Salesforceと連携可能なCTIシステムおすすめ11選【2024年最新】
Salesforceを使用しているものの、導入中のCTIシステムと連携できず、電話応対に活用できていない企業は多いのではないでしょうか。「Salesforceで顧客情報を管理しているが、思っていたよりも導入効果を感じられない」とお困りの企業には、Salesforceを連携できるCTIシステムの導入がおすすめです。CTI連携により、顧客応対の負担を軽減できるようになります。
そこで本記事では、Salesforceと連携可能なCTIシステムおすすめ11選を紹介します。SalesforceとCTIシステムを連携するメリットや、連携による成功事例も解説していきますので、CTI連携で顧客応対の負担を軽減しつつ顧客満足度を向上させたい担当者はぜひ参考にしてください。
- CTIシステムとは
- 【比較表】Salesforceと連携可能なCTIシステム
- 【2024年最新】Salesforceと連携可能なCTIシステムおすすめ11選
- CTIシステムとSalesforceを連携させるメリット
- SalesforceとCTIシステムの連携によってできること
- SalesforceをCTI連携した企業の成功事例
- まとめ:SalesforceのCTI連携で効率化を実現
- よくある質問
CTIシステムとは
CTIシステムとは、コンピューターと電話を統合し、一元的な顧客管理と電話操作を可能にするシステムです。CTIシステムはSalesforceと連携させることで、着信時に顧客情報をSalesforce上にポップアップ表示できるようになります。
CTI連携により、オペレーターは顧客情報を瞬時に把握でき、Salesforce上だけでスムーズな電話応対が実現できます。
CTIシステムはSalesforceのようなシステムとの連携で、業務効率を高められます。株式会社エイトレッドが2023年11月に行った調査では、「システム間のデータ連携に不足を感じたり、業務の負担が軽減されていないと感じることがありますか」と質問したところ、「とてもある」が26.6%、「ややある」が55.6%という回答結果になりました。
出典元:株式会社エイトレッド
上記調査から、データ連携に不足を感じる担当者は多数を占め、システム連携がされていないことで業務効率が改善できていないことが分かります。企業が社内の業務効率化を図りたい場合は、システムを連携してデータをスムーズに活用するという観点が重要です。
【比較表】Salesforceと連携可能なCTIシステム
ここからは実際に、Salesforceと連携可能なCTIシステムを比較していきます。自社の予算や必要な機能と照らし合わせながら、おすすめのCTIシステムをご確認ください。
サービス名 | 導入形態 | 種類 |
---|---|---|
MiiTel(ミーテル) | クラウド | アウトバウンド・インバウンド両方 |
GoodCall | クラウド | アウトバウンド・インバウンド両方 |
BlueBean | クラウド | アウトバウンド・インバウンド両方 |
Zoom Phone | クラウド | アウトバウンド・インバウンド両方 |
BIZTEL コールセンター | クラウド | インバウンド(コールセンター) |
InfiniTalk(インフィニトーク) | クラウド/オンプレミス | インバウンド(コールセンター) |
MediaCalls(メディアコールズ) | クラウド/オンプレミス | インバウンド(コールセンター) |
CT-e1/SaaS | クラウド | インバウンド(コールセンター) |
Amazon Connect | クラウド | インバウンド(コールセンター) |
カイクラ | クラウド | インバウンド(コールセンター) |
CALLTREE | クラウド | アウトバウンド |
Salesforceと連携可能なCTIシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CTIシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
【2024年最新】Salesforceと連携可能なCTIシステムおすすめ11選
Salesforceとの連携も可能なCTIシステムを比較し、特におすすめのサービス11選を紹介します。どれも便利な機能が充実しているので、電話応対の負担を軽減したい企業担当者はぜひご覧ください。
- MiiTel(ミーテル)
- GoodCall
- BlueBean
- Zoom Phone
- BIZTEL コールセンター
- InfiniTalk(インフィニトーク)
- MediaCalls(メディアコールズ)
- CT-e1/SaaS
- Amazon Connect
- カイクラ
- CALLTREE
MiiTel
-
料金
月5,980円/ID -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
MiiTel(ミーテル)は、株式会社RevCommが提供するクラウド型CTIシステム。インサイドセールスやコールセンターにおける顧客対応まで幅広く活用できる点がおすすめです。
機能としては、IP電話や通話の自動録音、自動文字起こし、通話モニタリングやキューイングなどのほか、通話内容のフィードバック機能やスコアリング機能も搭載。応対品質の向上に大きく貢献します。
SalesforceやHubSpotと連携して顧客情報を集約管理できるのみならず、SlackやAmazon S3などの外部サービスとも連携して利用できる点が便利です。オペレーター1人につき5,980円(税抜)と、安い価格帯も人気の理由です。
-
料金
月5,000円 -
初期費用
15,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
2アカウント(内線)
GoodCallとは、株式会社Good Relationsが提供するCTIシステム。インバウンド・アウトバウンドどちらにも対応可能です。GoodCallは、クリック発信や着信時の顧客情報ポップアップ表示、全通話の自動録音、通話モニタリングなどの便利なCTI機能が利用できるほか、通話内容の分析や営業分析などといったアナリティクス機能も充実しています。
Salesforceのみならず、SlackやMicrosoft Teams、Re:lationなどさまざまな外部システムとも連携可能。顧客情報をまとめて管理しながら、より効率的に電話業務を進められるおすすめCTIシステムです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- クラウド(SaaS)
- 顧客情報のポップアップ機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 通話の自動録音
- IVR(自動音声応答)機能
- キュー(待ち呼)機能
BlueBean
-
料金
月5,000円/ライセンス -
初期費用
5,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5ライセンス
BlueBean(ブルービーン)は、インバウンド・アウトバウンドどちらにも対応したCTIシステムです。インバウンド向け機能としては、顧客情報のポップアップ表示やIVRなどがあります。一方でアウトバウンド機能としては、プレビュー発信やプレディクティブ発信、オペレーターいらずの自動アンケートなど、便利な機能が充実。電話応対・架電業務を大幅に効率化できます。
BlueBean(ブルービーン)はSalesforceとの連携が可能で、電話業務のパフォーマンス向上が期待できます。
-
料金
年12,960円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zoom Phoneは、Web会議ツールとして有名なZoomが提供するCTIシステムです。世界中で約700万台の利用実績がある人気のサービスで、とくに安い価格帯と高い通話品質が評判です。
Zoom PhoneはSalesforceとの連携して、着信時に顧客情報をポップアップ表示することができます。そのほか、電話転送、IVR、AIによる文字起こしなど、コールセンターに必要な機能を搭載しています。
- チャットサポートあり
- 電話サポートあり
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- アカウント権限
- 中国語
-
料金
月15,000円/席 -
初期費用
50,000円
-
最低利用期間
1ヵ月
-
最低利用人数
なし
「BIZTEL コールセンター」は、株式会社リンクが提供するクラウドCTIシステム。充実した機能や使いやすさが評判で、2,000社以上へ導入実績があります。
アプリ・ブラウザの2つから利用できるソフトフォン機能のほか、ACDやコールキューイングなどのコールセンター機能、稼働状況のモニタリング機能、自動で生成されるレポート機能などが充実。Salesforceをはじめとする外部のCRM・SFAとの連携も可能で、着信時の顧客情報ポップアップ表示や応対履歴の管理、クリックトゥコールなどが利用できます。実績のあるCTIシステムをお探しなら、「BIZTEL コールセンター」を検討ください。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)
-
料金
月35,803円/契約 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
InfiniTalk(インフィニトーク)は、ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社が提供するCTIシステム。顧客からの受注受付やカスタマーサポートといった、インバウンド業務・コールセンター向けに開発されました。
非常に使いやすく視認性にも長けており、はじめてCTIシステムを導入する場合も問題なく導入できるのがおすすめポイント。スモールスタートが可能で拡張性に優れているため、「繁忙期等に合わせてスケールアップ・ダウンできるCTIシステムが欲しい」という企業にもおすすめです。
InfiniTalkは、Salesforceとの連携が可能で、連携することによって着信時のポップアップ表示やワンクリックでの架電が実現。その他にも多数の連携可能サービスがあります。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
-
料金
月55,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
MediaCalls(メディアコールズ)は、メディアリンク株式会社が提供するCTIシステム。中小企業から大手企業まで幅広く導入されており、これまで1万3,000席以上の導入実績があります。
他社と比較したおすすめポイントは、座席数・拠点数の増減に柔軟に対応できることです。機能面では、CTI機能をはじめIVRやキューイング、モニタリング、通話の自動録音、ACDなどといったコールセンター運用に必要な機能を網羅し、Salesforceをはじめとする外部サービスとの連携機能も充実しています。
導入形態に関してはオンプレミス・クラウドどちらにも対応しているため、セキュリティを高めたい、気軽に導入したいといったどちらのニーズにも対応できるでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
CT-e1/SaaS
-
料金
月5,000円/各ライセンス -
初期費用
300,000円
-
最低利用期間
1ヵ月
-
最低利用人数
1ライセンス以上契約必須
「CT-e1/SaaS」は、これまでのCTIシステムにはないスケーラビリティが魅力のコールセンタープラットフォーム。完全自社開発のシステムであることから拡張性・カスタマイズ性に長けており、SalesForceとの連携も可能です。CRMのみならず、SMSやLINEなどといった外部のコミュニケーションツールとも連携できるため、電話以外の顧客アプローチ方法も重視する企業におすすめです。
機能面では、コールの自動振り分けや自動音声応答、通話録音などのCTI機能のほか、ボイスメール機能、会話解析機能など、より先進的な機能も多数搭載しています。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
Amazon Connect
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Amazon Connectは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するクラウド型CTIシステム。クラウド上で気軽にコンタクトセンターを構築できます。
ルーティングやキューイングも含めた電話機能をはじめ、自動音声応答機能やチャットボット機能などを利用でき、チャットボットでのやり取りからエージェントへのエスカレーティングも可能。「有人対応の手間をなるべく抑えたい」という企業におすすめのCTIシステムです。
また、Amazon ConnectはSalesforceと連携して顧客情報を一元管理でき、よりスピーディかつスムーズな顧客応対が可能になります。
- チャットサポートあり
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- ダイヤルイン着信機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 通話の自動録音
- IVR(自動音声応答)機能
- キュー(待ち呼)機能
- ソフトフォン(PC電話)機能
-
料金
月30,000円/拠点 -
初期費用
181,000円
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
1人
カイクラは、顧客とのコミュニケーション手段を一元管理できる点がおすすめのCTIシステム。着信時の顧客情報ポップアップ表示をはじめとした電話関連機能があるほか、メール・ビデオ通話・SMSでのコミュニケーションも一元管理。顧客満足度の向上・業務効率化にもつなげられるプラットフォームです。
通話内容はAIによって自動で文字起こしされ、手間をかけずに応対履歴を管理。レポーティング機能も搭載し、稼働状況や業務量のチェック、適切な人員配置にもおすすめです。
カイクラは40以上もの外部サービスと連携可能となっており、SalesforceともWeb APIで連携可能。顧客情報を一元管理し効率的に業務を進められます。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
CALLTREE
-
料金
月3,000円 -
初期費用
3,000円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
1ユーザー
CALLTREE(コールツリー)は、株式会社ジーシーが提供するクラウド型CTIシステム。アウトバウンド業務を行うコールセンター向けのシステムで、ワンクリックで発信できる「プレビュー・ダイヤル機能」や自動発信を叶える「プログレッシブ・ダイヤル機能」、リストにある顧客へと次々に発信できる「プレディクティブ・ダイヤル機能」など、架電効率を上げる機能が満載です。
また、オペレーターの発信履歴が残るだけでなく、通話内容も自動録音で記録されるため、応対履歴の確認に便利。オペレーター別・プロジェクト別・時間帯別などの稼働レポートも出力できるため、コールセンターの運営状況を分析・改善する際に役立ちます。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- クラウド(SaaS)
- アカウント権限
- ダイヤルイン着信機能
以上、Salesforceと連携できるおすすめのCTIシステムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CTIシステム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
CTIシステムとSalesforceを連携させるメリット
顧客情報のポップアップ表示、Salesforceからのワンクリックコール、これまでの応対履歴の管理など、SalesforceとCTIシステムを連携させることによってできることはさまざまですが、これらの機能はどのようなメリットをもたらすのでしょうか。
- オペレーター業務の効率化
- 顧客満足度の向上
- 顧客情報をマーケティングに活用できる
オペレーター業務の効率化
SalesforceとCTIシステムを連携させることによって、オペレーター業務を効率化できる点は大きなメリットです。着信時にいち早く顧客情報を把握でき、ワンクリックコールで架電効率がアップ。応対履歴を管理できることで引き継ぎもスムーズになるので、CTI連携させる前よりも大幅に業務を効率化できるでしょう。画面を行ったり来たりすることなく、Salesforce上で電話対応が完結する点も便利なポイントです。
「オペレーターへの業務負担を軽減したい」「効率化してパフォーマンスの向上につなげたい」という企業には、CTIとSalesforceの連携をおすすめします。
顧客満足度の向上
SalesforceとCTIシステムを連携させることによって、顧客満足度の向上も期待できます。例えば、着信時に顧客情報がポップアップ表示されることによって、もたつくことなくスムーズに対応でき、取引先に好印象を与えることができます。また、担当オペレーターが変更した場合も、Salesforce上でこれまでの応対履歴を細かく確認できるため、情報の抜け漏れなく引き継ぐことができます。
「オペレーター業務が属人化している」「電話応対品質が低い」とお悩みの場合、SalesforceとCTIシステムを連携させることで解決できることが多いでしょう。
顧客情報をマーケティングに活用できる
SalesforceとCTIシステムを連携して使用することによって、顧客情報をマーケティングに活用できる点も大きなメリットです。先にも述べている通り、両システムを連携させることでSalesforce上に顧客との応対履歴を残すことができます。これまでの応対履歴には、どのような問い合わせがあったのか、顧客はどのような悩みを抱えているのかというデータがまとめて記されているので、それらのデータを集約・分析し、他の部署とも共有するなどして、今後のマーケティングに活用できるでしょう。
とはいえ、Salesforceと連携可能なCTIシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CTIシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
SalesforceとCTIシステムの連携によってできること
顧客管理(CRM)プラットフォームとして広く導入されているSalesforce(セールスフォース)。CTIシステムと連携させることで、Salesforce上だけで電話対応できるようになります。以下、具体的にどのようなことが可能となるか確認しましょう。
- 電話を受信した際に、Salesforce上に顧客情報をポップアップ表示
- Salesforce内の電話番号をクリックするだけで発信できる
- Salesforce上で応対履歴を確認できる
電話を受信した際に、Salesforce上に顧客情報をポップアップ表示
SalesforceとCTIシステムを連携させることによって、電話の受信時に顧客情報をポップアップ表示させることができます。Salesforce上に表示されるので、「CTIシステムとSalesforceの画面を両方開いて、画面を行き来する」という手間をかけずに、瞬時に顧客情報を把握可能です。
CTIシステムを活用していない場合、電話の着信時にどの会社の誰から電話がかかってきたのかすぐに確認できません。一方、Salesforceと連携できるCTIシステムを活用することで、顧客情報をいち早く確認し、スムーズに対応することができるでしょう。
Salesforce内の電話番号をクリックするだけで発信できる
Salesforceと連携できるCTIシステムを導入することによって、Salesforce上に表示されている電話番号をクリックするだけで発信可能です。Salesforce内で顧客情報として管理されている番号すべてにワンクリックで架電できるため、「架電効率の悪さに悩んでいる」「オペレーターが少なく業務負担が多い」とお困りの場合には非常に便利でしょう。
ワンクリックで発信できることによって、電話番号を手打ちで発信する場合のかけ間違いも減り、アウトバウンドコール数の増加も期待できます。
Salesforce上で応対履歴を確認できる
SalesforceとCTIシステムを連携させることによって、Salesforce上でこれまでの応対履歴を確認することができます。顧客情報のページから、電話で対応した際の履歴、メールを返信した際の履歴などのこれまでの経緯を確認できるほか、電話応対の際にどのようなやりとりが行われたのか自動文字起こし機能によって確認可能です。
応対履歴を具体的に確認できることにより、オペレーター間で情報を引き継ぐ際にも非常にスムーズになるでしょう。電話応対後に慌ててやりとりをメモする必要もありません。
SalesforceをCTI連携した企業の成功事例
CTIシステムとSalesforceの連携によって実際にどのような効果を見込めるか、他社事例を参考にしたい担当者も多いでしょう。ここでは、2社の成功事例を紹介します。
事例①顧客情報の把握までの時間を約半分に短縮
決済・支払いの代行業を行う企業(従業員数200名以上)では、顧客からの問い合わせを受けるためカスタマーセンターを設置。当時は、入電からカスタマーが顧客情報を確認するまで約80秒の時間がかかっており、またエスカレーションに2分~3分の時間がかかる点が課題でした。
そこで、自社に導入済みのSalesforceとCTIシステムの連携を検討。CTIシステム導入後は、顧客情報把握までの時間を約半分の40秒まで短縮、またエスカレーション時間も約1分に短縮することに成功しました。(参照:https://www.salesforce.com/jp/hub/customer-service/cti/)
事例②コールセンターの生産性向上に寄与
大手クレジットカード発行会社におけるCTIシステム導入事例です。この企業では、クレジットカード利用者の増加による顧客対応強化が課題となっていました。そこで、SalesforceとCTIシステム連携を検討。
連携によりコンタクトセンターの生産性向上し、対応履歴の検証によって顧客品質向上も実現しました。また、顧客の問い合わせ内容や購買行動を分析することにより、グループ内でのマーケティング活動にも役立てています。(参考:https://www.salesforce.com/jp/hub/customer-service/cti/)
まとめ:SalesforceのCTI連携で効率化を実現
SalesforceのCTI連携によって、顧客情報の一元管理だけでなく、電話営業の効率化・応対品質の向上を実現することができます。オペレーターの業務改善や働きやすさにも直結するため、電話対応の多い企業やコールセンターにはCTIシステム導入がおすすめです。
しかし、Salesforceと連携可能なCTIシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CTIシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
Salesforceと連携可能なCTIシステムについて、よくある質問に答えます。
CTIシステムの種類は?
CTIシステムは、「インバウンド型」「アウトバウンド型」の2種類に分けることができ、利用シーンによって最適なCTIシステムは違います。
CTIシステムの種類 | 利用シーン |
---|---|
インバウンド型 | コールセンター運用や受注業務 |
アウトバウンド型 | 電話営業やテレアポ業務 |
受電業務に特化したインバウンド型のCTIシステムは、コールセンター運用・受注業務などの利用シーンに最適です。機能としては、ACD(着信の自動振り分け)機能やIVR(自動音声応答)機能があり、顧客からの問い合わせを効率的に処理することができます。
関連記事:コールセンター向けCTIシステムを解説
一方で、架電業務に特化したアウトバウンド型CTIシステムは、電話営業・テレアポ業務などの利用シーンで使われます。機能としては、ワンクリック発信(CRM内で発信可能な機能)やオートコール(自動的に電話をかける機能)があり、作業の時短によって架電数を伸ばすことが可能です。
関連記事:アウトバウンド向けおすすめCTIシステム【2024年最新】
関連記事:オートコール機能搭載のCTIシステムを解説
CTIシステムの主な機能は?
CTIシステムの基本機能は、顧客情報をポップアップ表示する機能ですが、そのほかにも電話業務に役立つさまざまな機能があります。以下、主な機能を一覧で紹介します。
機能 | 詳細 |
---|---|
ポップアップ表示機能 | 顧客からの電話がかかってきた際に、会社名・氏名などの顧客情報を瞬時に表示する。 |
ACD(着信の自動振り分け)機能 | 事前の設定に応じて、オペレーターに電話を自動振り分ける。 |
IVR(自動音声応答)機能 | 着信電話に対して音声ガイダンスを自動再生し、コンピュータによって応答を行う。 |
稼働モニタリング | オペレーターの稼働状況を可視化する。 |
着信履歴 | 受信した電話番号・対応時間などを履歴として残す。 |
ワンクリック発信機能 | CRM内の記載された電話番号をクリックし、相手に発信する。 |
オートコール機能 | 事前に設定した顧客リストに対して、指定した時間帯に自動で電話をかける。 |
アンケート機能 | 自動案内によってアンケート結果を収集する。 |
プレディクティブコール機能 | 事前に設定した顧客リストに対して、一斉発信する。 |
発信番号を指定する機能 | オペレーターの発信番号を指定する。 |
通話録音機能 | 顧客との会話をデジタルデータとして保存する。 |
CTIシステムの選び方は?
自社の電話業務に適したCTIシステムを選ぶ際には、まずは種類(インバウンド型とアウトバウンド型)の比較が重要です。また、既に自社内にCRM(顧客管理システム)がある場合は、そのCRMと連携できるかという観点でCTIシステムと比較検討する必要があります。
上記の観点でCTIシステムをいくつか選定した後、費用の見積もりを行い、予算内で最も効果的なCTIシステムを選ぶのがおすすめです。別記事「おすすめのCTIシステムを徹底比較」では、より詳しい選び方や、2024年最新のおすすめCTIシステムを紹介していますのでぜひご覧ください。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!