書類作成機能がある給与計算ソフトおすすめ10選を比較
給与計算ソフトは、給与計算だけでなく、給与明細書や源泉徴収票といった書類作成も可能なシステムです。各種書類の作成に対応するソフトであれば、自動化機能を利用し書類の作成を大幅に効率化できます。
そこで本記事では、各種書類の作成機能があるおすすめの給与計算ソフト10選を厳選して紹介します。書類作成機能がある給与計算ソフトを導入するメリットや選び方も解説しますので、給与計算ソフト選びにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
- 給与計算ソフトの書類作成機能とは
- 書類作成機能がある給与計算ソフトのメリット
- 書類作成機能がある給与計算ソフトおすすめ10選
- 給与計算ソフトの選び方
- まとめ:給与計算ソフトは「機能」と「費用」をトータルで比較しよう
給与計算ソフトの書類作成機能とは
給与計算ソフト( 給与計算システム )とは、従業員の勤怠データをもとに給与や手当を自動的に計算するシステムです。給与計算ソフトの書類作成機能とは、給与業務に関連する各種書類を自動的に作成できる機能です。
たとえば、給与明細や賃金台帳、源泉徴収票のほか、住民税や社会保険関連の書類などを、システム上で簡単に出力可能です。手作業による作成と比べて、作業時間や手間を大幅に軽減でき、入力ミスなどの人的ミスも抑えられます。
書類作成機能がある給与計算ソフトのメリット
ここでは、書類作成機能がある給与計算ソフトのメリットを紹介します。
- 手間をかけずに正確な書類を自動作成でき、業務効率化を図れる
- 法令変更にも柔軟に対応し、コンプライアンスを強化できる
- 提出用データや配布資料の作成もスムーズ
手間をかけずに正確な書類を自動作成でき、業務効率化を図れる
給与計算ソフトには、給与明細、源泉徴収票、社会保険関連の書類、年末調整関連の書類など、様々な帳票を自動で作成する機能があります。手作業での作成と比較して、入力ミスや計算ミスを防ぎながら、書類作成にかかる手間・時間を大幅に削減できます。
特に年末調整のような繁忙期の業務負担を大きく軽減し、他の重要な業務に時間を充てることが可能になります。
法令変更にも柔軟に対応し、コンプライアンスを強化できる
給与計算に関する法令(所得税法、社会保険法など)は頻繁に改正されます。クラウド型の給与計算ソフトは、法改正や税率・保険料率の変更に自動アップデートで対応するため、常に最新の法令に準拠した書類を作成できます。
手作業での対応では見落としがちな変更にも確実に対応し、法令遵守のリスクを低減し、コンプライアンスを強化できます。
提出用データや配布資料の作成もスムーズ
税務署や年金事務所、市区町村などへの提出用データも書類出力機能からスムーズに生成可能。従業員への給与明細配布や社内保管書類の管理も簡単になります。
書類作成機能がある給与計算ソフトおすすめ10選
ここからは、書類作成機能がある給与計算ソフトおすすめ10選を紹介します。CSVのインポート・エクスポート機能を利用すれば、さまざまなシステムと連携しやすくなるため、CSV機能の有無についても触れていますので、ぜひ導入の参考にしてください。
- freee人事労務
- マネーフォワード クラウド給与
- 給与奉行クラウド
- ジョブカン 給与計算
- フリーウェイ給与計算
- PayBook
- Cells給与
- Doreming
- 弥生給与 24 +クラウド
人事労務freeは、freeeが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。複雑な人事労務や事務作業も、フローをまたいで短縮することによって効率化できます。各種書類の作成機能を搭載し、給与計算をはじめ、年末調整や有給、マイナンバーなどさまざまな人事管理をソフトひとつで行える点が特長です。
既存の勤怠システムからデータをCSV出力すれば、給与計算ソフトで読み込んで自動計算を行えます。さらに、API連携を活用することでCSVを読み込まずに給与計算ソフトで直接給与等を計算することも可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
マネーフォワード クラウド給与
マネーフォワードクラウド給与は、マネーフォワードが提供する、各種書類の作成機能がある給与計算ソフトです。
CSVによる従業員情報の管理が可能で、既存システムのデータをCSVで一括登録できます。また、インポートだけでなくエクスポートにも対応しているため、外部のツールと連携することも可能です。
主な機能
給与奉行クラウド
給与奉行クラウドは、オービックビジネスコンサルタントが提供する給与計算ソフトです。各種書類の作成機能を搭載しています。CSVファイルを用いて外部システムと連携できる機能が搭載されています。さらに、「奉行クラウド自動連携エージェント」がスケジュールに応じて、指定フォルダに保存されたCSVファイルを自動的に転記・出力。
APIを利用することによって、自社独自のシステムとシームレスに連携できるため、入力業務などの手間を大幅にカットできます。
主な機能
COMPANY
COMPANY給与計算は、Works Human Intelligenceが提供する人事評価システムです。クラウド/オンプレミス両方のシステムと連携することが可能で、CSVのエクスポートにも対応しています。
また、e-Govなどの電子申請システムとのAPI連携にも完全対応しており、書類作成から電子申請までワンストップでカバーできるのもポイント。支給額や控除額などをグラフで可視化できるため、社員の給与内訳をグラフィカルに表現できます。
主な機能
ジョブカン 給与計算
ジョブカン給与計算は、DONUTSが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。ITトレンド2020で1位に輝くほか、シリーズでは累計12万社に導入された実績を持ちます。
CSVデータを読み込む機能があり、賞与を含めた支給・控除や不定期な支払いも、CSVファイルで一括更新することが可能です。また、給与計算ソフトにCSV形式の勤怠データを読み込めば、給与の自動算出もできます。「従業員情報」「支給・控除」「勤怠情報」など、さまざまなデータをCSV形式で読み込める給与計算ソフトです。
主な機能
フリーウェイ給与計算
フリーウェイ給与計算は、フリーウェイジャパンが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。別の給与計算ソフトから移行するためのCSV読み込みに対応しており、社員・給与データを一括で読み込むことができます。
操作サポートはつかないものの、従業員数5人までなら無料で全機能を利用できるため、小規模の事業者におすすめです。6人からは月額1,980円(税抜)から利用できます。低コストで利用できる給与計算ソフトをお探しの方には最適でしょう。
主な機能
PayBook
PayBookは、Pay-book.jpが提供する給与計算ソフトです。「最短3分で給与計算を終わらせる」点がアピールポイントとなっており、支給合計額を入力するだけで控除額等が自動的に算出された給与明細を出力できます。明細はメールで一斉送信することが可能で、給与計算から明細発行、通知の完了まではわずか数分。
プランは無料版、月額1,000円の「スタンダード」、月額3,000円の「プロ」の3つです。従業員数10名までなら、給与のCSV出力機能を含む無料プランを利用できます。
主な機能
Cells給与
Cells給与は、Cellsが提供するクラウド/オンプレミス型の給与計算ソフトです。他社の勤怠管理システムとも連携でき、CSVデータの取り込みを経由して給与計算を行えます。また、eLTAXなどの電子申請にも対応しており、CSVファイルを専用フォーマットで出力することで入力の手間を削減することが可能です。
さらに、「顧問先Cells給与サービス」を利用すれば、顧問先の社労士とデータを共有管理できるため、計算ミスなどのチェックも容易になります。
主な機能
Doreming
Daimは、キズナジャパンが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。勤怠管理から給与計算、振り込みまで一連して対応できるのがポイント。データのCSV出力や出力項目を選択できるため、Excelで管理している場合でも問題ありません。また、詳細については相談する必要がありますが、連携できる外部システムもあります。
さらに、従業員自身が働いた分の給与を自分ですぐに振り込める「My Salary」にも対応。セブン銀行のリアルタイム振込サービスを経由し、控除額を除いた日額給与全額を当日に受け取ることが可能です。
主な機能
やよいの給与計算 22は、弥生が提供するパッケージ版の給与計算ソフトです。給与や賞与、年末調整から各種保険などを一括して管理できます。さらに、関連ソフトを活用すれば幅広いバックオフィス業務を効率化することも可能です。
クラウド版の「やよいの給与計算オンライン」なら、明細一覧や貸金台帳のCSV・PDF化、退職者の源泉徴収票エクスポートにも対応しています。「あんしん保守サポート」プランを活用すれば、導入から運用サポート、データのバックアップサービスも付帯するため、導入に不安がある方でも安心できるでしょう。
主な機能
以上、機能比較や料金比較でおすすめの給与計算ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、給与計算ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
給与計算ソフトの選び方
ここでは、給与計算ソフトを選ぶポイントを紹介します。
- 利用人数、規模と料金プランが見合っているか
- 雇用形態や給与形態への対応
- CSVのインポートに対応する給与計算ソフトか
利用人数、規模と料金プランが見合っているか
多くの給与計算システムは、利用人数・規模に応じて料金が変動します。なかには1ユーザーごとに料金がかかる従量課金制プランを提供している場合も。現在在籍している従業員だけではなく、今後の採用人数も考慮したうえで、給与計算システムを選びましょう。
雇用形態や給与形態への対応
給与計算システムによって、対応可能な雇用形態・給与形態が限られている場合があります。正社員だけではなくアルバイトが多く在籍する企業や、役職や職種ごとに給与の仕組みが異なる企業は、対応状況を必ずチェックしましょう。
CSVのインポートに対応する給与計算ソフトか
給与計算ソフトがCSVのインポートに対応していれば、すでに利用している勤怠管理システムなどとの連携も容易になります。給与計算ソフトの大半は、勤怠データに応じて給与を自動計算できるため、勤怠データのCSVファイルを読み込むことによって給与計算業務の負担を大幅に軽減することが可能です。
また、エクスポートに対応していれば、給与明細などを発行する際にも数値を適切なフォーマットに入力しやすくなるため、既存のやり方を変更せずにバックオフィス業務の効率化を図れます。さらに、近年ではe-Taxなどの電子申請を経由した税務管理も広まってきました。法定調書の作成に準じたCSVフォームを出力できれば、年末調整を含めた担当部門の負担を大きく軽減することが可能です。
まとめ:給与計算ソフトは「機能」と「費用」をトータルで比較しよう
給与計算ソフトを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。PRONIアイミツでは、さまざまな条件で給与計算ソフトを比較できます。指定の連携ツールや無料プランの有無など、あなたの会社に最適なサービスを機能ひとつから探すことが可能です。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフトが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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