Android対応の勤怠管理アプリおすすめ12選【無料版あり】
直行直帰時の打刻や外勤中でも有給などの各種申請を行いたい方も多いでしょう。 そこでおすすめなのが、勤怠管理アプリの導入です。スマホアプリ対応の勤怠管理アプリなら外出中でも打刻や有給申請・承認などの勤怠管理業務ができるため、従業員にも管理者にもメリットがあります。また、従業員が持つ社用スマホにAndroid端末を利用しているのであれば、Androidに対応している勤怠管理アプリは必須です。
そこで本記事では、Android対応でおすすめの勤怠管理アプリ12選を紹介。無料で試せるアプリや月額料金は有料でも初期費用無料のアプリも紹介しています。ぜひご覧ください。
なお、スマホ・PC・タブレットなど、デバイスを問わずに利用できる多機能な勤怠管理システムについては、別記事「勤怠管理システムを徹底比較」で解説していますので、あわせてご覧ください。
- Androidに対応した勤怠管理アプリのメリット
- 【比較表】有料でAndroid対応の勤怠管理アプリ
- 【有料版】Android対応の勤怠管理アプリおすすめ9選
- 【無料版】Android対応の勤怠管理アプリ3選
- Androidの勤怠管理アプリの注意点
- 勤怠管理アプリの3つのタイプ
- 勤怠管理アプリの主要機能
- 勤怠管理アプリの選び方
- Android対応の勤怠管理アプリのまとめ
Androidに対応した勤怠管理アプリのメリット
勤怠管理アプリとは、従業員の出勤時間や労働時間、休暇取得日数といった労働状況を管理できるアプリのことです。労働状況の管理だけでなく、従業員の出退勤の打刻や記録、残業や休暇の申請、シフト作成、労働時間の集計なども一元管理可能。従業員・管理者それぞれにメリットがあるため、導入する企業が増えています。
実際に、テレワークなどの多様な働き方に対応するため、多くの企業で勤怠管理アプリの導入が進んでいます。2021年に総務省が公表した調査によると、2020年度に勤怠管理ソリューションを導入済みの企業は29.6%(2019年度より1.6ポイント上昇)。Slackなどのコミュニケーションツール、Google Workspaceなどのグループウェア、オンライン会議システム、電子契約システムなどに次いで、勤怠管理システムは企業DXの有効な手段と認識されています。
※出典:総務省『デジタル・トランスフォーメーションによる経済へのインパクトに関する調査研究の請負』※画像はPRONI株式会社にて作成
従業員のメリット
勤怠管理アプリは従業員にとって、社外から打刻できる、打刻がボタン1つで完了する、自分の残業時間を把握しやすい、などのメリットがあります。勤怠管理アプリを使えば、社外からボタン1つで打刻ができるため、営業先などから打刻のためにわざわざ会社へ戻る必要がありません。
また、自分が何時間残業をしているかが一目でわかるため、気付いたら残業過多になっていた、などの事態を回避できます。
管理者のメリット
勤怠管理アプリは管理者にとって、不正な打刻を防げる、法令を確実に守れる、勤務時間の集計の手間が減る、などのメリットがあります。多くの勤怠管理アプリには厳格な本人確認機能がついているため、不正な打刻を防げます。
また、システムによって管理されるため、法令を厳守しつつ、これまで従業員の勤怠記録を集計するのにかかっていた時間を大幅に削減できます。Android以外のOSにも対応した勤怠管理アプリについては、別記事「スマホ対応のおすすめ勤怠管理アプリ」で解説していますので合わせてご覧ください。
【比較表】有料でAndroid対応の勤怠管理アプリ
ここでは、Androidで利用できる勤怠管理アプリを比較します。初期費用、月額料金、無料トライアル期間を比較した以下の表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル期間 |
---|---|---|---|
KING OF TIME | 無料 | 300円/1ユーザー | 30日間 |
チムスピ勤怠 | 要問合せ | 400円/1ユーザー | あり |
ジンジャー勤怠 | 要問合せ | 300円/1ユーザー | 1ヶ月間 |
CLOUZA | 無料 | 200円~/1ユーザー | 30日間 |
HRMOS勤怠 | 無料 | 100円/1ユーザー | 1ヶ月間 |
キンコン | 無料 | 200円/1ユーザー | 2ヶ月間 |
RecoRu | 無料 | 100円/1ユーザー | 30日間 |
ミナジン勤怠管理 | 無料 | 300円~/1ユーザー | あり |
シュキーン | 無料 | 200円/1ユーザー | 登録日の翌月末まで |
おすすめの勤怠管理アプリでは、どのサービスでも無料トライアル期間が用意されているため、本格導入前にAndroid端末での打刻が試せます。事前に画面の見やすさや操作感を試したい方におすすめです。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、希望要件に合った勤怠管理アプリが分かる診断(無料)ができます。ぜひ一度お試しください。
【有料版】Android対応の勤怠管理アプリおすすめ9選
どれほど機能の充実した勤怠管理アプリであっても、Androidに対応していないと従業員にとって使い勝手が悪く感じれられてしまいます。
そこで、機能の豊富さ、価格の安さ、外部ツールとの連携のしやすさなどの観点から、Androidに対応している有料版の勤怠管理アプリおすすめ9選を紹介します。
- KING OF TIME
- チムスピ勤怠
- ジンジャー勤怠
- CLOUZA
- HRMOS勤怠
- キンコン
- RecoRu
- ミナジン勤怠管理
- シュキーン
KING OF TIMEは、16年に渡り2万8,000社に利用されている、市場シェア率トップクラスの勤怠管理システムです。
16種類の打刻方法や海外拠点対応などが備わっており、さまざまな働き方に対応しています。
その他にも、導入前・導入後に専門スタッフによる手厚いサポートを受けられる点、会社ごとの就業ルールを反映できる点、LINEWORKSやSmartHRなどの人気外部サービスと連携可能な点が人気となっており、初めて勤怠管理システム導入する企業におすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- 出勤、退勤がスムーズに反映され、勤務時間や有給の残数なども一覧で分かりやすく、使いやすいと思います。
- 管理者の設定方法や従業員の打刻方法がが分かり易く、権限設定やグループ分けが簡単に出来る。 またサポート体制も良く柔軟に対応して頂けた。
TeamSpiritは、労働時間・有休・残業情報などをリアルタイムで管理できる勤怠管理システムです。
勤怠管理機能以外にも、経費計算・電子稟議・社内用SNSなど多くの機能が搭載されており、勤怠管理・工数管理・経費精算・電子稟議の一元化を実現できます。
また、社労士監修の元で定期的にアップデートが行われるため、法改正にも柔軟に対応しています。
勤怠だけでなく、経費の集計や稟議などにかかる手間も削減したい企業におすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 英語
- 申請のモバイルデバイス対応
- 有給休暇の自動付与機能
- シフト制の変形労働や土日祝日休みの固定労働、フレックスに管理監督者と多様な形態にフレキシブルに対応していたため、導入しやすかったと感じています。 中でも独自の休暇制度についても管理できるようにアレンジできたのは業務軽減につながりました。
- 説明書がなくても使いやすい 勤務管理システムは出社した際毎日使うものなので、ひと目で見てわかるものがよい。
jinjer勤怠は、勤怠・人事・労務などに関するクラウドサービスjinjerシリーズの1つです。「追加料金なしで利用できる機能が多い」と人気の勤怠管理システムです。
パソコン・スマートフォン・タブレット・ICカードなど、さまざまな打刻方法に対応しています。
また、従業員画面・管理者画面がともにタブレットとスマートフォンアプリに対応しているため、使い勝手が良く、他のjinjerサービスと併せて利用すれば、更なる業務効率化が期待できます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 今迄は電話で勤怠管理していたが、その手間が無くなった。 振替休日の管理がし易くて、残りの日数が直ぐに分かる。
- 反応がいいです。シフト制なので日勤なのか夜勤なのか午後勤務なのかボタンがあって勤怠管理がしやすいと思います。
CLOUNZAは、シンプルさと価格の安さを追求した勤怠管理システムです。
従業員1人あたりの月額は200円で、シフト管理、外部ソフト連携、アラート機能などの利用が可能です。なお、有給休暇管理や在宅勤務管理などの機能も使いたい場合は、追加料金が発生する仕組みです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
- シフトの作成機能
- 有給休暇の自動付与機能
- いつ働いたのか、休んだのかの情報が見やすい。また、会社のいつが休みで出勤日なのかも非常に見やすくなっている。
- 説明書がなくても楽に使えることが1番のいいポイントになります。初心者も分かりやすく使いやすいと思います
IEYASUは、1,000社以上のサポートを行った、人事実務の専門家によって作られた勤怠管理サービスです。
パソコン、スマートフォン、ICカード、slack、LINEなど、打刻方法が豊富に用意されています。また、レポート機能が月・日時・項目別に出力でき、社員の勤怠状況が可視化されています。
さらに、無料プラン、ベーシックプラン(月額3,800円)の二種類が展開されているため、必要な機能に応じてプランを選択できるのも人気の秘訣です。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 有給が時間単位で設定できる。 他のシステムから移管する際に有給の残時間調整など細かい設定が出来るだけに、初期設定時は難儀したが、全てサポートに問い合わせたところ即日対応いただけて助かった。 弊社はアルバイトの所定労働時間やシフトがバラバラだが、細かい設定が可能なおかげで上手く管理できている。
- 無料で利用できるところが最大の良い点です。一般の利用者が使用する打刻画面はシンプルでわかりやすい。簡単な集計機能もありライトユーザーにはおすすめです。
kinconeは、勤怠管理に加えて交通費清算ができるなどの便利な機能が搭載されていながら、従業員1人あたり月額220円と、低価格で利用できる点が人気の勤怠管理システムです。
勤怠登録の際に専用端末へICカードをかざすだけで、交通費を簡単に記録できます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 英語
- 有給休暇の自動付与機能
- 画面が見やすく。文字の操作がやりやすい。 立ち上げてもすぐ起動する。フリーズしない為、かなり使いやすい。 他社にもお勧めしたい
- インターフェースが馴染みやすくて、覚えやすい。階層的でタスクを管理しやすい。また共有もしやすく発展性がある。
レコルは、従業員1人あたりの月額が100円で利用できる勤怠管理システムです。
業界トップクラスの価格の安さが人気の秘訣です。低価格ながら、勤怠管理、勤怠集計、有給休暇管理、勤務アラート、勤怠集計などの必要な機能が十分に備わっています。
打刻方法もICカード、生体認証、Webブラウザ、スマートフォンアプリなど多様です。さらに、SmartHRやマネーフォワードクラウド給与などの外部ソフトとも連携可能います。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
- 作業員の出社状況、協議場所、協議時間が鮮明にわかることが良いポイントである。 また、残業時間の把握や会社全体の就業時間がわかることも良いポイントである。
- 使用方法は簡単でWebベースの為、スマホなど直行・直帰の際も入力が可能な所が良い ITやWebに疎い層にも問題なく使用が出来ている
ミナジン勤怠管理は、使いやすさにこだわりつつ、就業ルールの設定も細かくカスタマイズできる勤怠管理システムです。
勤怠管理や有給休暇管理、レポート機能など、必要機能がバランスよく備わっています。
その他にも、AI機能がとても充実しており、社員の勤怠状況から、4ヵ月後の退職可能性などを割り出すことができます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 打刻位置情報の自動記録
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 直感的で使いやすいです。導入には反対の声も多くありましたが、何度も何度も説明会を開いて導入にこぎつけました。
- シンプルで使いやすい。特に導入時からトラブルなく使用できており、新入社員などが入ってきてもすぐに理解して運用できている
シュキーンは、打刻機能、統計機能、有給休暇管理、シフト作成機能、給与ソフトとの連携機能など、必要な機能が満遍なく備わっている勤怠管理システムです。
スマートフォンなどの端末を持って親機の近くを通るだけで出退勤記録をつけられる便利な機能「とおってシュキーン」も搭載されています。
導入後2ヵ月間は無料で試せるので、実際に使ってみてから導入を決めたい会社にもおすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
- シフトの作成機能
- 打刻時間のまるめ設定
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 給与計算ソフト用のデータ出力機能
【無料版】Android対応の勤怠管理アプリ3選
勤怠管理アプリに興味はあっても、いきなり有料のものを使うのは抵抗があるという企業も少なくないでしょう。
そこで、無料で使えるAndroid対応の勤怠管理アプリのおすすめ3選を紹介します。
- タイムカード
- 勤務ログ Free
- 簡易勤務表
タイムカード
タイムカードは、Androidからのみ利用できる、無料の勤怠管理アプリです。出勤時・退勤時にボタンを押すだけで簡単に勤怠登録が完了します。ウィジットからの記録も可能なので、煩わしさがありません。
また、SDカードを使えばバックアップやデータの移行も可能。残業や深夜労働の時間も算出でき、従業員が自分の労働時間を管理しやすい設計となっています。
勤務ログ Free
勤務ログ Freeは、Androidにのみ対応している、無料の勤怠管理アプリです。事前に勤務パターンの登録さえ済ませれば、ボタンのタップで簡単に勤怠登録が可能。勤務時間帯が日によって異なる人におすすめのアプリです。
また、メモ機能もついているため、移動時間を活用して、日報などの書類の下書きなどを作ることができます。
簡易勤務表
簡易勤務表は、出勤時間や交通費をタッチ1つで登録できるAndroid専用の勤怠管理アプリです。職場ルールに合わせて締め日も設定でき、月の終わりには集計ボタンを押せば稼働時間を集計してくれます。
集計したデータをPDFにして、メールで管理者に送信できるため、従業員・管理者双方の手間が省けます。また、曜日ごとに勤務体系を変更できるのも、不規則な勤務時間の従業員が使いやすいポイント。業務効率化が期待できる勤怠管理アプリを無料で使いたい会社におすすめです。
以上、機能比較や料金比較でおすすめの勤怠管理アプリを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、勤怠管理アプリ選びの相談を承っています。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
Androidの勤怠管理アプリの注意点
勤怠管理アプリは業務を効率化できる優れものですが、導入の際には注意すべき点が3つあります。なぜ注意する必要があるのか、理由も含めて詳しく説明します。
外部ツールと連携がしにくい
SlackやLINEWORKS・SmartHRなどの、すでに会社で導入しているツールと勤怠管理アプリを連携できれば、より業務効率化を促進できます。しかし、連携可能な外部ツールは勤怠管理アプリによって異なります。連携できると思っていたツール連携ができない事態を防ぐために、会社で導入しようとしている勤怠管理アプリではどのような外部ツールと連携できるのか、事前によく確認しましょう。
課金が必要な場合もある
勤怠管理アプリを使う際には、初期費用や通常料金とは別に課金が必要となる場合もあります。無料プラン・有料プランとわかれているアプリもありますが、なかには特定の機能を追加する際に課金が必要となるアプリもあります。想定していた以上にコストが生じたなどの事態を防ぐためにも、実際に必要な機能をすべて追加した際にかかるコストを確認しましょう。サポート体制の整っている勤怠管理アプリなら、コストの相談にも親身に乗ってくれます。
法改正に対応していない場合もある
労働基準法などの勤怠に関する法律は、頻繁に改正されています。実際に、2023年までに、「月60時間以上の残業をした際の割増率が引き上げられる」内容の法改正がされる予定です。「知らないうちに法律違反をしていた」などの事態を防ぐためにも、会社に導入する前に、法改正に対応しているかどうかよく確認しましょう。
無料版と有料版の勤怠管理アプリの違い
無料版は、コストがかからない点が魅力的であるものの、総合的な使いやすさは有料版に比べて劣ります。そのため、無料版の勤怠管理アプリは会社全体で使うのではなく、従業員が個人的に利用するケースが多いです。従業員・管理者双方の負担を軽減して業務効率化を図るためには、会社全体で有料版の勤怠管理アプリ導入をおすすめします。
機能制限
無料版の勤怠管理アプリで使える機能は、出退勤の打刻や、勤務時間の集計などの基本的な機能のみです。一方で、有料版の勤怠管理アプリでは、生態認証やアラーム機能が使える、さまざまな外部ツールと連携できるなどの便利なポイントがたくさんあります。
サポート体制
有料版は無料版に比べ、サポート体制が手厚いです。アプリ導入時はもちろん、運用方法や運用するうえで発生した問題などを専門スタッフに相談できます。会社全体で導入する際には、万全のサポート体制が整っている有料版のアプリを使う方が、リスクを抑えられます。
OS対応
無料の勤怠管理アプリは、Androidにのみ対応している場合がほとんどです。一方で、有料版の勤怠管理アプリは、Androidだけでなく、パソコン・タブレット・iPhoneなどさまざまなOSに対応しています。「勤怠登録はAndroid端末で簡単に済ませ、集計作業はパソコンで行う」など、状況に応じて柔軟にOSを切り替えられるのは、有料版ならではのメリットです。
勤怠管理アプリの3つのタイプ
勤怠管理アプリには、打刻する方法によって3つのタイプがあります。自社に合ったタイプを選択できるように、それぞれの特徴やメリットを詳しく説明します。
タイムレコーダー型
タイムレコーダー型とは、勤怠管理アプリでの打刻を通じて、出勤・退勤を記録するタイプです。1台のタブレットを職場に設置し、タブレットから社員が打刻する形式です。大勢の社員が出入りする職場に設置すると便利です。
→タブレット対応のおすすめ勤怠管理システム(別記事)
多機能型
多機能型とは、従業員個人の端末から打刻するタイプです。社外でも打刻ができるため、打刻のために一度会社へ立ち寄る手間がなくなります。
また、アラート機能や勤怠記録の処理など、管理者用の機能も充実しています。ただし、不正な打刻を防ぐために、本人確認機能が備わっているものを選ぶ必要があります。
他業務連携型
他業務連携型とは、単に勤怠管理ができるだけではなく、給与・労務・人事システムと連携し、さまざまな業務を一気に効率化できるタイプです。勤怠管理業務だけでなく、会社のあらゆる業務を大幅に効率化できる点がメリットです。なお、連動できるシステムは勤怠管理アプリによって異なるため、事前に確認する必要があります。
勤怠管理アプリの主要機能
勤怠管理アプリの主要機能に関して、従業員側・管理者側の観点で解説します。
従業員が使う機能
従業員は、主に打刻をする際に、勤怠管理アプリを使用します。
打刻
打刻機能とは、出勤時・退勤時に、勤怠を登録できる機能のことです。タイムレコーダー型以外のタイプであれば、従業員それぞれが所有しているモバイル端末から打刻を行えるため、営業先や自宅などの社外からも打刻できます。
なお、不正な打刻がされないよう、本人確認機能が備わっている勤怠管理アプリもあります。
共用打刻
共用打刻とは、職場に設置してある1台の端末を使って、社員が打刻をする機能です。ICカードをタッチしたり、端末の近くを通りかかるだけで打刻が完了するものがあります。こちらも、顔写真などの本人確認機能が備わっている場合が多いです。共用打刻は、従業員の多くが出勤時と退勤時に職場にいる会社におすすめです。
管理者が使う機能
管理者は、従業員が行った打刻を確認したり、従業員の勤怠記録を集計する際に勤怠管理アプリを使用します。
勤怠の確認
従業員の勤怠状況をリアルタイムで確認できます。労働過多の従業員や、法令遵守が怪しまれる従業員がいた場合、アラート機能が起動します。そのため、従業員の健康を守り、法令違反を未然に防ぐことができます。
集計
従業員が打刻をした記録はリアルタイムで集計されるため、管理者はいつでも従業員の勤怠状況を確認できます。これにより、従業員の打刻漏れを発見したり、働きすぎている従業員のフォローができます。
勤怠管理アプリの選び方
さまざまな勤怠管理アプリがあるなかで、会社に導入するものを選ぶ際には、留意すべき点が3つあります。どのようなことに気を付ければよいのか、具体的に紹介します。
自社の勤務形態に合っているか
勤怠管理アプリが自社の勤務形態に合っているかは重要なポイントです。あなたの会社がフレックス勤務などの変則的な働き方を取り入れているのに、基本勤務にしか対応していないものを導入してしまっては、かえって従業員の負担になってしまいます。
また、打刻を行う場所に対応している勤怠管理アプリかどうかも重要なポイントとなります。在宅勤務を取り入れているのであれば自宅から打刻できるものを、営業先などで打刻する従業員が多いのであればどこからでも打刻できるものを選びましょう。
外部システムとの連携
すでに導入済みの給与システムや人事システムと連携可能かどうかも、勤怠管理アプリを選ぶ際に確認すべき点です。なお、給与や人事などの外部システムを導入していない場合は、この機会に給与や人事、労務など、多機能が搭載されている勤怠管理アプリの導入をおすすめします。
運用コスト
長く使っていくには、勤怠管理アプリの運用にかかるコストも重要です。勤怠管理アプリの運用にかかるコストの相場は、従業員1人あたり月額300円といわれています。費用の高いアプリほど機能は充実しているため、自社で運用するにあたり必要な機能を想定しておくと、料金のイメージができます。有料の勤怠管理アプリであれば、専門のスタッフに費用に関して事前に相談可能です。
「こんなに費用がかかるはずじゃなかった」とならないよう、事前によくシミュレーションしておきましょう。
Android対応の勤怠管理アプリのまとめ
今回は、Android対応の勤怠管理アプリのおすすめ13選と、勤怠管理アプリを得ぶ際の注意点や選び方などを紹介しました。勤怠や労務周りの業務が効率化できれば、従業員・管理者双方の負担を減らすことができます。従業員・管理者の負担が減れば、注力している事業に時間を割けるようになり、業務効率化につながるでしょう。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件で勤怠管理アプリを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
数ある勤怠管理アプリを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った勤怠管理アプリが分かる診断(無料)ができます。
プロが代わりに探して紹介します!