kintoneと連携可能なCTIシステム9選【2024年最新】
コールセンターやヘルプデスクでは、「kintoneの顧客情報を電話対応に活用できていない」「対応履歴を確認するために、顧客を待たせてしまう」という企業も多いのではないでしょうか。応対品質の向上には、kintoneと連携可能なCTIシステムの導入がおすすめです。連携により最新の顧客情報がすぐに反映され、スムーズな業務進行が可能になります。
そこで本記事では、kintoneと連携可能なおすすめのCTIシステムを厳選して紹介します。導入メリットや選び方も詳しく解説していきますので、オペレーターの負担を軽減して応対品質を向上させたい担当者はぜひご覧ください。
- CTIシステムとは
- 【比較表】kintoneと連携できるCTIシステム
- kintoneと連携できるおすすめのCTIシステム9選
- CTIシステムとkintoneを連携できるメリット
- kintoneと連携ができるCTIシステムの選び方
- まとめ:kintoneとCTIを連携して顧客応対をスムーズに
CTIシステムとは
CTIシステムとは、電話とコンピュータを統合するシステムを指します。kintoneのような顧客管理システム(CRM)との連携で、着信時にkintone内に登録されている顧客情報をPC画面にポップアップ表示できるようになります。
CTIシステムには、パソコンによる電話の発着信やクリックコール、IVR、ウィスパリング、稼働状況をひと目で把握できるダッシュボード/レポート機能など、さまざまな便利な機能が搭載されています。kintoneと連携できるCTIシステムは多くリリースされており、双方のシステムを連携させることでオペレーターは過去の対応履歴を把握した状態で電話を受けれられます。それにより対応品質を高められるため、顧客満足度を向上させたい企業には特におすすめです。
CTIシステムは、kintoneのようなシステムとの連携で業務効率を高められます。株式会社エイトレッドが2023年11月に行った調査によると、「システム間のデータ連携に不足を感じたり、業務の負担が軽減されていないと感じることがありますか」という質問への回答は、「とてもある」が26.6%、「ややある」が55.6%という結果になりました。
出典元:株式会社エイトレッド
上記調査データから、多数の担当者がデータ連携に不足を感じており、システム連携がされていないことで業務効率が改善できていないことが分かります。今後企業はシステムを連携してデータを効果的に活用していくことが求められるでしょう。
【比較表】kintoneと連携できるCTIシステム
kintoneとの連携が可能なおすすめCTIシステムを、PRONIアイミツが比較表にまとめました。料金や機能、連携サービスなど項目ごとに各サービスの違いが一目でわかるので、ぜひご覧ください。
kintoneと連携できるおすすめのCTIシステム9選
kintoneと連携可能なCTIシステムを紹介します。すでにkintoneを活用しており、CTIシステムと連携を検討している方はぜひ参考にしてください。
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料金
月50,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
MediaCallsは、メディアリンク株式会社が提供するCTIシステム。コールセンター規模に関係なく利用できるサービスで、オンプレミス型・ハーフクラウド型・フルクラウド型の3つの導入形態を選択可能です。1万3,000席の導入実績と利用継続率100%で、初めてCTIシステムを導入する企業も安心して利用できます。
インバウンドコールセンターに特化し、ACD機能、待ち呼、CTI機能、ウィスパリング、通話録音機能などが搭載されており、kintoneやSalesforceなど外部システムとも連携が可能です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
-
料金
月15,000円/席 -
初期費用
50,000円
-
最低利用期間
1ヵ月
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最低利用人数
なし
BIZTELコールセンターは、株式会社リンクが提供するCTIシステムで、簡単に本格的なコールセンターの構築が可能です。業界や企業規模に関係なく幅広く導入されており、実績もトップクラス。コールセンター機能をブラウザから簡単に管理できるだけでなく、稼働状況や統計レポートもグラフィカルで分かりやすいことが魅力です。
また、外部システムとの連携機能も充実しており、kintoneとの連携も可能。これにより着信時にkintoneで登録された顧客情報がポップアップ表示され、効率的な対応が可能となります。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)
CallConnect
-
料金
月2,400円/ユーザー -
初期費用
0円
-
最低利用期間
1ヵ月
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最低利用人数
1人
CallConnectは、合同会社selfreeが提供するCTIシステムです。インターネット回線とパソコン、ヘッドセットさえ揃っていれば、たったの5分で導入できるCTIシステムです。顧客情報を画面上で確認しながら通話できるため、スムーズに対応できるほか通話内容を録音することも可能で、情報共有やフィードバックに活用できます。
kintoneの顧客管理アプリとの連携で、CallConnectへの顧客情報入力手間が省けるというメリットもあります。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
-
料金
月30,000円/拠点 -
初期費用
181,000円
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
1人
カイクラは、株式会社シンカが提供するCTIシステムで、顧客とのコミュニケーションに特化した機能が豊富に用意されたサービスです。通話やDM、SMSの送信、さらにはテレビ電話まで、さまざまなコミュニケーションツールをカバーしています。これまでの導入実績は1,900社を超え、利用継続率は99.6%を記録。多くの企業から信用されているサービスであり、機能が豊富なCTIシステムをお探しならぴったりです。
kintoneとの連携にも対応しており、顧客情報を共有することが可能です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
CT-e1/SaaS
-
料金
月5,000円/各ライセンス -
初期費用
300,000円
-
最低利用期間
1ヵ月
-
最低利用人数
1ライセンス以上契約必須
CT-e1/SaaSは、株式会社コムデザインが提供するCTIシステムで、コールセンターの運営に必要な機能がギュッと一つにまとまったクラウド型システムです。中小企業から大企業まで幅広く導入されており、これまでの導入実績は1,000テナント・1万9,000席以上を記録。業界を問わず活用されています。
ACDやIVR、コールキューイングなど、現場で活用される機能が標準で搭載されているほか、外部のアプリケーションとの連携も可能。kintoneとの連携実績もあるため安心です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
BlueBean
-
料金
月5,000円/ライセンス -
初期費用
5,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5ライセンス
BlueBeanは、株式会社ソフツーが提供するCTIシステムです。1ライセンスからの契約が可能で、手軽に導入できるのが特徴。最低利用期間が設定されていないため、イベント開催時などの単発の利用もできます。さらに、1ライセンスあたり5,000円というリーズナブルな価格設定も魅力的な要素です。
インバウンド・アウトバウンドのどちらにも対応できるほか、ACDやIVR、顧客情報のポップアップ表示、プレディクティブコール、プレビュー発信などさまざまな機能を搭載。kintoneやSalesforceなどの外部システムと連携できるのもうれしいポイントです。
-
料金
月35,803円/契約 -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
InfiniTalkは、ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社が提供するCTIシステムで、優れたコストパフォーマンスが魅力です。クラウド型とオンプレミス型を提供しているため、イニシャルコストを抑えたい方、セキュリティ面やカスタマイズ面を重視したい方どちらのニーズにも対応可能。カスタマーサポートや商品の受注受付、コールセンター業務など、様々なビジネスシーンで活用できる機能が一つにまとまっており、効率的な業務運営が実現可能です。
kintoneやSalesforce、楽テル、楽楽リピートなどさまざまな外部システムと連携することもできます。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
CALLTREE
-
料金
月3,000円 -
初期費用
3,000円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
1ユーザー
CALLTREEは、株式会社ジーシーが提供するCTIシステムで、使いやすいインターフェースや柔軟なカスタマイズ性が魅力です。現場やコールセンター運営を知り尽くしているプロ集団によって開発されており、最短3日で導入できるスピーディーな対応も可能。
アウトバウンド向けの機能が多く提供されており、プレビュー・ダイヤル、プログレッシブ・ダイヤル、プレディクティブ・ダイヤル、ウィスパリング、ヘルプアップ機能などを利用できます。さらに、kintoneやSansanなどの外部システムとの連携にも対応しており、効率的な業務運営を実現します。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- クラウド(SaaS)
- アカウント権限
- ダイヤルイン着信機能
CT-MAX
-
料金
月20,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
なし
CT-MAXは、株式会社エナジーパートナーが提供するCTIシステムです。低コストでスピーディーに導入でき、インバウンド・アウトバウンドのどちらにも対応しています。
インバウンドは、着信があるとオペレーターのスキルや稼働状況を考慮して、自動で適切な担当者に振り分けられるACD機能のほか、電話取次ぎの省力化に役立つIVR(自動音声応答)機能も利用可能です。一方、アウトバウンドは、プレディクティブ・ダイヤリングやプログレッシブ・ダイヤリングなどの機能を活用することができます。また、kintoneやSalesforceといった外部システムとの連携も実現します。
CTIシステムとkintoneを連携できるメリット
CTIシステムとkintoneを連携させるメリットは以下の2つです。
- 電話業務を効率化できる
- 各顧客に合わせた電話応対ができる
電話業務を効率化できる
CTIシステムとkintoneを連携させることにより、最新情報がリアルタイムでCTIシステムに反映されます。例えば、kintoneで管理している顧客情報を更新した場合、CTIシステムにも反映されるので情報を入力し直す必要はありません。これにより、常に最新情報を確認しながらが顧客対応ができます。
各顧客に合わせた電話応対ができる
情報の連携・共有がシステム間でスムーズに行われていれば、通話を保留し顧客を待たせてしまう、なんてこともありません。電話対応時間を短縮できれば顧客の満足度も上がり、さらには対応できる顧客の数も増えることとなるため、ビジネスチャンスの拡大にもつながるでしょう。
情報の連携・共有がシステム間でスムーズであれば、通話保留を防いで顧客の待ち時間を減らことが可能です。これにより、電話対応時間の短縮できて顧客満足度の向上ができるだけでなく、対応可能な顧客数が増えるため、ビジネスチャンスの拡大にもつながるでしょう。
kintoneと連携ができるCTIシステムの選び方
kintone連携でCTIシステムを選び方を解説します。
- 簡単に連携できるか
- 必要な機能が搭載されてるか
- 自社に適した料金か
簡単に連携できるか
kintoneと連携ができるCTIシステムを選ぶ際は、連携方法を確認しましょう。サービスによっては連携設定が複雑であったり、プログラミングスキルが必要となるものもあります。社内にITエキスパートやエンジニアがいない場合、連携に時間がかかってしまう可能性が。CTIシステムの中にはノーコードで直観的な操作で連携が可能なものもあり、そのようなシステムを利用すれば簡単に連携ができます。
必要な機能が搭載されてるか
kintoneと連携が可能なCTIシステムを導入する際、自社に合った機能が搭載されているか確認することも重要です。CTIシステムには自動応答システムや通話録音、コールの自動振分けなどの機能がありますが、各サービスで搭載されてる機能は異なります。kintoneと連携できることはもちろん、自社の課題解決に必要な機能が搭載されてるも確認しましょう。
アウトバウンド業務の生産性を改善したい企業にはオートコール機能の活用がおすすめです。別記事「オートコール機能搭載のCTIシステム」で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
自社に適した料金か
多くのCTIシステムでは、同時通話可能数や同時ログイン数などのライセンスに応じて月額料金が異なるため、オペレーターや管理者の人数によってランニングコストが大幅に変動することがあります。利用規模を明確にしたうえで、その規模に合う料金プランがあるサービスを選びましょう。
まとめ:kintoneとCTIを連携して顧客応対をスムーズに
kintoneをCTIに連携することで顧客応対がスムーズになり、応対品質向上につなげられます。kintone連携ができるCTIシステムの中から自社に合うシステムを選定し導入しましょう。本記事で紹介されてないCTIシステムもチェックしたい方は、「2024年最新おすすめCTIシステムを徹底比較」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
CTIシステムを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。とはいえ、数あるCTIシステムを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの簡単な質問に答えるだけで希望要件に合ったツールを選定いたします。ぜひ、下のボタンからお気軽にお問い合わせください。
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