タブレット端末(iPad)対応のおすすめCRM9選【2024年最新】
営業担当者の業務負担が大きく、業務を効率化したいと考える担当者も多いと思います。iPadなどのタブレット端末でも利用できるCRMは持ち運びがしやすく、外出先や移動中でもスムーズな顧客管理を実現できます。
本記事では、タブレット端末対応のCRMを比較して紹介します。また、選び方やメリットも解説するので、顧客管理を効率化したい担当者の方は参考にしてください。なお、別記事「おすすめの顧客管理アプリ(CRM)を解説」では、スマホ・タブレット対応アプリを提供するCRMを紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
- 【比較表】タブレット端末(iPad)対応のCRM
- タブレット端末で利用できるおすすめのCRM9選
- タブレット対応のCRMを導入するメリット
- タブレット端末に対応するCRMの選び方・比較ポイント
- タブレット端末対応のCRMの導入事例
- まとめ:タブレット(ipad)でも使えるCRMは、現場作業の効率を向上させる
- よくある質問
【比較表】タブレット端末(iPad)対応のCRM
CRM(顧客管理システム)とは、一元管理している顧客情報を活用し、企業が顧客との関係を効果的に構築するためのツールです。顧客情報をもとに、顧客のニーズや要望に迅速かつ的確に対応することで、顧客満足度を向上させ、長期的な信頼関係を築くことを目的としています。
本章では、iPadなどのタブレット端末で利用可能なCRMツールを厳選して比較します。タブレット対応のCRMは、外出が多い営業職やフィールドワークでも手軽に利用できるため、効率的な業務管理を実現します。
CRMツール名 | アプリ機能 | タブレット・ブラウザ対応 |
---|---|---|
eセールスマネージャーRemix | 〇 |
タブレット対応(iPadのsafariで利用可) |
Mazrica Sales | 〇 |
タブレット対応 |
Hubspot | 〇 | タブレット対応 |
Zoho CRM | 〇 | タブレット対応(SafariやGoogle chrome、Firefoxなどで利用可) |
Synergy! | × | タブレット対応 |
JUST.SFA | × | タブレット対応(iPadのsafariで利用可) |
Fullfree | △ ※アプリはPCのみ対応 |
タブレット(windowタブレットで利用可) |
【終了】GEOCRM | - | - |
一概にタブレット対応といっても、ほとんどのタブレットで利用できる製品もあれば、利用できるタブレットやブラウザが限られている製品もあるため、確認が必要です。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、タブレット端末対応のRM選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
タブレット端末で利用できるおすすめのCRM9選
iPadなどのタブレット端末で利用できるおすすめCRMを紹介します。スマホやタブレットから利用ができるサービスは、直感的に操作できるものが多く、初めてCRMを運用する企業でも安心して利用できます。
- eセールスマネージャーRemix
- Mazrica Sales
- HubSpot
- Zoho CRM
- Synergy!
- JUST.SFA
- Fullfree
- 【終了】GEOCRM
ソフトブレーン株式会社が提供するeセールスマネージャーRemixは、データを見える化することで業務の効率化を高めてくれるCRMです。導入実績は5,500社を超えており、利用継続も95%に到達するなど、質の高いサービスが強み。
PCからの利用はもちろんのこと、スマホやiPadからの利用にも対応しているので、テレワークの実施にも最適です。スケジュールの管理はもちろん、顧客や人脈の情報を1つのデータベースからアクセスできます。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 名刺管理機能
- 案件管理機能
- 初心者向けなのでそういう作業が始めての社員でもすぐ行うことができ、迅速な作業が行うことができました。
- 案件の詳細について、自分で管理しやくす、また上司への報告連絡ツールとして使いやすい。タイムラインで他の営業担当の案件を把握でき、応用に役立てている。
株式会社マツリカが提供するMazrica Sales(旧名:Senses)は、現場主義のサービスを提供することに特化したCRMであり、AIを活用した頼もしいサポート機能が揃っています。AIが案件のリスク分析や類似案件を直接アドバイスしてくれるので、データドリブンで主観に頼る必要のない意思決定を実現可能です。
OCR機能を利用することで、紙媒体の名刺や議事録のスキャンを行い、デジタルデータとして保管ができます。顧客データを紛失することなく会社の資産として蓄積と運用ができるでしょう。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 分かりづらい点があるが結果が出ているので、かなり効率的に運用してる。インターフェースもわかりやすい。
- とても使いやすく便利で業務の効率化に役立っているところです。
HubSpot
顧客情報の管理の効率化にとどまらず、主体的なデータ活用を実現するのがHubSpot CRMです。直感的で見やすいダッシュボードを採用しているので、初めてのCRM導入の場合でも感覚的に操作を身につけ、効率化を促進できるのが特徴。
売上目標進捗状況を営業担当者へ確認を取る作業など、これまで負担となっていた業務を自動化できるため、現場の業務効率化へ大きく貢献します。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 顧客データの管理がしやすく、他のデータと突合して見込み度などを把握しやすい。専門部署のサポートが無くともある程度までは活用できるのもよい。
- 説明書がなくても使いやすく、初心者の方でも安心して、使用できるところが良いと感じました。また、特に困ることも無かったです。
グローバルで活躍している、信頼と実績に裏付けられたサービスを探しているなら、ゾーホージャパン株式会社が提供するZoho CRMがおすすめです。世界25万社に採用されたCRMとして高い評価を集めており、1人当たりの売上高41%達成など、確かな成果につながっています。
初期費用無料で導入できるのもメリットの1つ。大企業はもちろん、伸び代のある中小企業でも容易に導入できるのも魅力でしょう。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 画面が直感的に操作できとても使いやすいです。説明がなくても特に困ることもなく満足しています。
- 顧客と接触後、次回の接触履歴を管理できる点。また、顧客の属性ごとにフィルターをかけられるので、優先順位がつけやすい。
Synergy!
多彩な機能は求めておらず、基本的な機能をしっかり有効活用したいという方には、シナジーマーケティング株式会社が提供する約7,000件の導入実績を誇るSynergy!をおすすめします。
CRM運用において不可欠な機能を厳選して搭載しており、顧客情報の統合からメッセージング、分析に至るまで、CRMに求める基本的な機能を確実に利用できる使いやすさが魅力。機能が厳選されている分操作性に優れており、初めてのCRM運用であってもすぐに馴染めるのがポイントです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
- アイコンのカラーが気分を明るくしてくれる。メールや紙の決裁が減り、時短になった。形式にとらわれず、気軽にやり取りができる。
- 顧客リストや提案書、見積書など営業全般の事務管理の効率が良くなる。SFA/CRMを初めて使う人でも分かりやすい。
ユーザビリティとカスタマイズ性能の高さを求める場合、株式会社ジャストシステムが提供するJUST.SFAが役に立ちます。誰もが使いやすいユーザーインターフェースの設計になっており、複雑な操作画面で頭を悩ませる心配はありません。
JUST.SFAは顧客リストとスケジュールや進捗情報をすべて同一データベースで保管し、いつでも活用ができるので、顧客対応が被ってしまうなどのトラブル発生を防止できます。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- ダッシュボード機能
- 名刺管理機能
- 案件管理機能
- 予実管理機能
- スケジュール管理機能
- 見積書作成機能
- データのインポート機能
- 慣れているから使いやすい。サポートも充実していますし社内でもヘルプが可能です。特に困ることなく使用できています。
- 営業担当の方のサポートもよく、トラブルもない。 直感的に使いやすく、業務効率化が実現できた。
Fullfreeは株式会社フリースタイルが提供する、完全無料のCRMです。このソフトの最大の特長は、ダウンロードやカスタマイズ、クラウド共有が全て無料で提供される点です。
エクセル近い操作性でありながら、より複雑なデータ管理や帳票出力が可能です。またクラウド機能のため、複数のPC間でデータの共有や同時編集ができるため、離れた場所からでもスムーズに顧客情報を管理できます。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- 案件管理機能
- データのインポート機能
- メールサポートあり
- 通信の暗号化
- ダッシュボードのカスタマイズ対応
- タブレット対応
地図上における位置情報をベースに顧客情報を統合し、構築するのがGEOCRMです。顧客情報はマップ上から確認ができ、セグメントに合わせて色分けしながら確度を把握できるため、視覚的に顧客理解を深められるのが強み。スマホの地図から閲覧できるので、外回りの際にも活躍するでしょう。
ヒアリングシートをもとに完成した顧客カルテを作成し、見込み客の育成を情報のアップデートによって進められます。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 企業情報の自動取得機能
- スケジュール管理機能
- データのインポート機能
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
タブレット対応のCRMを導入するメリット
iPadなどタブレット端末対応のCRMを導入することで、誰でも簡単にすぐ顧客管理にアクセス・更新しやすくなることがメリットです。詳しく解説します。
- 外出先でもリアルタイムに顧客情報を管理できる
- 直感的な操作で誰でもすぐに使いこなせる
外出先でもリアルタイムに顧客情報を管理できる
タブレット端末対応のCRMは、軽量で持ち運びやすいため、外出先や移動中でも活用できます。例えば商談前に顧客情報を確認したり、会議で即座にプレゼン資料を提示することが可能です。他にも、顧客との打ち合わせ直後にその場で情報を入力できるため、オフィスに戻る手間を省きタイムリーなフォローアップが実現できます。
直感的な操作で誰でもすぐに使いこなせる
iPadのタッチ操作は非常に直感的で、タップやスワイプだけで情報の入力や確認ができるため、誰でもすぐに習得でき、全スタッフがスムーズにCRMを活用できます。操作が簡単だと、より顧客情報の更新が行いやすく、常に最新のデータにもとづいて正確な顧客対応が可能になります。
タブレット端末に対応するCRMの選び方・比較ポイント
iPadなどのタブレット端末で使えるCRMの選び方について解説します。タブレット端末は持ち運びしやすいことから、外出先や移動中に利用する人が多いかと思います。そのため、オフィス外でも安心して利用できる環境が整っているかを確認しましょう。
- 無料トライアルで操作性を確認できるか
- 業務に必要な機能は搭載しているか
- セキュリティ対策は充実しているか
無料トライアルで操作性を確認できるか
CRMは長期的に使用するツールであるため、実際に操作しやすいかどうかを試すことが重要です。特に、iPadのようなタッチ操作を想定したインターフェースが直感的で使いやすいかを確認しましょう。多くのCRMは期間限定のトライアル、もしくは期間のない無料プランを提供しています。CRMを選ぶ際、無料で利用できる機会を活用して操作性を確認しましょう。特に他ツールとの連携のしやすさや、分析機能の実用性もこの段階でチェックできます。使いやすいシステムは、導入後の業務効率を大きく向上させる鍵となります。
業務に必要な機能は搭載しているか
自社に必要な機能が搭載されているCRMを選ぶことが、何よりも重要です。特にタブレット端末で使用する場合、オフィス外での業務が多い場合に適した機能を確認することが求められます。例えば、顧客情報のリアルタイム更新機能や、オフライン時でもデータを確認できる機能、また営業日報や商談管理のような具体的な業務に合わせた機能がしっかりサポートされているかどうかを比較検討しましょう。他にも、メールやカレンダー、マーケティングツールなど外部システムとスムーズな連携ができると、より業務効率を高めることができます。
セキュリティ対策は充実しているか
タブレット端末対応のCRMは外出先で利用することが多いため、セキュリティ対策は特に重視すべきです。例えばデバイス紛失時のリモートロックやデータ消去機能があるか、通信時のデータ暗号化がされているかを確認する必要があります。
また、アクセス制限やユーザー権限の設定など、タブレット端末からのアクセスでも強固なセキュリティ対策が実装されているかどうかを比較しましょう。セキュリティが脆弱だと、機密情報の漏洩リスクが高まります。タブレット端末対応のCRMを選ぶ際は慎重にチェックしましょう。
タブレット端末対応のCRMの導入事例
タブレット端末に対応したCRMを導入した事例を2つ紹介します。自社の規模や業種と近い企業の導入事例は、製品を選ぶ際の参考になります。
- 導入していたCRMを変更したことで、運用コストを1/4削減
- 実際にCRMを利用する現場社員の声を採用し、社内や他部署まで浸透
導入していたCRMを変更したことで、運用コストを1/4削減
広告のコンサルティング事業を展開する従業員数50名程度の企業が、CRM「Zoho CRM」を導入した事例を紹介します。この企業は以前、別企業のCRM製品を利用していましたが、事業の成長に伴い、登録者数や取引数が増えたことでコストが見合わなくなっていました。また他にも、高度な機能と複雑なカスタマイズにより属人化していたこともあり、思い切ってCRMの変更を決めたそうです。
Zoho CRMを選んだ理由は、コストパフォーマンスが高く、必要機能の追加・変更が簡単で拡張性に優れていたことと担当者は述べています。実際、Zoho CRMは初期費用が無料で、月額料金も無料プランがあり圧倒的な低コストを実現しているのが大きな魅力です。
CRM導入後は運用コストを1/4削減できただけでなく、業務の可視化やデータの有効活用により、経営全体の効率化や顧客サービス向上に寄与できたそうです。また、Zoho CRMはモバイル版のアプリも提供されていて、タブレット端末により場所を選ばず利用できる点も効率化に大きく貢献しているということです。
実際にCRMを利用する現場社員の声を採用し、社内や他部署まで浸透
医薬品の製造および販売事業を展開する従業員数200名程度の企業が、CRM「Mazrica Sales」を導入した事例を紹介します。この企業では既存案件が売上の大半を締めており、今後は新規案件の獲得に力を入れる戦略を計画していました。しかし、営業担当者の業務負担が大きく、また顧客情報が整理されておらず社内でのスムーズな情報共有や引き継ぎが課題となっていたため、CRMを導入することに決めたと言います。
同社はCRMを選ぶ際に「外出先からでも顧客情報の入力が可能なアプリ機能を提供している」「移動中に簡単に業務報告を書けるよう、音声認識機能がある」などを重要な条件として設定。実際に使用する現場社員がトライアルした結果、使いやすいシステムとしてMazrica Salesが選ばれました。
CRM導入後は、各案件の担当者や進捗がひと目で分かるようになり、情報が透明化されたことでコミュニケーションが活発に行われるようになりました。また資料作成の手間が削減され、業務の効率化に繋がったということです。
まとめ:タブレット(ipad)でも使えるCRMは、現場作業の効率を向上させる
CRMを社内全体に浸透させるためには、実際にツールを利用する社員が使いこなせるかが重要です。せっかくCRMを導入しても、使いこなせないと無駄なコストがかかってしまいます。CRMを選ぶ際は、自社の目的やニーズに合った製品を比較検討しましょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CRM選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
タブレット端末で利用できるおすすめのCRM(顧客管理システム)について、よくある質問に答えます。
無料で利用できる顧客管理アプリとは?
本記事で紹介した「Zoho CRM」や「HubSpot」は無料プランが存在します。また他にも「Salesforce Sales Cloud」では30日間の無料トライアル期間があります。別記事「無料で使えるおすすめCRM」では、無料プランや無料トライアルを提供するサービスを詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
プロが代わりに探して紹介します!