給与計算ソフトおすすめ15選を比較!選び方も解説
バックオフィスの効率化・ペーパーレス化を図るため、多くの企業がクラウドツールの導入を進めています。 給与計算ソフト(給与計算システム)は税率や手当などを自動計算して効率化を図れるため、今では8割以上の企業が導入しています。給与計算ソフトを活用すれば、「Web給与明細」や「源泉徴収票」といった必要書類の発行も可能。毎月の業務負担や年末調整時の残業を軽減したい企業におすすめです。
しかし、システム導入で業務効率化を実現するためには、自社に合った給与計算ソフトを選ぶ必要があります。2024年現在、給与計算ソフトは60社以上あるため、導入前に比較ポイントを把握しておくことが重要です。
そこで本記事では、給与計算ソフトの選び方・比較ポイントを解説したうえで、機能・料金比較でおすすめシステム15選をご紹介。無料で使える給与計算ソフトも比較していますので、業務効率化とコスト削減を同時に実現したい人事労務担当者はぜひご覧ください。
- 給与計算ソフトの選び方・比較ポイント
- 給与計算ソフトの比較表
- 給与計算ソフトおすすめ6選【2024年最新】
- 少人数・小規模企業向け給与計算ソフトおすすめ3選
- 無料で使える給与計算ソフトおすすめ3選
- 大企業向け給与計算システム(ERP)おすすめ3選
- 給与計算ソフトとは
- 給与計算ソフトの種類(人事給与・給与計算特化・ERP)
- まとめ:給与計算システムは「機能」と「コスト」の総合的な比較がおすすめ
- よくある質問
給与計算ソフトの選び方・比較ポイント
給与計算ソフト(給与計算システム)とは、従業員の勤怠データをもとに給与や手当を自動的に計算するシステムです。一人ひとりの雇用形態に合った給与計算を行える上、社会保険料や税金、控除などの計算も自動で行える機能があり、一連の給与計算業務を効率化。給与明細や源泉徴収票の作成・送信にも対応しています。
では、企業に給与計算ソフトを導入する際、どのような観点で比較したらよいのでしょうか。重要な比較ポイント・選び方は下記の5点です。
- 必要な機能を搭載しているかを比較
- 簡単に操作できる給与計算ソフトかを比較
- 自社の勤怠管理・人事管理システムと連携可能かを比較
- セキュリティ対策は万全かを比較
- サポート体制を比較
必要な機能を搭載しているかを比較
給与計算ソフトによって、対応可能な雇用形態・給与体系は違います。そのため、「自社の従業員の働き方に合った給与計算方法が可能か」の確認が必要です。なお、給与計算ソフトには下記のような機能があります。
機能 | 詳細 |
---|---|
給与・賞与の自動計算 | 勤怠データと給与テーブル(時給・各種手当など)から給与や賞与を自動で算出する。 |
給与振込の補助機能 | 給与振込用のFBデータを出力する。銀行口座と連携して、給与の自動振込まで行えるシステムもある。 |
年末調整の機能 | 年末調整で提出する源泉徴収票や給与支払報告書を出力する。電子申請に対応しているシステムもある。 |
社会保険・労働保険への対応 | 社会保険料や労働保険料を自動計算する。保険料に対する月額変更届に対応したシステムもある。 |
各種書類の作成 | 支給項目や控除項目一覧など、必要書類を出力する。 |
また、給与計算のみを自動化できるシステムもあれば、人事・労務管理まで対応できるシステムもあります。人事労務業務全般に対応したシステムなら、業務効率化に大きく貢献するでしょう。自社に必要な機能を搭載しているか、という観点での比較がおすすめです。
簡単に操作できる給与計算ソフトかを比較
給与計算ソフトを比較すると操作性にも違いがあります。専門知識がない人には誰でも簡単に操作できる給与計算ソフトがおすすめで、知識が豊富な担当者にはカスタマイズ性が高いソフトがおすすめ。
また、スマホアプリ対応の給与計算ソフトなら、外出先からもスムーズに操作可能。→詳細は別記事「おすすめ給与計算アプリ(企業・個人別)」で解説。多くの給与計算ソフトには無料トライアル期間があるため、操作性・使いやすさを比較検討してから、正式導入することをおすすめします。
自社の勤怠管理・人事管理システムと連携可能かを比較
給与計算ソフトは、勤怠管理システムや人事労務管理システムと連携することがポイント。たとえば、勤怠管理システムと連携することで勤怠データの自動反映が可能となり、給与計算業務をさらに効率化できます。また、人事管理システムとの連携で個人情報を従業員ごとに一括管理できるようになります。
そのため、「自社に導入済みのシステムと連携可能か」という観点で給与計算ソフトを比較検討することが重要です。まだ他のシステムを導入していない場合、勤怠管理と給与計算の両方をシステム化できるサービスを検討しましょう。
→詳しくは別記事「給与計算まで対応した勤怠管理システム」で解説。
セキュリティ対策は万全かを比較
給与計算は従業員の個人情報を取り扱う業務のため、万全のセキュリティ対策が求められます。クラウド型の給与計算ソフトは、インターネット上にデータを保管する仕組みで、不正アクセス・情報漏えいリスクはゼロではありません。
そのため、アクセス権限設定や二段階認証などの高度なセキュリティ対策を実施する給与計算ソフトを比較して選ぶのがおすすめです。また、ISMSクラウドセキュリティ認証やPマークなど、第三者からの認証を得ている事業者のシステムならより安心です。
サポート体制を比較
毎月の勤怠締め日から給与振り込みまでの期間が短い場合、その間にシステムのトラブルが発生すると給与振り込みが滞ってしまいます。そのため、「問題発生時に迅速なサポート対応があるか」という観点での比較も重要です。
給与計算ソフトの提供会社によって、メール・電話・チャットなどの連絡方法や受付時間帯が違います。正式導入前にサポート体制を必ず確認することをおすすめします。
数ある給与計算ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という人事労務担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフトが分かる診断(無料)ができます。
給与計算ソフトの比較表
ここからは実際に、機能や料金を比較しておすすめの給与計算ソフトを紹介します。以下、給与計算ソフトの比較表をご覧ください。
サービス名 | 導入形態 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
freee人事労務 | クラウド型 | 無料 | 2,000円~ (年額2万4,000円の月額換算) |
ジョブカン 給与計算 | クラウド型 | 無料 | 400円/1ユーザー (無料プランあり) |
マネーフォワード クラウド給与 | クラウド型 | 無料 | 300円~/1ユーザー |
給与奉行クラウド | クラウド型 | 無料(20名まで) ※21ユーザー以上の利用は5万円~ |
5,500円~ |
ジンジャー給与 | クラウド型 | 問い合わせ | 500円/1ユーザー |
弥生給与 Next | クラウド型 | 無料 | 2,600円~ (年額3万1,000円の月額換算) |
やよいの給与計算 24 +クラウド | インストール型 | 3万2,000円~ | - |
給料王 | インストール型 | 4万4,000円 | - |
かるがるできる給料 | インストール型 | 4,180円(税込) | - |
フリーウェイ給与計算 | クラウド型 | 無料 | 無料 |
円簿給与 | クラウド型 | 無料 | 無料 |
PayBook | クラウド型 | 無料 | 無料 |
Combosite人事給与 | クラウド型 | 問い合わせ | 問い合わせ |
COMPANY | クラウド型 | 問い合わせ | 問い合わせ |
POSITIVE on CLOUDiS | クラウド型 | 問い合わせ | 問い合わせ |
※料金は税抜き
上記比較表をご覧の通り、クラウド型の給与計算ソフトは初期費用無料、月額数百円ほどのシステムが多いです。「導入コストを抑えたい」「リモートワークにも対応したい」という企業にはクラウド給与会計ソフトがおすすめ。インストール型の給与計算ソフトである「やよいの給与計算 24 +クラウド」「給料王」「かるがるできる給料」は買い切り型。長期で利用する際はランニングコストを抑えられますが、利用はソフトウェアをインストールした特定のPCに限定されます。
無料で使える給与計算ソフトを選びたいなら「ジョブカン 給与計算」「フリーウェイ給与計算」「円簿給与」「PayBook」がおすすめ。ただし、無料プランの多くは利用人数の上限が5~10名までで、勤怠管理システムとのデータ連携にも非対応のシステムが多いため導入前に比較することをおすすめします。
「Combosite人事給与」「COMPANY」は大手企業向けで、上場企業への導入実績がある給与計算ソフトです。料金は企業規模によって変わるため、見積もりをとって確認しましょう。
給与計算ソフトおすすめ6選【2024年最新】
2024年最新で、給与計算ソフト(給与計算システム)のおすすめ6選を比較・解説します。
- freee人事労務
- ジョブカン給与計算
- マネーフォワード クラウド給与
- 給与奉行クラウド
- ジンジャー給与
- 弥生給与 Next
-
料金
月800円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5人
freee人事労務は、会計ソフトで有名なfreee株式会社が提供する給与計算ソフト。これまで40万社以上に導入実績があり、スモールビジネスの人事管理市場において2020年度の売上金額シェアNo.1※を獲得しているサービスです。
他社と比較したおすすめポイントは、わかりやすいUI(ユーザーインターフェース)で、初めて給与計算ソフトを利用する人でも操作しやすいと評判です。業務属人化を解消したい企業におすすめの給与計算ソフトでしょう。freee人事労務では給与計算・明細作成・給与振込まで自動化でき、給与計算業務の負担を大幅に軽減。さらに、人事労務管理にも対応しており、バックオフィス業務全体の効率化が実現します。
「給与計算・勤怠管理・労務管理を1つのソフトで完結したい」「簡単にかつ直感的に操作したい」という企業に、freee人事労務はおすすめの給与計算ソフトです。
※ITRが調査発行した「ITR MARKET VIEW:人事・給与・就業管理市場2022」による
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
-
様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。
-
料金
月400円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ジョブカン給与計算は、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の給与計算ソフト。同社のシリーズは累計導入実績25万社と信頼に厚く、小規模企業から大手有名企業まで多く導入実績があります。
ジョブカン給与計算は、社労士・給与計算担当者の声を元に開発された給与計算ソフトで、給与計算業務を効率化する便利な機能が充実。ジョブカンは給与計算ソフト以外にも、勤怠管理システムや経費精算システムなどを提供し、他システムと連携することでバックオフィス全体の業務効率化が実現する点がメリットです。
月額料金は1ユーザーあたり400円(税抜)と低価格で導入しやすく、また従業員5人までなら無料で利用可能。「低予算で、かつ機能を妥協したくない」「ジョブカンの勤怠管理システム、経費精算システムと連携して活用したい」という人事労務担当者に、ジョブカン給与計算はおすすめの給与計算ソフトです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
マネーフォワード クラウド給与
-
料金
月2,980円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワード クラウド給与は、株式会社マネーフォワードが提供する給与計算ソフト。同社はバックオフィス系のクラウドシステムを幅広く開発し、中小企業から上場企業まで幅広い導入実績を誇ります。所得税・各種保険料の計算など、給与計算に関わるさまざまな処理を自動化し、業務効率の大幅な改善を実現。
他社と比較したおすすめポイントは、連携できる外部システムが豊富なこと。勤怠管理システム(KING OF TIME、ジョブカン勤怠管理、Touch On Timeなど)や、労務管理システム(SmartHR、オフィスステーション 労務など)を始め多数の外部システムとスムーズにデータを連携できます。既に勤怠管理システムを導入している企業にもおすすめ。
また、マネーフォワード クラウド給与は銀行口座との振込連携もでき、ワンクリックで従業員の口座に給与振込が可能。「一連の給与計算業務がシステム上で完結したい」「Web給与明細を利用したい」という企業に、マネーフォワード クラウド給与はおすすめです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
-
料金
月5,000円/契約 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
給与奉行クラウドは、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する給与計算ソフト。他社と比較すると堅牢なセキュリティ対策が強みで、24時間365日の監視体制のもとで安心して利用できます。
専門家ライセンスを無料で発行でき、社労士や税理士など提携先と簡単に情報共有できる点もメリット。 給与奉行クラウドの導入で「給与計算業務が7割削減した」という事例もあります。
また、給与奉行クラウドはカスタマイズ性が高いため、自社の給与計算ルールにあわせて独自の計算方法を設定可能。これまで、あらゆる業種や業態の企業5万社以上に導入実績があるおすすめの給与計算ソフトです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 冗長化
- 通信の暗号化
ジンジャー給与
-
料金
月500円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
10人
ジンジャー給与は、バックオフィス系のクラウドサービスを開発する、jinjer株式会社が提供する給与計算ソフト。実際の人事労務管理の現場での声を反映して開発したシステムで、専門知識がなくても直感的に操作しやすいユーザーインターフェースが評判です。
ジンジャー給与は、従業員の給与体系にあわせて個別で計算式を設定し、一括で給与計算が可能。複雑な雇用形態を採用している企業でも、簡単に給与計算を自動化できるためおすすめです。
また、jinjer株式会社は給与計算以外に人事労務・経理・契約業務のシステム化にも対応しています。各サービスと組み合わせることにより、業務領域をまたいだ総合的な効率化が実現する点もメリットです。ジンジャー給与のチャットサポート満足度は95%と高い評価を得ていることもおすすめの理由です。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
弥生給与 Next
-
料金
年31,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
問い合わせ
-
最低利用人数
問い合わせ問い合わせ
弥生給与 Nextは、弥生株式会社が提供するクラウド型給与計算ソフト。同社サービスは導入シェア率が高い人気のソフトです。給与計算から年末調整(源泉徴収票の発行・配付)までを自社で行いたい企業におすすめ。
他社と比較したおすすめのポイントは、機能がシンプルで分かりやすく、簡単に給与計算できること。給与計算ソフトを初めて利用するという方でもスムーズに導入できるでしょう。給与計算業務を効率化する機能が揃っており、従業員給与のFBデータ出力にも対応しているため振り込み作業がラクに行えます。もちろん定額減税にも対応し、定額減税額を反映した年調年税額を算出できます。
初年度は1年間無料で利用できることもおすすめの理由。次年度からの利用料金は年額31,000円(税抜)から。「従業員とのやりとりをペーパーレス化したい」「年末調整業務をかんたんに行いたい」という企業に、弥生給与 Nextはおすすめの給与計算ソフトです。
以上、機能比較や料金比較でおすすめの給与計算ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、給与計算ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
少人数・小規模企業向け給与計算ソフトおすすめ3選
「給与計算のみ自動化したい」「ソフトを利用する担当者は1人だけ」という少人数・小規模企業には、給与計算特化タイプの給与計算ソフト(給与計算システム)がおすすめです。その中でも、買い切り型の給与計算ソフトなら、ランニングコストをかけずに安く導入可能。ここでは、少人数・小規模企業向け給与計算ソフトおすすめ3選を比較・解説します。
- やよいの給与計算 24 +クラウド
- 給料王
- かるがるできる給料23
-
料金
80,000円/ソフト -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
100名迄
やよいの給与計算 24 +クラウドは、弥生株式会社が提供するインストール型の給与計算ソフト。導入シェア率が高い人気の給与計算ソフトです。機能がシンプルで分かりやすく、簡単に給与計算できる点がおすすめです。スタートアップガイドが用意されているので、給与計算ソフトを初めて導入する小規模企業も安心して利用できます。
やよいの給与計算 24+クラウドは少人数・小規模企業向けで、従業員数20名程度での利用を推奨しています。最も安いプランで32,000円(税抜)から購入可能で、他社と比較して費用が抑えられる点もおすすめ。
給与計算・賞与計算・社会保険対応・年末調整など、給与に関わる業務に必要となる機能を網羅しています。やよいの給与計算 24 +クラウドは、定額減税額を反映した年調年税額の算出にも対応し、手間がかからないのもおすすめポイントです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 各種手当や控除の計算設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- ISMS
- Pマーク
-
料金
40,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
給料王は、ソリマチ株式会社が提供するインストール型の給与計算ソフト。小規模企業・中小企業向けに開発した給与計算ソフトで、高機能で使いやすく丁寧なサポートも受けられます。ユーザーの声に合わせて改修を続け、お客様満足度No.1※を獲得していることもおすすめの理由。
毎月の給与計算はもちろん、複雑な年末調整も自動集計機能と「年末調整やることナビ」でスムーズに対応でき、人事労務担当者の負担が軽減します。マイナンバー対応ソフトウェア認証製品で、マイナンバーを安全に管理できる点もメリット。
給料王では会員専用にサポートセンターを設けており、トラブル発生時にもスピーディーに対応可能。まずは30日間の無料トライアルで操作性や使いやすさを試してみるのがおすすめです。
※2023年8月株式会社プラグ調べ「業務ソフトに関する調査」による
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
料金
4,180円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
かるがるできる給料は、「給料らくだ」を開発した株式会社BSLシステム研究所が提供する給与計算ソフト。社会保険労務士(社労士)の監修のもと開発し、基本的な給与計算はもちろん、残業・休日出勤・有給処理なども自動計算可能。
また、かるがるできる給料には労働者名簿の作成機能も搭載されており、従業員ごとの社会保険料や税金の計算もラクになります。20名までの企業であれば、4,180円(税込)と安い費用で利用を開始できることもおすすめ。
安い料金で使いやすい給与計算ソフトをお探しの少人数・小規模企業には、かるがるできる給料がおすすめです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 各種手当や控除の計算設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- 給与(賞与)の振込一覧表出力機能
- 賞与支払届の出力機能
別記事「少人数・小規模企業におすすめの給与計算ソフトを比較」でも、詳し小規模企業向けシステムを紹介していますので、合わせてご覧ください。
無料で使える給与計算ソフトおすすめ3選
無料で使える給与計算ソフト(給与計算システム)は、有料版と比較してさまざまな制限があります。とはいえ無料の給与計算ソフトも、社会保険料や税金などの計算にも対応し、給与明細の作成・送信もシステム上で可能です。ここでは無料で使える給与計算ソフトおすすめ3選を、比較・解説します。
- フリーウェイ給与計算
- 円簿給与
- PayBook
-
料金
月1,980円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
フリーウェイ給与計算は、従業員5人まで料金無料で利用できる点がメリットの給与計算ソフトです。Web給与明細・年末調整還付金一覧表などの各種帳票出力にも無料で対応しており、給与計算に必要な機能をすべて無料で利用できます。
全銀データ出力も可能で、振込先や金額を1件ずつ入力する手間なく、従業員の口座に給与振込が行える点もおすすめです。有料版(6人以上)は月額料金1,980円から利用でき、従業員登録数が無制限になります。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 銀行連携による振込機能
- 給与振込用データ(FBデータ)の出力機能
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
円簿給与は、給与計算・給与明細作成・年末調整のすべての機能が完全無料で利用可能な給与計算ソフトです。Yahoo!IDにてログイン可能で、アカウント登録は必要ありません。
付箋機能によるメモの保存、レシートを撮影して画像データを保存、仕訳や摘要のパターン登録、個人事業主用の青色申告ソフトも使用でき、機能が充実しています。
従業員登録数の制限はありませんが、勤怠管理システムとの連携ができないため、個人事業主や少人数企業向けにおすすめの給与計算ソフトとなっています。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
-
料金
月3,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
PayBookは、合同会社Pay-book.jpが提供する給与計算ソフト。「最短3分、時間をかけずにできる給与計算」というコンセプトでサービスを展開しているクラウド型のシステムです。
従業員10人まで無料で利用可能で、シンプルな画面設計により誰でも簡単に入力できることがおすすめのポイント。
無料プランの注意点は、年末調整データ出力に非対応で、手当や控除のカスタマイズ項目数にも上限があること。一方、有料版では年末調整に必要なデータが出力で、CSVファイルにエクスポートできます。有料プランは月額料金3,000円(税抜)からで、登録従業員数の上限も無制限に。「OSやデバイスを問わずに利用したい」という企業に、PayBookはおすすめです。
- 残業手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 各種手当や控除の計算設定
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- 支給項目・控除項目などの一覧表出力機能
- 賃金台帳の作成機能
- 管理者権限・ユーザー権限の管理機能
- Web給与明細の配布機能
別記事「無料で利用できるおすすめ給与計算ソフトを比較」では、無料版のメリットと注意点、選び方のポイントを解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
大企業向け給与計算システム(ERP)おすすめ3選
ERPは、給与計算だけでなく、人事労務管理・会計・在庫管理など部門を越えた対応が可能なオールインワンシステム。ERPは社内情報の一元管理を実現し、内部統制をしたい大企業におすすめです。以下、ERPタイプの給与計算システムのなかで、大企業向けにおすすめの3選を比較・紹介します。
- Combosite人事給与
- COMPANY
- POSITIVE on CLOUDiS
Combosite人事給与
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
Combosite人事給与は、株式会社パトスロゴスが提供する給与計算ソフト。大手企業に特化したシステムで「業務の数・時間を減らす」「業務の精度を上げる」「余剰時間を作る」ことをコンセプトに開発されています。
日割・遡求計算をはじめ、退職金計算や福利厚生による変動控除など、大手企業特有の業務に対応する機能を豊富に搭載していることがポイント。
Combosite人事給与は、すでに自社で導入しているSmartHRやカオナビといったHR SaaS製品と組み合わせて活用すること前提に開発されており、Combosite人事給与とHR製品はボタン1つで連携可能。統合型システムのようにデータがつながり利便性に優れ、加えて使いやすいUIであることもおすすめの理由です。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
COMPANY
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
COMPANY(カンパニー)は、株式会社Works Human Intelligenceが提供する、大手企業向けの統合人事システム。1つのシステムで、人事管理・勤怠管理・給与計算・タレントマネジメント・雇用手続き管理・ID管理に対応しています。
COMPANYの1機能として給与計算機能があり、大手企業ならでは独自の給与計算ルールにも対応し、ボタン一つで自動計算が可能な点がおすすめ。また、福利厚生や手当、各種保険の自動計算機能も標準搭載しており、給与計算業務全体の効率化が可能です。
また、e-Gov電子申請サイトとのAPI連携により、各種書類の届け出や行政手続きの電子化まで、幅広くサポートしています。さらに、COMPANYは部門を越えて、経営に必要なあらゆるデータを一元管理できます。人事領域をカバーする統合システム(ERP)を導入したい企業にCOMPANYはおすすめのツールです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
POSITIVE on CLOUDiSは、株式会社電通国際情報サービスが提供する給与計算ソフト。他社と比較した特徴はグループ展開に対応したERPシステムという点です。高度なシステムと幅広い機能を実装することで、海外に拠点を構えるグローバル企業の基幹システムを構築できます。高速処理が可能で、多数の従業員を抱える大企業やグループ会社などの大規模運用におすすめ。
柔軟なパラメータ設定機能により、複雑な給与体系もノンカスタマイズで対応可能。設定変更のみで自社の給与体系に合わせられるメリットがあります。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 操作ログ取得
- 中国語
- 英語
- 年末調整計算機能
- Web給与明細の配布機能
- マイナンバー管理機能
別記事「大企業・大手企業へ導入実績がある給与計算ソフト」では、大企業向けのシステムを詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
給与計算ソフトとは
給与計算ソフト(給与計算システム)とは、給与計算が自動化できるシステムです。従業員の雇用形態に合わせた計算ができ、社会保険料や税金の計算も自動化可能。給与明細の発行もWeb上で行えるため、毎月の給与計算業務の手間と時間が大幅に削減できます。
下記の経済産業省の調査では、業務のデジタル化によって「働き方改革に貢献した」「取引先との関係・連携の強化につながった」などの付随効果を実感している中小企業が多い結果となりました。統計データから、企業が給与計算ソフトを導入するメリットは多くあることがわかります。
出典:経済産業省中小企業庁『小規模事業者におけるデジタル化とデータ利活用』
給与計算ソフト(給与計算システム)の導入形態は3種類あります。
- クラウド型
- インストール型
- オンプレミス型
3種類の給与計算ソフトを比較した表をご覧ください。
比較項目 | クラウド型 | インストール型 (パッケージ型) |
オンプレミス型 |
---|---|---|---|
導入方法 | インターネット上でログインする | パソコンにソフトをインストールする | 自社サーバーにシステム構築する |
初期費用 | 無料〜数万円 | 数万円 | 数十万円〜数百万円 |
月額料金 | 数百円〜 | 無料 ※買い切り型のため |
無料 ※メンテナンス費用が別途発生 |
企業規模 | 小規模から大規模まで幅広く対応可 | 小規模企業におすすめ | 大企業におすすめ |
主なメリット | 無料の自動アップデート機能あり | オフラインでも作業可能 | 細かいカスタマイズが可能 |
導入形態①クラウド型の給与計算ソフト
クラウド型の給与計算ソフトは、インターネット上でログインし、クラウド上にデータを保管して利用する給与計算ソフトです。主なメリットは下記の通りです。
- 無料の自動アップデート機能で、常に最新の方法で給与計算できる
- 勤怠管理システムなど他のシステムとの連携で業務効率が上がる
- Web給与明細の発行により、ペーパーレス化・コスト削減ができる
株式会社MM総研の調査によると、近年はクラウド型の給与計算ソフトを導入する企業が増加傾向にあります。
出典:株式会社MM総研『クラウド給与計算ソフトの利用状況調査』
一方で、インストール型・オンプレミス型と比較して、クラウド型はランニングコストがかかる点やインターネット環境がないと作業できない点には注意が必要です。
導入形態②インストール型の給与計算ソフト
インストール型の給与計算ソフトは、パッケージ製品を購入し、パソコンにインストールして利用する給与計算ソフトです。主なメリットは下記の通りです。
- 月額料金などのランニングコストがかからない
- オフラインでも操作可能
- 機能がシンプルで操作しやすい
一方で、クラウド型・オンプレミス型と比較して、インストールしたパソコンでないと作業できない点や法改正のたびに手動でアップデートが必要な点には注意が必要です。
導入形態③オンプレミス型の給与計算ソフト
オンプレミス型の給与計算ソフトは、自社のサーバーにシステムを構築して利用する給与計算ソフトです。主なメリットは下記の通り。
- 細かいカスタマイズが可能
- ハッキングなどによる情報漏えいリスクが低い(セキュリティ水準が高い)
一方で、クラウド型・インストール型と比較して、オンプレミス型は初期費用が高い点や定期メンテナンスが必要で運用に手間がかかる点に注意が必要です。
給与計算ソフトの導入形態は複数ある上、各社からリリースされている多数の給与計算ソフトを比較し自社に合う1社を選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフトが分かる診断(無料)ができます。
給与計算ソフトの種類(人事給与・給与計算特化・ERP)
給与計算ソフト(給与計算システム)は、機能別に次の3種類に分けることができます。
- 人事給与タイプ
- 給与計算特化タイプ
- ERPタイプ
人事給与タイプの給与計算ソフト
人事給与タイプの給与計算ソフトは給与計算だけでなく、人事労務管理にも幅広く対応したシステムです。勤怠管理・社会保険・従業員情報の変更・各種手当などの情報をシステム上で一元管理することができ、業務効率が大幅に向上する点がおすすめ。小規模企業から大企業まで、幅広い規模の企業に導入されている給与計算ソフトです。
給与計算特化タイプの給与計算ソフト
給与計算特化タイプの給与計算ソフトは、給与の自動計算・Web給与明細の作成のみに機能を絞った給与計算ソフトです。人事労務管理機能や勤怠管理システムとの連携機能を含まないものの、シンプルで初心者が使いやすい点がメリット。給与計算業務だけを自動化したい企業・30名以下の小規模企業におすすめです。
ERPタイプの給与計算ソフト
ERPタイプの給与計算ソフトは、給与計算業務や人事労務管理にとどまらず、会計業務や在庫管理など、企業に必要なあらゆるデータが統合管理できるシステムです。収集したデータはグラフで可視化でき、販売実績や経営分析に活用できる点がおすすめ。一方で他のタイプと比較して費用が高額なため、導入企業のほとんどが大企業となっています。
まとめ:給与計算システムは「機能」と「コスト」の総合的な比較がおすすめ
本記事では、給与計算システム(給与計算ソフト)を比較し、おすすめのサービスを紹介しました。給与計算システムにはそれぞれ特徴があり、自社の要件に沿ったシステムを選定することが重要です。「機能」「コスト」「導入形態」など総合的に比較して、最適な給与計算システムを選ぶことをおすすめします。
しかし、給与計算システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、給与計算システム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
給与計算ソフトについて、よくある質問に答えます。
エクセルで利用可能な、無料のおすすめ給与計算ソフトは?
エクセルで利用可能な、無料のおすすめ給与計算ソフトは「無料給与計算ソフト『楽しいかもしれない給与計算』」「EXCELで給料」「給与計算Free for EXCEL」。この3つのソフトは完全無料ですが、10人以下の企業向けです。
おすすめ給与計算ソフトのランキングは?
おすすめ給与計算ソフトのランキングは、以下の給与計算ソフトランキングページで確認可能です。PRONIアイミツ(当サイト)のランキングページでは、さまざまな条件で給与計算ソフトを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
→給与計算ソフトのランキングはこちら
中小企業におすすめの給与計算ソフトは?
中小企業におすすめの給与計算ソフトは、クラウド型のサービスです。クラウド給与システムは、導入費用無料で、月額料金も1人あたり数百円と安く抑えられます。中小企業におすすめの給与計算ソフトの主なサービスは、「マネーフォワード クラウド給与」「ジョブカン 給与計算」などです。
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