジーマーケティングが提供する必要な機能だけを厳選搭載したクラウドベースの国産CRMです。ITreviewのCRM部門、MA部門でLeader章受章(CRM部門では6回連続)した実績を持ち、多くの方に利用されています。集客、顧客情報の統合・一元化、クロスチャネル・メッセージング、分析まで、マーケティング課題を解決する機能を備えています。マニュアル不要のシンプルな画面デザインは操作性抜群。社内の定着化もスムーズに進むでしょう。セキュリティ対策も万全で、細やかな権限設定・操作ログ・強制ログオフ・二重ログイン検知などが利用できます。顧客満足度80%の無料サポートセンターも完備しており、ニーズに合わせたプラン、設定を提案する活動支援サービスも利用可能です。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
- 企業情報の自動取得機能
- リードナーチャリング機能
- LINEメッセージ配信機能
- アイコンのカラーが気分を明るくしてくれる。メールや紙の決裁が減り、時短になった。形式にとらわれず、気軽にやり取りができる。
- 顧客リストや提案書、見積書など営業全般の事務管理の効率が良くなる。SFA/CRMを初めて使う人でも分かりやすい。

JUST.SFAとは、使いやすさとカスタマイズ性の高さを追求したクラウドSFAです。営業活動に役立つ多彩な機能と、見やすさにこだわったインターフェースが特徴で、日々の報告業務の負担を軽減しつつ、有効な情報をシステム上に蓄積できます。なかでも注目したいのは、入力されたデータをリアルタイムに集計し、分析軸に合わせたチャートで表示できる機能。営業現場の課題や改善ポイントを素早く把握でき、スピーディにネクストアクションを起こせるでしょう。実態に合わせた迅速な施策立案や行動は、組織全体の成長にも大きく影響します。また、個人ごとに表示されるパネルをマウス操作のみで簡単にレイアウト変更できるため、現場社員がストレスなく利用できるでしょう。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- ダッシュボード機能
- 名刺管理機能
- 案件管理機能
- 予実管理機能
- スケジュール管理機能
- 見積書作成機能
- データのインポート機能
- 慣れているから使いやすい。サポートも充実していますし社内でもヘルプが可能です。特に困ることなく使用できています。
- 営業担当の方のサポートもよく、トラブルもない。 直感的に使いやすく、業務効率化が実現できた。
NetSuite CRMとは、日本オラクルが提供するCRM。NetSuiteのクラウドERP導入支援実績のノウハウを存分に活かしたクラウド型ツールです。20年以上業界トップクラスを誇った経験が集約されており、企業全体の生産性向上に大きく貢献します。コンバージョンからリード、商談、販売注文や受注、アップセルやクロスセルに至るまでをシームレスに管理。従来のCRM機能の提供に加えて、見積もり、受注管理、コミッション、フォーキャスト管理、統合Eコマース機能など営業活動に役立つ機能を数多く搭載しています。クラウドを活用して販売実績の向上、サービス組織のグローバルな管理を可能にし、企業成長を強力に支援します。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- メールサポートあり
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ダッシュボードのカスタマイズ対応
- 画面が直感的でわかりやすいし、しかも、選んでいくだけでどんどん進めることができるので、とても使いやすい。
- 多くの社員が使い勝手が良いと言っており、共有のしやすさがいいと感じる。説明がしやすく理解がしやすいです。

LIBERO
LIBEROはLINEマーケティングに特化したCRMです。特徴はLINEの友だちや行動履歴、属性などをLIBEROで可視化し分析が可能。分析したデータをもとにLINEでのセグメント配信やステップ配信を効果的に行うとができます。LINEでの集客や顧客ののファン化の施策を行いたい場合におすすめでしょう。大手から中心まで700社以上の導入実績もあります。また、アカウント設計やLINE施策に関するコンサルティングも受けることができるため、ツールを導入しても上手く運用できるか不安な場合でも安心でしょう。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- リードのタグ設定
- リードナーチャリング機能
- LINEメッセージ配信機能
- データのインポート機能
- アンケート作成機能
10.【比較】無料プラン・トライアルがあるおすすめCRM
ここからは無料プラン・トライアルが充実しているおすすめのCRMを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するCRMでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
11.無料プラン・トライアルがあるおすすめCRM2選
最後に無料トライアル・プランが利用できるCRMをご紹介します。

Zoho CRMとは、ゾーホージャパンが提供するCRMです。BtoB、 BtoCのどちらの領域にも役立ち、全世界25万社で使われています。商談化率300%、1人当たりの売上高41%、顧客の解約率-27%、商談にかかる期間-24%という実績を誇ります。顧客の氏名・住所・連絡先などの基本情報、商談履歴や提案書といった関連情報に至るまで、全ての情報を一元管理・共有できます。
15日間、無料で利用ができるお試しプランを提供。ほぼ全ての機能を使用することができるため、操作感や自社にあったシステムか、判断することができます。
営業プロセスの可視化やに役立つでしょう。多機能でありながら、直感的で使いやすい操作性のインターフェイスを採用している点も大きな魅力。レポートの作成やフォローメール送信の自動化により、営業活動の営業活動の効率化が実現するでしょう。サポートも充実しており、困った時には豊富な経験を持つZoho 認定パートナーによるコンサルティングを依頼できます。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- コストパフォーマンスが高く、カスタマイズも簡単ですので、専門知識が無くても自社に合わせたシステムが実現できます。 ブループリント機能により、ボタンを押せば複数処理が実行できるため利用側の負担を軽くすることもできます。Zoho Flowの活用でCRMの情報を社内のチャットツールにも送ることができます。
- 一番に挙げられるのはカスタマイズ性です。しかもそのカスタマイズをSIerなどに依頼せずに自分たちで自分たちの業務合わせてカスタマイズできる点が素晴らしいと思います。弊社でも業務の体制やCRMに課する機能の変更に合わせて大きく2度ほどカスタマイズを行ってきましたが、いずれも自分たちで行っています。

HubSpot
HubSpot CRMとは、HubSpot Japanが提供する顧客管理以外のさまざまな業務に役立つ無料のCRMです。最大100万件のコンタクトを登録でき、ユーザー数とストレージ容量は無制限です。レポート更新、売上目標進捗状況の確認など、煩雑な作業をすべて簡素化します。直感的で見やすいダッシュボードで、リアルタイムに営業パイプラインを可視化。売上目標営業チームの活動、生産性、業績に関する詳細なレポートは成果目標の達成に役立ちます。2,000万社を超えるHubSpotの登録企業のデータから情報を自動連携し、迅速かつ効果的な潜在顧客へのアプローチを実現。他にもミーティングのスケジュール設定、Webチャット、Eメールテンプレート、コールなどの無料で利用できる機能が満載で、幅広い業務の効率化と活性化を促進します。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 顧客データの管理がしやすく、他のデータと突合して見込み度などを把握しやすい。専門部署のサポートが無くともある程度までは活用できるのもよい。
- 説明書がなくても使いやすく、初心者の方でも安心して、使用できるところが良いと感じました。また、特に困ることも無かったです。
12.その他CRM64サービスを一挙ご紹介
これまでにご紹介したおすすめ10選の他にも多くのCRMツールがあります。独自の機能を持ったツールも存在するため、導入目的に合った最適なサービスを選びましょう。
13.CRMツールに関するよくある質問
最後に、CRMツールに関して多く寄せられる質問にお答えします。
Q1. CRMツールを導入するメリットはなんですか?
顧客情報の一元管理により、多くの優良顧客、リピーターの創出を見込める点が大きなメリットです。
蓄積されたデータを分析すれば新たな戦略立案につなげられるだけでなく、見込み顧客から優良顧客へと育成するための適切なアプローチに役立ちます。
自動メール配信機能やSNSとの連携機能もあわせて活用すれば、顧客との関係構築を継続的に実施できるでしょう。
見込み顧客は一定数いるものの、リピーターの創出にはなかなか成果が出ていないという場合に非常に効果的なツールです。
Q2.自社に合うCRMツールを選ぶコツはありますか?
導入しやすさを重視してクラウド型がいいのか、あるいはカスタマイズ性を重視してオンプレミス型がいいのかという点や、最低限どのような機能が搭載されていてほしいかなど、要望をきちんと整理しておくことが大変重要です。
また、外部システムとの連携に対応しているのか、現場の人間にとって使いやすいシステムかどうかなども忘れずに確認し、導入してから「前の方が効率的だった」と失敗しないよう注意しましょう。
必ず複数のCRMツールを比較し、費用面で失敗しないために相見積もりもとっておくと安心です。
14.まとめ
CRMの導入を検討している方に向けて、アイミツSaaSがCRMを徹底調査し、比較形式でご紹介しました。
CRMにはそれぞれ特徴があるため、比較ポイントを参考に自社ニーズに沿ったツールを選びましょう。まずは、「何のためにCRMを使うのか」という目的と用途を決めることが大事なポイントです。
紹介した各サービスの特徴を比較し、自社に合った名刺管理ツール選びにお役立ていただければ幸いです。
アイミツSaaSでは、機能や連携ツール、無料プランの有無などでさらに詳細な条件で検索できるので、さらに要件を絞りこみたい方はぜひ一度お試しください。



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