無料で使えるCTIシステムおすすめ8選!コールセンターを効率化【2024年最新】
近年、専用のハードウェアを必要としないクラウド型のCTIシステムが主流となりつつあり、導入する企業が増えています。しかし、「なるべく導入費用を抑えたい」「まずは無料で試してから本格導入を検討したい」という企業は多いでしょう。CTIシステムを無料で利用する方法は、「無料プランがあるサービスを導入する」「無料トライアルを活用する」の2通りです。
本記事では、無料で使えるCTIシステムに加え、無料トライアルがあるシステムを紹介します。導入コストを抑え、電話業務の効率化を図りたい担当者はぜひご覧ください。
- 無料でCTIシステムを使う方法
- 【比較表】無料で使えるCTIシステム
- 無料プランのあるCTIシステム1選
- 無料トライアルのあるCTIシステム7選
- 無料で使えるCTIシステムを選ぶポイント
- まとめ:無料のコールセンターシステムで、電話業務の効率化を始めよう
無料でCTIシステムを使う方法
CTIシステムとは、電話とコンピュータを統合し、一元的な顧客管理と電話操作を可能とするシステムです。SalesforceのようなCRM(顧客管理システム)との連携で、着信時に顧客情報をポップアップ表示できるようになります。
コールセンターやヘルプデスクにCTIシステムを導入することで、顧客情報を把握して受電ができ、応対品質の向上が可能に。また、架電業務を行う企業では、顧客ごとの応対履歴を確認しながら電話応対を行えるので、コミュニケーションの効率化を実現できます。
では、便利なCTIシステムを無料で使うには、どのような方法があるのでしょうか。以下、2つの方法を紹介します。
- 無料プランのあるサービスを選ぶ
- 無料トライアルを利用する
無料プランのあるサービスを選ぶ
1つ目の方法は、無料プランを提供するCTIシステムを利用する、というものです。無料プランは使える機能やユーザー数、データ容量に制限があるものの、ずっと無料で使い続けられる点が特徴。「多機能でなくても、必要最低限の機能が揃ったCTIシステムを使いたい」「少人数でCTIシステムを使いたい」という企業は、無料プランを検討してみるのもおすすめです。
無料トライアルを利用する
2つ目の方法は、無料トライアルを提供するCTIシステムを利用するというもの。無料トライアルには期間が設けられているため、長期間の利用には向きませんが、機能や操作性を確認できる点が特徴。多くのCTIシステムが無料トライアルを提供しているので、本格導入の前に活用することをおすすめします。
CTIシステムは自作できる?
CTIシステムは自作も可能ですが、非常に高度な技術と専門知識が求められます。例えば、電話回線やVoIPに関する通信技術、SIPやPBXの設定、ソフトウェア開発のスキルが必要です。また、通話録音や顧客情報管理には厳重なセキュリティ対策も欠かせません。さらに、メンテナンスや法令の遵守も考慮する必要があります。そのため、コストや労力を抑え、安心して使用できる市販のCTIシステムを導入することが一般的におすすめです。
【比較表】無料で使えるCTIシステム
ここからは実際に、無料で利用できるCTIシステムを比較します。無料プランがあるCTIシステムや、無料トライアルを提供するCTIシステムをお探しの担当者はぜひ参照ください。
サービス名 | 無料プラン | 無料トライアル |
---|---|---|
Fullfree(フルフリー) | 〇 (ユーザー数:制限なし) |
無料プランで対応 |
Comdesk Lead(コムデスクリード) | × | 〇 (無料期間:1週間) |
CT-MAX | × | 〇 (無料期間:要問い合わせ) |
InfiniTalk(インフィニトーク) | × | 〇 (無料期間:要問い合わせ) |
CALLTREE | × | 〇 (無料期間:要問い合わせ) |
CallConnect | × | 〇 (無料期間:2週間) |
ftel | × | 〇 (無料期間:2週間) |
楽テル | × | 〇 (無料期間:要問い合わせ) |
Fullfreeは無料プランがあるCTIシステムで、複数ユーザーで複数台のPCで利用可能です。買い切りのパッケージプランは、8,800円(税抜)で提供しています。上記比較表で紹介したサービスは無料トライアルを提供しています。本格導入の前にぜひ利用して、機能や使いやすさを確認しましょう。
しかし、数あるCTIシステムを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)ができます。
無料プランのあるCTIシステム1選
2024年現在、無料プランのあるCTIシステムを紹介します。
-
料金
8,800円/台 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Fullfree(フルフリー)は、株式会社フリースタイルが開発・提供するCTIシステム。顧客管理データベースソフトウェアで、Excelにも似た使い勝手と計算機能を持ち、リレーショナルデータベース形式の顧客管理システムを自由自在に作成できます。
スタンドアローンで利用できるほか、クラウドによるデータ共有に対応し、レコード数3,000、フィールド数50、共有台数5台まで完全無料で利用できるのがポイントです。特筆したいおすすめポイントは、電話着信と同時に顧客情報を表示できるCTI機能を完全無料で利用できる点。ひかり電話であれば、ルーターのSIP接続設定だけで簡単にCTI連携を行えます。
データベースに登録のある既存顧客からの着信での場合、ポップアップから顧客名をクリックして詳細情報を表示することも可能です。有料版は8,800円(税込) にて買い切りで提供しています。
無料トライアルのあるCTIシステム7選
続けて無料トライアルを利用できるCTIシステムを紹介します。まず機能や使い勝手を確認したいという企業は、ぜひ参考にしてください。
- Comdesk Lead(コムデスクリード)
- CT-MAX
- InfiniTalk(インフィニトーク)
- CALLTREE
- CallConnect
- ftel
- 楽テル
Comdesk Lead
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Comdesk Lead(コムデスクリード)は、株式会社Widsleyが提供するCTIシステム。クラウド型のコールセンターシステムで、IP回線と携帯回線を併用できるCTIシステムです。
案件やシチュエーションに応じて適切な回線を選択でき、IP回線では架電効率を最大化し、モニタリングやウィスパリングの機能でオペレーターをサポート。携帯回線では、かけ放題プランの導入により通話料の定額化を実現し、固定費削減に貢献します。さらに、顧客に表示される番号を090・080・070となるため、接続率と折り返し率が向上する点もおすすめ。
1IDから利用可能で月額6,000円(税抜)からのシンプルな料金体系に加え、かけ放題の定額料金プランも提供。また、無料トライアル期間を1週間設けているため、導入前にその効果を体験できます。
CT-MAX
-
料金
月20,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
なし
CT-MAXは、株式会社エナジーパートナーが提供するCTIシステム。クラウド型のオールインワンCTIシステムで、インバウンド・アウトバウンドどちらにも対応する豊富な機能を搭載。シンプルで操作性に優れるだけでなく、プレディクティブダイヤラーに標準対応するのが特徴。
自社IP電話サービスと合わせたトータルサポート、高品質でストレスのないクリアな音質を実現しているのも魅力。マルチレイアウトに対応する顧客管理機能・スキル設定を含む複数ACDの登録・実行、管理機能が充実。
加えて、着信ポップアップ・IVR・オートコール・プログレッシブダイヤリングなどオペレーター用の機能も充実。Salesforceやkitone、Zoho CRMとの連携も可能です。ヘッドセットの無償貸出付きで、無料トライアルを提供しています。
-
料金
月35,803円/契約 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
InfiniTalk(インフィニトーク)は、ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社(JMS)が提供するコールセンターシステム。商品やサービスに関するお問い合わせに対応するカスタマーサポート、商品やサービスの注文を受け付ける受注受付、クライアント企業の商品やサービスに関する顧客からのお問い合わせに対応するコールセンターに幅広く利用可能なCTIシステムです。
CRM、SMS、チャットアプリ、ショートメッセージ、IVR、通話録音、テキスト分析など、コンタクトセンター運営に最適なサービスを提供します。暗号化技術による高セキュリティを提供し、スモールスタートや急なスケールアップに柔軟に対応可能。
導入費用は初期無料。無料トライアルも利用可能なため、お問い合わせフォームから申し込みをしましょう。クラウド版の利便性と低コストでの高機能が特徴。競合他社と比較しても、コストパフォーマンスと導入の容易さが際立ちます。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
CALLTREE
-
料金
月3,000円 -
初期費用
3,000円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
1ユーザー
CALLTREEは、株式会社ジーシーが提供するCTIシステム。アウトバウンドコール・インサイドセールスに特化したクラウド型オールインワンCTIシステムです。
クラウドPBXにCTI機能を追加しているため、インターネット環境・PC・ヘッドセットがあれば最短3営業日で業務を開始可能。架電効率・顧客創出率・成約率を高め、業務効率化とコスト削減を同時に実現できます。
プレビュー・プログレッシブ・プレディクティブダイヤルといった架電効率を大幅に向上させる機能はもちろん、着信ポップアップ・IVRなどの受信機能、ウィスパリング・内線転送のサポート機能が充実。稼働状況モニタリングの管理機能とともに、Salesforce、kintone、Sansanのような外部システムとの連携も可能。無料で試せるトライアルは、お問い合わせフォームから申し込み可能です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- クラウド(SaaS)
- アカウント権限
- ダイヤルイン着信機能
CallConnect
-
料金
月2,400円/ユーザー -
初期費用
0円
-
最低利用期間
1ヵ月
-
最低利用人数
1人
CallConnectは、合同会社selfreeが提供するクラウド型PBX・CTIシステムです。カスタマーサポートやインサイドセールスに最適な機能が凝縮され、インターネット・PC・ヘッドセットがあれば即日コールセンターを開設可能。
SalesforceをはじめとしたCRM連携、チャットツールへの通知書き出しなど、柔軟な外部連携が可能点もおすすめです。発着信・着信転送・通話録音・IVRを搭載した「Starter」のほか、顧客管理・通話メモ・外部サービス連携・音声テキスト変換を追加した「Basic」さらにモニタリング・分析機能も追加した「Pro」の各プランから選択可能。
Proプランを2週間利用できる無料トライアルを提供しています。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
-
料金
月5,000円/1アカウント -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ftel(エフテル)は、コムソル株式会社が提供するクラウド型コールセンターシステム・CTIシステム。1アカウントで100名以上の同時通話に対応し、インターネット環境・PC・ヘッドセットがあればどこでも最短2営業日で簡単にコールセンターを開設可能。
電話番号から過去履歴をポップアップ可能なほか、すでに利用中のCRMとの連携にも対応しています。全通話の録音に対応するほか、スキル・グループを柔軟に設定可能なACD、無制限に分岐可能なIVR、オートアウトバウンドコール、スーパーバイザーとのチャットのような基本機能が充実しSMS発信にも対応。
待機中に離脱した顧客にSMSを送信、荷電し直すことで機会損失を防ぐこともできます。 2週間の無料トライアルを提供しています。
- メールサポートあり
- 通信の暗号化
- クラウド(SaaS)
- 顧客情報のポップアップ機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 通話の自動録音
- IVR(自動音声応答)機能
- ソフトフォン(PC電話)機能
- ワンクリックコール機能
- SMS送信機能
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
楽テルは、株式会社ラクスが提供するコールセンターシステムです。 高いカスタマイズ性でスタッフの負担を軽減し、顧客満足度の向上に貢献。無料トライアルで使い心地を試すこともできます。
機能としては、着信ポップアップ・クリックトゥコール・入力フォーム・集計などの多彩な機能を搭載。API外部連携による柔軟なシステム構築にも対応し、多数のCTIサービス提供会社と連携することも可能です。
以上、無料トライアルでおすすめのCTIシステムを詳しく解説しました。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意しています。「無料トライアルからスタートしたい」という企業は、ぜひご活用ください。
無料で使えるCTIシステムを選ぶポイント
無料で使えるCTIシステムだからこそ、選ぶ際に注意すべきポイントを解説します。
- 必要な機能が搭載されているか
- CRM(顧客管理ツール)との連携の有無
- 利用できる通話分数やユーザー数の制限
- サポート体制の有無
- 拡張性とアップグレードの可能性
- 無料トライアル終了後の手続き方法
必要な機能が搭載されているか
無料のCTIシステムを選ぶ際、通話録音や通話履歴の保存、顧客情報の表示といった基本機能が揃っているかの確認が重要です。また、アウトバウンド業務に特化したCTIシステムの場合は発信機能、インバウンド業務向けには受信時の顧客情報ポップアップなど、用途に応じた機能の有無をチェックすると良いでしょう。
現在無料版を導入するとしても、業務拡大により将来的に有料プランへ移行する可能性も。そのため、無料版で必要な機能が含まれていない場合は、追加機能のある有料プランも併せて検討する必要があります。
CRM(顧客管理ツール)との連携の有無
CRMと連携できるCTIシステムは、通話履歴の自動保存や顧客データの効率的な管理が可能になり、顧客対応の質を向上させます。特にBtoC業界では、顧客の購買履歴や問い合わせ履歴をもとにしたスムーズな対応が求められるため、CRMと連携があるかは重要です。現在すでに導入しているCRMがあれば、そのCRMツールと連携できるかは確認しておきましょう。
利用できる通話分数やユーザー数の制限
CTIシステムの無料プランには、通話分数や登録できるユーザー数に制限があることが一般的です。例えば、1か月あたりの通話時間が短い場合や、ユーザー数が少ないと、利用範囲が限られ業務効率の低下に繋がる可能性があります。
ビジネスの規模や利用頻度に応じて、どの程度の通話分数やユーザー数が必要かを見極め、それをカバーできる無料プランかどうかを確認しましょう。業務の成長に応じて、有料プランへの切り替えがスムーズに行えるかも重要なポイントです。
サポート体制の有無
無料のCTIシステムは、サポート体制が十分でない場合があります。サポート体制が整っていると、トラブル発生時や操作方法に関する質問への迅速な対応が受けられるため、導入後の運用がスムーズです。
電話サポートやチャットサポート、FAQページの有無などを確認し、問題発生時に頼れる体制があるかをチェックすることが重要です。サポートが充実している無料プランは少ないですが、導入初期の不安を軽減するために必要なポイントです。
拡張性とアップグレードの可能性
CTIシステムを選ぶ際、将来的に利用範囲を広げられる拡張性や、必要に応じて機能を増やせるアップグレードの柔軟性があるかの確認も重要です。無料プランでは制限があるものの、有料プランへのアップグレードで新たな機能や接続オプションが利用可能な場合が多いため、ビジネスの成長に合わせてシステムを拡張できるか確認しましょう。長期的な視点で見た際にスムーズな移行ができるCTIシステムは、安定した運用を支える基盤となります。
無料トライアル終了後の手続き方法
無料トライアルを利用する場合、CTIシステムによって無料トライアル期間終了後の手続きが変わるため、前もって確認しておきましょう。トライアル期間終了時の選択肢として、自動で有料版に移行するケース、改めて有料版の契約を結ぶケースと、サービスによって異なります。「突然月額料金が発生してしまった」という事態を避けるためにも、トライアル終了後のプロセスは事前に確認してください。
まとめ:無料のコールセンターシステムで、電話業務の効率化を始めよう
近年では1席から導入できるリーズナブルなクラウドCTIシステムが多数登場しており、一般のオフィスが気軽に導入できる無料CTIシステムも存在します。本記事でも紹介したCTIシステム・コールセンターシステムも含め、気になるサービスがあれば、まずは無料から始めてみましょう。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)ができます。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!