名刺管理ソフトランキング
最新の名刺管理ソフト27件をランキング形式で一覧掲載(2024年11月21日時点のランキングを表示中)。名刺管理ソフトの料金や機能、特徴をまとめて比較することができます。画面左に設置された【検索機能】を活用すれば、「導入企業の規模」「導入業界の実績」「使いたい機能」「連携したいシステム」を絞り込んで条件に合ったサービスの人気ランキングを一覧で確認できます。また、画面下に表示される【比較表を作る】から最大6サービスの比較表を作成することも可能です。名刺情報の一元管理で営業力を強化しつつ、万全のセキュリティで第三者への情報漏えいを防ぐ名刺管理ソフトをお探しの企業は、ぜひご活用ください。
名刺管理ソフトとは
名刺管理ソフトとは、顧客の会社名・電話番号・住所・メールアドレスなどをデータ化し、社内で一元管理するためのソフトです。最近では専用のスキャナーがなくてもスマホで手軽に読み込めるものが多く、情報の閲覧・検索もモバイル端末から行うことができます。
個人や部署の垣根を越えて顧客情報を共有できるため、効率の良い営業活動が実現できるでしょう。また管理だけではなく、見込み顧客の獲得に繋がる機能も充実しており、ターゲットの選定、継続的アプローチなども効率よく行えます。
詳しくは「名刺管理ソフトとは?メリット・デメリットを徹底解説」をご覧ください。
名刺管理ソフトの選び方
名刺管理ソフトを選ぶポイントとして、まずはオンプレミス型かクラウド型かを検討しましょう。オンプレミス型は企業内にあるサーバーを利用するため「機密情報を取り扱っているので社外にサーバーを置けない……」という方におすすめ。一方クラウド型は、インターネット上のネットワークを通じて利用するため、ネット環境さえあれば場所を選ばすにアクセスできる点がメリットです。
そのほかデータ化のスピードと精度についても確認しておきましょう。当然ながらオペレーターによる手入力の場合、誤字を防ぎ精度の高いデータ化が可能ですが時間が必要です。
一方OCRを活用した製品であれば、瞬時にデータ化が可能です。多少の読み取り間違いが起きることが懸念されていますが、最近では高性能なAI技術を用いた製品も登場しているので検討してみてはいかがでしょうか。
さらに詳しく知りたい方は、名刺管理ソフトの選び方を解説している記事をご覧ください。
名刺管理ソフトの価格・料金相場
名刺管理ソフトは、月額料金制を採用しているものが多く見受けられます。課金形式は、アカウント数(利用人数)に応じた従量課金制やアカウント数無制限の固定月額制、毎月の基本料に従量課金を組み合わせたものなど、さまざまです。また月額料金のほかに、1枚ごとにスキャン料金が発生する製品もありますので、事前によく確認し導入することをおすすめします。
月額料金(従業課金型): 1,500円~3,000円程度/1アカウント
月額料金(月額固定型):2万5,000円~5万円程度
スキャン料金:10~20円/1枚
詳しくは「名刺管理ツールの平均費用と料金相場」をご覧ください。
名刺管理ソフトのメリット・デメリット
名刺管理ソフトのメリットは、外出先であっても必要な顧客情報を簡単に検索できることでしょう。分厚い名刺入れを持ち歩く必要がなくなり、大量の名刺の中から探しだす手間も削減できます。社内にいる事務担当者が、営業担当の代わりにデスクの中から名刺を探すといったことも無くなるでしょう。また、営業に付随するデータも一緒に登録することができるので、異動や退職で引継ぎが必要になった際にも役立ちます。
このようにさまざまなメリットがある名刺管理ソフトですが、導入後はどのような作業が発生するのか、メリットだけでなくデメリットも併せてご紹介します。
メリット
①データベース化されることにより登録・共有・検索が可能で効率化する
名刺は企業にとって大切な資産ともいえますが、これまでは従業員ごとの名刺管理が主流でした。しかし名刺管理ソフトを活用しデータベース化をすることで、社内全体で情報共有、スピーディーな検索が可能になります。営業活動の効率が飛躍的に向上するのではないでしょうか。
②名刺情報の活用により、アプローチの効率化や業務ミス軽減に繋がる
顧客情報を社内全体で活用すれば、営業活動において無駄のないアプローチが可能になります。過去に営業訪問に行った従業員や商談履歴、取り引き実績なども名刺管理ソフトに登録できるので、営業戦略を考える際の参考になるでしょう。また紙の名刺からメールアドレスを手打ちする必要がないので、顧客情報の誤登録リスクも軽減できます。
③外出先での利用が可能なため、利便性が向上
名刺管理ソフトを導入すれば、外出先でも必要な情報をすぐに検索できます。PCだけでなくモバイル端末から検索・閲覧が可能なため、大量の名刺を携帯するストレスから解放されるでしょう。また社内の事務担当に郵送などの依頼をする際も、名刺(住所)を直接渡す必要がなく、名刺管理ソフトのチャット機能を使ってシームレスに依頼できます。
④名刺の紛失リスクや離職者による連絡先損失を防ぐことが可能
名刺管理ソフトは、個人情報流出などセキュリティ事故への対策としても有効です。名刺の盗難や紛失で個人情報が流出した場合、自社の信用を損ねるだけにとどまらず、得意先へ多大なる迷惑をかけることになります。名刺管理ソフトで情報を読み取り後すぐに保管、原本は社外に持ち出さない運用を徹底することで、紛失リスクを最小限にすることが可能です。そうすることで離職者による連絡先損失も防ぐことができます。
デメリット
①導入する際に費用がかかる
最近では無料の名刺管理ソフトも多く登場していますが、名刺の数が膨大である場合やオペレーターによる入力補正機能を利用する際は、別途費用が発生することがあります。事前にお試し版を利用して、どの機能までは無料で利用できるのかなどを確認し、導入に踏み切りましょう。
②利用方法や運用ルールなどを設けなければ活用されない
名刺管理ソフトに限らず新しいシステムを導入した際は、社内での活用を浸透させることが重要です。その際に、利用方法や運用ルールなどを事前に決める必要があります。名刺情報をグループ化する場合は、企業、業種、役職など、どのようなカテゴリーで仕分けるのか、発注確度などの商談記録はどこまでメモを残すかなど、あらかじめ社内全体で決めておくと良いでしょう。
③名刺の情報をデータ化する際にスキャンやカメラでの撮影が必要で手間がかかる
名刺情報をデジタル化するにあたり、当然ながらスキャンや撮影の手間は発生してしまいます。1枚の読み込み時間は短くても束の名刺をまとめて処理する場合には、それなりの手間と時間を要することを念頭に置いておきましょう。現在は入力代行サポートなども提供されていますので、名刺管理ソフト導入時に併せて検討してみても良いかもしれません。
④現在使っている顧客情報管理システムやCRMソフトなどとの情報の重複や連携が難しい
CRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)などを既に利用している場合、名刺管理ソフトを導入してしまうと「どのシステムへ顧客情報を蓄積したらよいか迷う……」ということがあるかもしれません。また複数のシステムで情報が重複してしまうと何が最新の情報がわからなくなってしまうという懸念も。そういった状況を避けるために、既存システムと統合できるかどうかも事前に相談しましょう。
さらに詳しく知りたい方は、名刺管理ソフトのメリット・デメリットとは?選び方も解説!をご覧ください。
名刺管理ソフトの仕組みと使い方
使い方は、名刺に書かれている情報を専用のスキャンやスマホで読み込み文字認識(OCR)機能を活用することで瞬時にデータ化します。また文字認識機能だけでなく、専任のオペレーターがリアルタイムで入力内容を補正するサービスもあり、より正確性を求める方におすすめです。
名刺から読み込んだ顧客データは、SFAなどの営業システムと連携できるため、アクション履歴や見込み案件の管理が各段にしやすくなるでしょう。対面での名刺交換が困難な方のために、オンラインでの名刺交換サービスも提供されはじめています。自身のプロフィールをQRコードやURLで発行し、アクセスしてもらうことで名刺交換が簡単に完了。紙の名刺を紛失した場合は顧客から再度貰う手間が発生しますが、オンラインでの名刺交換の場合はそういった心配もありません。
名刺管理ソフトの機能
名刺管理ソフトは顧客データをデジタル化するだけでなく、顧客情報データベースとして活用できます。社名・住所などの情報をもとに同一人物の重複登録を自動で防いだり、タグ付け機能を使って担当部署や役割をわかりやすく表示させたり、社内の共通人脈機能を使うことで名刺を受け取った人を調べたりと、活用の幅が広がるでしょう。
ほかにも、変更があった人事異動情報の配信や顧客データベースに登録されている企業へのメルマガ一斉送信、アンケートの作成及び配信なども行えます。チャット機能を搭載するサービスもあるので、わざわざ他ツールに移動しなくても社内連絡が可能です。
名刺管理ソフトと個人情報保護法の関係
名刺などの個人情報は、営業活動に利用するためソフトウェア等でリスト化・データ化したり、フォルダなどで管理するだけでも個人情報データベースに該当し、個人情報保護法の対象になります。そのため、名刺管理ソフトなどセキュリティがしっかりとした管理方法をとると良いでしょう。
さらに詳しく知りたい方は、名刺管理ソフトは個人情報保護法に抵触しない?適切な運用方法とはをご覧ください。
エクセルでの名刺管理との違いや利点
エクセルでの名刺管理は、慣れ親しんだツールということもあり教育コストもかからず、項目も自由に設定できるというメリットがあります。しかし一方で、操作ログが残らない、複数人での同時編集ができない、ファイルの破損、外出先からアクセスができない、といったデメリットも多く抱えていました。そういった課題を一手に解消できるのが名刺管理ソフトと言えます。
名刺の情報共有だけにとどまらず、タグ(ラベル)の設定、登録企業へのメルマガ配信、社名や住所などの企業情報の更新、など豊富な機能を搭載しています。単なる情報の蓄積だけでなく、営業活動の効率化まで実現できる点が、エクセルの名刺管理と大きく異なる点と言えるでしょう。
名刺管理ソフトのシェア
リモートワークの普及により、近年オンライン商談やウェビナーを実施する企業が急増したことは言うまでもありません。それに伴い、名刺管理ソフトのシェア・市場も大きく拡大しました。また、株式会社シード・プランニングが2020年に実施した「法人向けの名刺管理サービスの市場動向調査」では、2022年頃には152億円もの市場になることが予想されています。
なかでも圧倒的シェアを獲得する「Sansan」は、名刺管理サービス市場をゼロから開拓し、2021年現在は数名規模から大手企業まで約7,000社に導入されています。ほかにも、サービス提供開始から約3年で約2,000社で活用される「Eight 企業向けプレミアム」も、社内のIT化を促進する第一歩として中小企業から厚い信頼を獲得。また他社の製品より導入しやすい価格帯を実現した「CAMCARD BUSINESS」も、1,000社もの企業に導入されています。