【社労士監修】医師の働き方改革に対応した勤怠管理システムおすすめ12選|医療機関・病院向け
「医師の働き方改革」とは、医師の長時間労働を改善し健康確保を目的とした改革のことです。医療法の改正で、2024年4月以降の医療現場における残業時間が大幅に制限されました。このことを背景に、医療現場における時間外労働の削減が急速に進められています。
しかし、医療現場では夜勤や日直などの勤務形態があり、一般的な企業と比較して勤怠管理が複雑です。また、医師が緊急対応に追われて勤務時間を正確に報告できず、労働時間を把握できない課題もあります。このような課題を抱える医療機関・病院におすすめなのが、勤怠管理システムの導入です。労働時間を正確に集計し、法改正に対応した勤怠管理を実現します。
そこで本記事では、「医師の働き方改革」に対応した勤怠管理システムおすすめ12選を徹底比較します。システムの選び方やメリットも解説しているので、医療機関の人事労務担当者はぜひご覧ください。
給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介
リタクラウド株式会社 執行役員。これまで外国人人材紹介事業の新規立ち上げなどに参画。現在ではリタクラウド社会保険労務士法人において …続きを見る
リタクラウド株式会社 執行役員。これまで外国人人材紹介事業の新規立ち上げなどに参画。現在ではリタクラウド社会保険労務士法人において顧問先100社以上の給与計算・入退社手続き・労務相談等の責任者として従事。常に顧客目線で考え、分かりやすい説明に定評がある。 リタクラウド株式会社 執行役員 / リタクラウド社会保険労務士法人
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- 2024年「医師の働き方改革」と勤怠管理の重要性
- 医療機関・病院に勤怠管理システムを導入するメリット
- 医療機関向けの勤怠管理システムの選び方
- 【比較表】勤怠管理システムの機能
- 【2024年最新】医療機関向け勤怠管理システムおすすめ12選
- 病院やクリニックへの勤怠管理ソフト導入事例
- まとめ:医師や看護師の働き方に対応した勤怠管理ソフトがおすすめ
2024年「医師の働き方改革」と勤怠管理の重要性
2024年5月に医療機関関係者83名に行った調査によると、「医師の働き方改革」で気になるテーマとして最も回答が多かったのが「労働時間管理について(39%)」。今回の「医師の働き方改革」では時間外労働の上限規制が厳しくなるため、労働時間管理をどのように行うべきか、多くの医療従事者が関心を持っています。
※参考:PRTIMES 「医師の働き方改革に関するアンケート調査(エムスリーキャリア株式会社)」
医療機関・病院における勤怠管理の課題
医師や看護師には夜勤や当直などの勤務形態があり、他の業界とは働き方が違います。入院施設を備えた病院では24時間体制のサポートが必要で、日をまたいだ勤務や割増賃金での勤務が恒常的に発生。一方で受付スタッフには基本的に夜勤がありません。
このように、医療機関・病院ではさまざまな勤務形態が存在しており、給与計算も複雑になる点が課題です。人事労務担当者は、職員全員のタイムカードを集計して給与を算出する作業に多くの時間を掛けています。
また、リアルタイムでは医師の勤務状況を把握できない点も課題。医療機関では手書きの日報やエクセルなどで勤怠管理をしている場合が多く、定期的に勤怠データを更新するまで勤務の実態を把握できないのです。
2024年に始まった「医師の働き方改革」をわかりやすく解説
「医師の働き方改革」とは、医師の長時間労働を改善し健康確保を目的とした改革のことです。労働基準法第36条(通称36協定)では時間外労働の上限が「月45時間・年360時間まで」と定められていますが、医師については医師法の応召義務(おうしょうぎむ)※を理由に36協定の対象外とされてきました。
※医師の応召義務(おうしょうぎむ)とは、医療に従事する医師は、正当な事由がなければ患者からの診療の求めを拒んではならない定めのこと。
しかし、2024年4月からは医療法が改正され、医師についても時間外労働の上限が設けられるなど、「医師の働き方改革」が進んでいます。2024年4月の「医師の働き方改革」での主な変更点は下記の通り。
- 医師の時間外労働の上限は、月100時間・年960時間まで(休日労働を含む)に規制
- やむを得ず上限時間を超えて労働する場合は、都道府県知事の指定を受け、時間外労働の上限を1,860時間とすることが可能
- 医師に対する健康確保措置(面接指導、連続勤務時間制限、勤務間インターバル規制等)の実施
※参考:厚生労働省「医師の働き方改革について」
なお、今回の法改正の背景には、医療従事者の過酷な労働環境があります。厚生労働省が実施した2020年の調査によると、病院・常勤勤務医のうち、男性の41%、女性の28%が週60時間以上の勤務を行っています。また、男性9%、女性6%が過労死ラインと言われる月80時間の時間外労働を行っているという結果になりました。
また医療業界では、自己研鑽時間(労働時間に含まれない)と見なされる時間が長いことも問題視されてきました。実際は労働であるにもかからわず自己研鑽時間として処理してしまうことで、長時間労働の実態が可視化されません。
医師や看護師が健康を確保しながら働くことは、医師・看護師の健康不安の解消だけでなく、医療ミスの軽減や医療従事者の確保の観点でも重要です。病院の人事労務担当者としては、勤怠管理システムを導入するなどの方法で、適切に医師・看護師の労働環境を管理していくことが求められています。
「医師の働き方改革」対策には勤怠管理システムの導入がおすすめ
「医師の働き方改革」は、医療機関や病院で改正医療法に則した対応が2024年4月から始まることもあり「2024年問題」とも呼ばれています。この2024年問題の対策としておすすめなのが、改正医療法(医師の働き方改革)に対応した勤怠管理システムの導入です。勤怠管理システムでは、医師や看護師の労働時間の規制を守りながら適切に勤怠管理ができます。→2024年問題とは?(別記事)
中規模・小規模の病院であれば、働き方改革の取り組みをする際に助成金や補助金を活用することもできます。働き方改革推進支援助成金では最大250万円、IT導入補助金では最大450万円の助成を受けられるためおすすめです。
PRONIアイミツでは、勤怠管理システムの無料選定サポートをしています。以下のボタンから、いくつかの質問に答えるだけで希望要件にあった勤怠管理システム(最大6サービス)を無料でご紹介できますので、ぜひ一度お試しください。
医療機関・病院に勤怠管理システムを導入するメリット
医療機関・病院に、「医師の働き方改革」に対応した勤怠管理システムを導入するメリットは下記の3つです。
- 労働時間を正確に集計し、法律に則した勤怠管理が可能
- 勤務データの自動集計機能により、業務効率化を実現
- 医師や看護師の勤務形態にあわせたシフト作成が可能
労働時間を正確に集計し、法律に則した勤怠管理が可能
勤怠管理システムでは、さまざまな打刻方法で労働時間を集計します。たとえば、タブレットやスマホでの打刻・ICカードでの打刻・指紋認証や顔認証での打刻が可能です。これまで自己申告制で勤怠管理をしていた医療現場では、勤怠管理システム導入により、医師や看護師の労働時間を正確に集計することができます。
また、残業時間の上限を超えそうになった場合にアラートを出す機能や、有給休暇の取得義務の残日数をカウントする機能もあり、労働基準法・改正医療法などの法律に則した勤怠管理が可能となります。
勤務データの自動集計機能により、業務効率化を実現
これまで、医師が手作業で日報を作成・タイムカードを押すなどの方法で日々の勤怠管理を行ってきた医療機関も多いでしょう。勤怠管理システムには打刻データから自動で勤怠情報を自動集計する機能があります。
手作業で勤怠管理を行ってきた医療機関に勤怠管理システムを導入することで、人事労務担当者の勤怠データ集計作業を軽減できます。また、勤怠管理データを給与計算ソフトに連携することで、給与計算まで自動化することも可能。人事労務全体の業務効率化を実現できます。
医師や看護師の勤務形態にあわせたシフト作成が可能
さまざまな勤務形態の職員がいる医療機関・病院にとって、それぞれの勤務要件をおさえたシフトを作成することは大変です。シフト管理に課題を持つ医療機関や病院には、シフト作成機能を具えた勤怠管理システムがおすすめ。「KING OF TIME」や「ジンジャー勤怠」といった勤怠管理システムにはシフト作成機能があり、シフトのパターンを複数作成できるため、さまざまな業種や働き方に対応できます。
また、既にシフト管理システムを導入済みの医療機関・病院には、シフト管理と連携可能な勤怠管理システムがおすすめです。2つのシステムを連携することで、シフト変更の情報を勤怠システムに手入力する必要がなくなり、突然のシフト変更による集計間違いも防止できます。
医療機関向けの勤怠管理システムの選び方
医療機関・病院に導入する勤怠管理システムを選ぶ際、重要な比較ポイントは下記の4点です。
- 残業上限時間の超過に対するアラート機能があるか
- 夜勤・宿直など複雑なシフト管理に対応しているか
- 医療現場に取り入れやすい打刻方法があるか
- 様式9を自動作成可能か
残業上限時間の超過に対するアラート機能があるか
勤怠管理システムを選ぶ際にまず確認したいのが「医療機関の36協定に則した上限時間を設定できるか」「上限超過前にアラートを出せるか」という点です。医療機関向けに特化した勤怠管理システム「CAERU勤怠」では、医療機関の法規制に沿った残業上限時間が設定されており、病院やクリニックで厳格な勤怠管理が可能です。
また、多くの勤怠管理システムでは、残業上限時間を任意で設定し、上限超過前にアラート表示する機能があります。医療機関の法規制・施設独自の就業規則に沿った残業上限期間を設定すれば、医師の超過労働対策が可能です。
夜勤・宿直など複雑なシフト管理に対応しているか
夜勤・宿直・交代制の勤務を反映できるシステムでなければ、医師や看護師のシフトを管理することはできません。「複雑なシフト管理に対応しているか」という点も、医療機関で勤怠管理システムを選ぶ際に検討すべきポイント。
医療機関のシフト作成まで対応した勤怠管理システムなら、勤務パターン・職種・必要人数・職員ごとの希望勤務日などを入力するだけで自動でシフト作成ができるため、おすすめです。
医療現場に取り入れやすい打刻方法があるか
緊急対応が多い医療現場には、忙しくても打刻しやすい仕組みを取り入れることが重要です。そのため、勤怠管理システム選定時には「医療現場に取り入れやすい打刻方法があるか」という観点で比較しましょう。
たとえば、タブレットにICカードをかざすだけで出勤・退勤・外出・戻りの打刻が可能な勤怠管理があります。また、顔認証や指静脈認証での打刻が可能な勤怠管理システムなら、デバイスがなくても打刻が可能です。
様式9を自動作成可能か
「入院基本料等の施設基準に係る届出書添付書類(様式9)」は、病院の入院料の届出と日常管理のために必要な書類で、患者数や看護職員の勤務状況を記載するものです。様式9はエクセルでも作成が可能ですが、記載ルールが細かく、ミスが発生しやすい点が課題です。
そこでおすすめなのが、様式9を自動作成できる勤怠管理システム。勤怠データ・様式9の記載ルールをもとに自動で書類作成が可能で、様式9の作成時間やミスを大幅に削減できます。医療機関や病院の人事労務担当者は、様式9の対応有無も比較して、勤怠管理システムを選びましょう。
給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介のコメント
【比較表】勤怠管理システムの機能
ここからは実際に、医療機関や病院向けにおすすめの勤怠管理システムを紹介します。まずは医療機関にも導入実績がある勤怠管理システムについて、機能比較した表をご覧ください。
サービス名 | 残業アラート機能 | 医療機関のシフト管理 | 様式9対応 |
---|---|---|---|
ジョブカン勤怠管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
Universal勤次郎 | 〇 | 〇 | 〇 |
ADVANCE勤怠 | 〇 | 〇 | 〇 |
CAERU勤怠 | 〇 | 〇 | 記載なし |
ジンジャー勤怠 | 〇 | 〇 | 記載なし |
KING OF TIME | 〇 | △ | 記載なし |
タッチオンタイム | 〇 | △ | 記載なし |
キンタイミライ | 〇 | 〇 | 記載なし |
TimePro-VG | 〇 | 〇 | 〇 |
CWS就業管理 | 記載なし | 〇 | 〇 |
MOT勤怠管理 | 〇 | 〇 | 記載なし |
Vicsell(ヴィクセル) | 記載なし | 〇 | 〇 |
残業アラート機能・医療機関のシフト管理・様式9対応の3機能をすべてそなえた勤怠管理システムは「ジョブカン勤怠管理」「Universal勤次郎」「ADVANCE勤怠」「TimePro-VG」です。
「CAERU勤怠」は様式9を作成することができないものの、病院向けに特化しています。残業アラート機能や有給休暇管理など法改正に対応した機能があり、医療現場におすすめの勤怠管理システムです。
「医師の働き方改革」で勤怠管理システムの需要が増えたことから、さまざまな勤怠管理システムが登場してきています。そのため、どれを導入すべきか迷う方も多いです。PRONIアイミツでは、勤怠管理システム選びについての相談を無料で受け付けています。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、希望要件に合った勤怠管理システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
【2024年最新】医療機関向け勤怠管理システムおすすめ12選
2024年最新の機能比較で、医療機関向けにおすすめの勤怠管理システム12選を紹介します。医師の働き方改革にも対応した下記のサービスを、ぜひ比較検討ください。
- ジョブカン勤怠管理
- Universal勤次郎
- ADVANCE勤怠
- ジンジャー勤怠
- CAERU勤怠
- KING OF TIME
- タッチオンタイム
- キンタイミライ
- TimePro-VG
- CWS就業管理システム
- MOT勤怠管理Ⅱ
- Vicsell(ヴィクセル)病院向け勤怠管理Ⅱ
-
料金
月200円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ジョブカン勤怠管理は、株式会社DONUTSが提供する勤怠管理システム。クラウド勤怠管理システム業界でNo.1の導入実績を誇ります。また、ジョブカンは勤怠管理以外にも、給与計算ソフトや経費精算ソフトも提供し、導入実績はシリーズ累計で20万社にのぼります。
ジョブカン勤怠管理の強みは、勤怠管理から給与計算まで一元管理ができる点で、口コミでも「社保、勤怠、給与計算まで一元管理できるので利便性が高い」と評判です。また、操作性が優れている点も評判で、はじめて勤怠管理システムを使う医師や看護師も簡単に使いこなせます。
ジョブカン勤怠管理では、日勤・夜勤や複数回の休憩を挟むパターンでのシフト作成や、様式9の書類の作成が可能。医療機関や病院向け・医師の働き方改革に対応したおすすめ勤怠管理システムです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
-
作業がスムーズに行える。 画面の切り替えが早い。私自身はウェブ関係に強い方ではあるが、そういったことに疎い人にあっても使いやすいと言っているので万人に受ける商品ではないかと思う。
-
残業したことがキッチリ分かるからよい。コレがないと15分単位などとされてしまいますので、キチンと働いた時間が記録されるのは大変よいと思います。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Universal勤次郎は、勤次郎株式会社が提供する勤怠管理システム。医療機関・病院から建設業者・運送業まで60業種に対応し、5,500社以上に導入実績のあるサービスです。
Universal勤次郎では、4週4休を考慮したシフト作成が可能。また、勤務実績・公休残管理を予実管理して様式9を自動作成することも可能です。医療従事者のシフト管理までできる勤怠管理システムをお探しなら、Universal勤次郎がおすすめです。
一方で、「見やすい画面ではない」との悪い口コミもあり、ユーザーインターフェース(UI)や使い勝手については無料トライアルで確認するのがよいでしょう。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
とても簡潔で勤怠管理が行いやすいというメリットがある。また、勤怠申請や承認が可視化できており確認し易い。
-
前任者からの引継ぎで利用をしているが、画面を見ただけでなんとなくどこにボタンがあってどういう操作をすればいいかというのがわかる。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ADVANCE勤怠は、関彰商事株式会社が提供する勤怠管理システム。医療機関・病院向けの「ADVANCE勤怠クラウド Hospital Edition」プランは、医療現場に特有の複雑な勤怠形態に対応し、人事労務担当者の集計作業を効率化します。
また、ADVANCE勤怠には様式9の出力機能や、看護・介護支援システムとの連携機能があります。このように、病院・施設向けに特化した機能を備えている点が他社と比較したADVANCE勤怠のおすすめ理由です。
導入方法としては、クラウド型・オンプレミス型・プライベートクラウド型があり、医療機関や病院ごとに最適なシステムを導入可能。システム導入後もサポートが手厚いため「設定方法が分からない」という場合も安心です。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
料金
月400円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
10人
ジンジャー勤怠は、jinjer株式会社が提供する勤怠管理システム。jinjerが提供する給与計算システムや人事労務システムと連携することで、人事労務全体の業務効率化を図ることができます。
他社と比較したジンジャー勤怠の特徴は、はじめての人でも使いやすい操作画面。従業員マイページでは、各種申請・実績確認・アラートの通知・休日休暇の残日数確認など、便利な機能をまとめて利用できます。
医療従事者からの実際の口コミでも「日勤、夜勤、午後勤務それぞれのボタンがあって勤怠管理がしやすい」と、ユーザーインターフェースに対してよい評判があります。簡単な操作で「医師の働き方改革」まで対応できる勤怠管理システムをお探しなら、ジンジャー勤怠の検討がおすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
-
反応がいいです。シフト制なので日勤なのか夜勤なのか午後勤務なのかボタンがあって勤怠管理がしやすいと思います。
-
今迄は電話で勤怠管理していたが、その手間が無くなった。 振替休日の管理がし易くて、残りの日数が直ぐに分かる。
-
料金
月7,500円/拠点 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
CAERU勤怠(旧:かえる勤怠管理)は、CAERU株式会社が提供する勤怠管理システム。業界別にプランが分かれており、医療機関・病院向けには「CAERU勤怠 医療」プランが提供されています。
「CAERU勤怠 医療」プランでは、医師・看護師のさまざまな勤務形態に応じた勤怠集計・予実管理、複数施設の一括管理、在宅医療の時間管理が可能です。在宅医療の勤怠管理にはモバイル打刻が適しており、訪問診療・往診・訪問看護の勤務も正確に打刻します。
また、CAERU勤怠では、タイムレコーダーを無料でレンタルできる点もおすすめのポイント。打刻用のタブレットを用意する必要なく、すぐに勤怠管理システムの運用を始められます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
料金
月300円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
KING OF TIMEは、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供する勤怠管理システム。これまで58,000社に導入実績があり、医療・飲食・建設・製造業など業界を問わずにさまざまな企業に選ばれています。
他社と比較したKING OF TIMEのおすすめ理由は、充実した機能を安い料金で利用できる点。1ユーザーあたり月額料金300円の格安料金で、打刻・各種申請・シフト管理といった機能を利用できます。
また、KING OF TIMEは勤怠管理と親和性の高い外部サービス(給与計算ソフト、労務管理ソフトなど)との連携も可能で、「業務負担を軽減したい」とお考えの人事労務担当者にもおすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
-
説明書がなくても、直感的に操作できるのが良い点です。 普通に操作ができ、エラーが起きにくいのが良い点です。
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コンプライアンスの強化、従業員の残業時間や休暇特殊常用などの管理は経営面でも重要なので人事の膨大な集計作業を減らすことができた。
-
料金
月300円/ユーザー -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
タッチオンタイムは、株式会社デジジャパンが提供する勤怠管理システム。初期費用無料・1ユーザーあたり月額料金300円と安い料金で、勤務時間の自動集計・有給管理・シフト管理機能が可能です。導入企業数は4万社以上、医療機関や病院にも導入実績があります。
実際にタッチオンタイムを導入した医療機関のユーザーからは、「残業・有給・勤務変更などの申請をスマホひとつでできるようになり、紙での管理が不要になった」「タッチするだけで勤怠管理ができて便利。はじめてでも使いやすい」と良い評判があがっています。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
-
出勤退勤がワンクリックで出来る 出社でもテレワーク時でも使用できる PASMOなど使用して勤怠管理が出来る 有休、時間休など細かにしっかり申請ができる
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正確に記録、反映される勤怠管理システムであり利用者にも管理者にもとてもわかり易くてスムーズに確認ができます。
-
料金
月304,000円 -
初期費用
8,600,000円
-
最低利用期間
3ヶ月
-
最低利用人数
1,000人
キンタイミライ(旧:バイバイ タイムカード)は、複雑な勤怠管理に対応できる勤怠管理システムで、3,000人以上の大企業に最も多く選ばれています。月間変形労働時間制や夜勤といった病院特有のシフトを管理でき、シフト表のPDF出力・直感的にシフトを確認できるグラフ化などの便利な機能も使えます。
また、これまでの医師・看護師の勤務実績とシフト予定に基づいて、今月の残業時間の予測を表示する機能もあります。管理者は未来の残業予測も踏まえて、病院内全体の勤務状況を適切に管理できます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
-
情報を反映するのが早く、もし間違えたり誤った情報が入力されても後から簡単に変更可能なのでとても便利なものだと思います。
-
QRコードにてタイムカードレスな為管理が容易であり、出退勤打刻がタブレット使用なのでわかりやすく導入しやすいと思います
TimePro-VG
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
TimePro-VGは、アマノ株式会社が開発した勤怠管理システム。2024年の「医師の働き方改革」を見据えた機能が充実しており、夜勤や宿日直を含む3交代制や変形労働時間制の勤怠管理が可能です。
TimePro-VGには、勤務状況から残業時間を予測して事前にアラートを出す機能もあり、医師・看護師の働きすぎを抑制。管理者側の負担も軽減できます。また、様式9作成に必要なデータをCSVデータで出力することで、様式9の作成を補助します。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
CWS就業管理システム
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
CWS就業管理システムは、インフォコム株式会社が提供する医療機関向け勤怠管理システムです。医師の日当直、OPE室の待機勤務など医療機関に特有の勤務形態に対応したシフト作成・管理ができます。
また、看護師の勤怠表作成機能もあり、入院基本料届出書類(様式9)を作成することも可能。「医師の働き方改革」に伴う法令変更に対応したい病院・クリニックに、CWS就業管理はおすすめの勤怠管理システムです。
MOT勤怠管理
「MOT勤怠管理」は、株式会社バルテックが提供する勤怠管理システムです。病院・医療機関をはじめ、ホテル業、介護・福祉業、建設業などさまざまな業種の企業に導入実績があります。深夜の割り増し賃金が自動計算できるため、「夜勤や変形労働制の給与計算が煩雑」とお悩みの病院にもおすすめです。
「MOT勤怠管理」ではGPS情報を用いた打刻方法があり、訪問医療の直行直帰の勤怠確認が正確にできるようになります。初期費用3万円・月額料金3,980円と安い価格帯からプランを提供していますので、ぜひご検討ください。
Vicsell(ヴィクセル)病院向け勤怠管理Ⅱ
「Vicsell(ヴィクセル)病院向け勤怠管理Ⅱ」は、株式会社SCP.SOFTが開発した病院特化の勤怠管理システムです。9999通りのシフトマスタから、部門ごとにマスタ登録できる点が特徴で、病院特有の煩雑なシフト作成をスムーズに進めることができます。
また、さまざまなタイムレコーダーと連携して勤怠データを自動集計。さらに給与ソフトと連携して給与計算も自動化できるため、担当者の手間と時間を大幅に削減できます。様式9作成に対応している点も他社と比較したメリットです。
病院やクリニックへの勤怠管理ソフト導入事例
最後に、病院やクリニックへの勤怠管理ソフト導入事例を2つ紹介します。他社での導入効果をぜひご参照ください。
勤怠管理ソフト「ジョブカン勤怠管理」の導入事例
ジョブカン勤怠管理を導入したクリニック(従業員20名弱)の事例を紹介します。このクリニックでは以前、エクセルでの勤怠データ集計を行っていましたが、記入漏れやミス、提出の遅れが多発していることに課題を感じていました。
顧問税理士から推薦されたことをきっかけにジョブカン勤怠管理を検討し、1ヶ月程テスト運用。その結果、従業員からも「打刻が面倒でない」と好評だったため正式導入を決定しました。
勤怠管理ソフトの導入後は、正確な打刻時間を集計できるようになり、勤怠データも自動集計できるため業務がラクに。また、従業員の時間管理に対する意識が高まった点も、勤怠管理ソフト導入の良い効果として挙げられています。
※参照:ジョブカン「導入事例」
勤怠管理ソフト「Universal勤次郎」の導入事例
Universal勤次郎を導入した病院(従業員900名)の事例を紹介します。この病院では看護師のシフト数が多く存在し、時間集計だけでなく夜勤回数・宿直回数などの回数集計を行う必要があります。従来の勤怠管理方法では、タイムカードからの勤怠データ集計や申請事項の突合にかなりの時間と労力がかかる点が課題でした。
そこで、医療機関のシフト管理機能が充実している勤怠管理ソフト「Universal勤次郎」を導入。システム導入後は、時間集計・手当回数集計・申請事項の突合を一元的に行えるようになり、管理部門の作業が大幅に削減される効果が見られました。
※参照:Universal勤次郎「導入事例」
まとめ:医師や看護師の働き方に対応した勤怠管理ソフトがおすすめ
勤怠管理システムの導入から定着までは2〜3ヶ月程かかると言われています。2024年4月に施行した医療法改正、いわゆる「医師の働き方改革」に対応するなら、早めに勤怠管理システムの導入や乗り換えを検討しましょう。医師や看護師の働き方に対応した勤怠管理ソフトなら、シフト管理機能やデータ連携機能を利用することであらゆる人事労務の業務を自動化できます。
なお、医療現場の業務効率化を図りたい場合は、医療スタッフの教育コストを削減できるeラーニングシステム(オンライン学習教材)の導入もおすすめです。こちらについては別記事「医療向けにおすすめのeラーニング」で解説していますのであわせてご覧ください。
PRONIアイミツでは、サービス選びにお悩みの労務担当者からの相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで、おすすめの勤怠管理ソフトがわかる診断も用意していますので、ぜひ一度お試しください。
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相場がわからない
複数を比較しづらい
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給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介
リタクラウド株式会社 執行役員 / リタクラウド社会保険労務士法人
リタクラウド株式会社 執行役員。これまで外国人人材紹介事業の新規立ち上げなどに参画。現在ではリタクラウド社会保険労務士法人において顧問先100社以上の給与計算・入退社手続き・労務相談等の責任者として従事。常に顧客目線で考え、分かりやすい説明に定評がある。
給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介のコメント