マネーフォワード クラウド給与の評判と実態【2025年最新版】
勤怠実績や従業員データをもとに給与を自動で計算できる給与計算システム。他の業務用システムと同様、近年はwebサーバーを利用するクラウド型が主流になり、オンライン上で外部ツール(勤怠管理システム、労務管理システム、クラウド会計ソフトなど)と連携する製品も増えてきました。
本記事では、なかでも人気の「マネーフォワード クラウド給与」について、口コミ・評判の実態を解説します。製品の特徴や機能を整理しつつ、実際に導入している企業がどんな成果をあげているのか見ていきましょう。
- <総評>「マネーフォワード クラウド給与」は15種類以上の外部ツールと連携する給与計算システム。充実したサポートも◎
- 小規模企業・中小企業におすすめのサービス
- 「マネーフォワード クラウド給与」の7つのメリット
- 徹底調査で分かった「マネーフォワード クラウド給与」を使うべき人・企業
- 「マネーフォワード クラウド給与」の料金プラン
- 「マネーフォワード クラウド給与」の導入実績・効果
- まずは「マネーフォワード クラウド給与」の見積もりを
- まとめ
<総評>「マネーフォワード クラウド給与」は15種類以上の外部ツールと連携する給与計算システム。充実したサポートも◎
「マネーフォワード クラウド給与」はマネーフォワード(東京都港区)が提供しているクラウド型給与計算システムです。
何より大きな強みは、抜群の拡張性。同じシリーズの「マネーフォワード クラウド会計」や「マネーフォワード クラウド勤怠」はもちろんのこと、労務管理ソフトとして国内トップクラスのシェアを誇る「SmartHR」、クラウド人材管理システム「カオナビ」など15種類以上の外部ツールと連携します。
一方でサポート体制の拡充にも力を入れており、メール・チャットによる相談・問い合わせ対応のほか、公式サイトのFAQコンテンツ、インストラクターによる訪問型の導入支援サービスも用意。あるIT関連企業ではこうしたサポートを受けながら「マネーフォワード クラウド給与」の導入・運用を進めた結果、給与計算の業務工数を約3分の1まで減らすことができました。
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小規模企業・中小企業におすすめのサービス
「マネーフォワード クラウド給与」の7つのメリット
紹介したような特徴がある「マネーフォワード クラウド給与」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
低コストでスピーディーに導入できる
「マネーフォワード クラウド給与」には事業の規模にあわせて複数の料金プランが用意されており、従業員30名までの法人は年額3万5,760円(月額2,980円)から、個人事業主は年額9,600円(月額800円)から利用可能(※いずれも税抜)。
クラウド型のためサーバーや周辺機器を用意する必要はなく、前述の訪問型導入支援など、利用開始にあたってのサポートも充実しています。実際のところ、初めてのシステム化にあたって「マネーフォワード クラウド給与」を選ぶベンチャーやスタートアップ企業は少なくないようです。
あらゆる経理業務をカバー
給与計算システムとしての基本機能が非常に充実しているのも、「マネーフォワード クラウド給与」の特徴の1つです。
たとえば給与計算は日給・月給・時給の3パターンに対応し扶養人数を自動計算、web給与明細・源泉徴収票の作成までシステム上で完結可能。その他、通勤手当の非課税区分の計算、保険料の算出にともなう端数の処理など、経理担当者が頭を悩ませがちな業務もまとめてカバーすることができます。
利用者からの評判も高く、IT製品の比較・評価サイトの多くで星4つ以上のレビューを獲得しているようです。
振込業務の効率が大幅にアップ
前述の外部ツールに加えて、「マネーフォワード クラウド給与」はみずほ銀行、三井住友銀行とも提携しており、システム上で作成した給与帳票をワンクリックで金融機関へ送信し、従業員1人ひとりの口座へ自動で振り込むことができます。
プリントアウトした帳票を持って銀行の窓口で手続きする、毎月ネットバンクにログインして1件1件手動で振り込むといった手間は一切かかりません。
場所を問わず利用できる
クラウド型の「マネーフォワード クラウド給与」はPCのほかスマートフォン・タブレットに完全対応。もちろん情報の取り扱いに注意する必要はありますが、外出先での待ち時間や移動時間を利用して給与データを確認できるほか、明細を発行することもできます。
おのずと経理の生産性は高まり、人件費や残業代の削減にもつながるのではないでしょうか。
税制や法律の改正に自動で対応
固定の端末にインストールして使うオンプレミス型の給与計算ソフトとは異なり、アップデートやメンテナンスに時間がとられることもありません。
健康保険や厚生年金の保険料率、所得税率などに変更があった際は提供元が速やかにバージョンアップを行うため、常に最新の税制・法令にフィットした状態で運用できます。
セキュリティが強い
提供元のマネーフォワード株式会社は全国9ヵ所に拠点を置き、多くのクライアントと取引を重ねている東証マザーズ上場企業。創業から一貫して個人情報保護への取り組みを続けており、2017年にはプライバシーマークの認証を取得しました。「マネーフォワード 給与クラウド」にも厳格なプライバシーポリシーに沿って、データ暗号化、退職者のログイン制限といった機能が設けられています。
情報漏洩やデータ改ざんの心配なく使い続けられるのもメリットの1つといえるでしょう。
サポートが充実
最初にもご紹介した通り、アフターサポートとしてメール・チャットによるヘルプデスク、公式サイトのFAQコンテンツ、専任スタッフによる訪問型の導入支援サービスなどが用意されています。
とりわけヘルプデスクのスピーディーかつ的確な対応は、クライアントからも高い評価を得ているようです。
徹底調査で分かった「マネーフォワード クラウド給与」を使うべき人・企業
紹介したメリットを踏まえ、「マネーフォワード クラウド給与」は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
他の業務用ツールとあわせて給与計算システムを運用したい企業
「マネーフォワード クラウド給与」の連携性は業界トップクラス。経費精算ソフトとつなぎこめば給与の振り込みと同じタイミングで交通費や宿泊費を精算でき、勤怠管理システムと連携させて残業代を自動集計することも可能です。
他の業務用ツールとあわせて給与計算システムを運用していきたい企業、バックオフィス全体の業務効率化を図りたい企業にはぴったりの製品でしょう。
予算の限られる中小企業や個人事業主
15種類以上の外部ツールと連携し、基本機能も充実している一方で「マネーフォワード クラウド給与」の料金は2,980円から。個人事業主向けにはさらに廉価な専用プランも用意されています。
できるだけ予算を抑えて給与計算システムを導入したい中小企業はもちろんのこと、SOHOや個人店舗のオーナーにもおすすめです。
セキュリティやアフターサポートを重視する企業
暗号化通信やアクセス制限とはじめとする強固なセキュリティ、充実したサポート体制も「マネーフォワード クラウド給与」の特徴です。
自社のセキュリティポリシーにあわせて運用していきたい企業や、初めて給与計算システムを導入する企業にとっても有料候補の1つになるのではないでしょうか。
「マネーフォワード クラウド給与」の料金プラン
「マネーフォワード クラウド給与」の料金プランは以下のとおりです。
【法人向け】
1.スモールビジネスプラン
・料金:年額3万5,760円(月額2,980円)
・利用範囲:2部門まで
・機能:給与・賞与計算、年末調整、社会保険手続き、マイナンバー管理など
2.ビジネスプラン
・料金:年額5万9,760円(月額4,980円)
・利用範囲:制限なし
・機能:スモールビジネスプランの機能+振込データの作成、口座残高照会など
3.エンタープライズプラン
・料金:要問い合わせ
・利用範囲:制限なし
・機能:ビジネスプランの機能+仕訳の承認
・変更履歴の管理、カスタム権限管理など
【個人事業主向け】
1.パーソナルミニプラン
・料金:年額9,600円(月額800円)
・機能:確定申告書の作成、クレジット明細の自動取り込み、見積書
・請求書作成など
2.パーソナルプラン
・料金:年額1万1,760円(月額980円)
・機能:パーソナルミニプランの機能+請求書の自動作成、消費税の集計など
3.パーソナルプラスプラン
・料金:年額3万5,760円(月額2,980円)
・機能:パーソナルプランの機能+電話サポートなど
※料金はいずれも税別
※従業員31名以上の場合、エンタープライズプランの場合は要見積もり
「マネーフォワード クラウド給与」の導入実績・効果
ここからは実際に「マネーフォワード クラウド給与」を導入した企業の例を取り上げ、システム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
グルマンズ株式会社
ピザレストラン、居酒屋など、関西エリアを中心に30店舗以上の飲食店を展開するグルマンズ社(三重県津市)。
以前は労務管理、勤怠管理をアウトソーシングしており、給与計算システムについても委託先が利用している製品を引き継いで使っていました。しかし対応できる給与体系が限られていただけでなく、勤怠データを手作業で反映させる時間がかかっていたため、「マネーフォワード クラウド給与」へ切り替えることになったのです。
その結果、従業員1人ひとりの給与形態を登録したうえで勤怠実績を取り込めるようになり、生産性が大幅にアップ。それまで5日~1週間かかっていた給与計算の工数が1日まで短縮され、従業員約500名分の勤怠管理と給与計算をスタッフ1人だけでカバーできるようになりました。
参照:https://biz.moneyforward.com/case/payroll/04014/
浜崎海運株式会社
石油の海上輸送で50年以上の歴史を持つ浜崎海運(長崎県長崎市)では、以前から給与計算システムを導入していたものの、オンプレミス型のため1台のPCでしか使えず、業務の属人化が課題に。
前任の経理スタッフが退職した際には用途のわからない書類ファイルが見つかり、混乱を招いたこともあって「マネーフォワード クラウド給与」へ切り替えました。
導入後はチャットやメールで提供元のサポートを受けながらデータをインポートし、紙を使わずに給与計算できる仕組みを構築。その結果、経理の業務量は大幅に軽減し、引継ぎや顧問税理士への相談もスムーズに行えるようになりました。
参照:https://biz.moneyforward.com/case/moneyforward-cloud/01033/
株式会社キュービック
webメディアの運営を中心に、アプリ開発、webマーケティングといった事業を展開しているキュービック(東京都新宿区)。業種柄インターンのスタッフが多く、月次決算が遅れがちだっただけでなく、以前使っていた給与計算システムは年複数回の賞与計算に対応しきれなかったこともあり、「マネーフォワード クラウド給与」の導入に踏み切りました。
数ある給与計算システムのなかから「マネーフォワード クラウド給与」を選ぶ決め手となったのは、利用人数分のリーズナブルな料金とカスタマイズ性の高さ。
導入後は既存の勤怠管理システムとデータを連携させたことで、月初の3営業日でスタッフ約250名の給与計算を済ませられるようになりました。提供元のスピーディーかつ的確なサポートも利用者から好評を得ているようです。
参照:https://biz.moneyforward.com/case/moneyforward-cloud/01028/
Ascent Business Consulting株式会社
法人向けのコンサルティングやコワーキングスペースの運営を手がけているAscent Business Consulting(東京都港区)。
バックオフィス業務に充てられるリソースが限られるなか、アルバイトスタッフの給与の日割り計算、給与明細の作成、メール送信先のチェックなど、時間のかかる作業に頭を悩ませていました。
そこで「マネーフォワード クラウド給与」を導入したところ、給与計算とそれにともなう業務工数は従来の10分の1に。web明細に切り替えたことによって誤送信を防ぐための確認作業が不要になったうえ、契約している社会保険労務士事務所と同じ画面を共有し、相談・連絡もよりスムーズに行えるようになりました。
参照:https://biz.moneyforward.com/case/payroll/04002/
株式会社Ezmom
ゲームメディアを運営しているEzmom(東京都千代田区)では、正社員とアルバイトの給与計算をそれぞれ別のExcelフォーマットで行っていたため、名前を探すのに時間がかかっていたうえに手作業ゆえのミスも多く、過払いなどのトラブルが頻繁に起きていました。
そこで導入を決めたのが「マネーフォワード 給与クラウド」。導入後は集計機能や帳票の作成機能を活用することで、給与計算の工数が約80%改善され、バックオフィス業務に煩わされることなく本業に集中できるようになりました。
さらに契約している社労士事務所にもアカウントを共有したことで、年末調整などもより短期間で行えるようになったとのことです。
参照:https://biz.moneyforward.com/case/payroll/04009/
まずは「マネーフォワード クラウド給与」の見積もりを
ここまで「マネーフォワード 給与クラウド」の機能やメリット、導入事例などをご紹介してきましたが、利用にあたってはまずしっかり見積もりをとるのが大事。「マネーフォワード 給与クラウド」には複数の料金プランが用意されていて、利用する機能や従業員の数によって支払い金額が変わってくるからです。
導入を前向きに検討している方、「実際にいくらかかるのか知りたい」といった方はPRONIアイミツまでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
15種類以上の業務ツールと連携し、充実した基本機能やサポート体制にも定評がある「マネーフォワード クラウド給与」。利用事例も非常に多く、上記のとおりそれぞれの企業が非常に大きな成果をあげています。経理業務の効率化を図りたい企業はぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、PRONIアイミツではみなさまからのご相談を無料で承っています。「マネーフォワード クラウド給与」についてもっと詳しく知りたい方、他製品も含めて自社にマッチする給与計算システムを紹介してほしいといった方は、PRONIアイミツまでお気軽にお問い合わせください。