勤怠管理システム比較ランキング!種類や選び方を徹底解説【2022年最新版】
「勤怠管理システムを導入したいけど、数が多くてどのシステムを選べばいいか分からない……」 「失敗したくないから、多くの企業に導入されている勤怠管理システムの中から選びたい」 とお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 この記事では、アイミツSaaSの問い合わせ数(2021年1月~12月末)をもとに、人気の勤怠管理システムをランキング形式でご紹介します。 勤怠管理システムの「選び方のポイント」や「導入するメリット」についても解説していくので、ぜひご参考ください。 また、アイミツSaaSでは、自分にあった勤怠管理選びに関するご相談を受け付けています。利用料金は無料ですのでぜひお問い合わせください。

アイミツコンシェルジュ 真鍋
SaaSツールをお探しの方に、私たちコンシェルジュがアドバイスします! ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.勤怠管理システムとは?
- 2.勤怠管理システムの種類
- 3.勤怠管理システムの選び方・比較ポイント
- 4.【最新版】勤怠管理システム人気ランキング
- 5.要チェック!勤怠管理システムの主な機能
- 6.便利で使いやすい!多機能な勤怠管理システムランキングBEST3
- 7.小規模・中小企業におすすめ!低価格な勤怠管理システムランキングBEST3
- 8.勤怠管理システムの費用
- 9.勤怠管理システムを導入するメリット3つ
- 10.【まとめ】ランキングを参考に自社にあった勤怠管理システムを見つけよう!
1.勤怠管理システムとは?
勤怠管理システムのランキングを紹介する前に、勤怠管理システムとはそもそもどのようなツールなのか、できることや必要性、タイムカードとの違いなどを解説します。
1-1.勤怠管理システムでできること
勤怠管理システムでは、従業員1人1人の出退勤時刻の記録をはじめ、残業時間や遅刻、欠勤などの集計、休暇取得状況をまとめて管理できます。
Excelなどの表計算ソフトでも勤怠管理は可能ですが、作業が煩雑になりヒューマンエラーも発生しやすいのが難点。勤務時間は給与計算にもつながる重要なデータで集計ミスは許されないため、勤怠管理システムで正確に勤務時間を管理することをおすすめします。多彩な機能によって、業務効率化にも大きく貢献するでしょう。
1-2.勤怠管理システムの必要性
今では多くの企業で勤怠管理システムが利用されていますが、導入する必要性にはどのような点があげられるのでしょうか。
ワークスタイルの多様化
勤怠管理システムを導入する必要性を高めている背景の1つに、ワークスタイルの多様化があげられます。時短勤務・テレワーク・交代制などさまざまなスタイルで働く従業員がいる場合、それぞれの労働時間を正確に把握するためにはシステムで厳密に管理する必要があります。
労働基準法の遵守
勤怠管理がきちんと行われていない職場環境では、労働基準法を遵守できていない可能性が考えられます。労働基準監督署から是正を受ける企業は増えており、これまでに1,000万円以上の割増賃金を支払った企業も少なくありません。法令違反で社会的信用を落さないためにも、勤怠管理システムで労働時間を正確に管理しましょう。
1-3.タイムカードとの違いは?
タイムカードは、勤怠管理システムと同じく労働時間を把握するためのものですが、それぞれ機能が異なります。
タイムカードで集めたデータは別途Excelなどで集計しなければならない上に、タイムカードがある場所でしか出退勤時の打刻ができません。加えて不正打刻を防止するのは難しいなど管理に手間のかかる部分が多いのが実情です。
対して勤怠管理システムは、複数拠点の打刻も自動でまとめて集計できるほか、モバイル打刻やICカード打刻、指静脈認証打刻など豊富な打刻方法を活用できます。勤怠データの改ざん防止にも役立ち、タイムカードよりも正確かつ効率的な管理が可能です。
2.勤怠管理システムの種類
勤怠管理システムと言っても、種類は1つではありません。タイムレコーダー型・オンプレミス型(買い切り型)・クラウド型の3つに分けられます。ここからはそれぞれの特徴を紹介します。
2-1.タイムレコーダー型
タイムレコーダータイプの勤怠管理システムは、専用の小型機器を使用して打刻します。従来の紙カードタイプのものをはじめ、社員IDやパスワード、ICカードなどで認証できるシステムも増えてきました。加えて、自動集計やクラウドシステムに対応しているシステムも数多くリリースされています。
出退勤の時刻を簡単に記録できる一方で、タイムカードの管理に手間ががかかる、打刻方法によっては手作業で勤怠データを計算しなければならないなどのデメリットがあるため、導入の際には注意しましょう。
2-2.オンプレミス型(買い切り型)
オンプレミス型の勤怠管理システムは、自社サーバーにソフトウェアをインストールして使用します。外部からの攻撃を受けづらくセキュアな環境で利用できるほか、カスタマイズ性にも富んでいる点が大きな特徴です。
しかし、数百万円以上の導入費用がかかってしまう上に、システムの構築に時間がかかるため、導入までに最低でも1ヶ月以上かかるというデメリットもあります。
2-3.クラウド型
インターネット環境さえ整っていればいつでもどこでも使用できるのがクラウド型の勤怠管理システム。アカウント発行だけですぐに利用を開始できる上、導入費用がリーズナブルなのも嬉しいポイントでしょう。
しかし、インターネットに接続しなければならないためにセキュリティ面に不安が残る点、オンプレミス型と違ってカスタマイズが難しい点に関しては、運用にあたって注意しなければなりません。
3.勤怠管理システムの選び方・比較ポイント
勤怠管理システムにもさまざまな種類があるとわかったところで、気になるのがシステムを選ぶポイント。ここからは、勤怠管理システムを選ぶ際に注意しておく点や比較すべき点を紹介します。
3-1.雇用形態や勤務形態に対応しているか
勤怠管理システムを選ぶ際には、まず自社の組織体制や取り入れている勤務形態に対応しているのかをチェックしましょう。
フレックス制に対応しているのか、変形労働制や交代制でも問題ないか、アルバイトやパートの打刻管理も行えるのかなど、どこまでカバーしているのかを確認しておくことをおすすめします。
3-2.必要な機能が備わっているか
冒頭でも述べたように、勤怠管理システムと一口に言っても、搭載されている機能はさまざまです。例えばシフト管理機能とあわせて利用できるものもあれば、打刻ミス・残業時間超過などの際にアラートが通知されるもの、多言語対応のもの、勤怠データをもとに分析を行えるものもあるでしょう。
搭載される機能は幅広いため、どのような機能が欲しいのかをあらかじめ整理しておくことにより、システム選びをよりスムーズに進められるはずです。
3-3.スマホ・アプリで打刻はできるか
スマートフォンからの打刻に対応しているかどうかも非常に重要なポイントです。
営業職などオフィス以外の場所で退勤時間を迎える従業員が多い場合は、正確に労働時間を把握するために必須の機能といえます。外出先からだと不正打刻される可能性もゼロではないため、どこから打刻したのかもわかるようにGPS機能が搭載されているとなお安心でしょう。
3-4.他システムと連携はできるか
勤怠管理システムを選ぶときには、外部システム・サービスと連携できるのかもきちんと確認しておきましょう。
例えば、すでに利用している会計ソフトや給与計算システムなどと連携させたい場合には、それぞれの連携機能が搭載されているものを選ばなければなりません。イニシャルコストに割く予算がある場合、カスタマイズ性の高いオンプレミス型のものを選ぶのも1つの手段と言えます。
3-5.クラウド型かオンプレミス型か
勤怠管理システムにはクラウド型とオンプレミス型の2つが存在しています。
現在主流となっているクラウド型は、自社にシステム環境を構築する必要がないため、すぐに利用を開始できるだけでなく、初期費用を大幅にカットできる点がメリットです。インターネット環境さえあれば、どこでも使えるのもうれしいポイントでしょう。
一方オンプレミス型の場合、社内ネットワーク上に構築するため、初期費用と時間がかかってしまいます。しかしその分セキュリティ面は強固となり、カスタマイズ制が高いのが特徴です。
気軽に利用できるクラウド型を選ぶのか、セキュリティ対策に強いオンプレミスを選ぶのかは、事前に整理しておきましょう。
3-6.サポート範囲やトラブル時の体制は適切か
勤怠管理システムを導入するといっても、うまく活用できるのか不安という方も少なくありません。そのため、システムのサポート体制が整っているのかもきちんと確認しておきましょう。
勤怠管理システムの中には、導入時サポートをはじめメールやチャット、電話などによっていつでも相談を受け付けている場合や、まれに訪問サポートまで行なっている場合もあります。
日頃の質問から万が一のトラブル時まで、頼れるサポートセンターのある勤怠管理システムを選びましょう。
3-7.無料トライアルはあるか
無料トライアルを利用できるかどうかもチェックしておきましょう。
いくら便利な機能が充実していても、自社の従業員にとって使いづらいシステムでは意味がありません。出退勤の打刻はしやすいか、休暇申請などもわかりやすく行えるか、管理者にとっても使いやすいシステムになっているのかなどを、無料トライアル期間できちんと確認してください。また、自社独自の勤怠ルールに沿って利用できるかどうかも確かめておくと、よりスムーズに導入できるでしょう。
勤怠管理システムを選ぶ際のポイントをご紹介しました。
もちろん会社ごとにサービスに求める条件は違うと思いますので、実際に選ぶ際には上記ポイントを踏まえつつ自社の要件を合わせると良いと思います。
アイミツSaaSでは、自分にあった勤怠管理システム選びに関するご相談を受け付けています。
利用料金は無料ですので、以下の「まずは相談する(無料)」からお問い合わせください。
4.【最新版】勤怠管理システム人気ランキング
アイミツSaaSへの問い合わせ数(2021年1月~12月末)に基づいた勤怠管理システムのランキングをご紹介します。それぞれのシステムの特徴や料金、どんな会社におすすめなのかを解説していくので、ぜひチェックしてみてください。
1位:キングオブタイム(KING OF TIME)
KING OF TIMEとは、出退勤管理、シフト管理、働き方改革関連法へ対応する機能などを備えたクラウド型の勤怠管理システムです。
導入企業数24,000社の実績を持ち、有名企業も多数導入。勤怠管理システムの中では満足度・認知度ともに高く優れた勤怠管理システムとして根強い人気を集めています。
シフト管理や休暇管理などはもちろん、残業基準の設定や企業ごとの就業ルール設定など、勤怠管理に必要な機能を網羅。各種給与ソフトとの連携もスムーズで、業務効率化が進むでしょう。さらに、給与ソフトのみならず「Smart HR」や「WowTalk」、「LINE WORKS」、「akerun」など、さまざまな外部サービスと連携できます。
東京と大分の2拠点でサポート専門のスタッフを置き、サポート体制を整えているのも特徴の一つです。
多くの企業に導入されている勤怠管理システムを導入したい場合や、実績数の多さだけでなく顧客満足度の高いシステムを探しているという場合におすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- 使い方がわかりやすく、管理もしやすい、見えやすいし、操作が簡単で誰でもやりやすいし、デザインも良くカッコいいと思います。
- 利便性が高く、とても使い勝手が良いと思います。操作性比較的安易で誰でも簡単に使えると思います。とてもお勧めです。
2位:マネーフォワードクラウド勤怠
マネーフォワードクラウド勤怠とは、豊富な機能と、直感的な操作性に優れたクラウド型の勤怠管理システムです。
勤怠管理、シフト管理、有給休暇管理などの機能を備え、基本勤務制、シフト制・裁量労働制・フレックスタイム制などの多様な雇用形態に対応しています。異動による雇用形態の変化の際に、異動履歴に基づいて勤務データを出力することができるのも特徴です。
サポート体制は、無料でのメールやチャットサポートに加え、多様なマニュアルなども非常に充実しています。マネーフォワードクラウドの他システムとの連携が可能で、給与計算を含む人事労務業務の幅広い改善につながります。
- ICカード打刻
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 英語
- 申請のモバイルデバイス対応
- 有給休暇の自動付与機能
- 打刻時間のまるめ設定
- 労働者個人の詳細の勤務態度等が即座に分かるので非常に安心が出来る。信頼出来るシステム。いちから操作方法を学ばなくても誰でも使用しやすい。万全なセキュリティで何があっても現場まで急行してくれるアフターサービスも気に入っている。
- わからないときは、サポートセンターに問い合わせをしたらとても親切に対応してもらえるし、とても使いやすい
3位:人事労務freee
人事労務 freeeとは、打刻や集計、勤務時間修正などといった勤怠管理機能にはじまり、勤怠データを元に自動で行われる給与計算やWeb明細の発行、年末調整などをまとめて行えるクラウドサービスです。
入退社の管理や保険に関する管理なども一元化できるため、人事労務 freeeさえ導入しておけば、企業の「ヒト」に関する流れを可視化することが可能です。会計 freeeも導入している企業であれば、システムの連携も可能。給与明細が発行された際、勘定科目の割り当て、その後の仕分けまでを自動で行うことができます。
ビジネスチャットツールとしてSlackを導入している企業であれば、Slack上での打刻や、給与明細の発行通知の受信も可能です。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 時間外労働の上限超過アラート設定
- 出社した時、在宅勤務の時、出先の場合など場所を選ばず打刻ができるのが便利。スマホからPCからどちらでも利用できるのも助かっている。
- 以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
4位:ジョブカン勤怠管理
ジョブカン勤怠管理とは、数ある勤怠管理システムの中でも、使いやすさを重視する方におすすめの勤怠管理システムです。
利用者は5名から1万名まで対応可能で、多彩な打刻機能、出勤管理、シフト管理、休暇申請管理、英語対応などあらゆる機能を搭載しており、ほぼどの業種でも導入することが可能です。
即日でアカウント発行ができ30日間は全ての機能が無料で使えます。メール・チャット・電話の各種サポートや有料での初期設定代行など、導入や導入後の運用サポートも充実しています。
サービスリリースから10年以上、導入実績は60,000社以上と業界トップクラス。ジョブカン給与計算やジョブカン労務管理など他のバックオフィス領域のサービスも展開しているので、サービス間でデータ連携を行うことで、業務全体をさらに効率化できます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メンバーの打刻が一元管理でき、見やすくわかりやすい。テレワークでもメンバーの管理が柔軟にできるため、わかりやすくなった。
- 簡易的な画面で、無駄がなく忙しい業務中にも素早く行えるので大変満足しております。今後は時間の表記と文字の拡大機能などを期待しております。
5位:AKASHI

AKASHIとは、あらゆる法改正や複雑な就業ルールに対応できるクラウド型勤怠管理システムです。
多様な打刻方法を備えており、ICカード打刻、Web打刻、スマホ打刻、静脈打刻などに対応。テレワーク中の従業員をリアルタイムで確認できるテレワーク機能や、36協定設定などの働き方改革関連法案に対応した便利な機能など、数多くの機能を搭載しています。週に一度のペースでアップデートが実施されるなど、機能改善への取り組みも余念がありません。
30日間の無料トライアルがあり、初期費用無料、外部機器の準備不要ですぐに利用を開始できます。
雇用形態や社員人数に柔軟に対応が可能で、少人数から大企業、中小企業、ベンチャー企業、パートやアルバイトを雇用する店舗、小売業など幅広い業種の管理に対応しています。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 今までタイムカード管理だったのが、ネットで打刻できるようになり、テレワークでも不便なく管理できるようになりました。
- 使い初めは皆さん戸惑いますが特にトラブルもなくスムーズに作業できています。 こちらを使いはじめてから作業効率が上がり助かっています。
6位:jinjer勤怠
jinjer勤怠とは、小規模から大規模まで幅広い企業が利用する、利用満足度の高い勤怠管理システムです。
特徴は誰でも簡単に利用できるよう、勤怠管理がマルチデバイスに対応している点。PC、スマホ、タブレットだけでなく、チャットツール、Apple Watch、Google home、GPSでも打刻ができるサービスはなかなか珍しいのではないでしょうか。勤怠の管理はリアルタイムで行えるので、管理者の負担も相当軽減できるでしょう。
また、勤怠管理と同時に社員モチベーション情報を可視化することで、健康を害していないか、忙しすぎてやる気が落ちていないか、など表面上見えない問題点を洗い出すことができます。
13,000社がすでに導入しており、契約継続率99.4%、サポート満足度91.6%と顧客満足度の高いサービスです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 勤怠管理システムを利用するのが初めてでしたが、初心者にも使いやすく、今の時点で困ったことはありません。
- 今迄は電話で勤怠管理していたが、その手間が無くなった。 振替休日の管理がし易くて、残りの日数が直ぐに分かる。
5.要チェック!勤怠管理システムの主な機能
ここからは勤怠管理システムで利用できる主な機能について改めて確認していきましょう。多くの怠管理システムには、基本的に以下の5つの機能が搭載されています。
5-1.打刻機能
勤怠管理システムで最も重要と言っても過言ではないのが打刻機能です。
打刻の方法も多岐に渡ります。代表的なのはPCやスマートフォンのブラウザから打刻できるweb打刻や、交通系ICカードを利用するICカード打刻。
そのほか、営業職など外出先から打刻する従業員が多い場合におすすめなGPS打刻や、不正打刻を徹底的に防止する指紋・顔認証による打刻など、どんどん種類が増えているため、自社のニーズに合わせた打刻方法を検討して導入システムを決めるといいでしょう。
5-2.休暇などの申請・承認機能(ワークフロー)
勤怠管理システムには打刻修正や残業、休日出勤、休暇やスケジュール変更についての申請やその承認機能も搭載されています。
導入する際には、申請側・承認側のどちらにとっても使いやすいかどうかをきちんと確認しておくと安心です。特に申請・承認を進める上での通知機能がもれなく搭載されているかどうかをチェックしておきましょう。
5-3.自動集計・給与計算システムとの連携
労働時間の合計や深夜勤務、休日出勤などの残業時間を自動集計する機能も搭載されています。システムによってはデータをCSVファイルでエクスポートできる場合も。
あわせて、集計データと給与計算システムを連携させれば正確な給与の算出が可能です。自社で使用している給与計算システムに対応しているシステムであればより便利に活用できるでしょう。
5-4.アラート機能
残業時間の超過や出退勤の打刻ミスの防止には、各種アラート機能が役立ちます。
アラートの対象の例としては、週あたり・月あたりの労働時間の超過や残業時間の超過をはじめ、出退勤時の打刻漏れ、連続勤務や休日勤務など。そのほかにも異常値が検知された場合などがあげられます。アラート機能を使用する場合は、事前設定を忘れず行ってください。
5-5.スケジュール・シフト管理
勤怠管理システムでは、従業員の勤務スケジュールやシフトも管理できます。
シフト申請や承認、人数の調整なども可能なため、シフト制で勤務している従業員が多い場合には非常に役立つでしょう。しかし、勤怠管理システム上で登録できるシフトパターンのバリエーションは、それぞれのシステムによって異なります。自社が導入しているシフト制度に対応できるかどうかは事前に確認が必要です。
6.便利で使いやすい!多機能な勤怠管理システムランキングBEST3
ここからは、多機能な勤怠管理システムをランキング形式で紹介します。
順位 | 製品名 | 打刻方法 | ワークフロー機能 | シフト管理 | アラート機能 | データ分析機能 | 他システム連携 |
1位 | KING OF TIME | 全12種類 ※スマホ打刻、web打刻、顔認証打刻など |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 ※人事労務freee、SmartHRなど |
2位 | ジョブカン勤怠管理 | 全10種類 ※スマホ打刻、web打刻、ICカード打刻など |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 ※マネーフォワードクラウド給与、Paymeなど |
3位 | AKASHI | 全9種類 ※スマホ打刻、web打刻、静脈認証打刻など |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 ※SmartHR、給与奉行クラウドなど |
7.小規模・中小企業におすすめ!低価格な勤怠管理システムランキングBEST3
次に、リーズナブルに導入できる勤怠管理システムのベスト3を紹介します。
順位 | 製品名 | 無料トライアル | 初期費用 | 月額利用料 |
1位 | マネーフォワードクラウド勤怠 | 〇 | 0円 | 3,980円 ※31名以下の場合 |
2位 | ジョブカン勤怠管理 | 〇 | 0円 | 200円/ユーザー |
3位 | AKASHI | 〇 | 0円 | 200円/ユーザー |
8.勤怠管理システムの費用
勤怠管理システムは、クラウド型かオンプレミス型(買い切り型)かで導入費用が大きく異なります。クラウド型の場合は初期費用が3万~50万円、月額費用は1ユーザーあたり100~500円が相場です。一方、オンプレミス型は初期費用が30万~100万円、毎月のランニングコストは1万円程度に収まることが多いといわれています。
クラウド型はサーバの導入や設定が不要なので、初期費用はオンプレミス型に比べて低価格です。月額利用料に関しては1ユーザーごとで料金設定しているシステムが多いので、利用人数が増えるほど高額になります。
200名程度までの中小企業であればクラウド型の方が費用を抑えられますが、数千人単位が所属する企業であればオンプレミス型の方が適しているでしょう。
9.勤怠管理システムを導入するメリット3つ
最後に、改めて勤怠管理システムを導入するメリットをご紹介していきましょう。
9-1.業務を効率化できコスト削減につながる
勤怠管理システムを導入する最大のメリットとしてあげられるのが、業務効率化に貢献するという点です。
勤怠データの集計や計算作業が大幅に楽になるだけでなく、スマートフォンやICカードなどを活用し気軽に打刻できることから、従業員側にとっても非常に便利でしょう。
給与計算システムなどの外部システムと連携させることによって、さらに効率化が進むのではないでしょうか。効率的に進めることで、さまざまなコストの削減にもつながります。
9-2.人的ミスの軽減につながる
勤怠管理システムを導入するメリットとして2つ目にあげられるのが、人的ミスの軽減につながるということ。
勤怠管理システムを導入すれば集計・計算作業はシステム上で自動で行われますが、導入していない場合には1つひとつを計算していかなければなりません。従業員が少ないならまだしも、人数が多い場合にはミスが発生する可能性も高くなるでしょう。
勤怠管理におけるミスは給与と直結するため、お金のトラブルになってしまうことも。そのような事態を防ぐためにも、勤怠管理システムを導入するべきでしょう。
9-3.労働環境の改善につながる
また、労働環境の改善に繋がるという点も勤怠管理システムを導入するメリットです。勤怠状況をデータ化し可視化できることによって、長時間労働者を発見しやすくなるだけでなく、残業時間が多すぎる、あるいは遅刻等が多い場合などにアラートを出すこともできます。有給がどれほど取得されているかなども管理しやすくなるでしょう。
現状課題の把握に役立つため、起こりうるトラブルを未然に防ぐ1つの手段としておすすめと言えます。
10.【まとめ】ランキングを参考に自社にあった勤怠管理システムを見つけよう!
今回は、人気の勤怠管理システムランキングと共に、勤怠管理システムを選ぶときのポイント、導入するメリットなどをご紹介してきました。
「もっと色々なサービスから検討したい」
「自社にあっているか判断できない」
というお悩みがある方もいらっしゃると思います。
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