固定電話不要!個人事業主向けおすすめクラウドPBX9選【2024年最新】
「個人の携帯電話番号ではなくビジネス用の電話番号が欲しい」と考える個人事業主の方も多いでしょう。そんな方におすすめなのが、クラウドPBX(クラウド電話)の導入です。クラウドPBXならビジネス用の電話番号を発番、かつスマホのアプリで発着信ができ固定電話が不要なため、働く時間や場所に囚われない個人事業主のビジネスフォンに最適です。
本記事では、個人事業主のビジネスフォンとしておすすめのクラウドPBX9選を紹介します。固定電話から便利なクラウド電話に乗り換えたい個人事業主はぜひご覧ください。
IT導入・DX推進のプロ
まきさか
東京大学大学院にて人工知能を専門に研究。在学中にベンチャー企業のエンジニアとして勤務もし、卒業後はシンクタンクでレポーティングやIT …続きを見る
東京大学大学院にて人工知能を専門に研究。在学中にベンチャー企業のエンジニアとして勤務もし、卒業後はシンクタンクでレポーティングやITコンサル業務に従事。2017年からはエネルギー企業にてDXの企画・推進、PMO等を担当。2020年よりIT専門ライターとしても活動し、DX・AI・PMO・マーケティング・コールセンター・セキュリティ・クラウドなどの各分野に精通している。 IT専門ライター / エネルギー企業にてDX企画・推進、PMO等を担当
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- 個人事業主のビジネスフォンにはクラウドPBXがおすすめ
- 個人事業主がクラウドPBXを使う6つのメリット
- 個人事業主がクラウドPBXを選ぶ方法・比較ポイント
- 機能や通信品質を一覧比較
- 個人事業主におすすめのクラウドPBX4選
- 通話品質が良いおすすめのクラウドPBX3選
- 無料で電話番号を利用できるおすすめクラウドPBX2選
- まとめ:個人事業主のビジネスフォンに、どこでも使えるクラウドPBXがおすすめ
個人事業主のビジネスフォンにはクラウドPBXがおすすめ
固定電話など従来のビジネスフォンの場合、オフィスなど決まった場所でしか電話を使えませんでした。一度、固定電話を契約してしまうとオフィスの移転がしづらくなるため、固定電話の導入をためらう個人事業主も多いでしょう。
一方でクラウドPBXは、電話機だけでなくスマホやPCでも発着信できるため、場所に縛られずに電話ができ、固定電話と比較して柔軟な働き方に対応が可能。個人事業主におすすめのビジネスフォンです。
また、従業員数が増えた場合、クラウドPBXならWeb上で利用人数を変更するだけで設定が完了し、手間なく導入・設定変更ができます。そのため、ゆくゆく法人化を目指している個人事業主にもおすすめです。
個人事業主がクラウドPBXを使う6つのメリット
個人事業主がクラウドPBXを使うメリットは下記の6つです。
- 市外局番の番号が使えて信頼性を高められる
- 事務所を移転しても電話番号が変わらない
- 会社用の携帯を契約・管理する必要がなくなる
- 固定電話やIP電話と比較して工事不要・早く導入可能
- オフィスの外でも電話対応が可能
- コストを削減できる
市外局番の番号が使えて信頼性を高められる
会社の代表電話番号として登録されている番号が個人の携帯電話であることで、不信感を抱く顧客は少なくありません。個人事業主であってもビジネス用の電話番号を持つことで、顧客からの信頼性を高めることができます。
クラウドPBXは市外局番の番号を使えるうえ、固定電話と比較して手間・費用が小さいため、顧客の信頼性を獲得して事業を成長させたい個人事業主におすすめです。
事務所を移転しても電話番号が変わらない
個人事業主のオフィス・事務所を移転する場合、代表電話番号が変わることで取引先への周知、名刺・ホームページ情報の更新などが必要となり、対応が大変です。
クラウドPBXなら050から始まるIP電話番号も発番でき、スマホからいつでも電話可能なため、事務所を移転しても電話番号を変更する必要がありません。ゆくゆく法人化などで事務所移転の可能性がある個人事業主にも、クラウドPBXはおすすめのビジネスフォンです。→スマホアプリ対応のクラウドPBXはこちら(別記事)
会社用の携帯を契約・管理する必要がなくなる
クラウドPBXは個人のスマホで発着信が可能なため、会社用の携帯を契約・管理する必要がなくなります。クラウドPBXには営業時間設定(営業時間外の電話に対してアナウンスをする機能)もあるので、プライベートを邪魔される心配もありません。
固定電話やIP電話と比較して工事不要・早く導入可能
設置に数ヶ月を要する固定電話やIP電話と比較し、クラウドPBXは工事が不要で早く導入できる点がメリット。申し込みから最短1〜2日で導入できるクラウドPBXもあり、早く活動し始めたい個人事業主におすすめです。
IT導入・DX推進のプロ
まきさかのコメント
オフィスの外でも電話対応が可能
「外出中に顧客・取引先から電話がかかってきて対応できなかった」という経験をもつ個人事業主も多いでしょう。クラウドPBXはスマホで電話対応できるビジネスフォンで、オフィスの外でも電話対応が可能です。外出のタイミングで電話に出られなかったということがありません。
なお、すでに固定電話を利用している場合、クラウドPBXにそのままの電話番号を引き継げる場合もあります。顧客とのコミュニケーションを円滑にし、機会損失を軽減したい個人事業主にはクラウドPBXがおすすめです。
IT導入・DX推進のプロ
まきさかのコメント
コストを削減できる
従来のPBXでは物理的なPBXが必要だったため、PBXの購入や配線工事に費用がかかります。しかし、クラウドPBXであれば、クラウド上のPBXを利用するため物理的な設備が不要となり、PBXの購入費や工事費がかかりません。
また、従来のPBXは通話の際に電話会社のネットワークを利用しなければならず、転送料もかかります。しかし、クラウドPBXはインターネット経由でデータを送受信するため、転送料が発生しません。
個人事業主がクラウドPBXを選ぶ方法・比較ポイント
個人事業主がクラウドPBXを選ぶ方法や、重要な比較ポイントを解説します。
- 個人事業主向けプランの有無
- 機能・サポートの比較
- 利用できる電話番号の種類
- 通信品質の比較
個人事業主向けプランの有無
まず確認すべきは個人事業主向けプランの有無です。クラウドPBXは固定回線と比較して料金が安いですが、法人向けのクラウドPBXプランだと個人事業主にとっては料金が高く、適していません。
クラウドPBXの料金は、基本的に電話回線数・機能に応じて変わります。個人事業主には、必要最低限の電話回線・機能を安い料金で利用できるクラウドPBXがおすすめです。
機能・サポートの比較
クラウドPBXのさまざまな機能を利用することで、電話業務の効率化を図ることができます。たとえば、自動録音機能や音声テキスト化機能、CRM(顧客管理システム)との連携機能は、電話対応の改善に役立ちます。
自動音声案内や時間帯による着信ルールの設定など、電話の基本機能も活用することで、スムーズに電話対応が可能に。ビジネスを補佐するスタッフが1人増えたかのような満足感を得られます。
また、トラブル時のサポート体制も重要な比較ポイントです。万全なサポート体制があれば有事の際も取引先との電話対応を継続的に行うことができます。
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利用できる電話番号の種類
「ビジネス用の電話番号を発番することで、取引先からの信頼を得たい」という個人事業主は、利用できる電話番号の種類にもこだわりたいはず。しかし、クラウドPBXサービスによっては市外局番を発番できなかったり、050番号しか使えなかったりするケースもあるため、利用可能な電話番号も比較してクラウドPBXを選ぶことがおすすめです。
通信品質の比較
クラウドPBXを比較すると通信品質にも違いがあります。個人事業主がサービス選定する際は音質がよいか、電話が途切れないかといった品質の比較も重要です。
電話の音質が悪いと、大事な顧客からの連絡や緊急性の高い業務連絡に対応できず、ビジネスの機会損失につながります。クラウドPBXを選ぶ際は、無料トライアル期間を活用して音質・通信品質を確認するのがおすすめです。→無料トライアルを実施しているクラウドPBXはこちら(別記事)
IT導入・DX推進のプロ
まきさかのコメント
初期費用が安く、導入までの期間が短ければ、お金や時間の工面のハードルが下がるので、スピーディーに事業を始めたい個人事業主にとってはメリットになります。また、今後事業を拡大して人を増やしたい時にも拡張性があれば回線や内線番号を増やしやすいので、すぐに事業拡大を進められるでしょう。
機能や通信品質を一覧比較
ここからは実際に、クラウドPBXを機能や通信品質で比較し、個人事業主におすすめのクラウドPBXを紹介します。以下は個人事業主向けプランがあるクラウドPBXの比較表です。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
MiiTel | 無料 | 5,980円/1ユーザー |
TramOneCloud | 無料 | 1,200円~ |
03plus | 年払い:3,800円 月払い:5,000円 |
年払い:11,760円 月払い:980円 |
トビラフォンCloud | 33,000円~ | 3,300円~ |
CIRCLE | 5,500円 | スマホ版:880円/1ユーザー PC版:1,100円/1ユーザー |
MOT/TEL(モッテル) | 29,800円~ | 4,980円 |
モバビジ | 要問合わせ | 要問合わせ |
回線.com | 10,000円 | 3,000円 |
Dialpad | 無料 | 1,000円/1ユーザー |
「MiiTel」「TramOneCloud」「Dialpad」は初期費用無料で利用できるクラウドPBX。導入コストを抑えたい個人事業主におすすめです。PRONIアイミツでは、気になるクラウドPBXを最大6サービスまで選んで比較表を作れます。サービス比較にぜひご活用ください。
個人事業主におすすめのクラウドPBX4選
個人事業主のビジネスフォンとして、おすすめのクラウドPBX4選を紹介します。おすすめ理由や特徴を解説するので、気になるクラウドPBXをご確認ください。
- MiiTel
- TramOneCloud
- 03plus
- トビラフォンCloud
MiiTel
MiiTel(ミーテル)はクラウド電話機能と録音・文字起こし・AI音声解析が1つになったクラウドPBX。電話営業や顧客対応を可視化し、電話応対品質を改善させるといった使い方ができます。
MiiTel(ミーテル)は初期費用無料・月額料金5,980円と、他社と比較して安い料金で利用できる点もメリット。「顧客品質の分析まで担ってくれるビジネスフォンが欲しい」という個人事業主におすすめのクラウドPBXです。
TramOneCloudは、個人事業主やスタートアップ企業に導入実績が多い人気のクラウドPBXです。他社と比較したTramOneCloudのおすすめ理由は、1人から契約可能な点と、月額料金1,200円とリーズナブルな価格で契約できる点。無料トライアルも実施しており、お試し利用したい個人事業主にもおすすめです。
また、24時間365日サポート対応しており、土日祝日に働く個人事業主も安心です。もちろん、基本機能も充実していて、電話番号の種類も幅広く用意されているので、多くの個人事業主におすすめのクラウドPBXです。
- ISMS
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
03plus
03plusは初期費用5,000円・月額料金980円と、他社と比較して安い点がメリットで、コストを抑えて導入したい個人事業主におすすめのクラウドPBXです。また、日本独自の「電話取次ぎ」の慣習をふまえ、保留・転送の操作がしやすいスマホアプリを開発している点も特徴で、他社の海外製アプリと比較して使い勝手の良さが評判です。
03plusには10分かけ放題のオプション(月額料金1,000円)もあります。顧客・取引先との電話対応を丁寧に行いたい個人事業主や、安いクラウドPBXをお探しの個人事業主はぜひ03plusを検討ください。
将来的に個人事業主ではなく法人化したいとお考えなら、トビラフォンCloudがおすすめ。トビラフォンCloudでは、外線番号を2つ・内線番号を5つまで利用でき、複数の従業員でクラウドPBXを利用できます。
初期費用は3万円と高めですが、月額料金は3,000円と一般的な価格帯で、個人事業主も予算内で導入しやすいクラウドPBX。個人事業主の電話業務に役立つ機能が揃っています。法人化を予定している個人事業主には、回線数の増加に対応できるトビラフォンCloudがおすすめです。
通話品質が良いおすすめのクラウドPBX3選
通話品質の評判がよいクラウドPBXおすすめ3選を紹介します。外出先でも安定した通話品質で顧客対応できるビジネスフォンをお探しの個人事業主は、以下のクラウドPBXを検討ください。
- Circle クラウドPBX
- MOT/TEL(モッテル)
- モバビジ
Circle クラウドPBXは音質が良いと評判のおすすめクラウドPBX。通話品質を音楽の国であるドイツで設計されたシステムで、電話の音質にこだわっています。
利用可能な電話番号としては、03(東京)・06(大阪)以外の市外局番にも対応し、幅広いエリアで利用できるクラウドPBXです。ナンバーポータビリティ機能で、現在使用している固定電話を引き継いで使うことも可能です。
Circle クラウドPBXは、Salesforceなど他のクラウドサービスとの連携・迷惑電話のフィルタリングも可能で、営業や顧客管理に力を入れたい個人事業主にもおすすめです。
MOT/TEL
MOT/TEL(モッテル)は高音質での通話が可能なおすすめクラウドPBXです。音質が良い理由は、エリアごとにデータセンターを設置して電話回線接続の負荷を分散させているから。一般的なクラウドPBXのように回線混雑で通話品質が落ちてしまうというトラブルなく、いつでも安定した音質を提供できます。
料金プランは初期費用29,800円・月額料金3,980円で20回線まで利用できるため、小規模チームで働く個人事業主におすすめです。
- 通信の暗号化
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
モバビジは総務省基準における最高峰の音声品質「クラスA」の評価を獲得する、音質の良いクラウドPBX。外出先でも安定した通信品質で、取引先とビジネスの電話をしたいという個人事業主におすすめです。
月額料金は見積り時に確認が必要ですが、他のクラウドPBXと比較して安いと評判。電話機能も充実しおり、コストパフォーマンスが高いクラウドPBXをお探しの個人事業主にもおすすめです。
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
無料で電話番号を利用できるおすすめクラウドPBX2選
電話の費用を少しでも削減したい個人事業主に向けて、料金無料で利用できるクラウドPBXおすすめ2選を紹介します。
- 回線.com
- Dialpad
初期費用1万円・月額料金3,000円の格安料金で契約できる回線.comは、電話利用にかかる費用を抑えたい個人事業主におすすめのクラウドPBXです。
料金が安い上、050・03・0120などさまざまな電話番号に対応。NTTの固定電話番号の継続利用も可能で(オプション費用が発生)、現在利用中の固定電話番号をそのまま使いたい個人事業主にもおすすめです。回線.comが気になる個人事業主は、まず無料トライアルで試してみましょう。
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- 代表番号での発信
- 複数電話機のグループ着信機能
Dialpadは月額料金800円と安い価格で、050番号を取得できるクラウドPBX。最低利用期間は1ヶ月と短く、他社と比較して契約しやすい点もおすすめ。月額料金に500円追加で市外局番の電話番号も利用できます。
Dialpadは、Google WorkplaceやMicrosoft Office365などのクラウドツールとも連携可能で、多くのビジネスシーンにおいて導入しやすいでしょう。電話回線の増設も可能で、個人事業主の事業拡大にも対応します。
料金が安いクラウドPBXを導入したい個人事業主は、Dialpadを検討ください。
まとめ:個人事業主のビジネスフォンに、どこでも使えるクラウドPBXがおすすめ
スマホでどこでも電話の受発信が可能な上、料金が安いクラウドPBXは、個人事業主のビジネスフォンとしておすすめです。個人事業主のビジネスに必要な機能を搭載したクラウドPBXを選ぶことで、スムーズに取引先との交渉が進みます。ビジネスフォンを柔軟な働き方に対応させたい場合は、クラウドPBXをぜひ検討ください。
また、クラウドPBXを選ぶときは料金の安さや機能、通信品質などを比較し、事業との相性の良さも考慮しましょう。→クラウドPBXを総合比較・おすすめ紹介(別記事)
PRONIアイミツでは、簡単ないくつかの質問に答えるだけで、数あるクラウドPBXから希望要件に合わせたおすすめのサービスをコンシェルジュがご提案します。個人事業主に最適なクラウドPBXを見つけたい方は、ぜひ一度お試しください。
プロが代わりに探して紹介します!
IT導入・DX推進のプロ
まきさか
IT専門ライター / エネルギー企業にてDX企画・推進、PMO等を担当
資格
IPA プロジェクトマネージャー、データベーススペシャリスト、セキュリティスペシャリスト
東京大学大学院にて人工知能を専門に研究。在学中にベンチャー企業のエンジニアとして勤務もし、卒業後はシンクタンクでレポーティングやITコンサル業務に従事。2017年からはエネルギー企業にてDXの企画・推進、PMO等を担当。2020年よりIT専門ライターとしても活動し、DX・AI・PMO・マーケティング・コールセンター・セキュリティ・クラウドなどの各分野に精通している。
IT導入・DX推進のプロ
まきさかのコメント