【2024年11月】RPAツールのランキング
RPAツール
最新のRPAツール58件をランキング形式で一覧掲載(2024年11月21日時点のランキングを表示中)。RPAツールの料金や機能、特徴をまとめて比較することができます。画面左に設置された【検索機能】を活用すれば、「導入企業の規模」「導入業界の実績」「使いたい機能」「連携したいシステム」を絞り込んで条件に合ったサービスの人気ランキングを一覧で確認できます。また、画面下に表示される【比較表を作る】から最大6サービスの比較表を作成することも可能です。手作業で行う業務をできるだけ削減し、業務効率化や作業ミスの防止を図ることができるRPAツールをお探しの企業は、ぜひご活用ください。
RPAツールとは
RPAとはRobotic Process Automationの略で「ロボットによる業務の自動化」と表現されることがあります。RPAツールでは、これまで人が手作業で行ってきた業務をAIなどのロボットが代行。業務を自動化するで、業務プロセスの処理にかかる時間を短縮し、業務効率を向上させることが可能です。導入した会社では、社員は煩雑な作業を行うことなく重要な仕事に集中することができるでしょう。
さらに詳しく知りたい方は、RPAツールとは何かを解説した記事をご覧ください。
RPAツールの選び方
RPAツールを選ぶ際に最も重要なのは、自社の環境や目的に合っているかどうかです。どういった業務を自動化させ、どういったゴールを目指しているのか明確にする必要があります。本当に自動化させたい業務がRPAツールで自動化できるかどうか確認しましょう。
その他に、どの程度の業務範囲まで対応できるか、自社が利用している他のツールと連携できるかの確認も重要です。また、費用対効果の点もしっかりと検証しましょう。RPAツールは導入するだけでは活用はできません。導入前の準備、検証、運用など必ず工数がかかります。導入コストにたいして発生する工数や効果が見合っているか、導入前に検討することが重要です。
加えてセキュリティ対応の確認も必要です。不正アクセスによる情報漏洩リスクを考え、暗号化やアクセス制限などの機能やオンプレミスにするのかなど、確認・検討しましょう。
さらに詳しく知りたい方は、RPAツールの選び方を解説した記事をご覧ください。
RPAツールの価格・料金相場
RPAツールでは、ツールを契約するにあたり発生するライセンス料や利用するための基本料金が発生することが多いです。また、ツールによってはパソコンにダウンロードして使うデスクトップ型、クラウド上で利用できるクラウド型など、導入形態で金額が変わる場合もあります。自社でどの程度RPAを利用したいのかなどを検討して、適した価格のツールを選択すると良いでしょう。
月額費用:8万円~、年間費用:40万円~など
※問い合わせが必要な場合が多い
より詳しく知りたい方は、RPAツールの費用と料金相場を解説した記事をご覧ください。
RPAツールのメリット・デメリット
RPAツールは、定型業務を自動化することができるため非常に便利で近年注目を集めているツールです。しかし、すべての業務を自動化できるわけではありません。現段階では、ある程度人間の意思決定が必要な業務はRPAでの自動化は不向き。どのような目的でRAPツールを利用したいのか、メリット・デメリットをしっかりと理解して導入する必要があります。
メリット
①コスト削減定型業務を自動化することで、その作業にかかっていた人員削減が可能に。そのため、その分の人件費をカットすることができます。また、定型業務でかかっていた時間を別の重要な業務時間にあてられるため、そのほかの業務でもコストカットが見込めるでしょう。
②業務効率化・生産性向上これまで人の手で行っていた煩雑な作業を業務をロボットに任せることで自動化が実現できます。RPAツールのロボットは365日24時間稼働可能なため、必要な作業は従業員が稼働しない時間に終了させておくなど、生産性や業務効率の向上が見込めます。
③ミスの軽減煩雑な業務を人の手で行う場合、どうしても入力・操作ミスは発生してしまいます。RPAツールのロボットでは作業が自動化されるため人為的なミスが発生せず、トラブル回避に繋がるでしょう。たとえトラブルが発生したとしても運用を見直すきっかけになり、より正確性の高いフローを構築できます。
デメリット
①費用が発生するRPAツールを導入するとなると、それなりの費用が発生する場合があります。また、導入に際しては業務プロセスの検証、シナリオ作成、開発など検証に対する工数がある程度かかるのが事実。検証後導入したとして、運用・管理や作業の見直しなども必要です。RPA導入による自動化に対して、費用に対して工数が思った以上にかかってしまうということもあるでしょう。
②ツール停止のリスクシステム障害や不具合などでRPAツールが停止することもあります。人員を削減している場合でも、急遽RPAの行っていた業務を他の従業員が対応しなくてはいけません。その他の業務が滞ったり、通常以上に時間がかかったりなどのリスクが発生するでしょう。
③情報セキュリティの問題外部からシステムに攻撃を受けた場合にさまざまな情報漏洩のリスクがあります。RPAを会社全体で導入している場合、幅広い情報を外部にさらしてしまう危険性があるでしょう。導入の際はセキュリティ面で安心できるツールを選ぶことが重要です。
RPAツールの導入のしかた・使い方
RPAを導入する際にはどのような業務を自動化するのか、業務プロセスの洗い出しが必要です。全体業務の中で最終的にどの部分を効率化させるか、そのためにはどの部分を自動化するのかを判断。この工程がないと、RPAを導入したとしても最終的に業務効率化が達成されなかったなど、失敗に繋がることもあります。自動化させたい業務を明確化しRPAを導入したら、設計のための要件定義を行います。要件定義は、RPAが正しく動くための設計図。業務プロセスを細分化しどのようにロボットを動かし、イレギュラーが発生した際にどうするのか洗い出すことが必要です。
要件定義ができたら実際に動かすシナリオを作成。さまざまツールで作成方法が違う場合がありますが、たとえば、自動化させたい作業をPC上で実行すると、その行動をツールが動作ルールとして記録。その動作ルールをもとに作業を自動化してくれます。毎日更新される売上データを別の表に入力し全店舗の売上を計算したり、月次の報告を自動で作成することなどが簡単になるでしょう。
さらに詳しく知りたい方は、RPAツールの使い方と失敗しないポイントを解説をご覧ください。
RPAツールの機能
RPAツールには、業務を自動化させるための便利な機能が多く搭載されています。ツールによってはロボットを動かす前に、業務を自動化させるためにシナリオと呼ばれる作業指示の作成が必要です。一部のRPAツールでは、シナリオ作成のエディタが搭載され業務フローを自動でシナリオ化してくれたり、人がPC上で行う操作を記録しロボットに覚えさせるレコード機能などを搭載しているため導入時も安心です。
また、OCR(画像認識)機能を搭載していればPDFや画像内の文字や情報を識別。画像内の文字情報を読み取り文書として自動で書き起こしたり、画像を自動でフォルダ分けすることなどが可能です。RPAツールでロボットを動かしていると、それぞれの管理も必要になります。ロボットの状況を把握するダッシュボードや複数ロボットの制御ができる集中管理などの機能も重要です。
RPAツールとAIとの違い
RPAは、定型の業務を人が設定したルールでロボットが行う自動化ツールです。一方、AIは「人工知能」とよばれ、ある程度自身で判断して行動することが可能。しかしAIが自身で動くためには、ビックデータなどを活用した機械学習によって判断する力を付けさせてからになります。
RPAは現在、自身で判断して業務を行うことができませんが、AIと連携することで人間の判断が必要となる業務も行えるようになります。
RPAツールとマクロとの違い
マクロはExcelなどで行った作業を記録し自動化させることのできる機能です。また、自動化したマクロを動かしているプログラミング言語のことをVBA(Visual Basic for Applications)と言い、Microsoftが提供しているアプリケーションの拡張機能です。
作業を自動化させるという点では同じように見えますが、マクロの場合はOfficeのアプリケーションでしか活用できません。VBAの知識を持っていないとマクロでの自動化は難しいですが、RPAツールであればプログラミングの知識が無くてもある程度業務の自動化が可能です。
RPAツールとbotとの違い
botは、決まった作業をプログラミングの通り自動にこなすプログラムのことを言います。一般的に、ECサイトなどでサイトユーザーの質問に答えるチャットボットなどが有名です。決められたプログラムの通りにしか動けないため、AIのように自動学習し判断することはできません。RPAツールとは、業務を自動化して処理できるといった点で似ています。
しかしbotはプログラムのため、プログラミング能力のある人材がいなければ、開発・利用することは難しいです。一方RPAはプログラミングは必要ないため、導入すれば比較的簡単に業務の自動化ができます。
RPAツールとDXとの関係
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、有効なIT技術の活用によって組織・文化・従業員に変革を起こし、人々の生活を向上させることを指します。具体的には、今まで紙や口頭で行ってきた作業をIT技術を導入することで定型化・自動化させ、業務改善や生産性の向上を図ることなどです。
このDXにおいてRPAツールは非常に重要な役割を持つと考えられています。RPAツールを導入すると、従業員が行ってきた定型作業をロボットに任せ自動化することが可能になります。RPAツールによる業務プロセスの自動化や最適化は、業務効率化を推進するだけでなく、従業員が本来行わなくてはいけない意思決定などの業務に集中できる環境を作ることができるため、DXには欠くことのできない要素と言えるでしょう。
DXは現在、日本社会でも重要な取り組みとして推進されています。今後、DXが進まなければ経済的なダメージは計り知れないと言われており、その中でRPAツールの役割も非常に注目されているのが事実です。
RPAツールのシェア
RPAツールは昨今さまざまな企業で導入され、2020年の調査では年商1,000億円以上の大手企業での導入率は51%にのぼっています。世界でのRPAツールのシェアは、UiPathやAutomation Anywareが上位を占めています。
国内のRPAツールのシェアでは、UiPathが45%、BizRobo!が40%、WinActorが38%となっています。(調査内容参考:MM総研「RPA国内利用動向調査2020」、2020年01月27日発表)
リモートワークでのRPAの活用
働き方改革などでリモートワークが推進されている昨今、RPAツールの活用もリモートワークをする上で注目されています。リモートワークをする際に、RPAツールが活用される理由は複数ありますが、紙ベースの業務をデジタル化しなくてはいけないという点も挙げられるでしょう。リモートで業務をするには、紙資料での確認や作業の進行はできません。RPAツールは、デジタルで業務を自動化するため、そのような心配は無用となります。
その他にも、RPAツールでは遠隔で24時間365日稼働可能、作業の変更も設定を変えるだけでできる等、リモートワークに適した点があります。また、RPAツールはタイマーを設定しておけば定時に遠隔でも稼働します。会社や現場にいなくてはいけない、ある一定の時間に作業しなくてはいけないといったリモートワークの課題もRPAツールの活用で解決できるでしょう。
RPA化できる業務とは
RPAツールは、さまざまな業務を自動化し定型化・効率化させることができます。主にRPA化することができる業務は、手順やルールが明確になっているものです。データ入力や情報のコピーやペーストといった作業などが向いています。その他、データ収集や分析、システムの監視やメンテナンス、カスタマーサポートなどもRPA化できる業務と言えるでしょう。
一方で、人間の判断が必要な業務はRPAに向いていないと言えます。企画や計画を考える、新しいアイディアを出す、クリエイティブな仕事、人間の目視が必要な作業などは、RPA化することができません。
また、業務をRPA化するためにはある程度の準備が必要です。業務プロセスを整理したり、自動化業務の選定をしたり、ルールの標準化を行う必要があります。
RPAコンサルタントの役割や活用
RPAツールは、企業の業務を自動化させ効率化などを図れる便利なツールとして注目され、多くの企業が導入を検討しています。RPAコンサルタントは、そのような企業へRPAツールの選定や提案を行うとともに、導入・運用の支援、メンテナンスや効果検証などを行ってくれるRPAのプロです。
RPAはただ導入すればよいだけではなく、どのような業務がRPA化できるかなどの洗い出しも重要です。RPAコンサルタントは、企業の各部門の作業負担を調査し、自動化する業務の整理をし、実際にシステムや業務フローを構築します。その後、RPAを活用した業務がどの程度効率化したか、費用や時間などを検証。さらに、利用者が実際に活用するための運用マニュアルの策定や運用体制の見直しなど、RPAに関するさまざまな面でサポートしてくれます。
RPAとプログラミングの知識
RPAツールは、一般的にプログラミングのスキルが無くても利用できるツールと言われています。しかし、プログラミング言語を利用することがほとんど無いというだけであり、まったくプログラミングの知識が不要ということではありません。RPAツールを導入する際は、シナリオやロボットを作る工程があります。どういった行動をロボットに取らせるかなどは、プログラミングの知識をもった人材であればスムーズに検討しロボット作りができるでしょう。
全くプログラミングの知識がない場合には、簡単なシナリオは作成できたとしてもエラーを対処するための行動や繰り返しロボットに対応させる指示などは比較的難しくなります。RPAツールの導入や活用には、プログラミングの知識をある程度持った人材を活用するのがポイントです。
RPAツール導入の成功・失敗例
RPAツールは、導入することで業務を効率化させることができるなど成功事例も多いです。しかし、導入したものの活用できないといった失敗事例もあります。
経理業務などバックオフィスの仕事は、RPA活用の成功事例が多い業務です。紙での申請では担当者がひとつひとつ確認し申請を差し戻すこともあります。RPAツールで経費精算システムと会計システムを連携・管理することで、経理担当者の業務は軽減されるでしょう。製造業では、卸先のPOSデータの収集に時間がかかっていたものをRPAツールを導入したことで時間短縮に繋がった成功事例もあります。
一方で、一部の業務をRPAで自動化したものの効果が実感できないなどの失敗例もあります。残業を減らすために導入したものの、業務整理の際に残業を減らすための業務を自動化できておらず、残業に関してはそのままといったこともあるようです。
また、RPAに依存してしまうことも失敗を生む原因です。RPAは一度動き始めれば業務を自動化できますが、トラブルが発生するとその対応をするために時間や人員を割かなくてはいけなくなることもしばしば。RPAツールに頼りきっているとさらにリカバリーは大変になるでしょう。同様に、メンテナンスにも手間がかかることもあるようです。RPAの活用よりも設定の変更やメンテナンスに時間がかかり、工数を増やしてしまうといった失敗は無くしたいものです。
RPAツール導入で利用できる補助金
RPAツールを導入するにあたり利用できる国の補助金があります。まず、IT導入補助金。IT導入補助金は、中小企業がITツール導入時に発生する費用の一部を補助するものです。中小企業対象で交付対象には業種などの基準や申請要件もあるため、すべての企業が受けられるわけではありません。また、RPAツールは対象のITツールとなっていますが、経産省の認定サービスでなければ補助は受けられませんので、その点も注意が必要でしょう。
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)は、経産省中小企業庁が行っている補助金です。働き方改革の促進のために制度変更の影響をうける設備投資などをサポート。こちらも同様に申請条件などがあるためしっかりと確認が必要です。
さらに詳しく知りたい方は、RPAで利用できる補助金、活用ポイントをわかりやすく解説!をご覧ください。
RPAツールとERPとの連携
ERP(Enterprise Resource Planning)とは、会計・人事・生産など企業の複数の業務アプリケーションを統合したパッケージで、統合基幹業務システムとも言われます。ERPは、部署ごとに分断されていたさまざまな業務を一元管理することが可能。分散されていた情報資源もひとつのシステムで管理し、データ連携されるため入力の手間を省くことができます。
ERPをより活用するために、操作をRPAで自動化することでより便利に利用することが可能です。ERPは組織全体に関わる業務をひとつのプラットフォームで行っているため、その作業を自動化できることは組織全体の作業を自動化できることと同じです。
また、それぞれの業務ソフトでRPAを使って自動化するよりも、ロボット業務をERPの1ヵ所で管理できるのでシステム管理者の負担も軽減されるでしょう。企業内の多くの業務を一元管理し自動化できるため、生産性向上に繋がります。
RPAツールとチャットボットとの連携
チャットボットとは、web上でテキストや音声で自動的に会話することのできるプログラムです。ホームページなどでユーザーが質問をすると、自動で予め用意した回答や対応をしてくれます。チャットボットには、対応をさせるためのシナリオや自身で対応方法を学習するためのAIが必要です。予め、シナリオ作りや学習データの準備も必要でしょう。
RPAとチャットボットの連携が注目されています。チャットボットで対話をし、対話で発生する業務をRPAで自動化させることが可能です。この2つの自動化で業務効率がさらに向上するでしょう。さらに、カスタマーサポート業務などで導入することで対応力を強化すれば顧客満足度UPにも繋がります。
さらに詳しく知りたい方は、RPAとチャットボットは連携できる!それぞれの特徴と導入メリットをご覧ください。
RPAツールの要件定義書とは
RPAツールを開発するためには、ロボットがどのように動くかを決めるための設計書と言える要件定義書の作成が必要です。要件定義書を作成せずに開発すると、RPAツールは作業中に頻繁に止まったり、意図しない動きをしたりとトラブルを起こしてしまうこともあるでしょう。
要件定義書には、どういった目的でRPAツールを開発するのか、ロボットにどういった動きをさせるのかを細かく記す必要があります。そのために、データがどのように入手され格納されるかなどを明記したデータフロー図を作成したり、ウィンドウを閉じるなどのロボットの細かい動きを追った内容をリスト化することも大事です。
RPAツール導入におけるPoCとは
PoCとはProof of Conceptの略で、新しい技術などを導入する前に試験的に運用し、その概念や原理の有効性や実現性を検証することを言います。RPAツールにおいても自動化する業務の洗い出しや開発は非常に重要で簡単には進められないもののため、PoCが必要であると考えられています。
RPAツールのPoCにおいては、そのツールが自社の業務改善に適しているかどうかの確認が必要です。その他、工数・業務時間・人件費の削減がどの程度実現するのか、開発工数などの技術的実現性などをしっかりとチェックすることが求められます。
RPAツール導入の際の内部統制
RPAツールは、企業の業務に大きなメリットを与えるものの、運用などについて内部統制の必要性などが課題としてあげられます。内部統制とは、企業の事業目的や経営目標を達成するにあたり、法令の遵守など必要なルールや仕組みを作り適切に対応・運用していくことです。
RPAツールにおいては、その利便性からERPとの連携など会社業務全体に関わる場合もあります。また、検証作業の実施、実施・運用組織の構築、ガバナンス体制、内外の人材確保など、RPAツール関連のさまざまなプロセスや業務も発生し、さまざまなツールとの連携や部署を横断しての業務など影響範囲が広がっています。
そういった状況の中でRPAツールには、システム連携ミスによる誤処理や情報漏洩のリスク、災害やシステム障害による機能停止といったリスクがあります。こういったリスクを内部統制により再整備する必要があるでしょう。具体的には、運用規定や手順書の作成、運用責任者や役割の明確化を行う必要があります。また、しっかりした内部統制を図るためにもログがしっかりと確認できたり、アクセス権限を管理できるものを選ぶと良いでしょう。
RPA(自動化)のレベルとは
現在その利便性から注目されているRPAですが、業務の自動化については3段階のレベル(クラス)に分けられています。
1番最初のレベルで、定型業務の自動化とされています。2番目はEPA(Enhanced Process Automation)です。AIなどと連携し構造化されていないデータなどを処理し、ある程度非定型の業務にも対応できます。最後は、CA(Cognitive Automation)です。高度なAIの活用はもちろんビッグデータ分析などを使用し、分析や業務改善さらには簡単な意思決定なども行います。この段階になると、IT技術と従業員の業務が連携され、一緒に仕事を進めていくイメージになるようです。