【2024年11月】人事管理システム(HCM)のランキング
人事管理システム(HCM)
最新の人事管理システム(HCM)79件をランキング形式で一覧掲載(2024年11月21日時点のランキングを表示中)。人事管理システム(HCM)の料金や機能、特徴をまとめて比較することができます。画面左に設置された【検索機能】を活用すれば、「導入企業の規模」「導入業界の実績」「使いたい機能」「連携したいシステム」を絞り込んで条件に合ったサービスの人気ランキングを一覧で確認できます。また、画面下に表示される【比較表を作る】から最大6サービスの比較表を作成することも可能です。労務管理・人事情報の管理・評価管理など、あらゆる人事の手続きを効率化したい企業は、ぜひご活用ください。
人事管理システム(HCM)とは
HCMとは「Human Capital Management」の略で、企業内における人材情報をまとめて管理していく経営手法、あるいは人材情報をデータベース化して管理できるシステムのことを言います。人事管理システムと言ったほうが馴染みがあるでしょう。
HCM(人事管理システム)で管理できるのは、従業員の氏名や年齢をはじめとする基本情報だけでなく、どこに配属されているのか、給与はいくらか、過去の昇格について、持っているスキル、さらには人事評価情報までさまざま。情報を一元管理・運用することにより、人材育成や適切な人材配置などに役立てることができます。
人事管理システム(HCM)の選び方
人事管理システム(HCM)を導入するとしても、数あるシステムの中からどのように選べばいいのか悩んでしまうことも少なくありません。HCM選定の際には、以下のポイントに注意しましょう。
まずはじめに注意しておきたいのが、使いやすいシステムなのかどうかです。システムを導入するにあたっては、より早く社内に定着させたいもの。定着が早ければ早いほど、導入効果を早く感じることができるはずです。そのためには、なるべく使いやすいシステムであることが必須条件。無料トライアルを活用するなどして、すぐに使いこなせそうかきちんと確認しておきましょう。
また、セキュリティ対策が万全かどうかも重要なポイント。HCMは主にクラウド型で提供されていますが、クラウド型=インターネット上で利用するシステムということなので、常にリスクと隣り合わせと言っても過言ではありません。プライバシーマークは取得しているのか、IPアドレスやデバイスの制限はできるか、ファイルやデータ、通信はすべて暗号化されているのかなど、セキュリティ面についてきちんと確認してから導入しましょう。
もっと詳しく知りたい方は、人事管理システム(HCM)の選び方についての記事をご覧ください。
人事管理システム(HCM)の価格・料金相場
人事管理システム(HCM)は、多くの企業から提供されており、価格・料金設定もそれぞれ異なります。基本的には、初期費用、月額費用、保守費用等で成り立ち、見積りの依頼後、各企業の課題や希望に合わせ、さまざまなオプションを組み合わせた後に料金が決まります。
月額費用は、必要とする機能と利用人数(ライセンス数)、利用年数等で変動することが多く、ライセンスの購入なのか、クラウド版の利用なのかなど、導入形態によっても金額が変わります。
大まかな料金相場は以下の通りです。
【人事管理システム(HCM)の価格・料金相場】
初期費用 0円~25万円、80~200万円程度
月額使用料 1人あたり 300円~6000円程度
※最低利用人数はシステムにより異なります
人事管理システム(HCM)のメリット・デメリット
人事管理システム(HCM)では、従業員の基本情報や評価情報、スキルや適性などの一元管理が可能。集約したデータをもとに人事管理業務の効率化や人事データの経営への活用などを叶えられます。しかし、多くのメリットがある一方で、いくつかデメリットがあることも事実。ここからは、 HCMを導入することのメリットとデメリットをそれぞれ3つずつ確認していきましょう。
メリット
①人事管理業務を効率化できる
人事管理業務は、予想以上に負担が大きいもの。従業員1人ひとりの個人情報の管理、さらには人事評価の管理や要員配置など、カバーしている業務はさまざまです。 HCMを導入すればそれらの業務を1つのツールでまとめて行えるため、煩雑な業務を軽減できるほか人件費の抑制にも繋げられるでしょう。それぞれの業務で別のソフトを導入するより、費用が安く済むのもポイントです。
②人事管理業務のミスを軽減できる
人事管理業務と一口に言ってもその業務は多岐にわたるものです。負担が多いからこそちょっとしたミスが頻出しやすいことも。Excelなどでデータを管理しているという場合にはなおさらです。しかしHCMを導入しておけば、従業員が自分でデータの参照・更新ができるほか、データ分析なども自動で行え、ミスが軽減できるでしょう。
③人材育成に繋げられる
HCMを導入することによって、従業員1人ひとりのデータベースを構築することができるため、そのデータベースをもとに分析を行い、これまでよりも戦略的な人材育成を行うことができます。社内の現状をより具体的に把握できることによって、効果的な採用活動にも繋がるでしょう。
デメリット
①セキュリティ面に気を付ける必要がある
HCMには従業員の基本情報が集約されているため、セキュリティ面には徹底して気を付ける必要があります。権限設定やIPアドレス制限、データの暗号化など、セキュリティ面の機能が充実しているものを選びましょう。
②ランニングコストがかかる
HCMの主流は気軽に導入することのできるクラウドシステムですが、基本的には月額あるいは年額の利用料金が発生します。ユーザー数による課金制の場合、従業員が多ければ多いほど予想以上に費用が膨らむこともあるため、導入する際には複数のシステムで相見積もりを取りましょう。
③効果が出るまでに時間がかかる
HCMに限った話ではありませんが、システムを導入すればすぐに効果が出るわけではありません。まずはじめは新たに導入されたシステムに慣れるところから始めなければならないため、効果が出るのを焦らないように注意しましょう。
人事管理システム(HCM)の仕組みと使い方
人事管理システム(HCM)を導入することによって、企業は従業員情報を統合的に管理することができます。給与管理や勤怠管理などを行えるシステムも含めて人事管理システムと呼ぶことも少なくありませんが、HCMとして分類される場合には組織管理や評価管理、あるいはタレントマネジメント的要素が強いと考えていいでしょう。
つまりHCM(人事管理システム)とは、単に従業員1人ひとりの情報を集約し管理するだけではありません。それぞれの強みやスキル、さらにはキャリアアップについてどう考えているのかなど、これまでにはきちんと把握されてこなかった分野まで可視化・データ化することにより、経営戦略に役立てることができるのです。
また、人事担当者がわざわざ従業員に問い合わせをせずとも、1人ひとりがシステムへとログインし必要な情報等を入力することができるなど、人事業務の効率化、負担軽減に繋がるのも特徴と言えるでしょう。
人事管理システム(HCM)の機能
人事管理システム(HCM)で利用できる機能はさまざまです。従業員の基本情報やスキル、評価履歴、入退社や異動情報などを管理できる人材データベースの管理機能のほか、360度評価やOKR、MBOなどに対応する人事評価のワークフロー機能も。従業員の評価分布状況をグラフィカルに表示できるものや、1on1の面談履歴を残せるものも少なくありません。従業員側からは自身のデータを確認・更新できるだけでなく、個人の目標を設定できることもあるでしょう。
さらには、従業員満足度の確認や研修受講後のフィードバックなどにも役立つ社員アンケート機能、従業員の入れ替えを想定したシミュレーション機能など、それぞれのHCMによって機能は多岐にわたります。
人事管理システム(HCM)のシェア
人事管理システム(HCM)を導入するにあたって参考にしたいのが、主要システムのシェアです。どのようなシステムが数多く導入されているのか、確認しておきましょう。
例えば、大手企業へ向けた人事管理システムとして多くの人気を集めている「COMPANY」は、大手約1,200法人グループの導入実績数を記録。数多くのクラウドシステムを提供しているfreee社の「人事労務freee」は、タレントマネジメントというよりも労務事務の一元化に特化したシステムですが、なんと25万もの事業者に導入されています。
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