インストール型の給与計算ソフトおすすめ15選!買い切りでコスト削減
給与計算ソフト(給与計算システム)の導入にあたって、比較項目の一つとなるのがソフトウェアの種類や機能です。インストール型・クラウド型・オンプレミス型の3種類を比較すると、費用や使い勝手に違いがあります。インストール型の給与計算ソフトは、「買い切り型」のためランニングコストが発生しない点がメリット。加えて、インターネットに接続しない環境でも利用でき、セキュリティ面で安全なことも強みです。
そこで、本記事ではインストール型の給与計算ソフトを比較して、おすすめの買い切り型ソフトウェア15選を紹介。クラウド型・オンプレミス型と比較した特徴やメリットも解説しますので、ぜひご覧ください。
- インストール型の給与計算ソフトの特徴・機能
- 【比較表】インストール型の給与計算ソフト
- インストール型の給与計算ソフトおすすめ8選
- クラウド型の安い給与計算ソフト5選(無料あり)
- オンプレミス型の給与計算システムおすすめ2選
- インストール型給与計算ソフトを導入するメリット
- 給与計算ソフトの選び方・比較ポイント
- まとめ:買い切りのインストール型給与計算ソフトで業務効率化
- よくある質問
インストール型の給与計算ソフトの特徴・機能
給与計算ソフト(給与計算システム)とは、従業員の勤怠データをもとに給与や手当を自動的に計算するシステムです。一人一人の雇用形態に合った給与計算を行える上、社会保険料や税金、控除の計算も自動で行える機能があり、一連の給与計算業務を効率化。Web給与明細や源泉徴収票の作成・送信にも対応しています。
給与計算ソフトには以下3つの種類があります。インストール型の給与計算ソフトは「買い切り型」であるため、他の種類と比較してランニングコストが発生しない点が特徴。また、パソコンにソフトウェアをインストールして利用するため、インターネットに接続できない環境でも操作可能です。
- インストール型
- クラウド型
- オンプレミス型
ソフトウェアの種類ごとに導入方法や費用が違うため、自社の希望要件に合わせて最適な種類を選びましょう。まずは給与計算ソフトの種類の比較表をご覧ください。
| 比較項目 | インストール型 | クラウド型 | オンプレミス型 |
|---|---|---|---|
| 特徴 | パソコンにソフトをインストールする | インターネット上でログインする | 自社サーバーにシステムを構築する |
| メリット | 買い切りなのでランニングコストが発生しない | システムが自動更新され、常に最新版を利用できる | カスタマイズ性が高い |
| 初期費用 | 数万円 | 無料~数万円 | 数十万円〜数百万円 |
| 月額料金 | 無料 ※買い切り型のため |
数百円 | 無料 ※ただしメンテナンス費用が発生 |
| 企業規模 | 小規模企業向け | 小規模企業から大企業まで幅広く対応可 | 大企業向け |
インストール型の給与計算ソフトの機能は、クラウド型・オンプレミス型と大きな違いはありません。主要機能は、「社会保険料・税金・年末調整の自動計算機能」「Web給与明細の配布機能」「源泉徴収票の作成機能」「マイナンバー管理機能」などです。
インストール型の給与計算ソフトがおすすめの人・企業とは
インストール型の給与計算ソフトがおすすめの人・企業は、主に下記が挙げられます。
- ランニングコスト(月額料金)を抑えたい人・企業
- コスト削減と効率化を両立したい小規模企業・中小企業・個人事業主
- 外部との接続を遮断して安全にソフトを利用したい人・企業
インストール型は導入時にコストが発生するものの、買い切りのため長期利用する人や企業におすすめです。一方、1つのアカウントにログインして複数人で利用できるクラウド型と比較し、インストール型の給与計算ソフトはPCごとにインストールが必要で、複数人での同時作業を想定していません。そのため、インストール型は経理業務を1~2名で行うような小規模企業・中小企業・個人事業主におすすめといえます。
インストール型と「クラウド型」の給与計算ソフトを比較した違い
クラウド型の給与計算ソフトは、ブラウザを開いてアカウントにログインすることで利用できるシステムです。インストール型と比較すると、クラウド型はインターネットに接続できる環境ならどこからでも操作できる点がメリット。また、クラウド型はアップデートも自動で行われるため、税率や社会保険料の変更に対して対応する手間が不要です。
クラウド型の給与計算ソフトは月額課金制(サブスクリプションモデル)のためランニングコストが発生し、月々の費用は数百円~数千円程となっています。2025年現在はクラウドサービスやSaaSの導入が増えており、小規模企業から大企業まで幅広い企業におすすめ。クラウド型の給与計算ソフトのおすすめサービスは下記の記事をご覧ください。
インストール型と「オンプレミス型」の給与計算ソフトを比較した違い
自社サーバー上でシステムを構築し、運用するのがオンプレミス型の給与計算ソフトです。オンプレミス型の給与計算ソフトにおける一番のメリットは、自社で構築するためカスタマイズ性が高い点。企業独自の給与体系や経理業務フローに合わせてシステムを構築できます。また、給与データなど個人情報を含んだ機密情報を自社サーバーで保管でき、情報漏洩リスクを最小限に抑えられます。
ただし、インストール型と比較すると、オンプレミス型の給与計算ソフトはシステム構築費用・初期費用が他の種類と比較して高い点がデメリット。加えてシステムの保守・管理のために専門的な知識と技術を持つ人材を配置する必要があります。
給与計算ソフトは便利で給与計算の効率化が図れるため、多くの企業が導入を始めています。戦略総務のための専門誌「月刊総務」が株式会社マネーフォワードと共同で実施した調査では、約8割の企業が「すでに給与計算ソフトを導入済み」ということがわかりました。
また、同調査の「給与計算ソフトの選定で重視すること」では、63.6%の企業が『価格』と回答。給与計算ソフトを比較選定する際には、半数以上の企業が『価格』も重要視していることがわかります。
買い切りのインストール型給与計算ソフトは月額料金が無料のため、コスト削減が課題の企業には特におすすめです。
【比較表】インストール型の給与計算ソフト
ここからは実際に、インストール型の給与計算ソフトを料金や機能で比較します。希望要件に合ったインストール型の給与計算ソフト比較表を確認ください。
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料金 80,000 円 /ソフト 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金 4,180 円 初期費用 要問合せ |
料金 40,000 円 初期費用 要問合せ |
料金 月 0 円 初期費用 81,400円 |
問い合わせ |
問い合わせ |
問い合わせ
(他1プラン)
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導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 社労士保守契約数3,000以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
やよいの給与計算24 +クラウドでは、昇給や賞与をスピーディーに計算できるほか、部門別の管理にも対応しており、人事評価制度に力を入れている企業におすすめです。最も安いプランで3万2,000円から購入でき、他社と比較して費用が抑えられる点もメリット。
また、動画のスタートアップガイドがあり、はじめてインストール型の給与計算ソフトを利用する担当者も安心です。
他社と比較したおすすめポイントは、操作画面がシンプルでわかりやすい点。経理業務で頻繁に利用する機能が使いやすく、初めて給与計算システムを使う担当者でも直感的に操作ができます。
「かるがるできる給料」は買い切り型で費用も4,180円(税込)と安いため、導入ハードルが低い点もメリット。機能面では、社会保険や雇用保険の自動計算機能があり、労務管理までシステム対応したい企業におすすめの給与計算ソフトです。
「給料王」はマイナンバー対応ソフトウェア認証製品であり、法令に準拠した書式を利用できる点もポイント。年末調整などの業務を進めるうえでのメリットといえます。
また、3ヶ月間の電話サポートや会員専用のサポートセンターなど、支援が充実している点もおすすめのポイント。購入価格は4万円4,000円(買い切り型)で、30日間のトライアルも利用できるためぜひ検討ください。
「Cells給与」は、勤怠管理システム(KING OF TIMEやジョブカン勤怠など)と連携し、勤怠データの自動連携も可能。自社もしくは顧問先企業が勤怠管理システムを導入している場合は、より効率的に給与計算業務を行うことができます。
「Cells給与」の導入費用は8万1,400円、2年目以降に保守料金として年間4万2,900円の料金が発生します。
特徴は、手書き感覚の直観的な操作で、給料・賞与の計算から給料明細書の作成ができること。JDL IBEX出納帳netへのデータ連動や、タイムレコーダーからの勤怠データの連動などもでき、給与計算業務の効率化を実現します。
マイナンバー管理、年末調整、社会保険算定にも対応し、組織形態に合わせて、最大99部門99所属まで管理することができます。「経理処理を行うパソコンはインターネットに接続したくない」という企業におすすめのサービスです。
従業員ごとの給与明細作成を簡単に行えるだけでなく、社会保険や年末調整の処理もサポート。インストール型でありながら、法令改正に応じてプログラムの更新・設定変更を迅速に行うこともおすすめのポイント。無料体験版も利用できるので、本格導入前にお試しが可能です。
給料らくだは「普及版」「プロ」の2つのタイプがあり、年末調整への対応をしたい企業はは「プロ版」を選択しましょう。全銀協フォーマットにも対応し、さらなる業務効率化を図れます。
上記比較表をご覧の通り、インストール型の給与計算ソフトは「買い切り型」のため月額料金は無料です。ランニングコストが抑えられるため、コスト削減が課題の企業には特におすすめ。「かるがるできる給料」は買い切りで4,180円(税込)と、特に低価格な給与計算ソフトです。「Cells給与」は他のサービスと比較して費用が高めですが、社労士事務所への導入実績が豊富な給与計算ソフトです。社労士業務に役立つ機能が充実し、個別企業ごとの独自計算に対応していることが強みです。
給与計算ソフトの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
インストール型の給与計算ソフトおすすめ8選
インストール型の給与計算ソフトを比較し、2025年最新のおすすめシステム8選を紹介します。
インストール型おすすめの給与計算ソフト一覧
かるがるできる給料
「かるがるできる給料」は、株式会社ビーエスエルシステム研究所が提供する給与計算ソフト。同社は顧客管理や給料計算のソフトウェアを多く展開し、「かるがるできる給料」は社労士の監修のもと開発したサービスです。
他社と比較したおすすめポイントは、操作画面がシンプルでわかりやすい点。経理業務で頻繁に利用する機能が使いやすく、初めて給与計算システムを使う担当者でも直感的に操作ができます。
「かるがるできる給料」は買い切り型で費用も4,180円(税込)と安いため、導入ハードルが低い点もメリット。機能面では、社会保険や雇用保険の自動計算機能があり、労務管理までシステム対応したい企業におすすめの給与計算ソフトです。
主な機能
給料王
「給料王」は、中小企業や農業のサポートに力を入れるソリマチ株式会社が提供する給与計算ソフト。給与計算ソフトの中ではロングセラー製品で、ユーザーの声に合わせて改修を続けていることが特徴。機能性や操作性は他の給与計算システムと比較しても優秀です。
「給料王」はマイナンバー対応ソフトウェア認証製品であり、法令に準拠した書式を利用できる点もポイント。年末調整などの業務を進めるうえでのメリットといえます。
また、3ヶ月間の電話サポートや会員専用のサポートセンターなど、支援が充実している点もおすすめのポイント。購入価格は4万円4,000円(買い切り型)で、30日間のトライアルも利用できるためぜひ検討ください。
主な機能
Cells給与
株式会社セルズが提供する「Cells給与」は、社労士向けに作られた給与計算ソフト。Cells給与は3,000以上の社労士事務所に導入実績を誇るサービスです。実際に社労士が制作した給与計算ソフトとなっており、企業ごとに異なる手当の計算や、帳票の一括作成など実務に役立つ機能を多く搭載している点がおすすめ。
「Cells給与」は、勤怠管理システム(KING OF TIMEやジョブカン勤怠など)と連携し、勤怠データの自動連携も可能。自社もしくは顧問先企業が勤怠管理システムを導入している場合は、より効率的に給与計算業務を行うことができます。
「Cells給与」の導入費用は8万1,400円、2年目以降に保守料金として年間4万2,900円の料金が発生します。
主な機能
JDL IBEX給与II
JDL IBEX給与IIは、株式会社日本デジタル研究所が提供するインストール型の給与計算ソフトです。 個人事業者から中規模企業の給与計算に幅広く対応する本格的なサービスです。最大300人までの月給者・日給者・時給者の混在処理に対応できることが大きなメリット。
特徴は、手書き感覚の直観的な操作で、給料・賞与の計算から給料明細書の作成ができること。JDL IBEX出納帳netへのデータ連動や、タイムレコーダーからの勤怠データの連動などもでき、給与計算業務の効率化を実現します。
マイナンバー管理、年末調整、社会保険算定にも対応し、組織形態に合わせて、最大99部門99所属まで管理することができます。「経理処理を行うパソコンはインターネットに接続したくない」という企業におすすめのサービスです。
MJSかんたん!給与
MJSかんたん!給与は、株式会社ミロク情報サービスが提供するインストール型給与計算ソフト。企業の給与計算を効率化し、手間を軽減するためのソフトです。50名までの企業に最適化されており、中小企業を中心に多数の導入実績を持ちます。
従業員ごとの給与明細作成を簡単に行えるだけでなく、社会保険や年末調整の処理もサポート。インストール型でありながら、法令改正に応じてプログラムの更新・設定変更を迅速に行うこともおすすめのポイント。無料体験版も利用できるので、本格導入前にお試しが可能です。
給料らくだ
給料らくだは、株式会社BSLシステム研究所が提供するインストール型給与計算ソフト。同社の「かるがるできる給料」の上位版で、社員登録数はおよそ100名まで可能です。タイムカード入力機能や各種集計機能などの便利機能を搭載し、データ取り込み(インポート)にも対応。
給料らくだは「普及版」「プロ」の2つのタイプがあり、年末調整への対応をしたい企業はは「プロ版」を選択しましょう。全銀協フォーマットにも対応し、さらなる業務効率化を図れます。
株式会社弥生が提供する弥生給与(やよいの給与計算24 +クラウド)は、BCN AWARD(※)の業務ソフト部門で24年間1位を取り続けている、人気のインストール型給与計算ソフトです。(※BCN AWARDはデジタル家電関連製品の年間販売数ランキングで、1位に輝いたベンダーを表彰しています。)
やよいの給与計算24 +クラウドでは、昇給や賞与をスピーディーに計算できるほか、部門別の管理にも対応しており、人事評価制度に力を入れている企業におすすめです。最も安いプランで3万2,000円から購入でき、他社と比較して費用が抑えられる点もメリット。
また、動画のスタートアップガイドがあり、はじめてインストール型の給与計算ソフトを利用する担当者も安心です。
主な機能
NECグループが提供する「EXPLANNER/S」は、経理業務だけでなく人事管理にも使える給与計算ソフト。三井住友信託銀行や旭化成ホームズ株式会社といった大手企業にも導入実績があり、サービスの信頼性は抜群です。
「EXPLANNER/S」の導入費用は20万円(買い切り型)で、人事データと連携した人材の見える化や、会計システムとの連携など、さまざまな機能を利用できます。セキュリティ機能も優れており、複雑なパスワードルールや操作ログの管理などで従業員のデータを安全に保管します。
「EXPLANNER/S」は人事データの検索や分析といった高機能性が特徴のインストール型給与計算ソフトで、経理業務の効率化だけでなく人事領域の生産性向上を図りたい企業におすすめです。
主な機能
クラウド型の安い給与計算ソフト5選(無料あり)
クラウド型の給与計算ソフトは、月額料金が発生しますが、インストール型と比較して初期費用を大きく抑えられる点がメリット。料金が安い給与計算ソフトをお探しの担当者にはクラウド型の給与計算ソフトもおすすめです。以下、クラウド型の給与計算ソフトおすすめ5選を紹介します。
クラウド型のおすすめ給与計算ソフト一覧
給与奉行クラウド
「給与奉行クラウド」は、会計ソフトや仕入管理ソフトなど数々の計算業務に役立つソフトを販売している株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供するクラウド給与計算ソフト。給与や賞与、社会保険、労務管理、年末調整の計算だけでなく、源泉徴収票などの帳票作成まで自動化できます。
「給与奉行クラウド」は社会保険労務士や税理士のための「専門家ライセンス」を1ライセンス無料で提供しており、顧問契約先への情報共有がスムーズになる点がメリット。加えて、通信暗号化などのセキュリティ対策が万全で、マイナンバーなどの個人情報の情報漏洩リスクを最小限に抑えられます。
主な機能
ジョブカン 給与計算
ジョブカン給与計算は、株式会社DONUTSが提供するクラウド給与計算ソフト。同社が提供している「ジョブカン勤怠管理」と連携すると、勤怠データを給与計算ソフトに自動連携することが可能。システムを組み合わせることで、バックオフィス全体の業務効率を向上できる点がおすすめです。
ジョブカン給与計算では、源泉徴収票や給与・賞与の振込一覧表はもちろん、賃金台帳や算定基礎届も作成可能。イレギュラーな書類作成にも迅速に対応できます。加えて、会社独自の給与規定グループを作成できるため、時給制・月給制・出来高制・年俸制といった多種多様な支払い形態に柔軟に対応可能です。
「雇用形態や給与規定にバラつきがある」という企業には、ジョブカン給与計算がおすすめです。
主な機能
ジンジャー給与
ジンジャー給与は、労務管理に役立つサービスを多く展開するjinjer株式会社が提供するクラウド型給与計算ソフト。従業員の等級や雇用形態に応じて、細かく計算式を設定できる汎用性がおすすめのポイントです。
ジンジャー給与は、jinjer株式会社が提供する勤怠管理・人事労務システムと連携し、HR領域の業務をすべてシステム化できます。加えて、月額料金は1ユーザーにつき500円と、他社と比較して安い点もメリット。
「まずは給与計算ソフトを使ってみたい」「ゆくゆくは人事労務の業務を全てDX化したい」という企業には、ジンジャー給与がおすすめです。
主な機能
マネーフォワード クラウド給与
「マネーフォワードクラウド給与」はマネーフォワード社が提供する、クラウド型給与計算ソフト。洗練されたユーザーインターフェイスで初心者にもやさしく、ブラウザで給与計算やWeb給与明細の発行が行えます。
「マネーフォワードクラウド給与」はクラウド型の給与計算ソフトであるため、税制や法律の改正時には自動アップデートで対応。同社のクラウドサービスはもちろん、他社の勤怠管理ソフトとも連携可能なので、勤怠データの自動連携機能を希望する場合にもおすすめです。
主な機能
フリーウェイ給与計算
フリーウェイ給与計算は少人数の会社向けに開発された給与計算ソフト。従業員5人までなら永久無料で利用できる点がおすすめのポイントです。また、5名以上に対応した有料版も月額料金1,980円と安いため、とにかく導入費用を安く抑えたい企業におすすめの給与計算ソフトです。
クラウド型のフリーウェイ給与計算は、面倒なインストール不要で利用できます。機能は自動でアップデートされていくため、更新の都度、インストールし直す必要もありません。無料プランではID数・登録データ数に制限があるものの、機能は有料版とほぼ変わらず、小規模企業であれば費用を一切かけず給与計算業務を効率化できます。
主な機能
以上、クラウド型のおすすめ給与計算ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、給与計算ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
オンプレミス型の給与計算システムおすすめ2選
クラウド型やインストール型以外にも、カスタマイズ性・セキュリティ面で優秀なオンプレミス型の給与計算システムもあります。オンプレミス型の給与計算システムは、インストール型の給与計算ソフトと比較して料金が高額な傾向があり、中小企業より大企業におすすめです。
オンプレミス型のおすすめ給与計算システム一覧
MJSLINK DX 給与大将・人事大将
「MJSLINK DX 給与大将・人事大将」は、給与計算にまつわる計算に特化した給与計算ソフトです。一時金計算や賞与シミュレーション、昇給差額計算を行い、給与計算にまつわる業務を自動で行うことができます。
支給実績はBIモジュールで直感的に分析することができ、部門別・役職別・年齢別など複数の切り口で統計値を算出できます。また、支給明細書や源泉徴収票のメール配信機能/Web参照機能もあります。
主な機能
人事労務管理パッケージ TimePro-NX
人事労務管理パッケージ「TimePro-NX」は、就業・給与・人事・セキュリティシステムを一つのシステムに集約し、各データをシームレスに連携できる給与計算ソフトです。細分・複雑化する計算仕様や拡張・変更にも柔軟に対応可能な点がおすすめ。
「TimePro-NX」は就業管理システムとしての機能だけでなく、労働生産性を可視化する機能もあり、分析ツールとして利用できます。
主な機能
インストール型給与計算ソフトを導入するメリット
エクセルなど手作業で給与計算を行っている会社に、インストール型給与計算ソフトを導入するメリットは下記の4点です。
買い切りのためランニングコストがかからない
インストール型の給与計算ソフトの最大のメリットは、買い切りのためランニングコストが発生しない点です。継続的な月額料金・年額料金の支払いが不要で、長期利用の場合にコストを大幅に抑えられます。通期の予算計画のなかでソフトウェア利用料金の変動を考慮する必要がない点も、企業の人事労務担当者にとっても大きなメリットです。
ただし、給与計算システム選びを失敗すると短期利用に終わってしまい、導入費用を回収できなくなるため注意が必要。導入するシステムの比較検討はしっかりと行いましょう。
セキュリティリスクを回避できる
インストール型の給与計算ソフトは、担当者が利用するパソコン端末やサーバーにデータを保存します。クラウド型のようにサービス提供元のサーバーに依存しないため、情報漏えいなどのセキュリティリスクを回避できる点がメリットです。
パスワードを不正取得された場合も、給与計算ソフトをインストールした端末を使えなければ不正にログインされるリスクは極めて低いです。社内の限られたパソコン端末でのみ給与計算ソフトを操作できるようにしておけば、内部不正の防止・内部統制の強化にもつながります。給与計算業務におけるセキュリティリスクを低減したい場合は、インストール型の給与計算ソフトがおすすめです。
インターネット環境がなくても利用可能
インストール型給与計算ソフトの大きなメリットは、インターネット環境がなくても使用できる点です。社内のPCにソフトを直接インストールするため、オフライン状態でも給与計算や帳票作成が可能。ネットワークに依存しない運用は、通信障害や回線速度に左右されず、安定した作業環境を確保できます。
給与計算業務の効率化を図れる
給与計算ソフトには、社会保険料や源泉所得税を自動計算する機能が搭載されており、エクセルでの給与計算業務と比較して手間を削減できます。インストール型の給与計算ソフトなら、ローカル環境でも使用できるためインターネット環境に依存しません。給与計算を自動化しつつ、エクセルと同様に場所を選ばず作業ができる点はインストール型給与計算ソフトのメリットです。
さらに、勤怠管理システム・給与計算ソフトを連携することで労務管理全体を効率化可能。社内DXの第一歩としてインストール型の給与計算ソフトの導入がおすすめです。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、給与計算ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
給与計算ソフトの選び方・比較ポイント
インストール型給与計算ソフトをお探しの方に向け、給与計算ソフトの選び方を解説します。
必要な機能を搭載しているか
インストール型の給与計算ソフトを導入する際は、標準で搭載する機能を事前に確認しましょう。基本的な給与計算に加え、年末調整や賞与計算、社会保険・労働保険の届出書類作成に対応しているかをチェックします。
また、帳票出力やマイナンバー管理など、法令対応に直結する機能が含まれていると安心です。導入後に追加作業が発生しないよう、自社に必要な機能が揃ったソフトを選ぶことがポイントです。
なお、PRONIアイミツSaaS(当社)の調査では、社会保険料の自動計算機能が必要と考える企業は92%と最も多い結果に。続いて、源泉徴収票の作成機能が82%、給与振込用データ(FPデータ)の出力機能が77%と高いニーズがあることが分かりました。
この調査結果から、多くの企業が法令に基づく複雑な計算や書類作成を自動化し、正確かつ効率的に処理したいと考えていることがうかがえます。ミスの防止や担当者の負担軽減を目的に、自動化機能の重要性が高まっていると言えるでしょう。上記データも参考に、自社に必要な機能があるソフトを導入することをおすすめします。
簡単に操作できる給与計算ソフトか
給与計算は毎月必ず発生する業務のため、操作性の高さは重要です。給与計算ソフトの画面が直感的で入力作業が簡単にできれば担当者の負担を軽減できます。特に、初心者でもスムーズに操作できるガイド機能や、エラーチェック機能を搭載していると安心です。
複雑なメニュー構成や専門知識が必要な仕様では、かえって作業効率が落ちるため、誰でも簡単に操作できる製品を選ぶことが大切です。
税制・法令改正に対応可能か
給与計算方法は、税制や法令の改正によって頻繁に変更が必要で、手作業で対応するのは大変です。法令対応が遅れると計算ミスや申告漏れのリスクが高まります。万が一、間違った方法で給与を計算してしまった場合、従業員の信頼を失う恐れもあります。また、給与計算は従業員数や雇用形態が多くなるほど煩雑になり、人事労務担当者の負担は計り知れません。
インストール型ソフトでは、最新の税制や社会保険料率に対応したアップデートが提供しているかを確認することが重要です。クラウド型給与計算ソフトならバージョンアップデートで自動更新されるため、法改正への対応が常に最新状態で行われます。法令遵守にかかるリスクや作業負担を軽減したい人事労務担当者は、クラウド型給与計算ソフトも検討しましょう。
自社の勤怠管理・人事システムと連携できるか
給与計算の正確性を高めるには、勤怠管理や人事システムとの連携が欠かせません。インストール型のソフトでも、CSV形式でデータを取り込める機能や既存システムとの連動に対応していれば、打刻データや人事情報を自動反映でき、入力作業の手間や転記ミスを削減可能。
複数拠点や従業員数の多い企業では特に、連携機能の有無が業務効率化に直結するため、導入前に確認しましょう。
システム導入前後のサポート体制は万全か
給与計算ソフトを選ぶ際は、導入前の設定支援や導入後の問い合わせ対応など、サポート体制の充実度も重要です。初期設定や法改正への対応に不安がある場合、電話やメール、チャットで迅速に相談できる窓口があるサービスの導入を検討しましょう。
また、マニュアルやFAQが整備されているかもチェックポイント。サポート体制が万全なソフトを選べば、運用の安定性が高まり、担当者の負担も軽減できます。
まとめ:買い切りのインストール型給与計算ソフトで業務効率化
買い切りのインストール型給与計算ソフトは、クラウド型と比較してローカル環境で作業する点が特徴で、インターネットに接続不要なためセキュリティ面でも安心。また、インストール型の給与計算ソフトは買い切り型でランニングコストが発生しないため、長期的にみると費用を安く抑えることができます。
料金や機能比較でおすすめのインストール型給与計算ソフトは多数あり、自社の予算・必要機能と照らし合わせて、最適なソフトウェアを選ぶことが重要です。PRONIアイミツ(当サイト)では、SaaS受発注支援のプロとして、給与計算ソフト選びの相談を受け付けています。
いくつかの質問に答えるだけで、おすすめの給与計算ソフトが分かる診断も用意していますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
給与計算ソフトについて、よくある質問に答えます。
給与計算ソフトのおすすめランキングは?
給与計算ソフトのおすすめランキングは、下記のランキングページでご覧いただけます。PRONIアイミツのランキングページでは、さまざまな条件で給与計算ソフトを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
→給与計算ソフトのランキングはこちら
エクセルで利用可能な無料の給与計算ソフトは?
エクセルで利用可能な、無料の給与計算ソフトは、「無料給与計算ソフト『楽しいかもしれない給与計算』」「給与計算Free for EXCEL」「EXCELで給料」です。これらソフトは完全無料で、10人以下の企業向け。エクセルで利用可能な無料の給与計算ソフトであれば、導入費用無料で手軽にソフトを活用できます。
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