【2023年最新】コールセンターにおすすめのCTIシステム10選【比較表付き】
顧客それぞれの満足度を高めて優良顧客化する、OneToOneマーケティングが注目されるなか、コールセンターの存在が重要視されています。コストセンターとして見られていたコールセンターは、いまや企業に利益をもたらす役割とも見られてます。 しかし、コールセンターをプロフィットセンターとして機能させるためには、顧客満足度を高める仕組みが必要。「CTIシステム」の存在が必須と言えるでしょう。 本記事では、コールセンターを最大限機能させる、おすすめのCTIシステムを厳選。クラウド型・オンプレミス型あわせてご紹介します。CTIシステムの導入事例、選び方も解説いたしますのでぜひ参考にしてみてください。

アイミツコンシェルジュ 中村
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.CTIシステムとは
- 2.CTIシステムとコールセンターシステムの違い
- 3. CTIシステムの種類
- 4. CTIシステムがコールセンターのメリット
- 5. CTIシステムのデメリット
- 6. コールセンターに導入するCTIシステムを選ぶときのポイント
- 7.【比較表】 コールセンターにおすすめのCTIシステム
- 8. コールセンターにおすすめのCTIシステム9選
- 9. CTIをコールセンターに導入した事例
- 10. 【まとめ】気になるCTIシステムは資料を請求しよう
1.CTIシステムとは
CTIシステムとは電話回線とコンピューターネットワークを繋ぐためのハードウェアで、導入により電話番号に基づきPC上に顧客情報を表示できるようになります。顧客から電話がかかってきたときに、顧客情報を確認しながら応対できるため、コミュニケーションが円滑になり顧客満足度を高められます。
CTIシステムに搭載されている機能は着信呼自動配分、自動音声応答、通話録音、ポップアップ、モニタリングなどです。現在、CTIシステムは多くのコールセンターで導入されており、業務効率化に役立っています。
2.CTIシステムとコールセンターシステムの違い
現在、コールセンター業界で注目を集めているCTIシステム。混同されやすいものにコールセンターシステムがあります。
コールセンターシステムは電話応対の窓口を実施・管理するシステムです。コールセンターで必要な機能を搭載するシステムの総称であり、CTIシステムはコールセンターシステムの中の1要素という位置づけです。
コールセンターシステムを構成する標準的な機能はサービスごとに異なるため、導入の際はどのような機能を搭載しているのかよく確認しましょう。
CTIシステムにある機能 | CTIシステムにない機能 |
着信呼自動配分 | CRM機能 |
自動音声応答(IVR) | シフト管理機能 |
予測発信 | 要員予測 |
通話録音 | SFA機能 |
ポップアップ | |
モニタリング |
コールセンターシステムにある機能 | コールセンターシステムにない機能 |
顧客管理 | 通話履歴連携機能 |
スクリーンポップアップ | 着信ポップアップ機能 |
検索機能 | CRM機能 |
コール情報管理 | |
モニタリング | |
スクリプトカウント |
3. CTIシステムの種類
現在、多くのベンダーからCTIシステムが提供されています。導入の際は自社に最適の製品を選ぶことになりますが、CTIシステムにはクラウドタイプとオンプレミスタイプがあり、両方の特徴を知ることが先決です。以下、それぞれのタイプについて詳しく解説します。
3-1.クラウドタイプ
クラウドタイプはインターネット経由でベンダーが提供するサーバーとシステムを利用するタイプの製品です。クラウドタイプは自社でサーバーやシステムを用意する必要がないため、初期費用を抑えてサービスを導入できる点が魅力です。
また、システムの保守・運営はベンダー側が行うため、自社で管理する必要はありません。専門技術者がいない会社にはクラウドタイプを導入するのが現実的です。
また、業務に対応するためのカスタマイズや既存システムとの連携に制限があるため、必要な場合は、オプション利用するか、カスタマイズ性の高いオンプレミス型の導入も選択肢に入れましょう。
3-2.オンプレミスタイプ
オンプレミスタイプは自社でサーバーもシステムも構築し、保守・運用も全て自社対応となります。システム構築の必要があるため、初期費用は高額になります。またシステム構築に時間がかかるため、導入までに数か月の期間を要します。
一見負担は大きそうですが、一度システムを構築すればクラウドタイプの様に毎月ベンダーに支払う費用は発生しません。
また、自社仕様にカスタマイズできるので、拡張性の高いシステムが欲しい方にはおすすめです。初期費用があり、保守運用に従事できる専門技術者が在籍している場合には導入を検討する価値はあります。
4. CTIシステムがコールセンターのメリット
CTIとは、顧客管理システムなどとPBXを連携させるシステムです。ではコールセンターでの顧客満足度を高めるために、なぜCTIシステムが必要とされるのか?その理由を3つに絞って、簡単に解説していきましょう。
4-1.通話時に顧客情報を表示できる
CTIシステムは、構内電話交換機のPBXと顧客管理システムであるCRMを連携させることにより、着信番号に該当する顧客情報を自動で検索、テレオペレーターのPC画面に瞬時に表示することができます。通話をする前に顧客情報を把握しておけば、その後の対応をスムーズに行うことができるでしょう。
たとえば、既存の顧客であれば着信後すぐに専任の担当者が応対することも可能。担当者が不在の場合であっても、顧客情報の対応履歴を確認できるため、引継ぎの漏れも心配ありません。
既存顧客・見込み顧客の判断や商品・サービスへの関心度をCRMのセグメント分類ができていれば、顧客の状況に応じて無駄のない応対が可能になり、顧客満足度の向上が期待できます。
4-2.録音機能で品質改善につながる
CTIシステムには通話内容を記録する録音機能が搭載されており、オペレーターの応対品質改善やトラブル防止対策に繋げることができます。
コールセンターのオペレーターは入れ替わりが激しいと言われています。常に一定数以上の新人オペレーターが在籍しているというコールセンターも珍しくありません。CTIの録音機能を活用してベテランオペレーターの通話応対をマニュアル化することで、新人オペレーターの育成・品質向上が期待できるでしょう。
近年では通話内容をテキスト化する技術も発達してきているため、文章を残す手間を大幅に削減できます。テキスト化されたデータは、マーケティングやセールスに活用するなど、さまざまな業務に役立つでしょう。
4-3.電話制御機能で対応頻度にばらつきが出ない
CTIシステムには特定のテレオペレーターに応対が集中しないように、着信を割り振って分配・最適化する「電話制御機能」が搭載されています。
コールセンターは経験・ノウハウの異なる多様なオペレーターで構成されている場合が少なくありません。応対は一部の経験豊富なオペレーターに集中することも考えられるでしょう。
電話制御機能を使用することで、オペレーターの対応頻度を最適化することができます。限られたリソースを最大限活かすことができるしょう。
優先度を設定し、重要な顧客を優秀なオペレーターに割り振るといった使い方も可能。中にはグルーピングされた顧客に一斉発信し、対応可能なオペレーターに割り振るオートコール機能を搭載するシステムもあるため、効率的な業務が実現できます。
5. CTIシステムのデメリット
CTIシステムのデメリットは以下の2点です
5-1.導入費用がかかる
CTIシステムはクラウドタイプでもオンプレミスタイプでも導入費用がかかります。クラウドタイプの相場は、初期費用として5万円~30万円、月額課金制の場合は毎月6,000円~7万円ほどです。ただし、CTIシステムの導入により業務効率化を達成できるため、オペレーターの人員を減らすことも可能です。
5-2.システム連携できないケースもある
CTIシステムは様々ありますが、導入したい製品が既存システムと連携できないこともあります。導入に際しては最初にシステムの連携可否を確認するようにしてください。特にクラウドタイプの製品は要注意です。
6. コールセンターに導入するCTIシステムを選ぶときのポイント
ここまでで、おすすめのCTIシステムを厳選して紹介してきました。自社コールセンターを構築するにあたっては、どのような基準でCTIシステムを選定すればいいのでしょうか?基本的な要因のみに絞って解説していきましょう。
【インバウンド向けかアウトバウンド向けか確認する】
コールセンターといっても、BtoB・BtoCなどのビジネススタイルや、オペレーター・ブースなどの規模、目的によって実にさまざまなタイプが存在します。まずは、カスタマーサポートのように受電中心のインバウンドなのか、営業アポイント獲得に向けた架電中心のアウトバウンドなのかを念頭に、候補となるCTIシステムを絞り込んでいくといいでしょう。
もちろん、インバウンド向け、アウトバウンド向けを明確にしているCTIシステムもありますが、どちらにも対応可能というシステムも少なくありません。ただし、インバウンド・アウトバウンドでは必要とされる機能が異なり、両対応のシステムは結果的に多機能になる傾向も。
コールセンターの目的、CTIシステムの用途がはっきりしている場合は、どちらかに特化したシステムを導入した方がトータルコストを抑えられる可能性があります。
【導入スタイルを検討する】
CTIシステムの導入スタイルは、大きく分けて2つ。クラウド型とオンプレミス型です。いずれもメリットが異なるため、導入スタイルを検討する必要があるでしょう。
オンプレミス型にはセキュリティ面に強く、システム連携が柔軟というメリットがある反面、初期導入費用が高いなどの懸念点も。
一方、クラウド型は専用ハードウェアが必要なく、拡張性が高いうえ、テレワークとの相性もいいというメリットがあります。システムをベンダーに依存するため、カスタマイズ性がやや低いというデメリットはありますが、従来懸念されたセキュリティ面の不安は少ないという声も。
自社のニーズにはどちらがマッチしているか、確認することをおすすめします。
【必要な機能が揃っているか確認する】
多機能を誇るCTIシステムであっても、機能を使い切れないようでは意味がありません。一方、必要な機能が搭載されていないCTIシステムでは業務効率が上がらないでしょう。CTIシステムに、目的・用途に応じた機能が搭載されているかを事前に確認しておくべきでしょう。
たとえばインバウンドであれば、自動音声のIVR、ACDによる着信分配、着信ポップアップ、モニタリング機能などは必須。アウトバウンドでは、オートコール、モニタリングなどは必須ですが、IVR、ACDは必要がない場合も考えられるでしょう。
CRMをすでに活用している企業なら、連携機能なども確認しておくことをおすすめします。
7.【比較表】 コールセンターにおすすめのCTIシステム
ここからはコールセンターにおすすめのCTIシステムを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するCTIシステムでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、CTIシステム選びの参考にしてください。
8. コールセンターにおすすめのCTIシステム9選
コールセンターにおける顧客満足度を高めるため、いかにCTIシステムが重要なのかをご紹介しました。具体的にはどのようなCTIシステムがあるのか。以下からは、特におすすめのCTIシステムを厳選してご紹介します。

Mostable(モスタブル)は、シナジーが開発・提供するクラウド型CTIシステムです。アウトバウンドコールセンターに向けてサービスを提供しています。
大きな特徴は、インターネット環境とPC・ヘッドセットさえあれば最短2営業日でコールセンターを開始できる手軽さや、低価格ながら高機能な点。またクラウド型のため、社内・在宅などオペレーターの拠点も選びません。
サービスの中には、オペレーター用アプリ「Mostable」のほか、管理アプリ「Mostable Manager」が用意され、管理者はオペレーターの状況をリアルタイムで把握・指示が可能です。
そのほか、リスト分配・共有、オートコールなど、アウトバウンドコールに最適な機能を多数搭載。「Makeline」で通話料の削減を実現するほか、回線のみの契約も可能です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- Pマーク
- クラウド(SaaS)
- アカウント権限
- 通話の自動録音
- ソフトフォン(PC電話)機能
- オートコール(プレディクティブ)機能

MiiTel(ミーテル)は、RevCommが開発・提供するAI搭載型クラウドCTI・IP電話システムです。インターネット環境・PC・ヘッドセットがあれば、最短翌営業日の導入が可能。対応内容を記録、AI解析、オペレーターに都度フィードバックすることで、成約率を向上させることができます。
CRMで荷電したい顧客をワンクリックすると発信することができます。AIで解析された通話内容は管理画面でグラフ・数値を確認できるため、スーパーバイザーがその場で気になった点をフィードバックすることも可能です。記録された会話は全文文字起こしされ、次回のコールに活用可能。モバイルアプリの活用にも対応しています。
料金は月々5,980円~。初期費用は不要なため、リーズナブルに導入できるのが魅力と言えるでしょう。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応

InfiniTalkは、コールセンター運営・BPOサービスなどの事業を展開するジェイエムエス・ユナイテッド社が開発・提供するコールセンターシステムです。
クラウド版・オンプレミス版のほか、ハイブリッド利用が可能な設備分散プランを用意しているため、ニーズに沿った対応をしてくれます。基本機能のほか、カスタマーサポート・受注センターなど、用途に応じて用意されたオプション・連携機能の追加が可能です。
2回線5席から利用可能なクラウド版なら、小規模から業務拡大に応じたスケーリングまで対応。PBX・ACD・通話録音・スーパーバイザー2名までのCMS機能が標準搭載され、PCとヘッドセットがあればすぐに利用することができます。オートコール、IVRなどを追加できるほか、プライベートクラウドにも対応できるのも魅力の1つでしょう。
料金は月額35,800円(税別)~で、初期費用は0円です。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応

List Navigator.は、テレフォニーシステム開発会社とScene Live社が開発・提供するクラウド型アウトバウンドコールシステムです。
簡単に使えるシンプルなUIでクリック回数を最小限に抑えるなど、オペレーターやスーパーバイザーの業務を効率化できる仕組みが満載。インターネット・PC・ヘッドセットのみで自由度の高いコールセンターを構築することができます。
CSVによるリスト管理・全通話録音などの管理機能、トークスクリプト共有・オートコールなどのコール機能はもちろん、架電時間分析、エリアマーケティング、営業実績などの分析機能が充実しているのもポイントです。営業方法にあわせ、通常・グループ架電が用意されるほか、プレディクティブコールを追加するのも可能。サポート体制も充実しているため、安心して利用できるでしょう。
初期費用は0円、基本料金は10,000円、月額システム利用料は1ブース5,000円(税別)~と、リーズナブルな価格設定です。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- アカウント権限
- ダイヤルイン着信機能
BIZTEL コールセンターは、リンク社・ブライシス社の共同事業によって開発・提供されている、クラウド型コールセンター・CTIシステムです。クラウド最高峰の音声品質や、累計2,000社超、6年連続No.1の導入実績を誇る信頼感が魅力と言えるでしょう。
機能は、ACD設定・ガイダンス設定・着信設定などのコールセンター管理をはじめ、通話数・着信数・応答数などのモニタリング機能を標準で備えています。また、統計レポートを活用したオペレーターの一元管理を実現しています。
そのほかCRM・SFA連携、音声認識サービス連携、着信ルーティング、エージェントコントロールなど、いつでも追加可能なオプションも多数用意。24時間365日の電話サポートが利用できるのも嬉しいポイントでしょう。
初期費用は5万円(税別)/席、月間利用料は1万5,000円(税別)/席~となっています。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)

CT-e1/SaaSはソフトウェア受託開発などの事業を展開するシステム開発会社、コムデザインが開発・提供するクラウド型CTIシステムです。
コールセンターに必要な機能を標準搭載した多機能性、自社開発ならではのカスタマイズ性を持つほか、既存のPBX・IP電話・スマートフォンを統合できる柔軟性を持つのが特徴。拠点分散による冗長性・災害対策も万全。強固なセキュリティが施されているのも魅力のサービスです。
ACD・IVR・優先着信機能・Webページ連携など、オペレーターの業務を効率化する豊富な機能を搭載するのはもちろん、ダッシュボード・稼働モニタリング・レポート・通話録音など、スーパーバイザー向けの管理機能も充実。オプションになりがちなCRM・SMS・アプリ連携機能が標準でついているほか、コールルーティング・IFなどのカスタマイズが無料なのもポイントです。
初期費用は300,000円(税別)、CT-e1/SaaSの月額利用料は5,000円(税別)で提供しています。
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 顧客情報のポップアップ機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 通話の自動録音
- IVR(自動音声応答)機能
- ソフトフォン(PC電話)機能
- 音声のテキスト化機能
- SMS送信機能
- オペレーターの稼働状況確認機能

MediaCalls(メディアコールズ)は、メディアリンク社が開発・提供するオールインワンコールセンターシステムです。
IP-PBX・CTI・ACD・レポート・通話録音など、インバウンドコールセンターで必要な機能を搭載しながら低価格で提供している点が特徴。フルクラウド型・オンプレミス型のほか、ライセンスを取得して他社クラウドを利用できるハーフクラウド型を選択できます。
フルクラウド型であればSIPフォン、またはソフトフォン・ヘッドセットを用意し、IPネットワークに接続するだけ。海外や在宅を含む自由度の高いコールセンター構築が可能なのはもちろん、スキルルーティングを含むACD機能で顧客満足度の向上も実現。API連携による外部CRM活用のほか、充実したレポート機能でオペレーターのスキルアップも促進できます。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 英語
- 顧客情報のポップアップ機能

AmeyoJ(アメヨジェイ)は、インドのIT企業Drishti社のAmeyoをベースに、アイ・ピー・エス・プロ社が日本向けに開発・提供するシステムです。アウトバウンド・インバウンド対応のオールインワンコールセンターシステムを展開しています。
5席から1,500席までの利用が可能で、短期間のみの席数追加にも対応。クラウド型・オンプレミス型・既存回線を利用するハイブリッド型が選択でき、世界40か国以上、2,000社以上が導入する豊富な実績を誇ります。
既存顧客のCSVに対応するCRM機能を搭載しているほか、オペレーターの稼働状況をひと目で確認できるリアルタイムモニタリング機能も搭載。
そのほかACD・IVRなどのインバウンド向け、発信禁止リストなどのアウトバウンド向け機能が標準で用意されるのはもちろん、既存CRMとの外部連携も可能です。豊富な機能が魅力のシステムと言えるでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)

Tetraは、サイオンコミュニケーションズ社が開発・提供するコールセンター専用CTIシステムです。
コンタクトセンター業務に特化した機能を標準で搭載し、APIやエージェントアプリによる外部CRM・基幹システムとの柔軟な連携も実現。セキュリティ重視のオンプレミス型のほか、拡張の自由度が高いクラウド型が用意され、ニーズに応じた選択が可能です。
ACD・グループ・スキル配信、IVR、全通話録音、オペレーター管理・各種レポート機能などの標準機能以外に、コールフロー・コールプランなどのカスタマイズにも対応可能。アウトバウンド向けのプログレッシブダイアラー、特定顧客優先着信、留守録メッセージのメール通知、Skype接続サービスなどの豊富なオプションが用意されているのもポイントです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- 顧客情報のポップアップ機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 通話の自動録音
- IVR(自動音声応答)機能
- キュー(待ち呼)機能
- 休日・祝日のカレンダー設定
9. CTIをコールセンターに導入した事例
先ほど紹介した9つのCTIのうち、2つのツールの導入事例について紹介します。
9-1.損保ジャパンパートナーズ株式会社
BIZTELコールセンターの導入事例ページ(株式会社リンク、ブライシス株式会社の共同事業https://biztel.jp/case/cs/3598/参照)によると、損保ジャパンパートナーズでは同サービスの導入により災害発生時の臨時コールセンターと応対品質向上プログラムの運用により、信頼と安心感のある金融コールセンターを実現しています。
同社は保険の問い合わせ窓口を新規開設するにあたり全国の支店が抱える人材を活用することと、本社被災時のBCP対策や支店被災時のサポート体制を整えたいと考えていました。BIZTELコールセンターを導入した結果、全国の支店からコールセンター業務を担う人材を選出し、支店をまたいだ仮想的なコールセンター組織を構築することに成功しています。また、その組織をマネジメントすることによって人材を有効活用した問い合わせ窓口の運営が可能になったという効果も得られたのです。
9-2.RITA GROUP
InfiniTalkの導入事例ページ(ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社http://www.infinitalk.co.jp/case/ritagroup.html参照)によると、「RITA GROUP」では同サービスの導入により3ヶ月で応答率80%以上を維持するコールセンターに成長させることに成功しています。
同社ではかつてカスタマーサポート業務を外部委託していましたが、思うように応対品質が向上せず、報告レポートから得られる情報量が少なかったため分析ができないというジレンマを抱えていました。有効な施策が打てないもどかしさから、コールセンターを内製化することに決めたのです。
InfiniTalk導入の結果、コール量が可視化したことで担当者数を増やし、社内KPIとして応答率80%以上を継続的に達成しています。さらに、電話による問い合わせ件数をマーケティングに活用できるようなり、架電の頻度を増やすなどして顧客の来店率を向上させる施策を有機的に展開できるようになったのです。
10. 【まとめ】気になるCTIシステムは資料を請求しよう
見込み顧客の獲得や優良顧客へのナーチャリングを含め、近年のマーケティングテクノロジーは飛躍的な進化を遂げています。しかし、オンラインを活用したマーケティングだけでは、顧客満足度を高めるのは困難だといわざるを得ないでしょう。
個々の顧客ニーズに寄り添ったアプローチやコンタクトに対する適切な応対があってこそ、顧客満足度が高まります。そのために欠かせない存在なのがコールセンターでありCTIシステムです。
とはいえ、目的も用途も異なるさまざまなコールセンターに適合する、最適なCTIシステムを選定するのは簡単ではありません。提供形態も搭載する機能も異なる、多数のCTIシステムが存在するなか、選定に迷ってしまうようなこともあるでしょう。
「アイミツSaaS」を活用して各製品の資料を請求し、じっくりと比較検討をしてみてはいかがでしょうか。



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