【2023年最新】ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステム10選
「電話業務の生産性を上げたい」「顧客満足度を改善したい」等の問題解決におすすめなのが、ACD(ルーティング)機能搭載したCTIシステムを導入する事です。ACD機能(ルーティング)が搭載していれば、自動で架電を適切な部署やオペレーターに振り分ける事が出来ます。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」がACD機能(ルーティング)でおすすめのCTIシステムを厳選してご紹介!ACD機能(ルーティング)のメリットやCTIシステムの選び方も詳しく解説していきます。

PRONIコンシェルジュ 中村
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステムとは
- ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステムを導入するメリット、デメリット
- CTIシステムの選び方
- 【比較表】ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステム
- ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステム9選
- 【まとめ】CTIシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステムとは
CTIシステムは、 Computer Telephony Integration(=コンピューター電話統合)の略称です。電話やFAX、情報交換機などの通信系装置とパソコンをつなげるシステムだと理解するのがよいでしょう。
CTIを導入すると混雑時や営業時間外の自動応答が可能になるほか、オペレーターの稼働状況に応じて着信を自動配分できるようになります。また、アウトバウンドではワンクリックで発信ができるため、電話のかけ間違いなどのミス防止にも役立ちます。
CTIの導入形態はオンプレミス型とクラウド型の2種類です。主な機能はポップアップ・CRMシステム連携、録音・着信履歴、電話制御などがあります。電話制御に関する機能の1つに、ACD着信の自動振り分け機能があります。
ACDは「Automatic Call Distributor」の略語で、最適のルーティングを行うための機能です。ルーティングルールにはスキルルーティング、最大待機優先ルーティング、最少着信優先ルーティング、データベースルーティング、順番ルーティング、ランダムルーティングがあり、どのルールを採用するか予め決められます。
ACD機能はコールセンターのサービスレベル、業務効率の向上に不可欠の機能であり、製品選びの際はACD機能を搭載したCTIを選ぶことをおすすめします。
ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステムを導入するメリット、デメリット
ACD(着信の自動振り分け)機能があるCTIシステムを導入すると次の2つのメリットがあります。
・業務効率化
ACD機能があれば効率良く着信を配分できるため、無駄のない業務遂行が可能になります。コールセンターの業務効率化には不可欠の機能です。
・労働配分の平等化
オペレーターの忙しさにばらつきがある場合は不満のもとになります。ACD機能があれば稼働状況の適切な判断が可能になり、着信を平等にできるためオペレーターの業務を均等化できます。
CTIの導入にはメリットもありますが、いくつかのデメリットもあります。
・費用がかかる
CTIを導入すると費用が発生します。費用をかけるだけの価値があるかどうか、事前に課題の明確化と予実管理をしっかり行うことが大切です。
・操作が難しいと定着に時間がかかる
CTIは機能が豊富になるほど使いこなすのに時間がかかります。直感的に操作できないものは混乱のもとになるため、操作性については本格導入前にチェックすることをおすすめします。
CTIシステムの選び方
CTIシステムを選ぶポイントは、以下の3つです。
・月額料金
多くのCTIシステムでは、同時通話可能数、同時ログイン数などライセンスによって月額料金が異なります。オペレーターや管理者の人数によってランニングコストが大きく変わるので、利用規模を明確にした上で料金をチェックしましょう。
・搭載機能
自動応答システムや通話録音、コールの自動振り分けなど、CTIシステムには便利な機能が多く搭載されています。導入効果を高めるためには、自社の課題解決に繋がる機能が備わったCTIシステムを選びましょう。
・他ツールとの連携
連携ツールとして代表的なのが顧客管理システム。顧客情報や行動履歴を参照すると電話応対の品質向上に繋がるため、対応状況を確認しましょう。
【比較表】ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステム
ここからはACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステムを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するCTIシステムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、CTIシステム選びの参考にしてください。
ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステム9選
ここからは、ACD(ルーティング)機能を搭載したCTIシステムについて、具体的なサービスをご紹介します。使い勝手の良いサービスを選べば、より高い効果を実感しやすくなるでしょう。ぜひ比較・検討の材料としてお役立てください。

MediaCallsは、メディアリンクが提供しているコールセンター向けCTIシステムです。IP-PBX、CTI、ACD、レポート、通話録音がオールインワンになったサービスで、大企業から中小企業まで幅広く導入されています。
スキルルーティングや待ち呼など自動最適呼分配機能を搭載しており、大規模なインバウンドコールセンターには最適。導入形態はフルクラウド、ハーフクラウド、オンプレミス型の3種類、リーズナブルな料金体系も好評です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)

Genesys Cloud CX
Genesys Cloud CXは、ジェネシスクラウドサービスが提供しているマルチクラウド型CTIシステムです。電話、コールバック、Eメール、チャット、SNSなど複数のチャネルを1つのインターフェースで統合、効率の良い顧客対応が可能です。
ACD(着信の自動振り分け)機能、 IVR(自動音声応答)機能、顧客情報のポップアップ機能などインバウンドに必要な機能を搭載。 プレディクティブ・ダイヤリング機能、SMS送信機能などアウトバウンドに必要な機能も揃っています。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
BIZTELコールセンターは、リンクが提供するクラウド型のコールセンター/CTIシステムです。1,700社以上に導入されており、実績豊富な国産CTIとして支持されています。ACD機能を含む、センター運営に必要な機能をブラウザから簡単に利用できる点も特徴です。
また、既に活用している電話番号を変更することなく継続利用できるのも大きなメリットです。最高峰の音声品質を低コストで利用できる点も見逃せません。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)

CT-e1/SaaS
CT-e1/SaaSは、コムデザインが提供するコールセンタープラットフォームです。数席の小規模電話窓口から100席以上の大規模コールセンターまで、幅広い導入実績があります。業種はもちろん、企業規模を選ばない点が強みです。
コールセンターに欠かせないACD、IVR、CRM連携などの定番機能も備わっているため、スモールステップで社内改革したい企業にも向いているでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応

List Navigator.は、Scene Liveが提供する低コストなCTIシステムです。パソコンに詳しくない人でも直感的に操作できるシンプルなインターフェイスや、自社システムを活用したクリアな音声が魅力で、導入後の使用感にも優れています。
受電を自動振り分けするACD(ルーティング)機能に加え、自動で発信できるオートコール機能も備わっており、受発信のどちらにも活用可能です。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- クラウド(SaaS)
- アカウント権限
- ダイヤルイン着信機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能

BlueBeanは、ソフツーが提供しているクラウド型CTIシステムです。高性能な自社開発のコールセンターシステムとして定評があり、これまで導入社数1万社突破の実績を誇ります。
インバウンド系で作業グループACD機能(スキルベースルーティング)を搭載。設定されたパターンに沿って着信したコールを自動振り分けします。待ち呼、放棄呼モニタ、IVR機能、スマホ内線化をはじめとする豊富な機能を搭載するなど、アウトバウンド系の機能も充実。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- アカウント権限
- 顧客情報のポップアップ機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能

Biz Base テレマーケティングは、フレンディットが提供しているCTIシステムです。コールセンター業務に必要な機能をバランスよく搭載し、着信呼自動分配(ACD)機能も搭載。ルーティング設計はスキル別、ラストコール、担当グループ着信など多彩で、IVRと組み合わせて電話業務の大幅な効率化を実現します。
アウトバウンドコールに関する機能が充実しており、オペレーターに代わって電話をかけ成立した架電のみ転送するプレディクティブ機能は注目を集めています。効率的なテレアポを目指す方には最適です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限

Amazon Connect
Amazon Connectは、Amazon Web Services, Inc.が提供しているクラウド型CTIシステムです。インバウンド機能が充実しており、コールセンター業務に必要な機能を標準搭載。機能面は待ち時間を最短にするためにスキルベースのルーティングを完備。最終顧客が最短で回答を得られるよう効率的なルーティングを実現します。
顧客対応では自然言語チャットボット、自動音声応答装置(IVR)、顧客音声認証などで業務自動化を促進。運用後はチャットサポートを受けられます。
- チャットサポートあり
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- ダイヤルイン着信機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 通話の自動録音
- IVR(自動音声応答)機能
- キュー(待ち呼)機能
- ソフトフォン(PC電話)機能

Bright Pattern
Bright Patternは、コミュニケーションビジネスアヴェニューが提供しているCTIシステムです。顧客満足度、従業員満足度ともに高い評価を受けており、G2 CROWD CCAASプロバイダ部門「ベストROI」を始め豊富な受賞歴を誇ります。
自由度の高いシステムで柔軟なルーティングを実現しており、オペレーターのスキルに応じた割り当て、複数チャネル間の切り替えにも対応。シナリオビルダー機能によりIVR(自動音声応答)を簡単に作成、操作性も高く直感的に扱えるため初めての方にもおすすめです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- 顧客情報のポップアップ機能
- ダイヤルイン着信機能
【まとめ】CTIシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
CTIシステムを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。
PRONIアイミツでは、自分にあったCTIシステム選びに関するご相談を受け付けています。
利用料金は無料ですので、以下の「まずは相談する(無料)」からお問い合わせください。



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