GPS打刻ができる勤怠管理システム9選!導入がおすすめの業種は?
「外回りの営業職やリモートワーク中の社員の正確な勤怠管理ができない」と課題を感じている人事労務担当者も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、GPS打刻ができる勤怠管理システムです。GPS打刻では、打刻時の位置情報をシステムが収集できるので、「いつ、どこで、誰が打刻したか」正確な勤怠管理ができます。
勤怠管理システムには多彩な打刻機能が用意されていますが、本記事ではGPS打刻機能に注目し、GPS打刻ができる勤怠管理システムおすすめ9選を紹介します。GPS打刻が向いている業種や導入のメリット・デメリットも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
- 【比較表】 GPS打刻ができる勤怠管理システム
- GPSを搭載したおすすめの勤怠管理システム6選
- 無料プラン・トライアルがあるGPS搭載型の勤怠管理システム3選
- 勤怠管理システムのGPS打刻機能とは
- GPS打刻が向いている業種
- GPS打刻のメリット
- 勤怠管理システムのGPS打刻のデメリット
- GPS機能搭載の勤怠管理システムの選び方
- まとめ:位置情報まで記録できるシステムで、社員の出勤状況を把握しよう
【比較表】 GPS打刻ができる勤怠管理システム
ここでは、GPS打刻ができる勤怠管理システムの初期費用や月額料金を比較します。無料トライアル期間もまとめているので併せて参考にしてください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル期間 |
---|---|---|---|
AKASHI | 無料 | 200円~/1ユーザー | 30日間 |
マネーフォワード クラウド勤怠 | 無料 | 2,980円~ | 1ヶ月間 |
ジンジャー勤怠 | 要問合せ | 300円/1ユーザー | 1ヶ月間 |
CLOUZA | 無料 | 200円/1ユーザー | 30日間 |
勤怠管理システム SPEASIC | 要問合せ | 要問合せ | 2ヶ月間 |
かえる勤怠管理 | 無料 | 7500円/1拠点 | 30日間 |
スマレジ・タイムカード | 無料 | 100円/1ユーザー | 60日間 |
KING OF TIME | 無料 | 300円/1ユーザー | 30日間 |
ジョブカン勤怠管理 | 無料 | 200円/1ユーザー | 30日間 |
(価格は税抜き)
料金を比較すると、1ユーザーあたり100円~300円程の月額料金で利用できる勤怠管理システムが多いです。「ジンジャー勤怠」や「ジョブカン勤怠管理」などの人気の勤怠管理システムでも、初期費用は無料、月額料金は1ユーザーあたり300円と安い価格で利用できます。
なお、「かえる勤怠管理」の料金体系は、拠点数ごとの定額制です。ユーザー数は無制限で使えるメリットがあるため、従業員数の多い企業でもコストを抑えて運用できる勤怠管理システムです。
1ユーザーあたりの料金や勤怠管理システム料金体系は各システムごとに異なるため、比較選定に悩む方も多いでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロが勤怠管理システムの選定相談を無料で受け付けています。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、希望要件に合った勤怠管理システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
GPSを搭載したおすすめの勤怠管理システム6選
GPS機能を搭載したおすすめの勤怠管理システム6選を紹介します。他社と比較した特徴・機能・料金について詳しく解説しますので、ぜひ気になるサービスを確認ください。
- AKASHI(アカシ)
- マネーフォワード クラウド勤怠
- ジンジャー勤怠
- CLOUZA
- 勤怠管理システム SPEASIC
- かえる勤怠管理 ビル管理
AKASHI(アカシ)は、ソニーのグループ会社であるソニービズネットワークスが提供するクラウド勤怠管理システム。GPS打刻のほか、パソコンやiPad、スマートフォン、Felicaカード、専用打刻機など、あらゆる打刻方法に対応している点がおすすめです。「SmartHR」や「MFクラウド給与」といった他社人事労務系クラウドサービスと連携することも可能です。
AKASHI(アカシ)の初期費用は無料で、30日間無料で利用できるトライアル期間を提供しています。月額料金は機能数によって違いますが、1人あたり月額200円~400円と格安料金で利用できます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 設定が簡単で使いやすい。 シンプルで見やすい。 チャットで質問が可能。 残業時間の管理が楽。 給与計算しやすく、不満なし。
- 使い初めは皆さん戸惑いますが特にトラブルもなくスムーズに作業できています。 こちらを使いはじめてから作業効率が上がり助かっています。
マネーフォワード クラウド勤怠
マネーフォワードクラウド勤怠は、クラウドサービスを手掛けるマネーフォワードが提供する勤怠管理システムです。豊富な打刻機能を用意しているのが特徴で、Webブラウザからの打刻やICカードでの打刻に対応。また、マネーフォワードクラウド勤怠はGPS打刻も可能で、出張先や外出先からでも打刻ができます。
稟議申請や承認といったワークフロー機能はスマートフォンから利用可能。外出機会が多い従業員やリモートワークの社員も使いやすく、多様な働き方を導入している企業におすすめの勤怠管理システムです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
- シフトの作成機能
- 大変合理的で導入してから管理がしやすくなった。操作も簡単なため、社員のミスや失念が少なくて助かっている。優良な仕組みで自社管理ではなかなかきちんと管理しきれないと思います。
- GUIが他に比べて分かり易く直感的である事。例えば、入力する場合は日時毎に入力できる。また管理者として休日や勤務体系の設定を複数用意でき集計時に大幅な工数削減ができた。
ジンジャー勤怠は、クラウド型人事労務システムの運営で知られるjinjerが開発した勤怠管理システムです。自動集計・シフト管理・勤怠の予実管理・有休管理・アラート機能など、便利な機能を搭載。勤怠の集計や各種申請から承認、有休や残業時間の管理まで一括管理できる点が、他社と比較したおすすめ理由です。
打刻方法はPC・タブレット・スマートフォン・ICカードに対応し、GPSによる打刻位置の確認や範囲制限・カメラ起動による管理も可能です。
ジンジャー勤怠は、月額料金300円(1人あたり)と安い料金で利用できる点も他社と比較したメリット。まずは気軽に勤怠管理システムを試したいという企業は、ジンジャー勤怠を検討ください。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 今迄は電話で勤怠管理していたが、その手間が無くなった。 振替休日の管理がし易くて、残りの日数が直ぐに分かる。
- 反応がいいです。シフト制なので日勤なのか夜勤なのか午後勤務なのかボタンがあって勤怠管理がしやすいと思います。
CLOUZAは、労務管理のクラウドサービスを展開するアマノビジネスソリューションズが提供する勤怠管理システム。打刻方法は、PC・タブレットによる全員打刻型、GPSによって位置情報の取得が可能な個人打刻型、スマートフォン・タブレットによる個人アプリ型、ICカード利用の共有iPadアプリ型を用意。幅広い打刻方法・働き方に対応できます。
また、「弥生給与」「MFクラウド給与」など主要な給与計算ソフトとデータ連携可能な点もおすすめのポイント。勤怠管理から給与振込までの業務を自動化できます。
CLOUZAは初期費用無料・月額料金200円~利用可能。30日間の無料トライアルも実施していますので、ぜひ一度お試しください。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
- シフトの作成機能
- 有給休暇の自動付与機能
- 画面が複雑でなく見やすく分かりやすい。個人的には説明書を読まなくても簡単に操作が出来たところが良いと思うポイントです。
- 他を知らないのでこれが一番使いやすい。説明書が比較的丁寧に書かれているため、教える人がいなくても最悪、自分でどうにかなるところも魅力的と思う。
勤怠管理システム SPEASIC(スピーシック)は、1985年設立のシステム開発の老舗企業エスピーイーが開発した勤怠管理システムです。打刻方法はGPS打刻のほか、ICカード・スマートフォン・タブレット・PCに対応。
多様な働き方・就業ルールに合わせてフレキシブルに残業時間計算をできるほか、カスタマイズ開発にも対応しています。SPEASIC(スピーシック)は初期設定からすべて任せることも可能で、導入フローから任せたい場合にとくにおすすめの勤怠管理システムです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
かえる勤怠管理 ビル管理は、ソフトウェア・ハードウェアの開発を手掛けるITZマーケティングが開発したビル管理会社向けの勤怠管理システム。Andoroid、iPhoneアプリを利用し、GPSを活用して勤務先からの許容範囲内でのみ打刻ができる仕組みです。
そのほか、勤務時間の予実管理や有休管理、AIエラーチェック、シフト管理機能も搭載されています。勤怠集計については、各社に合わせた集計ファイルを作成できるようカスタマイズ可能となっているため、CSV出力後の給与計算などの作業もスムーズに行えるでしょう。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
以上、GPS打刻ができる勤怠管理システムを紹介しました。勤怠管理システムは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った勤怠管理システムの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますので、以下のボタンからぜひ一度お試しください。
無料プラン・トライアルがあるGPS搭載型の勤怠管理システム3選
従業員が使いやすい勤怠管理システムを選ぶには、実際に従業員に使い勝手を試してもらうのが一番の近道です。ここでは、無料プランや無料のトライアル期間を用意している、GPS搭載型の勤怠管理システムを紹介します。
スマレジ・タイムカードは、クラウド型POSレジの運営で知られるスマレジが提供する勤怠管理システムです。打刻方法が多彩な点が特徴で、あらゆるデバイスで打刻できるほか、GPS打刻・位置情報の記録も可能。出張や直行直帰などにも対応できます。
加えて、料金が格安な点も魅力で、システムを利用する従業員が30人以内であれば月額料金は無料。人数が増えた場合でも月額料金110円(1ユーザー)で追加が可能です。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
- 無料で必要最低限の機能が提供されているから 当社では勤怠時刻管理、及びその合算ができれば十分と考えているため
- 勤務時間の把握が就業者、管理者側も分かりやすく、扱いも説明しやすく、 取り扱いの部分で評価が高いです。勤怠管理システムの領域ではありますが、労務管理システムの模範であると思います。 仕事全般において、安全に配慮しているというアピールができます。
KING OF TIMEは、東京都港区に本社を構えるヒューマンテクノロジーズが提供している勤怠管理システム。使い勝手の良さと多彩な打刻方法が魅力で、2万2,000社の導入実績を誇るおすすめのサービスです。打刻についてはPC・モバイル打刻(GPS打刻)・ICカードのほか、指紋認証や指静脈認証、顔認証などにも対応しています。
KING OF TIMEの初期費用は無料、月額利用料は1人あたり300円(税抜)。30日間の無料トライアル期間を用意しています。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- わかりやすい。つかいやすい。エラーが見やすい。 あとはログインがしやすくて、記録できるのもいいです。
- システムに関するサポートが優秀なのでしっかりとした精査内容などを細かくチェックして管理して振り分けることが可能なことがとても信頼が置ける
ジョブカン勤怠管理は、企業にクラウド型業務システムを提供するDONUTSが開発した勤怠管理システムです。基本機能としては、出勤管理、シフト管理、工数管理、休暇申請、超過労働のアラート機能、自動集計などがあります。
打刻は、PC、タブレット、モバイル、ICカード、指静脈認証や、LINE・Slackでも可能で、GPS機能の利用も可能です。また、30日間の無料トライアルですべての機能を利用できます。トライアル期間中でもカスタマーサポートが受けられる点もおすすめポイントです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- 画面操作がしやすく、見やすいところがいいポイントです。はじめての使用でしたが、みんなからの評価も良いので安心して使えます。
- 残業したことがキッチリ分かるからよい。コレがないと15分単位などとされてしまいますので、キチンと働いた時間が記録されるのは大変よいと思います。
以上、無料プラン・無料トライアルを試せる勤怠管理システム(GPS機能付き)を紹介しました。勤怠管理システムは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った勤怠管理システムの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますので、以下のボタンからぜひ一度お試しください。
勤怠管理システムのGPS打刻機能とは
はじめて勤怠管理システムを利用する人事労務担当者に向け、そもそもGPS打刻機能がどういったものかを解説します。
打刻した時間だけではなく場所も記録できる機能
GPS打刻機能とは、スマートフォンやタブレットのGPS機能を利用した打刻方法です。GPSとはGlobal Positioning Systemの略称で、日本語では全地球測位システムと訳されます。スマートフォンやタブレットといったGPS受信機でGPSの電波を受信することで、GPS受信機の位置情報を把握できるという仕組みです。その仕組みを利用したのがGPS打刻機能です。
GPS打刻機能により、「いつ」出退勤を行ったのかというデータだけでなく、「どこで」出退勤を行ったのかというデータも把握することが可能。オフィス外での勤務は実態が把握しづらいですが、GPS機能を使えばより正確な出勤情報を取得できます。営業やドライバー、訪問介護など直行直帰の多い職種や、派遣、イベント関連、リモートワークの勤怠管理にGPS打刻は導入されています。
従業員のスマートフォンがタイムカードの代わりに
GPS打刻では、従業員のスマートフォンやタブレットがタイムカードの代わりになります。勤怠管理システムの打刻方法にはさまざまな種類がありますが、ICカードによる打刻ではICカードリーダーを新たに購入する必要があります。
一方で、GPS打刻では新たに機器を購入する必要はありません。スマートフォンやタブレットの位置情報をオンにするだけで、GPS打刻機能を利用可能。スピーディーに勤怠管理システムを導入できます。
GPS打刻が向いている業種
GPS打刻を導入すれば、打刻するために出社する必要がなくなります。GPS打刻が向いているのは、オフィスの外で仕事をする従業員が多い業種です。たとえば、外回りの営業職が多い業種、建設業のような外での作業が多い業種、運送業や介護業などの現場との直行直帰が多い業種などにはGPS打刻が適しています。
また、GPS打刻は、GPSの位置情報を取得できればどこからでも打刻できるため、リモートワークをする従業員が多い企業の勤怠管理にもおすすめです。反対に出社する従業員が大半の業種では、GPS打刻は向いていません。
GPS打刻のメリット
勤怠管理システムの打刻方法には、パソコンからの打刻・ICカード打刻・生体認証打刻などさまざまな種類があります。これらの打刻方法と比較し、GPS打刻ならではのメリットは次の3点です。
- 打刻漏れを防止できる
- 不正や虚偽申告を防止できる
- 従業員の勤怠情報をより正確に把握できる
打刻漏れを防止できる
GPS打刻のメリットとしてまず挙げられるのが、打刻漏れを防止できる点です。勤怠管理システムのアプリをスマートフォンやタブレットにインストールし、端末の位置情報をオンにするだけでGPS打刻機能を利用できます。
スマートフォンやタブレットを操作するだけで確実に、打刻した時間と場所が勤怠管理システムに記録されます。タイムカードのように、自席から離れた場所までわざわざ行き、打刻する必要はありません。操作も数秒で終わるため、繁忙期でも従業員の負担にならない代行方法です。
不正や虚偽申告を防止できる
不正や虚偽申告を防止できる点もGPS打刻のメリットです。不正や虚偽申告の中で多いのが、実際は遅刻したのに同僚にタイムカードへの打刻を頼み、タイムカード上で遅刻していないように見せかける代理打刻です。
GPS打刻機能では「いつ」だけではなく「どこで」打刻したかも正確に勤怠管理システムに記録され、虚偽申告を防ぎます。さらに、打刻できるのは端末を持っている本人だけのため、タイムカードのなりすまし打刻を防止できます。
過大申告だけでなく過少申告の防止も含めて、勤怠管理の透明性を高めていくことは、企業だけでなく従業員のためにも重要です。
従業員の勤怠情報をより正確に把握できる
GPS打刻機能を利用することで、従業員の勤怠情報をより正確に把握できるようになります。たとえば、従業員が社外で勤務する場合、「後日、その従業員がオフィスに来た時に出退勤の時間を申告させる」という方法をとっている企業は少なくありません。
この勤怠管理方法だと、申告された勤務時間が本当に正しいものなのか会社側が判断することは難しいでしょう。また、その従業員自身が正確な出退勤時間を忘れてしまうことも考えられます。GPS打刻機能を利用すれば、「いつ・どこで・誰が」打刻したのかを客観的かつ正確に勤怠管理システム内に記録できます。
勤怠管理システムのGPS打刻のデメリット
メリットしかないように思えるGPS打刻にも、いくつかのデメリットがあります。メリットだけではなくデメリットも把握した上で、GPS打刻機能搭載の勤怠管理システムを導入するかを検討しましょう。
- GPS機能搭載の端末を用意しなければならない
- 不正打刻のリスクがある
GPS機能搭載の端末を用意しなければならない
一つ目のデメリットとして挙げられるのが、GPS機能搭載の端末を用意しなければならないこと。大半のスマートフォンやタブレットにはGPS機能が搭載されていますが、端末のバージョンによっては勤怠管理システムのアプリが正常に動作しないものもあります。
とくに、スマートフォンは種類が豊富で、従業員が使用しているスマートフォンのすべてでアプリが正常に動作するとは限りません。その場合、会社がGPS機能搭載の端末を用意する必要があります。
GPSの位置情報が取得できない場合には不正打刻のリスクも
不正打刻のリスクがある点も押さえておかなければなりません。GPS打刻機能は、GPSの位置情報を取得できれば、どこからでも打刻できる点がメリットです。しかし逆に言えば、GPSの位置情報を取得できなければ正確な勤怠管理ができません。
端末の位置情報がオフになっていたり、端末に何らかの不具合が生じたりなど、位置情報を取得できない可能性はゼロではありません。その場合、従業員が不正に打刻しても会社側が確認することが難しい点には注意が必要です。
GPS機能搭載の勤怠管理システムの選び方
GPS機能搭載の勤怠管理システムを選定する際のポイントは下記の3点です。具体的な選び方について解説します。
- プライバシーを守れるセキュリティ性能を備えているか
- 従業員にとって使い勝手がよいか
- 他のシステムと連携できるか
プライバシーを守れるセキュリティ性能を備えているか
まず重視しなければならないのが、勤怠管理システムのセキュリティ性能です。GPS機能搭載の勤怠管理システムでは、従業員の位置情報をもとに勤怠管理を行います。従業員の位置情報は個人情報に該当し、従業員によっては「監視されている」「プライバシーが侵害されている」と考える人もいるでしょう。そうした中、従業員の位置情報が漏洩してしまったら、企業は社会的な信用を失うばかりか、従業員の信用も失ってしまうことになりかねません。万全なセキュリティ対策を講じている勤怠管理システムを比較して選びましょう。
従業員にとって使い勝手がよいか
従業員にとって使い勝手がよいシステムかどうかも重要な比較ポイントです。勤怠管理システムと一口に言っても、使いやすさや画面の見やすさなどは勤怠管理システムによって全く違います。勤怠管理システムを実際に毎日利用するのは従業員です。従業員が見づらい・使いにくいと感じてしまうと、システムが全社的に浸透せず効率的な勤怠管理が難しくなってしまいます。
勤怠管理システムの中には、無料トライアル期間を設けている製品もあります。無料トライアル期間に、従業員にシステムを使ってもらい、使い勝手がよいか確認してもらうのがおすすめです。
他のシステムと連携できるか
他のシステムと連携できるかどうかも、勤怠管理システムを選ぶ上で比較すべきポイントです。勤怠管理システムは給与計算システムや、会計システムなど他のシステムと連携できますが、どの製品と連携可能なのかは勤怠管理システムによって違います。
自社で使っている給与計算システムや会計システムがある場合は、そのシステムと連携できる勤怠管理システムを選びましょう。たとえば給与計算と勤怠管理を連携することで労働時間の集計まで自動化でき、組織全体の業務効率を大幅に上げられます。
関連記事:2024年最新比較でおすすめの勤怠管理システムを徹底解説
まとめ:位置情報まで記録できるシステムで、社員の出勤状況を把握しよう
スマートフォンやタブレットのGPS機能を搭載した勤怠管理システムであれば、「いつ」「誰が」打刻をしたのかに加えて、「どこで」打刻をしたのかも正確に把握できます。会社の外で仕事をすることが多い営業職や、直行直帰の従業員が多い企業の勤怠管理にGPS打刻はおすすめの機能です。
この機会にGPS機能搭載の勤怠管理システムを導入したい方も多いのではないでしょうか。とはいえ、GPS機能搭載に限定しても数多くの製品がリリースされているため、「どのような基準で導入する製品を選べばいいか分からない」という方も多いでしょう。
自社に導入する勤怠管理システム選定にお悩みなら、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)にご相談ください。いくつかの質問に答えるだけで、希望要件に合った勤怠管理システムがわかる診断も用意していますので、ぜひ一度お試しください。
プロが代わりに探して紹介します!