Salesforceと連携できる名刺管理ソフト8選!連携メリットも解説
「名刺管理ソフトのデータをSalesforceにうまく連携できない」「営業とマーケで顧客情報が分断されている」と悩む営業担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、名刺管理ソフトとSalesforce(セールスフォース)を連携するメリットを解説します。さらに、連携に適したおすすめのツールや、実際の活用事例までを詳しく紹介します。顧客情報の一元管理と営業効率の向上を目指す方は、ぜひご参考ください。
営業&マネジメント人材育成のプロ
高橋 研
早稲田大学大学院理工学研究科修了。新卒入社した株式会社ファンケルにおいて製品開発・マーケティング業務を経験。その後2社で営業職を経 …続きを見る
早稲田大学大学院理工学研究科修了。新卒入社した株式会社ファンケルにおいて製品開発・マーケティング業務を経験。その後2社で営業職を経験し2013年に株式会社アルヴァスデザインを創業。「人の可能性を拓き営業する/されるが楽しい世の中を実現する」をビジョンとして掲げながら人材開発事業を経営 株式会社アルヴァスデザイン 代表取締役CVO
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- Salesforceと名刺管理ソフトを連携するメリット
- 【比較表】Salesforceと連携できる名刺管理ソフト
- Salesforceと連携できる名刺管理ソフトおすすめ8選
- Salesforceと名刺管理ソフトを連携して成功した事例
- 名刺管理ソフトの選び方・比較ポイント
- まとめ:Salesforceでの名刺取り込みをスムーズにするなら名刺管理ソフトがおすすめ
- よくある質問
Salesforceと名刺管理ソフトを連携するメリット
名刺管理ソフトは、紙の名刺をアプリやスキャンを通じてデジタルデータとして保存し、検索や共有をしやすくするツールです。Salesforce(セールスフォース)と連携することで、名刺データを顧客管理や営業活動に活用できます。本章では、名刺管理ソフトとSalesforceを連携する5つの具体的なメリットについて解説します。
Salesforceと名刺管理ソフトの連携メリット
- 名刺データを自動登録し、入力作業を削減できる
- 名刺データを活用し、顧客情報を一元管理できる
- 見込み顧客を効率的にフォローアップできる
- 商談履歴と名刺情報を組み合わせ、提案を最適化できる
- 名刺データを活用し、精密なレポートを作成できる
名刺データを自動登録し、入力作業を削減できる
名刺管理ソフトとSalesforceを連携することで、スキャンした名刺データを自動的にSalesforceへ登録できます。営業担当者がデータを手入力する必要がなくなり、時間を大幅に節約するだけでなく手入力によるデータミスを防ぐことが可能です。また、入力作業が減ることで、営業活動や戦略立案に専念できる環境を整えます。
名刺データを活用し、顧客情報を一元管理できる
名刺管理ソフトからSalesforceに名刺情報を連携することで、顧客情報を一元管理でき、顧客ごとにどのようなニーズがあるかをすぐに確認できます。そうすることで、顧客との関係性を深める効率的なアプローチが可能になり、チーム間での情報共有もスムーズになります。
見込み顧客を効率的にフォローアップできる
名刺管理ソフトで収集したデータをSalesforceに取り込むことで、顧客へのフォローアップ業務を効率化します。例えばリマインダー機能を活用すると、フォロー漏れを防ぎ適切なタイミングでアプローチが可能です。顧客へ接触する頻度を適切に管理し、機会損失を最小限に抑える仕組みを整えます。
商談履歴と名刺情報を組み合わせ、提案を最適化できる
名刺情報とSalesforce内の商談履歴を組み合わせて活用することで、顧客のニーズに合わせた提案が可能になります。例えば、商談内容や顧客の反応を詳細に分析することで、最適なアプローチを検討できるため、提案の精度が向上します。データを戦略的に活用することで、商談の成功率が高まり、顧客からの信頼獲得にもつながるでしょう。
名刺データを活用し、精密なレポートを作成できる
Salesforceと名刺管理ソフトを連携させることで、顧客データや商談情報を一元的に分析し、精密なレポートを作成できます。このレポートを活用することで、特定の業界や地域ごとの営業活動の成果を詳細に把握し、戦略の見直しに役立てることが可能です。さらに、データを基にした的確な経営判断により、営業効率の向上や事業拡大への道筋を明確に描くことができます。
【比較表】Salesforceと連携できる名刺管理ソフト
ここからは実際に、Salesforceと連携できる名刺管理ソフトについて、初期費用と月額料金・登録可能枚数を比較します。以下の比較表をご覧ください。
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料金
月1,300円/ID
初期費用 100,000円 |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月2,178円
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月1,700円/ID
初期費用 0円
(他1プラン)
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料金
月3,000円/ID
初期費用 0円 |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
月775円
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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スキャナーでの名刺取り込み
スマホ写真撮影での名刺取り込み
OCR(文字認識)のデータ化
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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スキャナーでの名刺取り込み
スマホ写真撮影での名刺取り込み
OCR(文字認識)のデータ化
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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スキャナーでの名刺取り込み
スマホ写真撮影での名刺取り込み
OCR(文字認識)のデータ化
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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スキャナーでの名刺取り込み
スマホ写真撮影での名刺取り込み
OCR(文字認識)のデータ化
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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スキャナーでの名刺取り込み
スマホ写真撮影での名刺取り込み
OCR(文字認識)のデータ化
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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スキャナーでの名刺取り込み
スマホ写真撮影での名刺取り込み
OCR(文字認識)のデータ化
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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スキャナーでの名刺取り込み
スマホ写真撮影での名刺取り込み
OCR(文字認識)のデータ化
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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機能情報なし
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導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 1万社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 4,500社250万名以上 |
導入実績社数 4,000社超 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
スキャンした情報は、2段階チェックによりほぼ100%の精度でデジタル化が可能です。Salesforceの取引先や取引先責任者、リードを自動で登録・更新でき、レポートやダッシュボード機能を使った名刺データの集計やマッピングにも対応しています。
また、Salesforceと同一ID・パスワードで利用できるほか、ユーザー管理やメール配信、ダッシュボードなども統合されており、管理のしやすさも魅力の1つです。
専用スキャナまたはスマートフォンから名刺をスキャンするOCR処理とオペレーター入力の併用で99.9%の高い精度でのデータ化が可能です。帝国データバンクの企業情報や人物に関する属性情報もSansanが自動で付与するほか、Salesforce内にある企業・個人のデータの重複を解消し、情報を一元化します。
CRM機能も搭載しており、人事の情報や企業ニュースをいち早くキャッチすることも可能です。社内すべての名刺情報に対応するため、取引先への新たなアプローチのきっかけを得られるでしょう。
外部連携では、Salesforceのリードデータにインポートできるほか、Zoho CRMや筆まめonline、misocaにも対応しています。
Microsoft TeamsやSalesforceとの高い親和性を備え、ハイブリッドワークやフリーアドレス制にも対応。さらに、社外連絡先を登録するだけでSalesforce上の取引先や責任者情報が自動で更新されるため、営業活動での情報入力負担を軽減。情報の抜け漏れを防ぐことで、マーケティング施策やインサイドセールスの精度向上にも貢献します。導入企業5,000社以上、継続利用率98%超という実績がその有用性を裏付けています。
オンライン名刺交換機能も搭載しており、非対面での名刺交換が可能です。外部連携機能も充実しており、Salesforceのほか、Dynamics CRM、SugarCRMなどにも対応しています。
名寄せや一括更新、グルーピングなどの名刺管理機能に加え、人脈マップやメール一斉送信などの名刺情報の活用機能も搭載されており、営業活動の効率化に役立ちます。また、Salesforceとの連携オプションでは、最新の名刺情報を利用できるだけでなく、さまざまなシーンに合わせて機能をカスタマイズできます。
スマートフォンの専用アプリでは、ワンタッチでのメール送信や電話発信も可能です。使いやすさに加え、セキュリティ面でもSalesforceと同様の高い安全性を誇っているため、安心して利用できるツールと言えるでしょう。
オプションで導入支援サービスや訂正サービス、スキャンサービスも利用可能です。名刺100枚までは無料で利用できるため、「本格導入前に、社内での利用イメージを掴みたい」という方にぴったりでしょう。
名刺だけでなく、打ち合わせメモや営業資料などの情報をSalesforce内で完結できたため、ビジネスパーソンにとって非常に便利な仕組みでした。データは組織全体で閲覧でき、情報共有の円滑化にも役立っていました。
※なお、2023年10月より「Evernote for Salesforce」との公式連携は終了しています。
各サービスは、料金や登録枚数、導入のしやすさに大きな差があります。SansanやCAMCARDは無制限登録に対応し、大規模利用向け。SmartViscaやメイシーは明確な料金設定で中小企業に適しています。無料プランのあるサービスも試しやすく魅力的です。
Salesforceと連携できる名刺管理ソフトおすすめ8選
ここからは、Salesforceと連携ができる名刺管理ツールを詳しくご紹介します。それぞれの特徴を紹介しているので、比較表と合わせてご覧ください。
- SmartVisca
- Sansan
- メイシー
- PHONE APPLI PEOPLE
- CAMCARD BUSINESS
- アルテマブルー
- 名刺ファイリングCLOUD
- Evernote Teams
SmartViscaは、株式会社サンブリッジが提供する名刺管理ソフトです。Salesforce一体型の名刺管理ツールとして人気を集めており、大手企業にも多数導入されています。
スキャンした情報は、2段階チェックによりほぼ100%の精度でデジタル化が可能です。Salesforceの取引先や取引先責任者、リードを自動で登録・更新でき、レポートやダッシュボード機能を使った名刺データの集計やマッピングにも対応しています。
また、Salesforceと同一ID・パスワードで利用できるほか、ユーザー管理やメール配信、ダッシュボードなども統合されており、管理のしやすさも魅力の1つです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Sansanは、Sansan株式会社が提供する名刺管理ソフト。10,000社以上の豊富な導入実績があります。
専用スキャナまたはスマートフォンから名刺をスキャンするOCR処理とオペレーター入力の併用で99.9%の高い精度でのデータ化が可能です。帝国データバンクの企業情報や人物に関する属性情報もSansanが自動で付与するほか、Salesforce内にある企業・個人のデータの重複を解消し、情報を一元化します。
CRM機能も搭載しており、人事の情報や企業ニュースをいち早くキャッチすることも可能です。社内すべての名刺情報に対応するため、取引先への新たなアプローチのきっかけを得られるでしょう。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
メイシーは、株式会社もぐらが提供する名刺管理ツールです。東京大学やスマレジ、講談社など多くの有名企業・団体も利用しており、シンプルな機能と豊富な連携機能が魅力です。名刺を郵送するだけでデータ化してくれる手軽さも特長で、500枚程度なら2、3日で反映されます。CSVでのインポートや自身でのデータ入力も可能です。
外部連携では、Salesforceのリードデータにインポートできるほか、Zoho CRMや筆まめonline、misocaにも対応しています。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
PHONE APPLI PEOPLEは、株式会社Phone Appli提供の、名刺管理やWeb電話帳、スキルの可視化、居場所表示などを統合したクラウド型名刺管理ソフトです。社員の顔写真や趣味といった詳細なプロフィール情報を一元管理でき、スムーズな社内外連携を支援します。
Microsoft TeamsやSalesforceとの高い親和性を備え、ハイブリッドワークやフリーアドレス制にも対応。さらに、社外連絡先を登録するだけでSalesforce上の取引先や責任者情報が自動で更新されるため、営業活動での情報入力負担を軽減。情報の抜け漏れを防ぐことで、マーケティング施策やインサイドセールスの精度向上にも貢献します。導入企業5,000社以上、継続利用率98%超という実績がその有用性を裏付けています。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
「CAMCARD Business」は、キングソフト株式会社が提供する名刺管理ソフトです。法人向けの多彩な機能に定評があり、大手企業でも導入されています。わずか5秒で鮮明にデータ化する世界最高クラスのOCR機能が大きな特徴です。スマートフォンからの読み取りにも対応しているため、外出先でもすぐに情報を登録できます。
オンライン名刺交換機能も搭載しており、非対面での名刺交換が可能です。外部連携機能も充実しており、Salesforceのほか、Dynamics CRM、SugarCRMなどにも対応しています。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
アルテマブルー
「アルテマブルー」は、キヤノンエスキースシステム株式会社が提供する名刺管理ソフトです。使いやすさと営業支援機能が充実している点が大きな特徴です。
名寄せや一括更新、グルーピングなどの名刺管理機能に加え、人脈マップやメール一斉送信などの名刺情報の活用機能も搭載されており、営業活動の効率化に役立ちます。また、Salesforceとの連携オプションでは、最新の名刺情報を利用できるだけでなく、さまざまなシーンに合わせて機能をカスタマイズできます。
主な機能
「名刺ファイリングCLOUD」は、株式会社NTTデータが提供する名刺管理ソフトです。Salesforceのプラットフォーム上で名刺情報の一元管理が可能で、名前や会社名だけでなく、人脈や訪問状況も簡単に確認できます。
スマートフォンの専用アプリでは、ワンタッチでのメール送信や電話発信も可能です。使いやすさに加え、セキュリティ面でもSalesforceと同様の高い安全性を誇っているため、安心して利用できるツールと言えるでしょう。
オプションで導入支援サービスや訂正サービス、スキャンサービスも利用可能です。名刺100枚までは無料で利用できるため、「本格導入前に、社内での利用イメージを掴みたい」という方にぴったりでしょう。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Evernote Teams
Evernote Teamsは、Bending Spoons社が提供するツールです。多様な活用方法と豊富な連携機能を持ち、個人だけでなく法人でも広く活用されています。過去にはSalesforceと連携し、書いたノートが自動的にEvernoteとSalesforceに同期され、両方で検索できる機能も提供されていました。
名刺だけでなく、打ち合わせメモや営業資料などの情報をSalesforce内で完結できたため、ビジネスパーソンにとって非常に便利な仕組みでした。データは組織全体で閲覧でき、情報共有の円滑化にも役立っていました。
※なお、2023年10月より「Evernote for Salesforce」との公式連携は終了しています。
Salesforceと連携できる名刺管理ソフトの導入を検討している方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った名刺管理ツール(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
Salesforceと名刺管理ソフトを連携して成功した事例
Salesforce(セールスフォース)と名刺管理ソフトを連携することで、営業活動の効率化や情報共有の精度向上を実現した企業が増えています。ここでは、実際の導入事例を通じて、どのような課題が解決され、どのような成果につながったのかを紹介します。
事例①展示会名刺の即時活用で、商談化率が大幅に向上
自動翻訳サービスを展開する企業が、名刺管理ソフト「SmartVisca」とSalesforceを連携した事例を紹介します。この企業は、展示会で月に2,000〜3,000枚以上の名刺を獲得していましたが、OCR読み取り後に手作業で修正・登録する負担が大きく、対応が遅れて商談化のチャンスを逃すことが課題でした。
CRMをSalesforceに切り替えた後も、外注で名刺をデジタル化していましたが、作業完了までに約1週間を要し、見込客の関心が薄れる時期のアプローチになってしまっていたのです。
そこでSmartViscaを導入。名刺をスキャンするだけで、1営業日以内に正確な情報がSalesforceへ自動連携されるため、社内の工数はほぼゼロに。展示会直後にフォローが可能となり、商談につながりやすくなりました。また、表記ゆれの補正やデータ精度の高さにより、分析や施策立案の信頼性も向上したということです。
事例②名刺管理を効率化し、営業・マーケティング活動に変化
イベントソリューションやIT支援事業を展開する企業が、名刺管理ソフト「PHONE APPLI PEOPLE for Salesforce」とSalesforceを連携した事例を紹介します。この企業は、以前は展示会などで1日に100〜200枚の名刺を交換することもありましたが、名刺情報のSalesforce登録は手入力で、作業の負担や登録漏れが課題でした。また、社員ごとに管理方法が異なり、取引先情報の重複や抜けも発生。共有や履歴の把握が困難な状況でした。
そこで同社は、Salesforceと直接連携し、名刺情報を正確かつ迅速に取り込めるPHONE APPLI PEOPLEを導入。スキャナーから数クリックで一括登録でき、入力の手間が大幅に削減。紙名刺の保管も不要になりました。
導入後は取引先の部署・役職まで正確に登録され、キーパーソンの把握や営業履歴の確認がしやすくなったということです。Salesforce上に正確なデータが蓄積されることで、顧客セグメント別のメールマーケティングも可能となり、営業・マーケティング活動に広がりが生またそうです。
名刺管理ソフトの選び方・比較ポイント
Salesforceと連携できる名刺管理ソフトを選ぶ際、どのような点に注意すれば良いでしょうか。選び方や比較ポイントを詳しく解説します。
Salesforceと連携できる名刺管理ソフトの選び方
- 導入形態(クラウド型かオンプレミス型)で選ぶ
- 課題を解決できる機能を搭載しているかで選ぶ
- データ取り込みの手軽さ・精度の高さで選ぶ
- 費用対効果の高いサービスを選ぶ
- 導入実績数・業界シェアで選ぶ
- 自社ツールとデータ連携できる名刺管理ソフトを選ぶ
導入形態(クラウド型かオンプレミス型)で選ぶ
名刺管理ソフトの導入形態は、クラウド型とオンプレミス型の2種類あります。クラウド型はインターネット上のサーバーに名刺データを保管するタイプで、提供会社側でシステムを用意されています。
クラウド型製品の多くは従量課金制を採用し、月額料金を支払いながら利用できます。自社でシステムを構築しない分、初期費用を安く抑えられるものの、利用を続ける限りランニングコストは発生します。
一方、オンプレミス型は自社内にサーバーを設置してデータ管理を行うタイプ。システム構築を自社で行うため初期費用は高額の傾向で、導入までに時間がかかります。
オンプレミス型のメリットは、セキュリティ基準を自社で決められる点と、自社仕様にシステムをカスタマイズできる点が挙げられます。
課題を解決できる機能を搭載しているかで選ぶ
名刺管理において、抱えている課題が異なれば、適したツールも異なります。例えば、アナログからデジタルへの名刺管理の移行が目的であれば、検索機能の充実度やデータ化の正確性を重視するのが良いでしょう。一方、名刺情報の共有や営業活動の促進を目指す場合は、外部SFA/CRMとの連携機能、顧客データベースの構築、メール配信機能などを搭載したソフトが適しています。
また、名刺管理ソフトの対応規模(法人向け・個人向け)や対応言語はサービスごとに異なるため、自社の規模や利用する外国語に対応しているかを必ず確認しましょう。導入前に自社の課題を明確にすることで、過不足のない最適な名刺管理ソフトを選ぶことができます。
データ取り込みの手軽さ・精度の高さで選ぶ
名刺をスキャンする方法はサービスごとに異なるため、スマートフォンでスキャンできるのか、スキャナが必要なのかを確認しておきましょう。また、スキャンの精度にもサービスごとに差があります。スキャンしたデータを目視確認しなければならない場合、名刺管理ソフトを導入した意味が薄れてしまいます。そのため、精度の高い名刺管理ソフトを導入することが重要です。
特に高い精度を求める場合は、オペレーター入力サービスを提供している名刺管理ソフトがおすすめです。このサービスはオプション扱いで追加料金が発生することが多いですが、間違いを減らしてスピーディーにデータ化したい場合には検討する価値があります。
費用対効果の高いサービスを選ぶ
名刺管理ソフトを導入する際は、料金相場を把握した上でサービスを選定することで、自社にとって適正価格の名刺管理ソフトを導入できるようになります。
| 費目 | 相場 |
|---|---|
| 月額料金(従量課金型、クラウド) | 1,500円~3,000円/アカウント |
| 月額料金(月額固定型、クラウド) | 2万5,000円~5万円 |
| スキャン料金(クラウド) | 10円~20円/枚 |
また、上記以外にも追加費用が発生するサービスがあるため、事前に確認しておくことが重要です。例えば、名刺情報を取り込む機器のレンタル費用や、オペレーターによる手入力で名刺をデータ化する費用などが考えられます。
営業&マネジメント人材育成のプロ
高橋 研のコメント
導入実績数・業界シェアで選ぶ
名刺管理ソフトは、導入実績や業界でのシェア数も選ぶ基準の一つ。導入実績が豊富なソフトは、ユーザーの多様なニーズに応えられる可能性が高く、信頼できる判断材料です。
また、シェアの高いソフトは機能の定期的なアップデートや充実したサポートが期待できるでしょう。さらに、利用者数の多い製品はノウハウの蓄積が進んでおり、ユーザー間の情報共有が活発なため、業務改善に役立つアイデアを得られることも。
自社ツールとデータ連携できる名刺管理ソフトを選ぶ
名刺管理ソフトを選ぶ際、自社で利用中のツールとデータ連携が可能かも確認しましょう。例えばCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)、メール配信ツールなどと連携可能なソフトは、名刺情報を活用しながら営業活動や顧客フォローの効率化を実現します。
さらに、名刺データが自動的に他システムと同期される機能があれば、手作業による入力ミスやデータの重複を防止可能です。他にもAPI連携できる名刺管理ソフトはカスタマイズ性が高いため、自社の業務プロセスに合う柔軟な運用を実現できます。
まとめ:Salesforceでの名刺取り込みをスムーズにするなら名刺管理ソフトがおすすめ
本記事では、Salesforce(セールスフォース)と連携できる名刺管理ソフトの紹介とともに、名刺管理ソフトの導入メリットや選び方について解説しました。名刺管理ソフトの利用頻度や活用方法は会社ごとに異なります。必要な機能や適した料金体系もそれぞれ異なるため、まずは自社でどのように活用したいかを整理した上で名刺管理ソフトを選定しましょう。
PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った名刺管理ソフト(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
名刺管理ソフトについてよくある質問に回答します。
名刺管理ソフトとは?
名刺管理ソフトとは、名刺をデジタル化して管理するシステムです。個人向け・法人向けなどさまざまなサービスが提供されており、社内での情報共有や名刺の一元管理ができるほか、外部システムと連携させることで顧客情報のソースとしても活用できます。
名刺の読み取りにはスマートフォンやスキャナー、複合機などが用いられ、OCRによる文字認識やオペレーターによる入力などデータの取り込み方法や精度もシステムによって異なります。価格にも差がありますので、利用頻度や目的を踏まえた上で自社に適した名刺管理ツールを選びましょう。
Scan to salesforceはいつサービス終了しましたか?
Scan to Salesforceは、Sansan株式会社が提供していたツールで、名刺情報を簡単にSalesforceに取り込める無料サービスです。しかし、2024年5月31日をもって提供が終了しました。
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探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!
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高橋 研
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高橋 研のコメント