社労士向け給与計算ソフトおすすめ13選を比較!社労士ソフトで業務効率化
社会保険労務士(社労士)の仕事は多岐にわたり、その中でも給与計算や労務関係の手続きはとくに手間がかかります。クライアント企業の労務規定に基づいた給料を正確に計算し、ミスなく社会保険手続きを行う必要があります。ミスがあるとクライアントからの信頼を失う恐れも。
そこでおすすめなのが給与計算ソフトの導入です。自動計算機能により正確な給与計算ができることに加え、煩雑な業務をスムーズに行えるようになります。
本記事では、社労士がソフトウェアを導入するメリット、選び方を解説した上で、社労士向け給与計算システムおすすめ13選を紹介します。労務管理・給与計算に対応した社労士ソフトも紹介しますのでぜひご確認ください。
- 社労士事務所における給与計算ソフトの必要性
- 社労士向け給与計算ソフトの特徴・導入メリット
- 社労士向け給与計算ソフトの選び方・比較ポイント
- 【比較表】社労士向け給与計算ソフト
- 社労士向け給与計算ソフトおすすめ10選
- 社会保険手続きまで対応できる社労士ソフトおすすめ3選
- まとめ:社労士向けシステムで経理業務を効率化
社労士事務所における給与計算ソフトの必要性
給与計算ソフト(給与計算システム)とは、従業員の勤怠情報をもとに給与を自動計算できるシステムです。それぞれの従業員の雇用形態・給与テーブルに対応した給与計算はもちろん、割増賃金や各種手当、社会保険料や所得税などの複雑な計算も自動化します。
給与計算ソフト導入の最大のメリットは、計算ミスなどのヒューマンエラーの防止です。社労士事務所は、クライアントである企業の社会保険関係の手続き、給与計算を正確に行う必要があり、法改正や税制変更にも迅速かつ確実な対応をすることが求められます。社労士事務所が仕事上の信頼を維持していくためにも、給与計算のシステム化は必要です。
また、給与計算に関連する業務の人的・時間的コストの削減も、システム化が必要な理由。社労士事務所が抱えるクライアントの企業規模・従業員数に比例して、給与計算の手間は増大するため、一連の作業を自動化できる給与計算ソフトの導入がおすすめです。
社労士向け給与計算ソフトの特徴・導入メリット
社労士向けに機能が充実した給与計算ソフト(給与計算システム)は多数あります。まずは、社労士向け給与計算ソフトの特徴・導入メリットを確認しましょう。
- 顧問先企業の信頼を獲得できる
- 給与計算や税制上の申請業務を効率化できる
- 税制や法改正への対応漏れがなくなる
顧問先企業の信頼を獲得できる
社労士向け給与計算ソフトを導入する最大のメリットは、顧問先企業からの信頼を獲得・維持できること。給与計算ソフトによって給与計算を自動化することで、ヒューマンエラーが発生する余地を最小限に抑えることができます。また、大企業や多くの社労士が導入している給与計算ソフトなら、それだけで社労士事務所に対する信頼・安心感を得やすくなるでしょう。
顧問先企業からの信頼を高めることで顧問契約の継続はもちろん、より多くの業務を任せられたり新規顧問先を紹介してもらえたりといったビジネスチャンスにつなげることができます。
給与計算や税制上の申請業務を効率化できる
給与計算や納税・社会保険料の手続きを効率化できる点も、社労士向け給与計算ソフトを導入するメリット。給与計算ソフトでは基本的な給与計算だけでなく、特別な手当やボーナスの計算、税金・社会保険料の算出など、多様な計算業務を自動化できます。
システムによっては、従業員が居住する市町村を登録することで住民税の自動算出も可能です。社労士が各種税金の計算や申告書作成を行う時間を、大幅に短縮できるでしょう。
下記の導入事例のように、給与計算ソフトを導入したことで業務の属人化が解消され、残業時間を軽減できた社労士事務所もあります。
クラウドツールの導入と業務フローの整備により、業務が担当の個人の知識に依存しなくなり残業時間が激減すると同時にコロナ渦に影響されない業務フローの確立が出来ました。
税制や法改正への対応漏れがなくなる
社労士は定期的に行われる税改正などの情報に常にアンテナを張り、対応していく必要があります。日々の業務をこなしながら最新情報をキャッチアップするのは大変ですが、多くの給与計算ソフトでは税制改定や法改正のたびに自動アップデートで対応。社労士は常に最新の正しい方法で給与計算を行えるようになります。
法令遵守の対応リソース・時間を大幅に削減しながら、正確に給与計算を行いたいなら、給与計算ソフトの検討がおすすめです。
PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
社労士向け給与計算ソフトの選び方・比較ポイント
社労士向け給与計算ソフトの選び方・比較ポイントとして、以下の4点が挙げられます。
- 企業ごとの手当や社会保険料を自動計算できるか
- 社労士事務所への導入実績を比較
- 作成できる帳票や書類の種類を比較
- 雇用形態・給与体系の対応範囲を比較
- 料金プランの比較
企業ごとの手当や社会保険料を自動計算できるか
社労士向け給与計算ソフトを選ぶ際、「企業ごとの手当や社会保険料を自動計算できるか」は業務効率化を左右する大きなポイント。自動計算機能により計算ミスを回避し、社会保険料の法改正があった際の対応もスムーズです。企業によって給与テーブルや手当(残業手当、通勤手当、家族手当など)の支給条件は異なるため、個別設定ができる汎用的な給与計算システムがおすすめです。
また、社会保険料の計算も同様で、扶養状況や年齢など社員ごとに異なる条件を踏まえて自動計算できるかを確認しましょう。自動計算に対応する範囲は給与計算ソフトによって違うため、自動化の範囲も比較することをおすすめします。複雑な計算を給与計算ソフトで一括管理できれば、計算ミスを防止しながら多様な企業ニーズに対応できる環境が整います。
社労士事務所への導入実績を比較
社労士事務所への導入実績を比較することで、より信頼性の高い給与計算ソフトの選定が可能になります。多くの社労士事務所への導入実績があるソフトは、給与計算における実務での使いやすさが高く評価されている可能性が高いです。また、給与計算や社会保険の手続きに関して社労士特有の業務要件に対応している場合が多く、スムーズな業務運用が期待できます。さらに、導入実績数が多いソフトは、社労士の声をもとにシステム改善が行われているため、機能性や操作性の向上が図られていることも強みです。導入実績を比較し、信頼できるソフトを選定しましょう。
作成できる帳票や書類の種類を比較
給与計算ソフトで作成できる帳票や書類には、下記のような種類があります。
- WEB給与明細
- WEB賞与明細
- 源泉徴収票
- 給与振込リスト
- 税務申告に必要な各種書類(電子帳票)
給与計算ソフトでは、上記のような書類を電子データで作成できるため、クライアント企業に郵送で書類を送付する手間も省けます。ペーパーレス化によって経理業務全般を効率化したい社労士は、システム上で作成できる書類を比較するのもおすすめです。
雇用形態・給与体系の対応範囲を比較
顧問先企業の雇用形態や給与体系が複雑な場合、それら全てに対応できる給与計算ソフトを選ぶ必要があります。正社員や契約社員、業務委託やパートタイマーといったさまざまな雇用形態に対応できることはもちろん、時給制・日給制・月給制・成果報酬制など多様な給与体系に対応している給与計算システムを選ぶことがポイントです。
とくに幅広い業種・業界のクライアントを抱える社労士は、「雇用形態・給与体系の対応範囲」を比較して給与計算システムを選ぶのがおすすめです。
料金プランの比較
給与計算ソフトの多くは複数の料金プランを用意しており、搭載機能や利用人数によって料金が異なります。自社が必要な機能を搭載した給与計算ソフトの料金プランを比較し、トータルコストで料金を比較しましょう。別記事「給与計算ソフトの費用相場・料金比較」では給与計算ソフトの費用相場を解説していますので参考にしてください。
いくつか給与計算ソフトを選定したら、詳しい料金プランを比較検討することもおすすめです。
【比較表】社労士向け給与計算ソフト
ここからは実際に、社労士向けの給与計算ソフトの機能・料金を比較して、おすすめのシステムを紹介します。以下、社労士向けの給与計算ソフトの比較表もぜひ参照ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 導入形態 |
---|---|---|---|
ジンジャー給与 | 要問合せ | 500円/1ユーザー | クラウド型 |
Cells給与 | 7万1,500円 2年目以降3万3,000円 |
- | インストール型 |
EXPLANNER/S | 20万円~ | - | インストール型 |
ジョブカン給与計算 | 無料 | 400円/1ユーザー | クラウド型 |
マネーフォワード クラウド給与 | 無料 | 300円~/1ユーザー | クラウド型 |
freee人事労務 | 無料 | 2,000円~ (年額24,000円の月額換算) |
クラウド型 |
PayBook | 要問合せ | 3,300円 | クラウド型 |
ARDIO | 要問合せ | 要問合せ | オンプレミス型 |
給与奉行クラウド | 無料(20名まで) ※21ユーザー以上の利用は5万円~ |
5,500円~ | クラウド型 |
円簿給与 | 無料 | 無料 | クラウド型 |
社労夢 | 要問合せ | 要問合せ | クラウド型 |
日本シャルフの社労法務システム | 5万円~ | 2万円~ | クラウド型・オンプレミス型 |
オフィスステーションPro | 11万円~ | 1万1,000円~ | クラウド型 |
上記比較表をご覧の通り、「マネーフォワード クラウド給与」や「ジョブカン給与計算」「ジンジャー給与」は他社と比較して安い価格帯のため、コストを削減したい社労士事務所におすすめ。「Cells給与」「社労夢」「オフィスステーションPro」は、社労士事務所への導入実績が豊富な給与計算ソフトです。同業からの信頼に厚いソフトを導入したい社労士事務所には特におすすめです。
クラウド型・インストール型・オンプレミス型の料金比較
給与計算ソフトにはクラウド型・インストール型・オンプレミス型の3種類の導入形態があり、それぞれ課金方法に違いがあります。
導入形態の種類 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
クラウド型 | 無料~5万円程 | 800円~1万5,000円程 |
インストール型 | 5,000円~20万円程 | 無料 |
オンプレミス型 | 20万円~数百万円程 | 無料 (ただし、維持・管理費は発生) |
クラウド型の給与計算ソフトは月額課金制(サブスクリプションモデル)で、月額数百円~数万円の利用料金がかかることが多い一方、インストール型の給与計算ソフトは買い切り型の場合が多いです。オンプレミス型は自社サーバーにシステムを構築するため、導入費用が高額になります。
クラウド型の給与計算ソフトは、初期費用無料・数百円の月額料金で導入できるサービスが複数あります。導入費用を抑えたい社労士にはクラウド型がおすすめです。
社労士向け給与計算ソフトおすすめ10選
社労士向け給与計算ソフトを機能や料金を比較した結果、2025年最新のおすすめシステム10選を紹介します。
- ジンジャー給与
- Cells給与
- EXPLANNER/S
- ジョブカン給与計算
- マネーフォワード クラウド給与
- freee人事労務
- PayBook
- ARDIO
- 給与奉行クラウド
- 円簿給与
ジンジャー給与
-
料金
月500円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
10人
ジンジャー給与は、人事業務のクラウドシステムを多数開発するjinjer株式会社が提供する給与計算ソフト。これまで1万8千社以上に導入実績があり、業界トップレベルの高いシェア率を誇ります。
他社と比較したおすすめポイントは、直感的に操作できる使いやすさで、ワンクリックでWeb給与明細を発行することが可能。専任のサポート担当者が導入から運用までを一貫してサポートしてくれる点も魅力です。
就労形態に対応した給与テーブルを細かく設定できるため、顧問先企業を多数抱える社労士にもおすすめ。源泉徴収票や給与支払報告書など、経理に必要なさまざまな書類も出力できます。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
料金
ー -
初期費用
71,500円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Cells給与(セルズ給与)は、小牧市に本社を置く株式会社セルズが提供する給与計算システム。「社労士が作った、社労士のための給与計算システム」をコンセプトとしており、さまざまな顧問先の給与管理を実現します。Cells給与は、これまで3,000以上の社労士事務所に導入実績があります。
他社と比較したCells給与のおすすめポイントは、個別の企業に対応した独自計算が可能な点。異なる手当の計算式登録や一括帳票作成など、社労士業務の現場で役立つ機能が充実しています。
また顧問先企業にもCells給与を導入してもらえば、スムーズに給与計算結果を社労士に共有することが可能。顧問先企業側では、保守契約費用の33,000円(年/税込)のみでCells給与を導入できます。
同社は社労士向けの労務統合管理システム「台帳」や、労務管理・給与計算一体型クラウドシステム「FORROU」なども提供しています。社労士業に特化したシステムをお探しの方にセルズ給与はおすすめです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- ISMS
-
料金
200,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
NECグループが提供する「EXPLANNER/S」は、大手企業から中小企業に至るまで幅広く利用されているインストール型の給与計算ソフトです。ソフトウェアは買い切り型で、導入費用は約20万円。毎月の月額料金が発生しないため、予算計画に組み込みやすい点がメリットです。
他社と比較したおすすめポイントは、給与計算だけでなく人事管理まで一括で行える多機能性です。人事情報や履歴情報を一元管理でき、複雑な給与計算もスムーズに行えます。
「経理業務の効率化だけでなく、人事領域の生産性向上や情報管理の一元化を実現したい」という企業を顧問先に抱える社労士に、おすすめの給与計算システムです。
- 社会保険料の自動計算機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- 通信の暗号化
- 操作ログ取得
- 各種マスタ・計算式の登録・管理機能
- 給与振込用データ(FBデータ)の出力機能
- 支給項目・控除項目などの一覧表出力機能
-
料金
月400円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ジョブカン給与計算は、クラウドサービス事業や動画配信事業を展開する、株式会社DONUTSが手掛ける給与計算ソフト。同社シリーズの累計導入実績は25万社と、数々の人気のサービスを提供しています。ジョブカン給与計算は社労士監修のもとで開発しており、現場の意見を取り入れた機能を数多く搭載しています。
たとえば、算定基礎届や賞与支払届、標準報酬月額の変更手続き書類といった特殊な書類の作成ができます。もちろん、源泉徴収票や住民税徴収額の一覧表といった一般的な帳票については網羅しています。
また、雇用形態に応じた給与規定や支給控除の計算式作成、保険料・税率の自動更新等が可能となっており、社労士事務所にもおすすめの給与計算ソフトです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
マネーフォワード クラウド給与
-
料金
月2,980円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワードクラウド給与(MFクラウド給与)は、マネーフォワード社が提供するクラウド型給与計算ソフト。これまで、社労士をはじめとする士業事務所で2万2千人以上に利用されてきた実績があります。
他社と比較したおすすめポイントは、月額料金3,980円で50名まで利用できる安い価格設定です。また、拡張性が高い点もメリットで、マネーフォワードクラウド給与ではSmartHRやジョブカンなどの外部ツールと連携させることで給与計算から振込、明細発行まで一貫して対応できます。
初めて給与計算システムを導入する社労士事務所や、顧問先企業に中小企業が多い社労士には、マネーフォワードクラウド給与がおすすめです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
-
料金
月800円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5人
freee人事労務は、freee株式会社が提供する給与計算ソフト。シリーズ累計で30万社以上に導入実績があります。他社と比較したおすすめポイントは、給与計算から勤怠管理、入退社手続き、社会保険関連の業務までまとめて1つのシステムで完結すること。ERPなど他社開発の業務システムとも連携可能で、すでに他社製品を使用している社労士事務所にも導入しやすいです。
また、freee人事労務には給与関連処理を大幅に効率化できる機能が多数あります。たとえば、法定三帳簿・年末調整書類・労働者名簿の自動作成が可能です。クラウドストレージに書類保存できるため書類の紛失リスクも軽減できます。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
-
様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。
-
料金
月3,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
PayBook(ペイブック)は合同会社Pay-book.jpが提供するクラウド型の給与計算ソフト。「給与計算を3分で終わらせるクラウド」というコンセプトを掲げており、誰でも使いやすい点が特徴。Mac、iPadなどOSを問わずに利用でき、専門知識がなくても給与計算や社会保険料の計算が行えます。
登録従業員数が10人までであれば、フリープランで料金無料で利用可能。社労士向けには、登録従業員数・データ保持期間・管理可能な会社数がすべて無制限のプロプラン(月額料金3,000円)がおすすめです。
PayBook(ペイブック)は3か月間の無料トライアルを実施していますので、「機能をしっかり試してからシステム導入したい」という社労士にもおすすめです。
- 残業手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 各種手当や控除の計算設定
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- 支給項目・控除項目などの一覧表出力機能
- 賃金台帳の作成機能
- 管理者権限・ユーザー権限の管理機能
- Web給与明細の配布機能
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ARDIO(アルディオ)は三菱電機ITソリューションズが提供する社会保険労務システムです。ARDIOは約50年の歴史があり、多くの優れたノウハウを保有する老舗の社会保険労務システム。給与計算はもちろん、社会保険料・労働保険料の計算まで自動化できます。
他社と比較したおすすめポイントは、100種類以上の帳票に対応し、多くの手続き業務をカバーできること。社会保険手続きに関わる帳票を網羅しているため、もれなく電子申請できます。加えて、連携できる勤怠管理システムや人事管理システムが多いことも強み。「顧問先企業の勤怠管理システムと給与計算システムを連携して利用したい」という社労士におすすめです。
また、ARDIO(アルディオ)はサポート体制が充実しており、導入時の設定サポートからシステム障害時の復旧までワンストップで対応している点も安心です。
- 残業手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
-
料金
月5,000円/契約 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「給与奉行クラウド」は、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する給与計算ソフト。社労士用に無料で専門家ライセンスを発行できるため、顧問先企業に「勘定奉行クラウド」を導入し、社労士は専門家ライセンスでアカウントを取得するという使い方ができます。
給与奉行クラウドは、給与計算から社会保険・年末調整までの給与業務をすべてデジタル化し、業務時間を7割削減※(※OBC調べ)した事例もあります。給与計算に必要な業務をすべて網羅し、社労士事務所のデジタル化を確実に支援してくれるでしょう。
また、万全のセキュリティ対策も社労士におすすめ理由。セキュリティ基準SOC1 Type2・SOC2 Type2に準拠し、従業員の個人情報である給与データを安全に管理できます。コンプライアンス・セキュリティを重視してシステムを選びたい社労士には、「給与奉行クラウド」がおすすめです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 冗長化
- 通信の暗号化
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
円簿給与は、株式会社円簿インターネットサービスが提供するクラウド型の給与計算ソフト。他社と比較した最大のメリットは、料金無料で給与計算機能を利用できる点です。
日常的な給与計算のみならず年末調整まで対応し、無期限で無料利用が可能。Web給与明細の発行ももちろん無料で行えます。また、円簿給与は保険料率や税制の変更にも自動アップデートで対応します。「料金無料で業務を効率化したい」とお考えの社労士は、ぜひ円簿給与を検討ください。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
社会保険手続きまで対応できる社労士ソフトおすすめ3選
給与計算だけでなく、社会保険手続きまで対応した社労士向けのソフトもあります。ここではおすすめの社労士ソフト3選を紹介します。
- 社労夢
- 日本シャルフの社労法務システム
- オフィスステーションPro
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
社労夢(Shalom)は、株式会社エムケイシステムが提供する社労士ソフト。給与計算だけでなく、社会保険・雇用保険の手続き、労働保険個別の手続きなどもオールインワンで対応できるクラウド型システムです。
これまで約2,400の社労士事務所に導入実績があり、ユーザーの声をもとにシステム改良を重ねてきました。社労士事務所は複数の顧問先を管理しなければならず、管理工数がかかります。全ての申請データ・手続き進捗を一元管理できる社労夢(Shalom)なら、人的ミスを軽減し、クライアント企業からの信頼も維持できます。
-
料金
月15,100円 -
初期費用
80,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
株式会社日本シャルフが提供する「社労士のための社労法務システム」は、ひとつのソフトで社会保険・給与計算・マイナンバー管理ができます。従業員情報をデータベースに入力することで、複雑な給与計算、電子申請などを効率的に行うことが可能です。
システムのタイプは「クラウド型」と「オンプレミス型」から選べます。クラウド型はシステムが自動でアップデートされる仕組みのため、常に最新状態で利用できます。オンプレミス型はカスタマイズ性に優れており、社労士事務所ごとの業務に沿ったシステムを開発できます。
-
料金
月11,000円 -
初期費用
110,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
オフィスステーションProは、株式会社エフアンドエムが提供するクラウド社労士ソフト。社労士業務をサポートし、労働生産性を最大化することを目的に開発されました。これまでの導入事務所数は3,000を突破。開業準備中の事務所から大手事務所まで、幅広く活用されています。
他社と比較したおすすめポイントは、クライアント企業に「オフィスステーションPro」の利用権限を付与できること。これによって、社労士事務所とクライアント企業が、クラウド上で最新情報を管理・閲覧できるようになり、スムーズな労務管理が実現します。
まとめ:社労士向けシステムで経理業務を効率化
社労士向けの給与計算ソフト・労務管理ソフトには、業務効率化や人的ミス軽減など、さまざまなメリットがあります。経理業務の精度とスピードを担保し、顧問先企業からの信頼を維持したい社労士にも給与計算ソフト・労務管理ソフトはおすすめです。
それぞれの社労士事務所におすすめのソフトは、顧問契約数・顧問先企業の給与形態によって違います。最適なソフトを選ぶには機能の細かな比較が必要です。
PRONIアイミツ(当サイト)は、BtoB受発注支援のプロとして、社労士事務所のソフト選びの相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで、希望要件にあった給与計算ソフトが分かる診断もありますので、ぜひ一度お試しください。
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