警備業向け勤怠管理システムおすすめ6選!管制員と隊員向け機能も紹介
電話による上番(じょうばん)・下番(かばん)・定時報告は、管制員の電話応対が煩雑化し、混線すると現場隊員の報告が遅れてしまうこともあります。警備業向けの勤怠管理システムなら、スマホ・携帯電話からWeb上で打刻できるので電話報告する必要がありません。スマホ操作が苦手な隊員は「自動音声通話打刻」で携帯電話からの報告も可能です。
しかし、勤怠管理システムの需要増に伴い製品数も増えているため、「数が多すぎて選びきれない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、警備業向け勤怠管理システムおすすめ6選を紹介。システムのメリットや選び方も解説しているので、勤怠管理システムを導入して勤怠管理を効率化させたい警備業の方はぜひご覧ください。
- 警備業の勤怠管理にシステム導入がおすすめの理由
- 【比較表】警備業向け勤怠管理システム
- 警備業向け勤怠管理システムおすすめ6選
- 警備業で勤怠管理システムを導入するメリット
- 勤怠管理システムの選び方
- まとめ:勤怠管理システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
警備業の勤怠管理にシステム導入がおすすめの理由
まずは警備会社の勤怠管理における課題と、警備業に勤怠管理システムの導入がおすすめの理由を解説します。
警備業の勤怠管理における課題
警備業の勤怠管理における主な課題は以下の通りです。
- 警備員は直行直帰が多く、確実に出勤しているかわからない
- 管制員が現場隊員からの上番・下番報告(電話対応)に追われている
警備業は現場への直行直帰が多いため、現場に隊員が出退勤しているかどうかは上番(じょうばん)・下番(かばん)報告により確認します。しかし、管制員は隊員の出退勤を実際に確認できないため、確実に出勤しているかどうかは隊員が正直に報告していることを信頼するしかありません。
また電話による上下番は他の現場隊員との報告が被った場合、管制員へ時間通りの報告ができない可能性も。さらに電話応対に追われる管制員の業務も煩雑化し、人員増による人件費の増加も考えられます。勤怠管理の煩雑化でヒューマンエラーが発生すれば、顧客からの信頼を失いかねません。
そこでおすすめなのが勤怠管理システムの導入です。
警備業の勤怠管理にはシステム導入がおすすめ
勤怠管理システムとは、警備員の出勤時間や労働時間、休暇取得日数といった労働状況を管理できるシステムのこと。労働状況の管理だけでなく、隊員の出退勤の打刻(上番・下番)や記録、残業や休暇の申請、シフト作成、労働時間の集計なども一つのシステムで行える点がメリットです。
勤怠管理システムには、警備業の勤怠管理における課題を解決する以下の機能があります。
機能 | 内容 | メリット |
---|---|---|
モバイル打刻 | スマホ・携帯電話から打刻できる。GPS打刻も可能。 | 確実に現場へ出勤したことを確認できる。 |
自動音声通話打刻 | スマホ・携帯電話から自動音声ガイダンスに沿って打刻可能。 | スマホ操作に慣れない隊員でも携帯電話から簡単に打刻できる。 |
未報告アラート | 隊員から上番・下番・定時報告がなければアラートで通知される。 | 隊員の報告忘れを防止。ユーザーの信頼向上につながる。 |
リアルタイム確認 | 隊員の打刻状況をシステム上でいつでも確認できる。 | 管制員が直接電話を受ける必要がないため、管制員の負担を軽減できる。 |
勤怠管理システムを導入する一番のメリットは、現場隊員も管制員も報告業務の手間を省けることです。実際に電話ベースで管制業務を行っていた警備会社A社では、朝夕のピーク時には100件以上の電話応対に追われ、定時報告も合わせると、終日電話応対に縛られてしまう実状がありました。
そこで勤怠管理システムを導入したところ、モバイル打刻や自動音声通話打刻で隊員からの上番・下番報告に常駐して対応する必要がなくなったため、管制員の電話応対が圧倒的に減少。この結果、A社では予定していた増員を取りやめ、人件費の削減につながりました。(参照:ShiftMAX for警備)
勤怠管理システムは、警備業における勤怠管理業務を効率化し、コスト削減を目指す方におすすめのシステムといえるでしょう。
しかし、警備業向けの勤怠管理システムは多数あり、どれを導入すべきか迷っている方も多いです。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、勤怠管理システム選びについての相談を受け付けています。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、希望要件に合った勤怠管理システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
【比較表】警備業向け勤怠管理システム
ここでは、警備業におすすめの勤怠管理システムを紹介します。初期費用、月額料金、無料トライアル期間を比較した以下の表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
ShiftMAX | 200,000円 | 300円/1ユーザー | 無料デモあり |
KING OF TIME | 無料 | 300円/1ユーザー | 30日間 |
CLOUZA | 無料 | 200円~/1ユーザー | 30日間 |
RecoRu | 無料 | 100円/1ユーザー | 30日間 |
BIZWORK+ | 750,000円~ | - | 30日間 |
ADVANCE勤怠 | 要問合せ | 要問合せ | 2ヶ月間 |
(価格は税抜き)
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、希望要件に合った勤怠管理システムが分かる診断(無料)ができます。ぜひ一度お試しください。
警備業向け勤怠管理システムおすすめ6選
ここからは、警備業向け勤怠管理システムおすすめ6選をご紹介していきます。どれもGPS機能などを利用できる便利なものばかりなので、稼働状況を正確に把握したい警備会社の方はぜひ参考になさってください。
- ShiftMAX
- KING OF TIME
- CLOUZA
- RecoRu
- BIZWORK+
- ADVANCE勤怠
-
料金
月300円/ユーザー -
初期費用
200,000円
-
最低利用期間
10人
-
最低利用人数
なし
ShiftMAX(シフトマックス)は、柔軟性に非常に優れているとして、多くの企業に導入されてきた勤怠管理システムです。警備業で豊富な導入実績を誇り、これまでに100社以上に導入されてきました。位置情報をともに打刻できるスマートフォン打刻のみならず、指定の電話番号に電話をかけるだけで打刻できる通話打刻機能も利用可能。現場から簡単に打刻できると、警備員からも高評価を集めています。
管理インターフェースにはExcelが採用されているため、従来のExcel勤怠データを有効活用することも可能です。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
-
料金
月300円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
KING OF TIME(キングオブタイム)は、勤怠管理クラウドサービス市場でトップクラスの導入実績を誇る勤怠管理システムです。これまでに5万8,000社、ユーザー数にして370万人に利用されてきた実績があり、企業規模や業種を問わずに幅広く活用されています。
共用PCによる打刻やモバイル打刻、ICカードや指静脈リーダーによる打刻などさまざまな打刻方法に対応しており、GPS打刻も可能なため警備業にもぴったり。ビルの警備や設備管理などを手掛けている東和興業も、KING OF TIMEを活用中とのことです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
-
余計な機能がなくため、使い方で迷ったり間違えたりすることがない。半休取得や病欠など簡易なカスタマイズも簡単にできる。
-
簡単な操作性で勤務時間も確認しやすい。 有給や残業の管理も簡単です。 あとはとにかく簡単に理解できることです。
-
料金
月200円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
1人
CLOUZA(クラウザ)は、初期費用・サポート料金無料で導入できる勤怠管理システムです。クラウド型であるため、サーバーを構築する必要がなく、PCやスマートフォン、タブレットなどのマルチデバイスで利用可能。位置情報と連携して打刻することで、不正打刻の発生を防ぐことができます、稼働状況を正確に把握したい警備業でも安心でしょう。
月額料金は1ユーザーあたり200円(税抜)とリーズナブルです。イニシャルコストもランニングコストも抑えたいというニーズにも応えられます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
- シフトの作成機能
- 有給休暇の自動付与機能
-
いつ働いたのか、休んだのかの情報が見やすい。また、会社のいつが休みで出勤日なのかも非常に見やすくなっている。
-
説明書がなくても楽に使えることが1番のいいポイントになります。初心者も分かりやすく使いやすいと思います
-
料金
月100円/ユーザー -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
レコルは、使いやすさと導入のしやすさにこだわって作られた勤怠管理システムです。1ユーザーあたり月額100円で利用できるリーズナブルさも魅力的。続けやすい値段設定であることから、利用継続率は99%を記録し、業種を問わず幅広い企業に導入されています。
ICカードや生体認証打刻、さらにはスマートフォンやタブレット、PCなどによる打刻に対応しており、GPSを活用した打刻も可能。位置情報を紐付けながら打刻できるため、警備業にもおすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
-
作業員の出社状況、協議場所、協議時間が鮮明にわかることが良いポイントである。 また、残業時間の把握や会社全体の就業時間がわかることも良いポイントである。
-
一覧で確認でき、入力漏れの把握がすぐ出来るトータルの時間数の把握が簡単 時間外の時間数も簡単に確認出来る点は便利だと思う
-
料金
ー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
BIZWORK+(ビズワークプラス)は、専用タイムレコーダーによる打刻をはじめ、スマートフォン打刻や顔認証打刻、ICカード打刻などさまざまな打刻方法に対応しています。スマートフォンによる打刻では、従業員が打刻した位置をGoogle マップから確認できるGPS機能も搭載。警備業や建設業などといった、タイムレコーダーを設置できない現場で大いに活躍しています。
買い切り型のシステムであり、定額75万円(税抜)で導入することが可能。人数がどれほど増えても料金は変わりません。警備スタッフが多い場合には非常に助かるでしょう。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ADVANCE勤怠クラウド(アドバンス勤怠クラウド)には、気軽に導入できるパブリッククラウド型と、自社サーバー上に構築するオンプレミス型、自社専用のクラウド環境で利用できるプライベートクラウド型の3つの導入方法があります。
PCやスマートフォン、ICカード、手のひら静脈認証などのさまざまな打刻方法を利用できるほか、スマートフォン打刻であればGPS機能も利用可能。位置情報を紐付けて打刻できることから、警備業にも導入されています。打刻状況や申請データがリアルタイムに更新されていく点が心強いでしょう。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
以上、機能比較や料金比較でおすすめの勤怠管理システムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、勤怠管理システム選びの相談を承っています。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
警備業で勤怠管理システムを導入するメリット
警備業で勤怠管理システムを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。はじめに挙げられるのが、警備員の出退勤を正確に把握できるという点です。勤怠管理システムは、それぞれの製品によって対応している打刻方法が異なりますが、中にはGPS機能を活用した打刻に対応しているものも。打刻時間だけでなく、打刻している場所の位置情報まで把握できるため、警備先とは異なる場所から打刻しているというような不正打刻を未然に防ぐことが可能です。
また、多くの勤怠管理システムはクラウド上で提供されており、リアルタイムに稼働状況を把握できます。警備時間に穴ができてしまう心配もありません。複数の派遣先に大勢の警備員を派遣している場合でも、まとめて状況を把握することが可能です。
そして、警備の穴ができぬようにシフトを組むのはなかなか手間のかかる業務ですが、シフト管理機能が搭載されている勤怠管理システムであればスムーズに行えます。警備員の勤怠管理だけでなく、シフト管理もまとめて行うことができれば、正確性が高まる上、大幅な効率化も実現可能でしょう。
勤怠管理システムの選び方
勤怠管理システムを選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
操作性
まずチェックしたいのは、自社の従業員のITリテラシーに合うシステムかどうか。せっかく導入しても「使い方が分からない」という理由で敬遠されてしまっては意味がありません。無料お試し期間を提供している勤怠管理システムも多いので、積極的に利用して操作性を確認しましょう。
料金プラン
勤怠管理システムは、利用人数・規模によって料金が変動します。価格の安さだけに目を向けるのではなく、自社のニーズに合うプランが提供されているかをチェックしましょう。
サポート体制
勤怠管理システムは、全従業員がほとんど毎日利用する重要なツール。スムーズに運用できるよう、万が一のトラブルの際のサポート窓口の有無などを確認するとよいでしょう。
より詳しい選び方は、別記事「勤怠管理システムを徹底比較」で解説していますので、合わせてご覧ください。
まとめ:勤怠管理システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
勤怠管理システムを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。PRONIアイミツでは、さまざまな条件で勤怠管理システムを比較できます。指定の連携ツールや無料プランの有無など、あなたの会社に最適なサービスを機能ひとつから探すことが可能です。
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