社用スマホで電話を録音する方法【業務用Android・iPhone】

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「言った・言わないのトラブルを防ぎたい」「クレーム対応の記録を残したい」「営業トークをあとで聞き返したい」社用スマホでの電話対応において、通話録音ができるかどうかは業務の正確さや品質に直結します。しかし、スマホでの電話録音方法は、AndroidとiPhoneで大きく異なり、機種やOS、契約キャリアによっても対応状況が変わるため、迷いやすいのが実情です。

本記事では、社用スマホでスムーズに通話を録音するための方法を、OS別・利用環境別に詳しく解説。さらに録音メリットや注意すべき法的ルールも網羅。おすすめCTIシステムも紹介します。

電話の通話を録音する方法【Android・iPhone共通】

昨今では、社用スマホを社員に支給している企業も多いでしょう。スマホで電話の通話を録音する方法はさまざまですが、Android・iPhoneの片方にしか対応できない場合もあります。まずは、Android・iPhoneの両方に対応できる通話の録音方法を知っておきましょう。

  • 他のスマホやパソコンを使って通話を録音する方法
  • ICレコーダーを使って通話を録音する方法
  • テレフォンピックアップから通話を録音する方法

他のスマホやパソコンを使って通話を録音する方法

他のスマホやパソコンが使える環境で通話する場合は、それらの録音機能を用いる方法があります。方法はとても簡単で、通話に使う社用スマホの音声をスピーカー出力し、他のスマホやパソコンの録音機能で録音するのみです。

原始的な方法ですが、デバイスの機種やOSに依存せず録音できます。一方で、営業先などオフィスにいない場合は、録音の準備がしづらいのが難点です。また、ビジネスにおける通話は企業の情報であるため、個人のスマホやパソコンを録音に用いるのは避けたほうが無難でしょう。オフィスに持て余しているデバイスがある場合は、有効な方法の1つといえます。

ICレコーダーを使って通話を録音する方法

ICレコーダーがあれば、通話の録音に役立ちます。他のスマホやパソコンを使う方法と同様に、社用スマホの通話音声をスピーカー出力し、ICレコーダーで録音するのみです。

ICレコーダーは録音機能に特化した端末のため、手軽に録音ができるメリットがあります。中にはスマホにBluetooth接続できるICレコーダーもあり、電話の受話器のように使いながら録音ができるため便利です。安い製品であれば数千円ほどで購入できるため、通話の録音用にICレコーダーを購入するのも良いでしょう。ただし音質が悪かったり、ファイル名が変えられなかったりする製品もあるため、注意が必要です。

テレフォンピックアップから通話を録音する方法

ICレコーダーで録音すると、相手の声が小さくなってしまうケースも少なくありません。その場合には、「テレフォンピックアップ」の併用をおすすめします。テレフォンピックアップとは、イヤホン部分にマイクが内蔵された機器のことです。

ICレコーダーにテレフォンピックアップを接続し、イヤホン部分を耳に入れることで、スマホでの通話を録音できます。イヤホン部分のマイクが、自分や相手の声をICレコーダーに送ってくれるため、スマホと接続する必要はありません。単体では録音に使えませんが、ICレコーダーよりも鮮明に録音しやすいメリットがあります。

電話の通話を録音する方法【Androidのみ】

Androidの社用スマホで通話する場合のみ使える録音方法をご紹介します。Androidの場合、メーカー・機種によってはプリセットの電話アプリに通話の録音機能が搭載されています。通話を録音するためにAndroid端末を購入する場合は、必ず録音機能が搭載されているか確認しましょう。

また、以下の条件をすべて満たす必要があるため注意が必要です。
・端末にAndroid 9以降のOSが搭載されている
・端末に最新バージョンの電話アプリが搭載されている
・通話の録音が禁止されている国や地域でない

ここでは、Androidの電話アプリを用いた通話の録音方法についてご紹介します。

通話中に録音する方法

通話の録音に対応したAndroid端末であれば、通話中の画面に表示される録音アイコンにより録音が可能です。録音アイコンをタップすれば録音が開始し、停止ボタンをタップすれば録音が停止されます。

ただしプライバシー保護の目的から、録音していることは通話相手にも通知されるため、注意が必要です。必ず、事前に通話相手から録音の同意をもらいましょう。また、細かい画面仕様はメーカー・機種により異なる場合があるため、必ず確認してください。

知らない電話番号の通話を録音する方法

知らない番号からの電話に応じた場合、事前に録音の同意をもらうことは不可能です。このようなケースに備えて、知らない電話番号の通話を常に録音する設定もあります。ただし、この設定を利用するかどうかは自己責任のため、必要な時のみ有効にしましょう。

大まかな設定手順は、下記のとおりです(メーカー・機種により異なる場合があります)。

(1)電話アプリを開く
(2)画面右上にある、その他アイコン→[設定]→[通話の録音]の順にタップする
(3)[常に録音]で、[連絡先に登録されていない電話番号]をオンにする
(4)[常に録音]をタップする

特定の電話番号からの通話を録音する方法

特定の番号からの電話だけを録音する設定も可能です。大まかな設定手順は、下記のとおりです(メーカー・機種により異なる場合があります)。

(1)電話アプリを開く
(2)画面右上にある、その他アイコン→[設定]→[通話の録音]の順にタップする
(3)[常に録音]で、[選択中の電話番号]をタップする
(4)[選択した電話番号との通話を常に録音]をオンにする
(5)画面右上にある追加アイコン(+)をタップする
(6)連絡先を選択する
(7)[常に録音]をタップする

電話アプリで録音した通話の確認・削除・保存期間の設定

録音したデータを確認する手順は、下記のとおりです。

(1)電話アプリを開く
(2)画面上部にある最近アイコン(時計マーク)をタップする
(3)録音した相手をタップする
(4)録音データを探す
     【最後の通話】[最近]画面から探す
  【以前の通話】[履歴]をタップし、リストから探す
(5)確認したい録音データの再生アイコン(右向きの三角形)をタップする

なお、録音データを左にスワイプすることで、削除が可能です。一定期間が経過した録音データを自動的に削除したい場合は、下記の手順で保存期間を設定してください。

(1)電話アプリを開く
(2)画面右上にある、その他アイコン→[設定]→[通話の録音]の順にタップする
(3)[録音]で、[録音を削除]をタップする
(4)録音データを自動的に削除するまでの保存期間を設定する
(5)[確認]をタップする

Android 11以降ならスクリーンレコーダーが選択肢に入る

Android 11以降のバージョンであれば、画面を録画できる「スクリーンレコード」が標準で搭載されています。スクリーンレコードを用いると、マイクからの外部音声も録音できます。そのため、通話の音声をスピーカー出力すれば、それをスクリーンレコードで録音することが可能です。スピーカーが必要となるため社外では準備が難しいものの、比較的高音質で録音できます。

電話の通話を録音する方法【iPhoneのみ】

2025年現在、iPhone単体で電話の通話を録音する方法はありません。通話の録音が法的に問題となる国に対応するために、iPhoneの開発元であるApple社が録音機能に制限をかけているためです。

ここでは参考までに、以前は通話の録音ができていた2つの方法をご紹介します。

画面収録からはLINEのみ可能画面収録で通話を録音

iOS 11以降のバージョンであれば、「画面収録」という機能を利用できます。文字どおりスマホの画面を収録する機能ですが、LINE通話であれば通話の録音も可能でした。

しかし、2025年現在の最新バージョン(iOS 16)では、LINE通話も含めて通話の録音ができなくなっています。よって、iPhoneの社用スマホでの通話を録音する場合には、前述したICレコーダーなどを利用しましょう。

ボイスメモアプリでの通話録音

iPhoneに搭載されている録音アプリ「ボイスメモ」でも、自分の声であれば通話を録音できました。しかし前述した理由から、2025年現在ではボイスメモで通話を録音することも不可能となっています。

通話中にボイスメモを起動しても、録音を開始できません。iPhoneに標準で搭載されたアプリ・機能では、基本的に通話の録音ができないと考えておくと良いでしょう。

電話の通話を録音する方法【大手キャリアサービス】

大手キャリア各社は、電話の通話を録音するための機能やサービスを提供しています。
ここでは、au・NTTドコモ・ソフトバンクの各キャリアで通話を録音する方法をご紹介します。

【au】通話録音機能を使う

auの場合、「通話録音機能」を使うことで通話の録音が行えます。通話録音機能は、発信・着信した通話の内容をKDDIが自動的に録音して音声ファイル化し、指定したサーバーへ送信してくれるサービスです。送信先は社内サーバー・クラウドサーバーのいずれかを選択できます。

録音データをサーバーで一元管理できるため、人件費の削減につながるでしょう。ただし通話録音機能の利用には、初期費用+月額基本料がかかります。料金の詳細は公式サイト(https://biz.kddi.com/service/recording/charge-requirements/)を参照してください。

【NTTドコモ】通話録音サービス(ネットワークサービス)を使う

NTTドコモの場合、「通話録音サービス」を使うことで通話の録音が行えます。auと同様に、自動で録音した通話内容を音声ファイル化し、指定したサーバーへ送信することが可能です。送信先は社内サーバー、またはNTTドコモの「ビジネスプラス U3REC受信サーバー」から選択できます。

こちらも初期費用+月額基本料がかかりますが、1回線からでも気軽に利用が可能です。料金の詳細は公式サイト(https://www.ntt.com/business/services/tsuwarokuon/charge.html)を参照してください。

【ソフトバンク】通話録音サービスを使う

ソフトバンクにも「通話録音サービス」があり、通話の録音が行えます。通話の内容を自動で録音し、サーバーへ送信してくれるのはau・NTTドコモと同様です。ソフトバンクの場合は、音声ファイルだけでなく音声のリアルタイム送信も行えるという特徴があります。

ただし利用には、初期費用+月額基本料に加えて、専用の「Smart VPN回線」の契約料金が発生します。料金の詳細は公式サイト(https://www.softbank.jp/biz/mobile/solution/tsu-roku/)を参照してください。

電話の通話を録音するメリットと法的ルール

通話を録音するサービスの利用を検討する前に、ビジネスにおいて通話を録音することのメリットを確認しましょう。また、通話を録音する際のマナーを知っておくことも大切です。それぞれについて、順番に解説します。

電話の通話を録音するメリット

ビジネスにおいて通話を録音するメリットは、主に以下の3つです。

・認識のずれを防げる
・メモを取る手間を省ける
・電話応対の品質向上につながる

通常、電話の際には通話の記録が残らないため、聞き間違いや記憶違いがあると、認識がずれてしまう恐れがあります。しかし、通話を録音しておけば後で内容を再確認できるため、こうした認識のずれを防げるでしょう。また、電話でメモを取るたびに手帳やペンを取り出すのは手間がかかります。通話を録音すればメモを取る必要がなくなり、外出時でも余計な手間がかかりません。さらに、通話を録音しておけば、電話応対の内容を自身やチームで振り返ることが可能です。見つかった改善点を次に活かすことで、電話応対の品質向上にもつながるでしょう。

通話録音の法的ルール

日本では、同意を得ずに通話を録音しても法律上問題はありません。しかし、ビジネスで通話を録音する際には相手から同意を得るのがマナーです。ICレコーダーなどを用いて通話を録音する場合でも、操作音で相手に気づかれる可能性があります。無断で通話を録音していたことが判明すれば、相手とトラブルになる場合もあるでしょう。こうした事態を防ぐために、通話の録音を始める前に相手に確認することをおすすめします。

なお、前述した大手キャリアの通話録音機能・サービスであれば、録音を開始する旨のガイダンスが自動で流れるため便利です。ほかにも、電話とコンピューターを連携させる「CTIシステム」も役に立つでしょう。多くのCTIシステムには録音機能があり、クラウドサービスのため場所を問わず利用できます。 録音機能があるCTIシステムを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
  録音機能があるおすすめのCTIシステム 

【法人向け】電話の録音機能があるCTIシステム

CTIシステムには多数のサービスが存在し、選び方を間違えると期待したほどの効果が得られないこともあります。自社に合ったCTIサービスを見つけたい方には、「PRONIアイミツ」がおすすめです。数多くのSaaS(クラウドサービス)を紹介しており、機能や価格、特徴など多くの要素でサービスを比較できます。

ここでは、おすすめのCTIシステムをご紹介します。

スマホでも使える・無料で使えるCTIシステム

CTIシステムには、スマホで通話を録音できるサービスや、無料で使えるサービスもあります。パソコンが使えない外回りの仕事や、コストを抑えたい企業にはこうしたサービスが役に立つでしょう。

以下の記事では、PRONIアイミツおすすめのスマホ向け・無料で使えるCTIシステムをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
スマホでも使えるおすすめCTIシステム
無料でおすすめのCTIシステム

録音に加えポップアップ機能が付いた法人向けCTIシステム

さまざまな顧客の電話応対が必要な企業には、録音機能に加えて「ポップアップ機能」もあるCTIシステムが役に立ちます。ポップアップ機能とは、着信時に顧客の情報を自動で表示する機能のことです。着信に応じる前にどのような顧客か把握できるため、電話応対がスムーズになるでしょう。

以下の記事では、PRONIアイミツおすすめのポップアップ機能付きCTIシステムをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
顧客情報のポップアップ機能があるCTIシステム

まとめ:通話録音に対応するシステムの相談はPRONIアイミツへ

この記事では、ビジネスで通話を録音する方法や、法人向けの通話録音サービスについてご紹介しました。電話の通話を録音することで、認識のずれを防げる、電話応対の品質向上につながるなど多くのメリットが得られます。通話の録音方法は数多く存在しますが、中には制約が多くビジネス向きでない方法もあります。社用スマホでの通話を録音したい法人には、CTIシステムの活用がおすすめです。

CTIシステムの選び方やおすすめサービスについては、別記事「CTIシステムを徹底比較」で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

とはいえ、数あるCTIシステムを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)ができます。

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