給与計算ソフトの費用相場・料金比較【2024年最新】
給与計算ソフト(給与計算システム)の導入を検討する際に、気になるのが料金面です。給与計算ソフトはサービスによって機能や料金設定が異なるため、「比較の方法がわからない」と悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
給与計算ソフトの選定では、導入費用・月額料金といったコスト面以外にも、いくつか押さえるべき比較ポイントがあります。自社により最適なサービスを見つけるには、総合的に比較した上での選定が必要です。
本記事では、給与計算ソフトの導入を検討している企業に向け、費用相場や料金の比較、選び方、導入するメリットを解説します。2024年最新の価格が安い給与計算ソフトも紹介しているので、給与計算業務の効率化を図りたい経理担当者の方はぜひ参考にしてください。
- 給与計算ソフトの費用相場
- 給与計算ソフトの料金比較表
- 【2024年最新】価格が安い給与計算ソフトおすすめ10選
- 給与計算ソフトとは
- 給与計算ソフトのメリット
- 価格だけで選ぶのは注意!給与計算ソフトの選び方
- まとめ:給与計算システムは「料金」「機能」「サポート体制」の総合比較が重要
- よくある質問
給与計算ソフトの費用相場
給与計算ソフト(給与計算システム)とは、勤怠情報を用いて給与計算の自動化・効率化ができるソフトウェアです。手間のかかる残業計算や所得税、社会保険料、雇用保険料などが自動計算され、これまでの手作業・手計算は必要ありません。多くの給与計算ソフトでは人事関連の機能も搭載されており、マイナンバーの管理や入退社の手続きなども可能です。
給与計算ソフトは多くの企業で導入されており、戦略総務のための専門誌「月刊総務」が株式会社マネーフォワードと共同で実施した調査では、約8割の企業が「すでに給与計算ソフトを導入済み」ということがわかりました。
出典:月刊総務オンライン 【給与計算の実態調査】給与計算ソフトを導入している企業の半数で「属人化」「業務時間」が課題に
また同調査の中で「給与計算ソフトの選定で重視すること」について、1位が『操作性』。次いで、63.6%の企業が『価格』と回答。給与計算ソフトを比較選定する際には、半数以上の企業が『価格』も重要視していることがわかります。
出典:月刊総務オンライン 【給与計算の実態調査】給与計算ソフトを導入している企業の半数で「属人化」「業務時間」が課題に
そこでまずは、給与計算ソフトの導入を選定する中で気になる費用相場について解説します。
給与計算ソフトの利用に必要な費用
給与計算ソフト(給与計算システム)の利用にかかる費用は、主に導入費用と月額料金の2つです。クラウド型では初期費用が無料になる場合が多く、月額料金のみで簡単に導入できます。加えて、導入前の初期設定や個別レクチャーを希望する場合は、有料サービスを利用する方法もあります。料金を比較する際は、これらを総合的に見た上で判断しましょう。
費用項目 | 詳細 |
---|---|
導入費用 | 買い切り型の給与計算ソフトの場合は購入費用が発生 |
月額料金 | クラウド型の給与計算ソフトの場合は月額料金が発生 |
サポート費用 | 有料サポートを利用する場合に発生 |
導入費用・月額料金の相場
給与計算ソフトには「クラウド型」「インストール型」「オンプレミス型」の3種類の導入形態があり、それぞれ費用は異なります。クラウド型は月額料金が固定、もしくは1名あたりの従量課金制です。その一方で、インストール型は買い切り(購入)、オンプレミス側はシステム構築・カスタマイズを含めた導入費用が発生します。
以下、給与計算ソフトの導入費用・月額料金の相場をご参照ください。
導入形態 | 導入費用 | 月額料金 |
---|---|---|
クラウド型 | 無料~5万円 | 800円~15,000円程(1ユーザーごとの課金制の場合、月額500円程) |
インストール型 | 5,000円~200,000円 | 基本は発生しない |
オンプレミス型 | 数万~数百万円 | 基本は発生しない |
以上、給与計算ソフトの費用相場についてお伝えしましたが、実際に数ある給与計算ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフトが分かる診断(無料)ができます。
給与計算ソフトの料金比較表
ここでは、価格の安い給与計算ソフト(給与計算システム)を比較します。初期費用・月額料金・導入形態をまとめた以下の比較表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 導入形態 |
---|---|---|---|
freee人事労務 | 無料 | 2,000円~ (年額2万4,000円の月額換算) |
クラウド型 |
マネーフォワード クラウド給与 | 無料 | 300円~/1ユーザー | クラウド型 |
ジンジャー給与 | 要問合せ | 500円/1ユーザー | クラウド型 |
ジョブカン 給与計算 | 無料 | 400円/1ユーザー | クラウド型 |
給与奉行クラウド | 無料(20名まで) ※21ユーザー以上の利用は5万円~ |
5,500円~ | クラウド型 |
PCAクラウド給与 | 無料 | 2万3,100円(税込) | クラウド型 |
フリーウェイ給与計算 | 無料 | 1,980円~ (年間2万3,760円の月額換算) |
クラウド型 |
やよいの給与計算 24(インストール型) | 3万2,000円~ | - | インストール型 |
EXPLANNER/S | 20万円~ | - | インストール型 |
かるがるできる給料 | 4,180円(税込) | - | インストール型 |
※料金は税抜き
クラウド型のほとんどの給与計算ソフトでは、初期費用無料で導入できます。月額料金を比較すると、「ジョブカン 給与計算」は1ユーザーあたり400円と安い月額料金で運用できます。「給与奉行クラウド」は20ユーザーまでなら月額5,500円で利用でき、1ユーザーあたりのコストは275円と格安です。
また、「freee人事労務」や「マネーフォワード クラウド給与」では、月額プランのほかに年額プランが選択できます。年額プランでは、年額料金を一括で支払うことで、月額プランよりも月あたりの料金を安く抑えられます。例えば、「マネーフォワード クラウド給与」では、月額プランでは月額3,980円のところ、年額プランで一括で35,760円支払うことで、月当たりの料金は2,980円になり、1か月あたりのコストを1,000円安く抑えられます。クラウド型の給与計算ソフトでは、月額プランと年額プランを比較することもランニングコストを抑えるための大事な視点の一つです。
一方でインストール型の給与計算ソフトは初期導入費用はかかりますが、月額料金が発生しないためランニングコストを抑えられます。「かるがるできる給料」では、初期費用も4,180円(税込)と安く、初期費用を抑えつつ月額コストをかけずに運用できます。ただし、インストール型の給与計算ソフトもライセンスの追加にはコストがかかり、サポートには追加料金がかかる場合があるので、事前に料金体系を確認しましょう。
なお、料金の安い給与計算ソフトは下記記事でもまとめています。興味のある方はぜひ合わせてご覧ください。
【2024年最新】価格が安い給与計算ソフトおすすめ10選
ここでは価格が安い給与計算ソフト(給与計算システム)のおすすめ10選を紹介します。各サービスの特徴とおすすめポイントをまとめているので、ぜひソフト選定時の参考にしてください。
- freee人事労務
- マネーフォワード クラウド給与
- ジンジャー給与
- ジョブカン 給与計算
- 給与奉行クラウド
- PCAクラウド給与
- フリーウェイ給与計算
- やよいの給与計算 24
- EXPLANNER/S
- かるがるできる給料
-
料金
月800円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5人
freee人事労務は、freee株式会社が提供するクラウド型の給与計算ソフトです。スモールビジネスの人事管理市場において、2020年度の売上金額シェアNo.1※を獲得したサービスです。労務は直感的に使えるUIと充実したサポートによって、事業規模を問わず多くの企業で利用されています。
他社と比較したおすすめのポイントは、給与計算・勤怠管理・労務管理が1つのソフトで完結できること。入社手続き時に登録した従業員情報をマスタとして、すべての業務に活用できます。給与明細は蓄積された勤怠データをもとに1クリックで自動作成。残業代や税金、社会保険料などが瞬時に計算され、経理担当者の負担軽減が可能です。
また、料金は「スタンダード」「ミニマム」「スターター」「アドバンス」の4プラン。一部の機能制限がありますが、「ミニマム」なら年払いで月額換算2,000円(税抜)から始められます。
(※ITRが調査発行した「ITR MARKET VIEW:人事・給与・就業管理市場2022」による)
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
-
様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。
マネーフォワード クラウド給与
-
料金
月2,980円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワードクラウド給与は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。給与明細の項目や給与の計算式などを細かくカスタマイズできて、WEB明細や源泉徴収票の発行にも対応できます。
他社と比較したおすすめのポイントは、連携可能な外部サービスが多いこと。同じマネーフォワードシリーズだけでなく、他社が提供する勤怠管理や労務管理、人事管理システムとの連携にも対応できます。給与振込の際も、自動作成されたFBデータを送信するだけの簡単操作。すべての業務がクラウド上で行えるため、給与計算業務の工数削減が可能です。
また、月額料金は個人事業主が980円(税抜)、法人では2,980円(税抜)+1名あたり300円(税抜)から利用できます。勤怠管理や会計、経費精算などがすべて料金に含まれており、コストパフォーマンスの高いサービスです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
ジンジャー給与
-
料金
月500円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
10人
ジンジャー給与は、jinjer株式会社が提供するクラウド型の給与計算ソフトです。誰でも使いやすい画面設計がなされており、流れに沿って操作するだけで給与計算が可能です。チャットサポート満足度95%という高い評価もおすすめの理由です。
他社と比較したおすすめのポイントは、ジンジャーシリーズとの連携によってバックオフィス全体が効率化できること。従業員情報と勤務データを用いることで、毎月の給与計算を自動化できます。人事情報が変更された場合もリアルタイムで反映され、ミスのない社会保険料・税金の計算が可能です。
また、月額料金は1名あたり500円(税抜)とリーズナブルな価格設定。賞与計算や年末調整、WEB給与明細も含まれるため、コストパフォーマンス的には高いと言えます。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
料金
月400円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ジョブカン給与計算は、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。同社のサービスはシリーズ累計導入実績25万社と、企業からの信頼に厚いサービスです。実際の給与計算担当者や社労士の声のもと開発されており、かゆい所に手が届く機能が満載です。
他社と比較したおすすめのポイントは、高度な自動計算によって正しく給与計算ができること。支給・控除項目には四則演算や括弧を用いて自由に計算式が設定できるほか、定額残業代などの複雑なルールにも対応できます。通勤手当も自動で課税・非課税が計算され、上限金額の設定も可能です。
また、月額料金は従業員1名あたり400円(税抜)とリーズナブルな料金です。勤怠などの他のジョブカンシリーズと合わせて導入すれば、特別料金で利用できます。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
-
料金
月5,000円/契約 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
給与奉行クラウドは、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。勤怠管理と連携すれば、手入力ゼロで給与計算の自動化が可能です。
他社と比較したおすすめのポイントは、複雑な労務管理の手続きをソフト上で完了できること。社会保険や労働保険に関わる公文書のダウンロードができるほか、届出書類の自動作成や電子申請にも対応できます。年金事務所やハローワークへ出向く手間がなくなり、労務管理の負担軽減が可能です。
また、料金は導入費用無料、月額料金5,500円(税抜)から利用できます。従業員数に合わせてプランが細かく分かれているため、企業の成長に合わせてプランの見直しが可能です。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 冗長化
- 通信の暗号化
PCAクラウド給与
-
料金
月23,100円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
PCAクラウド給与は、ピー・シー・エー株式会社が提供するクラウド型の給与計算ソフトです。複雑な給与体系にも柔軟に対応できて、支給・控除項目や残業時間の管理項目を自由に設定できます。
他社と比較したおすすめのポイントは、Web-APIによってさまざまな外部サービスと連携できること。給与計算に必要な勤怠・人事管理だけでなく、社会保険・労働保険の電子申請や特別徴収税額通知データの取り込みにも対応できます。人の手による作業がなくなり、ミスのない給与計算が可能です。
PCAクラウド給与の料金は、初期費用無料+月額料金23,100円(税込)。同社の人事管理ソフトと会計ソフトもあわせ3サービス利用すると、PCAクラウド給与は10,780円(税込)で利用可能です。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
-
料金
月1,980円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
フリーウェイ給与計算は、株式会社フリーウェイジャパンが提供するクラウド型の給与計算ソフト。ユーザー数は11万人以上(2024年9月30日時点)と多くの企業が利用するシステムです。賞与や年末調整にも対応しており、WEB給与明細やFBデータの出力も可能です。
他社と比較したおすすめのポイントは、従業員5名までなら無料で使えること。初期費用・月額料金が無料でありながら、利用期間の制限が設けられていません。社会保険料や税率の改定が行われた際も、無料でバージョンアップが可能。費用を抑えて給与計算の効率化を図りたい中小企業にはおすすめです。
また、従業員が6名以上の場合でも月額料金は1,980円(税抜)とリーズナブルな料金です。登録データ数や従業員数は無制限で、電話・画面共有サポートも利用できます。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 銀行連携による振込機能
- 給与振込用データ(FBデータ)の出力機能
-
料金
80,000円/ソフト -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
100名迄
やよいの給与計算 24 +クラウドは、弥生株式会社が提供するインストール型の給与計算ソフトです。同社サービスは業界最大規模のカスタマーセンターを擁し、2020年度の顧客満足度は93%の高さです。
他社と比較したおすすめのポイントは、
いざという時に役立つ「あんしん保守サポート」が利用できること。3つのプランが用意されており、年額2万円の「セルフプラン」ならバージョンアップや法改正への対応、バックアップサービスがすべて無料になります。さらに、ベーシックプラン(年額2万7,000円)やトータルプラン(年額3万6,700円)では税金・社会保険に関わる専門家のサポートも受けられます。
やよいの給与計算 24 +クラウドは、ソフト本体の購入には3万2,000円程度かかりますが、インストール型のため月額料金は不要です。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 各種手当や控除の計算設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- ISMS
- Pマーク
-
料金
200,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
EXPLANNER/Sは、日本電気株式会社が提供するインストール型の給与計算ソフトです。ログインパスワードやアクセスコントロールを用いることで高いセキュリティ環境が実現され、操作ログの確認・マイナンバーの暗号化も可能です。
他社と比較したおすすめのポイントは、従業員の入社から退職までの人事・給与情報を一元管理できること。給与計算に必要な従業員情報がすべて管理されており、給与計算からFBデータ作成、給与明細の発行までを一括処理できます。社会保険や労働保険の変更についても、行政手続きができる「e-Gov」を用いた電子申請が可能です。
最低料金は20万からとなりますが、連携機能・分析機能を用いることで人事戦略のデータとして活用できます。
- 社会保険料の自動計算機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- 通信の暗号化
- 操作ログ取得
- 各種マスタ・計算式の登録・管理機能
- 給与振込用データ(FBデータ)の出力機能
- 支給項目・控除項目などの一覧表出力機能
-
料金
4,180円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
かるがるできる給料は、株式会社ビーエスエルシステム研究所が提供するインストール型の給与計算ソフトです。おすすめの理由は、給与を知り尽くした社労士による設計であること。操作画面がシンプルで、初心者でも直感的な操作が可能です。
他社と比較したおすすめのポイントは、多様な雇用形態に対応できること。給与体系は月給・日給月給・日給・時給から選択できて、従業員ごとに時間外割増手当や日割通勤費の設定が可能です。加えて、社会保険料や税金も自動計算されるため、給与計算にかかる負担を大幅に削減できます。
また、インストール型でありながら価格は4,180円(税込)とリーズナブル。FBデータの自動作成や年末調整に対応したい場合は、上位製品を選ぶこともできます。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 各種手当や控除の計算設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- 給与(賞与)の振込一覧表出力機能
- 賞与支払届の出力機能
以上、機能比較や料金比較でおすすめの給与計算ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、給与計算ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
給与計算ソフトとは
給与計算ソフト(給与計算システム)とは、従業員の勤怠データをもとに給与や手当の計算を自動化できるツールです。正社員やアルバイト、パートなどの雇用形態に合わせた給与体系が設定できるほか、面倒な社会保険、税金、各種手当の計算もすべて自動で処理できます。勤怠データのCSV取込みや外部システム連携にも対応しており、通常残業・深夜残業・法定休日残業といった複雑な割増賃金の自動計算も行えます。
また、給与計算ソフトでは各種書類・台帳の管理も可能です。たとえば、従業員に配布する給与明細や、税務署・年金事務所などに提出する賃金台帳、月額変更届、算定基礎届などの書類作成にも対応できます。製品によっては複数法人・拠点を一括で管理する機能もあり、書類管理の負担軽減が可能です。
給与計算ソフトのメリット
現在、手書きやエクセルで給与計算を行う企業が給与計算ソフト(給与計算システム)を導入すると、業務の負担軽減をはじめとした数多くのメリットがあります。以下、具体的なメリットを確認しましょう。
- 給与計算業務の負担を軽減できる
- 給与計算業務の属人化を防止できる
- 労働に関する法改正にもスムーズに対応できる
給与計算業務の負担を軽減できる
給与計算ソフトを導入する最大のメリットは、給与計算業務の負担が軽減できること。事前に従業員ごとの情報を登録することで、手入力・手計算が不要になります。
通常、手書きやエクセルを用いた給与計算では、振込額を決定するまでに多くのステップを踏まなければいけません。基本給に時間外などの手当を加算して総支給額を計算し、住民税や社会保険料、所得税などの控除が必要です。従業員の役職や扶養家族にも影響されるため、1名分の処理でもかなりの時間を要します。
しかし、給与計算ソフトでは従業員一人ひとりの条件に応じて自動計算が可能。勤怠データを反映させれば基本給をベースに割増賃金が計算され、役職手当や通勤手当なども自動で加算されます。都道府県による社会保険料の違いや所得税率も加味されるため、給与計算業務の負担軽減につながります。
給与計算業務の属人化を防止できる
給与計算は労務や税務、社内規定といった幅広い知識が求められる業務。そのため、ある特定の担当者に属人化しやすい傾向があります。
たとえば、給与計算は毎月同じ処理をすればいいというものではなく、年間スケジュールに合わせた対応が必要です。3月は健康保険料の改定、5月は住民税、8月は社会保険料のように、随時給与計算に反映させなければいけません。加えて、入社や退職時の日割り計算は複雑な計算方法となるため、知識の乏しい担当者では処理を間違える可能性があります。
しかし、給与計算ソフトを使えば改定内容が自動反映され、難しい日割り計算もボタン一つで計算できます。複雑な社内ルールも設定によって対応できるため、特定の担当者に依存しない給与計算が可能です。
労働に関する法改正にもスムーズに対応できる
給与計算でとくに注意しなければならないのが労働に関わる法改正です。給与計算ソフトを導入すれば、改正内容を気に留めることなくスムーズに対応できます。
たとえば、2022年10月に施行されたのが社会保険の適用拡大。短時間労働者が適用を受けるには、週の所定労働時間や月額賃金に条件があり、すべてのパート社員が適用というわけではありません。また、2023年4月には時間外労働割増賃金率が変わり、月60時間を超える時間外労働の割増賃金率は50%とされています。
参考:厚生労働省
手書きやエクセルによる給与計算では、これら2つの改正だけでも大変な労力を伴います。しかし、給与計算ソフトを利用すれば、保存された人事情報から雇用契約が簡単に確認できて、割増賃金の計算も最新の改正内容で自動処理されます。
給与計算ソフトの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
価格だけで選ぶのは注意!給与計算ソフトの選び方
給与計算ソフト(給与計算システム)には多くの種類があり、特徴や機能もさまざまです。自社により最適なツールを導入するには、価格だけで選ぶのではなく、以下の選び方・比較ポイントを押さえることが重要です。
- 導入形態(クラウド型・インストール型・オンプレミス型)の比較
- 自社に導入済みの勤怠管理システムと連携できるか
- システム導入前後のサポート体制は万全か
導入形態(クラウド型・インストール型・オンプレミス型)の比較
給与計算ソフトの導入形態には、大きく分けて「クラウド型」「インストール型」「オンプレミス型」の3つがあります。それぞれ特徴をまとめると、以下の通りです。
導入形態 | 利用方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
クラウド型 | インターネット上 | ・法改正、税率変更の際も常に最新版が利用できる ・メンテナンス不要 ・場所を問わず利用可能 |
・導入費用、月額料金が発生 |
インストール型 | 社内PCにインストール | ・買い切り型のため、ランニングコストが不要 ・オフラインで利用可能 ・情報漏洩リスクが逓減 |
・法改正、税率変更の際は手動によるバージョンアップが必要 |
オンプレミス型 | 社内サーバーにシステムを構築 | ・自由にカスタマイズできる ・情報漏洩リスクが逓減 ・システム連携が容易 |
・コストが高い ・定期メンテナンスが必要 |
ここからわかるように、費用を抑えて利用するならクラウド型、もしくはインストール型の給与計算ソフトがおすすめです。
自社に導入済みの勤怠管理システムと連携できるか
バックオフィス全体の効率化を図るなら、導入済みサービスとの連携も重要です。たとえば、勤怠管理システムと連携できれば、勤務時間や残業時間、遅刻、早退、休日出勤、休日取得などがすべて把握できます。残業時間はそのまま給与計算ソフトに反映され、会社の賃金規定に沿った控除・割増計算が可能です。とくに深夜帯や法定休日が含まれる残業は割増率が複雑になりますが、勤怠データを連携することで正確な残業計算が可能です。
また、人事システムとの連携機能では、従業員一人ひとりの個人情報を一括で管理できます。給与計算では年齢や扶養家族などの情報が必要なため、連携がなければ二重管理の手間が発生します。利便性を高めるためにも、連携機能に優れた給与計算ソフトがおすすめです。
システム導入前後のサポート体制は万全か
給与計算業務を円滑に進めるには、サポート体制が万全に整えられた製品がおすすめです。いくら給与計算ソフトが便利でも、導入時に必ず必要となるのが運用設定。会社情報などの基本項目だけでなく、給与規定や従業員情報の登録、外部システムとの連携設定も行わなければいけません。そのような場合でも、事前のレクチャーによるサポートがあれば、導入準備がスムーズに進みます。
また、導入後の問い合わせ方法も重要なポイント。社会保険料が適用されないといったトラブルが生じた際も、すぐに相談できる窓口があれば安心です。メールや電話、チャット、などの複数窓口だけでなく、リモートサポートに対応できれば、スピーディに問題解決できます。
別記事「給与計算ソフトを徹底比較」では、上記のポイントを踏まえたうえで、2024年現在おすすめのサービスを紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
まとめ:給与計算システムは「料金」「機能」「サポート体制」の総合比較が重要
給与計算システム(給与計算ソフト)とは、人事データや勤怠データと連携することで給与計算を自動化できるツールです。面倒な時間外手当や社会保険、税金の計算もすべて自動で処理されるため、経理担当者の負担を大幅に削減できます。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件で給与計算ソフトを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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給与計算ソフト導入を成功させるには、いくつかの要点を抑える必要があります。料金の比較だけでなく、機能面やサポート体制を見た上での総合比較が重要です。しかし、数ある給与計算ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフトが分かる診断(無料)ができます。
よくある質問
給与計算ソフト(給与計算システム)について、よくある質問に回答します。
無料で使えるおすすめの給与計算ソフトは?
無料で使えるおすすめの給与計算ソフトは、「フリーウェイ給与計算」「円簿給与」「ジョブカン給与計算」です。どのサービスも、給与計算業務に必要な基本機能を料金無料で使えます。
中小企業におすすめの給与計算ソフトは?
中小企業におすすめの給与計算ソフトは、導入費用が抑えられるクラウド型給与計算ソフトです。初期費用無料のクラウド型ソフトは「freee人事労務」「マネーフォワード クラウド給与」「ジョブカン給与計算」などです。
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