ジョブカン給与計算の評判と実態【2025年最新版】
「手当や控除の計算が大変」、「年末調整にいつも時間がかかってしまう」、経理担当者のそんな悩みを解消してくれるのが給与計算システムです。給与計算システムを導入すれば従業員のデータや勤怠実績をもとに自動で給与額が算出されるため、Excelや電卓を使った計算は不要。また、年末調整に必要な支払調書や源泉徴収票の作成もシステム上で完結させることができます。
実際に業種を問わず多くの企業が給与計算システムを活用しており、あるリサーチによれば、その市場規模は年間2,000億円以上にものぼるとの結果も。今回はそんな給与計算システムのなかから、人気のサービス「ジョブカン給与計算」をピックアップ。口コミ・評判の実態、特徴、メリットまで解説します。経理業務の効率化を図りたい企業はぜひ参考にしてみてください。
- <総評>「ジョブカン給与計算」はコストパフォーマンス抜群の給与計算システム。使いやすさにも定評あり
- 小規模企業・中小企業におすすめのサービス
- 「ジョブカン給与計算」の7つのメリット
- 徹底調査で分かった「ジョブカン給与計算」を使うべき企業
- 「ジョブカン給与計算」の料金プラン
- 「ジョブカン給与計算」の導入実績・効果
- まずは「ジョブカン給与計算」の見積もりを
- まとめ
<総評>「ジョブカン給与計算」はコストパフォーマンス抜群の給与計算システム。使いやすさにも定評あり
「ジョブカン給与計算」はDonuts社(東京都渋谷区)が提供している給与計算システムです。
2018年6月にリリースされ、IT、人材関連から広告、医療・福祉まで幅広い業種の企業に利用されており、IT製品の比較サイト「ITトレンド」の2020年上半期ランキングでは、給与計算システムの第1位に選ばれました。その他の口コミ・評価サイトなどでもユーザーから高い評価を受けています。
製品のコンセプトは、経理担当者の”あったらいいな”を実現すること。このコンセプトに沿ってweb明細の作成・公開、控除項目のCSVインポート、振込用データや帳票の自動作成といった機能が実装されており、給与計算にともなうあらゆる業務を大幅に効率化できます。
料金は1人あたり月額400円。クラウド型のためサーバーや周辺機器を用意する必要はなく、サポート費用、バージョンアップ費用もかかりません。
加えてシンプルでわかりやすい画面設計、スムーズな動作にも定評があり、他社の給与計算システムから乗り換える企業も少なくないようです。
お急ぎの方は見積もりがおすすめ
給与計算システムの導入を検討中の方は、まずは無料の見積もりから始めてみてはいかがでしょうか。「PRONIアイミツ」では特に人気の給与計算システムの一括見積もりも可能です。お気軽にお問い合わせください。
小規模企業・中小企業におすすめのサービス
「ジョブカン給与計算」の7つのメリット
紹介したような特徴がある「ジョブカン給与計算」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
書類作成の手間を省ける
「ジョブカン給与計算」の特徴の1つが充実したオートメーション機能。給与・賞与の振込一覧表や源泉徴収票はもちろんのこと、保管が義務付けられている賃金台帳、年金機構に毎年提出する必要がある算定基礎届もすべてシステム上で自動作成できます。
こうした機能を活用すれば、メモを確認しながらExcelで計算できるほか、出力した書類の保管・管理に頭を悩ませることはありません。おのずと経理スタッフの業務工数は減り、残業代の削減などにもつながるでしょう。
会社独自のルールに対応できる
「ジョブカン給与計算」は月給制、時給制をはじめ、年俸制、出来高払い、日給月給などあらゆる種類の給与規定グループを作成できます。演算やカッコを使って控除項目を計算し、みなし残業代(固定残業代)を反映させることももちろん可能です。
従業員が雇用形態が多岐にわたる企業、複雑な給与規定が設けられている企業も導入しやすいのではないでしょうか。
アップデートなしで使える
従来のオンプレミス型給与計算システムの場合、税率や保険料率が変われば、そのたびにアップデートし設定を変更して対応する必要がありますが、クラウド型の「ジョブカン給与計算」ならそうした手間もかかりません。運用にわずらわされることなく、業務だけに集中することができます。
組織情報や勤怠データを取り込める
提供元のDonuts社では「ジョブカン労務管理」、「ジョブカン勤怠管理」といった製品も用意しています。それぞれを「ジョブカン給与計算」と連携させれば、従業員全員のプロフィールや組織情報、勤怠実績をワンタッチで取り込むことが可能です。
実際にこの連携機能を活用しているクライアントも多く、ある人材関連サービス企業では、「ジョブカン」シリーズの勤怠管理・労務管理・給与計算をセットで導入し、バックオフィス業務の工数を20%以上改善しました。
安心・安全に使える
「ジョブカン給与計算」にはIPアドレス制限や操作ログ管理といった機能とあわせて、金融機関と同様の暗号化技術が採用されており、データの盗み見や改ざんをほぼ完璧にブロック。提供元はISO27001(情報セキュリティマネジメントシステムの認証を取得しています。情報漏洩などの心配をせず、安心・安全に使い続けられるのも大きなメリットでしょう。
サポート体制が充実
どんなに使い勝手の良い給与計算システムでも、操作に迷ってしまう、不意のトラブルに見舞われるといった可能性はゼロではありません。その点で提供元のサポート体制は給与計算システムを選ぶうえでとても大事なポイントの1つです。
「ジョブカン給与計算」の場合、電話・メール・チャットによる問い合わせ対応のほか、公式サイトには利用者専用のヘルプページも用意。操作方法や活用ノウハウを学べる説明会も定期的に開催されています。こうした手厚いサポート体制はクライアントからも非常に高い評価を受けているようです。
増員にもスムーズに対応できる
「ジョブカン給与計算」は基本的にユーザー数の制限がなく、従業員が増えた際もプランを切り替えることなく永続的に使い続けられます。
事業が成長を続けており、近い将来大幅な増員を見込んでいる企業も導入しやすい給与計算システムではないでしょうか。
徹底調査で分かった「ジョブカン給与計算」を使うべき企業
紹介したメリットを踏まえ、「ジョブカン給与計算」は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
できるだけコストを抑えたい中小企業
繰り返しご紹介したきたように、「ジョブカン給与計算」の料金はユーザー1人につき月額400円。オプション扱いの初期設定サービスを利用する場合を除き、基本的に月額料金以上のコストはかかりません。予算が限られる中小企業も導入しやすいのではないでしょうか。
公式サイトで紹介されている導入事例を見ても、ナショナルクライアントや上場企業というよりは、従業員100名前後までの中小企業やベンチャー、スタートアップが大半を占めているようです。
給与計算システムが初めての企業
丁寧なサポート体制にも定評がある「ジョブカン給与計算」。前述のとおり電話やメールでの相談窓口のほか、充実したヘルプページも用意されており、説明会も頻繁に行われています。また、画面自体もシンプルな構成にまとめられているため、操作に迷ってしまうことも少ないでしょう。
給与計算システムを使うのが初めての企業、「ITやシステムに詳しい担当者がいないから不安」といった企業も気兼ねなく導入できる製品ではないでしょうか。
バックオフィス全体の生産性を高めたい企業
最初にも少し触れたとおり、リーズナブルな料金体系や充実したサポート体制に加えて、カスタマイズ性が高いのも「ジョブカン給与計算」の特徴の1つ。
「ジョブカン労務管理」や「ジョブカン勤怠管理」とはワンタッチで連携し、従業員のデータや勤怠実績をそのまま取り込めます。同じデータをそれぞれ別のシステムに入力する、手作業で集計し直すといった手間は一切かかりません。経理だけにとどまらず、バックオフィス全体の生産性を高めていきたい企業にもおすすめの製品といえるのではないでしょうか。
詳しくは後ほど事例としてご紹介しますが、クライアントの多くがジョブカンシリーズの複数の製品をセットで導入し、業務改善に役立てているようです。
「ジョブカン給与計算」の料金プラン
「ジョブカン給与計算」の料金プランは以下の通りです。
【料金】
・ユーザー1人につき月額400円
・初期費用&サポート費用は無料
・従業員500名以上(目安)の企業の場合は別途見積もり
【利用できる機能】
・給与、賞与の自動計算
・帳票(賃金台帳、算定基礎届など)の自動作成
・給与規定グループの作成
・支給・控除項目のCSVインポート
・web給与明細の発行
・振込用データの出力
・複数の銀行口座への指定振込 など
※月額最低金額は2,000円(税別)
※別途、初期設定代行オプション(18万円~)あり
※支払いは請求書払いとクレジットカードに対応
「ジョブカン給与計算」の導入実績・効果
ここからは実際に「ジョブカン給与計算」を導入した企業の例を取り上げ、システム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
株式会社UNCOVER TRUTH
webマーケティングツールの開発やコンサルティングを行っているUNCOVER TRUTH(東京都港区)。以前から給与計算システムを使ってはいたものの、行政へ提出する書類の作成機能がなかったうえ、勤怠データのインポート、確認作業にも時間がかかっていました。
そこで「ジョブカン給与計算」、「ジョブカン勤怠管理」、「ジョブカン労務管理」をセットで導入したところ、それぞれを連携させることで給与計算の工数は約2分の1に。在宅ワークの社員の勤務時間を正確かつリアルタイムに把握し、給与へ反映させられるようになりました。
参照:https://jobcan.ne.jp/cases/uncovertruth/
株式会社キャプサー
独立系ITベンダーとして、業務用webシステムをの開発を中心にECサイトの制作・運営支援や販促物のデザインを手がけるキャプサー社(兵庫県神戸市)。
以前は給与計算と勤怠管理にそれぞれ別のシステムを使っていたため、入社手続きなどの際のデータ入力が二度手間になっていました。また、給与計算システムは特定のPC端末でしか使えず、担当者の不在によって業務が滞ってしまうケースが頻発していたとのことです。
そこで導入したのが「ジョブカン給与計算」。社内向けのマニュアルを作成しながら「ジョブカン労務管理」、「ジョブカン勤怠管理」とあわせて導入を進めた結果、シームレスにデータを連携させられるようになり、課題だった業務の属人化を解消できました。シンプルな操作画面や豊富な機能も従業員から好評を得ているようです。
参照:https://lms.jobcan.ne.jp/case/capsor/
オールハウス株式会社
不動産物件の売買・管理やリフォームなどを手がけるオールハウス社(広島県広島市)では、給与・勤怠・労務をすべて紙で管理していたため、Excelへの入力や集計作業に大きなコストが発生していました。また、管理職のデスクに書類が積み上がってしまうことも多く、書類のやりとりにも時間がかかっていたのです。
そこで導入を決めたのが「ジョブカン給与計算」をはじめとするジョブカンシリーズ。適宜提供元のサポートを受けながら、給与・勤怠・労務のデータ連携を進めたことで煩雑な書類は必要なくなり、給与計算や年末調整の工数が大幅に減りました。
また、従業員からは提供元のサポート体制を高く評価する声も。毎回チャットでのやりとりが終わった後に問い合わせ内容と回答をまとめたメールが届くので、それを蓄積してマニュアルとして活用しているそうです。
参照:https://jobcan.ne.jp/cases/allhouse/
株式会社GRIVE
全国6ヵ所に事業所を置き、通信業界向けの人材派遣事業やアウトソーシング事業を展開しているGRIVE社(本社:愛知県名古屋市)では、社内に散在していた業務用システムを統一し、データ収集の手間や入力ミスを防ぐために、「ジョブカン給与計算」、「ジョブカン勤怠管理」、「ジョブカン労務管理」を導入しました。
導入後は従業員データや勤怠実績をシームレスに連携させられるようになり、バックオフィス業務の工数が20%以上改善。給与計算についてはweb明細に切り替えたことで、印刷や郵送のコストも丸ごとカットすることができたとのことです。
参照:https://jobcan.ne.jp/cases/grive/
dely株式会社
レシピ動画アプリや女性向けファッションメディアを運営しているdely社(東京都港区)。以前から給与計算システムを使ってはいたものの、オンプレミス型のためPC1台での利用に限られていたうえ、勤怠データの取り込みにも工数がかかっていました。
そこで「ジョブカン給与計算」に切り替えたところ、担当スタッフがログインさえすれば給与計算できるようになり、経理業務が大幅に効率化。ちなみに、導入の決め手となったのはリーズナブルな料金&シンプルな操作画面で、とりわけマニュアルいらずの抜群の操作性はスタッフからも好評を得ているようです。
さらに「ジョブカン勤怠管理」、「ジョブカン労務管理」をあわせて導入したことで、有給休暇の承認やアルバイトスタッフの管理もスムーズに行えるようになりました。
参照:https://jobcan.ne.jp/cases/dely/
まずは「ジョブカン給与計算」の見積もりを
「ジョブカン給与計算」の料金プランは上記の通りですが、ユーザー数に応じた従量課金型のため、支払額は利用規模によって大きく変わってきます。
また事例を見てもわかるように、他の「ジョブカン」シリーズとあわせて導入されるケースが多く、その組み合わせ、オプションサービスの有無などによってやはり料金はさまざま。「実際にいくらかかるのか知りたい」、「毎月のランニングコストをしっかり把握したうえで導入を検討したい」という方は、PRONIアイミツまでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
抜群のコストパフォーマンスが人気を集め、多くの企業で利用されている「ジョブカン給与計算」。
リーズナブルな料金ながらセキュリティ面も万全で、「ジョブカン勤怠管理」や「ジョブカン労務管理」と組み合わせれば、バックオフィス全体の生産性アップにも大きな効果を発揮します。
前述の事例のように、業務工数やコストを大幅に改善したクライアントも少なくありません。ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。