CRMのAPI連携とは?おすすめ顧客管理システム9選【2025年版】
CRMを導入しても、「他のツールとデータが連携できない」「手入力が多く非効率」といった課題に直面する方は多いでしょう。これを解決するのがAPI連携。APIを活用すれば、CRMと営業支援ツール(SFA)や会計ソフトなどを自動でデータ連携でき、業務効率が向上します。
本記事では、CRMのAPI連携のメリットや選び方を解説し、おすすめのCRMを比較表付きで紹介します。CRM選びの参考にしてください。
- API連携とは
- API連携で広がるCRM活用のメリット
- 【比較表】API連携対応のCRM
- API連携対応のCRMおすすめ9選
- API連携に対応するCRMの選び方
- まとめ:API対応CRMでシステム連携を強化しよう
API連携とは
CRMを選ぶ際、「API」や「API連携」という言葉を目にする機会は多いでしょう。API(Application Programming Interface)とは、異なるシステム同士をつなぎ、データや機能を連携させる仕組みのことです。多くのCRMはAPIを公開しており、外部サービスとの接続を前提に設計されています。
イメージしづらい場合はSNS連携を想像すると分かりやすいでしょう。InstagramとX(旧Twitter)を連携させておけば、Instagramに投稿した内容をそのままXにも自動共有できます。これもAPI連携の一例です。
また、POSレジと販売管理システムをAPIでつなげれば、販売データが自動で同期され、手作業での集計が不要になります。業務の手間を減らし、情報を正確に共有できる点がAPI連携の大きな役割です。
API連携で広がるCRM活用のメリット
CRMと外部サービスをAPIでつなぐと、データ連携が自動化され、日々の管理業務の手間を大きく削減できます。最新データを常に共有できるため、精度の高い運用が可能になります。
API連携で広がるCRM活用のメリット3つ
- データを自動同期でき、更新漏れを防げる
- 日常業務の負担を軽減し、効率化につながる
- 開発・運用コストを抑えながらシステム連携できる
データを自動同期でき、更新漏れを防げる
API連携を行うと、CRMと外部システムの情報が自動で同期されます。手動でCSVをインポート・エクスポートする必要がなくなり、更新漏れや入力ミスの防止にも効果的です。常に最新データを閲覧が可能となり、マーケティング・営業・顧客対応など各業務で正確な判断ができるようになります。
日常業務の負担を軽減し、効率化につながる
手作業によるデータ移行は時間がかかり、人為的なミスも発生しやすい業務です。API連携を使えば、複数ツール間での情報共有がスムーズになり、スタッフの負荷を大幅に削減できます。空いた時間を分析や改善施策に充てることができ、業務全体の効率化につながります。
開発・運用コストを抑えながらシステム連携できる
自社でシステム同士を統合する場合、追加開発や改修コストが発生するケースがあります。API連携に対応したCRMであれば、既存ツールやデータベースと簡単につなげられ、大きな改修を行わずに運用できます。長期的に見てもコストを抑えつつ、柔軟なシステム環境を構築できます。
【比較表】API連携対応のCRM
ここからは実際に、API連携が可能なCRMを比較します。料金や導入実績数を比較した表をご覧ください。
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料金
月3,500円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
月6,500円/ID
初期費用 0円
(他2プラン)
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料金
月6,000円
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月34,800円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月85$/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月2,200円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他4プラン)
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料金
月9$/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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導入実績社数 185業種、5,500社超 |
導入実績社数 3,700社以上 |
導入実績社数 200社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 100,000社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 1万社 |
各種APIが豊富に揃っており、ワークフローシステムやCTI、ビジネスチャットツールなど、さまざまな外部システムと連携させることもできます。
2.5ヵ月とスピーディーに構築・導入できるのもうれしいポイント。導入後は3ヵ月間にわたったオンボーディング、さらにその後のツール連携やステージアップを支援する定着サポートまで充実しています。
営業成果を最大化させるさまざまな機能が用意されており、毎日のアクションの時系列表示や、ネクストアクションのアドバイス、カード形式でわかりやすい案件管理、売上実績や着地見込みなどのレポーティングを利用できます。
GrowthプランのユーザーであればAPI連携にも対応しており、外部システムと連携することで、効果的な活用が可能です。
有料プランにアップグレードすれば、より営業組織を強化する各種機能も利用できます。API連携にも対応しており、外部サービスと柔軟に連携させることが可能です。
導入後の定着率は99%を誇り、「これまでにかかっていたコストや工数が80%カットされた」「売上が200%アップした」など、喜びの声も多数。豊富に搭載された便利な機能を直感的に使えるため、多くの企業で営業力の強化に役立てられています。
AI エンジンの「SugarPredict 」を活用することで、CRMにあるデータが限られている場合でも高精度な予測が可能。収益の拡大に貢献します。API連携を行うことで効果を最大化させることができるでしょう。
また、API連携を活用することで、柔軟にシステム同士を連携させることもできます。非常に操作性に優れており、ドラッグ&ドロップなどのシンプルな操作で使いこなせるのもうれしいポイントでしょう。
CRM機能やIP電話、チャットツール、マーケティングオートメーションなどの機能を幅広く網羅しているのがうれしいポイントです。API連携を利用することによって、外部システムとのデータ連携も柔軟に行うことができます。
ホットプロファイル オープンAPIを利用して外部システムとデータ連携ができるほか、外部のグループウェアやSFA、BIツールやビジネスチャットツールなど、さまざまなシステムとの連携が可能です。
オープンAPIを利用することで、Sansan内の名刺情報を外部システムと柔軟に連携させることが可能。プラグインやCSVファイルによる出力なども行えます。
各種サービスについては次の章で詳しく紹介します。
API連携対応のCRMおすすめ9選
ここからは、API連携が可能なおすすめのCRMを紹介します。ぜひ参考にしてください。
API連携可能なCRMをチェック
esm(eセールスマネージャー)は、これまでに5,500社以上に導入されており、トップクラスの顧客満足度を記録してきたCRM/SFAツールです。
各種APIが豊富に揃っており、ワークフローシステムやCTI、ビジネスチャットツールなど、さまざまな外部システムと連携させることもできます。
2.5ヵ月とスピーディーに構築・導入できるのもうれしいポイント。導入後は3ヵ月間にわたったオンボーディング、さらにその後のツール連携やステージアップを支援する定着サポートまで充実しています。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Mazrica Salesは、現場ファーストであることを軸に作られたセールス・マーケティングプラットフォームです。
営業成果を最大化させるさまざまな機能が用意されており、毎日のアクションの時系列表示や、ネクストアクションのアドバイス、カード形式でわかりやすい案件管理、売上実績や着地見込みなどのレポーティングを利用できます。
GrowthプランのユーザーであればAPI連携にも対応しており、外部システムと連携することで、効果的な活用が可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
HubSpot
HubSpotは、無料で導入できるCRMです。パイプライン管理や取引のトラッキング、企業インサイトのほか、チャットやフォーム作成、LP作成なども可能。無料でありながらも機能が充実しているため、なるべく費用を抑えながらCRMを導入したい場合にはうってつけでしょう。
有料プランにアップグレードすれば、より営業組織を強化する各種機能も利用できます。API連携にも対応しており、外部サービスと柔軟に連携させることが可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
GENIEE SFA/CRM
GENIEE SFA/CRMは、「だれでも”使える”国産SFA/CRM」として多くの企業から人気を集めています。API連携にも対応しているため、データを連携させたい外部システムがある場合でもスムーズに活用できるでしょう。
導入後の定着率は99%を誇り、「これまでにかかっていたコストや工数が80%カットされた」「売上が200%アップした」など、喜びの声も多数。豊富に搭載された便利な機能を直感的に使えるため、多くの企業で営業力の強化に役立てられています。
主な機能
SugarCRM
SugerCRMは、スタートアップ企業をはじめ、中堅企業や大手企業にまで幅広く導入されているCRMツールです。高精度なカスタマーエクスペリエンスを叶える機能が充実しており、これまでには把握できなかったカスタマー像をクリアにできます。
AI エンジンの「SugarPredict 」を活用することで、CRMにあるデータが限られている場合でも高精度な予測が可能。収益の拡大に貢献します。API連携を行うことで効果を最大化させることができるでしょう。
主な機能
pipedrive
Pipedriveは、世界各国9万5,000社もの企業で導入されてきたセールスCRMです。リード管理ややり取りの追跡、レポーティング、タスクの自動化などが可能で、モバイルアプリを用いればオンライン・オフライン問わず作業可能。
また、API連携を活用することで、柔軟にシステム同士を連携させることもできます。非常に操作性に優れており、ドラッグ&ドロップなどのシンプルな操作で使いこなせるのもうれしいポイントでしょう。
主な機能
Freshsales Suite
Freshsales Suite(旧:FreshworksCRM)は、世界各地の4万社に導入されており、グローバルに人気を集めているCRMです。導入時の設定が非常に簡単で、最短1日で導入できるというスピードも魅力。インターフェースがわかりやすいことから、社内への定着率も高いでしょう。
CRM機能やIP電話、チャットツール、マーケティングオートメーションなどの機能を幅広く網羅しているのがうれしいポイントです。API連携を利用することによって、外部システムとのデータ連携も柔軟に行うことができます。
主な機能
ホットプロファイルは、名刺管理をはじめマーケティングオートメーションやリード管理、営業支援などの機能がひとつにまとまったクラウド型の営業支援ツールです。
ホットプロファイル オープンAPIを利用して外部システムとデータ連携ができるほか、外部のグループウェアやSFA、BIツールやビジネスチャットツールなど、さまざまなシステムとの連携が可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Sansanは、名刺管理ソリューションとしてトップクラスの導入シェアを誇るサービスです。スキャナやスマートフォンを利用して名刺情報をデータ化・管理できるほか、人物情報やコンタクト情報の一元管理などが可能。CRM機能も搭載されているため、企業の最新情報や人事異動情報などに素早くキャッチアップできます。
オープンAPIを利用することで、Sansan内の名刺情報を外部システムと柔軟に連携させることが可能。プラグインやCSVファイルによる出力なども行えます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
API連携に対応するCRMの選び方
API連携に対応したCRMを選ぶ際は、機能性だけでなく、外部ツールとの連携範囲や運用のしやすさを見極めることが重要です。比較時に確認すべきポイントを整理して解説します。
- 自社に必要な機能は揃っているか
- 提供形態はクラウド型かオンプレミス型か
- 既存システムとの連携は可能か
- セキュリティ・サポート体制は万全か
- 誰でも操作しやすいシステムか
自社に必要な機能は揃っているか
API連携に対応したCRMを検討する際は、まず自社の業務に欠かせない機能を整理することが重要です。顧客情報の管理や商談履歴、問い合わせ対応、マーケティング施策の管理など、日常的に扱うデータがどれだけCRMに集約できるかが選定の軸になります。 一度導入すると乗り換えの負担が大きいため、複数サービスを比較し、標準機能と外部ツール連携の両面から評価しましょう。
企業が重視するCRMの機能(独自調査)
当社・PRONIアイミツSaaSが2025年5月〜9月に実施した調査では、「顧客管理」(97%)が最も多く、「案件管理」(78%)、「スケジュール管理」(74%)が続きました。多くの企業が、顧客情報を中心に業務を整理し、必要なデータへすぐアクセスできる環境を求めていることがわかります。API連携を評価軸にする場合も、この“一元管理のしやすさ”が重要な判断材料になります。
提供形態はクラウド型かオンプレミス型か
CRMはクラウド型とオンプレミス型で特徴が異なります。クラウド型は初期費用が抑えられ、保守運用も不要でスピーディに導入できます。API連携の拡張性も高いため、外部サービスと柔軟につなぎたい企業に向いています。
一方、オンプレミス型は自社サーバーで運用するため、独自仕様のワークフローに合わせた高いカスタマイズ性を発揮します。ただし、構築・運用には時間とコストを要するため、セキュリティ方針・ITリソース・予算を踏まえて選択する必要があります。
既存システムとの連携は可能か
CRMを導入する効果を最大化するには、現在利用しているシステムとの連携可否を必ず確認しましょう。営業支援(SFA)、MAツール、CTI、会計ソフト、基幹システムなど、複数のツールを併用している企業ほどAPI連携の価値は高まります。
標準連携が用意されていない場合でも、APIで補えるか、一部機能を自動化できるかが重要です。連携性は日々の作業時間を大幅に左右するため、選定段階で詳細を確認しておきましょう。
セキュリティ・サポート体制は万全か
CRMは顧客情報を扱う性質上、セキュリティ要件のチェックは欠かせません。多要素認証、通信暗号化、権限設定、データバックアップの有無などは必須の確認ポイントです。 また、API連携は構築後も運用サポートが必要になるケースが多いため、サポート体制の充実度も重要です。問い合わせ対応の範囲、初期設定支援、運用フォローが整っているサービスを優先しましょう。
誰でも操作しやすいシステムか
どれだけ機能が豊富でも、現場のスタッフが使いこなせなければ導入効果は得られません。無料トライアルやデモを活用し、画面の見やすさや作業導線を確認しましょう。 特にAPI連携を前提にする場合、複数ツールの情報を扱うため、操作性の良し悪しが業務の効率性に直結します。日常業務の流れに沿って無理なく使えるかを基準に判断することが大切です。
まとめ:API対応CRMでシステム連携を強化しよう
APIに対応したCRMを導入すると、既存システムとのデータ連携が自動化され、入力作業の削減や情報共有の迅速化が実現します。MAや会計、予約管理など複数ツールを利用している企業でも、データが一元化されることで運用負荷を抑えつつ、業務全体の精度とスピードを高められます。
とはいえ、数あるCRMを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCRMが分かる診断(無料)ができます。
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