【比較表あり】クラウド給与計算ソフトのおすすめ10選!【2022年最新版】
会社が大きくなってきた中小企業であれば、様々な業務を「システム化」すべく検討をされていることでしょう。その中でも給与計算業務は会社にとっても従業員にとっても大切な業務です。ちょっとしたミスで信頼に影響が出るため、膨大な業務を精度高く対応する必要があります。 システム化することで業務効率を改善しつつ、人為的なミスを極力抑えることができます。 そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「アイミツSaaS」が、中小企業におすすめのクラウド型給与計算ソフトを厳選してご紹介!導入メリットや導入時の注意点も詳しく解説していきます。
- 1.給与計算ソフトとは
- 2.クラウド給与計算ソフトの特徴
- 3.クラウド給与計算ソフトを導入するメリット
- 4.給与計算ソフトの選び方
- 5.【比較表】おすすめのクラウド給与計算ソフト
- 6.無料で試せるおすすめのクラウド給与計算ソフト4選
- 7.実績豊富なおすすめのクラウド給与計算ソフト3選
- 8.多機能でおすすめのクラウド給与計算ソフト3選
- 9.クラウド給与計算ソフトを導入する際の注意点
- 10.【まとめ】クラウド給与計算ソフト選びで迷ったらアイミツSaaSへ
1.給与計算ソフトとは
給与計算ソフトとは、雇用契約や会社の規定等に基づいて従業員の給与を自動で計算してくれるシステムのことを指します。
給与計算業務は従業員の給与を計算し支給するだけではなく、社会保険料や税金を徴収・納付するまでの作業を含みます。こうした煩雑な作業をシステムで自動的に実行することができます。
給与計算ソフトは2種類あり、PCに直接インストールする「インストール型」とインターネット上で手軽に操作ができる「クラウド型」があります。
近年ではインストール型よりクラウド型の方が主流となりつつあります。理由はクラウド型の品質が向上しており、インストール型と変わらない性能を持つ給与計算ソフトが増えている点やクラウド型はインストール型と比べ初期費用などが掛からないため、コストをかけず高性能な給与計算ソフトが導入が可能な点など挙げられます。
また、リモートワークをはじめ、多様的な働き方が求められるようになり、インターネット回線があれば場所を問わず利用ができる点もクラウド型が主流になりつつある理由の一つでしょう。
2.クラウド給与計算ソフトの特徴
クラウド型給与計算ソフトの「クラウド」とは「クラウドコンピューティング」の略語で、ツールやサーバーはデータセンターで一元管理されており、インターネットを介してデータセンターにアクセスすることで手軽に利用できる点が特徴です。
一方で、インストール型給与計算ソフトはPCにソフトをインストールすることで利用できます。インストール台数に応じた導入費用や保守費用が掛かる場合があり、一般的にはクラウド型よりも初期費用が高くなる特徴があります。
インストール型とクラウド型の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事から
3.クラウド給与計算ソフトを導入するメリット
ここからはクラウド型給与計算ソフトを導入するメリットをご紹介します。給与計算業務の効率化や属人的な作業を軽減し。計算ミスなどを防止したい方はぜひ参考にしてみてください。
メリット①:給与計算業務の効率化に役立つ
メリット②:法改正などにスムーズに対応できる
メリット③:利用環境が制限されない
3‐1.給与計算業務の効率化に役立つ
従業員ごとに雇用形態や就業状況は異なります。一人ひとり各種手当を計算し総支給額を算出。そこから健康保険料・厚生年金保険料など控除項目を計算し、差引支給額を計算しなければなりません。勤務地や居住地、年齢によっても計算条件は変わってきます。これらを人間の手で対応するには時間が掛かり、給与計算業務に多くの工数を割く必要がありました。
しかし、クラウド型給与計算ソフトであれば、基本情報さえ登録しておけば、毎月の就業状況に合わせて自動的に給与計算が行われます。その結果、経理担当者が毎月行う業務を大幅に削減し、給与計算業務全体を効率化することができます。
3‐2.法改正などにスムーズに対応できる
給与計算業務はただ単純に給与を計算して従業員に支払うだけではありません。法令に基づいて所得税や住民税を源泉徴収し、税務署や自治体に納付する義務があります。社会保険料についても同様です。
これらは最新の法令に基づいて処理されてなければコンプライアンス違反となる恐れがあります。人の手でも最新情報をキャッチアップすることもできますが、ミスや抜け漏れを誘発することも考えられます。
一方で、クラウド型給与計算ソフトであれば、最新の法令に基づいた仕組みに自動的にアップデートされるため安心して業務に専念できます。
3‐3.利用環境が制限されない
インストール型の給与計算ソフトはインストールしたPCでしか操作できなかったり、会社のネットワークに繋がっていないと操作できない場合があります。昨今は多様的な働き方が求められるようなり経理担当者のなかでもリモートワークを行いたいという要望もあるでしょう。そうした場合にインストール型の給与計算ソフトでは対応ができません。しかし、クラウド型給与計算ソフトであれば、インターネットを経由してオンライン上で操作できるため環境に左右されない特徴があります。また、PCのOSにも左右されません。WindowsでもMacでも利用できます。
4.給与計算ソフトの選び方
給与計算システムを選ぶポイントを2つご紹介します。
・利用人数、規模と料金プランが見合っているか
多くの給与計算システムは、利用人数・規模に応じて料金が変動します。なかには1ユーザーごとに料金がかかる従量課金制プランを提供している場合も。現在在籍している従業員だけではなく、今後の採用人数も考慮した上で、給与計算システムを選びましょう。
・雇用形態や給与形態への対応
システムによって、対応可能な雇用形態・給与形態が限られている場合があります。正社員だけではなくアルバイトが多く在籍する企業や、役職や職種ごとに給与の仕組みが異なる企業は、対応状況を必ずチェックしましょう。
5.【比較表】おすすめのクラウド給与計算ソフト

ここからはおすすめの給与計算ソフトを紹介していきたいと思います。まずはご紹介する給与計算ソフトでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、給与計算ソフト選びの参考にしてください。
6.無料で試せるおすすめのクラウド給与計算ソフト4選
まずは初めて給与計算ソフトの導入を検討されている方に向けて、無料で使える給与計算ソフトをご紹介します。
ジョブカン給与計算は株式会社DONUTSが提供するサービスです。給与・賞与の自動計算機能やWeb明細・源泉徴収票、年末調整機能などの給与計算に必要な機能は全て揃っています。さらに社労士や実務担当者の声をもとに開発した豊富な機能も充実した計算ソフトです。またジョブカンは給与計算だけではなく、勤怠管理や経費精算、ワークフローなど組織運営に必要な別サービスも展開しており、既にジョブカンシリーズを導入していれば、自動でデータが連携することも可能です。料金プランは2種類で無料プラン(5名まで利用が可能一部制限あり)と有料プラン(月額400円)です。従業員数が500名を超える企業はお問い合わせが必要になります。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
マネーフォワード クラウド給与は株式会社マネーフォワードが提供するサービスです。給与計算に必要な機能は全て揃っており、給与計算に関わる多くの業務を自動化し業務を効率化することができます。勤怠管理や人事サービスなどは外部サービスを利用している企業が多いと思いますが、マネーフォワードクラウド給与は外部サービス連携が豊富で、システム間のデータ処理もスムーズです。1か月間の無料トライアルを提供しており、操作感を試す事が可能。料金シュミレーションも無料で提供しており、導入費用のおおよその値段を把握することができます。料金プランは年額プランなら月額2,980円~、月額プランなら3,980円~利用することができます。従業員数が51名以上の場合は、別途案内になるようです。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
やよいの給与明細オンラインは弥生株式会社が提供するサービスです。「やよい」と言えば確定申告ソフトのイメージがあると思いますが、クラウド型の給与計算ソフトも展開しています。料金プランは3種類あり、年額5,400円のセルフプラン。年額15,800円のベーシックプラン、年額26,900円のトータルプランを提供。全てのプランに無料キャンペーンが適用されるのも特徴でしょう。2022年9月時点で登録ユーザー数は280万を超え、お客様満足度も94%とかなり評価が高いです。給与明細を電子化し、とにかく簡単に作成できることが最大の特徴です。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- Pマーク
- 源泉徴収票の作成機能
- 賃金台帳の作成機能
- 管理者権限・ユーザー権限の管理機能
- Web給与明細の配布機能
- 日本円

PCAクラウド給与
PCAクラウド給与はピー・シー・エー株式会社が提供するサービスです。中小企業に特化したクラウド型の給与計算ソフトで、勤怠項目を入力することで自動的に給与明細を作成することができます。また、APIを使った外部サービス連携でシステム間のデータもシームレスな連携が可能です。3か月間の無料体験が可能。操作感を試すだけではなく導入時の効果も体験してから利用ができるのもポイントでしょう。料金プランは分かりやすい1つのみで、初期費用が0円、月額11,550円から利用することができます。
- 社会保険料の自動計算機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- 給与(賞与)の振込一覧表出力機能
- 標準報酬月額の変更手続き書類作成
- 算定基礎届作成機能
- 賞与支払届の出力機能
7.実績豊富なおすすめのクラウド給与計算ソフト3選
続いでは、実績豊富で多くの企業が利用しているクラウド型の給与計算ソフトをご紹介します。

ジンジャー給与
ジンジャー給与はjinjer株式会社が提供するサービスです。人事労務・勤怠管理・給与計算などバックオフィス業務全般の業務効率化を支援しており、バックオフィス業務をジンジャーに集約し「1つのデータベース」で管理できるのが最大の強みです。カラオケ館やエイブル保証会社、モスバーガーなど有名企業が導入しています。業務効率化はもちろんのこと、今後必要なデータ活用までカバーしたい場合におすすめです。従業員1人あたり月額300円から利用でき、雇用契約や社保手続きなどは有料オプション機能で対応できます。繰り返しになりますが、人事労務や経理、契約業務の各サービスを組み合わせることで領域をまたいだ企業課題を解決することができます。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり

給与奉行クラウドは株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供するサービスです。OBC調査によると、給与奉行クラウドで給与計算から社会保険・年末調整までの給与業務を全てデジタル化したことで、給与計算業務が年213時間から7割削減した実績があります。多様な機能が揃っていますが、その中でも「専門家ライセンス」は顧問の社会保険労務士や税理士等に無償でライセンスを付属することができ、専門家が企業の給与データを参照したり、直接処理を代行してもらうことが可能になります。料金プランは4種類あり、初期費用0円からはじめて企業成長にあわせていつでも拡張できます。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 冗長化
- 通信の暗号化

フリーウェイは株式会社フリーウェイジャパンが提供するサービスです。何と言っても低価格で利用できるのが最大の特徴です。そのため2022年10月時点で91,649ユーザーが利用しているのもポイントでしょう。従業員5人まで永久に無料で利用でき、6人以上は月額1,980円で無制限で利用できます。さらには年末調整や全銀データ出力、給与明細のメール送信が無料。他のサービスでは有料オプションになるものが無料で利用できます。
8.多機能でおすすめのクラウド給与計算ソフト3選
最後は豊富な機能が揃っているクラウド型の給与計算ソフトをご紹介します。

freee人事労務はfreee株式会社が提供するサービスです。freeは「給与計算業務では周辺業務とのつながりが重要」としており、独立している勤怠管理と給与計算を一元化することを最大の特徴としています。勤怠管理と給与計算を一元管理することで、転記や複製で生じるミスや作業時間を大幅に削減できます。また他の給与計算ソフトと同様に、給与計算に関する機能は網羅されていますが、希望する機能だけ利用できるため「機能が多すぎて使いづらい」ということもありません。
- 残業手当の自動計算機能
- 通勤手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- 住民税年度更新機能
- 各種手当や控除の計算設定
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
- 様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。
スマイルワークスは株式会社スマイルワークスが提供するサービスです。給与計算に加えて、財務会計や販売管理など幅広い範囲で中小企業の生産性向上・業務効率化を支援が可能です。勤怠打刻や出勤簿はもちろんのこと、給与の振込に使用できるファームバンキングにも対応しており、面倒な振込処理の業務工数を削減することができます。料金に関しては公式サイトで公開されていないため、都度相談する必要があります。
- 残業手当の自動計算機能
- 社会保険料の自動計算機能
- 所得税の自動計算機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化

GLOVIA きらら人事給与
GLOVIA きらら人事給与は富士通株式会社が提供するサービスです。給与や賞与、社会保険料や年末調整などの給与計算業務に加えて、人事機能が基本機能としてついています。そのため、単に「給与計算ソフト」として利用するだけではなく、組織マネジメントや人材の有効活用など可視化するツールとして活用できます。個人番号の登録・帳票出力機能も網羅されており、マイナンバー制度にもしっかり対応しています。クラウド型とパッケージ型を選ぶことができ、会社規模や運用方針によって柔軟に選べます。
- 残業手当の自動計算機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 給与振込用データ(FBデータ)の出力機能
9.クラウド給与計算ソフトを導入する際の注意点
ここまでクラウド型給与計算ソフトについてご紹介してきました。給与計算業務の効率化、人為的なミス防止を考えている企業であれば導入メリットが多いです。最後にクラウド型給与計算ソフトを某乳する際の注意点をご紹介します。インストール型の給与計算ソフトと比べて初期費用が安いとはいえ、一定額の投資になりますので失敗したくない気持ちも大きいと思います。是非参考にしてください。
9‐1.使いやすさを重視する
最も注意して頂きたいのが「操作性」です。クラウド型給与計算ソフトを検討される大半は業務効率化や経理担当者の負担を軽減したいと考えていることでしょう。つまり、導入の目的は「業務効率化」と言えます。
そんな中、導入したソフトが使いづらく「作業の精度を考慮しても手作業の方が良かった」となっては意味がありません。価格値や求める機能と考慮しながらですが、画面の見やすさや操作のしやすさ。従業員の入力が手軽にできるものを選ぶようにしましょう。
これまでの面倒な勤怠管理、経理担当者の煩雑な作業が軽減されれば、従業員満足度も高まります。「とにかく安価なものを」ではなく、しっかりと目的を達成できる給与計算ソフトを選ぶことが重要です。
9‐2.他システムと連携して運用可能なものを選ぶ
給与計算業務は勤怠管理や経費精算、各種保険手続きと密接な関係にあります。また、冒頭でもお伝えしましたが、給与計算業務はただ給与の計算をするだけではなく、法令に基づいて所得税や住民税を源泉徴収し、税務署や自治体に納付する業務まで含まれます。
つまり、既存のシステムで運用中の業務といかにシームレスな連携ができるかが重要です。給与を計算する業務だけが効率化できても、周辺業務と連携ができず、無駄な業務が追加が発生しては意味がありません。
給与計算ソフトを導入する際は必ず「既存システムとの連携、もしくは既存削ステムも同時に移管できるか」など周辺業務への影響もしっかりと確認しておきましょう。
10.【まとめ】クラウド給与計算ソフト選びで迷ったらアイミツSaaSへ
給与計算ソフトを導入することで業務効率化を図ることができますが、従業員への給与支払いや会計業務など会社の基幹業務を担う大切な役割があります。給与計算ソフトもかなりの数があり、どの会社も「最低限の機能」はそろっているので選ぶのに苦労されている方も多いことでしょう。自社に最適なクラウド型給与計算ソフトの選定が難しい場合には、ぜひアイミツSaaSがリストアップしている製品をご検討下さい。おすすめの製品の資料をまとめてご請求いただくことも可能です。



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