CRMおすすめ19選を徹底比較【2024年最新】
「CRMを比較して、候補を絞りたい」「自社に合うおすすめのCRMを知りたい」という方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、CRMを厳選比較し、特におすすめのCRMを19選でご紹介します。CRMの比較表やCRMの選び方・比較ポイントも解説しますので、予算内で自社に最適なCRMを導入したい営業・マーケティング担当者はぜひご覧ください。
- CRMツールの比較表
- CRMツールの選び方・比較ポイント
- 【2024年最新】CRMツールおすすめ19選
- CRM(顧客管理ツール)とは
- CRM・SFA・MAの違い
- CRMツールの機能と特徴
- CRMツールを導入するメリット
- まとめ:費用を比較し、自社に合ったCRMツール導入がおすすめ
- よくある質問
CRMツールの比較表
CRMとは、顧客との良好な関係を構築するためのツール、あるいは、その施策を指します。CRMの導入で、顧客情報を収集・管理できるようになり、最適なマーケティング施策を打ち出せるようになります。
2024年現在、CRMツールを提供する業者は30社以上あり、担当者自身で比較して選ぶのは非常に大変です。ここでは特に人気のCRMツール19社を厳選し、料金比較を行います。無料トライアルや無料プランの有無もご確認いただけますので、CRMツールの導入を検討中の方はぜひご覧ください。
サービス名 | 初期費用(税抜) | 月額料金(税抜) | 無料プラン | 無料トライアル または 無料デモ |
---|---|---|---|---|
kintone | 無料 | 780円~/1ユーザーあたり | × | 〇 |
FlexCRM | 無料 | 1,200円~/1ユーザーあたり | × | 〇 |
Zoho CRM | 無料 | 1,680円~/1ユーザーあたり | 〇 | 〇 |
HubSpot | 無料 | 2,400円~/2ユーザーまで | 〇 | 〇 |
Salesforce Sales Cloud | 要問い合わせ | 3,000円~/1ユーザーあたり | × | 〇 |
eセールスマネージャーRemix | 要問い合わせ | 3,000円~/1ユーザーあたり | × | 〇 |
戦略箱ADVANCED | 要問い合わせ | 4,000円~/1ユーザーあたり | × | 〇 |
GENIEE SFA/CRM | 要問い合わせ | 29,800円~/10ユーザーあたり | × | 〇 |
Mazrica Sales | 無料 | 27,500円~/5ユーザーあたり | × | 〇 |
Synergy! | 要問い合わせ | 15,000円~ | × | 〇 |
うちでのこづち | 要問い合わせ | 50,000円~ | × | 〇 |
Knowledge Suite | 無料 | 50,000円~/1法人あたり | × | 〇 |
クラウドサービスサスケ | 要問い合わせ | 基本料金50,000円 + 1,000円 /1ユーザーあたり |
× | 〇 |
ネクストSFA | 無料 | 50,000円~/5ユーザーあたり | × | 〇 |
Customer Rings | 要問い合わせ | 要問い合わせ | × | 要問い合わせ |
KARTE | 要問い合わせ | 要問い合わせ | × | 〇 |
ホットプロファイル | 要問い合わせ | 要問い合わせ | × | 〇 |
JUST.SFA | 要問い合わせ | 要問い合わせ | × | 〇 |
Sansan | 要問い合わせ | 要問い合わせ | × | 〇 |
「Salesforce Sales Cloud」は、業界トップの導入実績があるCRMツールです。顧客情報の管理だけでなく、豊富な機能が搭載されています。営業を支援する仕組みにより、営業活動も強力にサポート可能です。「戦略箱ADVANCED」は、純国産のCRMツールで、顧客情報に紐づく情報を1画面で把握できる点が特徴です。「Zoho CRM」「HubSpot」には無料プランが用意されていますので、導入前に運用し費用対効果を確認できます。
CRMは顧客管理を効率化できるため、多くの企業が導入を進めています。金融庁が行った調査では、CRMでのデータ活用による収益機会の拡大などが「導入効果想定通り」83.7%、「導入効果想定以上」8.2% と報告されました。
引用:金融庁 令和2年 金融機関のITガバナンス等に関する調査結果レポート「データ活用後の評価」
上記データから、企業の収益機会の拡大や企業の成長に、CRMツールの活用が必要とされていることが分かります。今後企業が成長していくためには、CRMツールで業務を効率化し、生産性を上げていくことが不可欠と言えます。
CRMツールの選び方・比較ポイント
CRMツールの選び方・比較ポイントは次の6点です。
- 提供形態はクラウド型かオンプレミス型か
- 自社に必要な機能は揃っているか
- 既存システムとの連携は可能か
- セキュリティ・サポート体制は万全か
- 担当者が操作しやすいシステムか
- トータルコストで費用を比較
提供形態はクラウド型かオンプレミス型か
CRMツールの提供形態は、大きく分けてクラウド型とオンプレミス型があり、それぞれ特徴や費用が異なるため、どちらの形態を選ぶのかを決めておきましょう。
導入形態 | 特徴 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
クラウド型 | リーズナブルで導入しやすい | 無料〜10万円ほど | およそ1,000円~/人 |
オンプレミス型 | カスタマイズ性に優れ、セキュリティに強い | ・ライセンス発行:2~10万円/人 ・サーバー設置:5万円 ・パッケージ料金:5~10万円 |
会社により大きく異なる |
クラウド型CRMツールの場合、初期費用が抑えられ導入しやすく、保守運用の人的リソースを削減できる点からもおすすめです。また、サーバーを立てる必要がなく、導入スピードが早いのも魅力です。ただし、自社仕様にカスタマイズしたいという場合は向いていません。
一方、オンプレミス型CRMツールの場合、自社サーバーにシステムを構築して社内ネットワーク内にて利用するため、カスタマイズ性が高いだけでなく、セキュリティリスクも抑えられます。しかし、その分システムの構築に時間を要し、導入コストもかさみます。
自社に必要な機能は揃っているか
CRMツールは各社の製品によって搭載されている機能が異なるため、CRMツール導入前に自社に必要な機能は揃っているかを比較しましょう。顧客情報の管理だけでなく、営業支援機能も搭載したシステム、顧客情報の分析まで行えるシステム、メールや各種SNSと連携してOne to Oneマーケティングに活用できるシステムなど、各社ごとにさまざまな機能を提供しています。
自社にとって外せない必要な機能は何か、将来的に必要となる機能は何か、を前もって整理しておくと、CRMツールを比較する際にスムーズです。また、CRMツールはシステム上にデータを蓄積していくため、一度導入すると、他社製品への切り替えには手間がかかります。事前にCRMツールの候補を複数ピックアップし、比較検討しましょう。
既存システムとの連携は可能か
自社で利用している既存システムとCRMツールを連携できれば、システム間のデータ共有が容易になり、手間を大幅に軽減できます。例えば、顧客からの問い合わせ向けにコールセンターを運営している場合、利用しているCTIシステムとCRMツールを連携できれば、顧客データを相互に連動することが可能になります。また、会計ソフトとCRMを連携できれば、顧客の案件管理から請求管理までまとめて行えます。連携により業務を効率化できるため、自社で利用中の既存システムと連携が可能か必ずチェックしましょう。
セキュリティ・サポート体制は万全か
CRMツールでは多くの顧客情報を取り扱うため、セキュリティ・サポート体制は万全かを確認しましょう。CRMツールのセキュリティ面においては、IPアドレスによるアクセス制限が可能か、多要素認証は可能かといったログイン時の機能に加え、データや通信が暗号化されるかも比較しましょう。CRMツールのサポート面においては、 導入時のサポートだけでなく、定着までのノウハウや運用中のフォローが充実しているかも含めて検討しましょう。
CRMツールは導入後すぐに効果が出るものではなく、一定期間は顧客データの蓄積に時間を要します。電話やメール、チャットなどによって、いつでも相談できるサービスを選んでおけば、CRMツールの運用中に不明点が出た場合も安心です。また、導入実績が豊富なベンダーは比較的サポートが手厚い傾向にあります。CRMツールを始めて利用する企業には、多くのノウハウを持ち、サポート体制の整ったサービスがおすすめです。
担当者が操作しやすいシステムか
担当者が操作しやすいシステムかは業務の効率化と直結するため、操作性がよいCRMツールを選びましょう。CRMツールを導入する際には、無料トライアルや無料デモなどを必ず活用し、実際に画面を操作し使いやすいと感じるかどうか、業務が効率化しそうかを確認してください。また、現場で利用する担当者にとって操作画面が使いにくいと、ストレスを与えてしまい、定着しないケースもあります。CRMツールの操作性を確認する際には、必ず実際に利用する担当者の意見を取り入れましょう。
トータルコストで費用を比較
CRMツールは初期費用・月額料金だけでなく、場合によってはオプション料金も考慮し、トータルコストで費用を比較しましょう。例えば、初期費用が無料で月額料金が高めのツールもあれば、初期費用は数万円かかるものの月額料金が比較的リーズナブルなツールもあります。料金形態も、ユーザー単位、企業単位などさまざまです。
また、機能が豊富なことを考慮すればコストパフォーマンスが高いCRMツールも存在します。単に値段の安い・高いだけで比較するのではなく、運用コストも考慮してトータルコストはいくらかかるのか、どれほど業務が効率化しそうかといった2つを軸に比較しておくと安心でしょう。
CRMツールの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCRMツール(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【2024年最新】CRMツールおすすめ19選
2024年最新比較で、おすすめのCRMツール19選を紹介します。コストパフォーマンスに優れ、導入実績が豊富なおすすめのCRMツールをお探しの方は、機能や費用の比較にぜひご参考ください。
- kintone
- FlexCRM
- Zoho CRM
- HubSpot
- Salesforce Sales Cloud
- eセールスマネージャーRemix
- Knowledge Suite
- 戦略箱ADVANCED
- GENIEE SFA/CRM
- Mazrica Sales
- Synergy!
- うちでのこづち
- ネクストSFA
- Sansan
- Customer Rings(カスタマーリングス)
- KARTE
- クラウドサービスサスケ
- ホットプロファイル
- JUST.SFA
kintone(キントーン)は、サイボウズ株式会社が提供するCRMです。ノーコード/ローコードアプリツールで、顧客リストアプリや顧客サポートパックアプリ、案件管理アプリ、プロジェクト管理アプリなど数多くのアプリが用意されています。
必要なアプリだけを選んでカスタマイズできるのが最大の魅力です。機能が豊富なだけでなく、100種類以上の外部サービスとも連携でき、拡張性にも長けています。また、メールを複数人で一元管理できるサイボウズの「メールワイズ」と連携できると、kintoneの顧客管理アプリからメールを送信したり、メール履歴を表示させたりとマーケティングにフル活用できます。
利用料金は、1ユーザーあたり月額780円(税抜)からとリーズナブル。無料トライアルは30日間利用可能です。「自社の業務内容に合わせて、システムをカスタマイズしたい」「外部システムと柔軟に連携したい」という方に、kintoneはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 案件管理機能
- スケジュール管理機能
- データのインポート機能
FlexCRMは、株式会社G.FLEXが提供するCRMです。顧客の基本的なデータやこれまでの購買履歴、対応履歴を管理できる顧客管理機能のほか、日報作成・管理や目標管理、見積もり・請求書管理などを行えるSFA(営業支援)機能、コールセンターの運営もサポートできるお客様サポート機能など、幅広い機能が搭載されています。
機能が充実していながらも料金がリーズナブルで、初期費用は無料。利用料金は、スタンダードプランが1ユーザーあたり月額1,200円(税抜)、プレミアムプランが1ユーザーあたり月額2,000円(税抜)です。さらにカスタマイズして利用したい場合は、見積もりを取ることでエンタープライズプランにて利用できます。
「低価格、かつ、高性能なクラウド型CRMを導入したい」「自社にマッチした顧客データベースを簡単に構築したい」という企業に、FlexCRMはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
Zoho CRMは、ゾーホージャパンが提供するCRMです。顧客の氏名・住所・連絡先などの基本情報、商談履歴や提案書といった関連情報に至るまで、全ての情報を一元管理・共有でき、営業プロセスの可視化に役立ちます。
多機能でありながら、直感的で使いやすい操作性のインターフェイスを採用している点もおすすめ。レポートの作成やフォローメール送信の自動化により、営業活動の効率化を実現します。サポートも充実しており、困った時には豊富な経験を持つZoho 認定パートナーによるコンサルティングを依頼できます。
15日間、無料のトライアルを提供。ほぼ全ての機能を使用することができ、操作性や自社にあったシステムかを判断できます。利用料金は、1ユーザーあたり月額1,680円(税抜)からです。「まずは無料プランで運用を試したい」「低コストで、誰にでも使いやすいCRMを導入したい」とお考えの企業に、Zoho CRMはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- とても使いやすかったと思いました。 SFA/CRMを導入することになり色々迷ってはいましたが、とても使いやすくこれにしてよかったです。
- 顧客と接触後、次回の接触履歴を管理できる点。また、顧客の属性ごとにフィルターをかけられるので、優先順位がつけやすい。
HubSpot
HubSpotは、HubSpot Japan株式会社が提供するCRMです。顧客管理やカスタマーサービス、営業支援、コンテンツ管理、マーケティングなどといったビジネスに必要なアプリケーションを1つに集約したCRMプラットフォームです。
さまざまな角度から顧客管理やデータ活用をサポートします。直感的で見やすいダッシュボードで、リアルタイムに営業パイプラインを可視化できる点もおすすめ。売上目標営業チームの活動、生産性、業績に関する詳細なレポートは成果目標の達成に役立ちます。GmailやSlack、Shopifyといった外部サービスとの連携も可能です。
無料トライアル・無料プランが用意されています。利用料金は、スタータープランが2ユーザー月額2,400円~(税抜)です。「直感的に操作できるCRMで、現場にスムーズに定着させたい」「無料プランを使って、費用対効果を確認したい」という方には、HubSpotがおすすめです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 比較的扱いやすく、使いやすいように感じます。導入してから作業効率は、以前に比べて高くなったように思います。今後も使用していきたいと思います。
- 顧客データの管理がしやすく、他のデータと突合して見込み度などを把握しやすい。専門部署のサポートが無くともある程度までは活用できるのもよい。
Salesforce Sales Cloudは、株式会社セールスフォース・ジャパンの提供するCRMです。顧客管理をはじめ案件管理やリード管理、ファイル管理やワークフローなど、ビジネスに必要な幅広い機能が搭載されてます。
顧客管理においては、企業名や連絡先、これまでの対応履歴や活動履歴、社内におけるやりとりまですべての情報を集約でき、Twitterや FacebookなどのSNS情報も連携可能です。リアルタイムでの情報確認を可能にし、素早い市場投入戦略を実現。営業プロセスをスムーズにし、デジタル営業を成長へと導ける点もおすすめです。
利用料金は、1ユーザーあたりの月額3,000円(税抜)からで、4つのプランが用意されています。「世界と日本でシェアNo.1のCRMを使いたい」「顧客管理だけでなく、営業活動も支援してほしい」「豊富な機能を搭載したCRMを使いたい」という企業に、Salesforce Sales CloudはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 部門単位で紙で管理されていた顧客情報を統一管理することができた。また、クラウド製品なので外出先からでも利用が可能で常に最新の情報を部門を超えてアクセス可能。
- チャットで女性のアニメーションキャラクターが画面に出てきて話しかけてくれるので、親しみやすい。また、操作で迷っているとAIで適宜アドバイスをしてくれる。
eセールスマネージャーRemixは、ソフトブレーン株式会社が提供するCRMです。導入実績5,500社以上で、185業種以上の企業に利用されており、利用継続95%の実績を誇ります。ダッシュボード、タイムライン、スケジュール、顧客・人脈情報、商談リスト、予算・実績情報など業務に必要な情報の管理、共有に役立ちます。
担当者がさまざまなアドバイスを行う「顧客アドバイザーサービス」、活用方法や使用方法を記事・動画で案内する「活用支援サイトサービス」、1年で約1,000名参加の多彩なコンテンツ「集合型研修サービス」など、充実したサポート体制により99.99%の稼働率を実現。サポート体制を必要とする初心者には特におすすめです。
利用料金は、1ユーザーあたりの月額3,000円(税抜)からです。「パソコン、スマートフォン、タブレットなどあらゆるデバイスから情報を入力をしたい」「予実管理が分かりやすいシステムが良い」「商談進捗や担当者の活動内容などを一目で把握したい」という企業に、eセールスマネージャーRemixはおすすめです。
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 名刺管理機能
Knowledge Suite
Knowledge Suiteは、ブルーテック株式会社が提供するCRMです。あらゆる商談に必要となる「名刺」をスムーズにデジタル化します。名刺情報を高速、かつ、正確にデータ化でき、名刺データをCRMに役立てられる点がおすすめ。
Knowledge Suiteでは、データ化した名刺情報は自動的に顧客データに蓄積され、営業活動情報などのデータと紐付け一元管理することが可能です。マーケティングや営業だけでなく、総務・人事まであらゆる業務で役立てられます。読み込んだデータの補正作業は、国内スタッフが名刺情報を目視し修正しているため外部に情報が漏れる心配がありません。
低コストで運用できる理由は、1法人単位の契約で、ユーザー数無制限で利用できるから。料金はSFAスタンダードプランが月額50,000円(税抜)です。「書類の提出などをCRM上で行い、テレワークの生産性をあげたい」「グループウェア、SFA、CRM、ビジネスアプリケーションをオールインワンで使いたい」とお考えの企業に、Knowledge SuiteはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
- 企業情報の自動取得機能
戦略箱ADVANCED
戦略箱ADVANCEDは、株式会社インフォファームが提供するCRMです。SFA機能をそなえた純国産CRMで、社内のDXを推進できます。10年以上の長期にわたり利用している企業が多い実績豊富なサービスです。
業種・業態を選ばない汎用性の高さが特徴で、顧客情報に紐づく情報のすべてを1画面で把握可能。顧客管理に加え、スケジュール管理、活動管理、商談・受注・売上管理、各種集計、掲示板、クレーム管理、データ連携機能も搭載しています。
経験豊富な専任担当のサポートで、システム運用の定着もスムーズです。「きめ細かな設定ができるCRMを導入したい」「営業支援や顧客管理にとどまらず、全社ポータルとして活用したい」とお考えの企業に、戦略箱ADVANCEDはおすすめのCRMです。利用料金は、クラウド型であれば1ユーザーあたり月額4,000円(税抜)です。
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 名刺管理機能
- 案件管理機能
- 予実管理機能
GENIEE SFA/CRMは、株式会社ジーニーが提供するCRMです。顧客管理をはじめ、商談管理やタスク管理、名刺管理、レポート作成やMA連携など便利な機能が充実しながらも、月額料金がリーズナブルで利用しやすいです。
始めやすい価格でありながら使いやすさにも優れており、シンプルな管理画面は誰でも直感的に操作可能です。セキュリティ性能も優れ、IPアドレスによるアクセスできるユーザーを制限できます。
利用料金は、10ユーザーあたり月額29,800円(税抜)からで、利用人数はすべてのプランにおいて10ユーザーまで利用可能となっています。「SFA機能も兼ねそなえた純国産のCRMを利用したい」「項目設定やデータ移行を、ドラッグアンドドロップで簡単に実行したい」とお考えの企業に、GENIEE SFA/CRMはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 名刺管理機能
Mazrica Salesは、株式会社マツリカが提供するCRMです。現場主導のクラウド型のSFAの機能も持ち合わせており、SFA/CRMツールとして活用されています。自動入力機能とAIを活用し、営業成果の最大化とビジネスの成長をサポートします。
多くの営業組織が抱える「営業の属人化」の問題を解消するためには、ツールの導入だけではなく、現場でツールを使いこなすことが重要です。Mazrica Salesは誰でも直感的に使いこなせる画面構成が特徴で、スマホアプリからも入力でき、商談時にもスムーズに操作できます。機能としてはアクション管理機能や、アクションに対するコメント機能、売上や営業進捗率のレポート機能が搭載されており、現場の営業活動を見える化します。また、多くのクラウドツールと連携でき、営業組織全体のナレッジ共有が可能です。
利用料金は、5人のユーザーを含み月額27,500円(税抜)からです。無料トライアルも用意されています。「マルチデバイス対応のCRMで大幅な効率化を実現したい」「現場でスムーズに利用できる、操作しやすいCRMを導入したい」とお考えの企業に、Mazrica SalesはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 分かりづらい点があるが結果が出ているので、かなり効率的に運用してる。インターフェースもわかりやすい。
- 基本の使い方をマスターすると、そこまで複雑な操作はないから、比較的扱いやすいと思う。サポートも特に必要なく、今では快適に利用させてもらっている。
Synergy!は、シナジーマーケティング株式会社が提供するCRMです。必要な機能だけを厳選搭載したクラウドベースの国産CRMです。ITreviewのCRM部門、MA部門でLeader章受章(CRM部門では6回連続)した実績を持ち、多くの方に利用されています。
集客、顧客情報の統合・一元化、クロスチャネル・メッセージング、分析まで、マーケティング課題を解決する機能を搭載しています。マニュアル不要のシンプルな画面デザインは操作性抜群。社内の定着化もスムーズに進みます。セキュリティ対策も万全で、細やかな権限設定・操作ログ・強制ログオフ・二重ログイン検知などが利用できます。顧客満足度80%の無料サポートセンターも完備し、ニーズに合わせたプラン、設定を提案する活動支援サービスも利用可能です。
利用料金は、基本機能(フォームとデータベース)のみの場合月額15,000円(税抜)から。その他はメール配信が10,000円(税抜)〜、アンケートが15,000円(税抜)〜など、機能によって料金は異なるため、見積もりをとって確認しましょう。「セキュリティ対策が万全な安心できるCRMを選びたい」「必要機能のみを厳選搭載したシンプルなCRMが良い」とお考えの企業に、Synergy!はおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
- 企業情報の自動取得機能
- リードナーチャリング機能
- LINEメッセージ配信機能
- アイコンのカラーが気分を明るくしてくれる。メールや紙の決裁が減り、時短になった。形式にとらわれず、気軽にやり取りができる。
- 顧客リストや提案書、見積書など営業全般の事務管理の効率が良くなる。SFA/CRMを初めて使う人でも分かりやすい。
うちでのこづち
うちでのこづちは、株式会社E-Grantが提供するCRMです。ECサイトに特化したCRMで、顧客データの分析やマーケティング施策の展開、施策による効果検証までをこれ1つでカバーできます。
ECサイト運営においてさらにLTVを向上させるCRMとして、多くの企業に導入されています。各種EC通販システムと連携し、業務を効率化。また、導入前の課題ヒアリング、導入時の初期設定、データ分析、施策の提案やテクニカルサポートに至るまで、専任のサポートチームが万全に支援してくれる点もおすすめのポイントです。
無料デモが利用可能。初期費用は見積もりをとって確認しましょう。利用料金は顧客数に合わせた従量課金制で月額50,000円(税抜)からです。「ECサイトの成果があがらずに困っている」「LTVを向上させたい」とお考えの企業に、うちでのこづちはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- スケジュール管理機能
- リードナーチャリング機能
- 営業データの分析機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能
ネクストSFAは、株式会社ジオコードが提供するCRMです。最大のおすすめポイントは、CRMのみならずSFA、MAの機能まで1つに集約されている点。
MA機能によるリスト作成やメール配信、問い合わせにはじまり、SFA機能による案件管理や予実管理、CRM機能による契約管理や顧客サポートまでをワンストップで行え、いくつもシステムを導入する手間・コストをカットできます。
初期費用は無料。利用料金は月額50,000万円(税抜)で10ユーザー分含みます。追加ユーザーは1人あたり4,000円(税抜)とリーズナブルで、無料トライアルが利用できる点も心強いです。「CRM・SFA・MAの機能が1つに集約されたシステムを導入したい」とお考えの企業に、ネクストSFAはおすすめのCRMです。
- ソフトとしてのUIが優れていて動作も軽快なので、実用面での手軽さが感じられて、ITスキルが高くない社員でも運用しやすい点が魅力的だと感じる
- 利用者側も管理者側も、両方が使いやすく、みんなが積極的に利用したくなる。これからもどんどん利用していきたい。
Sansanは、Sansan株式会社が提供するCRMとして利用できる名刺管理ツールです。法人向けの名刺管理サービスで圧倒的なシェアを誇るサービスで、社内の名刺をはじめとした顧客情報を一括管理。企業の成長をサポートします。
スマートフォンや専用スキャナーで名刺を簡単に取り込むことが可能。取り込んだ後は、高度なAI技術とオペレーターによる手入力で、99.9%の精度でデータ化を実現します。外部システムとの連携が柔軟に行えるのもおすすめできる理由です。顧客情報を統合し、社内全体で活用できるようになります。
「標準搭載されている100万件以上の企業情報を、営業やマーケティングに活用したい」「蓄積した名刺情報をフル活用して販路を拡大したい」とお考えの企業に、SansanはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 細かい説明書がなくてもなんとなく直感的に使うことができています。パート、アルバイトの方への説明もしたことありません。
- 部署内で情報共有ができるので、自分の会ったことのない人でも連絡先を知ることができる。紙で保存する必要がない。
Customer Rings(カスタマーリングス)は、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供するCRMです。さらに便利になったマーケティングプラットフォームとして人気を集めており、顧客情報の管理・分析のほかセグメント分け、マルチチャネルによる施策展開までまとめてカバーします。
データ統合、セグメント、分析、アクションまでをノーコードで実行可能で、ボタン1つでデータ確認、分析工数を大幅に削除した深い顧客分析が行えます。一人ひとりの行動や感情の変化、「1人の顧客」を深掘りした分析、嗜好の把握を可能にする多彩な分析機能を標準装備。LINE連携によるマーケティング施策にも対応できる点もおすすめ。
利用料金については、要件によって異なり、導入時は初期費用・設定支援費用が別途必要となりますので、見積もりをとって確認しましょう。「LINEと連携して、一人ひとりに合った施策を展開したい」「顧客行動の分析に優れたCRMを導入したい」とお考えの企業に、Customer RingsはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- 営業データの分析機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能
- データのインポート機能
KARTE
KARTEは、株式会社プレイドが提供するCRMです。顧客データの分析と活用を得意としたツールで、CXプラットフォームとしても機能しています。さまざまな業種での導入事例があるのもおすすめできる理由。
Webサイトに訪れたユーザーの分析やセッションのリプレイ、パーソナライズ化されたWeb接客などを可能にします。リピーターかどうか、前にサイトを利用したのはいつか、サイト訪問時にどんな行動を取ったのかなどをまとめて把握でき、効率的な分析につなげられます。
導入時には初期費用・月額料金ともに必要とはなりますが、CXを向上できる点を加味すると、非常に費用対効果に優れているCRMツールです。「顧客の行動ログを解析し、顧客の理解度を高めたい」「ニーズに合わせ、必要な機能を組み合わせて利用したい」とお考えの企業に、KARTEはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードナーチャリング機能
- 営業データの分析機能
- リードスコアリング機能
- データのインポート機能
クラウドサービスサスケは、株式会社インターパークが提供するCRMです。見込み顧客の管理・顧客育成を得意としており、見込み顧客のデータ管理やCTII電話機能、着信ポップアップ機能、自動メール配信機能などを利用できる点がおすすめ。
Webサイトにおけるユーザーの行動解析ができ、サイトのスコアリング機能により改善点も簡単に把握できます。「インサイドセールスや見込み客の創出に特化したCRMを導入したい」「必要な機能を必要な分だけ追加できるよう、オプション機能が充実したサービスが良い」という方には、クラウドサービスサスケはおすすめのCRMです。
利用料金は、アカウント料金が1ユーザーあたり月額1,000円(税抜)、基本料金が月額50,000円(税抜)で、アカウントの数や登録するデータ数などによって価格が変動する料金形態です。なお、最小契約アカウント数は5つです。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- リードのタグ設定
- 名刺管理機能
- 案件管理機能
- 予実管理機能
- 一番感じたのは、今まで全然使ったことない人や苦手な人も、これなら使えるかなと感じたところです。操作性がわかりやすいです
- データをもとにして営業活動を実施する事で、案件の成約率を高める事が出来る点が良いです。また、営業活動も効率的に行えます。
ホットプロファイルは、株式会社ハンモックが提供する顧客管理や営業支援にも活用できる名刺管理ソフトです。営業を強化し、売り上げを上げる機能を搭載したシステムで、営業担当者が必要とする情報を1画面で瞬時に把握できます。
ホットプロファイルを活用すれば、SFA・MA・名刺管理を1つのプラットフォームで一元管理できます。営業とマーケティングのシームレスな連結を実現可能です。名刺情報の名寄せ機能、企業属性情報の自動付与など、営業の質を高める機能を豊富なだけでなく、Web行動把握やスコアリングなど、商談機会が増える機能も揃っています。
「SFA・MA・名刺管理を集約したCRMを導入したい」「カスタマイズ性に優れたCRMを使いたい」「名刺情報を有効活用したい」とお考えの企業に、ホットプロファイルはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- 企業情報の自動取得機能
- とても利用しやすく、コストパフォーマンスにも優れている。
- 何が1番よかったかというと、どこでも誰でも同じ情報となるデータベースにアクセスできる点である。会社ごとのつながりが見えたらまだ減ったりした。
JUST.SFAは、株式会社ジャストシステムが提供するCRM/SFAです。使いやすさとカスタマイズ性の高さを追求したクラウド型システムで、営業活動に役立つ多彩な機能と、見やすさにこだわったインターフェースが特徴。日々の報告業務の負担を軽減しつつ、有効な情報をシステム上に蓄積できます。
なかでも注目したいのは、入力されたデータをリアルタイムに集計し、分析軸に合わせたチャートで表示できる機能。営業現場の課題や改善ポイントを素早く把握でき、スピーディにアクションを起こせます。実態に合わせた迅速な施策立案や行動は、組織全体の成長にも大きく貢献します。また、個人ごとに表示されるパネルをマウス操作のみで簡単にレイアウト変更でき、現場社員がストレスなく利用できる仕組みです。
初期費用・月額料金ともに要お問い合わせとなっているため、見積もりをとって確認しましょう。「カスタマイズ性に優れ、使いやすいCRMを選びたい」「営業活動に役立つ機能が豊富なCRMが良い」とお考えの企業に、JUST.SFAはおすすめのCRMです。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- ダッシュボード機能
- 名刺管理機能
- 案件管理機能
- 予実管理機能
- スケジュール管理機能
- 見積書作成機能
- データのインポート機能
- 全体的に満足しています。 あまり慣れていない私でも、やり方が一通り記載してあり迷う点がなかったからです。
- 自身の取り組みが全社員と共有できる点。また、活動内容を所属メンバー間でより密にやり取りでき、ダイレクトにかつタイムリーに共有できるため。
以上、機能比較や料金比較でおすすめのCRMツールを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CRMツール選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
CRM(顧客管理ツール)とは
CRMとはCustomer Relationship Management(カスターマー・リレーションシップ・マネジメント)の頭文字をとったもので、日本語では「顧客関係管理」を意味します。顧客の属性に合わせたマーケティングが主流になったことから生まれた手法です。CRM(顧客管理ツール)には、顧客との関係を良好に継続し、顧客ごとに最適なサービスを提案するための機能が搭載されています。
ビジネスでは業種問わず、商品やサービスに関する問い合わせやクレームなど、顧客との間に日々多くのコミュニケーションが発生し、これらの適切な対応と管理は、ビジネスにおいて必須です。しかし、1件1件手作業で応対しているといくら時間があっても足りません。
そこで、CRM(顧客管理ツール)を導入すれば、顧客情報から購入履歴、過去のクレーム情報などを簡単に管理・確認でき、顧客との円滑なコミュニケーションが実現します。CRMは、業務の効率化の実現はもちろん、顧客とのつながりをサポート・強化するツールといえるでしょう。
CRM・SFA・MAの違い
CRMに近い業務システムとして「SFA」と「MA」があります。それぞれ顧客情報管理を主体としたシステムだという点は共通していますが、それぞれ顧客情報のアウトプット方法が異なります。近年はSFAやMAの機能を搭載したCRMも登場しており、その境界線は曖昧になりつつありますが、それぞれの違いをご紹介します。
比較項目 | CRM | SFA | MA |
---|---|---|---|
目的 | ・顧客管理 ・顧客との関係構築 |
営業活動の効率化 | マーケティングの自動化 |
主な機能 | 顧客情報の収集・管理 対応履歴の管理など |
商談管理 見積もり管理など |
リード管理 メール配信 LP作成 など |
CRMとSFAの違い
CRMとSFAはしばしば混同されますが、それぞれで利用できる機能や活用シーンが異なります。CRMとは顧客情報の管理をベースとしたツールです。顧客との継続的な関係構築、見込み顧客から優良顧客への育成などを目的に、顧客データベースの構築やデータ分析、自動メール配信やSNS連携などの機能が搭載されています。
一方、SFAとは、Sales Force Automation(セールスフォースオートメーション)の頭文字をとったもので、営業活動・営業担当者のサポートを主軸としたツールです。見込み顧客のデータをはじめ、これまでの営業活動や商談内容の管理などを行い、営業チーム全体の動きを可視化させます。顧客情報の管理を行うという点ではCRMと近いですが、顧客との継続的な関係構築ではなく、営業活動に必要な情報の管理・分析を軸としているという点で異なるといえるでしょう。別記事「SFAとは?役割やCRMとの違いも解説」「おすすめのSFAツールを厳選してご紹介」では、SFAについての基礎知識や、おすすめのSFAを紹介していますので、ぜひご覧ください。
CRMとMAの違い
CRMとMAではどのように異なるのでしょうか。MAは、Marketing Automation(マーケティングオートメーション)の頭文字をとったもので、企業におけるマーケティング活動を自動化するツールです。展示会やセミナー、Webなどさまざまなシーンで収集された見込み顧客のリストを一元管理できるほか、スコアリングの自動化、メール配信、ランディングページやお問い合わせフォームの作成、データ分析やレポーティングなどの機能を搭載。見込み顧客の創出に非常に効果的とされています。
CRMは見込み顧客を優良顧客へと育てていきたい場合に有効なツールですが、そもそも見込み顧客を創出できていないという場合にはMAが便利でしょう。別記事「おすすめMAを比較【2024年最新】」では、おすすめのMAを厳選して紹介していますので、ご参考ください。
CRMツールの機能と特徴
CRMツールは先述した通り、顧客との良好な関係性を構築・管理を目的としたツールで、顧客ごと最適なサービスを提供するための機能が搭載されています。
データベースに全ての顧客情報を管理し社内全体での共有を可能にします。営業部門だけでなく開発部門や情報システム部門、マーケティング部門など複数の部門が、顧客にまつわるさまざまな情報を参照できるため、事業戦略立案に大きく役立つでしょう。主に以下のような機能が該当します。
機能 | 解説 |
---|---|
顧客管理 | 顧客ごとの社名、所在地、電話番号、規模、決裁者、担当者、各人の役職などを管理できる |
見込み顧客の管理 | リードの管理や条件をもとに情報を検索できる |
メール一斉配信 | CRMツールからメールを一斉に配信できる |
問い合わせ管理 | 顧客からの問い合わせの内容を、履歴として保存・蓄積できる |
ダッシュボード | 各数値をダッシュボードとして可視化できる |
顧客管理
顧客管理機能では、顧客のプロフィールや購買履歴、サポートセンターへのお問い合わせ履歴などをまとめて管理できます。さまざまなデータは受注管理や案件情報などにリアルタイムに反映され、横断的な活用が可能です。CRMによっては、重複入力を防止する機能や、既存の重複データを統合してくれる機能が搭載されている場合もあります。
メール配信
CRMのメール配信機能では、自動で顧客へメールを送信できます。顧客情報管理機能で管理されている連絡先がそのまま活用できるため、メーラーで顧客のメールアドレスを1つひとつ打ち込む必要も、別途メール配信システムを導入する必要もありません。
新商品やサービスについての宣伝メールを配信したいとき、時節に合わせた挨拶メールを送りたいときなどさまざまなシーンで活躍し、営業担当者の負担軽減に役立ちます。
キャンペーン管理
キャンペーン管理機能とは、CRMで管理している顧客データを活用し、メールやSNS、Webなどさまざまなチャネルを用いて見込み顧客を優良顧客へと育成する機能です。顧客データベースにある年齢や住んでいるエリア、趣味、これまでの購買履歴などの情報をもとにセグメントし、より精度を高めたターゲティングやプロモーションを実施できます。
ソーシャルメディア連携
ソーシャルメディア連携機能とは、文字通りCRMとSNSとを連携を実現する機能。TwitterやFacebookなどといったSNSから顧客の生の声をリアルタイムに収集し、潜在的なニーズや見込み顧客を効率的に抽出します。CRMによっては、SNS上に投稿された質問や苦情をソートしスピーディに回答できる場合も。SNSを有効活用したい場合に非常に便利な機能です。
顧客サポート機能
セミナー・イベント開催に関わる業務や顧客へのアンケート実施に役立つのが顧客サポート機能です。イベント開催にあたって、興味を持ちそうな顧客のリスト化や、問い合わせやアフターフォローまで一括で対応できます。迅速なレスポンスが実現するため、業務効率化だけではなく顧客満足度アップにも効果的です。
データ分析レポート
蓄積された顧客データを集計、グラフ化してレポート化する機能も搭載されています。顧客の基本データやこれまでの購買履歴、案件や営業活動のデータ、リードデータや売上などさまざまな情報が一覧化されることで社内での分析が可能です。マーケティング戦略・経営戦略の立案にも大きな効果をもたらします。加えて、顧客データの分析はターゲティングの精度の向上にもつながります。条件に合致するターゲットを抽出し、的確なタイミングでのDM発送やメール配信ができます。
CRMツールを導入するメリット
CRMツールを導入するメリットを6つ解説します。
- 顧客情報を一元管理し、資産として活用できる
- 営業部門との情報共有がスムーズになる
- 業務を効率化でき、生産性を上げられる
- マーケティングへの活用で、顧客満足度を向上できる
- ユーザーを手厚くサポートでき、優良顧客を創出できる
- データ分析により、見込み客に最適なアプローチができる
顧客情報を一元管理し、資産として活用できる
CRMを導入すると、社内でバラバラに記録されていた顧客情報の一元管理が実現します。同じシステム内で情報を管理し、既存顧客や商談中の見込み顧客、商談途中の失注も、プロセス含めすべて社内で共有可能に。これまで各担当者が個別に管理していた営業プロセスごとの数字の集約・分析にも役立ちます。自社の営業の強みや弱みの可視化が実現し、営業部門全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。
営業部門との情報共有がスムーズになる
顧客データは、取得した部門でのみ使用するわけではありません。CRMを活用すれば、営業部門との情報共有がスムーズになり、リアルタイムでのデータ共有が実現します。例えば、営業部門が取得した顧客情報は、マーケティング部門での施策立案に役立てられます。顧客の属性や行動履歴など詳細な情報は、より的確なアプローチに活用できます。
また、カスタマサポート部門に情報を共有すれば、これまでの問い合わせ内容や購入履歴をもとにした適切な対応が実現可能です。さまざまな部門でCRMを活用すると、企業成長や売上向上につながる多くのメリットを得られます。
業務を効率化でき、生産性を上げられる
CRM導入によりさまざまな業務を効率化でき、生産性を上げられます。例えば、外出先から営業活動を報告でき、そのまま次の商談へ向かえます。その間にA社の商談結果を見た上司がアドバイスを入力すれば、わざわざ帰社しなくても迅速にA社へネクストアクションが可能となります。
CRMを導入すれば、業務の効率化と生産性アップを同時に実現できます。情報共有がスムーズになるということは、社内での連携もスムーズになるということです。進捗状況の確認やアドバイス、日報作成やチェックなどをシステム上で気軽に行え、これまでよりも営業パーソンの負担を軽減できます。また、クラウドシステムが多いことからスマートフォンでも利用でき、外出先でも閲覧・入力できるため、隙間時間も活用できるはずです。
マーケティングへの活用で、顧客満足度を向上できる
CRMをマーケティングに活用することで、顧客満足度の向上にもつながります。例えば、CRMで分析したデータを活用すれば適切なマーケティング施策を展開できます。また、過去にクレームのあった顧客から問い合わせがあった際に、すぐに応対履歴を参照できれば二重クレームの防止も可能です。CRM導入によって、顧客一人ひとりに合ったOne to Oneのコミュニケーションが実現し、顧客満足度の向上だけでなく、ロイヤルカスタマーの醸成にもつなげられます。
ユーザーを手厚くサポートでき、優良顧客を創出できる
自社ユーザーへのアフターフォローやサポートを手厚く行うことにより、優良顧客を創出できるのもCRMを導入するメリットです。CRMは、既存顧客との関係性を構築していく上で非常に効果的なツールです。CRMで顧客情報を管理し確実にフォローアップすれば、営業活動の無駄を省きながら最適なタイミングでのアプローチが実現します。見込み顧客は創出できるものの、顧客のLTV (Life Time Value:顧客生涯価値)はなかなか上がらないという企業にとって非常に重要なメリットです。
データ分析により、見込み客に最適なアプローチができる
CRMを導入すれば、データ分析により見込み顧客を早期発見し、最適なアプローチができます。CRMでは、顧客がこれまでに何度問い合わせをくれたのか、資料請求の有無、イベント参加への有無などのデータもまとめて管理できるので、データを分析した上で確度が高いと思われる顧客にすぐさまアプローチが可能です。データを活用しながら時間の無駄なく進められることにより、パフォーマンスの向上にもつながっていきます。
まとめ:費用を比較し、自社に合ったCRMツール導入がおすすめ
本記事では、CRMツールの選び方を解説するとともに、おすすめのCRMツールを紹介してきました。数あるCRMツールの中で自社にマッチする1つを選ぶのは、なかなか簡単なことではありません。無料トライアル・無料デモなどを利用して使いやすさを確かめながら、CRMツールの費用を比較し、自社に合ったCRMツールを導入しましょう。
→CRMの最新ランキングを見る
しかし、CRMツールは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、CRMツール選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCRMツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
CRMとCMSの違いは何ですか?
CRMとは「Customer Relationship Management」の略称で、顧客情報を一元管理するシステムです。一方、CMSとは、「Contents Management System」の略称で、WordPressやDrupal、EC-CUBEのような、Webサイト構築を効率化するシステムです。
CRMの月額費用はいくらですか?
CRMの月額費用は、1ユーザーあたり1,000〜3,000円ほどです。上位プランになるとさらに料金が上がります。
中小企業向けのおすすめCRMは?
中小企業向けのおすすめCRMは、導入費用や月額料金が低価格で、操作性が良く、現場での定着が早いCRMツールがおすすめです。例えば、「kintone」「GENIEE SFA/CRM」などです。詳しくは別記事「中小企業向けCRM(顧客管理システム)」で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
無料プラン・トライアルがあるCRMツールは?
無料プラン・トライアルがあるCRMツールは「HubSpot」「Zoho CRM」です。顧客管理に必要なほとんどの基本機能を無料で利用できます。詳しくは別記事「無料でおすすめのCRM(顧客管理システム)」で解説しています。
プロが代わりに探して紹介します!