LINE連携が可能なCRMツールおすすめ11選【2023年最新】
国内の月間アクティブユーザー数8600万人を誇るLINEを用いたCRMは、顧客との関係性をより親密にし、LTVを向上させる上で欠かせない施策となっています。また、マーケティング施策以外にも、チャットボットによくある質問を設定し自動応答化するなど、従業員の負担軽減にも繋げる事もできます。本記事では、LINEを用いたCRM施策のメリットやポイントに触れながら、LINEと連携できるCRMシステムを11個紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

PRONIコンシェルジュ 中村
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.LINEを活用したCRMとは?
- 2.LINE公式アカウントでのCRM運用方法
- 3.LINEでのCRMを活用で実現ができること
- 4.LINE上でCRM施策を行うメリット
- 5.【比較表】LINEと連携できるCRMツール
- 6.LINEと連携できるCRMツールおすすめ11選
- 7.無料プラン・トライアルでおすすめのLINE連携可能なCRM2選
- 8.LINE上でのCRMまとめ
1.LINEを活用したCRMとは?
デジタルマーケティングの世界では、近年、特にLTV(顧客生涯価値)の考え方が重要視されるようになってきています。ニーズが多様化し新規顧客の獲得が難しくなってきたことから、既存顧客のリピート率やロイヤリティを高める方が良いと考える企業が増えてきたためです。
LTVの向上には、顧客との関係性が非常に大切なので、適切な関係性を構築するために、CRMを導入する企業も増えています。企業はCRMを活用することで、多数の顧客に対して、個別最適なアプローチをかけられるので、顧客のロイヤリティも高まります。
また、一方通行なコミュニケーションではなく、LINEのように双方向でのコミュニケーションが取れるツールの活用も進んでいます。
特にLINEは国内最大のSNSアプリで、日常使いをされるアプリなので、企業は顧客とLINE上で繋がることで、他の媒体と比べて、反応率の良いCRM施策を展開することが可能となります。
ですので、LINE上でのCRM施策というのがますます重要になってきています。
2.LINE公式アカウントでのCRM運用方法
LINEを使った顧客管理を行うにはどんな方法があるのでしょうか?一つはLINE公式アカウントの顧客管理機能を使う方法です。友達情報を一括して管理できる機能ため、情報共有には役立てられますが、マーケティング施策のような分析が求められる場合では活用は難しいでしょう。
顧客情報をマーケティング施策に活かしたい場合は、CRMツールとLINEを連携させる方法がおすすめです。CRMにLINEを追加することで、顧客情報の分析が可能になり精度の高い施策を行うことが可能になります。
3.LINEでのCRMを活用で実現ができること
LINEとCRMを連携させることによりどんなことが実現できるのでしょうか。ここからはLINEとCRMで行る事を解説していきます。
3‐1.セグメント配信の効果を向上できる
LINE公式アカウントではセグメント配信が可能です。CRMデータを活用すれば、「20代女性」などターゲット設定をより精度を持たすことができます。感覚的にセグメント配信するより、CRMに蓄積された顧客データを活用すれば、効果の高いキャンペーンやメッセージ配信が行えます。
また、
シナリオLINEをセグメント配信に活用する方法もあります。シナリオLINEはいわゆる公式アカウントのLINEを使用したマーケティング方法の1つです。事前にシナリオを設定しておくことで、顧客の動きに合わせて自動応答させることが可能。顧客のセグメントごとに、顧客に合った対応をすることで、決済ページへの遷移率やCVRが向上が見込めます
3‐2.チャットボットで顧客対応を自動化
チャットポットは、特に顧客の問い合わせの面で大きな効果を発揮します。メールやネットでの問い合わせをした場合、すぐに回答をもらえないパターンが少なくありません。しかし、チャットポットではリアルタイムで企業のスタッフと顧客もしくはAIが顧客の求めている回答に導くように作成されています。その結果、顧客は待つことなくスムーズに問題を解決できます。
3‐3.ID連携による顧客管理の効率化
LINE連携する場合、特に重要な点が顧客のID連携です。LINEのユーザーアカウントは、ひとりひとりにIDが割り振られています。顧客は、IDと会員情報を連携すると、LINEからログインした状態でアクセス可能となり、購入や検索などが可能です。
一方で、企業のメリットは、LINE IDを持つ顧客とCRM上での顧客が一致し、よりデータの精度が上がります。そのため、LINE経由でデータ分析をするためには、顧客にIDと会員情報を連携してもらうことが重要な点となります。s
3‐4.顧客行動の分析
CRMとLINEを連携させることで、LINEの流入経路やメッセージ開封率、URLの反応計測などユーザーの行動を可視化ができます。また、友だち数、ブロック数などのユーザーのデータも集計も可能。ページへのアクセス回数、コンテンツの視聴分析などあらゆるユーザー行動分析ができます。CRMでの顧客管理はLINE施策で効果的なマーケティンする上で重要です。
4.LINE上でCRM施策を行うメリット
LINE上で行うCRM施策のメリットは、アクティブユーザー数の多さ、顧客が使い慣れたUX/UIであること、双方向でのコミュニケーションが可能な点があげられます。
特にアクティブユーザー数の多さは、国内では圧倒的で、他のSNSアプリは使ってないが、LINEは使っているという人も多いです。
また、顧客が使い慣れたUX/UIであることは、メッセージのやりとりをする上で非常に大切です。特に公式アカウントでは、タップメニューを充実させることでサイトへの導線を強めることもできます。
4‐1.アクティブユーザー数の多さ
LINEは国内の利用者数8600万人(*2021年1月時点)を誇るSNSアプリで、月間のアクティブ率は86%を誇ります。
(参照元:LINE株式会社マーケティングソリューションカンパニー 2021年1〜6月期版 V1.0 https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202101-06_summary_v1.pdf)
LINEでのコミュニケーションは、生活のインフラとして定着しているため、アクティブ率も圧倒的に高く、企業メッセージの開封率や、店舗送客率なども高いのが特徴です。また、他のSNSなどを使っていないものの、LINEだけは使っているという高齢者なども多く、幅広い顧客にリーチすることができます。
4‐2.顧客が使い慣れたUX/UI
また、顧客がよく使い慣れたUX/UIであるという点も大きなメリットです。友達や家族へメッセージを送るように、企業の公式アカウントとも双方向にメッセージをやりとりすることができるので、企業側は顧客に合わせたコミュニケーションを取ることで売上に繋げやすくなります。
また、普段顧客が使っているコミュニケーションツールですので、使用がスムーズなことから開封率や返信率も他のアプリよりも高いです。
4‐3.双方向でのコミュニケーションが可能
LINEはコミュニケーションツールとして多く利用されている観点から、企業側の一方的なメッセージを送るだけではなく、問い合わせなど顧客とのコミュニケーションの入り口としても活用されています。
特にリアルタイムで対応するチャットポットでは、MessagingAPIを接続したり、AIチャットボットを活用することで、顧客に合わせた即時的な双方向の対応が自動的に可能となります。
5.【比較表】LINEと連携できるCRMツール
ここからはLINEと連携できるCRMツールを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するCRMでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、CRM選びの参考にしてください。
6.LINEと連携できるCRMツールおすすめ11選
LINEと連携できるCRMツールで特におすすめしたい11個についてご紹介します。CRMによって、機能やプランが異なるので、自社に合ったツールを選びましょう。
また、他のツールとも連携可能なCRMもありますので、自社で活用しているツールに関しても抑えておきましょう。

KUZEN-LINK
KUZEN-LINKは、LINE運用効果を最大化してくれるサービスです。特徴は顧客管理機能が充実している点です。LINEで収集したデータは表やグラフで可視化が可能。CV判定機能や満足度機能が搭載されており、ユーザー一人ひとりに合わせたコンテンツやメッセージ配信を行うことができます。LINE運用に精通したサポートチームの支援を受ける事が可能。マーケティング施策やLINE運用に関する課題をサポートしてくれます。
チャットボット機能も充実しています。AIによる自動応答機能はダイアログや一問一答など様々な返答パターンに対応。学習機能も搭載されているので自動返答のクオリティを向上してくれます。APIを経由することでsalesforthなどの外部サービスと連携が可能。より業務効率化をはかることが可能です。
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
Customer Rings(カスタマーリングス)
Customer Ringsは、継続利用99%以上のリピート率があるCRMです。マーケティングオートメーションでは、国内No2の実績を持ち多くの企業が利用しています。
LINEの公式アカウントと連携したメッセージ配信機能を備えており、顧客データとLINE IDを統合することで、CRM上での分析がより進みます。Customer Ringsは、データ分析からマーケティング面まで多彩な機能を備えているツールです。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 営業データの分析機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能
- データのインポート機能

LTV-Lab for futureshop は、LTVと呼ばれる顧客生涯価値を最大限に伸ばすCRMです。
特にカートシステムと自動で連携ができ、顧客のカートからデータの読み取りができます。顧客データ以外にも商品データや購入データを取り込むことも可能です。モールのデータなども取り込み可能ですので、より幅広い視点で顧客データを分析できます。
他にも、メールマーケティング機能が充実しており、無制限のステップメール配信や誕生日などでのメール配信もできます。LINEと連携するとメール配信と両方配信可能になるので、顧客の属性に合わせて適切なチャネルを選びましょう。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- LINEメッセージ配信機能
- データのインポート機能
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり

アクションリンク for futureshopは、顧客ターゲット層の把握から施策結果を元にした検証まで行うCRMです。
そして、取り入れた顧客のデータから顧客ひとりひとりに合わせたメールを自動で作成・送信できます。また、AI機能を取り入れているため、顧客のおすすめ商品を自動的に判断することもできます。
LINEの連携面では、通常のLINEでは送信できない、セグメント送信の他にWeb閲覧履歴や購入履歴などもデータ分析が可能です。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 顧客情報の重複データ除外機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能
- データのインポート機能
- アンケート作成機能
- 電話サポートあり

Virtualex iXClouZは、コールセンターの悩みに特化したCRMです。顧客の情報を音声やSMSを始め、WebやSNS、LINEなどから集め、CRMを連携し、幅広い視点から顧客データを分析します。
Virtualex iXClouZは、コールセンターを中心にしたCRMなので、これからコールセンターを立ち上げようと考えている企業や運用コストを見直したい企業におすすめなシステムとなっています。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 問い合わせ管理機能
- 案件管理機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能
- 電話サポートあり
- メールサポートあり

QuickCRMは、画面作成から自社でできる、カスタマイズの拡張性が高いCRMです。CRMとCTIをベースに、LINEを用いたメッセージの送受信などのコミュニケーションオプションも備えています。
コールセンターに問い合わせをするときに必要なツールが充実しており、10種類のCTIと5つのコミュニケーションツールが利用できます。
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- 顧客管理機能
- 問い合わせ管理機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 案件管理機能
- スケジュール管理機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能

グロースハックLTVは、リピートや定期購入などリピート率を高めてLTVを上げたい企業に向いているCRMです。
客観的視点を取り入れながらCRM施策を行いたい企業におすすめです。
現状の分析から施策の実行、結果の振り返りまでワンストップで行えるツールとなっているので、CRMをフルに活用することができます。

Mico Cloudは、LINE運用に特化しているCRMです。多くの方がコミュニケーションツールに利用しているLINEに着目し、LINE経由の集客からリピート顧客集客までサポートします。
導入企業は99.5%で、多くの企業で取り入れられています。
メール経由で送信した場合よりもLINEで送信した場合の方が開封率が上がるなど、LINE運用のためのサポートに力を入れています。
DATA CAST for futureshopは、連携したいシステムに合わせて最適な形式でデータの連携を行うCRMです。
CRM導入時によく利用されているシステムを自動的に取り入れているので、最初からデータ分析などがスムーズに行えます。
また、メールだけでなく、LINEでも顧客セグメントを切った配信が可能となっています。
7.無料プラン・トライアルでおすすめのLINE連携可能なCRM2選
無料プランやトライアル期間のあるLINE連携が可能なCRMをご紹介します。

Synergy!は、顧客とのコミュニケーションを重視したCRMです。そのため、メッセージの配信方法が豊富なだけでなく、ひとりひとりの顧客に合わせたメッセージを送信可能です。14日間の無料トライアル期間を提供。導入前に検討ができるのもポイントでしょう。
LINEとも連携しており、顧客がどのようなメッセージでクリックするかなど、データ分析からより顧客に合ったメッセージを送信できます。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
- 企業情報の自動取得機能
- リードナーチャリング機能
- LINEメッセージ配信機能
- アイコンのカラーが気分を明るくしてくれる。メールや紙の決裁が減り、時短になった。形式にとらわれず、気軽にやり取りができる。
- 直感的な画面と操作です。初心者でも苦痛なく使えると思います。他サービスと比べてコスパも良いですね。

うちでのこづち
うちでのこづちは、LTV(顧客生涯価値)を高めるCRMです。EC業界では、導入企業数No1の記録を持っているため、信頼のあるCRMです。
特許を取得している独自のシステムを導入しており、顧客満足度は93%と高い数値を記録しています。無料デモを提供しているため、導入前に検討ができるのも特徴です。メール配信以外にも携帯の電話番号を利用したSMSのプッシュ通知やダイレクトメールの発送を自動化するシステムもあります。LINEの連携にも力を入れており、IDを連携した顧客には顧客属性別に適したメッセージの送信が可能です。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- スケジュール管理機能
- リードナーチャリング機能
- 営業データの分析機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能
8.LINE上でのCRMまとめ
ここまでLINE連携可能なCRMについてご紹介しましたが、コミュニケーションツールとして一般的になったLINEを導入することには大きなメリットがあります。
LINEを活用することで、企業側からの一方通行的なメッセージだけではなく、双方向でのやりとりが可能となり、顧客の反応率も上がります。
また、顧客側からも普段使用しているコミュニケーションツールなため、使いやすいことも利点にあげられます。ぜひLINEと連携できるCRMを比較してみてください。



プロが代わりに探して紹介します!