飲食店向けおすすめCRM9選|紙の顧客管理を改善
飲食店を経営する方の中には、「紙での顧客管理を改善したい」「スタッフが少なく、顧客管理まで手が回らない」とお悩みの方も多いでしょう。
そこで本記事では、飲食店向けのおすすめCRM(顧客管理システム)9選をご紹介。飲食店がCRMを導入する必要性や、CRMの選び方についても解説しています。飲食店向けSaaSを活用し、リピーター率の向上につなげたい飲食店のオーナーはぜひ最後までご覧ください。
- 飲食店における顧客管理(CRM)とは
- 飲食店にCRM(顧客管理システム)が必要とされる背景
- 飲食店がCRMを導入するメリット
- 飲食店向けCRMの選び方・比較方法
- 飲食店の顧客管理に対応するCRM比較表
- 【2024年最新】飲食店向けCRMおすすめ4選
- アプリ対応の飲食店向けCRM5選
- 飲食店向けCRMの導入事例
- 飲食店が導入すべき管理システム(SaaS)とは
- まとめ:CRMを活用して、店舗の新規顧客をリピーター化しよう
- よくある質問
飲食店における顧客管理(CRM)とは
CRMとは「顧客関係管理」のことで、広義では、お客様との良好な関係性を築いていくための施策を指します。狭義では、ITシステムやツールそのものを指します。飲食店における顧客管理とは、店舗に来店する顧客の性別や年齢、居住地などの基本情報をはじめ、注文履歴・予約登録・顧客が好むメニューの傾向といった情報まで一元管理することです。
飲食店の経営者は、CRMに蓄積されたデータを活用し、リピート率を上げて収益アップにつなげる施策や、顧客一人ひとりに合わせた施策などを展開できます。つまり、飲食店は顧客管理システムの活用により、お客様が再び来店した際に、「そのお客様にベストなサービス」を提供できるようになるのです。
飲食店にCRM(顧客管理システム)が必要とされる背景
ここでは、飲食店にCRM(顧客管理システム)が必要とされる背景を解説します。
飲食業界が抱える課題は深刻
近年、飲食業界は「人手不足」「人件費の高騰」「売上の低迷」「物価の高騰」といった深刻な課題を抱えています。特に人材不足は深刻な課題で、新型コロナウイルスの流行がおさまった現在でも、飲食店に人材は戻らず、少ない従業員で営業を行っているお店は多いでしょう。飲食店は限られたスタッフで営業をしながら、効率的に顧客管理を行い、「リピーター獲得」や「収益アップ」といったマーケティング施策を展開していく必要があるのです。
売上の改善には、顧客満足度の向上が重要とされる
飲食店のリピート率や売り上げを改善するには、顧客満足度の向上が重要なポイントです。この「顧客満足度の向上」に大きく寄与するのが、顧客管理システム(CRM)なのです。顧客管理システム(CRM)はデータ分析の自動化が可能なため、飲食店の経営者はCRMの分析結果をもとに、顧客のニーズに合わせたサービスの提供が可能になります。その結果、顧客満足度は向上し、リピート率アップや収益向上につなげられます。
株式会社リクルートが運営するグルメ情報サイトでは、飲食店の経営者の「現在の経営課題」と「デジタルツール導入」について次のような調査結果が報告されています。
現在の経営課題、1位「売上UP」(50.4%)、2位「食材費の削減/最適化」(28.7%)、3位「顧客満足度UP」(20.9%)。
いずれかのデジタルツール導入で何らかの効果を感じている経営者は82.4%。約半数が挙げている経営課題「売上UP」にも効果を実感。
CRMのようなデジタルツールの導入で、経営課題である「売上UP」にも効果を実感したとされ、ツールの導入が経営を支えていることが分かります。また、次のグラフは飲食店におけるデジタルツール導入効果の統計データです。
引用:株式会社リクルート「飲食店経営者のDX※2に対する興味・関心と導入状況の実態調査(2023年3月調査)」
上のグラフからも分かるように、飲食店が顧客管理システム導入で感じている効果の1位が「顧客満足度UP」33.1%、2位が「売上UP」30.3%となっています。
先述の通り、顧客満足度はリピーターの獲得や、売上の改善にもつながる重要なポイントです。ツール導入により、売上・顧客満足度の向上につながったと効果を感じている企業も増加しており、今後もCRMのニーズは高まるでしょう。
CRMの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCRM(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
飲食店がCRMを導入するメリット
飲食店がCRM(顧客管理システム)を導入するメリット4つを解説します。
- 来店履歴や予約登録などを管理できる
- 顧客情報を一元管理でき、従業員との認識共有が可能に
- リピーター獲得のマーケティング施策につなげられる
- 一人ひとりに適切なアプローチができ、顧客満足度を高められる
来店履歴や予約登録などを管理できる
飲食店はCRMの導入により、顧客の来店履歴や予約登録などを管理できるというメリットがあります。多くの顧客がいる飲食店も、CRMを活用すればすべてのお客様の来店履歴や予約登録などを集約できます。特に予約登録は、顧客とお店の双方にとって重要な情報です。予約登録を適切に管理できると、顧客対応もスムーズに進められます。
顧客情報を一元管理でき、従業員との認識共有が可能に
飲食店向けのCRMで、顧客情報を一元管理でき、従業員との認識共有が可能になる点も大きなメリットです。CRMにより従業員全員が同じ情報を共有でき、たとえ担当者が不在であっても、対応品質を落とさずに接客ができます。CRMを導入していない場合は、顧客情報は集約されておらず、従業員によって把握している顧客情報に差が出てしまいます。従業員の中で顧客情報が統一できていないと、クレームをはじめとするトラブルにつながりやすく、注意しなければなりません。
リピーター獲得のマーケティング施策につなげられる
CRMでは、顧客の誕生日や記念日、メニューの好み、アレルギーの有無なども管理でき、それらデータをリピーター獲得のマーケティング施策につなげられます。飲食店においてリピーターを獲得できるかどうかは、売上が伸びるかどうかを左右する重要なポイントです。何度も店舗に来てもらえるようなロイヤリティの高い顧客を創出するためには、CRMを活用し一人ひとりに合わせたサービス改善が必要です。
一人ひとりに適切なアプローチができ、顧客満足度を高められる
CRMは顧客データの細かな分析が可能で、常連さんの一人ひとりに適切なアプローチができ、顧客満足度を高められるのもメリットです。例えば、CRMを活用して、初めて来店した顧客にはクーポン付きのサンクスメールを送る、常連客にはお得なメニューを添えて特別招待メールを送るなど、顧客ごとに別々のアプローチが可能となります。どんな料理・どんなサービスが顧客にとってプラスだったか、あるいはマイナスだったかをきちんと管理し、次の施策につなげられると顧客満足度はさらに高まります。
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飲食店向けCRMの選び方・比較方法
飲食店向けのCRM(顧客管理システム)の選び方・比較方法は次の通りです。
- 従業員が入力しやすい操作画面か
- 自社に必要な機能は搭載されているか
- POSなど他システムとのデータ連携はできるか
- トータルコストで費用を比較し、予算内に収まっているか
従業員が入力しやすい操作画面か
従業員が入力しやすい操作画面のCRMであれば、業務をスムーズに行えて効率化につながります。飲食店には、正社員のみならずパートスタッフ、バイトスタッフなどさまざまな従業員がいるため、誰もが簡単に使いこなせる操作性の良いCRMを導入しましょう。「入力しにくく従業員が使いこなせない」という失敗を防ぐために、CRM導入前に無料トライアルや無料デモの利用をおすすめします。また、製品資料だけではなく、口コミもチェックしましょう。
自社に必要な機能は搭載されているか
飲食店のCRMには数多くの製品があり、製品によって使える機能は異なるため、自社に必要な機能を搭載したCRMを選びましょう。例えば、マーケティングの分析に注力したいのであればAI搭載のシステムが役立ちます。
また、導入費用をなるべく抑えたいという場合、とにかくリーズナブルなCRMを選んでしまいがちです。しかし、料金の安さだけで選んでしまうと、将来的に必要となる機能が搭載されていないケースもあります。まずは導入目的を明確にした上で、いくつかの顧客管理システムを比較してください。
POSなど他システムとデータ連携はできるか
飲食店にCRMを導入する場合、POSシステムのような他システムとデータ連携ができるかも確認しましょう。POSシステムとCRMを連携できれば、顧客の性別や購入内容などのデータをCRM内に取り込めます。また、CRMと予約管理システムを連携できれば、顧客の氏名や電話番号、注文内容、来店回数などのデータも一元管理可能です。
POSシステムや予約管理システムと連携できない場合、それぞれのシステムからデータを手打ちしなければならないため、非効率です。余計な手間を減らすためにも、システム連携の可否は事前に行ってください。
トータルコストで費用を比較し、予算内に収まっているか
CRM導入の初期費用や月額利用料だけでなく、オプション料金の対象範囲、従量課金制の有無も確認し、トータルコストで費用を比較して予算内に収まっているかをチェックしましょう。CRM導入前にランニングコストを把握しておくことで、「年間の利用料金が経営に影響している」といった事態を回避できます。
数ある飲食店向けのCRMを比較して自社の予算に合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った飲食店向けのCRMが分かる診断(無料)ができます。
飲食店の顧客管理に対応するCRM比較表
ここからは、飲食店の顧客管理に対応するCRM(顧客管理システム)を比較します。以下の比較表で、対応アプリ・無料トライアルの有無・月額料金を比較していますので、自社の予算や必要な機能と照らし合わせながら、飲食店のCRM(顧客管理システム)をご確認ください。
サービス名 | 対応アプリ | 無料トライアル |
月額料金 |
---|---|---|---|
Knowledge Suite(ナレッジスイート) | iOS | 〇 | 50,000円~/1法人 |
eセールスマネージャーRemix | Android | 〇 | 3,000円~/1ユーザー |
Customer Rings(カスタマーリングス) | × | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
ユビレジ | iOS | 〇 | 6,900円~ |
TableCheck | iOS | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
スマレジ | iOS | 〇 | 8,800円~ |
リザーブキーパー | iOS | 要問い合わせ | 3,300円~ |
Airレジ | iOS | 無料プランで対応 | 無料 |
HubSpot | iOS・Android | 〇 (無料プランも有) |
2,400円~/2ユーザーまで |
上記の比較表で比較したCRM(顧客管理システム)の多くが、アプリに対応しておりスマホやタブレットで利用可能です。Customer Ringsはモバイルアプリには対応していませんが、PCから顧客管理・分析を細かく実施でき、連携機能も豊富。LINE連携にも優れ、顧客ニーズに応じたマーケティング施策におすすめ。
なお、比較したサービスのほとんどが無料トライアルに対応しています。本格導入前にトライアルを活用し、顧客管理の画面や、アプリの操作性を確認してみましょう。おすすめのCRMの徹底比較は以下の記事でご覧いただけます。機能や料金でCRMを比較したい担当者はぜひ確認ください。
【2024年最新】飲食店向けCRMおすすめ4選
2024年最新で、飲食店向けCRMおすすめ5選をご紹介します。それぞれが豊富な機能や高い利便性を搭載しているので、各システムの強みや特徴を比較しながらご検討ください。
- Knowledge Suite(ナレッジスイート)
- eセールスマネージャーRemix Cloud
- Customer Rings(カスタマーリングス)
- ユビレジ
Knowledge Suite
Knowledge Suite(ナレッジスイート)は、ブルーテック株式会社が提供する飲食店向けCRMです。CRMやSFA、グループウェア、名刺管理などがひとつに集約された総合ビジネスアプリケーションとして、業種を問わず導入され飲食店への導入実績もあります。
PCやスマートフォン、タブレットなどデバイスを問わずに利用可能で、顧客情報の管理機能や社内間のメッセージ・掲示板機能、ワークフロー機能、スケジュール管理機能、商談管理機能などをスマートフォンからも使え非常に便利です。取引先情報の管理においても、名刺をスマートフォンで撮影するだけでデータを取り込めます。モバイル対応のCRMやグループウェアをお探しの場合にはおすすめのCRMです。
CRMの料金体系としては珍しく、契約は1法人単位となっており、ユーザー数は無制限です。料金プランは3つ用意されており、月額10,000円(税抜)からです。なお、連携API機能はオプションで利用できます。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
- 企業情報の自動取得機能
eセールスマネージャーRemix Cloudは、ソフトブレーン株式会社が提供する飲食店向けCRMです。業種や企業規模を問わず導入されており、5,500社もの企業に利用されてきた圧倒的な実績を誇るCRM/SFAです。
幅広い機能が特徴で、営業の案件管理から顧客管理機能、リードなーチャリングやターゲティングまでを行い、ノウハウの蓄積・分析でさまざまな課題を解決します。活動報告は一度入力するだけで、全てのツールに自動で反映され、現場の業務工数を最小限に抑えられます。
サポート体制が充実し、スピーディーなCRMの導入・構築ができることに加え、CRM活用を支援する稼働サポートなども利用可能。はじめてCRMを導入する飲食店の場合でも安心です。料金プランは3つ用意されており、スタンダードプランは1ユーザーあたり月額11,000円(税抜)です。
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 名刺管理機能
Customer Rings(カスタマーリングス)は、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する飲食店向けCRMです。これまでの導入実績数は750社以上で、利用継続率は99%以上。業界を問わず導入されており、飲食店業界への導入実績もあります。
顧客管理やマーケティングオートメーションツールの機能を備えつつ、さらにパワーアップした顧客実感型のマーケティングプラットフォームです。実店舗・EC問わずさまざまな顧客情報を集約して管理でき、セグメントや分析、その後のアクションにいたるまで1ツールでカバーしている点が特徴です。顧客を深く理解でき、新たなマーケティング施策のアイデアにつなげられます。
料金体系は、初期費用+月額料金となっており、顧客データ件数によって料金が変動するため、見積もりをとって確認しましょう。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- リードナーチャリング機能
- 営業データの分析機能
- リードスコアリング機能
ユビレジ
ユビレジは、株式会社ユビレジが提供する飲食店向け在庫管理システムです。顧客データを活用できる機能も搭載し、個人店舗からチェーン展開をしている大規模な経営体制の店舗まで対応可能なシステム。在庫を一括集計し、管理画面からリアルタイムで確認可能です。
在庫管理のほかにも売上管理・分析など幅広い機能が搭載されており、売上向上から分析まで広くサポートしてくれます。オプションサービスも豊富で、各業種ごとに必要な機能を組み合わせて利用できます。連携できるオプション機能は、セルフオーダーシステムや経営管理システム、予約管理システムなどがあります。
iPadとiPhone用アプリが用意されています。無料トライアルは1ヵ月お試し可能。利用料金は、月額6,900円(税抜)からです。
以上、機能比較や料金比較でおすすめの飲食店向けCRMを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、飲食店向けCRM選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
アプリ対応の飲食店向けCRM5選
ここからは、アプリ対応の飲食店向けCRM(顧客管理システム)5選を紹介します。
- TableCheck(iOS)
- スマレジ(iOS)
- リザーブキーパー(iOS)
- Airレジ(iOS)
- HubSpot(iOS・Android)
TableCheck
TableCheckは、株式会社TableCheckが提供する飲食店向けCRMです。iOS対応で、iPadにて利用可能です。顧客管理・予約管理ができるシステムで、キャンセル被害を防ぐためのキャンセルプロテクション機能が搭載されています。電話予約・ネット予約の両方にキャンセル対策ができる、業界唯一の機能。このキャンセル対策機能により、万が一、無断キャンセルが発生しても、キャンセル料を確実に請求することが可能です。
顧客管理では、顧客情報を複数のスタッフや系列飲食店でも共有。全スタッフが顧客一人ひとりを正確に認識できるようサポートしてくれます。着信と同時に顧客情報を表示する「CTI連携」により、お客様の情報を把握した状態で電話に出られます。他にも、顧客情報の詳細検索・分析により、最適なマーケティング施策の実施を支援してくれ飲食店には心強いシステムです。
もちろん予約受付・予約管理機能も搭載し、POSシステムとの連携も可能です。利用料金は、要お問い合わせのため見積もりをとって確認しましょう。
スマレジ
スマレジは、株式会社スマレジが提供する飲食店向けCRMアプリです。iOS対応で、iPad、iPhone、iPod touchで利用可能です。便利なPOSレジ機能のみならず、複数店舗の管理機能や分析機能、顧客・会員管理機能まで、便利な機能を幅広く搭載しています。
スマレジを最大限活用したい、よりスムーズな会計を行いたいという場合には、マルチ決済に対応できる「PAYGATE Station」や、小規模飲食店などにおすすめなキャッシュドロア「mPOP」、レシート印刷に便利なレジプリンター各種などをあわせて導入してみましょう。
クレジットカード、QRコードや電子マネー決済など、多様なキャッシュレス決済に対応している点もメリットです。基本的なPOSレジ機能だけであれば、無料プランで利用できます。有料プランは4つあり、顧客管理機能はプレミアムプラスの月額8,800円(税込)で利用できます。
リザーブキーパー
リザーブキーパーは、株式会社エアネットが提供する飲食店向けCRMアプリです。iOS対応で、iPadにて利用可能です。CTI機能をオプションで付けられ、着信時に画面に表示される予約履歴を見ながら顧客対応ができます。
テイクアウトや自社デリバリーの受付・注文管理や、予約管理、メール配信といった機能が搭載されています。他にも便利な機能として、パソコンやiPad から店舗やグループ店の状況を確認できる集計機能も。複数店舗でリザーブキーパーを利用している場合は、合算値や店舗別の内訳も確認で可能です。
初期費用は無料。CTI機能を利用しない場合、基本料金は月額3,300円(税込)、店舗費用として1店舗につき月額5,500円(税込)です。CTI機能を利用した場合には、基本料金は月額11,000円(税込)、店舗費用として1店舗につき月額7,700円(税込)です。
Airレジ
Airレジは、株式会社リクルートが提供する飲食店向けCRMアプリです。CRM機能を兼ねそなえた、会計業務や売上分析などの機能が使えるPOSレジアプリでもあります。iOS対応で、iPhoneまたはiPadと周辺機器があれば、あらかじめ登録した商品をタッチ、預かり金額を入力するだけで会計業務が完了します。
スピーディな会計や商品登録、顧客管理など、店舗経営で必要な機能をまとめて使えるシステムです。個別会計やテーブル会計など、それぞれのお客様のニーズに合わせて会計方法を変えられるのが便利であるほか、会計を行うごとに売上は自動で集計可能です。顧客ごとに氏名や性別、連絡先、購入履歴や好みの傾向などといったデータも管理できるので、顧客満足度の向上を狙いたい場合には非常に便利なCRMです。
Airレジ オーダーのオーダーシステムの機能を除いて、レジ機能を含むすべての機能を利用制限なく、無料で利用可能です。
HubSpot
HubSpotは、HubSpot Japan株式会社が提供する飲食店向けCRMアプリです。顧客情報の一元管理からマーケティング活用までをカバーしているCRMプラットフォームで、PCはもちろんのことスマートフォンアプリからも利用可能です。
アプリは、iOS・Androidのどちらでも利用可能です。アプリは無料でダウンロードでき、週間あたりのユーザー数はなんと10万人以上。スマホアプリからも広く活用されるCRMであることが伺えます。スマートフォンからも気軽に利用できるCRMをお探しの方におすすめです。
無料プランでCRMの基本機能のほとんどを利用できる点も魅力です。気になる方は、アプリをダウンロードして一度操作性を確認してみると良いでしょう。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 比較的扱いやすく、使いやすいように感じます。導入してから作業効率は、以前に比べて高くなったように思います。今後も使用していきたいと思います。
- サポート体制も整っており、初めての利用もスムーズに行えます。返信も早く即座に対応できるのと、操作自体も難しくないので便利です。
以上、アプリ対応の飲食店向けCRMを紹介しました。アプリ対応の飲食店向けCRMは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合ったアプリ対応の飲食店向けCRMの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
飲食店向けCRMの導入事例
飲食店にCRM(顧客管理システム)を導入し、成功した事例を2つ紹介します。
飲食店向けCRM「Airレジ」導入事例
個人経営の飲食店(顧客数1,000名以上)に「Airレジ」を導入した事例を紹介します。3店舗を展開するこの飲食店では、従来のシステムによる顧客管理がうまくいかないだけでなく、消費税の計算にもミスが生じるなどの状況にありました。そこでCRM機能を搭載したPOSレジシステム「Airレジ」の導入することに。
導入後は、スムーズな会計が可能になっただけでなく、顧客のデータ管理も効率化。顧客データに加え、オーダーされたメニュー、頼んだコースの価格帯などの情報も一元管理し、来店後のDM送付やリピーター育成に役立てているとのことです。
飲食店向けCRM「ユビレジ」導入事例
2023年3月にリニューアルオープンした海鮮居酒屋に「ユビレジ」を導入した事例を紹介します。この飲食店はもともと使用していた他社製品について、オペレーションやサポート対応に課題を感じており、店舗のリニューアルをきっかけにユビレジに乗り換えました。ユビレジを選んだ理由はシンプルかつ操作性の良さ、そして営業担当者の対応や充実したサポートも決めての一つだったそうです。
ユビレジを通じてスタッフを呼ばずに気軽に注文できるため、売上が20%増加。また本部と店舗で同じ画面を見て会議できるだけでなく、以前よりも管理・分析が楽に。さらにランチ時に特に多い、個別会計時の処理も楽になり、ミスも減ったということです。
飲食店が導入すべき管理システム(SaaS)とは
SaaS(Software as a Service)とは、インターネットを経由しソフトウェアを利用できるサービス形態のことです。飲食店が導入すべき管理システムはCRM以外にもあり、ここでは飲食店向けSaaSツールを4つを紹介します。
- POSレジシステム
- 販売管理システム
- 店舗管理システム
- 注文処理システム
- 営業支援システム(SFA)
飲食店向けSaaS①POSレジシステム
POSレジシステムは飲食店で導入すべきSaaSツールの1つです。POSレジの導入によって、売上のリアルタイムな把握、閉店作業の円滑化、会計時の不正防止などの多くのメリットを享受できます。別記事「おすすめのPOSレジを厳選比較」ではおすすめのPOSレジシステムを紹介していますので、ぜひご覧ください。
飲食店向けSaaS②販売管理システム
飲食店の事業形態によっては、販売管理システムもおすすめのSaaSツールです。販売管理システムを利用すれば売上をリアルタイムで把握でき、売上管理を効率化できます。 別記事「おすすめの販売管理システムを比較」ではおすすめのクラウド販売管理システムを紹介しています。
飲食店向けSaaS③店舗管理システム
複数の店舗がある飲食店におすすめのSaaSツールは、店舗管理システムです。店舗管理システムにより、売上管理・在庫管理・従業員管理といった各店舗の運営状況を可視化できます。本店と店舗の連携がスムーズになり、効率的な店舗経営が可能になります。
飲食店向けSaaS④注文処理システム
高い注文回転率が求められる飲食店におすすめのSaaSツールは、注文処理システムです。注文処理システムには効率的な注文処理や待ち時間の短縮、業務の自動化、データに基づく顧客サービスの向上を実現。主な製品には「gateモバイルオーダー」や「CASHER OEDER」があります。
飲食店向けSaaS⑤営業支援システム
飲食業者向けのBtoB事業も並行して展開している企業には、営業を効率化できる営業支援システム(SFA)もおすすめです。SFAは営業活動の進捗や、各取引先との商談状況などを管理でき、スムーズな営業活動に活かせるSaaSです。飲食店を経営する企業におすすめのSFAは、別記事「おすすめSFA(営業支援システム)を比較」もご参考ください。
まとめ:CRMを活用して、店舗の新規顧客をリピーター化しよう
飲食店におけるリピーター化には、店舗の顧客情報をデータで集約し、そのデータを元に最適なマーケティングを展開していくことが欠かせません。「新規顧客をリピーター化できていない」とお悩みの飲食店オーナーは、CRMを導入して顧客データを分析し、新規顧客をリピーター化する施策を打ち出していきましょう。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件でCRMを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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飲食店向けCRMは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、飲食店向けCRM選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った飲食店向けCRMが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
飲食店のCRM(顧客管理システム)について、よくある質問に答えます。
飲食店の顧客管理方法は?
飲食店の顧客管理方法は、CRM(顧客管理システム)で管理する方法、エクセルで管理する方法、紙で管理する方法などがあります。複数人で顧客管理を行う場合、簡単に情報を共有・更新できるCRMが効率的です。
エクセルでも顧客管理は可能?
エクセルは初期導入コストが低く、導入しやすい点がメリット。また豊富なテンプレや柔軟なカスタマイズ性があり、基本的なデータの整理や分析が可能です。しかしデータが増えると手動での更新や管理に時間がかかるだけでなく、手入力によるミスが発生することも。CRMを導入することで顧客情報を一元管理だけでなく、自動化された分析や効果的なマーケティング施策を実現できます。
無料で使える飲食店向け顧客管理アプリは?
無料で使える飲食店向け顧客管理アプリは、「HubSpot」と「Zoho CRM」です。また、POSレジシステムの「Airレジ」 は、オーダーシステムの機能を除くすべての機能を無料で利用できます。
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