無料の勤怠管理システムの選び方!「導入後に困らない」ための確認ポイントも解説
「コストをかけずに勤怠管理を始めたい」そんな企業や個人事業主の方におすすめなのが、無料で使える勤怠管理システムです。本記事では、無料の勤怠管理システムおすすめ8選の機能や特徴を比較表にまとめました。利用可能なユーザー数、打刻方法、サポート内容を比較し、選び方も詳しく解説しています。自社の就業スタイルに合った勤怠管理システム選びの参考にぜひご活用ください。
- 無料の勤怠管理システム【比較表】
- 無料の勤怠管理システムの選び方・比較ポイント
- 無料の勤怠管理システムおすすめ8選
- 「導入後に困らない」ために確認すべきポイント
- 勤怠管理システム導入時のよくある質問
- まとめ:勤怠管理システムの比較相談ならPRONIアイミツへ
無料の勤怠管理システム【比較表】
勤怠管理システムとは、従業員の出退勤時間の記録・管理ができるシステムです。出退勤時間の打刻はもちろん、残業や各種休暇の申請、シフト作成、労働時間や残業時間の集計などが一つのシステムで完結できます。
勤怠管理システムの中には、無料で利用できるものもあります。まずここでは、無料で使える勤怠管理システムを比較表にまとめました。
| サービス名 | ユーザー制限 | 打刻方法 | アプリ対応 | サポート内容 |
|---|---|---|---|---|
| タイムカード | 30名 | PC スマホ タブレット 顔認証打刻 GPS打刻 |
iPhoneアプリ iPadアプリ |
ヘルプサイト メール チャット |
| ハーモス勤怠 | 30名 | PC スマホ タブレット ICカード 生体認証 QRコード LINE LINEWORKS Slack |
iPhoneアプリ Androidアプリ LINEアプリ |
ヘルプサイト |
| ジョブカン勤怠管理 | 10名 | PC スマホ タブレット 顔認証 LINE GPS打刻 |
iPhoneアプリ Androidアプリ LINEアプリ |
メール チャット 電話 |
| キンクラ | 20名 | PC スマホ |
iPhoneアプリ Androidアプリ |
ヘルプサイト メール |
| タブレット タイムレコーダー | 3名 | 顔認証 |
iPadのみ | ヘルプサイト メール |
| OFFICE CLOCK | 10名 | PC スマホ タブレット LINE |
LINEアプリ ブラウザ |
ヘルプサイト |
| USBタイムレコーダー | 5名 | タブレット +ICカード |
Androidアプリ | ヘルプサイト |
| オツトメ! | 制限なし | PC スマホ タブレット |
ブラウザのみ | ヘルプサイト |
「タイムカード」は、ヘルプサイトに加えてメールやチャットサポート、さらに「ジョブカン勤怠管理」は電話による手厚いサポートもあります。とくに、操作に不安のある企業や、導入後も継続的にサポートを受けたい中小企業に特におすすめです。初めて勤怠管理システムを導入する企業でも安心して運用できるでしょう。
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無料の勤怠管理システムの選び方・比較ポイント
無料の勤怠管理システムは、サービスごとに機能や特徴が異なるため、自社に最適なものを選ぶには慎重な比較が必要です。ここでは、無料の勤怠管理システム選び方・比較ポイントを解説します。
- 利用ユーザー数
- 打刻方法(PC/スマホ/LINE打刻など)
- 勤怠データの保存期間
- 広告表示の有無
- サポート内容
利用ユーザー数
無料で提供されている勤怠管理システムの多くは、利用できるユーザー数に上限があります。一般的には5名から30名程度が相場です。現在の従業員数に対応できるかを確認し、適切なサービスを選びましょう。
打刻方法(PC/スマホ/LINEなど)
勤怠管理システムによって、対応している打刻方法はさまざまです。たとえば、「ハーモス勤怠」や「ジョブカン勤怠管理」では、PC・スマホ・タブレットからの打刻に加え、LINEアプリを使った打刻にも対応しています。多様な働き方やデバイス環境に柔軟に対応したい企業におすすめです。
一方、「タブレット タイムレコーダー」のように、iPadを使った顔認証打刻に特化しているシステムもあります。オフィス入口でのスムーズな打刻を重視する企業におすすめです。自社の業務スタイルや環境に合った打刻方法を選ぶことが、効率的な勤怠管理につながります。
勤怠データの保存期間
勤怠データは、労働基準法第109条により5年間の保存義務があります。現在は経過措置として3年間の保存で認められていますが、将来的に正式な保存期間が5年に延長される可能性があります。
(記録の保存)
第百九条 使用者は、労働者名簿、賃金台帳及び雇入れ、解雇、災害補償、賃金その他労働関係に関する重要な書類を五年間保存しなければならない。
無料で利用できる勤怠管理システムの中には、「データの保存期間に制限がある」ものがあります。一定期間を過ぎると、システム上から過去の勤怠データが削除されるケースもあるため、定期的にデータをエクスポートし、外部でバックアップを取るなどの対策が必要です。法令遵守のためにも、データの管理体制をしっかり整えましょう。
広告表示の有無
無料の勤怠管理システムの中には、システム画面や管理画面に広告が表示されるタイプもあります。これは、無料でサービスを提供する代わりに、広告収益で運営コストをまかなうビジネスモデルによるもの。打刻時などに表示される広告を煩わしく感じる場合は、あらかじめ広告表示のないシステムを選ぶか、有料プランへの移行検討が必要です。
サポート内容
無料で使える勤怠管理システムでは、サポート体制が限定的な場合が多く、ヘルプサイトの閲覧やメール対応のみにとどまることも珍しくありません。特にシステムに不慣れな方にとっては、サポートの手薄さが不安要素になることもあります。
一方で、無料の勤怠管理システムでも十分なサポート体制を提供しているサービスもあります。たとえば「ジョブカン勤怠管理」は無料プランであっても、メールだけでなく、チャットや電話でのサポートにも対応しています。初めて勤怠管理システムを導入する担当者にとって、手厚いサポートが受けられるのは大きな安心材料となるでしょう。
無料の勤怠管理システムおすすめ8選
ここからは実際に、無料の勤怠管理システムおすすめ8選を紹介します。各サービスの特徴やおすすめのポイントを解説しているので、ぜひご参照ください。
タイムカードは、株式会社スマレジが提供する勤怠管理システムです。導入店舗・事業所は右肩上がりに増え続けており、登録事業所数14万2,900以上の導入実績があります。
他社と比較したおすすめポイントは、Web上の管理画面やiOSアプリ(iPhone)から顔認証打刻ができる点。顔認証で本人確認ができるので、管理者の目の届かない勤務場所での不正打刻が防げます。リモートワーク中や外出先でも場所を選ばず適正な勤怠管理が実現するでしょう。
タイムカードは、10名まで無料で使えるスタンダードプランを提供。基本的な勤怠管理機能に加え、メールやチャットによるサポートも利用可能で、初めての導入にも安心です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
ハーモス勤怠(HRMOS勤怠)は、転職サイトや人財活用システムの運営などで知られる株式会社ビズリーチが提供する勤怠管理システムです。中小企業やベンチャー企業を中心に、累計10万社以上の導入実績があります。
ハーモス勤怠の無料プランは、打刻や日次勤怠管理、CSV出力、残業レポート、API連携など多機能が魅力です。他社と比べても高機能かつ実務に直結した機能が無料で使える点が、選ばれる大きな理由につながります。
無料プランは、利用人数が30人以下であれば無料で利用できます。利用人数が31人以上の場合でも初期費用は無料で、月額料金は1ユーザーあたり100円(税抜)からとリーズナブルな価格で運用可能。ランニングコストを安く抑えたい方におすすめの勤怠管理システムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
ジョブカン勤怠管理は、クラウドサービス事業を手掛ける株式会社DONUTSが開発・運営する勤怠管理システムです。業種・規模を問わず、シリーズ累計で20万社以上の導入実績を誇ります。
他社と比較したおすすめポイントは、LINEアプリから簡単に打刻できる点です。スマホにインストールしたLINEアプリで「打刻」と書き込むだけで、出退勤の打刻ができます。使い慣れたLINEアプリで打刻できるので、新しい操作を覚えるストレスを軽減できます。
初期費用は無料、月額料金は1ユーザーあたり200円(税抜)と安い料金で利用可能なので、コストを抑えて出勤簿管理を行いたい方におすすめです。また30日間はすべての機能を無料で使える無料トライアルが利用できるため、本格導入前に操作性を確認したい方にもおすすめです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
キンクラ
キンクラは、 CLINKS株式会社が提供する勤怠管理システムです。打刻専用機器は不要で、PCやスマホから簡単に打刻できます。また初期費用もかからず、導入からすぐに運用を始められる手軽さが魅力です。
キンクラのおすすめポイントは、自社と常駐先の勤務時間をまとめて管理できる点です。勤務先ごとの勤務時間を自動で集計し、出社・常駐・在宅などの勤務場所も打刻時に選択可能。これにより、社員の勤務状況をリアルタイムで把握できます。
また、20名まで使える無料の「Free」プランも用意されています。PC・スマホからの打刻はもちろん、残業管理や有給取得管理機能も利用できます。初期投資を抑えつつ、法令対応や勤怠の可視化を実現できるのが大きなメリットです。
主な機能
Tablet Time Recorder
Tablet Time Recorder(タブレット タイムレコーダー)は、株式会社ネオレックスが提供する個人にもおすすめの勤怠管理システムです。iPadをタイムレコーダーとして利用できるシステムで、アプリをダウンロードするだけで簡単に使い始められます。
他社と比較したおすすめポイントは、iPadで名前をタッチして出退勤を選ぶだけの直感的な操作性です。打刻時の顔認証で本人確認もできるため、不正打刻を防止し正確な勤怠管理ができます。
Tablet Time Recorderには無料プランがあり、利用人数3人までなら全機能を無料で利用可能。月額料金は一切不要・期間の制限なく使い続けられます。利用人数が4人以上の場合、初期費用が11,800円(税込)発生しますが月額料金は不要。月々のランニングコストを抑えたい企業にもおすすめの勤怠管理システムです。
主な機能
OFFICE CLOCK
OFFICE CLOCKは、OH MY GOD株式会社が提供する個人にもおすすめの勤怠管理システムです。LINEによる打刻や、Web上での勤務時間の編集、勤務表のCSV・Excel出力、給与計算、従業員管理、承認機能など、勤怠管理に必要な機能を一通り搭載しています。
他社と比較したおすすめポイントは、LINEアプリ上で勤怠管理が完結する点です。アカウント登録などの手間が不要で、LINEがインストールされていればすぐに打刻や勤務表の確認が可能です。もちろん、Webブラウザからの操作にも対応しています。
OFFICE CLOCKは、10名までであればすべての機能を無料で利用可能。個人利用や小規模事業者にはとくにおすすめです。法人利用や10名以上での運用には、有料の「Standard」プランも用意されています。こちらは導入までのサポートやデータ作成の代行などサポート体制が充実しています。
主な機能
USBタイムレコーダー
USBタイムレコーダーは、ココダス株式会社が提供する勤怠管理システムです。Android対応のタブレットを活用し、SuicaやPasmoなどのICカードやおサイフケータイをそのままタイムカードとして利用できます。専用のICカードは不要のため、導入もスムーズです。
出社打刻を忘れたまま退社打刻を行おうとした場合や、同じ打刻を二重に行おうとした場合には、システムが自動でアラートを行います。これにより、勤怠記録のミスを未然に防ぎ、正確な勤怠データを保つことができます。
月額料金は0円で、5名まではずっと無料で利用できます。従業員を5名以上登録する場合でも、追加登録時に1人あたり99円の料金が発生するだけで、月額料金はかかりません。低コストで必要な分だけ柔軟に利用できるのがおすすめポイントです。
外部システムとの連携にも対応しており、勤怠一覧などの各種データはCSV形式で出力可能。勤怠データの保管や給与計算ソフトへの取り込みなど柔軟に対応できます。コストをかけずに、シンプルかつ柔軟な勤怠管理を実現したい方におすすめです。
オツトメ!
オツトメ!は、ネクストライブ株式会社が提供する勤怠管理システムです。勤怠管理に必要な機能を完全無料で利用でき、利用人数にも制限はありません。操作はシンプルで、メールアドレスさえあればすぐに使い始めることができ、導入のハードルが非常に低いのも特長です。
PC、スマホ、タブレットでの打刻に加え、スタッフ管理(部署・雇用形態)、締め日の設定、スタッフへのメッセージ送信など多彩な機能が利用可能。完全無料でこれだけの機能がそろっている点が、他のサービスと比較したおすすめポイントです。
外部システムとの連携にも対応しており、勤怠一覧などの各種データはCSV形式で出力可能。勤怠データの保管や給与計算ソフトへの取り込みなど柔軟に対応できます。コストをかけずに、シンプルかつ柔軟な勤怠管理を実現したい方におすすめです。
「導入後に困らない」ために確認すべきポイント
無料の勤怠管理システムは、初期導入のハードルが低く手軽に始められる反面、成長企業は将来的に「有料プランへの移行」や「機能の拡張」が必要になることもあります。ここでは、事業拡大を見据えて、あらかじめ確認しておきたい3つの重要な観点を紹介します。
- 有料プランにスムーズに移行できる設計か
- 有料プランで拡張できる機能は、自社のニーズに合っているか
- 有料プランの月額料金に納得できるか
有料プランにスムーズに移行できる設計か
事業が成長し、無料プランでは対応しきれなくなったとき、有料プランへの移行がスムーズに行えるかは非常に重要です。たとえば、無料で使っていた勤怠履歴や従業員情報がそのまま引き継げるかどうか、自社の就業規則に従い独自で設定した内容を有料プランでも変わらず利用できるかなどは確認しておきたいポイントです。
また、アカウント設定や管理画面の構成が大きく変わると、社内で再度操作説明が必要になるなど、かえって業務負担になる可能性もあります。初期段階から「移行しやすさ」に配慮されたサービスを選ぶことで、後々のトラブルを未然に防げます。
有料プランで拡張できる機能は、自社のニーズに合っているか
現在はシンプルな勤怠管理だけで十分でも、将来的にはシフト管理・人事管理などの業務も一元管理したいと考える企業も多いはずです。そうした成長後のニーズを見据えて、有料プランでどこまで拡張できるかを事前に確認しましょう。
また、給与計算ソフトや経費精算システムとの連携が可能かどうかも重要です。業務効率を高めるためには、バックオフィス系のツール間の連携性も欠かせません。部署ごとの集計や、プロジェクト別の工数管理といったより細かい管理機能に対応しているかもチェックポイントになります。
有料プランの月額料金に納得できるか
事業の拡大にともない有料プランへの移行を検討する際は、その費用対効果が明確であるかを見極めることが重要です。とくに注目すべきは、ユーザー数の増加に応じた料金体系が妥当かどうかという点です。
多くの勤怠管理システムでは初期費用が無料で、1ユーザーあたり月額数百円程度から利用できるプランが用意されています。こうしたコストであれば、スモールスタートから本格導入への移行もスムーズです。長期的に見てランニングコストが自社の予算内に収まるかを確認しておくと、将来的な運用も安心して進められるでしょう。
勤怠管理システム導入時のよくある質問
勤怠管理システム導入時のよくある質問に回答します。
無料のGoogleフォームをタイムカードとして使うのはおすすめ?
Googleフォームは無料で手軽に使える点が魅力ですが、勤怠管理にはあまりおすすめできません。不正打刻やデータ改ざんのリスクがあるうえ、集計や転記ミスも起こりやすく、正確な管理が難しくなります。さらに、労働基準法は頻繁に改正されるため、法令に則った運用を手動で行うのは大きな負担となります。こうした点から、企業の勤怠管理には専用の勤怠管理システムを導入する方が安心と言えるでしょう。
LINE打刻のメリット・デメリットは?
LINE打刻は、LINEのトークルームから出退勤の記録ができる勤怠管理機能です。ログイン不要で手軽に打刻できるため、日常的にLINEを使い慣れた従業員には定着しやすいのがメリットです。一方で、LINEを利用していない従業員にはアカウント作成や操作説明などの教育コストが発生する可能性があります。
買い切りの勤怠管理システムのメリット・デメリットは?
買い切りの勤怠管理システムは、月額料金が不要で長期的なコストを抑えられるのがメリットです。インターネットを介さず安定運用ができる点も魅力です。ただし、初期費用が高額で、更新や保守を自社で行う必要があり、ITリソースや体制が求められます。
一方、本記事で紹介した無料の勤怠管理システムは「クラウド型」であるため、手軽に導入でき、アップデートや保守も提供会社が対応してくれます。有料プランへ移行しても1ユーザーあたり月額数百円程度で利用できるサービスも多いため、コストを抑えつつ効率的な勤怠管理ができます。
まとめ:勤怠管理システムの比較相談ならPRONIアイミツへ
無料の勤怠管理システムは、機能や利用ユーザー数に制限があるもののコストゼロで勤怠管理を効率化できるメリットがあります。ただし、それぞれのサービスで機能やサポート内容に違いがあるので、本記事を参考に自社の就業形態にあった勤怠管理システムを検討してみてください。
しかし、無料の勤怠管理システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。「まず候補を絞りたい」という方はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った勤怠管理システムが分かる診断(無料)ができます。以下のボタンからぜひ一度お試しください。
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