【2023年最新】クラウド電話おすすめ5選! 業者別の特徴も紹介
あなたはクラウド電話という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。 一般的な固定電話は自宅やオフィスなど、電話機がある特定の場所でしか通話できませんが、クラウド電話はスマートフォンやパソコンでも通話を可能する「クラウドPBX」という技術を使った電話サービスで、オフィス以外の場所でも内線電話を利用することが可能です。 オフィスから出張先の社員へ連絡をする際に、通話料が安くなるだけではなく、顧客や取引先とのやり取りの際にも活用できるため、従来の電話サービスと比べ、クラウド電話を活用すれば、場所を選ばず迅速でスムーズな対応が可能になります。 また、通常であれば設置が必須である交換機(PBX)も必要がないため、初期導入時のコストや機器の管理といった手間も少なくできます。 今回は、そんなクラウド電話を選ぶ際のポイントや機能、料金などをお伝えするとともに、代表的なクラウド電話サービスを紹介します。

アイミツコンシェルジュ 齋藤
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
1.クラウド電話とは?
クラウド電話とは、一言で表すと「交換機(PBX)をクラウド上で提供しているシステム」です。交換機とは主に企業やホテルなど、複数の電話回線をとりまとめるために用いられる機器のことを指します。オフィスやホテルで内線電話が可能なのも、PBXによってシステムが構築されているためです。
そのため、一般家庭のように電話機がごく少数しかないところには、PBXは完備されていません。これまでのビジネスフォンは、ハードウェアとしてのPBXを物理的に設置し、運用する必要がありました。しかし、クラウド上で管理、運用が可能なクラウドPBXが登場したことにより、場所にとらわれない柔軟な電話システムの構築が可能になったのです。
クラウド電話は、スマートフォンやタブレット端末でも内線電話として活用でき、外出先からも自社の番号を表示して電話が可能なため、これまでにない革新的なシステムといえるでしょう。また、PBX機器を設置する必要がないため、手間やスペースを削減できるほか、納品までの時間も大幅に短縮することが可能になり、多くの企業からクラウド電話のニーズが高まってきています。
近年、働き方改革が多くの企業で加速しています。時間や場所にとらわれない働き方を実現するためにも、クラウド電話サービスは必要不可欠な存在になりつつあります。
2.クラウド電話を選ぶ際のポイント
現在ニーズの増加に合わせ、さまざまな事業者がクラウド電話サービスの提供を開始しています。数あるクラウド電話サービスのなかで、自社のニーズにマッチしたものを選ぶためには、具体的にどのようなポイントに注意して選ぶべきなのでしょうか。
ここでは、コストと機能の2つの面からクラウド電話の選び方のポイントをお伝えします。最適なクラウド電話を選ぶために参考にしてください。
2-1.月額料金・初期費用はいくらか
クラウド電話の初期費用は1〜5万円程度、月額費用は1回線あたり1,500〜2,000円程度が相場となっています。
クラウド電話は、機器の設置がないため工事を行う必要はありませんが、開通時には、クラウドPBXへサーバ情報を登録したり、設定を行う必要があり、その作業費が初期費用として発生します。通常のビジネスフォンに比べると、大幅に初期費用を抑えられるため、小規模な企業でも導入しやすいのがメリットと言えるでしょう。
次に月額費用ですが、従来の電話と同様に回線(電話番号)ごとに基本料金を支払う必要があります。クラウド電話はインターネットのアクセス回線を準備しなければ利用できません。そのため、現在アクセス回線が準備されている場合は問題ありませんが、これからオフィスを新たに立ち上げる場合は別途光回線などの申込みが必要となります。
また、クラウド電話の通話料は固定電話や携帯電話など、電話の種別によっても異なります。一般的に基本料金が安いプランは、通話料が高めとなっているため、どの程度電話を利用するのかシミュレーションしたうえで検討してみるのが良いでしょう。
2-2.どのような機能がついているか
クラウド電話は、単にビジネスフォンとしての機能を提供するだけではありません。多くのサービスで、ビジネスフォンとしての機能以外にもさまざまな付加機能を加えて提供されています。
代表的な付加機能の一つとして、FAX機能が挙げられます。紙に印刷したものを送信するだけではなく、PDFファイルを印刷することなくそのままFAXとして送受信できる機能は大変便利です。
他にも、電話会議システムやチャット機能、出退勤管理、カレンダー共有、連絡先、ToDoリストなどのグループウェアを提供しているクラウド電話が多く見受けられます。オプションの上手く組み合わせることで、より多くの業務を効率化できる可能性を秘めています。
従来のビジネスフォンと同様の機能としては、内線はもちろん代表番号発信、パーク保留、保留転送なども提供している点です。従来の電話機のような形状のIP電話機はもちろん、パソコン、スマートフォンなど、クラウド電話はあらゆるデバイスで利用が可能です。
この記事ではおすすめのクラウド電話をご紹介いたしますが、
アイミツSaaSでは、自分にあったクラウド/電話PBX選びに関するご相談を受け付けています。
利用料金は無料ですので、以下の「まずは相談する(無料)」からお問い合わせください。
3.【比較表】おすすめのクラウド電話
ここからは人気のあるおすすめのクラウド電話を紹介していきたいと思います。まずはご紹介するクラウド電話でアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。

4.おすすめのクラウド電話5選
クラウド電話の選び方のポイントをお伝えしましたが、実際に人気のある6つのクラウド電話サービスを紹介します。それぞれ提供しているサービス内容や料金プランも異なるため、比較検討の材料にしてみましょう。

MOT/TEL
MOT/TEL(モッテル)は、クラウド電話を提供している大手事業者の一つです。設備投資0円から導入でき、現在使用している電話番号をそのまま引き継ぐことが可能です。
契約回線数が50回線以下の「ミドル」プランの場合、1回線あたりの基本料金は130円と格安。通話料も抑えられ、通信コストの大幅な削減が可能になります。また、「MOTCloud」というスマートフォン管理アプリが標準で付属し、チャット機能や名刺管理、クラウド電話帳などの機能もサービス内で利用できます。着信時に相手の情報を表示させるCTIが標準機能として付属している点も便利です。
MOT/TELの魅力は、やはり通常の電話番号をそのまま引き継げる点にあります。クラウド電話へ契約を変更したとしても、取引先や顧客に対して電話番号の周知をする必要がないため、運用面においてもメリットは大きいといえるでしょう。
- 通信の暗号化
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応

Goodlineは、フリーランスや個人事業主向けの「GoodLine SOHO」と、法人向けの「GoodLine ビジネス」、コールセンター向けの「GoodLine Call」の3種類のクラウド電話サービスを提供しています。
「GoodLine SOHO」の場合は、2内線で月額3,000円のプランを用意。初期費用もわずか2万円で、小規模なビジネスを展開しているユーザーに最適なプランです。また、企業向けの「GoodLine ビジネス」の場合は、5内線から80内線プランまで内線本数により細かくプランが用意されており、必要な回線数分だけ契約できるため、コストを無駄にすることがありません。もちろん、0120番号も利用でき、コールセンターへの活用としてもおすすめです。
加えて、システムを自社開発している点も強みで、既存顧客の声を反映させた通話録音や自動音声応答機能、分析機能など多彩な機能を搭載していることも魅力です。
BIZTELは、モバイル内線化のFMCやビジネスフォン、コールセンター向けシステムを総合的に展開しているビジネスフォンに特化したサービスです。
なかでもクラウド電話として提供している「BIZTELビジネスフォン」は、最短5営業日でスピード開通が可能なクラウド電話サービスで、有名ベンチャー企業も導入を進めている注目度の高さを誇っています。メインとする料金プランは「ライト」と「スタンダード」の2種類で、ライトの場合は初期費用20万円、月額費用8万1,000円で40の内線を利用できます。スタンダード30の場合は初期費用45万円、月額費用14万円で80の内線を利用可能。
外線番号の追加や0120番号などの追加も可能であり、中規模以上の企業やコールセンターなどへの導入がおすすめです。クラウド型コールセンターシステムの導入社数・稼働席数が3年連続国内No.1という点も信頼の証と言えるでしょう。

ひかりクラウドPBXは、NTT東日本が提供するクラウド電話サービスです。現在フレッツ光の契約をしている場合は、通常のひかりクラウドPBXを契約し、他社の光アクセス回線やインターネット回線未加入の場合は、ひかりクラウドPBX(まるらくオフィス対応)のプランがおすすめです。
まるらくオフィス対応のプランであれば、インターネットの光アクセス回線申し込みと同時に開通が可能で、故障受付も24時間対応可能というメリットがあります。
月額費用はひかりクラウドPBXの場合、10回線まで1万円。ひかりクラウドPBX(まるらくオフィス対応)であれば、10回線まで1万5,000円+まるらくオフィスサービス月額費用として1万円の合計2万5,000円で利用できます。通信業界最大手のサービスを安心して利用したいという方や、導入後のフォロー体制も重要視したいという企業には、おすすめのサービスです。
- アカウント権限
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応

トビラフォン Cloudは、トビラシステムズが提供するクラウドPBXです。なんとトビラフォンブランドユーザー数は、2020年7月末時点で約1,000万人。個人のスマホに専用アプリをダウンロードするだけで、誰でも簡単に1台のスマホを私用と社用に使い分けることができます。
特徴は、ビジネスフォンのリース代金や電話線工事など設備投資費用をかけずに、最短翌営業日に導入できること。また、迷惑電話リストや発着信管理など一元管理も可能です。録音機能や電話帳にない事業所名の表示機能に加え、受電の際には前回対応した担当者が優先的に呼び出すなど豊富な便利機能も見逃せません。基本セット初期費用は33,000円(税込)、月額費用は1セット3,300円(税込)です。
テレワークを推進している企業をはじめ、急成長のベンチャー企業から複数拠点をもつ大企業まで、幅広い用途に対応できます。1つのスマホを社用と私用に使い分けたい方におすすめのPBXです。
アイミツSaaSではクラウド電話サービス選びに関するご相談を受け付けています。料金は無料ですので、ぜひ下記の診断・コンシェルジュ相談をご活用ください。
5.【まとめ】ニーズに合ったクラウド電話を選ぼう!
従来の固定電話に比べ、場所に縛られない便利なクラウド電話。スマートフォンやパソコンからも電話の発着信が可能で、過去の通話履歴や相手の企業情報等も簡単にブラウザから確認できるため、電話を利用する機会が多い企業には非常におすすめなサービスです。
今回は、クラウド電話のなかでも特に人気の高いサービスを5つ紹介してきましたが、紹介したサービス以外にもさまざまな事業者がクラウド電話を提供しています。それぞれのサービスが独自の強みや施策を打っているため、会社によって標準機能の範囲やオプションの種類も異なります。
クラウド電話の導入を決定する前に、必ず気になる数社を比較検討することをおすすめします。導入後は、多くの自社社員が利用することになるため、価格やネームバリューはもちろんのこと、サービスの手厚さや画面デザインの見やすさも比較検討の材料にしましょう。



プロが代わりに探して紹介します!