【2024年最新】Salesforceと連携可能なチャットボット9選
問い合わせ対応の量が多い会社では一部の対応をチャットボットで導入している場合が多いでしょう。よりチャットボットを活用するにはSalesforceと連携させるのがおすすめです。Salesforceと連動により顧客データの共有化が可能などメリットがあります。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」が、Salesforceと連携が可能なおすすめのチャットボットシステムを厳選してご紹介!連動機能やチャットボットの選び方も詳しく解説していきます。
- 1.そもそもチャットボットとは?
- 2.チャットボットにおけるSalesforce連携機能とは
- 3.チャットボットとSalesforceを連携させるメリット
- 4.チャットボットの選び方
- 5.【比較表】Salesforceと連携できるおすすめのチャットボット
- 6.Salesforceと連携可能なおすすめのチャットボット9選
- 7.【番外編】Einsteinボットとは?
- 8.チャットボット導入の費用相場
- 9.【まとめ】チャットボット選びで迷ったらPRONIアイミツへ
1.そもそもチャットボットとは?
Salesfroceと連携可能なチャットボットを紹介する前に、そもそもチャットボットとは何なのかをご説明いたします。
チャットボットとは、「チャット(Chat)」する「ボット(bot)」、つまりは直訳すると会話できるロボットのこと。より適切に表現すれば、チャット上で問いかけられた際に自動で応答するプログラムをチャットボットと呼び、あらかじめ登録されたシナリオに沿って対応できる人工無能型と、複雑な質問にも対応できるAI搭載型(人工知能型)の2種類があります。WebサイトやSNS、LINEのようなコミュニケーションツールなどさまざまな場面でチャットボットは活用されていますが、最近では音声で会話することのできるスマートスピーカー(AIスピーカー)に搭載されている場合も。
2020年の新型コロナウイルスが拡大以降は、多くの企業でリモートワークが推進されオフラインで実施していた業務もどんどんオンライン化しています。こうした中でチャットボットの注目度も高まり、例えばコールセンターなど有人対応の業務の多い業種でも、チャットボットの導入で無人対応できる機会が増えています。
2.チャットボットにおけるSalesforce連携機能とは
「社内外からの問い合わせ対応に日々追われている」、「できる限りスピーディーにお問い合わせに対応したいものの、リソースを割くことができない」など、カスタマーサポートやヘルプデスクなどにおける悩みはさまざまです。
有人対応がベストであることは事実ですが、すべてをオペレーターに任せるのは難しいもの。業務過多や人件費増加、顧客を待たせてしまうことによってイメージや満足度も下がってしまうなどといったデメリットばかりと言えるでしょう。そこでおすすめなのが、チャットボットを活用した無人対応です。
チャットボットを導入すれば、ユーザーからの問い合わせに対し自動で返信可能。AIを搭載しているものであれば回答精度も次第に高まり、万が一対応が難しい場合には有人対応へとそのままエスカレーションできるものも少なくありません。
なかにはSalesforceと連携してより便利に活用できるものも。詳しいメリットについては後述しますが、顧客との対応履歴をSalesforceと共有できることによって、そのあとの対応品質も高められます。
3.チャットボットとSalesforceを連携させるメリット
それでは、チャットボットとSalesforceの連携によって、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に確認しておきましょう。先にも述べた通り、何よりものメリットとしてあげられるのが顧客対応データを共有できるということです。
顧客対応においては、これまでの履歴を確認できることが非常に重要なポイント。過去の問い合わせをふまえた上で対応できるのかどうかは、対応品質が上がるかどうかに大きく左右されます。チャットボットにおける対応のみならず、有人対応にエスカレーションする場合にも役立つでしょう。
また、対応履歴のみならずSalesforce上の顧客情報を参考にしながら対応できるため、問い合わせに対しより具体的な回答を行うことも可能となります。いかにも従来のチャットボットらしい定型的な文章ではなく、一人ひとりときちんと会話しているかのようなやり取りを叶えるためには、チャットボットとSalesforcreとの連携が非常に効果的です。
4.チャットボットの選び方
チャットボットを選ぶ際には、以下の2つのチェックしましょう。
・AI型orシナリオ型
チャットボットは、人工知能を搭載したAI型とあらかじめルールを設定するシナリオ型の2種類に分かれます。対話の中で自ら学習するAI型は、ユーザー満足度の高いレスポンスに期待できますが、導入費用が高いというデメリットも。質問パターンが決まっている場合はシナリオ型でも充分効果を得られるでしょう。自社の運用目的によって選ぶことが重要です。
・サポート体制
適切な運用のためには、定期的なメンテナンスやシナリオの見直しが必要です。しかし、管理面で手間がとられてしまうのは避けたいもの。導入時だけではなく、利用開始後のサポートの充実性も確認しておきましょう。
5.【比較表】Salesforceと連携できるおすすめのチャットボット
ここからはSalesforceと連携できるおすすめのチャットボットを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するチャットボットでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、Salesforceと連携可能なチャットボット選びの参考にしてください。
6.Salesforceと連携可能なおすすめのチャットボット9選
ここからは、実際にSalesforceと連携させることのできるチャットボットを紹介していきます。カスタマーサポートの満足度を上げたいという場合には、ぜひ参考になさってください。
ChatPlus
ChatPlusは、月額たったの1,980円から導入できるチャットボットです。プログラミングの知識なしでも簡単に使え、格段にリーズナブルでありながら機能やサポートが充実している点が特徴です。これまでには2,500社において1万1,500媒体に活用されています。
チャットボットを作成でき、スタンプやフォーム受付、マップなどの送信も可能。SalesforceやWordPress、Microsoft Azureなどとも連携できます。
<主な導入実績>
・株式会社インゲージ
・株式会社大京
・株式会社ベンチマークジャパン
・株式会社星野リゾート
・株式会社スマレジ
- 有人対応機能
- サポート担当者の割り当て機能
- CSVインポート(取込)機能
- CSVエクスポート(取出)機能
- 企業情報の取得機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- IVR(自動音声応答)機能
- ログの管理機能
- チャット履歴のメール送信機能
- 特定ルールの設定
AI Messenger Chatbot
AI Messenger Chatbotは、高精度のAIチャットボットとして多くの企業に導入されているサービスです。累計100社以上のチャットボットを運用してきた実績をもとに、分析と運用コンサルティングを提供しています。
独自の技術であるAI Compassを活用し、どこをチューニングするべきなのかをAIが提案。より効果的な箇所からチューニングできるでしょう。Salesforce Service Cloudとも連携が可能です。
<主な導入実績>
・オルビス株式会社
・株式会社ファンケル
・カルチュア・エンタテイメント株式会社
・株式会社WinTicket
・株式会社AbemaTV
- 有人対応機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- IVR(自動音声応答)機能
- ログの管理機能
- チャット履歴のメール送信機能
- 特定ルールの設定
- イメージマップ(画像表示)機能
- テキストフォームの作成機能
- チャット開始時の通知設定
- 営業時間外のチャット非表示設定
KARAKURI chatbot
KARAKURI chatbotは、特許を取得済みの登録・学習機能が搭載されているチャットボットサービスです。チャット形式でアノテーションから学習に至るまでを行え、難しい操作を行わずチャットボットの精度を上げることが可能。
東大大学院人工知能研究チームによって開発された「カスタマーサポートに特化した深層学習アルゴリズム」を採用しているため、データ数が少なくとも簡単に学習できます。SalesforceやZendeskなどの外部サービスとの連携も可能です。
<主な導入実績>
・株式会社SBI証券
・株式会社メルカリ
・GMOペイメントゲートウェイ株式会社
・株式会社WOWOW
・エン・ジャパン株式会社
- 有人対応機能
- サポート担当者の割り当て機能
- CSVインポート(取込)機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- ログの管理機能
- 特定ルールの設定
- カルーセル(スワイプ範囲)の設定
- 送信メッセージの編集・削除機能
- テキストフォームの作成機能
- チャット開始時の通知設定
チャネルトーク
チャネルトークは、これまでに5万8,951社に導入されてきたチャットボットサービスです。WebチャットやCRMマーケティング、ビジネスチャットが1つにまとまっており、LTVの向上や新規顧客の獲得、顧客情報の管理のほか、よりスピーディーな業務上のやり取りまで叶えられるのが大きなメリット。Salesforceや顧客データベースと連携可能です。
話かけbotという名の独自機能を搭載し、顧客一人ひとりに対して適切なポップアップを表示できます。
<主な導入実績>
・OLTA株式会社
・株式会社リチカ
・株式会社ペイミー
・株式会社Meily
・POST COFFEE株式会社
- 有人対応機能
- サポート担当者の割り当て機能
- 自動翻訳機能
- 企業情報の取得機能
- リード情報(アドレス)の取得機能
- チャット履歴のメール送信機能
- チャットデザインのカスタマイズ機能
- チケットの管理機能
- 送信メッセージの編集・削除機能
- イメージマップ(画像表示)機能
PEPは、社内で利用しているインターフェースに簡単に導入できるチャットボットサービスです。直感的な操作で誰でも使いこなすことができ、SlackやGoogle Chatなどのチャットツールのほか、グループウェアや社内ポータルなどと柔軟に連携可能。
外部SFAやCRMとも連携でき、CDataとの提携によってSalesforce、kintoneなどの200種類以上のデータベースと接続できるのも大きなメリットでしょう。
<主な導入実績>
・全日空商事株式会社
・株式会社インターメスティック
・株式会社カクイチ
・アメリカンホーム医療
・損害保険株式会社
・株式会社ライフコーポレーション
- 有人対応機能
- ログの管理機能
- 特定ルールの設定
- イメージマップ(画像表示)機能
- レポートの作成機能
- 起動率やCVRの分析機能
- 目標の管理機能
- Q&A登録
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
KUZENサポートは、難しい知識が必要なくノーコードで構築できるチャットボットサービスです。SalesforceをはじめGitHubやTeams、SlackやLINEなどさまざまなチャットインターフェースと連携して使うことができ、幅広いシーンで活用可能。
リード獲得に特化した「KUZENマーケティング」などさまざまなプランが用意されています。
<主な導入実績>
・ビーモーション株式会社
・株式会社新興出版社啓林館
・EYストラテジー
・アンド・コンサルティング株式会社
・京セラインダストリアルツールズ株式会社
・ランスタッド株式会社
- 有人対応機能
- チャットデザインのカスタマイズ機能
- カルーセル(スワイプ範囲)の設定
- イメージマップ(画像表示)機能
- テキストフォームの作成機能
- レポートの作成機能
- 起動率やCVRの分析機能
- Q&A登録
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
ChatBookは、これまでの導入実績が200社以上と多くの人気を集めている、リード獲得に強いチャットボットサービスです。ユーザーインタフェースが非常に優れていることにより会話がしやすい点が特徴で、カレンダーとの同期によりスケジュール調整もできます。
Salesforce Service CloudやHubSpotなどといった外部のCRMと連携しこれまでの来訪履歴をもとに対応できるほか、チャットボットだけでなく有人対応も可能です。
<主な導入実績>
・株式会社東京デリカ
・AIQVE ONE株式会社
・株式会社オンリーストーリー
・BizteX株式会社
・サッポロビール株式会社
- 有人対応機能
- チャット開始時の通知設定
- 起動率やCVRの分析機能
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
MOBI BOT(モビボット)は、チャットボットの売り上げシェアでトップクラスを誇る人気サービスです。大手企業を中心に金融業界やメーカー、自治体まで業種を問わず導入されています。
プログラミングなどの難しい知識はいらないGUI画面で操作でき、イメージマップや画像、動画などリッチコンテンツも含めたシナリオの作成が可能。別途費用は必要となるものの、AI連携やSalesforce Service Cloudなどの外部CRMとの連携も行えます。
<主な導入実績>
・射水ケーブルネットワーク株式会社
・東日本電信電話株式会社
・株式会社メドレー
・株式会社マイアクア
・株式会社串カツ田中ホールディングス
- 有人対応機能
- IVR(自動音声応答)機能
- カルーセル(スワイプ範囲)の設定
- イメージマップ(画像表示)機能
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
7.【番外編】Einsteinボットとは?
ここまでSalesforceと連携可能なチャットボットツールを紹介してきましたが、Salesforce上で使用できるチャットボットサービスが提供されているのをご存知でしょうか?
Salesforceでは、Service Cloudライセンスを利用している場合、Einsteinボットと呼ばれるチャットボットサービスを使用できます。Einsteinボットでは、あらかじめ設計しておいたシナリオをもとに自動で応答できるほか、有人チャット(Live Agent)との引き渡し・連携や、CRM上の顧客管理データに基づいた対応も可能。ダイアログの追加や変更などといった修正も行えるだけでなく、ボットのアクティビティの監視・分析もできます。
Einsteinボットでできること
先にEinsteinボットの機能については簡単に説明しましたが、Einsteinボットでできることについてより詳しく確認していきましょう。
Einsteinボットは、Salesforce上のCRMと連携させることができるため、CRM内で管理している顧客情報やこれまでの問い合わせ履歴などといった情報を取り出し、問いかけに対応する際に活用できます。また、Einsteinボット上では解決することができなかった問い合わせも、Sales Cloudの機能の1つであるLive Agentと連携すれば対応可能に。エージェントによる有人対応にエスカレーションできます。連携する際に複雑な設定やシステム構築などは行わなくても利用できるのが魅力でしょう。
しかし、Salesforce上で提供されているチャットボットサービスである以上、柔軟にカスタマイズすることは難しいもの。自社仕様にカスタマイズできるものをお探しなら、他社のチャットボットサービスがおすすめです。
必要なライセンス
Einsteinボットは、Salesforce ClassicとLightning Experienceで利用することができますが、利用するためにはライセンスが必要です。
Service Cloud ライセンスだけでなく、チャットまたはメッセージングライセンスを取得する必要があるため注意しましょう。
また、使用できるエディションも以下の4つに定められています。導入前にチェックしておきましょう。
・Enterprise Edition
・Performance Edition
・Unlimited Edition
・Developer Edition
8.チャットボット導入の費用相場
それでは、チャットボットを導入する際にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。チャットボットと一口に言ってもさまざまな価格帯に分けられるため、それぞれでどのような特徴を持つのか確認していきましょう。
・無料
無料で利用することもできるチャットボットサービスの場合、どうしても利用できる機能や登録できるシナリオ数などが限られてしまう傾向があります。より複雑なやりとりにも対応できる、有人対応とのエスカレーションや外部システムとの連携などを求める場合には、有料のプランやサービスがおすすめです。しかし、簡易的な対応で支障がない場合や「どういったものか使用感を試したい」と、試用で導入する場合には問題ないでしょう。
・月額5万円以下
月額5万円以下で利用することのできるチャットボットの場合、AIが搭載されていないルールベース型(シナリオ型)のチャットボットが多い傾向にあります。問い合わせの種類が30ほどで、1つの商材しか扱っていないネットショップなどではおすすめですが、カスタマイズ性や柔軟性を求める場合には物足りないかもしれません。
・月額10万〜30万円
月額10万〜30万円で利用することのできる中価格帯のチャットボット の場合、本格的なAIを搭載しているサービスが多いです。AIを活用した自然言語認識機能も搭載されるなど、より自然なやりとりを叶えられます。
・月額30万〜100万円
月額30万〜100万円で利用できる高価格帯なチャットボットの場合、大手SIerが開発したサービスが中心となります。30万円以下で利用できるチャットボットサービスに比べて、より細やかなカスタマイズを柔軟に行えることから、自社独自の仕様のチャットボットを構築したい方におすすめです。
9.【まとめ】チャットボット選びで迷ったらPRONIアイミツへ
チャットボットを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件でチャットボットを比較できます。指定の連携ツールや無料プランの有無など、あなたの会社に最適なサービスを機能1つから探すことができます。
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