【2025年最新】AI(人工知能)搭載型のCRMおすすめ8選
AIの発達は、CRMの分野でも活かされており、顧客管理の面でもAI搭載型のCRMを活用することで、今まで以上に綿密なサポートや効率的なアプローチが可能となっています。本記事では、AI搭載型のおすすめCRMを紹介するとともに、AIによる機能面のメリットも紹介しています。ぜひ参考にしてください。
- AI(人工知能)とは?
- CRMでのAI(人工知能)役割とメリット
- CRMでのAI(人工知能)の主な機能
- 【比較表】AI(人工知能)を搭載したおすすめのCRM
- AI(人工知能)を搭載したCRMおすすめ8選
- AI搭載型のCRMを活用する際のポイント
- AI(人工知能)搭載型のCRMまとめ
AI(人工知能)とは?
AIとは、Artificial Intelligenceを省略した言葉であり、人工知能のことです。コンピューターの性能が発達したことから、コンピューター自身が学ぶことが可能となり、過去の学習の内容から最適な予測を出すことができるようになりました。
機械学習では、コンピューターが分析・予測を自動化していますので、私たち人間が見落としてしまう可能性のある問題をいち早く発見します。
他にも、ディープラーニングを用いた音声認識や画像認識をする機能があります。例えばレシートや手書きの文字を撮影した際に自動的に文字として取り込むシステムや音声を聞かせると自動的に文字に書き起こすシステムなどです。
特にビジネスの分野でのAI活用は活発であり、大量の顧客から見込み顧客の検知をいち早く行えたり、過去のデータや天気、近くで行われるイベントなど様々な情報からどの店舗で何がどのぐらい売れるかを予測するシステムなども提供されています。
CRMでのAI(人工知能)役割とメリット
ビジネスの分野で広く使用されるようになっているAIですが、CRMの領域でも取り入れられることが多くなっています。顧客のニーズが多様化している中で、企業はより細かい顧客の理解が求められていますが、人間が収集できるデータ量や分析には限界があります。
そうした中で、人間の役割とAIの役割を分けて考えることが非常に大切になってきています。
日々増えていく顧客データをビッグデータとして、蓄積していくことで、マーケターや営業担当者は、より大局的な判断や合理的な営業活動が可能となり、結果として、1人1人の顧客に対して最適なアプローチが可能となります。
つまり、AIが発達したことにより、日々の業務は効率化され、人間がやるべきことはそのデータを用いてどう判断するかということに比重が置かれるようになっています。
ただし、機械学習のデータは必ずしも正しい訳ではなく、正しいデータと膨大な数の学習による予測なので、サンプル数が少なかったり、データのモデリングに問題があると、偏った分析結果となってしまいます。ですので、AI・機械学習というものの特性を理解しておかなければ、誤った判断をしてしまうという認識も持っておくことが大切です。
CRMでのAI(人工知能)の主な機能
AIを搭載されたCRMの主な機能は、営業活動の効率化と顧客行動の予測です。それぞれの機能についてどのような部分がより効率化されるか、詳しくご説明します。
AI搭載型のCRM導入する際には、営業活動を効率化したいのか、もしくは顧客行動の効率化でマーケティング活動を効率化したいのかという目的意識を持っておきましょう。
営業活動の効率化
AI機能を搭載しているCRMは、営業活動の効率をより高めることができます。
営業担当者の日々のCRMの使用状況やチームでの活用状況から無駄な動きをしていないか、オペレーションフローを自動化することで効率化できないかということを提案してくれます。
例えば、定期的に最新の顧客データのアップロードをするというオペレーションに慣れていると、その行為が当たり前となっており、当事者の感覚では効率化しようという思考にはなりづらいでしょう。その際に、AIがCRMの使用状況や使用タイミングを把握していることで、業務フローの改善や自動化の提案を出してくれます。
このように複数の担当者のCRM状況をAI側で把握することで、今まで気づかなかった観点での業務効率化が可能となります。
顧客行動の予測
AI機能を搭載しているCRMは、顧客行動の予測も機能に含まれています。フォローメールや開封率を予測できる点は、自社にとって大きなメリットです。
メール配信の面においては、開封率やコンバージョン率などの過去のデータからどういう属性の顧客に、どのタイミングで、どんな内容のメールを送るのがもっとも最適かを、過去のCRM上のデータから推測してくれます。
また、営業活動面においても、自社のクライエントとなり得るリード企業の情報や担当者の役職、過去の行動履歴やアプローチ状況などから、どのタイミングでの接触やどのような形での提案が最適かを予測してくれます。
このように、日々のデータを正しく蓄積しておくことで、機械学習の精度は増し、効率的なマーケティング活動が可能となります。
【比較表】AI(人工知能)を搭載したおすすめのCRM
ここからはAI(人工知能)を搭載したおすすめのCRMを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するCRMでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、CRM選びの参考にしてください。
AI(人工知能)を搭載したCRMおすすめ8選
ここまで、AI搭載型のCRMの一般的なメリットを述べてきましたが、一口にCRMと言っても機能や特徴は様々です。
ですので、ここからは個別のAI搭載型のCRMについて特徴や導入実績、機能面について説明していきます。
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料金
月3,000円/1ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
12ヵ月
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最低利用人数
なし
SalesForce SalesCloudは、月額3千円から始められるAI搭載型のCRMです。株式会社セールスフォース・ジャパンが提供しており、世界的に活用されているCRMです。また、AI機能面の開発にも力を入れており、営業活動の効率化や見込み顧客の予測など最適なアプローチを提案してくれます。
SalesForce SalesCloudに商談状況を集約させることで、誰がいつ、どのようなアプローチで営業活動を行なっているかを可視化できるので、日々のPDCAを高速に回すことができます。また、外出先からも商談状況を確認できるので、リモートワークの多い企業にもおすすめです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
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インターフェースが見やすい チャット機能や掲示板などがあり、自然と利用率が向上している データの蓄積に役立つ
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使い勝手も性能も画面周りも素晴らしくて使いやすいです。初心者でも簡単に使えております。
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料金
月18,000円 -
初期費用
0円
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
Eight Teamは、名刺管理に特化したAIを搭載しているCRMです。日本に拠点を置いている企業ですので、安心と信頼感があります。
月額1万円で400ユーザーの利用が可能です。大規模な営業チームを抱えており、営業活動を効率化したい企業におすすめしたいCRMです。名刺を撮影すると自動的に情報を取り込みますので、リード企業のデータを一括管理できます。
また、Eightを使えば、URLやQRを送るだけでオンラインでの名刺交換が可能であり、相手がEightを使っていない場合でも名刺交換が可能となっています。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- リードのタグ設定
- 名刺管理機能
- データのインポート機能
- メールサポートあり
- Pマーク
- 通信の暗号化
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写真を撮るだけで自動入力してもらえる上、管理がしやすくなった 名刺を持ち歩かなくても、いつでも見ることができる アプリから電話をかけられる
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新たに名刺交換した人をiPhone連絡先に入力しておかなくても、着信時に氏名が表示されるのが非常に便利です。 名刺交換日時を正確にしておくと、iPhoneカレンダーの過去のスケジュールと照らし合わせることができ、その方とどの様な会合で名刺交換したかが一目瞭然なのも良いです。
Sales Force Assistant
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料金
月3,500円/ユーザー -
初期費用
50,000円
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最低利用期間
6カ月
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最低利用人数
なし
Sales Force Assiatantは、経営を改善する目的で作られたAI搭載のCRMです。1990年代から経営コンサルティングを行なってきた、NIコンサルティングが提供しているサービスになります。
普段外回りなどの営業を行う方々のサポートを重視しており、営業支援に重きを置いています。特にAI機能では、営業面のフォローを重視しており営業準備やクレーム対応なども可能です。
営業担当者1人1人に専属のAI秘書が付きますので、営業の業務を効率化し、目標達成への伴奏支援、運用面のアドバイスをしてくれます。また、1人1人に合わせた自由なレイアウトを作成できるので、営業担当の使いやすいようなカスタマイズが可能です。
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
- 名刺管理機能
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とてもスピーディーなシステムなので、いろいろなアイテムごとに連動している。初心者でも使い勝手が良く、サポートサービスも充実しているので、とても素晴らしい出来映えだと思われます。
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初めて使う社員でも、解り易く使いやすいので、年齢関係なく使いこなせて良いと思います。疑問に思った事を教えて貰えるカスタマーサービスも有るので安心。
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料金
月27,500円/5ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
Mazrica Salesは、営業支援システムを導入したAI搭載のCRMです。営業のサポートをメインとし、AIの機能で営業データの自動入力が可能であることやリスク分析までしてくれます。
現場での営業がどのくらい進んでいるかなど、リアルタイムで見ることができるため、営業の状況を管理者が見やすいようになっています。また、スマートフォンなどからもモバイルアプリを使用すると入力できるため、営業担当者の使い勝手も良いです。
各担当の営業進捗状況が見える案件ボード機能も備えているので、マネージャーは状況を把握しやすく、またリモートワークでの営業活動も円滑に行えます。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
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分かりづらい点があるが結果が出ているので、かなり効率的に運用してる。インターフェースもわかりやすい。
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とても使いやすく便利で業務の効率化に役立っているところです。
Dynamics 365
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料金
月9,745円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
Dynamic 365 Salesは、アメリカに拠点を置くマイクロソフト関連のAI搭載のCRMです。AIの機能では、過去のデータからの顧客ニーズのキャッチや市場変化の予測面が強くなっています。
単独で利用することも可能ですが、複数の機能を使用して利用も可能です。月額5千円からですが、提供元がマイクロソフトであり、高いパフォーマンスを発揮します。
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料金
月1,680円 / ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
Zoho CRMは、BtoB・BtoCを問わず使用されている25万社以上が利用するAI搭載のCRMです。初期費用は無料ですが、有料プランと無料プランに分かれています。
オーダーメイドのCRMが作成できるようになっており、企業オリジナルのCRMを作成できます。AIでの自動入力機能はもちろん、CRM・SFAの両方の機能を備えており、ハイパフォーマンスなCRMとなっています。
直感的に使いやすいデザインも特徴であり、好みのデザイン・カスタマイズが可能な点も人気のポイントです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
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とても使いやすかったと思いました。 SFA/CRMを導入することになり色々迷ってはいましたが、とても使いやすくこれにしてよかったです。
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顧客と接触後、次回の接触履歴を管理できる点。また、顧客の属性ごとにフィルターをかけられるので、優先順位がつけやすい。
GeAlne
GeAlneは、日本を拠点にしているAI搭載のCRMですが、特にSFAに力を入れています。アポイントに重点を置いたCRMで、新規営業開拓におすすめです。問い合わせフォームや企業メールに対して自動でアプローチすることが可能となっています。
大量になりがちなリストの送信や営業の文書が、AIのサポートによって自動に入力可能なことから、新規事業に向いています。RPAの技術を用いて、定型業務を自動化することで、営業担当者は本来集中すべき業務に専念できます。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
CCReB AIは、日本を拠点にしたククレブ・アドバイザーズのAI搭載のCRMです。中期営業計画の解析と見込み顧客の予測が特徴となっています。中期経営計画を解析することで、不動産ニーズのある企業に効率的に営業をかけることができます。有価証券報告書から自社がアプローチすべきキーパーソンや不動産を賃貸賃借している企業・個人を抽出してくるため、これまで人力で有価証券報告書を確認していた業務から解放されます。
AI搭載型のCRMを活用する際のポイント
AI搭載型のCRMをうまく活用することで、大幅な営業の効率化や見込み顧客に対するアプローチが可能となるでしょう。しかし、AIが絶対的に正しいというわけではありません。
AIの予測は過去のデータに基づくので、データに欠損があったり、サンプルが少ないと正しい予測は困難になるでしょう。だからこそ、営業担当者やマーケティング担当者は、どういうデータをAIに与えているか、サンプルは十分か、予測データは十分合理的なものであるかということを個別に判断していく必要があるでしょう。
また、正しいデータを貯めるという部分では、全社の協力と理解もかかせません。学習予測はデータの正確性と量に依存するため、社内の受け入れ体制やオペレーション上の変革コストなどもよく吟味した上で導入しましょう。
ツールの導入は確かに強力ですが、使いこなせないとかえって非効率化を招いてしまいます。自社の体制にとってどういうCRMであったら最適かということをよく考えてみてください。
AI(人工知能)搭載型のCRMまとめ
ここまでAI搭載型のCRMについてご説明しました。AIは、人間が把握できる情報量以上の大量の顧客データを管理し、効率化の提案をしてくれます。
顧客のニーズが多様化し、潜在的な需要に対するアプローチがより重要になっているからこそ、AIの力をうまく活用できるかは今後の販促活動の戦略を立てる上で非常に重要な部分になるでしょう。
AI搭載のCRMを導入すると、過去のデータから読み取れる最適なタッチポイントの提案による営業活動の効率化や、LTV観点でのリピート率やCVR見込みなどの顧客行動の予測が可能です。
また、クラウド型のCRMと他のツールを連携させることで、さらに学習が加速するCRMもあります。自社のツール使用状況や、従業員のオペレーション体制、チーム体制などからぜひ自社に合った、AI搭載型のCRMを検討してみてください。
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