勤怠管理システムの費用相場を解説!価格の安いおすすめ10サービスも紹介
PRONIアイミツSaaS(当社)が実施した1,000名を対象としたアンケート調査の結果、勤怠管理システムの費用相場(ボリュームゾーン)は、月額利用料が1名あたり300円〜500円、初期費用は5万円〜20万円です。
当記事の要点
- アンケート調査の結果(費用):月額料金の相場は「1ユーザーあたり300円〜500円」
- 導入の傾向:初期費用は「5万円〜20万円」が最多。クラウド型でも約7割が有償で導入
- 選定の動向:45.8%の企業が「変形労働時間制」への対応を重視。「給与計算連携」も3割超
本記事では、相場より安く利用できるおすすめの勤怠管理システム10選や問い合わせデータをもとにした選び方なども解説。自社に最適なシステム選びの参考にしてください。
給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介
リタクラウド株式会社 執行役員。これまで外国人人材紹介事業の新規立ち上げなどに参画。現在ではリタクラウド社会保険労務士法人において …続きを見る
リタクラウド株式会社 執行役員。これまで外国人人材紹介事業の新規立ち上げなどに参画。現在ではリタクラウド社会保険労務士法人において顧問先100社以上の給与計算・入退社手続き・労務相談等の責任者として従事。常に顧客目線で考え、分かりやすい説明に定評がある。 リタクラウド株式会社 執行役員 / リタクラウド社会保険労務士法人
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- 勤怠管理システムの費用相場【独自アンケート調査】
- 【料金比較表】価格が安い勤怠管理システム
- 価格が安い勤怠管理システムおすすめ10選
- 勤怠管理システムの費用対効果を高める方法
- 勤怠管理システムの選び方
- まとめ:費用対効果の高い勤怠管理システムを導入しましょう
勤怠管理システムの費用相場【独自アンケート調査】
PRONIアイミツSaaS(当社)は、勤怠管理システムを導入・利用している担当者1,000名を対象に独自アンケート調査を実施しました。月額料金の相場は、1ユーザーあたり300円~500円ほど。また初期費用の相場は5~20万円程度です。
【勤怠管理システムの費用相場(最頻値)】
- 初期費用: 5万円〜20万円(※無料〜5万円未満も約2割存在)
- 月額利用料(クラウド型): 1人あたり 300円〜500円
- 年間保守費(パッケージ型): 30万円〜100万円
「クラウドなら初期費用0円」と思われがちですが、実際には75%以上の企業が何らかの初期費用を支払って導入していました。これは、自社の就業規則に合わせた設定代行や、導入サポートを依頼している企業が多いためと考えられます。
勤怠管理システムの利用に必要な費用
勤怠管理システムとは、従業員の出退勤の打刻や労働時間の集計を、インターネット上で行えるシステムのことです。必要な費用は、導入形態(クラウド型・パッケージ型)によって違います。クラウド型は月額課金制となっている一方で、パッケージ型は買い切り(購入)の場合が多く、初期費用が発生します。
なお、クラウド型の勤怠管理システムとは、サーバーの設置不要・クラウド上にデータ蓄積して利用できるシステム。一方でパッケージ型の勤怠管理システムとは、社内にサーバーや通信回線、システムを構築し、自社で運用していくタイプの勤怠管理システムです。
初期費用・月額料金の相場
以下は、実際の利用者が支払っている費用の分布から導き出された相場(ボリュームゾーン)です。
| 導入形態 | 初期費用 | ランニングコスト |
|---|---|---|
| クラウド型 | 5万円~20万円(設定代行費など) | 1ユーザーあたり300円~500円/月 |
| パッケージ型(オンプレミス) | 30万円~100万円 | 年間30万円~100万円(保守費用など) |
クラウド型の費用相場
クラウド型の勤怠管理システムを利用する際には月額料金が必要となります。月額料金の相場は、1ユーザーあたり300円から500円ほどです。「月額100円〜」といった安価なサービスも存在しますが、必要な機能や充分なサポートを求めると500円前後の価格帯を選ぶ企業が半数ほどになります。
また、初期費用については「無料~数万円」で導入できるケースもありますが、データ上は5万円~20万円の費用をかけている企業が最多です。これは、複雑な就業ルールの設定などベンダーに依頼する「初期設定代行サポート」を利用する企業が多いためと考えられます。
パッケージ型(オンプレミス型)の費用相場
パッケージ型の勤怠管理システムを利用するには、システム購入費用が必要です。初期費用の相場は30万円~100万円ほどですが、大規模なシステムの場合、数百万円かかることもあります。 また、サービスによって「保守・運用費用」として年間30万円~100万円程度のランニングコストが発生することもあります。
【料金比較表】価格が安い勤怠管理システム
ここからは、価格の安い勤怠管理システムを紹介します。初期費用や月額料金を比較した下記の料金比較表をご覧ください。
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料金 月 200 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金 月 300 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ |
料金 月 400 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ |
料金 月 300 円 /ユーザー 初期費用 0円 |
料金 月 2,200 円 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金 月 100 円 /ユーザー 初期費用 0円
(他1プラン)
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料金 月 300 円 /ユーザー 初期費用 0円 |
料金 月 200 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ |
料金 月 200 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金 月 100 円 /ユーザー 初期費用 0円 |
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導入実績社数 120,000社以上 |
導入実績社数 65,000社 4,200,000人以上 2025年10月時点 |
導入実績社数 18,000社(シリーズ累計) |
導入実績社数 有料ユーザー31万社(freeeプロダクト全体) |
導入実績社数 167,000事業所 |
導入実績社数 累計100,000社 |
導入実績社数 導入企業数60,000社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
他社と比較したおすすめポイントは、さまざまな打刻方法を選べる点です。PC、スマホ、ICカード、GPSのほか、LINEやビジネスチャットツールでの打刻も可能です。
ジョブカン勤怠管理は、「出勤管理機能だけ」「シフト管理機能だけ」といったように必要な機能だけを自由に組み合わせて利用できるため、コストパフォーマンスに優れています。月額料金は1ユーザーあたり200円(税抜)から。初期費用やサポート費用は無料です。価格が安い勤怠管理システムをお探しなら、ぜひジョブカン勤怠管理を検討ください。
業界トップクラスに多彩な打刻方法に対応しており、PCやスマホからの打刻はもちろん、顔認証打刻や指紋認証打刻、ICカードでの打刻などさまざまな働き方に合わせて打刻方法を選ぶことが可能です。
KING OF TIMEの月額料金は1ユーザーあたり300円(税抜)。初期費用は無料のため気軽に導入できる勤怠管理システムです。
システムの導入から運用まで、サポートスタッフが丁寧に伴走してくれるのもおすすめポイント。月額料金は1ユーザーあたり400円(税抜)からと安く、気軽に導入できる勤怠管理システムです。
また、労働時間を自動集計して残業時間を可視化する機能や、給与計算システムと連携する機能があり、出退勤だけでなく給与計算までも自動化。さらに、システムは自動でアップデートされるため、法改正があった場合にも迅速に対応することが可能です。
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タイムカードでは、勤怠管理だけではなく、シフト作成、マイナンバー、年末調整、給与計算も一つのシステムでまとめて管理できます。アカウント作成から60日間はすべての機能を無料で利用できるため、「使い勝手を試してから導入したい」という企業にもおすすめです。
利用人数が31人以上の有料プランの場合でも、料金は1ユーザーにつき100円(税抜)からと低コストです。パソコンやスマートフォンでの打刻のほか、ICカード打刻、LINE打刻などさまざまな打刻方法に対応しており、多様な働き方に対応できます。
サービス継続率は99.7%と高く、その理由の1つが手厚いサポート体制にあります。Touch On Time(タッチオンタイム)では、システムの導入から運用までサポートスタッフが丁寧に対応してくれます。操作が分からない時やトラブル時にも迅速に対応してくれるので、初めて勤怠管理システムを導入する企業も安心です。
Touch On Time(タッチオンタイム)には最低利用人数や最低契約期間がなく、「1ヵ月だけ利用したい」といったことも可能です。
また、打刻忘れ、残業時間超過、承認待ちなどを知らせるアラート機能も搭載しており、適切な労務管理にも役立つでしょう。月額料金は1ユーザーあたり200円(税抜)と安い価格帯。初期費用は無料です。
たとえば、PC・スマホ・タブレットはもちろん、FeliCaカードやICカードによる打刻が可能で、デバイスや場所を問わずに出退勤の打刻を行えます。さらに、労働基準法などの法改正にも対応しており、労働時間の適正把握に役立つ機能もあります。
「AKASHI(アカシ)」は初期費用無料・1ユーザーあたり月額200円(税抜)と、安い費用で導入できます。料金重視で勤怠管理システムを選びたい中小企業の担当者はぜひ検討ください。
レコルは誰でも使いこなせるように設計されているため、勤怠管理システム導入にあたって従業員への教育コストもかからないでしょう。連携できる外部サービスの種類が豊富な点もおすすめで、給与計算ソフトと連携して人事部門の業務を大幅に効率化できます。
「KING OF TIME」や「ジョブカン勤怠管理」などの人気の勤怠管理システムでも、初期費用は無料、月額料金は1ユーザーあたり300円と低コストで利用できます。また、「タイムカード」と「ハーモス勤怠」は、利用人数が30人以下であれば、月額料金・初期費用どちらも無料で利用可能。小規模事業者や中小企業にもおすすめできる勤怠管理システムです。
数ある勤怠管理システムの価格を比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った勤怠管理システムが分かる診断(無料)ができます。ぜひ一度お試しください。
価格が安い勤怠管理システムおすすめ10選
価格が安いおすすめの勤怠管理システム10選を紹介します。各サービスの特徴やおすすめのポイントも解説しますので、選定の際にぜひ参照ください。
価格が安い勤怠管理システム10製品一覧
ジョブカン勤怠管理は、株式会社DONUTSが提供する勤怠管理システムです。中小企業から大企業まで幅広い企業から導入されており、導入企業は20万社以上、利用ユーザー数は300万人以上に上ります。
他社と比較したおすすめポイントは、さまざまな打刻方法を選べる点です。PC、スマホ、ICカード、GPSのほか、LINEやビジネスチャットツールでの打刻も可能です。
ジョブカン勤怠管理は、「出勤管理機能だけ」「シフト管理機能だけ」といったように必要な機能だけを自由に組み合わせて利用できるため、コストパフォーマンスに優れています。月額料金は1ユーザーあたり200円(税抜)から。初期費用やサポート費用は無料です。価格が安い勤怠管理システムをお探しなら、ぜひジョブカン勤怠管理を検討ください。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
KING OF TIMEは、株式会社ヒューマンテクノロジーズが運営する勤怠管理システムです。規模や業種、業態を問わずさまざまな企業から導入されており、導入企業は62,000社(2025年4月時点)、利用者数は370万人を数えます。
業界トップクラスに多彩な打刻方法に対応しており、PCやスマホからの打刻はもちろん、顔認証打刻や指紋認証打刻、ICカードでの打刻などさまざまな働き方に合わせて打刻方法を選ぶことが可能です。
KING OF TIMEの月額料金は1ユーザーあたり300円(税抜)。初期費用は無料のため気軽に導入できる勤怠管理システムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
ジンジャー勤怠は、jinjer株式会社が提供する勤怠管理システムです。他社と比較したおすすめポイントは使いやすいUI(ユーザーインターフェース)で、パソコンやシステムに不慣れな従業員でも直感的に操作できるように設計されています。また、ジンジャー勤怠のシステムは2週間に1度の頻度でアップデートされており、法律が改正された場合にはその内容をシステムにいち早く反映しています。
システムの導入から運用まで、サポートスタッフが丁寧に伴走してくれるのもおすすめポイント。月額料金は1ユーザーあたり400円(税抜)からと安く、気軽に導入できる勤怠管理システムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
freee勤怠管理Plus
freee勤怠管理Plusは、クラウド型の会計システムの運営で知られるfreeeが開発した勤怠管理システム。中小企業や個人事業主向けに開発されたシステムで、誰でも使いこなせる操作性がおすすめです。
また、労働時間を自動集計して残業時間を可視化する機能や、給与計算システムと連携する機能があり、出退勤だけでなく給与計算までも自動化。さらに、システムは自動でアップデートされるため、法改正があった場合にも迅速に対応することが可能です。
freee勤怠管理Plusの月額料金は1ユーザーあたり300円(税抜)。初期費用は無料となっています。
主な機能
タイムカードは、株式会社スマレジが開発した勤怠管理システムです。おすすめポイントは、利用人数が10人以下であれば、月額料金無料で出退勤打刻を利用できる点です。
タイムカードでは、勤怠管理だけではなく、シフト作成、マイナンバー、年末調整、給与計算も一つのシステムでまとめて管理できます。アカウント作成から60日間はすべての機能を無料で利用できるため、「使い勝手を試してから導入したい」という企業にもおすすめです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
ハーモス勤怠(HRMOS勤怠)は、株式会社ビズリーチが手掛ける勤怠管理システムです。中小企業やベンチャー企業を中心に、10万以上の企業に導入実績があります。人気の理由の1つが、費用が安いこと。導入にあたっての初期費用は無料で、利用人数が30人以下であれば基本的な勤怠機能は月額料金無料で利用できます。
利用人数が31人以上の有料プランの場合でも、料金は1ユーザーにつき100円(税抜)からと低コストです。パソコンやスマートフォンでの打刻のほか、ICカード打刻、LINE打刻などさまざまな打刻方法に対応しており、多様な働き方に対応できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Touch On Time(タッチオンタイム)は、株式会社デジジャパンが開発した勤怠管理システムです。業界トップクラスのシェアを誇り、導入企業数は6万社以上、利用ユーザー数は380万ユーザーに上ります。
サービス継続率は99.7%と高く、その理由の1つが手厚いサポート体制にあります。Touch On Time(タッチオンタイム)では、システムの導入から運用までサポートスタッフが丁寧に対応してくれます。操作が分からない時やトラブル時にも迅速に対応してくれるので、初めて勤怠管理システムを導入する企業も安心です。
Touch On Time(タッチオンタイム)には最低利用人数や最低契約期間がなく、「1ヵ月だけ利用したい」といったことも可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
kinconeは、株式会社ソウルウェアが提供する勤怠管理システムです。他社と比較したおすすめポイントは、勤怠管理と交通費の管理を同時に行える点。出勤時と退勤時にICカードを端末にタッチするだけで、交通費も同時に読み取り記録します。打刻時にGPSによる位置情報も取得できるため、不正打刻の防止もできます。
また、打刻忘れ、残業時間超過、承認待ちなどを知らせるアラート機能も搭載しており、適切な労務管理にも役立つでしょう。月額料金は1ユーザーあたり200円(税抜)と安い価格帯。初期費用は無料です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
「AKASHI(アカシ)」は、ソニービズネットワークス株式会社が提供する勤怠管理システム。中小企業・小規模企業の勤怠管理に便利な機能が多数搭載されています。
たとえば、PC・スマホ・タブレットはもちろん、FeliCaカードやICカードによる打刻が可能で、デバイスや場所を問わずに出退勤の打刻を行えます。さらに、労働基準法などの法改正にも対応しており、労働時間の適正把握に役立つ機能もあります。
「AKASHI(アカシ)」は初期費用無料・1ユーザーあたり月額200円(税抜)と、安い費用で導入できます。料金重視で勤怠管理システムを選びたい中小企業の担当者はぜひ検討ください。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
レコルは、中央システム株式会社が開発した勤怠管理システムです。費用が安い点がおすすめの理由で、月額料金は1ユーザーあたり100円(税抜)。追加料金が発生するオプション機能は設けられておらず、月額料金100円ですべての機能を利用できます。
レコルは誰でも使いこなせるように設計されているため、勤怠管理システム導入にあたって従業員への教育コストもかからないでしょう。連携できる外部サービスの種類が豊富な点もおすすめで、給与計算ソフトと連携して人事部門の業務を大幅に効率化できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
勤怠管理システムの費用対効果を高める方法
メリットの多い勤怠管理システムですが、導入するだけでは高い費用対効果は見込めません。ここでは、勤怠管理システム導入後に費用対効果を高める方法を解説します。
勤怠管理システムの費用対効果を高める方法
使いやすいようにカスタマイズする
勤怠管理システムの費用対効果を高めるには、社内のニーズに合わせてシステムをカスタマイズする方法が効果的です。多くの勤怠管理システムでは、管理画面や打刻方法を社内の運用ルールに沿って柔軟にカスタマイズできます。
たとえば、雇用形態ごとにグループ設定を行い、アルバイトやパート、派遣社員、正社員など、それぞれの働き方に適した勤怠管理が可能。管理者は従業員ごとの正確な勤怠データを収集できるようになります。また、打刻方法もPC・スマホ・ICカードなど従業員の働き方に応じてカスタマイズできるため、従業員はスムーズに始業・終業できます。勤怠管理システムを使いやすいようにカスタマイズすることで、より高い費用対効果が期待できるでしょう。
給与計算ソフトと連携する
勤怠管理システムと給与計算ソフトを連携するのも、費用対効果を高める方法の一つです。同じシリーズの勤怠管理システムと給与計算ソフトを連携する方法や、勤怠管理システムで収集した勤怠データを給与計算ソフトにインポートする方法で、各従業員の勤怠状況に応じた給与計算ができます。
実際にバックオフィス系業務の中でも勤怠管理と給与計算の連携は、特にニーズが高いことがわかっています。PRONIアイミツSaaS(当社)の独自調査では、勤怠管理システムを検討するユーザーの30%以上が給与計算ソフトとの併用を望んでいることが分かっています。
また、jinjer株式会社が2024年6月に行った調査によると、人事・総務担当者が給与計算システムに求めている要素として、最も比重が大きかったのは「勤怠管理もできる給与計算システム」であり、全体の31.9%を占めています。
この調査から、勤怠管理と給与計算の連動はニーズが高いことがわかります。勤怠管理システムと給与計算システムを連携させることで、手動でのデータ入力が不要となるため二重入力によるヒューマンエラーを防止可能です。勤怠データから給与計算する際に発生する手間やミスを削減することで高い費用対効果を得られるでしょう。
打刻方法や残業・有給申請の方法を周知する
打刻方法や残業・有給申請の方法を周知するのも、勤怠管理システムの費用対効果を高める重要な施策です。一方で、これまでタイムカードやExcelで勤怠管理を行っていた企業は運用方法が大きく変わるため、社内周知を負担に感じる管理者も少なくありません。
そんな場合は、サポートが充実した勤怠管理システムの導入がおすすめです。操作方法に不明点があれば、メールやチャット、電話によるサポートを受けられます。また、サポートページが充実している勤怠管理システムであれば従業員が自ら不明点を調べられるため、管理者の質疑対応の負担を軽減できます。また、従業員の打刻ミスや申請ミスを防ぎ管理コストを減らすことで、勤怠管理システムの費用対効果を高めることができるでしょう。
勤怠管理システムの選び方
価格が安くても自社に適さない勤怠管理システムを選んでしまうと、業務効率の向上にはつながりません。勤怠管理システムを導入する際には、以下の選び方を参考にしてみてください。
自社に合った勤怠管理システムを選ぶポイント
使いやすさ・操作性
使いにくい勤怠管理システムを導入してしまうと、せっかくシステムを導入しても全社に浸透しない可能性があります。勤怠管理システムを利用するのは従業員です。無料トライアル期間中に、従業員に勤怠管理システムを操作してもらい、「使いやすい」という意見が多い製品を導入するのがおすすめです。
PRONIアイミツSaaS(当社)の利用者を対象とした独自調査では、利用したい機能として、シフト作成や有給管理のほか、初期設定やサポートを望む声が30%以上あります。
それだけ、多くの企業にとってツールを使いこなせるか、設定を進められるかは悩みの種となりやすいのです。そのため、事前に使いやすさや操作性を確認し、サポート含めて検討することを勧めます。
他のシステムと連携可能な勤怠管理システムか
自社の給与計算ソフトや会計システムと連携できるか、という観点で勤怠管理システムを選ぶことも重要です。たとえば、勤怠管理システムと給与計算ソフトを連携することで、従業員の労働時間の集計から給与計算までを自動化できます。
どのシステムと連携可能なのかは、勤怠管理システムによって違うため注意が必要です。バックオフィス全体のDXを図りたい企業は、自社システムと連携可能な勤怠管理システムを選びましょう。
変形労働時間制やフレックスタイム制に対応しているか
自社の働き方に対応した勤怠管理システムを選ばないと、効率的な勤怠管理が行えないばかりか、余計な手間や時間が発生する恐れがあります。変形労働時間制やフレックスタイム制を採用している企業は、それらの働き方に対応したシステムを選びましょう。
PRONIアイミツSaaS(当社)の利用者を対象とした独自調査では、勤怠管理システムを探すユーザーのうち、変形時間労働制を望む割合が45.8%と一番多く、次いで固定時間制が38.3%、フレックスタイム制が8.3%でした。また、その他を選ぶ割合も30%以上で、働き方に合ったツールが重要であることが分かります。
現在は変形労働時間制やフレックスタイム制を導入していない企業でも、将来的に導入する可能性もあるでしょう。その場合は、あらかじめ多様な働き方に対応した勤怠管理システムの導入をおすすめします。
給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介のコメント
打刻方法(タブレット・スマホアプリ・GPSなど)
勤怠管理システムに用意されている打刻方法はさまざまで、どの打刻方法が可能かは製品によって違います。リモートワークでの勤怠管理を行いたいのであれば、スマートフォンアプリやタブレットで打刻できる勤怠管理システムを選ぶのがおすすめです。
不正打刻を防止したいのであれば、スマートフォンなどのGPS機能で位置情報が取得できるタイプの勤怠管理システムが向いています。自社の勤怠管理の課題に合った打刻方法に対応しているシステムを選びましょう。
関連記事:タブレット打刻に対応した勤怠管理システム
関連記事:スマホアプリで打刻できる勤怠管理システム
まとめ:費用対効果の高い勤怠管理システムを導入しましょう
勤怠管理システムを導入することで、これまで手作業で行わなければならなかった、労働時間の集計やタイムカードからの転記といった多くの作業を自動化できます。人の手で行う業務の大半を自動化できるため、ダブルチェックなどのチェックにかかる時間や手間も大幅に削減可能です。その結果、勤怠管理に充てていた時間をほかの業務に回せるようになるなど、組織全体の生産性の向上にもつながります。ぜひ、勤怠管理システムを導入して生産性の向上につなげてください。
また、費用対効果の高い勤怠管理システムを導入したいとお考えなら、ぜひPRONIアイミツにお問い合わせください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った勤怠管理システム(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
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古谷 功介
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