おすすめのクラウド販売管理システム9選【2023年最新版】
商品の仕入れや販売、在庫管理を行っている企業にとって、販売管理システムの導入は多くのメリットを得られます。しかし、クラウドで利用できる販売管理システムにはどのような特徴があり、導入メリットは何かわからないという方もいるでしょう。失敗しないためには、事前に機能やシステムによる違いを理解しておくことが大切です。 そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「アイミツSaaS」が、クラウドに対応しているおすすめの販売管理システムを厳選してご紹介!販売管理システムの導入メリットや、特徴別のおすすめシステムの種類まで詳しく解説していきます。
- 販売管理システムの基本的な機能
- 販売管理システムの導入形態はどれがおすすめ?
- クラウド型の販売管理システムを導入するメリット
- クラウド型の販売管理システムの注意点
- 販売管理システムの選び方
- 【比較表】クラウドでおすすめの販売管理システム
- 導入実績多数でおすすめのクラウド販売管理システム2選
- おすすめのリーズナブルなクラウド販売管理システム2選
- サポートが万全なクラウド販売管理システム3選
- クラウド型以外からも選べる販売管理システム2選
- 【まとめ】販売管理システム選びで迷ったらアイミツSaaSへ
販売管理システムの基本的な機能
まずは、販売管理システムの基本的な機能を7つに分けて解説していきます。どのような機能があるのかを理解していきましょう。
見積もり
販売管理システムの機能としてまず挙げられるのが見積もりです。見積書の作成は販売をする上で不可欠ですが、販売管理システムを使えば販売価格などが登録された商品マスターを呼び出して、見積書が簡単に作成できます。また、顧客情報も呼び出せるので、登録されている顧客であれば迅速に見積もりを作成可能です。
受発注
受発注機能は、実際の在庫数を把握した上で仕入れや発注、商談で出てきた商品の引き当てができる機能です。実際の在庫を販売管理システム上で確認し、品物がなくなってきたタイミングで発注書を作成します。また、商談で販売が決まったらシステム上で受注の記録をすることもできます。さらに、実在庫の販売価格を修正することも可能です。
在庫管理
在庫管理は、実在庫の管理ができる機能を言います。ロットナンバー管理やセット管理といった各業界や業種に応じた商習慣による在庫管理にも対応しているケースも少なくありません。システム上から受注、在庫引き当て、さらには出荷や発注、入庫まで管理してくれるので、商品の在庫状態を詳細に把握できます。
出荷
販売管理システムには、出荷に関する機能も用意されています。受注の情報を受けたら担当者向けに出荷指示書を作成し、ピッキングリストで倉庫内の在庫から該当する商品をピッキングする情報を提供可能です。ハンディターミナルと呼ばれる端末を別途用意すれば、「在庫」「予約」「販売済」といったステータスまで管理できるシステムも存在しています。
請求
請求書の発行も販売管理システムで実行可能です。見積書をもとにサービスや商品を提供したあと、情報をもとにして取引ごとに請求書を発行します。紙で出力できるだけでなく、外部ツールと連携して電子署名入りのデータで請求書を送付できることも特徴です。ペーパーレス化にも販売管理システムは貢献してくれるでしょう。
売上管理
売上管理も販売管理システムの特徴です。売上回収の有無が管理でき、回収漏れがないか視覚的にチェックできるだけでなく、未入金の取引にアラートを出すこともできます。入金のない取引を発生させて回収漏れが起こるのを事前に防いでくれるでしょう。さらに受注情報と連動して売上を管理する機能もあるために実在庫の状況に応じて帳票類を出力できます。
レポート
レポートは、販売管理システムを通じて処理されたさまざまなデータを見やすく加工して、分析を行い、レポートで経営状態を可視化できます。時系列の売上はもちろん、顧客別や担当別といった個別の売上額や販売数が分析できる点が特徴といえるでしょう。視覚的に水位が把握できるので、的確な経営判断ができる点もメリットです。
販売管理システムの導入形態はどれがおすすめ?
それぞれメリットやデメリットがあるものの、基本的にはクラウド型の販売管理システムがおすすめです。販売管理システムの導入形態には、オンプレミスとクラウドがあります。
オンプレミスは、自前でサーバーを準備し、自社でシステムを管理、運営する形態です。類似の形態にパッケージ型があり、こちらは買い切りソフトを購入し、自社でシステムを運用するタイプです。一方クラウドは、システムの会社などがデータやシステムを管理し、そこにインターネットを経由して自社のデータを集めることができます。
以下では導入メリットについて、解説していきましょう。
クラウド型の販売管理システムを導入するメリット
ここからは、クラウド型の販売管理システムを導入するメリットを4つの項目に分けて解説していきます。
導入ハードルが低い
クラウド型の販売管理システムを導入するメリットとして、導入ハードルが低いことが挙げられます。カスタマイズを考えなければ、アカウントを作成するだけですぐに運用を開始可能です。また、導入までの打ち合わせや機器の運び込み、動作試験などを行わずに導入できる点もメリットだといえるでしょう。
システムの設置場所の検討から仕様の決定、試験導入などが必要なオンプレミス型と異なり、オンライン上でのやり取りや契約だけですぐに使えてしまうのはクラウド型の魅力です。
業務効率化
クラウド型の販売管理システムの導入によって業務効率化を進められることもメリットです。それぞれの端末にクラウド型の販売管理システムにアクセスするだけで、すぐに販売管理システムを構築できます。
また、リアルタイムですべての販売管理に関わる部署からの情報が集まるので、他部署への問い合わせなしに円滑な販売管理活動が可能になるのも魅力といえるでしょう。素早く導入できて、リアルタイムで情報が把握できる点は大きなメリットです。
業務属人化の防止
クラウド型の販売管理システムを導入するメリットとして、業務属人化の防止も挙げられます。販売管理システムにおける属人化とは、特定の人物しかシステムを扱えない状態になることです。この状態になると、特定の従業員が休暇を取ったり退職してしまったりした場合、企業運営が成り立たなくなる場合もあります。
しかし、クラウド型の販売管理システムでは、多くの従業員が操作をすることができ、操作も共通化しているので、属人化することがほとんどありません。
イニシャルコストを抑えられる
クラウド型の販売管理システムを導入するメリットとして見落とせないのがイニシャルコストを抑えられる点です。イニシャルコストとは、導入後にかかる維持費に当たるコストのことです。オンプレミス型の場合は、サーバーの維持費用やシステムを管理する人員の配置などの人件費など相当なイニシャルコストが毎月発生します。
しかしクラウド型であれば、システム使用料を支払うだけで、そういったシステム自体の保守費用や専門スタッフの人件費といった費用が不要です。
クラウド型の販売管理システムの注意点
ここからは、クラウド型の販売管理システムの注意点について解説していきます。クラウド型を導入することで、カスタマイズ性の低さとネットワーク負荷という点に注意が必要です。
クラウド型は既存システムをそのまま活用するため、自社向けにカスタマイズできる範囲に制限がある場合が多くなっています。また、大量のデータを扱うこともあるため、インターネット回線に負荷がかかりやすくなる場合もあるため注意が必要です。
販売管理システムの選び方
ここからは、販売管理システムの選び方を以下の3つの項目に分けて紹介していきます。
・最適な導入形態は何か整理する
・自社の利用規模や業務に合ったものにする
・サポート体制が万全なサービスを選ぶ
最適な導入形態は何か整理する
販売管理システムは、自社の業務内容に合わせて最適な導入形態をまとめてから選定することが大切です。販売管理システムは大きく分けると、自社用に開発してもらうオーダーメイド型のシステムと、基本的なシステムが構築されたカスタマイズ可能なパッケージシステムがあります。パッケージシステムはさらに、業種特化型パッケージと汎用型パッケージに分けることが可能です。
また、オンプレミス型とクラウド型のサービスもあります。業種や業務、予算や目的によって最善の導入形態が異なるため、要件を整理してからシステムを選びましょう。
自社の利用規模や業務に合ったものにする
販売管理システムの要件を考える上で重要なのが利用規模と業務内容です。たとえば、クラウド型の販売管理システムはアカウント数によって月額料金が変動する料金体系が一般的であるため、利用する従業員が多い場合には経済的ではありません。しかし、販売管理システムを利用する従業員が少なければコストパフォーマンスが高くなります。
また、業務内容によっても必要な機能が異なるため、人気があるシステムだからといって、自社に合うとは限りません。販売管理システムを選ぶ際には、同程度の規模の企業や同業他社での導入実績を確認すると、自社に合うかどうかを判断しやすくなります。
サポート体制が万全なサービスを選ぶ
サポート体制の充実は販売管理システムを安全かつ安心して利用するために欠かせないポイントです。販売管理システムは販売管理に関連する業務を一元管理できる便利なシステムですが、不具合が発生すると一連の業務がすべてストップするリスクがあります。そのため、万全なサポート体制を整えており、障害発生時にはいつでも対応可能なサービスを選ぶのが無難でしょう。
土日祝日や夜間も営業している場合には、まずサポートがその時間帯に対応しているかどうかを確認する必要があります。また、電話やチャットによるリアルタイムでのサポートにも対応していると、緊急時にも心強いでしょう。
【比較表】クラウドでおすすめの販売管理システム
ここからはクラウドでおすすめの販売管理システムを紹介していきたいと思います。まずはご紹介する販売管理システムでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、販売管理システム選びの参考にしてください。
導入実績多数でおすすめのクラウド販売管理システム2選
ここからは、導入実績多数でおすすめのクラウド販売管理システムを以下の2つの項目に分けて解説していきます。
・楽楽販売
・アラジンオフィス
それぞれ詳しくみていきましょう。
楽楽販売は、クラウド型で利用できる販売管理システムです。大手の金融企業や商社系の企業など多数の導入実績があります。
特徴は、リアルタイムの情報共有ができること、ルチーンワークの自動化、自社用にカスタムできることがあります。ルチーンワークになりやすい帳票の発行や作業を完了したタイミング、アラートメールによる納期回答日の連絡といったことが自動で操作可能です。また、ユーザー企業ごとにカスタムできる点も注目です。
- 説明書がなくても使えて便利。わからないことがあっても、チャットサポートがフォローしてくれて利用しやすい。
- 営業支援システムはここ2年のうちに初めて導入して、途中から引き継ぐ形で使うようになったのですが、サポートが迅速丁寧で不明点もスムーズに解決しながら使えてます

アラジンオフィスは、販売管理・在庫管理パッケージシステムで28年以上の実績と導入企業5,000社という実績があるシステムです。
使いやすくコンパクトなため、販売管理や在庫管理の入力操作が簡単で、ユーザー企業向けの独自システムも導入できます。そのため、多くの業界で導入できる強みがあり、製造業から小売業に至るまで対応しているのが特徴です。さらに飲食店専用のバージョンも用意されていることから、各業界に柔軟に対応しているのが強みです。
おすすめのリーズナブルなクラウド販売管理システム2選
続いて、おすすめのリーズナブルなクラウド販売管理システムを以下の2つに分けて解説していきます。
・flam
・WorkVision販売管理
それぞれ詳しくみていきましょう。

flamは、クラウド上で運用できる販売在庫管理システムです。月1万230円(税込)からのリーズナブルさが魅力です。
高速レスポンスとフルキーボード入力も特徴として挙げられます。クラウド上のシステムといえば、動作が緩慢なイメージがありますが、そういった点を一切感じさせない迅速な反映とレスポンスが強みです。担当者がマウス不要でショートカットのみで操作できるフルキーボード入力も扱いやすい仕様で、入力業務も迅速にできるでしょう。

WorkVision販売管理は、柔軟性の高い販売管理システムで、実に40年以上の実績を誇る実績豊富なシステムです。月額1万5,000円から導入できるリーズナブルさも注目です。
製造業から食品卸等さまざまなプロユースに対応してきた実績を持ち、そのノウハウを活かした業界ごとに柔軟な仕様変更ができるシステムとして成長してきました。そのため、どんな分野であっても商習慣や独自ルールなどユーザー企業ごとに最適な仕様にカスタムできるのが特徴です。
サポートが万全なクラウド販売管理システム3選
ここからは、サポートが万全なクラウド販売管理システムを以下の3つに分けて解説していきます。
・SKit FLEXi
・商い哲人EX
・OBIC7 販売情報システム
それぞれ詳しくみていきましょう。

SKit FLEXiは、クラウドによる販売管理・仕入管理ソフトです。厳密に言えば、その2つの機能に加えて会計や経営に関する情報分析機能を追加しているシステム。その多機能さから、統合基幹業務システム(ERP)とも呼ばれています。
サポートも手厚く、専門知識を持つシステムエンジニアが直接対応してくれます。多機能さも特徴的で、お金と物の流れをクラウド上で一元管理できる点も強みです。

商い哲人は、EX中小企業向けに特化したクラウド販売管理システムです。有料のサポートプランを契約すれば地区担当営業が直接サポートを行う手厚さが大きな特徴。
導入しやすいシンプルなシステムであり、販売や仕入れに関する各種データを日々入力するだけで、見積書などの帳票の発行や管理資料の作成ができます。とりあえず販売管理システムを導入したいという場合にすぐに導入できるシンプルさと操作性のしやすさも魅力です。

OBIC7 販売情報システムは、さまざまな業界に対応できる柔軟なシステムが特徴の販売管理システムです。サポートについても受付から、対処、改善提案まで一元化しているため、迅速で確実な対応を受けられます。
柔軟さだけでなく、対応させたシステムを短期導入し、早期に稼働させることにも特化しており、速やかに販売管理システムを導入したいという企業におすすめです。会計一体型システムなので、月次決算もスムーズにできるのが特徴といえるでしょう。
クラウド型以外からも選べる販売管理システム2選
ここからは、クラウド型以外からも選べる販売管理システムを以下の2つに分けて解説していきます。
・GLOVIA きらら 販売
・SMILE V 販売
それぞれ詳しくみていきましょう。

GLOVIA きらら 販売
GLOVIA きらら 販売は、データ管理に強みを持つ在庫管理・売上管理システムです。クラウド型だけでなく業態やセキュリティに応じてクラウド型以外のパッケージモデルも選択できる点が魅力です。導入する際の選択肢が増える点もメリットです。
取得したデータをさまざまな形で運用できるだけでなく、取引先ごとの設定をすることで、より柔軟なデータ管理ができるシステムとなっています。業界や業種に合わせた柔軟なカスタマイズ性も特徴といえるでしょう。

SMILE V 2nd Edition 販売
SMILE V 販売は、販売から在庫管理まで全般に対応している販売在庫管理ソフトです。他社ソフトやサービス連携も可能なほか、クラウド以外にもパッケージタイプの販売がされている点も便利。帳票などに独自項目を追加、実績の集計、多角的なデータの分析できます。販売管理から業務ワークフローといった分野が1つのシステムで管理可能な点は、円滑な業務を行う上で頼もしいシステムといえるでしょう。
【まとめ】販売管理システム選びで迷ったらアイミツSaaSへ
この記事では、クラウド型で導入できるおすすめのクラウド販売管理システムを9選で紹介し、機能やメリットも解説しました。
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