税理士向け給与計算ソフトおすすめ11選!年末調整も効率化
税理士事務所における給与計算では、顧問先ごとに異なる給与体系への対応や、法定調書・年末調整の煩雑な業務など、多くの手間がかかります。特に複数社の給与業務を一括で請け負っている場合、効率化と正確性の両立が不可欠です。そこでおすすめなのが税理士向けの給与計算ソフトです。税理士向けの給与計算ソフトは、顧客ごとの給与管理機能や顧問先との役割分担機能などが揃っており、業務効率化を図れます。クラウド型であれば、法改正への即時対応や、クライアントとのリアルタイムな情報共有も可能。
そこで本記事では、税理士向け給与計算ソフトおすすめ11選を比較します。税理士が給与計算ソフトを導入するメリットや、給与計算ソフトの選び方も解説しますの、ぜひ参考にしてください。
- 税理士事務所における給与計算ソフトの必要性
- 税理士が給与計算ソフトを導入するメリット
- 【比較表】税理士向け給与計算ソフト
- 税理士向け給与計算ソフトおすすめ12選
- 給与計算ソフトの比較方法・選ぶポイント
- まとめ:顧問先との分業・データ共有が簡単なクラウド型がおすすめ
税理士事務所における給与計算ソフトの必要性
税理士事務所では、複数の顧問先に対する給与計算を請け負うことが多く、業務が複雑になりがちです。実際には以下のような課題が頻発します
主な課題
- 顧問先ごとに異なる給与体系・支給ルールへの対応
- 年末調整や法定調書のミスによる業務の手戻り
- 頻繁な法改正への対応に時間と手間がかかる
- 給与データの確認、やり取りが属人的で非効率
- 計算ミスによる信頼性への影響
これらの課題は、税理士事務所の貴重なリソースを圧迫し、業務に支障をきたすことがあります。これらの課題を解決するためには、給与計算ソフトの導入が有効です。給与計算ソフトとは、 従業員の勤怠データをもとに給与や手当を自動的に計算するシステムです。
とくに、税理士事務所向けのシステムであれば、顧客ごとの給与管理機能や法改正への即時対応、顧問先との役割分担機能などもあり、正確かつ効率的な給与計算業務を実現できます。また、業務品質の向上により、顧問先の信頼獲得や業務拡大にもつなげられます。
税理士が給与計算ソフトを導入するメリット
ここでは、税理士が給与計算ソフトを導入するメリットを解説します。
メリット
顧客ごとの給与体系に対応でき、給与計算業務を効率化できる
税理士事務所が扱う顧問先は多岐にわたり、それぞれが異なる給与体系や手当、控除項目を持っています。給与計算ソフトは、これらの複雑な設定を顧問先ごとに柔軟にカスタマイズし、一元的に管理できます。顧問先ごとの支給項目や勤怠ルールをテンプレート化して管理し、手作業による煩雑な確認や計算が不要になります。業務を標準化しつつ、属人的な処理のリスクも軽減できます。
さらに、各種データがシステム上で管理されるため、過去の履歴参照や変更履歴の追跡も容易になり、業務の透明性と正確性が向上します。
年末調整や法定調書の作成にかかる負担を軽減できる
年末調整や法定調書の作成は、短期間に大量の作業が発生しやすく、繁忙期の税理士にとって大きな負荷です。給与計算ソフトには「年末調整機能」があり、控除申告書の回収から、扶養控除・保険料控除・住宅ローン控除などの自動計算、源泉徴収票や法定調書の帳票出力までをワンストップで行えます。
また、e-Taxに対応したソフトであれば、電子申告の手間も軽減し、業務の効率化と正確性の向上が図れます。クライアントごとに異なる控除情報にも柔軟に対応できる点もメリットで、事務所側の負担軽減につながります。
社会保険料率・所得税率などの法令改正に対応可能
法改正のたびに手計算やExcelの式を変更するのは非効率なうえ、対応漏れによるトラブルの原因にもなります。クラウド型の給与計算ソフトであれば、最新の法令に自動バージョンアップデートで対応するため、常に正しい計算が可能です。これにより、税理士事務所は、手動で税率設定を変更する必要がなくなります。
自動計算機能で計算ミスを大幅に削減できる
給与・控除・手当などの計算ミスは、顧問先の信頼を損なうリスクがあります。給与計算システムでは、勤怠データをもとに各従業員の給与・会保険料・控除・各種手当を自動計算が可能です。計算ミスを大幅に軽減できる点はメリットです。
また、従業員の雇用形態に応じた賞与や年末調整などの複雑な計算も自動化。フレックス制や裁量労働制を採用し、給与計算が複雑な企業も、給与計算システム導入により正確な金額を出力可能です。 自動計算機能を搭載したソフトを使えば、正確な計算が瞬時に行われ、人的ミスを防げます。再確認や修正にかかる時間も削減され、作業効率が大きく向上します。
顧客とリアルタイムなデータ共有が可能
クラウド型の給与計算ソフトを使えば、税理士事務所と顧問先が同じデータをリアルタイムで閲覧・編集できます。メールやFAXでの書類のやり取り、電話での確認といった手間を削減し、情報伝達のタイムラグも解消できます。顧問先との連携がスムーズになることで、業務の迅速化だけでなく、コミュニケーションエラーによるミスの削減にもつながります。
給与計算ソフトの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】税理士向け給与計算ソフト
ここでは、税理士向け給与計算ソフトを比較します。初期費用・月額料金・導入形態をまとめた以下の比較表をご覧ください。
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
月800円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月1,000円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月400円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月500円/ユーザー
初期費用 要問合せ |
料金
月23,100円
初期費用 0円
(他1プラン)
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料金
年31,000円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 38,000円 |
料金
要問合せ
初期費用 71,500円 |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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機能情報なし
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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機能情報なし
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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機能情報なし
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導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 38万事業所 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 シリーズ累計25万社以上 |
導入実績社数 18,000社(シリーズ累計) |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 約1,200法人グループ |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 社労士保守契約数2,200以上 |
導入実績社数 情報なし |
勤怠・会計・年末調整などとスムーズに連携できる点が特徴で、複数の顧問先を効率よく管理できます。社会保険料や所得税の自動計算機能により、法令改正時の対応もスピーディー。クライアントとの共同作業やデータ共有にも適しており、分業体制にも柔軟に対応できます。
給与計算機能に加え、勤怠管理、入社手続き、年末調整、労務手続きまで、人事労務業務全般を網羅的にサポートします。シンプルで分かりやすいユーザーインターフェース(UI)なので、直感的に操作したい税理士事務所におすすめです。
給与・賞与・年末調整の計算がすべて自動化され、各種書類の電子出力にも対応。クライアントとの情報共有や役割分担もしやすく、チャットサポートやオンライン面談など、手厚いサポート体制もおすすめのポイントです。
勤怠・労務・マイナンバー管理などジョブカンシリーズとの連携もスムーズで、各種帳票の自動作成や年末調整の一括対応も可能。従業員数の多い顧問先にも柔軟に対応できます。
従業員情報の一元管理が可能なので、入力の手間を省き、より効率的な業務フローを構築できます。就労形態に対応した給与テーブルを細かく設定できるため、顧問先企業を多数抱える税理士や、複雑な給与体系や手当に対応したい税理士にもおすすめです。
1契約で複数社を管理できるため、クライアント単位で給与処理を行いつつ、集約・管理が可能です。各拠点の入力作業をクラウドで分担することで、業務効率が向上します。特に、大規模な顧問先や複雑な給与体系を持つ企業の給与計算にも対応可能なため、さまざまな顧客を抱える税理士事務所におすすめです。
特徴はシームレスな業務連携で、給与計算から年末調整、勤怠管理まで、一連の業務を自動化し効率化することが可能です。弥生は充実したサポート体制も強みで、安心して利用開始できます。
税理士事務所が、特に大規模な顧問先や複雑な人事制度を持つ企業の給与計算業務を請け負う場合に、COMPANYの高度な機能と信頼性が強みとなります。カスタマイズ性も高く、顧問先の独自の要件にも柔軟に対応可能です。
「マイナンバー制度」への対応や、「タイムレコーダーからの勤怠データ連動」など便利な機能を多数完備し、複雑な給与体系や多くの従業員を抱える顧問先にも対応できます。
個別の企業に対応した独自計算が可能なため、異なる手当の計算式登録や一括帳票作成など、現場で役立つ機能が充実。顧問先企業にもCells給与を導入してもらえば、スムーズに給与計算結果を共有できる連携機能も搭載しています。
低価格で利用できるため、特に小規模な税理士事務所や、顧問先に給与計算ソフトを提案する際に費用負担を抑えたい場合におすすめです。シンプルながらも、基本的な給与計算から社会保険、源泉徴収まで必要な機能が揃っています。
上記比較表をご覧の通り、税理士向け給与計算ソフトの導入形態は「クラウド型」と「インストール型(オンプレミス型)」の2通りです。クラウド型は、常に最新の法改正に対応し、アップデートの手間がかかりません。インターネット環境があればどこからでもアクセスでき、複数の拠点を持つ税理士事務所にもおすすめです。
税理士向け給与計算ソフトおすすめ12選
ここからは、税理士向け給与計算ソフトおすすめ12選を詳しく紹介します。税理士事務所への導入実績があるソフトを厳選しましたのでぜひ参考にしてください。
税理士におすすめのソフト一覧
マネーフォワード クラウド給与
マネーフォワード クラウド給与は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型の給与計算ソフト。マネーフォワード クラウド給与は、税理士や会計事務所からの支持が高いクラウドサービスです。
勤怠・会計・年末調整などとスムーズに連携できる点が特徴で、複数の顧問先を効率よく管理できます。社会保険料や所得税の自動計算機能により、法令改正時の対応もスピーディー。クライアントとの共同作業やデータ共有にも適しており、分業体制にも柔軟に対応できます。
主な機能
freee人事労務は、freee株式会社が提供する給与計算ソフト。給与計算と人事労務管理が一体となったクラウドサービスです。クラウド会計で高いシェアを持つfreeeが提供し、freee会計との連携による経理業務とのシームレスな連動が大きな特徴です。
給与計算機能に加え、勤怠管理、入社手続き、年末調整、労務手続きまで、人事労務業務全般を網羅的にサポートします。シンプルで分かりやすいユーザーインターフェース(UI)なので、直感的に操作したい税理士事務所におすすめです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
PayBook
PayBook(ペイブック)は合同会社Pay-book.jpが提供する給与計算ソフト。税理士や社労士事務所が複数の顧問先の給与を一括管理できるクラウド給与計算ソフトです。
給与・賞与・年末調整の計算がすべて自動化され、各種書類の電子出力にも対応。クライアントとの情報共有や役割分担もしやすく、チャットサポートやオンライン面談など、手厚いサポート体制もおすすめのポイントです。
主な機能
ジョブカン 給与計算
ジョブカン給与計算は、株式会社DONUTSが提供する給与計算ソフト。使いやすさと機能性を両立したクラウド型ソフトで、税理士がクライアントと共同で給与業務を行うのにおすすめ。
勤怠・労務・マイナンバー管理などジョブカンシリーズとの連携もスムーズで、各種帳票の自動作成や年末調整の一括対応も可能。従業員数の多い顧問先にも柔軟に対応できます。
主な機能
ジンジャー給与
ジンジャー給与は、人事業務のクラウドシステムを多数開発するjinjer株式会社が提供する給与計算ソフト。給与計算だけでなく、勤怠管理、人事管理、ワークフローなど、人事労務全般の機能と連携できるのが強みです。
従業員情報の一元管理が可能なので、入力の手間を省き、より効率的な業務フローを構築できます。就労形態に対応した給与テーブルを細かく設定できるため、顧問先企業を多数抱える税理士や、複雑な給与体系や手当に対応したい税理士にもおすすめです。
主な機能
PCAクラウド給与
PCAクラウド給与は、ピー・シー・エー株式会社が提供するクラウド型の給与計算ソフトです。長年の実績とノウハウに基づいた豊富な機能と堅牢性が強みで、幅広い業種・業態に対応。
1契約で複数社を管理できるため、クライアント単位で給与処理を行いつつ、集約・管理が可能です。各拠点の入力作業をクラウドで分担することで、業務効率が向上します。特に、大規模な顧問先や複雑な給与体系を持つ企業の給与計算にも対応可能なため、さまざまな顧客を抱える税理士事務所におすすめです。
主な機能
弥生給与 Next
弥生給与 Nextは、弥生株式会社が提供する給与計算ソフト。クラウドベースで運用できる給与計算ソフトで、自動アップデートにより法改正対応もスムーズ。年末調整や社会保険の計算機能も充実し、税理士と顧問先の共同作業にもおすすめ。
特徴はシームレスな業務連携で、給与計算から年末調整、勤怠管理まで、一連の業務を自動化し効率化することが可能です。弥生は充実したサポート体制も強みで、安心して利用開始できます。
COMPANY
COMPANYは、株式会社Works Human Intelligenceが提供する人事評価システムです。業種を問わず多くの企業が導入しています。
給与計算機能に加え、勤怠管理、人事評価、タレントマネジメントなど、人事労務のあらゆる業務を統合的に管理できる点が特徴。複雑な組織体制を持つ大企業のニーズに対応できる柔軟性と拡張性を具えています。
税理士事務所が、特に大規模な顧問先や複雑な人事制度を持つ企業の給与計算業務を請け負う場合に、COMPANYの高度な機能と信頼性が強みとなります。カスタマイズ性も高く、顧問先の独自の要件にも柔軟に対応可能です。
主な機能
楽しい給与計算
楽しい給与計算は、株式会社名南経営ソリューションズが提供する給与計算システムです。一般的な給与計算ソフトが企業単体での利用を前提としているのに対し、楽しい給与計算は複数顧問先の給与計算を一元管理できる点が強み。税理士側での一括管理や代理入力も行いやすく、顧問業務の効率化にも貢献します。
低価格で利用できるため、特に小規模な税理士事務所や、顧問先に給与計算ソフトを提案する際に費用負担を抑えたい場合におすすめです。シンプルながらも、基本的な給与計算から社会保険、源泉徴収まで必要な機能が揃っています。
JDL IBEX給与II
JDL IBEX給与IIは、株式会社日本デジタル研究所が提供する給与計算ソフトです。会計事務所向けのシステム開発で実績のあるJDLによるツールで、インストール型とクラウド型の両方に対応しています。JDLの会計システムとの連携がスムーズで、経理処理の効率化を図れます。
「マイナンバー制度」への対応や、「タイムレコーダーからの勤怠データ連動」など便利な機能を多数完備し、複雑な給与体系や多くの従業員を抱える顧問先にも対応できます。
Cells給与
Cells給与(セルズ給与)は、株式会社Cellsが提供するインストール型の給与計算システムです。社労士が作った給与計算システムという点が最大の特徴で、これまでに3,000以上の社労士事務所に導入実績があります。
個別の企業に対応した独自計算が可能なため、異なる手当の計算式登録や一括帳票作成など、現場で役立つ機能が充実。顧問先企業にもCells給与を導入してもらえば、スムーズに給与計算結果を共有できる連携機能も搭載しています。
主な機能
以上、税理士に対応したおすすめの給与計算ソフトを紹介しました。給与計算ソフトのサービスは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った給与計算ソフトの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
給与計算ソフトの比較方法・選ぶポイント
ここでは、失敗しないソフト選びのための具体的な比較ポイントを解説します。
比較ポイント
クライアントごとに管理できる給与計算ソフトか
税理士業務では、複数の顧問先を同時に管理する必要があります。クライアントごとにデータを分離して管理できる機能は必須です。顧問先ごとの給与体系や担当者を明確に分けて運用できれば、ミスや情報漏えいのリスクを防げます。
税務ソフトや勤怠管理システムなどと連携できるか
給与計算業務は単体では完結せず、会計・税務ソフト、勤怠管理、年末調整システムとの連携が重要です。例えば、勤怠管理システムとの連携で、勤怠データの自動取り込みによる計算工数削減が可能です。API連携やCSV出力機能があると、手作業による転記が不要になり、作業時間を短縮できます。
顧問先と分業できる機能があるか
社会保険の取得・マイナンバーの管理など、クライアント側で入力してもらいたい業務もあります。また、勤怠データの入力は顧問先が行い、会計事務所が最終的な給与計算と処理を行うといったケースも多いでしょう。分業・共同作業に対応したクラウド型ソフトであれば、税理士とクライアントが役割を分担しやすくなります。
税理士だけでなくクライアントも操作しやすいソフトか
給与計算ソフトは、税理士だけでなく、顧問先の担当者が「勤怠入力」「従業員情報の確認」といった一部機能を利用する場合も多いため、双方にとって操作しやすいソフトを選びましょう。
直感的なユーザーインターフェースやヘルプ機能が充実しているソフトは、クライアントの担当者が初心者であっても使いやすく、操作に関する問い合わせ対応の手間も減ります。
セキュリティ体制は十分か
給与計算には、給与情報やマイナンバーといった機密性の高い個人情報が含まれるため、セキュリティ対策は重要です。そのため給与計算ソフトを選ぶ際は、SSL通信やIP制限、多要素認証など、セキュリティ対策がどこまで整っているかを確認しましょう。ISMS認証取得やPマークなど、第三者からの認証を得ている事業者のシステムならより安心です。
株式会社MM総研による2016年の調査(300人未満の中小企業等を対象としたアンケート)によると、クラウド給与計算ソフトの導入目的としては最も多かったのは「セキュリティの向上」でした。
マイナンバーを含む個人情報を自社のエクセルで管理する場合と比較し、クラウドツールを利用したほうがセキュリティリスクや情報紛失のリスクが少ないと考える企業が多いことが分かります。
とはいえ、クラウド型の給与計算ソフトも不正アクセス・情報漏えいリスクはゼロではありません。導入実績が豊富なソフトのセキュリティ対策を比較し、自社に最適なものを選びましょう。
まとめ:顧問先との分業・データ共有が簡単なクラウド型がおすすめ
税理士が給与計算業務を効率よく、かつ正確に行うためには、クラウド型の給与計算ソフトがおすすめです。リアルタイムで顧問先とデータ共有でき、分業や確認作業がスムーズに。法改正への迅速な対応や、ペーパーレス化にも貢献します。複数顧問先を一括管理しつつ、クライアントごとの事情にも柔軟に対応できるクラウドソフトを選ぶことが、これからの税理士業務の生産性向上に直結します。
しかし、税理士向けの給与計算ソフトは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、給与計算ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフトが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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