【2025年最新】Googleアプリと連携できる名刺管理ソフト4選
名刺交換の機会が多い営業担当にとって、「名刺をもらったけれど、その後活用できていない」という悩みはつきもの。特に、GmailやGoogleカレンダー、スプレッドシートなどGoogleアプリを日常的に使っている方にとって、名刺管理ソフトとの連携で業務効率が大きく変わります。連絡先への自動登録、Gmailでの宛先補完、カレンダーへの予定作成、さらにはスプレッドシートでのデータ一覧・分析まで対応できるツールなら、名刺がそのまま“使える顧客データ”に早変わり。
本記事では、Googleアプリと連携できる名刺管理ソフトのメリットやおすすめツール4選を比較表付きで紹介し、選び方のポイントも詳しく解説します。 Google環境で名刺管理をもっと活用したい方は、ぜひ参考にしてください。
- 名刺管理ソフトとgoogleアプリを連携するメリット
- 【比較表】Googleアプリと連携できる名刺管理ソフト
- 【格安】Googleアプリと連携できる名刺管理ソフト2選
- 【人気】Googleアプリと連携できる名刺管理ソフト2選
- 名刺管理ソフトの選び方・比較ポイント
- まとめ:Googleアプリ連携で名刺管理の効率と活用度を大幅アップ
- よくある質問
名刺管理ソフトとgoogleアプリを連携するメリット

名刺管理ソフトとは、紙の名刺をスキャンしてデータ化し、情報を整理・共有・活用できるツールです。従来の「もらって終わり」の名刺管理から脱却し、営業活動や顧客対応の質を高めるために導入する企業が増えています。 中でも、GmailやGoogleカレンダー、Google連絡先、スプレッドシートといったGoogleアプリと連携できる名刺管理ソフトを活用すれば、日常業務との親和性が高まり、情報活用のスピードと精度が格段に向上します。ここでは、Googleアプリと連携することで得られる具体的なメリットを解説します。
- 名刺をスキャンするだけでGoogle連絡先に自動登録される
- Gmailでメール送信時に名刺相手の宛先が自動補完される
- Googleカレンダーで名刺交換相手との予定をスムーズに設定できる
- 名刺情報をGoogleスプレッドシートで共有・管理できる
- 顧客接点を社内で見える化でき、引き継ぎもスムーズに
名刺をスキャンするだけでGoogle連絡先に自動登録される
名刺管理ソフトを活用すれば、名刺の撮影・スキャンだけで、氏名・会社名・メールアドレス・電話番号といった基本情報が自動的にGoogle連絡先へ登録されます。登録された連絡先は、スマートフォンやPCの連絡先アプリに即時反映され、取引先への連絡もスムーズに行えます。手動での入力作業が不要になることで、入力ミスや漏れも防止でき、業務の正確性と効率が向上します。
Gmailでメール送信時に名刺相手の宛先が自動補完される
Google連絡先に登録された情報は、Gmail上での宛先入力にも連動します。会社名や名前の一部を入力するだけで候補が自動補完されるため、相手の名前を完全に記憶していなくても、必要な連絡先を即座に呼び出すことが可能です。営業メールやフォローアップ、お礼のメールなども、タイミングを逃さず送信できるようになります。
Googleカレンダーで名刺交換相手との予定をスムーズに設定できる
Googleカレンダーと名刺情報が連携していれば、名刺交換した相手をそのまま予定の招待先として追加できます。連絡先を都度検索する手間がなく、商談や打ち合わせのスケジュール設定がスムーズに進みます。相手の会社名や氏名も自動表示されるため、入力ミスや招待先の誤りを防げます。
名刺情報をGoogleスプレッドシートで共有・管理できる
名刺データをGoogleスプレッドシートに出力すれば、表形式での一元管理が可能に。チーム内での情報共有はもちろん、担当者別・業種別といったフィルタによる分類や分析にも対応します。さらに、MAツールやCRMなどの他ツールとの連携にも活用でき、顧客情報の運用をより戦略的に行えます。
顧客接点を社内で見える化でき、引き継ぎもスムーズに
名刺情報をGoogleアプリと連携することで、誰がどの顧客と接点を持っているかが社内で可視化されます。Google連絡先やスプレッドシートを通じた共有により、担当者の異動・退職時の引き継ぎも円滑に。顧客情報を“個人に閉じたデータ”ではなく“組織の資産”として活用できる体制が整います。
【比較表】Googleアプリと連携できる名刺管理ソフト
まずはご紹介するGoogleアプリと連携できる名刺管理サービスでおすすめのサービスを、月額料金や初期費用、オプションをまとめてみました。
名刺管理ソフト | 料金 | オプションなど |
---|---|---|
myBridge | 初期費用:無料 月額料金:無料〜 |
名刺共有機能無制限は月990円〜/ユーザー |
サテライトオフィス・名刺管理機能 for クラウド | 初期費用:無料 月額料金:200円/ユーザー |
・名刺1万枚保存まで無料 ・追加オプション:5,000枚保存あたり月額2,500円 |
Sansan | 初期費用:要問合わせ 月額料金:要問合わせ |
データ連携ソリューションなどのオプションあり |
CAMCARD BUSINESS | 初期費用:要問合わせ 月額料金:1,700円~(税抜)/ID※最低5IDから契約可 |
・人工補正枚数追加3,000円/100枚 ・API連携月額5,000円 |
次の章で、各種サービスについて詳しく解説します。
【格安】Googleアプリと連携できる名刺管理ソフト2選
まずは、Googleアプリと連携できる格安な名刺管理ソフトを詳しくご紹介します。
- myBridge
- サテライトオフィス・名刺管理機能 for クラウド

-
料金
月990円/1人 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
1人
myBridgeは、東京都新宿区に本社を構えるLINE株式会社が提供する名刺管理ソフトです。スマートフォンでの名刺管理に特化したシンプルなサービスで、無料で始められる点が大きな特長です。
スマートフォンで名刺を撮影するだけで、名刺情報を自動で正確にデータ化できます。取り込んだ連絡先はGoogleコンタクトやスマートフォンのアドレス帳に保存できるため、日常のビジネスコミュニケーションにも活用しやすくなっています。また、LINEアプリとの連携にも対応しており、名刺情報をLINEトーク上でスムーズに共有することも可能です。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
- 名刺情報へのタグ付け機能
-
名刺写真からの変換が自動で簡単なところが良い。検索も企業別、五十音順と切り替えが簡単で実務上の利便性が良い。
-
シンプルなインターフェースであるため、PCの扱いに不慣れな社員や若手の社員など、誰にでも触れさせることができるソフトだと思う。
サテライトオフィス・名刺管理機能 for クラウド
「サテライトオフィス・名刺管理機能 for クラウド」は、東京都江東区に本社を置くサテライトオフィスが提供している名刺管理サービス。1ユーザーあたり月額100円から利用できるというリーズナブルな価格が魅力です。追加料金なしで、名刺1000枚までのスキャンと5000枚までの保存が可能。枚数がオーバーする場合は追加料金を支払うことで利用できます。他CRMシステムにスキャン済みのデータをエクスポートしておけば、格安料金で利用を続けることが可能です。
Googleマップとの連携機能が搭載されており、名刺一覧を地図上に表示できます。この機能を活用すれば、営業活動もぐんと効率化されるのではないでしょうか。
また、新しい機能が続々と追加され、進化し続けているのも魅力的なポイント。現在は、追加機能として訪問履歴などのアクション情報を開発中です。
設立年 | 1998年 |
従業員数 | 30-99人 |
会社所在地 | 東京都江東区東陽4-3-1 東陽町信栄ビル4階 |
電話番号 | 050-5835-0396 |
サテライトオフィス・名刺管理機能 for クラウドの詳細情報を見る
Googleアプリと連携できる名刺管理サービスのうち、格安で利用できるものをご紹介しました。
ここまでにご紹介した名刺管理サービスは、「必要最低限の機能で十分なので、とにかく費用を抑えたい」という方にぴったりです。「豊富な機能を使いこなしたい」という方は、次にご紹介するサービスも併せてご検討されることをおすすめします。
【人気】Googleアプリと連携できる名刺管理ソフト2選
続いて、Googleアプリと連携できる人気の名刺管理ソフトをご紹介します。
- Sansan
- CAMCARD BUSINESS

-
料金
要問合せ -
初期費用
要問合せ
-
最低利用期間
要問合せ
-
最低利用人数
要問合せ
Sansan株式会社が提供するSansanは、国内トップシェアを誇る実力派の名刺管理ソフトです。企業規模や業種を問わずに活用されており、民間企業だけでなく、官公庁などの公的機関でも導入されています。
AI+手入力によって、ほぼ100%の精度で名刺情報をデータ化することが可能。また、名刺管理機能のほかにCRM(顧客管理)機能が充実しているのもポイントです。
相手とのコンタクト情報を名刺に紐付けることができるうえ、コンタクト情報はGoogleカレンダーと連携できるため、営業活動に大いに役立つでしょう。
Open APIやプラグイン、CSV出力機能などを利用してさまざまな外部サービスと連携できます。業務効率化を一気に推進したい方にもおすすめの名刺管理ソフトです。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- 名刺情報の反社チェック機能
-
オンラインでも、URLの交換だけで名刺交換ができ、またSNS的な使い方もできることがメリットと考えます
-
業者ごとの仕訳がしやすく、細かい情報まで一括管理管理できる。必要な情報がいつでもどこからでも引き出せるので便利。

-
料金
月1,700円/ID -
初期費用
0円
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
5ID
CAMCARD は、INTSIG Information Corporationが提供する、全世界で1.1億人以上が活用している名刺管理ソフトです。CAMCARD BUSINESSは、CAMCARDの法人向けソリューションで、日本ではキングソフト株式会社がサービスを運営しています。
日本語だけでなく、英語・中国語を含めた17言語に対応しており、海外拠点を持つ企業にもぴったり。世界最高クラスの画像補正・OCR機能で、スピーディーかつ正確なデータ化を叶えます。
さらに、Googleコンタクトとの連携も可能。連携すれば、登録した名刺の連絡先がGoogleコンタクトに自動登録されます。電話着信時には発信者が表示されるため、対応の判断もしやすくなるでしょう。Gmailでは最初から宛先のオートコンプリート機能が利用できるなど、普段の業務がより便利になります。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- オフライン利用
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
-
スキャン精度が良い。デバイスとの連携が簡単で、説明もしやすく、余計なオプションがない。バージョンアップが簡単で誰でも使いやすい。
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メモが出来るので挨拶時のエピソードを記録できる。次に会った時などに遡って会話するなど、とても便利。
名刺管理ソフトの選び方・比較ポイント
最後に、名刺管理ソフトを選ぶ際に注目したいポイントについて解説します。Googleとの連携機能はもちろん重要ですが、それ以外にも比較・検討すべき点があります。
- 必要な機能で選ぶ
- 導入形態(クラウド型/オンプレミス型)で選ぶ
- データ化のスピードと精度で選ぶ
- 費用対効果の高いサービスを選ぶ
- 導入実績数・業界シェアで選ぶ
- 自社ツールとデータ連携できる名刺管理ソフトを選ぶ
必要な機能で選ぶ
名刺管理における課題は企業によって異なるため、まずは自社のニーズを明確にしましょう。例えば「紙の名刺をデジタル化したい」場合には、データ化の精度や検索機能の充実度が重要です。企業名・氏名・交換日などの条件で素早く検索できる機能があると便利です。
一方、「名刺情報を社内で共有・活用したい」場合には、SFA/CRMとの連携機能や人脈管理機能のあるソフトが適しています。商談履歴を共有できるため、別の社員が同一クライアントに重複接触するリスクも減らせます。
導入形態(クラウド型/オンプレミス型)で選ぶ
名刺管理ソフトは「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。クラウド型は、インターネット上のサーバーにデータを保管し、システムの運用管理も提供会社が行います。自社でサーバーを構築しないため初期費用を抑えやすく、すぐに導入できる点が魅力ですが、利用中は継続的にランニングコストが発生します。
一方のオンプレミス型は、自社内にサーバーを設置し、システムも自社構築。初期費用や導入期間はかかりますが、セキュリティ基準を自社で設定でき、カスタマイズ性にも優れています。
データ化のスピードと精度で選ぶ
名刺のスキャン方法はサービスによって異なります。スマホで手軽にスキャンできるものや、スキャナが必要なものもあるため、運用環境に合った方法かどうかを確認しましょう。また、スキャン精度にも差があり、数十枚〜数百枚単位で名刺交換がある企業では、高精度なデータ化機能が重要になります。 ミスを抑えて迅速にデータ化したい場合は、オペレーターによる手入力に対応したサービスもおすすめです。オプションで追加費用がかかることもありますが、作業負担の軽減につながります。
費用対効果の高いサービスを選ぶ
導入には一定のコストがかかりますが、名刺の取り扱い枚数が多い企業ほど費用対効果は高まります。一方で、管理する枚数が少ない場合は導入を見送る選択も現実的です。
費目 | 相場 |
---|---|
月額料金(従量課金型、クラウド) | 1,500円~3,000円/アカウント |
月額料金(月額固定型、クラウド) | 2万5,000円~5万円 |
スキャン料金(クラウド) | 10円~20円/枚 |
初期費用(オンプレミス) | 数百万円 |
サービスによっては、オペレーター入力やスキャナ機器のレンタルなどで追加料金が発生することもあるため、基本プランだけでなく、総費用を見積もって判断することが重要です。
導入実績数・業界シェアで選ぶ
信頼性のある名刺管理ソフトを選ぶには、導入実績や業界シェアも重要な判断材料です。多くの企業に選ばれている製品は、機能のアップデートやサポート体制が整っていることが多く、初めての導入でも安心。また、ユーザー間の情報交換が活発なケースもあり、運用改善に役立つ知見が得られる可能性もあります。
自社ツールとの連携で選ぶ
名刺管理ソフトは、既存のCRMやSFA、メール配信ツールとの連携機能があると、営業やマーケティングの効率化につながります。連携により、名刺情報を顧客管理やアプローチに活かせるだけでなく、手入力ミスや重複登録の防止にも効果的です。 また、API連携が可能なソフトであれば、より柔軟に自社の業務プロセスに合わせた運用が可能になります。
まとめ:Googleアプリ連携で名刺管理の効率と活用度を大幅アップ
名刺管理ソフトをGoogleアプリと連携させることで、名刺情報の登録・共有・活用までを一気に効率化できます。Google連絡先やGmail、カレンダー、スプレッドシートなど日常的に使うツールと連携しておけば、営業活動や社内コミュニケーションの質が大きく向上します。
本記事で紹介したように、格安で導入できるサービスから人気の定番ツールまで、Google連携に対応した名刺管理ソフトは複数あります。自社の業務スタイルや活用目的に合ったツールを選ぶことで、名刺が単なる情報ではなく、“使える顧客資産”になります。Googleを活用している方こそ、名刺管理ソフトの導入・見直しをこの機会にぜひ検討してみてください。
とはいえ、名刺管理ソフトは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、名刺管理ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
名刺管理ソフトについて、よくある質問に回答します。
名刺管理ソフトとは
名刺管理ソフトとは、紙の名刺をスキャン・撮影してデジタル化し、効率的に保管・検索・共有できるツール。スマートフォンやPCからアクセスできるクラウド型のサービスが主流で、営業活動や人脈管理、顧客フォローの効率化に役立ちます。
名刺情報はOCR(文字認識)やオペレーター入力によりデータ化され、企業名や氏名、役職などの情報で素早く検索可能です。また、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)と連携できるソフトも多く、名刺をただの連絡先ではなく営業資産として活用できる点が特徴です。個人利用向けの無料アプリから、法人向けの高機能な有料サービスまで幅広く展開されています。
Google Keepは名刺管理ソフトの代わりになる?
Google Keepは、メモやチェックリストを手軽に作成・共有できるGoogleの無料サービスです。写真や音声も保存できるため、名刺をスマートフォンで撮影し、メモとして管理するのも可能です。
しかし、Google Keepは名刺情報の文字認識や自動データ化、検索条件の絞り込み、人脈管理、他ツールとの連携といった名刺管理ソフト特有の機能は備えていません。そのため、簡易的に「名刺画像を記録する」用途には使えますが、本格的に名刺をデータベース化し、営業活動や顧客対応に活かすには不十分。名刺の数が少なく、情報の整理も簡易で問題ない場合にはKeepで代用可能ですが、名刺が多い、共有や検索の効率を重視したい企業には、専用の名刺管理ソフトがおすすめです。
無料の名刺管理アプリは?
Eight、Wantedly People、myBridge、名刺ファイリングCLOUDは、いずれもiOS・Androidの両方に対応したアプリ版が提供されており、スマートフォンで利用可能です。また、法人向け名刺管理ソフト「CAMCARD BUSINESS」の個人向けバージョンである「CAMCARD」もiPhoneアプリとして無料で利用できます。そのほかの無料サービスについては、関連記事「無料の名刺管理ソフト」で詳しく解説しています。
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