iPad・タブレット対応の勤怠管理システムおすすめ10選
iPadやタブレット端末を活用した勤怠管理システム(勤怠管理アプリ)の特長は、導入の手軽さと初期コスト削減効果にあります。手持ちのiPadやタブレットを活用すれば打刻機の購入は不要なので、コストを抑えて勤怠管理のシステム化を進められます。しかし勤怠管理システムはさまざまな製品が展開されているため、「選定が難しい」と感じている担当者も多いでしょう。
当記事では、iPad・タブレットに対応したおすすめの勤怠管理システムを10製品厳選してご紹介します。タブレットでできる打刻方法や選ぶポイントも解説しているので、タブレットで勤怠管理を効率化させたい方はぜひご覧ください。
給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介
リタクラウド株式会社 執行役員。これまで外国人人材紹介事業の新規立ち上げなどに参画。現在ではリタクラウド社会保険労務士法人において …続きを見る
リタクラウド株式会社 執行役員。これまで外国人人材紹介事業の新規立ち上げなどに参画。現在ではリタクラウド社会保険労務士法人において顧問先100社以上の給与計算・入退社手続き・労務相談等の責任者として従事。常に顧客目線で考え、分かりやすい説明に定評がある。 リタクラウド株式会社 執行役員 / リタクラウド社会保険労務士法人
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- タブレットを使った勤怠管理とは?打刻方法も解説
- iPad・タブレット対応の勤怠管理システム比較表
- iPad・タブレット対応の勤怠管理システムおすすめ8選
- iPad・タブレット対応の勤怠管理システム2選【無料プランあり】
- iPad・タブレット対応の勤怠管理システムのメリット
- iPad・タブレット対応の勤怠管理システムの選び方
- まとめ:タブレット対応の勤怠管理システムで勤怠管理業務を効率化しよう
タブレットを使った勤怠管理とは?打刻方法も解説
タブレットを使った勤怠管理とは、従業員が出退勤時刻を会社の共有タブレットに入力・打刻して記録する方法のことです。企業の勤怠管理として本格的に運用する場合、勤怠管理システムのタブレット用アプリをインストールして利用します。
承認フロー作成や勤怠データの自動集計、シフト作成などを行う場合は、有料のクラウド型勤怠管理システムを利用するのが一般的です。ただ、無料プランやトライアルを提供しているシステムもあるため、製品選びに迷っている場合、まずは無料から試してみてもいいでしょう。
複数の従業員が1台のタブレットで打刻する方法
会社の共有タブレットを使って出退勤管理を行う方法は3種類あり、それぞれの打刻方法を解説します。
タブレットで勤怠打刻する3つの方法
共有タブレットで打刻する方法
1つ目の方法は、会社が所有する1台の共有タブレットに勤怠管理システムのアプリをインストールし、各従業員が打刻する方法です。従業員は会社の入り口などに設置された共有タブレットに表示された自分の名前をタップし、打刻します。
この方法のメリットは、「従業員が確実に職場に物理的に到着した後に勤怠記録を行わせることができる」点にあります。また、勤怠データの信頼性向上や不正防止を目的として、打刻実行時に顔認証技術を組み込めるツールも存在します。顔認証対応の場合、よりタブレットやiPadの利用がしやすいでしょう。
タブレットにICカードリーダーを接続する方法
2つ目の方法として、ICカードリーダーをタブレットに接続して打刻する方法もあります。こちらは、複数の従業員が1台の共有タブレットで効率的に打刻処理を行える手法として注目されています。運用方法としては、共有タブレットに専用のICカード打刻対応アプリをインストールし、外部ICカードリーダー機器とタブレットを無線または有線で接続することで打刻機能を実現します。
交通系ICカードや社員証をかざすだけでスピーディに打刻ができるため、一度に大勢の打刻処理が必要な大企業におすすめです。
QRコードをタブレットに表示する方法
3つ目の方法は、共有タブレットにQRコードを表示させ、従業員のスマートフォンでQRコードを読み取ることで打刻する方法です。この方法では、不正打刻を防止しやすいという特長があります。従業員が自身のスマートフォンを使わなければならないため、なりすましや虚偽報告をすることが難しいです。会社以外からは打刻できないため、確実に会社に到着してから打刻させたい場合にもおすすめです。
iPad・タブレット対応の勤怠管理システム比較表
iPad、Androidタブレットそれぞれで使える勤怠管理システムについて、機能や費用を比較できる表を設置しました。
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料金 月 100 円 /ユーザー 初期費用 0円
(他1プラン)
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料金 月 200 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金 月 300 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ |
料金 月 300 円 /ユーザー 初期費用 0円 |
料金 月 400 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ |
問い合わせ
(他1プラン)
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料金 月 1,000 円 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金 月 2,200 円 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金 月 1,980 円 初期費用 0円
(他1プラン)
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問い合わせ
(他1プラン)
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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自動連携できる給与計算システムあり
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
タブレット対応
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導入実績社数 累計100,000社 |
導入実績社数 120,000社以上 |
導入実績社数 65,000社 4,200,000人以上 2025年10月時点 |
導入実績社数 有料ユーザー31万社(freeeプロダクト全体) |
導入実績社数 18,000社(シリーズ累計) |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 167,000事業所 |
導入実績社数 9,817ユーザー |
導入実績社数 情報なし |
ハーモス勤怠は打刻方法も多彩で、パソコンやスマートフォンでの打刻のほか、共有タブレットでの打刻やビジネスチャットツールでの打刻にも対応しています。iPad、Androidタブレットの両方で利用可能です。
打刻方法が多彩な点が「ジョブカン勤怠管理」のおすすめ理由で、パソコンやタブレットからの打刻のほか、スマートフォンを使ったGPS打刻・ICカード打刻・生体認証など幅広い打刻方法に対応しています。
問い合わせは電話やメール、チャットなどで随時無料で受け付けているため、はじめての方でも安心して導入できる勤怠管理システムです。
打刻方法が多彩な点も魅力の一つで、タブレットやスマートフォン、パソコンでの打刻のほか、ICカード、指紋認証、指静脈認証、iPadでの顔認証などにも対応。各社のニーズに最適な打刻方法が選べます。料金は1人あたり月額300円で、そのほかに初期費用や固定費は必要ありません。
サポート体制が充実している点もおすすめポイントで、導入にあたっては選任のアドバイザーが丁寧にサポート。全機能の使い方を網羅したWebマニュアルを提供してもらえるほか、分からないことがあればいつでもサポートデスクに相談できます。とくに、はじめて勤怠管理システムを導入する企業にfreee勤怠管理Plusはおすすめです。
また、従業員の打刻状況をリアルタイムで確認でき、打刻漏れがあれば従業員に通知が送られる機能を搭載。打刻修正の連絡の手間を削減できます。操作画面は極めてシンプルで、不慣れな従業員でも簡単に使いこなせるおすすめの勤怠管理システムです。
「マネーフォワード クラウド勤怠」では、iPad・タブレットなどの打刻用のデバイスひとつで、従業員全員の打刻を行えます。タブレットをタイムレコーダーとして利用することも可能です。基本勤務制・シフト制・裁量労働制・フレックスタイム制など幅広い雇用形態に対応している点もおすすめポイントです。
打刻方法は、スマホ・タブレット・パソコンの3種類を用意。システムの導入にあたってタイムレコーダー機器は必要ありません。タブレットをタイムレコーダーとして利用すれば、タイムレコーダーの本体代金や用紙代、インク代などのコストも削減できます。
パソコンのほか、iPadなどのタブレットやスマートフォンから打刻が可能。複数の拠点の勤怠情報をリアルタイムで把握できます。日報機能も搭載しており、いつでもどこからでもシステム上で日報を提出することが可能。従業員の外出が多い会社やリモートワークを導入している会社におすすめの勤怠管理システムです。
ICカード打刻には専用の機器が必要ですが、パソコンやスマートフォン、タブレットの打刻の場合は専用機器は不要です。勤怠管理業務にかかるコストを大幅に削減できる点もフリーウェイタイムレコーダーのおすすめ理由です。
Tablet Time Recorder(タブレット タイムレコーダー)には無料プランがあり、利用人数3人までならすべての機能を料金無料で利用可能。月額料金は一切不要・期間の制限なく使い続けられます。利用人数が4人以上の場合、初期費用が11,800円発生しますが月額料金は不要。月々のランニングコストを抑えたい企業にもおすすめの勤怠管理システムです。
おすすめの勤怠管理システムでは、どのサービスでも無料トライアルか無料プランが用意されているため、本格導入前にiPadなどのタブレット端末で各機能が試せます。導入前の検証段階において、実際のタブレット端末を使用してシステムの操作感や管理画面の視認性を事前確認したい企業におすすめです。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った勤怠管理システムが分かる診断(無料)ができます。ぜひ一度お試しください。
iPad・タブレット対応の勤怠管理システムおすすめ8選
iPad・タブレットで使えるブラウザやアプリを提供している、おすすめの勤怠管理システム8製品について紹介します。機能や特長を詳しく説明しています。
タブレット対応の勤怠管理システム
ハーモス勤怠(HRMOS勤怠)は、転職サイト「ビズリーチ」の運営やクラウド型の業務システムの開発・運営を手掛ける、株式会社ビズリーチが提供する勤怠管理システムです。一番のおすすめポイントは、利用人数が30人以下であれば料金無料ですべての基本機能を利用できる点。利用人数31人以上でも1人あたり月額100円(税抜)から利用できます。
ハーモス勤怠は打刻方法も多彩で、パソコンやスマートフォンでの打刻のほか、共有タブレットでの打刻やビジネスチャットツールでの打刻にも対応しています。iPad、Androidタブレットの両方で利用可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
「ジョブカン勤怠管理」は、人事管理関連の各種クラウドサービスを提供する株式会社DONUTSが運営する勤怠管理システムです。さまざまな規模や業種の法人で利用されており、これまで5万社以上に導入実績があります。
打刻方法が多彩な点が「ジョブカン勤怠管理」のおすすめ理由で、パソコンやタブレットからの打刻のほか、スマートフォンを使ったGPS打刻・ICカード打刻・生体認証など幅広い打刻方法に対応しています。
問い合わせは電話やメール、チャットなどで随時無料で受け付けているため、はじめての方でも安心して導入できる勤怠管理システムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
KING OF TIME(キングオブタイム)はクラウドサービスの開発・運営を行うヒューマンテクノロジーズが提供する勤怠管理システムです。分かりやすい操作性と多彩な機能で、工場・オフィス・飲食店・ホテルなど、幅広い業種の法人に利用されており、ユーザー数は370万人以上に上ります。
打刻方法が多彩な点も魅力の一つで、タブレットやスマートフォン、パソコンでの打刻のほか、ICカード、指紋認証、指静脈認証、iPadでの顔認証などにも対応。各社のニーズに最適な打刻方法が選べます。料金は1人あたり月額300円で、そのほかに初期費用や固定費は必要ありません。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
freee勤怠管理Plus
freee勤怠管理Plusは、クラウド型の給与計算ソフトや会計ソフトの開発を手掛けるfreeeが運営する勤怠管理システムです。iPadなどのタブレットやパソコンでの打刻のほか、ICカードや指紋認証、指静脈認証など多彩な打刻方法に対応しており、ニーズに合わせて最適な打刻方法を選択できます。
サポート体制が充実している点もおすすめポイントで、導入にあたっては選任のアドバイザーが丁寧にサポート。全機能の使い方を網羅したWebマニュアルを提供してもらえるほか、分からないことがあればいつでもサポートデスクに相談できます。とくに、はじめて勤怠管理システムを導入する企業にfreee勤怠管理Plusはおすすめです。
主な機能
ジンジャー勤怠は、クラウド型の人事労務システムの開発・運営を行うjinjerが提供する勤怠管理システムです。打刻方法が多彩な点が特徴の一つで、内勤の従業員は各自のパソコンや入り口に設置したタブレットで打刻、営業職はスマートフォンで打刻、といったようにニーズに合わせて打刻方法を分けることも可能です。
また、従業員の打刻状況をリアルタイムで確認でき、打刻漏れがあれば従業員に通知が送られる機能を搭載。打刻修正の連絡の手間を削減できます。操作画面は極めてシンプルで、不慣れな従業員でも簡単に使いこなせるおすすめの勤怠管理システムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
「マネーフォワード クラウド勤怠」は、お金関連の幅広いソリューションサービスを手がけるマネーフォワードが展開しているクラウド型勤怠管理システムです。勤怠管理だけでなく会計・経費管理・給与計算といった、各種バックオフィス業務全般が1つのシステムで対応できる点が特徴です。
「マネーフォワード クラウド勤怠」では、iPad・タブレットなどの打刻用のデバイスひとつで、従業員全員の打刻を行えます。タブレットをタイムレコーダーとして利用することも可能です。基本勤務制・シフト制・裁量労働制・フレックスタイム制など幅広い雇用形態に対応している点もおすすめポイントです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
クラウドタイムカードシステム
「クラウドタイムカードシステム」は、企業向けWEBシステムのオーダーメイド開発を手がける、クリエイトシステム社が運営する勤怠管理システム。7日間の無料トライアルで、すべての機能を試すことが可能です。また、最も料金の安いプランの場合、初期費用は無料、月額料金は1人あたり50円(税抜)で利用できるため、安い勤怠管理システムをお探しの企業にもおすすめ。
打刻方法は、スマホ・タブレット・パソコンの3種類を用意。システムの導入にあたってタイムレコーダー機器は必要ありません。タブレットをタイムレコーダーとして利用すれば、タイムレコーダーの本体代金や用紙代、インク代などのコストも削減できます。
主な機能
タイムカードは、クラウド型のPOSレジシステムの開発・運用で知られるスマレジが提供する勤怠管理システムです。勤怠管理機能のほか、給与計算機能、年末調整機能を搭載しており、システム一つで従業員の労働時間の集計から給与や賞与の計算までを自動化できます。
パソコンのほか、iPadなどのタブレットやスマートフォンから打刻が可能。複数の拠点の勤怠情報をリアルタイムで把握できます。日報機能も搭載しており、いつでもどこからでもシステム上で日報を提出することが可能。従業員の外出が多い会社やリモートワークを導入している会社におすすめの勤怠管理システムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
iPad・タブレット対応の勤怠管理システム2選【無料プランあり】
無料プランのあるタブレット対応の勤怠管理システムを紹介します。小規模企業や部署単位での導入において、初期費用をおさえて利用を試したい場合におすすめです。
無料プランが使えるタブレット対応の勤怠管理システム
フリーウェイタイムレコーダー
フリーウェイタイムレコーダーは、中小企業向けの業務支援クラウドシステムを開発しているフリーウェイジャパン社が手掛ける勤怠管理システムです。小規模事業者向けの勤怠管理システムで、利用人数が10人までであれば、期間の制限なくすべての機能を無料で利用できる無料プランがあります。11人以上の場合も、月額料金1,980円・ユーザー数の制限なく利用可能です。
ICカード打刻には専用の機器が必要ですが、パソコンやスマートフォン、タブレットの打刻の場合は専用機器は不要です。勤怠管理業務にかかるコストを大幅に削減できる点もフリーウェイタイムレコーダーのおすすめ理由です。
主な機能
Tablet Time Recorder
Tablet Time Recorder(タブレット タイムレコーダー)は、業務システムやスマホアプリなどの開発を手掛けるネオレックスが提供する勤怠管理システムです。iPadをタイムレコーダーとして利用できるシステムで、アプリをダウンロードするだけで簡単に使い始められます。
Tablet Time Recorder(タブレット タイムレコーダー)には無料プランがあり、利用人数3人までならすべての機能を料金無料で利用可能。月額料金は一切不要・期間の制限なく使い続けられます。利用人数が4人以上の場合、初期費用が11,800円発生しますが月額料金は不要。月々のランニングコストを抑えたい企業にもおすすめの勤怠管理システムです。
主な機能
iPad・タブレット対応の勤怠管理システムのメリット
ここでは、勤怠管理システムとタブレット打刻に関する調査情報とiPad・タブレット対応の勤怠管理システムを導入する具体的なメリットを解説します。
iPad・タブレット対応の勤怠管理システム
勤怠管理システムとタブレット打刻に関する調査
2021年に総務省が公表した調査によると、2020年度に勤怠管理ソリューションを導入済みの企業は29.6%(2019年度より1.6ポイント上昇)。Slackなどのコミュニケーションツール、Google Workspaceなどのグループウェア、オンライン会議システム、電子契約システムなどに次いで導入されています。
また、中でもタブレットなどモバイル端末を使った勤怠管理ソリューションの需要は高くなっています。PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年5月~9月に実施した、利用者を対象とした独自調査では、ユーザーの67.6%がモバイルでの打刻を希望していました。
他の打刻方法と並行して希望するユーザーが最も多く47.24%。モバイル打刻のみを希望するユーザーも20.4%でした。このことから、勤怠管理システムでの打刻方法として、iPad・タブレットなどのモバイル利用を望むユーザーは少なくないことが分かります。
iPad・タブレットで勤怠管理するメリット
では、タブレットやiPadなどのモバイル端末で勤怠管理システムを利用するメリットはなんでしょうか。ここでは具体的なメリットを解説します。
タブレットで勤怠管理するメリット
タイムレコーダーの導入が不要
iPad・タブレットがタイムレコーダー代わりになるため、タイムレコーダーを購入する必要がありません。タイムレコーダーの価格は、簡易的なものでも1万円ほど、高機能なものであれば数万円ほどします。もし使っていないタブレットが会社にあれば、端末代金なしでシステムによる勤怠管理が始められます。
打刻忘れを防止できる
打刻漏れの発生を効果的に抑制できる点も重要なメリットです。従来のタイムカード方式では、専用のタイムレコーダー機器にカードを物理的に挿入して打刻記録を行う必要があります。そのため、自席から離れた場所にタイムレコーダーがある場合や急いでいる時に打刻を忘れてしまう従業員もいるでしょう。
タブレット対応の勤怠管理システムであれば、簡単なタッチやICコードをかざすだけの操作ですぐに打刻することができます。会社のドアの開閉と連動できる製品もあり、打刻忘れの対策に大いに役立ちます。
勤怠データの自動集計で業務効率化できる
エクセルや紙での勤怠管理の場合、担当者は毎月、従業員からタイムカードを集め、出退勤データを手作業で集計しなければなりません。勤怠管理システムでは、従業員の勤怠情報を自動的にシステムに集めることが可能です。また、労働時間の計算処理もシステムが自動処理するでしょう。
そのため、タブレット対応の勤怠管理システムの導入により、従来手作業で実施していた業務プロセスの大部分を自動化することが可能です。勤怠管理業務全体の効率性を飛躍的に向上できる点が大きなメリットとなります。
法令違反を防止できる
紙やエクセルでの勤怠管理で難しいのが、従業員の勤怠情報をリアルタイムで把握すること。月の終わりに集計してみたら、残業時間の上限を大幅に超過していたということも考えられるでしょう。勤怠管理システムを活用すると、各従業員の勤務状況をタイムラグなく把握し、法令違反や残業時間の超過前に指摘することができます。
そのため、上司から部下に対して「残業時間の上限に近づきそうだから今月の残業は控えるように」といった指導も行いやすくなります。このように、労働基準法をはじめとする各種法令への違反リスクを事前に防止できる点も、勤怠管理システム導入によるメリットのひとつです。
給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介のコメント
iPad・タブレット対応の勤怠管理システムの選び方
iPad・タブレットに対応していると言っても、どの勤怠管理システムが自社に相応しいかは判断が難しいでしょう。iPad・タブレット対応の勤怠管理システムを選ぶ際、着目すべきポイントを解説します。
タブレット対応の勤怠管理システムを選ぶポイント
自社のタブレットやiPadに対応しているか
必ず確認する必要があるのが、勤怠管理システムが自社のタブレットやiPadに対応しているかどうかです。専用のアプリをインストールし打刻する勤怠管理システムの中には、対応OSが限定されている製品もあります。たとえば、自社のタブレットのOSがAndroidであるのに、対応OSがiOSのみの製品を導入すると、Androidタブレットはタイムレコーダーとしては利用できません。新たにiPadを購入する必要があります。iPad・Androidタブレットの両方が使える製品が主流ですが、念のため、勤怠管理システムを導入する前に対応OSを確認しましょう。
従業員が使いやすい勤怠管理システムか
勤怠管理システム導入時に優先して検討すべき要素として、従業員の操作性・利便性があります。勤怠管理システムを日常的に使用するのは現場の従業員であるため、従業員にとって使い勝手の悪いシステムを選定してしまった場合、組織全体でのシステム定着・浸透が困難になる可能性があります。
従業員の使いやすさを確認するのに手っ取り早い方法が、実際に使ってもらうことです。無料トライアル期間を用意しているケースも多いため、無料トライアル期間に実際に従業員にシステムを使ってもらい、従業員に評判がよいシステムを選ぶのがおすすめです。
ほかのシステムと連携できるか
勤怠管理システム選定時の重要な評価基準として、「他業務システムとの連携・統合機能」という観点があります。勤怠管理システムには、給与計算システムや財務会計システムなど、関連する業務システムとのデータ連携に対応した製品が多いです。
具体例として、勤怠管理システムと給与計算システムを連携設定することにより、従業員の勤務時間集計作業から給与計算処理までの一連の業務フローを完全自動化することが可能になります。現在利用している業務システムがある場合は、そのシステムと連携可能な勤怠管理システムを選ぶのがおすすめです。
給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
古谷 功介のコメント
まとめ:タブレット対応の勤怠管理システムで勤怠管理業務を効率化しよう
タブレット対応の勤怠管理システムは、スムーズに勤怠管理を始められる点がメリットです。手持ちのタブレットを活用すれば打刻機の購入は不要なので、コストを抑えて勤怠管理のシステム化を進められます。タブレットを使って効率的な勤怠管理をしたいとお考えの担当者は、ぜひ導入を検討してみてください。PRONIアイミツでは、さまざまな条件で勤怠管理システムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
しかし2025年現在、タブレット対応の勤怠管理システムは数多くリリースされているため、自社に最適な製品を選定するのは大変です。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけでおすすめの勤怠管理システムが分かる診断(無料)を用意しています。希望要件に合った複数社のシステムをご案内できますので、ぜひ診断をお試しください。
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給与計算・勤怠管理・労務相談のプロ
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