CTIシステムの費用相場は?クラウド・オンプレ型の価格を徹底解説
CTIシステムの導入を検討する際、最初に気になるのが費用感ではないでしょうか。「オンプレミスからクラウド型の移行で費用はどう変わるか」「自社の規模や体制でも導入できるのか」といった点が見えづらく、比較検討の段階でつまずいてしまう企業も少なくありません。
本記事では、提供形態(クラウド型・オンプレミス型)ごとの初期費用・月額料金の相場を詳しく解説したうえで、主要なクラウド型CTIシステムの料金比較表や、コストを抑えて導入できるおすすめサービスも紹介します。「まずは価格だけでも把握しておきたい」「格安のCTIを知りたい」といった方はもちろん、「機能やサポートも重視したい」と考える方にも、参考情報としてお役立ていただけます。

IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としなが …続きを見る
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としながら、オフィスルールの策定や、ワークフローシステムなどSaaS・ITツールの社内導入を牽引した経験がある。また、前職では情報システム部門で20年以上従事し、社内システム全般の構築・管理業務を行ってきた経歴がある。オンプレサーバ管理、WEBアプリ開発(PHP+MS SQLserver)の分野にも知見を持つ。 PRONI株式会社 情報システム部門のリーダー
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- CTIシステムの費用相場
- クラウド型CTIシステムの料金比較表
- 価格が安いCTIシステムおすすめ13選
- 電話業務の課題解決に役立つCTIシステムのメリット
- 価格の安さ以外もチェック!CTIシステムの選び方
- まとめ:価格と機能のバランスでCTIシステムを選ぼう
- よくある質問

CTIシステムの費用相場
CTIシステムの費用は、提供形態やサービスごとに大きく異なります。 ここでは、クラウド型とオンプレミス型それぞれの初期費用・月額料金の相場について、分かりやすく整理します。 自社に合った導入形態を選ぶ際の参考にしてください。
比較項目 | クラウド型CTIシステム | オンプレミス型CTIシステム |
---|---|---|
特徴 | 導入しやすくリーズナブル | カスタマイズ性に優れセキュリティ面も安心 |
初期費用の相場 | 無料〜20万円程度 | システム費30万円以上、サーバー費20万円以上 |
月額料金の相場 | 1ライセンスあたり5,000円~1万5,000円程度 | 発生しないことが大半 |
クラウド型CTIシステムの初期費用・月額料金
クラウド型CTIシステムの相場は、初期費用が無料〜20万円程度、 月額料金は1ライセンスあたり5,000円〜1万5,000円程度が一般的です。 また、2,000円前後から導入できるサービスもあります。ライセンス単位ではなく拠点単位での料金体系を採用しているサービスもあり、その場合の相場は1拠点あたり月額1万5,000円〜3万円程度です。
クラウド型CTIシステムは、クラウド上で利用できるため導入のハードルが低く、オンプレミス型と比較してコストを抑えやすいのが特徴です。 初期投資も無料〜数万円程度に収まることが多く、月額費用も比較的リーズナブル。 初期投資を抑えつつ、柔軟に導入したい企業におすすめです。
CTIシステムの費用は、拡張性や機能の充実度、選択するプランによって変動します。 「なるべくコストをかけずに導入したい」と考える企業には、クラウド型CTIシステムがおすすめ。初期費用を抑えやすく、スピーディに運用を開始できます。 ただし、オンプレミス型と比較するとカスタマイズ性が低い点には注意が必要です。 自社の業務フローに最適化したシステムを構築したい場合は、カスタマイズの可否も含めて慎重に検討しましょう。
実際に私がシステムの切り替えを担当したときも、こうした積み重ねで大幅なコストカットが叶いました。システムを選定する際は、使いたい機能が標準ライセンスに含まれるか確認しましょう。
オンプレミス型CTIシステムの初期費用・月額料金
オンプレミス型CTIシステムの初期費用の相場は、システム費が30万円以上、サーバー費が20万円以上です。導入するCTIシステムの規模が大きければ費用も高額になります。月額料金はクラウド型のように毎月発生するわけではありませんが、年間の保守費用としてシステム導入費の5〜15%ほどの費用が発生します。
オンプレミス型CTIシステムは、社内にサーバーを設置して運用するため、クラウド型と比べて費用が高くなる傾向があります。その分、自社の要件に応じた柔軟なカスタマイズが可能で、セキュリティ面でも強みを持つため、機密性の高い情報を扱う企業には適しています。ただし、導入・運用コストが高額になる点には注意が必要。費用対効果を考慮しながら、クラウド型とオンプレミス型のどちらが自社に適しているかを検討しましょう。
クラウド型CTIシステムの料金比較表
以下は、低価格でおすすめのCTIシステムの料金比較表です。初期費用や月額料金が安いCTIシステムを厳選し、導入形態と併せて一覧化していますので自社のサービス選びに活用ください。
料金
月1,500円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月1,980円/ID
初期費用 1,980円 |
料金
月580円/1ID
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月5,000円/各ライセンス
初期費用 300,000円 |
料金
月5,000円/ライセンス
初期費用 5,000円 |
料金
月5,980円/ID
初期費用 要問合せ |
料金
月5,000円/1アカウント
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月6,000円/1ユーザー
初期費用 要問合せ |
料金
月10,000円〜
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月55,000円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月15,000円/席
初期費用 50,000円
(他11プラン)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
オートコール(プレディクティブ)機能
IVR(自動音声応答)機能
通話の自動録音
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導入実績社数 ライセンス販売数700万以上 |
導入実績社数 世界300,000ID以上 |
導入実績社数 1,200社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 300社以上 |
導入実績社数 導入社数:3,000社、通話実績:220,000,000回以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 2,500社以上 |
導入実績社数 600社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 500社 |
導入実績社数 シリーズ製品導入実績13,000席以上 |
導入実績社数 2,000社超 |
Zoom Phoneは、SalesforceをはじめとするCRMと連携し、着信時に顧客情報をポップアップ表示する機能があります。そのほか、電話転送、IVR機能、AIによる文字起こしなど、機能が充実しています。ぜひ無料トライアルで機能や通話品質を確認ください。

PCとインターネット環境があれば、最短2営業日で導入可能で、初期費用1,980円、月額1,980円/IDから利用できます。SalesforceやkintoneなどのCRMとの連携も可能で、顧客情報の活用が容易です。導入実績は200社以上にのぼり、規模を問わず利用されています。直感的なUIと充実したサポート体制により、ITツールの操作に不慣れな企業でも安心して導入できます。

IVRやACD、顧客データ管理などの基本機能に加え、ダイヤラー機能やリアルタイムレポートも搭載。用途に応じた4種類のライセンスが選べ、ビジネスフォン用途にも対応します。スーパーバイザー向けの教育支援機能や24時間365日の監視体制も整っており、安心して運用可能です。導入実績は累計1,200社を超え、スピーディーかつ柔軟な電話対応体制を求める企業に選ばれています。

そのほか、IVR・ACD・CRM連携のようなCTIシステムの基本機能を搭載していながら、月額料金は1ライセンスあたり5,000円と安い価格を実現。コールセンターの応対品質の改善とコスト削減を両立したい企業に、CT-e1/SaaSはおすすめのCTIシステムです。

1契約で複数窓口を一元管理できるのも強み。顧客対応の効率化、架電・受電業務の自動化を目指す企業におすすめです。電話対応や顧客管理、通話録音、レポート生成など、幅広い機能でオペレーターの作業をサポートし、顧客体満足度の向上に寄与します。必要に応じて柔軟にカスタマイズできる点もポイント。
月額料金は1ライセンスあたり5,000円(税抜)で、契約時およびライセンス追加時に1ライセンスあたり初期費用5,000円が発生します。同時ログインするオペレーター数だけ支払う料金体系で、席やブースを増やす場合も無駄なコストを抑えられます。低価格で豊富な機能をお求めの企業に、BlueBeanはおすすめのCTIシステムです。

IVR・キューイング・CRMやSFAとの連携機能など、コールセンター運用に便利な機能を数多く搭載していながら、初期費用無料、月額料金は1IDあたり5,980円(税抜)と低価格。価格が安いCTIシステムを導入して効率化を図りたい企業におすすめ。
また、MiiTelの通話内容文字起こしや自動録音、通話内容のスコアリングの機能を活用することで、電話応対品質の向上も期待できます。

機能面では、IVRやACDをはじめ、CRMとの連携による着信時ポップアップ表示も可能。オートアウトバウンドコール機能を活用すれば、オペレーターの業務負担軽減も実現できます。また、クラウドシステムでありながらカスタマイズ性が高い点もメリット。自社の運用を変えずに、低価格でCTIを導入したい企業に、ftelはおすすめのCTIシステムです。

ユーザーアンケートでは「営業効率が上がった」と回答する企業が94%以上(自社調べ)となっており、導入効果が高いことが分かります。音声の解析機能やオペレーター分析機能を活用し、アウトバウンドコールの品質を向上が可能です。

例えば、IP回線では架電効率を高めつつ、モニタリングやウィスパリングの機能でオペレーターをサポート可能。携帯回線では「かけ放題」利用で通話料の定額化を実現し、固定費削減をサポート。携帯回線ではインターネット環境に依存しないため、どこにいても高い音声品質を維持します。さらに、顧客に表示される番号が090・080番号となり、接続率と折り返し率が約20%向上するのも大きなメリット。
1IDから利用可能で、月額料金は1ユーザーあたり6,000円(税抜)〜。携帯電話の「かけ放題」による定額料金での利用も可能です。顧客対応品質の向上とコスト削減の両方を実現したい企業に、Comdesk LeadはおすすめのCTIシステムです。
また、ニーズアナリティクス機能やカスタマープロファイル機能により、顧客の発言やインサイトを定量・定性両面から分析し、営業施策やサービス改善に活用できます。月額6,000円/ID(通話料別途)から導入可能で、閲覧専用アカウントは無料。PCとヘッドセットがあれば即日利用を開始でき、導入から運用まで専任のサポートも提供されます。
基本機能に加え、プライベートクラウドオプションやAIによる通話テキスト化機能など、機能の拡張性も充実。Salesforceやkintoneなど外部サービスとの連携にも対応しており、業務効率を大幅に向上させます。費用は市場の最低水準ではないものの、導入準備や保守負担が小さく、高機能を月額でスモールスタートできる点から、コストパフォーマンスの高さが特長です。

クラウド型は月額55,000円(基本使用料)+ユーザーライセンス費用と、費用感は業界相場より上回りますが、自社開発による安定性と柔軟性、充実した保守体制を備えており、全体としてのコストパフォーマンスに優れています。直感的な操作性で初導入にも適し、環境に応じた構成が可能です。
ライトプランは初期費用20万円、月額8万1,000円から利用可能で、席数に応じた柔軟なスケーリングが可能。プランとオプションの自由度が高く、一ヶ月単位で必要機能を追加できる点も特長です。
費用感はCTI市場の相場を上回るものの、機能の拡張性、運用の柔軟性、サポート体制を含めた全体価値は高く、業務効率と品質向上を重視する企業にとって費用以上の成果が見込めます。
クラウド型のCTIシステムは、1ライセンスあたり月額数千円から利用できるものが多く、初期コストを抑えて導入を始めやすいのが特徴です。1〜10ライセンスほどの少人数体制からスモールスタートし、必要に応じて段階的に拡大していく方法もおすすめです。
初期費用は数十万円程度かかるケースもありますが、その中には従業員への導入説明会や要件定義、環境構築などのサポート費用が含まれていることも多く、費用対効果の面では優れています。なお、正確な初期費用は導入内容によって異なるため、事前に見積もりを取ることをおすすめします。
価格が安いCTIシステムおすすめ13選
ここからは、コストパフォーマンスに優れたCTIシステムを厳選して紹介します。「なるべく費用を抑えて導入したい」「格安のCTIを探している」という方は、ぜひ参考にしてください。
- Zoom Phone(クラウド型)
- SimpleConnect(クラウド型)
- 楽天コネクト SmaCom(クラウド型・オンプレミス型)
- CT-e1/SaaS(クラウド型)
- BlueBean(クラウド型)
- MiiTel(クラウド型)
- ftel(クラウド型)
- lisnavi(クラウド型)
- Comdesk Lead (クラウド型)
- pickupon(クラウド型)
- InfiniTalk(クラウド型・オンプレミス型)
- MediaCalls(クラウド型・オンプレミス型)
- BIZTEL コールセンター(クラウド型)
Zoom Phone
Zoom Phoneは、Web会議ツールとして有名なZoomが提供するCTIシステムです。他社と比較して価格が安いおすすめのツールで、月額料金1ユーザーあたり1,500円から利用できます。
Zoom Phoneは、SalesforceをはじめとするCRMと連携し、着信時に顧客情報をポップアップ表示する機能があります。そのほか、電話転送、IVR機能、AIによる文字起こしなど、機能が充実しています。ぜひ無料トライアルで機能や通話品質を確認ください。
主な機能

SimpleConnect
SimpleConnect(シンプルコネクト)は、Cloopen株式会社が提供するクラウド型のコンタクトセンターシステムです。電話、チャット、メール、SMS、音声認識、チャットボットなどを一元管理でき、オムニチャネル対応を実現します。生成AIによる自動応答機能を備え、業務の自動化と効率化を支援します。
PCとインターネット環境があれば、最短2営業日で導入可能で、初期費用1,980円、月額1,980円/IDから利用できます。SalesforceやkintoneなどのCRMとの連携も可能で、顧客情報の活用が容易です。導入実績は200社以上にのぼり、規模を問わず利用されています。直感的なUIと充実したサポート体制により、ITツールの操作に不慣れな企業でも安心して導入できます。
主な機能

楽天コネクト SmaCom
楽天コネクト SmaComは、楽天グループの通信会社が提供するクラウド型CTIシステムです。インターネットとPCがあれば、オフィスでも在宅でも利用可能です。オフィス電話用途であれば月額580円から利用でき、コンタクトセンター(インバウンド業務)向けプランでも月額1席あたり1,980円で導入できます。初期費用は無料、最短7営業日で利用を開始できる点も魅力です。
IVRやACD、顧客データ管理などの基本機能に加え、ダイヤラー機能やリアルタイムレポートも搭載。用途に応じた4種類のライセンスが選べ、ビジネスフォン用途にも対応します。スーパーバイザー向けの教育支援機能や24時間365日の監視体制も整っており、安心して運用可能です。導入実績は累計1,200社を超え、スピーディーかつ柔軟な電話対応体制を求める企業に選ばれています。
主な機能

CT-e1/SaaS
CT-e1/SaaS
(シーティーイーワン サーズ)は、株式会社コムデザインが提供する安い価格でおすすめのCTIシステム。高い拡張性によって企業のDX推進をサポートするコールセンタープラットフォームです。会話解析機能で応対品質をブラッシュアップできるだけでなく、AIによる感情解析で顧客満足度の測定も可能。通話データのテキスト解析では、顧客の声を可視化できます。
そのほか、IVR・ACD・CRM連携のようなCTIシステムの基本機能を搭載していながら、月額料金は1ライセンスあたり5,000円と安い価格を実現。コールセンターの応対品質の改善とコスト削減を両立したい企業に、CT-e1/SaaSはおすすめのCTIシステムです。
主な機能

BlueBean
BlueBean(ブルービーン)は、株式会社ソフツーが提供する安い価格でおすすめのCTIシステム。独自開発のCTI・CRM・PBX機能をパッケージングし、インバウンドおよびアウトバウンド業務に必要な機能を提供。クラウド上で効率的かつ柔軟なコールセンター運営を実現します。
1契約で複数窓口を一元管理できるのも強み。顧客対応の効率化、架電・受電業務の自動化を目指す企業におすすめです。電話対応や顧客管理、通話録音、レポート生成など、幅広い機能でオペレーターの作業をサポートし、顧客体満足度の向上に寄与します。必要に応じて柔軟にカスタマイズできる点もポイント。
月額料金は1ライセンスあたり5,000円(税抜)で、契約時およびライセンス追加時に1ライセンスあたり初期費用5,000円が発生します。同時ログインするオペレーター数だけ支払う料金体系で、席やブースを増やす場合も無駄なコストを抑えられます。低価格で豊富な機能をお求めの企業に、BlueBeanはおすすめのCTIシステムです。
主な機能

MiiTel
MiiTel(ミーテル)は、株式会社RevCommが提供する安い価格でおすすめのCTIシステムです。営業電話のアウトバンドからコールセンター運用まで、さまざまなシーンで役立つ電話ツールです。
IVR・キューイング・CRMやSFAとの連携機能など、コールセンター運用に便利な機能を数多く搭載していながら、初期費用無料、月額料金は1IDあたり5,980円(税抜)と低価格。価格が安いCTIシステムを導入して効率化を図りたい企業におすすめ。
また、MiiTelの通話内容文字起こしや自動録音、通話内容のスコアリングの機能を活用することで、電話応対品質の向上も期待できます。
主な機能

ftel
ftel(エフテル)は、コムソル株式会社が提供する安い価格でおすすめのCTIシステムです。コストパフォーマンスに優れており、1ユーザーあたりの月額料金は5,000円(税抜)で、毎月稼働したユーザー分しか料金が発生しないため、費用を抑えられます。
機能面では、IVRやACDをはじめ、CRMとの連携による着信時ポップアップ表示も可能。オートアウトバウンドコール機能を活用すれば、オペレーターの業務負担軽減も実現できます。また、クラウドシステムでありながらカスタマイズ性が高い点もメリット。自社の運用を変えずに、低価格でCTIを導入したい企業に、ftelはおすすめのCTIシステムです。
主な機能

Comdesk Lead
Comdesk Lead(コムデスクリード)は、株式会社Widsleyが提供する安い価格でおすすめのCTIシステムです。クラウド型のコールセンターシステムで、IP回線と携帯回線を併用できるツール。案件やシチュエーションに応じて適切な回線を選べます。
例えば、IP回線では架電効率を高めつつ、モニタリングやウィスパリングの機能でオペレーターをサポート可能。携帯回線では「かけ放題」利用で通話料の定額化を実現し、固定費削減をサポート。携帯回線ではインターネット環境に依存しないため、どこにいても高い音声品質を維持します。さらに、顧客に表示される番号が090・080番号となり、接続率と折り返し率が約20%向上するのも大きなメリット。
1IDから利用可能で、月額料金は1ユーザーあたり6,000円(税抜)〜。携帯電話の「かけ放題」による定額料金での利用も可能です。顧客対応品質の向上とコスト削減の両方を実現したい企業に、Comdesk LeadはおすすめのCTIシステムです。
主な機能

lisnavi
lisnavi(リスナビ)は、株式会社Scene Liveが提供するCTIシステムです。アウトバウンドコールの効率化に特化し、ワンクリック発信をはじめ、プレディクティブ発信やオートコール、待ち呼発信、再コールといった発信業務を効率化する機能が充実しています。架電数は平均して150〜200%アップ(自社調べ)という実績を誇ります。
ユーザーアンケートでは「営業効率が上がった」と回答する企業が94%以上(自社調べ)となっており、導入効果が高いことが分かります。音声の解析機能やオペレーター分析機能を活用し、アウトバウンドコールの品質を向上が可能です。
主な機能
pickupon
pickupon(ピクポン)は、電話やオンライン商談での会話内容をAIが自動で要約・テキスト化し、CRMやSFAに記録・共有できるCTIシステムです。SalesforceやMazrica、HubSpotなどのSFA/CRMとのスムーズな連携が可能で、入力漏れを防ぎながら営業活動の効率化を支援します。
また、ニーズアナリティクス機能やカスタマープロファイル機能により、顧客の発言やインサイトを定量・定性両面から分析し、営業施策やサービス改善に活用できます。月額6,000円/ID(通話料別途)から導入可能で、閲覧専用アカウントは無料。PCとヘッドセットがあれば即日利用を開始でき、導入から運用まで専任のサポートも提供されます。
主な機能
InfiniTalk
InfiniTalk(インフィニトーク)は、ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社が提供するCTIシステムで、クラウド型・オンプレミス型の両方に対応しています。クラウド型は、最大20席まで月額10,000円から利用可能で、利用回数に制限はありません。オンプレミス型の場合は、導入費用として298,000円が必要です。
基本機能に加え、プライベートクラウドオプションやAIによる通話テキスト化機能など、機能の拡張性も充実。Salesforceやkintoneなど外部サービスとの連携にも対応しており、業務効率を大幅に向上させます。費用は市場の最低水準ではないものの、導入準備や保守負担が小さく、高機能を月額でスモールスタートできる点から、コストパフォーマンスの高さが特長です。
主な機能

MediaCalls
MediaCalls(メディアコールズ)は、メディアリンク株式会社が提供するコールセンター向けCTIシステムです。PBXやACD、通話録音、モニタリングなどを網羅し、クラウド型・オンプレミス型の両方に対応しています。
クラウド型は月額55,000円(基本使用料)+ユーザーライセンス費用と、費用感は業界相場より上回りますが、自社開発による安定性と柔軟性、充実した保守体制を備えており、全体としてのコストパフォーマンスに優れています。直感的な操作性で初導入にも適し、環境に応じた構成が可能です。
主な機能
BIZTEL コールセンター
BIZTEL コールセンターは、株式会社リンクが提供するCTIシステムで、中小から大規模まで幅広い企業に導入されています。ACDや着信ポップアップ、ダッシュボード、レポートなど機能が豊富で、CRM・SFAとの連携にも対応。
ライトプランは初期費用20万円、月額8万1,000円から利用可能で、席数に応じた柔軟なスケーリングが可能。プランとオプションの自由度が高く、一ヶ月単位で必要機能を追加できる点も特長です。
費用感はCTI市場の相場を上回るものの、機能の拡張性、運用の柔軟性、サポート体制を含めた全体価値は高く、業務効率と品質向上を重視する企業にとって費用以上の成果が見込めます。
主な機能
以上、料金比較で安いおすすめのCTIシステムを詳しく解説しました。まずは無料でCTIシステムを使ってみたい方は、「無料でおすすめのCTIシステム【2025年最新】」でサービスをチェックするのもおすすめです。
電話業務の課題解決に役立つCTIシステムのメリット
CTIシステムの導入には一定のコストがかかるため、「本当に必要なのか?」と悩む企業の担当者も多いはず。では、どのような課題を抱えている企業にとって、CTIシステムは有効なのでしょうか? ここでは、電話業務における代表的な課題と、それに対するCTIシステムの必要性について解説します。導入を検討する際の判断材料として参考にしてください。
- 課題①コールセンターの電話応対品質が低い
- 課題②担当者への電話引継ぎに手間がかかっている
- 課題③架電数や架電率が低いため成約に結びつかない
課題①:コールセンターの電話応対品質が低い
コールセンターを運営している企業で「電話応対品質が低い」という悩みを持つ管理者も多いでしょう。CTIシステムの大きな特徴は、CRM連携によって着信ポップアップ機能を利用できること。氏名や対応履歴といった発信者の顧客情報を瞬時に把握でき、よりスムーズな顧客対応ができます。 また、CTIシステムのIVR(自動音声応答)機能により顧客を待たせることなく対応でき、モニタリング機能により稼働状況を確認できます。このように、CTIシステムはさまざまな点から電話応対品質の向上に貢献します。コールセンターの顧客満足度を高めたい企業には不可欠なシステムです。
課題②:担当者への電話引継ぎに手間がかかっている
着信があった際、担当者への電話引継ぎに手間がかかる点をネックに感じる方もいるでしょう。CTIシステムではACD(着信呼自動分配装置)機能を利用でき、電話内容に応じて適切なオペレーターへと電話を振分けることができます。この機能を活用すれば、担当者へのスムーズな電話引き継ぎが実現します。担当者が不在の場合も、CRM連携機能によって過去の対応履歴を参照でき、どのオペレーターでも適切な案内ができる点もポイント。顧客を待たせることなく担当者へとつなげたい企業や、顧客満足度の向上を叶えたい企業には、CTIシステムがおすすめです。
課題③:架電数や架電率が低いため成約に結びつかない
アウトバウンド型のコールセンターを運営している企業の中には、「架電数や架電率が伸びず、成約に結びつかない」と悩んでいるケースも多いでしょう。こうした課題に対して、CTIシステムの「オートコール機能」を活用すれば、自動で電話を発信でき、架電の手間を削減できます。さらに、「プレディクティブコール機能」を使えば、顧客リストへの一斉架電が可能になり、オペレーターは繋がった通話のみに対応できるため、業務効率が向上します。機能を活用することで、担当者の負担を軽減しながらも架電数・架電率を大幅に向上させることが可能。結果として、成約数アップも期待できるため、電話営業の成果を高めたい企業にとってCTIシステムは強力なサポートツールとなります。
価格の安さ以外もチェック!CTIシステムの選び方
価格が安くても、自社に必要な機能がないCTIシステムを選んでしまうと、思うように運用できずに失敗してしまう恐れがあります。CTIシステムを選ぶ際は、下記のポイントを確認しましょう。
- 自社の業務に必要な機能が搭載されているか(インバウンド/アウトバウンド)
- 自社に合う提供形態か(クラウド型/オンプレミス型)
- 自社の既存ツール(CRMやSFAなど)と連携可能か
- 導入・運用のサポート体制が整っているか
自社の業務に必要な機能が搭載されているか(インバウンド/アウトバウンド)
CTIシステムを選ぶ際は、自社の電話業務がインバウンド中心か、アウトバウンド中心かを明確にしておくことが重要です。インバウンド型は、顧客からの電話対応を効率化する機能が重視されます。例えば、着信時に顧客情報を自動表示する「ポップアップ表示機能」や、適切な担当者に自動で振り分ける「ACD(着信呼自動分配装置)」、IVR(自動音声応答)などが代表的。カスタマーサポートや問い合わせ対応が主な業務の企業に向いています。
一方アウトバウンド型は、営業やリード獲得などの能動的な架電業務に特化しています。「プレディクティブコール(自動発信)」や「オートコール」、「再コール管理」「発信リストの一括管理」など、架電効率を高める機能が充実しているのが特徴です。営業部門やテレアポチームなど、効率よく電話をかけたい企業におすすめ。
インバウンドとアウトバウンドの両方に対応できるCTIシステムもありますが、どちらに比重を置くかによって求める機能やUI、料金体系も異なります。まずは自社の業務にどちらが合っているかを整理しておきましょう。
自社に合う提供形態か(クラウド型/オンプレミス型)
CTIシステムを導入する際には、クラウド型・オンプレミス型のどちらの提供形態を選ぶか決めておきましょう。クラウド型の場合、工事不要ですぐに導入できる、初期費用を抑えられる、システムのバージョンアップやセキュリティ対策をシステム提供会社に任せられるといった特徴があります。
一方オンプレミス型は、自社サーバー上に構築するためセキュリティ対策を万全にでき、クラウド型では難しいカスタマイズやシステム連携にも対応できる点が特徴です。初期費用を抑えたい、システムメンテナンスはシステム提供会社に任せたいという会社はクラウド型、カスタマイズ性を重視したいという会社はオンプレミス型をおすすめします。
自社の既存ツール(CRMやSFAなど)と連携可能か
CTIシステムを選ぶ際に重要なポイントの一つが、利用しているCRMやSFAと連携できるかです。CRMやSFAと連携できれば、顧客情報のポップアップ表示やデータ連携が実現するため、応対品質の改善や顧客満足度の向上、さらには情報共有・管理の効率化などさまざまな効果を得られます。しかし、CTIシステムによって連携できる外部システムは異なるので、自社が利用しているCRM・SFAとの連携にも対応可能かを個別に確認しましょう。
導入・運用のサポート体制が整っているか
CTIシステムを選ぶ際には、導入・運用のサポート体制が整っている製品を選んでおくと安心です。CTIシステムを新たに導入するとなると、初期設定はうまく行えるのか、CRMときちんと連携できるか、現場にすぐ定着させることができるかといったさまざまな不安があるもの。
しかし、導入・運用のサポートが整っていれば、導入時の社内稟議に関するアドバイス、操作方法のレクチャー、初期設定の代行などを依頼できるほか、導入後にも気軽にメールや電話、チャットで相談できます。具体的なサポート内容は各CTIシステムによって異なるため、どんなサポートを希望するか予めニーズをまとめておきましょう。

IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純のコメント
2025年1月に番号ポータビリティの対象範囲が拡大しましたが、ベンダーとの契約内容によっては対象外となる番号もあります。実際に、保有する番号の一部が移行できなかったケースも発生しています。このような想定外の事態を避けるためにも、ベンダーや回線事業者への確認が不可欠です。
050番号は番号ポータビリティの対象外のため、CTIを切り替えた場合、既存の番号は使えません。ただ、既存のお客さんや取引先からは古い番号宛にかかってくると考えられるので、一定期間は新旧のCTIを平行したほうがよいでしょう。
まとめ:価格と機能のバランスでCTIシステムを選ぼう
CTIシステムを利用するには導入費用やランニングコストが発生するため、一見マイナスに思えるかもしれません。しかし、電話応対品質の向上・生産性アップ・成約数の改善によって企業の売上は伸びる可能性が高く、とくに電話業務に課題を抱える企業にはCTIシステムの導入がおすすめです。価格が安いCTIを導入し、電話業務の効率化と、運用コストの削減の両方を実現しましょう。
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よくある質問
CTIシステムに関する、よくある質問に回答します。
CTIシステムとは

CTIシステムとは、電話とパソコンを連携させることで、通話業務を効率化し、対応品質を高めるためのシステムです。顧客からの着信時に、パソコン画面に顧客の氏名や対応履歴、購入履歴などの情報を自動表示します。オペレーターは通話前に状況を把握したうえで応対でき、スムーズかつ的確な対応が可能になります。
発信操作も簡略化されており、パソコン画面上の顧客リストやCRM上の番号をクリックするだけで電話をかけられる仕様。電話番号の入力ミスや対応の手間を削減します。通話録音や履歴の自動保存にも対応しており、記録管理や応対品質の改善に役立つのが特長です。コールセンター業務の効率化や顧客満足度の向上、トラブル対応の迅速化など、多くの場面で活用されています。
CTIシステムは自作できる?
CTIシステムを一から開発することは不可能ではありませんが、現実的には多岐にわたる専門知識と高い技術力が必要になります。例えば、電話やインターネットを使った通話の仕組みを理解するだけでなく、SIPやPBXの構築・設定といった専門的な作業が発生します。加えて、通話内容の記録や顧客データを安全に扱うための情報セキュリティ対策も求められます。さらに、導入後もシステムの保守や法律の順守など、継続的な対応が欠かせません。こうした負担やリスクを考慮すると、多くの企業では導入や運用が容易で、安心して利用できる市販のCTIシステムを選ぶケースが一般的です。
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IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純
PRONI株式会社 情報システム部門のリーダー
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としながら、オフィスルールの策定や、ワークフローシステムなどSaaS・ITツールの社内導入を牽引した経験がある。また、前職では情報システム部門で20年以上従事し、社内システム全般の構築・管理業務を行ってきた経歴がある。オンプレサーバ管理、WEBアプリ開発(PHP+MS SQLserver)の分野にも知見を持つ。
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