【2023年最新】無料でおすすめのCRM(顧客管理システム)5選!機能や有料版との違いも
IT技術の発展とともに、クラウドサービスも進化を遂げ、CRM(顧客管理システム)も多様化しています。多機能・高機能で高コストなCRMも選ばれる一方、コストをかけられない・かけたくない企業には無料のCRMが人気です。無料のCRMでも十分な機能を搭載しており、有料版とあわせて選択肢に加えてみてもよいでしょう。
そこでこの記事では、CRMとは何か、CRMの代表的な機能、無料で使えるCRM5選についてご紹介します。顧客との関係形成・維持、顧客満足度の向上を無料で実現できるCRMを導入すれば、受注率・商談成立率のアップにもつながるでしょう。

PRONIコンシェルジュ 山内
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.今回紹介するおすすめのCRMツール
- 2.CRM(顧客管理システム)とは
- 3.CRMツールの機能・メリット
- 4.CRMツールの選定ポイント
- 5.【比較表】無料で使えるおすすめのCRM
- 6.無料で使えるおすすめのCRM5選
- 7.無料版と有料版のCRMツールの違い
- 8.有料版CRMツールなら「Salesforce Sales Cloud」がおすすめ!
- 9.よくある質問
- 10.まとめ
1.今回紹介するおすすめのCRMツール
今回、この記事内で比較するのは、以下の5つのサービスです。
・Zoho CRM
・HubSpot
・F-RevoCRM
・Fullfree(フルフリー)
・Sugar CRM
いずれも無料で利用可能なサービスを選定しています。CRMツールには、無料でお試し利用ができ多機能な有料版にステップアップできるものや、さまざまな機能が初めから充実した有料ツールがあります。自社の課題やニーズに合わせて、最適なツールを選定しましょう。
2.CRM(顧客管理システム)とは

CRM(顧客管理システム)は、会社の顧客管理を効率化し、顧客満足度の向上、関係形成・維持をサポートするためのシステムです。CRM(Customer Relationship Management)は、日本語に直訳すると「顧客関係管理」になります。SFA(営業支援システム)と対比させるために、CRMを「顧客管理システム」と訳すことが多いようです。
CRMの代表的な機能については後述しますが、基本的な機能は顧客とのメールや電話を通じた関係づくり、維持に関連します。企業規模が大きくなればなるほど、顧客との1対1の関係づくり・維持は困難になるでしょう。そこをフォローするのがCRMです。
顧客情報から購入履歴、過去のクレーム情報などをクラウドで把握し、担当者を問わずにコミュニケーションを円滑にとることができます。
顧客情報を一元化し、さまざまな資料・情報に変換・集約できるため、顧客管理が格段に便利になるでしょう。
SFA(営業支援システム)は、営業担当者をサポートするシステム。
CRM(顧客管理システム)は、顧客と会社のつながりをサポートするシステムだと例えるとわかりやすいかもしれません。
SFAを導入を検討中の方は、まずは無料の見積もりから始めてはいかがでしょうか。
PRONIアイミツをご利用いただくと、特に人気のSFAの一括見積もりが可能です。SFA選びの時間も大幅に節約できるでしょう。
3.CRMツールの機能・メリット

多くの企業や個人事業主がCRMを導入していますが、それは導入するだけの価値があるからです。CRMは製品によって機能は異なります。しかし共通する基本的な機能もあるのです。
ここでは、CRMの基本的な機能と、導入によって生じるメリットについてご紹介します。
3-1.CRMツールの主な機能
顧客情報などを一元管理できるCRMツールですが、詳細な機能としては具体的にどのようなことが行え、どのような業務の利便性を高められるツールなのでしょうか。ここでは、CRMツールの主な機能をご紹介します。
① 顧客管理機能
CRMシステムの主要機能の1つが、顧客管理機能です。顧客の氏名や年齢・性別などの属性から住所、会社名・部署名、電話番号、メールアドレスなどの連絡先といった基本的な情報を一元管理します。
また購買があった場合の日時やその都度の金額、頻度などの履歴、問い合わせ対応を行った記録やクレームの有無など、コンタクト情報の管理も可能です。それらの顧客情報をまとめたデータを、属性を元にしてグループに分けソートする機能なども備わっています。
顧客に関する情報は重要性・秘匿性が高く、それらを大量の紙の書類で保管することにはセキュリティリスクがともないます。それらもCRMシステムでデータ化して適正に管理することで、高いセキュリティの一元管理が可能です。
② 分析機能
CRMシステムでは、顧客情報をデータベース化し、そのデータを多角的に分析してマーケティングに活かすことが可能です。都度分析と見直しを繰り返すことで、PDCAサイクルによるマーケティング精度向上も見込めるでしょう。営業担当者は営業活動のムダを省け、経営者や管理職は最新の分析データに基づく判断や指示を行えます。
CRMシステムの多くには、分析レポートを出力できる機能も備わっているため、それらを資料として蓄積していくことで今後の事業戦略にも活用できます。またレポート内の開示可能な一部の内容は、社内で役に立つ資料としてのみならず、他社へプレゼンする際の資料のソースとして使用することも一つの手でしょう。
③ プロモーション・マーケティング支援機能
CRMシステムには、さまざまな設定条件に応じて顧客情報をソート(抽出)する機能が備わっています。設定条件には累計の購買金額や購買の頻度、最近購買した日時など、さまざまな要素を選ぶことができます。
最適な条件を設定してソートした顧客をターゲットとしたプロモーション活動も、機を逃すことなくスピーディに行えます。拡販時期のタイミングに合わせたDMの送付や、お得意様への割引券やクーポンなどの送付も簡単です。
CRMシステムでは、各顧客のデータに合わせて異なる内容のキャンペーン・イベントに関する情報、クーポンの送付なども効率的に実施できます。各顧客に合った内容のプロモーションをきめ細かく行えることで、高い効果が期待できるでしょう。
④ カスタマーサポート機能
顧客へのフォローを的確に行えるカスタマーサポートに関する機能も、CRMシステムには備わっています。
カスタマーサポート活動のなかで大きくウエイトを占めるのが、顧客からの問い合わせに関する管理です。CRMシステムでは、受けた問い合わせの内容やそれに対して行った回答がすべて記録され、顧客情報に紐づけて管理されます。問い合わせ対応担当者は、どの顧客がどのような内容の問い合わせを行ったかをひと目で把握可能です。
また問い合わせのあった顧客を、他の顧客の情報と連携させて分析することにより、顧客の特徴や傾向などをある程度把握できます。人の手では難しかったこれらの作業をスピーディに行えるようになり、顧客満足度の向上や新規購入・追加購入の促進などにも役立つでしょう。
3-2.CRMツールを導入するメリット
CRMシステムでできることやさまざまな機能をご紹介してきましたが、CRMシステムを導入しそれらの機能を有効活用することにより、企業が得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、企業がCRMシステムを導入し、システムの機能を活用することのメリットをご紹介します。
① 顧客情報の蓄積・共有ができる
従来、顧客に関する情報は各営業担当者が個別に管理していたケースが一般的でした。多くの顧客情報が特定の営業担当者の手元にしかなく、社内に広く共有されていないケースも少なくなかったようです。営業担当者が異動・退職した際にスムーズに引き継ぎできないことも珍しくありませんでした。
CRMシステムを導入・活用することで、全営業担当者が接触した顧客に関する情報を全社的に一元管理できます。各営業担当者のフォロー漏れや、引き継ぎの手間を大きく減らすことが期待できるでしょう。また営業担当者が急に欠勤した場合も、顧客データや過去のフォロー情報を確認しながらスムーズで的確な代理対応ができます。
② 顧客一人ひとりに合わせた戦略が立てられる
CRMシステムには顧客の氏名や年代・性別などの属性から、過去の購入履歴・購入金額、過去にお問い合わせなどで会話を行った内容など、さまざまな情報の登録が可能です。また顧客の情報を分析する機能も備わっているため、それらの情報を元に各顧客の特徴や傾向を可視化できます。
こうした機能を活用して顧客一人ひとりのニーズを知り、それぞれに適したお誘いや働きかけを的確なタイミングで実施できます。たとえば、顧客情報として蓄積した「顧客の関心が高いキーワード」をテキストマイニングで抽出すればマーケティングに利用できるでしょう。BtoBの場合は取引先の企業情報を自動で取得し、IR情報から業績、取引のある会社まで把握可能。時間をかけてわざわざ取引先を調査する必要がなくなります。
ただし、このようなデータの分析機能は、一部の無料CRMでは搭載されていません。
より高度な分析機能を求める場合には、ミドル~ハイクラスのCRMを使用することをおすすめします。
③ 顧客満足度の向上が期待できる
CRMシステムで顧客情報を一元管理すると各顧客の属性や購買履歴などをすぐに確認できるため、最適なタイミングで顧客をフォローできます。疑問の解消やニーズに合う対応を継続的に行うことで顧客満足度の向上が見込めるとともに、自社の製品・サービスやブランドに対する信頼度を高められるでしょう。
また、営業担当者が各顧客の近況を把握するため、常に最適な情報を提案できます。知りたい情報だけをキャッチできることは、顧客にとっても大きなメリットです。営業担当者が異動や退職で代替わりする際にも円滑な引き継ぎが可能なため、顧客側も安心して契約を継続できるでしょう。
4.CRMツールの選定ポイント
CRMシステムの導入検討を始めて、いざツールの選定する時、あまりに多くのツールが提供されていることに驚くかもしれません。比較検討して選ぼうにも、どう選ぶべきかお悩みの方も多いでしょう。ここでは、実際にCRMツールを選ぶ際に意識したいポイントをご紹介します。
4-1.【事前準備】まずは現状把握と課題整理を
比較検討を開始する前に、まずは自社が抱えている課題を洗い出しましょう。さまざまな課題のなかで、今CRMツール導入で解決したいもの・解決が見込めるものを抜き出します。その上で実際に顧客管理業務を担当している従業員にも確認を行い、導入の理由や目的を明確にしましょう。
たとえば、自社が現状抱えている経営における課題が、リピート購入の促進だったとします。これは明らかに営業上の課題なので、CRMツールの選定時にもこの課題解決を目的としましょう。「CRMツールの導入はこの課題解決のため」という意識が全社的な認識となれば、導入後の積極的な利用に期待できます。
4-2.【ポイント①】課題解決ができそうか
導入目的がはっきりしたら、課題に応じた機能がCRMツールに備わっているかチェックしましょう。たとえば「売上を今以上に向上させたい」という目的の場合、顧客の購買履歴や金額などの行動分析の機能は欠かせません。
また、具体的にどのような項目・内容を分析できるのかも注目したいポイント。一口に分析機能といっても、時系列分析、シェア分析、商品分析などCRMツールによって分析対象が異なる場合があります。自社にとって効果的な内容を把握できるCRMツールを選びましょう。目的に応じた分析機能の活用が、キャンペーンをタイミング良く実施するなど的確な販促活動につながります。
4-3.【ポイント②】従業員が使いやすい・わかりやすいツールか
CRMツールを選定する際には、自社の従業員にとっての使いやすさや分かりやすさが担保されているかどうかも重要なチェックポイントです。どんなに課題解決に役立つ機能が備わっていても、使いこなせなければ効果につながりません。
管理画面が分かりやすいUI(ユーザインタフェース)かどうか、画面表示は見やすいかを中心にCRMツールの使い勝手を確認しましょう。もし選定段階で試用できる環境が備わっているなら、実際にツールを触って検証してみることをおすすめします。
4-4.【ポイント③】運用コストは問題ないか
優れたコストパフォーマンスを発揮できるどうかも、CRMツール選定の際に注目したいポイント。導入時にかかるイニシャルコストだけでなく、基本の月額利用料金やサポート費用などのランニングコストも考慮しておきましょう。
CRMツールのなかには、機能に一定の制限を設けた無料版がお試しで提供されている製品もあります。まずはそれらを試しに使用してみる方法も1つの手でしょう。次の項目では、無料版が用意されていてお試し利用できるCRMツールを5つご紹介します。
5.【比較表】無料で使えるおすすめのCRM
ここからは無料で使えるおすすめのCRMを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介するCRMでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、CRM選びの参考にしてください。
6.無料で使えるおすすめのCRM5選

CRMの導入にあたり、コストはかけられない!かけたくない!という方には、無料で使えるCRMがおすすめです。以下に5つの無料CRMと、使用するのに向いている会社や担当者をご紹介します。

「Zoho CRM」は、SFA機能も十分に使いこなせるCRMです。世界でも400万人以上のユーザーが利用しています。
顧客との関係性を向上させるための機能が充実しているのが「Zoho CRM」。
メール文章を読み取って優先順位をつけたり、CRMから1クリックで電話を掛けることもできます。「SalesSignals(セールスシグナルス)」を使えば、リアルタイムで顧客とSNSのように連絡をとることも可能。
さらに、分析機能を使用することで、ワークフローを最適化することも可能。わかりにくかった営業や顧客対応のワークフローをチームで共有できるのです。これによって、人の入れ替わりが多い職場でも、社員への働き方を明示することができるでしょう。
「Zoho CRM」は、基本的に有料プランを前提としたCRM・SFAです。ただし、ユーザーが3名までに限り、無料プランを利用することができます。しかも、無料プランの利用期限がないため、3名までの場合はずっと無料ですべての機能を利用できるのはポイントです。
こんな人におすすめ
・CRMを利用するのが3名までの会社や個人事業主の方
・SFAを活用できる現場の営業担当者の方
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- コストパフォーマンスが高く、カスタマイズも簡単ですので、専門知識が無くても自社に合わせたシステムが実現できます。 ブループリント機能により、ボタンを押せば複数処理が実行できるため利用側の負担を軽くすることもできます。Zoho Flowの活用でCRMの情報を社内のチャットツールにも送ることができます。
- 画面が直感的で、説明書が無くても使えるところが非常に良いです。SFA/CRMを使うのは初めてだっだのですが、特に困ることなく利用することが出来ました。初心者の方にも本当にオススメですね!

HubSpot
「HubSpot(ハブスポット)」は、中小企業向けのCRMです。
無料版と有料版があり、有料版と比較しても、無料版は十分な機能を兼ね備えています。
メールやチャットなど、顧客との間で行われたあらゆるやりとりを自動的に保存。
「あの時、どういう発注受けたっけ?」
「〇〇社との会議はどこで行うんだったかな?」
このような商談に関する大切な情報は、すべて記録されているため、書き留めておく必要はありません。
また、取引に関する情報もすべて「見える化」してくれます。受注・失注のデータだけではなく、商談スケジュールなどもリアルタイムで追跡可能。
取引金額や、顧客の氏名を指定して並べ替えれば、優先順位をつけて取り組むこともできるでしょう。
大企業ではCRMの機能に物足りなさを感じるかもしれません。しかし中小企業であれば、十分すぎるほどの充実した機能を実感できるでしょう。
こんな人におすすめ
・CRMは使いたいが予算はかけられない会社
・メールや電話、チャットなど、顧客とのコミュニケーションツールが多様化している会社
・少人数で顧客対応をしている会社や個人事業主
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 顧客データの管理がしやすく、他のデータと突合して見込み度などを把握しやすい。専門部署のサポートが無くともある程度までは活用できるのもよい。
- 説明書がなくても使いやすく、初心者の方でも安心して、使用できるところが良いと感じました。また、特に困ることも無かったです。

「F-revoCRM(エフレボ・シーアールエム)」は、ライセンス無料のCRMです。
しかし、導入後すべてが無料とは限りません。すべての費用を無料で使用するためには、少し条件があります。まずソースコードをダウンロードして、インストールし、セットアップすれば完全に無料で使用可能です。
それでも、何かトラブルが発生した時に備えてサポートを依頼すれば、月に50,000円のコストがかかります。更に自社でインストールやセットアップをするのが難しい場合には、別途約200,000円の費用がかかってしまいます。その点は他社CRMと比較すると、初期費用が完全に無料とは言えないのが難点かもしれません。
しかし、その分SFAも含めてかなり高機能です。セミナーや展示会管理・見込み顧客管理といったマーケティング機能は、BtoCでも使いやすいでしょう。見積書の作成や受発注・在庫管理といった販売管理機能も優秀。顧客管理や案件管理といったSFA機能も使いやすく、ライセンスが無料なだけでも十分といえる内容といえます。
こんな人におすすめ
・システムサポートが自社で行える会社
・開発部門が内部にあり、利用者数が多い会社
・多機能SFA/CRMを無料で使いたい会社
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- リードのタグ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 案件管理機能

「Fullfree(フルフリー)」は、完全無料で使用できるCRMデスクトップアプリです。
ブラウザソフトではなく、アプリ形式にすることによって、1台のPCでも、多くのPCでも高い操作性を維持できます。そのため、個人事業主からある程度の企業規模の会社まで、幅広く対応できるCRMと言えるでしょう。
「Fullfree(フルフリー)」には、SFA機能はないものの、CRMとしての機能はかなり高く、日本国内でのダウンロード数もNO.1を誇っています。
たとえば、まず顧客から電話がかかってくると、PC画面に顧客情報が表示されます。ナンバーディスプレイと比較すると、顧客の氏名、企業の住所なども表示されるため、会話が円滑に進むでしょう。
顧客情報を一括して、受注の履歴や予約の履歴、どのような対応をしたかという記録を1枚のカードに集約することもできます。一目で顧客情報を確認できるため、顧客対応もスピーディに、円滑に進めやすくなるでしょう。
こんな人におすすめ
・操作性の高いCRMを求めている会社
・完全無料のCRM機能のみが欲しいという会社
・これまで作成してきたExcel資料をそのまま使用したい会社
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- 案件管理機能
- データのインポート機能
- メールサポートあり
- 通信の暗号化
- ダッシュボードのカスタマイズ対応
- タブレット対応
Sugar CRM

出典:Sugar CRM inc https://www.sugarcrm.com/jp/
「Sugar CRM」は、アメリカ発のオープンソースCRM・SFAです。
無料版と有料版がありますが、無料版は世界中で多くの人にダウンロードされています。その数、なんと1,000万人。無料で使えるCRM・SFAであるという理由の他に、高機能、使いやすいという理由も挙げられています。
有料版と無料版の違いは、一部の機能が使用できない点です。たとえば、SFAとしては営業管理・契約管理について、無償版は利用できません。しかし、CRMとしての機能はほぼ有料版と同じように利用することができます。
カレンダーによるスケジュールの共有など、グループウェア機能も利用可能。
SFAとしては物足りなさを感じる可能性がありますが、CRM・グループウェアとしては十分と言えるでしょう。
ただし、「Sugar CRM」の無償版は日本語に対応していません。
ビジネス専門用語もすべて英語で表記されるため、英語に自信のない方には利用しにくい可能性があります。
こんな人におすすめ
・SFAとして別のクラウドサービスを既に利用していて、CRMに特化したサービスを求めている会社
・英語が公用語になっている会社や、担当社員がある程度英語スキルのある会社
・世界で多くの実績を持っているCRMを無料で利用したい方
7.無料版と有料版のCRMツールの違い
無料版と有料版が用意されているCRMツールの場合、当然ながら機能に一定の差異があり、有料版のほうがさまざまな面で優れています。無料版をお試しする前に、有料版と比較して具体的にどのような違いがあるのかを知っておくと良いでしょう。ここでは、CRMツールの無料版と有料版の違いをご紹介します。
7-1.期間が限定されている
一定のお試し期間内のみ無料で一部の機能を使用できるCRMツールは数多くあります。サービスによってはすべての機能を無料で使える場合も。本格導入時の使い勝手を確かめられるでしょう。
お試し期間終了後の利用に関しては、料金を支払って継続できる、機能制限が設けられた無料版を引き続き使用可能など、ツールによって対応がさまざまなので使用前に確認しておくことをおすすめします。
7-2.人数や機能が制限されている
無料版のCRMツールの中には、期限がなくずっと無料で使用できるものもあります。しかし、管理できるデータや機能が限定的であったり、適切なサポートなどを受けられなかったりするなどの制約がある場合がほとんどです。無料版のみでも、自社の課題に合った機能が備わっていれば継続的に使用できるかもしれません。
しかし、経営や事業戦略にもCRMツールを活かしたい場合や大幅に業務を効率化したい場合は、有料版の導入が得策でしょう。有料版のCRMツールは充実した機能とサポートが提供されているため、不安を感じず長期的に利用できます。
8.有料版CRMツールなら「Salesforce Sales Cloud」がおすすめ!

ここまで無料のCRMについてご紹介してきました。どれも無料だと信じられないほどの機能を提供しています。しかし、企業規模が大きい、より精密な分析を行いたいという会社には、無料CRMでは物足りないかもしれません。
コストはある程度かかってもいいいから、高機能なCRMを求めたい!という会社におすすめのCRM・SFAがあります。それが、高機能でオールラウンダーな「Salesforce Sales Cloud(セールスフォースセールスクラウド)」です。
「Salesforce Sales Cloud」は世界NO.1のシェアを誇っており、世界中の大企業から中小企業で愛用されています。最大の特長は「Salesforce Sales Cloud」独自のAI(人工知能)です。受注と失注の差から見込み顧客を分析し、顧客に優先順位をつけてくれます。さらに適切な営業担当者を割り振りしてくれるといったSFA機能も充実。
CRMとしても世界でトップの実績です。顧客ニーズをAI(人工知能)が分析し、自社製品・サービスを選ばなかった理由まで抽出可能。基本的な顧客情報の一括管理はもちろん、「売れなかった」のその先を明らかにしてくれます。
サポートも充実しており、導入してから会社に定着するまで電話・メール・チャットなどで対応。有料サポートプランでは、24時間オンラインでサポートしています。このようなきめ細かいサービスが、1ユーザー5名まで月々3,000円(税抜)という安価で受けることができるのも魅力的です。
社員数が多くても、9,000円(税抜)、18,000円(税抜)の上位エディションを選択すれば、より多機能なCRM・SFAを実感できるでしょう。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 画面が非常にわかりやすく、入社したての人でも非常に使いやすいところがお気に入りです。直感的な操作ができるのが良いと思います。
- 利用していて便利に感じるので、導入を推奨したい印象です、サポートも良く使いやすいのが何よりも一番良いと感じいます、従業員の評価も良く、社内としては導入効果が出ている
9.よくある質問
CRMツールの導入に関して、よく寄せられる質問とその解答例をまとめました。CRMツールの導入を考えている方は、ぜひご参考にしてください。
Q1.CRMとSFAの違いは何ですか?
CRMは「Customer Relationship Management」の頭文字を取って略した呼称で、「顧客関係管理」を指します。SFAは「Sales Force Automation」の頭文字を取った略称で、「営業活動自動化」です。
CRMは顧客関連の管理を行うための考え方そのものを指す場合もあり、システムやツールに用いられる場合はそれらの実現を目的としたものを意味します。それに対しSFAは、営業活動の効率化に用途を絞ったシステムを指しています。
Q2.CRMツールを選ぶポイントで特に重要なことは何ですか?
顧客管理や営業活動において自社が現在抱えている課題を解決できる機能が備わっているか、各従業員にとって使いやすく運用がスムーズに行えるかが大きなポイントです。
また、継続的な運用を想定し、使用中に困ることがあっても充実したサポートを受けることができるか、導入や運用にあたって支出するコストに見合った効果を得られるかなども意識すると良いでしょう。
10.まとめ

無料のCRM同士を比較してみると、ユーザー数が限定されている場合や、機能が限定されている場合があることが分かります。しかし、「fullfree」のように、完全無料のCRMも提供されています。無料で使用できるCRMの多くは、中小企業や個人事業主に向いている可能性が高いのも事実です。あるいは、内部にシステム開発担当者がいる場合にも、サポートやセットアップなどが対応できることから適していると言えます。
同じ無料のCRMでも、向いている会社・人は製品によって異なるため、CRMの傾向を把握してから導入してみましょう。導入してみて、もしも機能に物足りなさを感じる場合には、「Salesforce Sales Cloud」のような有料CRMがおすすめです。
有料CRMは、サポートが充実していることもあり、無料CRMに比較して定着率が高い傾向にあります。せっかくCRMを導入するなら、社員全体に定着してほしい。このように考えている方には、サポートの充実した多機能型CRMをおすすめします。
無料CRMでも十分!という場合には、ご紹介してきたような5つの無料CRMがおすすめです。



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