SalesforceとCTI連携のメリットは?おすすめシステム11選も紹介
現在Salesforceで顧客管理を行いながら架電・受電業務を実施しているものの「中々アポ獲得率があがらない」「電話中、即座にクライアントニーズを把握するのが難しい」と悩む担当者も多いのではないでしょうか。SalesforceをCTI連携することで、スクリプトや電話応対の精度を高め、架電・受電業務の生産性を改善できます。
そこで本記事では、SalesforceのCTI連携をするメリットや具体的な活用方法を解説。さらに、Salesforceと連携可能なCTIシステムのおすすめ11選や、連携による成功事例も紹介します。電話業務の生産性を改善し、顧客満足度を高めたい担当者はぜひ参考にしてください。
- SalesforceのCTI連携とは
- CTIシステムとSalesforceを連携するメリット
- SalesforceのCTI連携で実現できる機能
- 【比較表】Salesforceと連携可能なCTIシステム
- Salesforceと連携可能なCTIシステムおすすめ11選
- SalesforceをCTI連携した企業の成功事例
- まとめ:SalesforceのCTI連携で営業電話を効率化
- よくある質問
SalesforceのCTI連携とは
SalesforceのCTI連携とは、コンピューターと電話を統合するCTIシステムをSalesforceと組み合わせ、営業活動や顧客対応を効率化する仕組みです。CTIはもともと、通話の記録や着信時の情報表示を自動化し、業務負担を軽減するためのツールとして利用されてきました。
実際の現場では、通話内容を手動で記録するのに時間を取られたり、着信時に顧客情報をすぐに確認できず対応が遅れたりする課題が多く見られます。SalesforceとCTIを連携させれば、こうした課題を解消し、テレアポや顧客サポート業務をよりスムーズかつ効果的に進められるようになります。
CTIシステムとSalesforceを連携するメリット
CTIシステムとSalesforceを連携することで、さらにスムーズな業務遂行を実現します。以下では、CTI連携がもたらす具体的なメリットについて解説します。
Salesforce×CTI連携のメリット
- 手動入力の負担を解消し、業務効率化を実現
- 顧客情報のポップアップ表示により、電話対応スピードを向上
- 効果的なフォローアップでアポ率を向上
手動入力の負担を解消し、業務効率化を実現
CTIシステムとSalesforceを連携すれば、通話履歴や結果が自動で記録されるため、手動入力の手間を省き、電話対応や記録作業にかかる時間を大幅に短縮できます。また、通話内容が正確に残ることで、記録漏れや入力ミスを防止。正確なデータが蓄積されれば、顧客対応の一貫性が高まり、信頼関係の構築にもつながります。
記録作業に追われることがなくなる分、担当者は顧客との関係強化や営業戦略の立案など、付加価値の高い業務に集中可能です。自動記録機能は業務効率化だけでなく、組織全体の生産性向上にも寄与する重要な仕組みといえます。
顧客情報のポップアップ表示により、電話対応スピードを向上
SalesforceとCTIを連携すると、着信時に顧客情報が自動でポップアップ表示されます。担当者は顧客の関心や最近の商談履歴を即座に確認でき、会話の質を高められます。
例えば「競合製品と比較検討中」と分かっていれば、自社ならではの強みをすぐに提示でき、顧客の不安解消やアポ取得率向上にもつながります。状況に応じたパーソナライズ対応を実現することで、営業チーム全体の電話応対スピードと品質を引き上げ、顧客満足度の向上に貢献します。
効果的なフォローアップでアポ率を向上
CTIシステムとSalesforceを連携すれば、架電後の通話履歴が自動で記録されます。営業担当者は過去の会話内容や顧客の反応をすぐに確認でき、次のアプローチに活かせます。例えば、初回の架電で興味を示した顧客には、数日後にリマインダーを設定して確実にフォローアップ。適切なタイミングで再度アプローチすることで、営業機会を逃さず、アポ獲得率の向上につなげられます。
データ分析により、スクリプトの精度を向上
SalesforceとCTI連携により記録した通話履歴をもとにデータ分析を行うことで、成功した架電の共通点や顧客の反応が良いトークパターンを見つけ出せます。例えば、過去の架電結果より「予算規模の大きい企業には、ROIやコスト効果に言及すると反応が良い」という傾向が見つかれば、それをスクリプトに反映。営業チーム全体でスクリプトを共有することで、どの担当者でも効果的なアプローチを行える体制が構築でき、成約率を底上げできます。
ターゲットリストの見直しで架電効率を最大化
CTIとSalesforceを連携すれば、架電結果や反応データをもとにターゲットリストを精査できます。例えば、過去の架電でアポ取得率が高かった業種や規模の企業を抽出し、重点的にアプローチすることが可能です。
反応の良いエリアや業界など属性を絞り込んでリストを作成すれば、無駄な架電件数を減らしながらアポ獲得率を高められます。限られた営業リソースでも、成果に直結する効率的な営業活動を実現できるでしょう。
SalesforceのCTI連携で実現できる機能
発信・受信管理や通話の録音など、電話応対をサポートするさまざまな機能を搭載するCTIシステム。Salesforce(顧客管理プラットフォーム)と連携することで更なる効果を発揮します。
SalesforceのCTI連携でできることをチェック
- Salesforce上で、通話履歴や会話内容を記録・分析
- Salesforce内の電話番号をクリックするだけで発信
- 電話を受信した際、Salesforce上に顧客情報をポップアップ表示
Salesforce上で、通話履歴や会話内容を記録・分析
SalesforceとCTIシステムを連携させることで、通話履歴や会話内容がSalesforce上に自動で記録され、さらにそのデータを分析に活用できます。
顧客情報ページから通話内容を確認できるだけでなく、自動文字起こし機能によりテキスト化された会話の詳細をスタッフ間でスムーズに情報共有が可能。電話対応中や後に慌てて内容をメモする手間を省きます。
さらに、記録された通話履歴や会話内容は分析にも活用可能です。過去の応対で使用されたトークや頻出キーワードを分析し、アポ取得に繋がる会話パターンを特定した上でスクリプトに反映することで、オペレーター全体のトーク精度を向上させます。
Salesforce内の電話番号をクリックするだけで発信
Salesforceと連携できるCTIシステムを導入することによって、Salesforce上に表示されている電話番号をクリックするだけで発信可能です。Salesforce内で顧客情報として管理されている番号すべてにワンクリックで架電できるため、「架電効率の悪さに悩んでいる」「オペレーターが少なく業務負担が多い」とお困りの場合には非常に便利と言えます。
ワンクリックで発信できることによって、電話番号を手打ちで発信する場合のかけ間違いも減り、アウトバウンドコール数の増加も期待できます。
電話を受信した際に、Salesforce上に顧客情報をポップアップ表示
SalesforceとCTIシステムを連携させることによって、電話の受信時に顧客情報をポップアップ表示させることができます。Salesforce上に表示されるので、「CTIシステムとSalesforceの画面を両方開いて、画面を行き来する」という手間をかけずに、瞬時に顧客情報を把握可能です。
CTIシステムを活用していない場合、電話の着信時にどの会社の誰から電話がかかってきたのかすぐに確認できません。一方、Salesforceと連携できるCTIシステムを活用することで、顧客情報をいち早く確認し、スムーズに対応することができるでしょう。
【比較表】Salesforceと連携可能なCTIシステム
ここからは実際に、Salesforceと連携可能なCTIシステムを比較します。自社の予算や必要な機能と照らし合わせながら、おすすめのCTIシステムをご確認ください。
|
料金 月 5,980 円 /ID 初期費用 要問合せ |
料金 月 5,000 円 初期費用 10,000円 |
料金 月 5,000 円 /ライセンス 初期費用 5,000円 /ライセンス |
料金 月 1,500 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
|
料金 月 15,000 円 /席 初期費用 50,000円 /席
(他11プラン)
|
料金 月 10,000 円〜 初期費用 要問合せ
(他3プラン)
|
料金 月 55,000 円 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
|
料金 月 5,000 円 /各ライセンス 初期費用 300,000円 /1テナント |
問い合わせ |
料金 月 30,000 円 /拠点 初期費用 181,000円 /
(他2プラン)
|
料金 月 3,000 円 初期費用 3,000円
(他2プラン)
|
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
顧客情報のポップアップ機能
通話モニタリング機能
ACD(着信の自動振り分け)機能
IVR(自動音声応答)機能
オートコール(プレディクティブ)機能
|
|
導入実績社数 導入社数:3,000社、通話実績:220,000,000回以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 300社以上 |
導入実績社数 ライセンス販売数700万以上 |
導入実績社数 2,000社超 |
導入実績社数 500社 |
導入実績社数 シリーズ製品導入実績13,000席以上 |
導入実績社数 累計1,825テナント32,000席以上(2025年6月現在) |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 約2,400社(解約除く、2022年11月現在) |
導入実績社数 情報なし |
機能としては、IP電話や通話の自動録音、自動文字起こし、通話モニタリングやキューイングなどのほか、通話内容のフィードバック機能やスコアリング機能も搭載。応対品質の向上に大きく貢献します。
SalesforceやHubSpotと連携して顧客情報を集約管理できるのみならず、SlackやAmazon S3などの外部サービスとも連携して利用できる点が便利です。オペレーター1人につき5,980円(税抜)と、安い価格帯も人気の理由です。
Salesforceのみならず、SlackやMicrosoft Teams、Re:lationなどさまざまな外部システムとも連携可能。顧客情報をまとめて管理しながら、より効率的に電話業務を進められるおすすめCTIシステムです。
BlueBean(ブルービーン)はSalesforceとの連携が可能で、電話業務のパフォーマンス向上が期待できます。
Zoom PhoneはSalesforceとの連携して、着信時に顧客情報をポップアップ表示することができます。そのほか、電話転送、IVR、AIによる文字起こしなど、コールセンターに必要な機能を搭載しています。
アプリ・ブラウザの2つから利用できるソフトフォン機能のほか、ACDやコールキューイングなどのコールセンター機能、稼働状況のモニタリング機能、自動で生成されるレポート機能などが充実。Salesforceをはじめとする外部のCRM・SFAとの連携も可能で、着信時の顧客情報ポップアップ表示や応対履歴の管理、クリックトゥコールなどが利用できます。実績のあるCTIシステムをお探しなら、「BIZTEL コールセンター」を検討ください。
非常に使いやすく視認性にも長けており、はじめてCTIシステムを導入する場合も問題なく導入できるのがおすすめポイント。スモールスタートが可能で拡張性に優れているため、「繁忙期等に合わせてスケールアップ・ダウンできるCTIシステムが欲しい」という企業にもおすすめです。
InfiniTalkは、Salesforceとの連携が可能で、連携することによって着信時のポップアップ表示やワンクリックでの架電が実現。その他にも多数の連携可能サービスがあります。
他社と比較したおすすめポイントは、座席数・拠点数の増減に柔軟に対応できることです。機能面では、CTI機能をはじめIVRやキューイング、モニタリング、通話の自動録音、ACDなどといったコールセンター運用に必要な機能を網羅し、Salesforceをはじめとする外部サービスとの連携機能も充実しています。
導入形態に関してはオンプレミス・クラウドどちらにも対応しているため、セキュリティを高めたい、気軽に導入したいといったどちらのニーズにも対応できるでしょう。
機能面では、コールの自動振り分けや自動音声応答、通話録音などのCTI機能のほか、ボイスメール機能、会話解析機能など、より先進的な機能も多数搭載しています。
ルーティングやキューイングも含めた電話機能をはじめ、自動音声応答機能やチャットボット機能などを利用でき、チャットボットでのやり取りからエージェントへのエスカレーティングも可能。「有人対応の手間をなるべく抑えたい」という企業におすすめのCTIシステムです。
また、Amazon ConnectはSalesforceと連携して顧客情報を一元管理でき、よりスピーディかつスムーズな顧客応対が可能になります。
通話内容はAIによって自動で文字起こしされ、手間をかけずに応対履歴を管理。レポーティング機能も搭載し、稼働状況や業務量のチェック、適切な人員配置にもおすすめです。
カイクラは40以上もの外部サービスと連携可能となっており、SalesforceともWeb APIで連携可能。顧客情報を一元管理し効率的に業務を進められます。
また、オペレーターの発信履歴が残るだけでなく、通話内容も自動録音で記録されるため、応対履歴の確認に便利。オペレーター別・プロジェクト別・時間帯別などの稼働レポートも出力できるため、コールセンターの運営状況を分析・改善する際に役立ちます。
Salesforceと連携可能なCTIシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CTIシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
Salesforceと連携可能なCTIシステムおすすめ11選
SalesforceとのCTI連携できるツールおすすめ11選を紹介します。どれも便利な機能が充実しているので、電話応対の負担を軽減したい企業担当者はぜひご覧ください。
SalesforceとCTI連携可能!おすすめCTIシステム
MiiTel
MiiTel(ミーテル)は、株式会社RevCommが提供するクラウド型CTIシステム。インサイドセールスやコールセンターにおける顧客対応まで幅広く活用できる点がおすすめです。
機能としては、IP電話や通話の自動録音、自動文字起こし、通話モニタリングやキューイングなどのほか、通話内容のフィードバック機能やスコアリング機能も搭載。応対品質の向上に大きく貢献します。
SalesforceやHubSpotと連携して顧客情報を集約管理できるのみならず、SlackやAmazon S3などの外部サービスとも連携して利用できる点が便利です。オペレーター1人につき5,980円(税抜)と、安い価格帯も人気の理由です。
主な機能
GoodCall
GoodCallとは、株式会社Good Relationsが提供するCTIシステム。インバウンド・アウトバウンドどちらにも対応可能です。GoodCallは、クリック発信や着信時の顧客情報ポップアップ表示、全通話の自動録音、通話モニタリングなどの便利なCTI機能が利用できるほか、通話内容の分析や営業分析などといったアナリティクス機能も充実しています。
Salesforceのみならず、SlackやMicrosoft Teams、Re:lationなどさまざまな外部システムとも連携可能。顧客情報をまとめて管理しながら、より効率的に電話業務を進められるおすすめCTIシステムです。
主な機能
BlueBean
BlueBean(ブルービーン)は、インバウンド・アウトバウンドどちらにも対応したCTIシステムです。インバウンド向け機能としては、顧客情報のポップアップ表示やIVRなどがあります。一方でアウトバウンド機能としては、プレビュー発信やプレディクティブ発信、オペレーターいらずの自動アンケートなど、便利な機能が充実。電話応対・架電業務を大幅に効率化できます。
BlueBean(ブルービーン)はSalesforceとの連携が可能で、電話業務のパフォーマンス向上が期待できます。
主な機能
Zoom Phone
Zoom Phoneは、Web会議ツールとして有名なZoomが提供するCTIシステムです。世界中で約700万台の利用実績がある人気のサービスで、とくに安い価格帯と高い通話品質が評判です。
Zoom PhoneはSalesforceとの連携して、着信時に顧客情報をポップアップ表示することができます。そのほか、電話転送、IVR、AIによる文字起こしなど、コールセンターに必要な機能を搭載しています。
主な機能
BIZTEL コールセンター
「BIZTEL コールセンター」は、株式会社リンクが提供するクラウドCTIシステム。充実した機能や使いやすさが評判で、2,000社以上へ導入実績があります。
アプリ・ブラウザの2つから利用できるソフトフォン機能のほか、ACDやコールキューイングなどのコールセンター機能、稼働状況のモニタリング機能、自動で生成されるレポート機能などが充実。Salesforceをはじめとする外部のCRM・SFAとの連携も可能で、着信時の顧客情報ポップアップ表示や応対履歴の管理、クリックトゥコールなどが利用できます。実績のあるCTIシステムをお探しなら、「BIZTEL コールセンター」を検討ください。
主な機能
InfiniTalk
InfiniTalk(インフィニトーク)は、ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社が提供するCTIシステム。顧客からの受注受付やカスタマーサポートといった、インバウンド業務・コールセンター向けに開発されました。
非常に使いやすく視認性にも長けており、はじめてCTIシステムを導入する場合も問題なく導入できるのがおすすめポイント。スモールスタートが可能で拡張性に優れているため、「繁忙期等に合わせてスケールアップ・ダウンできるCTIシステムが欲しい」という企業にもおすすめです。
InfiniTalkは、Salesforceとの連携が可能で、連携することによって着信時のポップアップ表示やワンクリックでの架電が実現。その他にも多数の連携可能サービスがあります。
主な機能
MediaCalls
MediaCalls(メディアコールズ)は、メディアリンク株式会社が提供するCTIシステム。中小企業から大手企業まで幅広く導入されており、これまで1万3,000席以上の導入実績があります。
他社と比較したおすすめポイントは、座席数・拠点数の増減に柔軟に対応できることです。機能面では、CTI機能をはじめIVRやキューイング、モニタリング、通話の自動録音、ACDなどといったコールセンター運用に必要な機能を網羅し、Salesforceをはじめとする外部サービスとの連携機能も充実しています。
導入形態に関してはオンプレミス・クラウドどちらにも対応しているため、セキュリティを高めたい、気軽に導入したいといったどちらのニーズにも対応できるでしょう。
主な機能
CT-e1/SaaS
「CT-e1/SaaS」は、これまでのCTIシステムにはないスケーラビリティが魅力のコールセンタープラットフォーム。完全自社開発のシステムであることから拡張性・カスタマイズ性に長けており、SalesForceとの連携も可能です。CRMのみならず、SMSやLINEなどといった外部のコミュニケーションツールとも連携できるため、電話以外の顧客アプローチ方法も重視する企業におすすめです。
機能面では、コールの自動振り分けや自動音声応答、通話録音などのCTI機能のほか、ボイスメール機能、会話解析機能など、より先進的な機能も多数搭載しています。
主な機能
Amazon Connect
Amazon Connectは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するクラウド型CTIシステム。クラウド上で気軽にコンタクトセンターを構築できます。
ルーティングやキューイングも含めた電話機能をはじめ、自動音声応答機能やチャットボット機能などを利用でき、チャットボットでのやり取りからエージェントへのエスカレーティングも可能。「有人対応の手間をなるべく抑えたい」という企業におすすめのCTIシステムです。
また、Amazon ConnectはSalesforceと連携して顧客情報を一元管理でき、よりスピーディかつスムーズな顧客応対が可能になります。
主な機能
カイクラ
カイクラは、顧客とのコミュニケーション手段を一元管理できる点がおすすめのCTIシステム。着信時の顧客情報ポップアップ表示をはじめとした電話関連機能があるほか、メール・ビデオ通話・SMSでのコミュニケーションも一元管理。顧客満足度の向上・業務効率化にもつなげられるプラットフォームです。
通話内容はAIによって自動で文字起こしされ、手間をかけずに応対履歴を管理。レポーティング機能も搭載し、稼働状況や業務量のチェック、適切な人員配置にもおすすめです。
カイクラは40以上もの外部サービスと連携可能となっており、SalesforceともWeb APIで連携可能。顧客情報を一元管理し効率的に業務を進められます。
主な機能
CALLTREE
CALLTREE(コールツリー)は、株式会社ジーシーが提供するクラウド型CTIシステム。アウトバウンド業務を行うコールセンター向けのシステムで、ワンクリックで発信できる「プレビュー・ダイヤル機能」や自動発信を叶える「プログレッシブ・ダイヤル機能」、リストにある顧客へと次々に発信できる「プレディクティブ・ダイヤル機能」など、架電効率を上げる機能が満載です。
また、オペレーターの発信履歴が残るだけでなく、通話内容も自動録音で記録されるため、応対履歴の確認に便利。オペレーター別・プロジェクト別・時間帯別などの稼働レポートも出力できるため、コールセンターの運営状況を分析・改善する際に役立ちます。
主な機能
以上、Salesforceと連携できるおすすめのCTIシステムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CTIシステム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
SalesforceをCTI連携した企業の成功事例
CTIシステムとSalesforceとの連携による成功事例を2つ紹介します。同規模・同業種の他社成功事例を参考に、自社での運用イメージを具体的に掴んでいただければ幸いです。
事例①アポ成功事例の共有で、育成期間の短縮や応対の精度向上に寄与
業務用無線機のレンタルやITソリューション事業を展開する従業員数約60名の企業が、CTIシステム「MiiTel」を導入した事例をご紹介します。
この企業では、架電業務に固定電話を利用していました。元からCRMツール「Salesforce」を導入していたものの、架電時にはSalesforce画面を確認しながら手動で電話番号を入力しており、非効率な状態が続いていました。また、営業メンバーの架電時間を集計する作業や、通話内容を正確に把握することに手間がかかっていたといいます。
CTIシステム「MiiTel」導入の決め手となったのは、すでに利用しているSalesforceと連携が可能だった点に加え、自社の課題を解決する機能が備わっていたためです。
導入後はSalesforceとの連携により、Salesforceの画面上で電話番号をクリックするだけで発信が可能となり、架電業務が大幅に効率化。また、MiiTelにより通話履歴が自動記録され、過去の会話内容をもとにした効果的な架電も実現し、業務の精度が向上しました。
さらに、成功したアポの通話内容を新人に共有することで、育成期間を短縮。記録された通話内容をもとに、適切なフィードバックや応対の振り返りも可能になり、対応の精度が向上しています。
事例②情報の一元管理でオペレーターの業務負担が軽減
フランスに本社を構え、動物用医薬品を取り扱う日本法人が、CTIシステム「Amazon Connect」を導入した成功事例をご紹介します。
この企業ではEC事業の開始に伴い、問い合わせ件数が年々増加していました。しかし、従来のオフィス固定電話には録音機能がなく、また自動音声ガイダンスでの電話対応に限界を感じており、社員間での情報共有がスムーズに行えないという課題が。こうした背景から、業務の効率化と顧客対応の精度向上を目的に、CTIシステム導入の検討が始まりました。
Amazon Connectの導入を決めた理由は、既に導入していたSalesforce(CRM)とのクラウド連携が可能な点に加え、CTI連携によるコンタクトセンター構築が実現できること、そして従量課金制でコスト管理がしやすい点に魅力を感じたことです。
導入後は、Salesforceとの連携によって通話記録が自動化され、情報が一元管理できるようになりました。また、webフォームを導入することで電話件数が減少し、オペレーターの負担軽減にも成功。結果として、問い合わせ件数は前年比146%増を達成しました。さらに、現場スタッフからは「働きやすくなった」という満足の声も寄せられているそうです。
まとめ:SalesforceのCTI連携で営業電話を効率化
SalesforceのCTI連携によって、顧客情報の一元管理だけでなく、電話営業の効率化・応対品質の向上を実現することができます。オペレーターの業務改善や働きやすさにも直結するため、電話対応の多い企業やコールセンターにはCTIシステム導入がおすすめです。
しかし、Salesforceと連携可能なCTIシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CTIシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
SalesforceのCTI連携について、よくある質問に答えます。
CTIシステムとは
CTIシステムとは、コンピューターと電話を統合し、顧客情報の一元管理と電話操作の効率化を実現するシステムです。たとえば、CTIシステムを導入すると、架電や受電時に顧客情報を即座に確認でき、業務のスピードが向上します。
実際、株式会社エイトレッドが2023年9月に発表した調査「中小企業におけるシステム化の実態は?」において、「システム間のデータ連携に不足を感じたり、業務の負担が軽減されていないと感じることがありますか」と質問したところ、回答結果が「とてもある」が26.6%、「ややある」が55.6%にのぼりました。
出典元:株式会社エイトレッド
多くの担当者が「システム連携の不足によるデータの二重入力」が課題と感じており、CTIのようなシステム間連携によって業務効率が向上するニーズが浮き彫りになっています。CTIは、Salesforceなど既存のCRMや他の業務システムと連携することで、さらに業務効率を改善し、データの一元化を図る点が導入のポイントです。
CTIシステムの種類は?
CTIシステムは、「インバウンド型」「アウトバウンド型」の2種類に分けることができ、利用シーンによって最適なCTIシステムは違います。
| CTIシステムの種類 | 利用シーン |
|---|---|
| インバウンド型 | コールセンター運用や受注業務 |
| アウトバウンド型 | 電話営業やテレアポ業務 |
受電業務に特化したインバウンド型のCTIシステムは、コールセンター運用・受注業務などの利用シーンに最適です。機能としては、ACD(着信の自動振り分け)機能やIVR(自動音声応答)機能があり、顧客からの問い合わせを効率的に処理することができます。
関連記事:コールセンター向けCTIシステムを解説
一方で、架電業務に特化したアウトバウンド型CTIシステムは、電話営業・テレアポ業務などの利用シーンで使われます。機能としては、ワンクリック発信(CRM内で発信可能な機能)やオートコール(自動的に電話をかける機能)があり、作業の時短によって架電数を伸ばすことが可能です。
関連記事:【最新】アウトバウンド向けCTIツールおすすめ6選を徹底比較
関連記事:オートコールシステム(自動架電システム)おすすめ6選
CTIシステムの主な機能は?
CTIシステムの基本機能は、顧客情報をポップアップ表示する機能ですが、そのほかにも電話業務に役立つさまざまな機能があります。以下、主な機能を一覧で紹介します。
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| ポップアップ表示機能 | 顧客からの電話がかかってきた際に、会社名・氏名などの顧客情報を瞬時に表示する。 |
| ACD(着信の自動振り分け)機能 | 事前の設定に応じて、オペレーターに電話を自動振り分ける。 |
| IVR(自動音声応答)機能 | 着信電話に対して音声ガイダンスを自動再生し、コンピュータによって応答を行う。 |
| 稼働モニタリング | オペレーターの稼働状況を可視化する。 |
| 着信履歴 | 受信した電話番号・対応時間などを履歴として残す。 |
| ワンクリック発信機能 | CRM内の記載された電話番号をクリックし、相手に発信する。 |
| オートコール機能 | 事前に設定した顧客リストに対して、指定した時間帯に自動で電話をかける。 |
| アンケート機能 | 自動案内によってアンケート結果を収集する。 |
| プレディクティブコール機能 | 事前に設定した顧客リストに対して、一斉発信する。 |
| 発信番号を指定する機能 | オペレーターの発信番号を指定する。 |
| 通話録音機能 | 顧客との会話をデジタルデータとして保存する。 |
PRONIアイミツSaaS(当社)の調査では、特に重視されているのは「通話の自動録音」で、次に「顧客情報ポップアップ」が続きます。基本業務に直結する機能が多くの企業で求められているため、自社に不可欠な機能を軸にCTIシステムを検討しましょう。
CTIシステムの選び方は?
自社の電話業務に適したCTIシステムを選ぶ際には、まずは種類(インバウンド型とアウトバウンド型)の比較が重要です。また、既に自社内にCRM(顧客管理システム)がある場合は、そのCRMと連携できるかという観点でCTIシステムと比較検討する必要があります。
上記の観点でCTIシステムをいくつか選定した後、費用の見積もりを行い、予算内で最も効果的なCTIシステムを選ぶのがおすすめです。別記事「おすすめのCTIシステムを徹底比較」では、より詳しい選び方や、2025年最新のおすすめCTIシステムを紹介していますのでぜひご覧ください。
CTIシステムのおすすめ記事
CTIシステムの新着記事
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!