スタートアップ・ベンチャー企業向けのCRMおすすめ9選
「リード獲得は順調でも案件管理が追いつかない」「今のフェーズに合うCRMを導入したいが、将来の成長も考えたい」スタートアップやベンチャーでは、営業や顧客対応の体制が短期間で変わるため、柔軟に使えるCRMが欠かせません。
本記事では、スタートアップ・ベンチャー企業に導入実績のあるCRMを比較し、選び方や特徴を解説します。事業の成長に合わせて活用できるCRMを見つけたい担当者は、ぜひ参考にしてください。
- スタートアップ・ベンチャーにCRMが必要な理由
- スタートアップでCRMを導入するメリット
- スタートアップでCRMを導入するデメリット
- 【比較表】スタートアップ・ベンチャーへ導入実績があるCRM
- スタートアップ・ベンチャー向けのCRMおすすめ6選
- 【無料あり】スタートアップ・ベンチャー向けのCRMおすすめ3選
- スタートアップ企業におけるCRMの選び方
- まとめ:成長に合わせたCRM選びでベンチャー企業のビジネスを加速させよう
スタートアップ・ベンチャーにCRMが必要な理由
急成長を求められるスタートアップやベンチャー企業では、限られた人員の中で成果を最大化するために、業務の効率化と仕組み化が欠かせません。営業や顧客対応が属人化したままでは、成果の再現性が保てず、成長スピードにも影響が出ます。CRMを活用すれば、顧客データの一元管理や対応状況の可視化ができ、少人数体制でも継続的に成果を積み上げられる環境を構築できます。
スタートアップが抱える主な課題
スタートアップの多くは、営業・マーケティング・サポートなど多くの業務を少人数で兼任しています。情報共有が遅れたり、顧客対応が担当者任せになったりすることで、営業機会の損失や対応品質のばらつきが生まれやすい点が課題です。また、顧客数の増加とともにエクセル管理では限界が訪れ、ツール導入後も最適化が進まないケースもあります。
朝日広告社の調査でも、中小企業・スタートアップの約4割が「新規顧客獲得」を課題として挙げる一方で、「顧客管理・育成」「顧客理解」も上位に入っています。成長フェーズの企業ほど顧客データ活用の重要性が増しており、効率的に関係構築を行うための仕組みが求められていると言えます。
このような背景を踏まえ、スタートアップ企業が成長に対応しつつ、属人化や業務効率の低下を防ぐためには、CRMの導入・活用が極めて重要だといえます。
CRMとは
CRM(Customer Relationship Management)は、顧客との関係を長期的に維持・強化するための仕組みやツールです。顧客情報の一元管理、対応履歴や購買履歴の蓄積、営業活動の可視化、見積・請求書の作成、問い合わせ管理などをまとめて行えるため、顧客接点を整理しながら運用できます。
スタートアップでは営業やサポートが属人化しやすい傾向があり、CRMを導入すれば顧客情報をチームで共有でき、誰が対応しても一定の品質を保ちやすくなります。蓄積したデータを活用して施策の効果検証や改善につなげられる点も大きな強みです。
現在はクラウド型CRMが主流で、スマートフォンから操作できる製品も増えています。初期投資を抑えつつ少人数でも運用しやすいため、成長フェーズのスタートアップにとって、業務効率化と再現性のある営業体制を築く基盤となるツールです。
スタートアップでCRMを導入するメリット
スタートアップは限られた人員・リソースの中でスピード感ある意思決定と業務遂行が求められます。CRMを導入することは、業務の効率化にとどまらず、再現性ある営業体制や事業の拡大に対応できる仕組みづくりにもつながります。
スタートアップ・ベンチャーのCRM導入メリット4つ
- 業務属人化を防ぎ、再現性ある営業体制を構築できる
- 組織の柔軟性を高め、急成長に対応しやすくなる
- 顧客データに基づく営業・マーケ戦略を立案できる
- 投資家・ステークホルダーへのレポート資料作成を効率化できる
業務属人化を防ぎ、再現性ある営業体制を構築できる
スタートアップでは、営業や顧客対応が特定の担当者に依存しやすく、情報の引き継ぎや共有が不十分なまま進行してしまうことが珍しくありません。CRMを導入すれば、顧客情報や対応履歴を一元化し、チーム全体で可視化・共有できます。担当者が変わっても一定品質の営業活動を維持でき、業務の属人化を防ぎながら再現性のある営業プロセスの構築が可能になります。
組織の柔軟性を高め、急成長に対応しやすくなる
スタートアップ企業は短期間で急拡大するフェーズに直面することも多く、業務量や顧客数が一気に増加することがあります。CRMは、そうした変化にも対応可能な「業務の拡張性」を支える存在。人員が増えてもナレッジやプロセスを引き継ぎやすく、情報管理のルールも整うため、無理なく体制を拡大できます。成長にあわせて機能を追加したり、他ツールと連携していく柔軟性も備えており、組織基盤としても有効です。
顧客データに基づく営業・マーケ戦略を立案できる
CRMは、蓄積された顧客情報や商談履歴を分析することで、売上につながるパターンや傾向を可視化できます。感覚や経験に頼らない営業戦略の立案が可能となり、マーケティング施策にも一貫性をもたせることができます。特にリード数が増えるフェーズでは、限られた工数で成果を出すための「優先順位づけ」や「セグメント戦略」にCRMが効果を発揮します。
投資家・ステークホルダーへのレポート資料作成を効率化できる
資金調達を行うスタートアップにとって、投資家や取締役会などへの定期的なレポート提出は必要不可欠。CRMを導入すれば、営業状況・顧客進捗・売上予測などのデータをリアルタイムで集約でき、正確かつスピーディにレポーティング資料を作成できます。エクセルや手作業での集計に頼らず、常に最新の数値をもとに説明できるため、社内外の信頼性向上にもつながります。
スタートアップでCRMを導入するデメリット
CRMは便利な一方で、スタートアップが導入・運用するには一定のリスクも伴います。特にリソースや業務規模に制約のある初期フェーズでは、選定・定着・費用対効果の観点で注意が必要です。
導入・定着にリソースがかかる
CRMは導入するだけでは機能しません。データの初期登録、業務フローとのすり合わせ、社員へのトレーニングといった初期対応に一定の時間と労力が求められます。また、使い方が定まらないまま導入すると、現場に浸透せず「形だけのCRM」になってしまうリスクも。スタートアップのように少人数体制で手が回りにくい環境では、導入効果が出るまでに時間がかかる点を見越して準備する必要があります。
業務規模に合わずコストが無駄になる恐れも
高機能なCRMは多くの便利な機能を備えていますが、スタートアップの業務規模では使い切れないケースも少なくありません。「高額なプランを契約したものの、実際は顧客リストと商談管理しか使っていない」といった事態も起こり得ます。自社の業務量やフェーズに対して過剰なツールを導入すると、費用だけがかかってしまい、投資対効果が低下します。段階的に拡張できるCRMを選ぶことが重要です。
【比較表】スタートアップ・ベンチャーへ導入実績があるCRM
ここからは実際に、スタートアップ・小規模企業への導入実績があるCRMを比較します。料金や機能、導入実績数を比較した表をご覧ください。
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料金
月3,500円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
月6,500円/ID
初期費用 0円
(他2プラン)
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料金
月34,800円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月3,800円/ユーザー
初期費用 100,000円
(他4プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月12,000円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月1,680円 / ユーザー
初期費用 要問合せ
(他4プラン)
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料金
月6,000円
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月10$
初期費用 要問合せ
(他6プラン)
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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顧客管理機能
案件管理機能
見込み顧客の管理機能
リードスコアリング機能
メール一斉配信
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機能情報なし
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導入実績社数 185業種、5,500社超 |
導入実績社数 3,700社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 400社 |
導入実績社数 1万社 |
導入実績社数 世界15万社以上 |
導入実績社数 世界25万社以上 |
導入実績社数 200社 |
導入実績社数 200社以上 |
導入実績は5,500社以上であり、スタートアップ・小規模企業でも数多くの導入実績がある信頼感も魅力でしょう。導入から運用まで豊富なサポートを用意しているため、CRMツール導入後の定着率は約95%という実績があります。
スタートアップ支援プランでは、設立5年以内かつ提携ベンチャーキャピタルから出資を受けた企業を対象に、ライセンス費用最大50%割引、専属カスタマーサクセスによる導入支援、業界別テンプレート提供などの特典を用意。営業の再現性と組織力を高めたい成長企業に最適です。
商談・顧客管理、レポート作成などの基本機能に加え、GPT-4搭載のAIアシスタントが営業業務をサポート。シンプルな操作性と短期間の導入が可能で、人的リソースが限られた企業でもすぐに活用できます。定着率99%という実績もあり、業務効率化と成果向上の両立を目指す企業に適したツールです。
SalesforceやMicrosoft Dynamics 365と連携可能で、顧客情報を一元管理。初期費用10万円、月額1,800円(税抜)から導入でき、最小10IDから利用可能です。現場主導で営業を加速させたいスタートアップに最適なソリューションです。
スキャンしたデータはAIと手入力を組み合わせれば、99.9%の精度でデータ化が可能で。メガバンクなどの金融機関に認定されたセキュリティ水準を採用しているため、安全にデータを活用でき安心できるでしょう。
AIによる売上予測や業務効率化機能、オンボーディング支援も搭載し、限られたリソースで成果を上げたいスタートアップに最適なプラットフォームです。
顧客の氏名・住所・電話番号などの基本情報から、商談内容や提案書類などの関連情報まで、すべての情報を一元管理することが可能。優れたユーザーインターフェイスを用意しており、初めてCRMツールに触れる方でも直感的な操作で簡単に使いこなせます。
ユーザー数・ストレージ容量ともに無制限で、ランディングページ作成やWebチャットなども無料で活用できます。業務の自動化と情報の一元管理で、成長を目指すスタートアップにとって非常に有効なCRMです。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、CRM選びの参考にしてください。
スタートアップ・ベンチャー向けのCRMおすすめ6選
ここでは、スタートアップ・小規模企業への導入実績があるCRMについて詳しく紹介します。さまざまな製品を比較して、自社のニーズに合うシステムを導入するのが重要です。
スタートアップにおすすめのCRMをチェック
esm(eセールスマネージャー)とは、ソフトブレーンが提供しているCRMツールです。情報を可視化して業務の効率化を支援できるのが特徴。PCだけではなく、スマホやタブレットなどの端末からも、簡単に情報を入力できるほか、自動反映も可能。
導入実績は5,500社以上であり、スタートアップ・小規模企業でも数多くの導入実績がある信頼感も魅力でしょう。導入から運用まで豊富なサポートを用意しているため、CRMツール導入後の定着率は約95%という実績があります。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Mazrica Salesは、マツリカが提供するSFA・CRMツールです。営業活動を可視化し、成果につながる行動を促進。AIや自動入力、OCR機能も搭載し、名刺や議事録のスキャン・文字起こし、モバイル操作もスムーズです。
スタートアップ支援プランでは、設立5年以内かつ提携ベンチャーキャピタルから出資を受けた企業を対象に、ライセンス費用最大50%割引、専属カスタマーサクセスによる導入支援、業界別テンプレート提供などの特典を用意。営業の再現性と組織力を高めたい成長企業に最適です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
GENIEE SFA/CRM
GENIEE SFA/CRM(旧:ちきゅう)は、株式会社ジーニーが提供する国産の営業支援・顧客管理ツールです。初期費用不要で月額3,278円(税込)から始められ、成長途中のスタートアップやベンチャー企業にも導入しやすい設計です。
商談・顧客管理、レポート作成などの基本機能に加え、GPT-4搭載のAIアシスタントが営業業務をサポート。シンプルな操作性と短期間の導入が可能で、人的リソースが限られた企業でもすぐに活用できます。定着率99%という実績もあり、業務効率化と成果向上の両立を目指す企業に適したツールです。
主な機能
UPWARD
UPWARD(アップワード)は、UPWARD株式会社が提供する、訪問営業に特化したモバイル営業支援アプリです。GPSにより訪問履歴や滞在時間を自動で記録し、地図上に可視化。手入力の手間を削減し、営業活動に専念できる環境を提供します。
SalesforceやMicrosoft Dynamics 365と連携可能で、顧客情報を一元管理。初期費用10万円、月額1,800円(税抜)から導入でき、最小10IDから利用可能です。現場主導で営業を加速させたいスタートアップに最適なソリューションです。
主な機能
Sansanは、Sansanが提供しているCRM機能が備わっているクラウド名刺管理サービスです。名刺をはじめとしたさまざまな顧客データの一元管理が可能で、これまでに10,000社以上の実績があり、数名規模のスタートアップ企業でも導入されています。
スキャンしたデータはAIと手入力を組み合わせれば、99.9%の精度でデータ化が可能で。メガバンクなどの金融機関に認定されたセキュリティ水準を採用しているため、安全にデータを活用でき安心できるでしょう。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Salesforce Sales Cloudは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供するCRM/SFAで、営業業務の自動化やリード管理、売上予測に対応した世界シェアNo.1のクラウド型営業支援ツールです。
AIによる売上予測や業務効率化機能、オンボーディング支援も搭載し、限られたリソースで成果を上げたいスタートアップに最適なプラットフォームです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
【無料あり】スタートアップ・ベンチャー向けのCRMおすすめ3選
初期費用を抑えつつ、将来的な拡張も見据えたいスタートアップには、無料プランから始められるCRMがおすすめ。まずは無理なく導入し、自社に合う運用を見極めた上で、有料プランへとスムーズに移行できる柔軟性がメリットです。
無料のスタートアップ企業におすすめのCRMをチェック
Zoho CRMとは、ゾーホージャパンが提供している、BtoB・BtoCの両方に対応したCRMツールです。低コストで、初期費用がかからないところは特筆すべきポイントでしょう。スタートアップ・小規模企業にも活用されています。
顧客の氏名・住所・電話番号などの基本情報から、商談内容や提案書類などの関連情報まで、すべての情報を一元管理することが可能。優れたユーザーインターフェイスを用意しており、初めてCRMツールに触れる方でも直感的な操作で簡単に使いこなせます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
HubSpot
HubSpotは、HubSpot Japan株式会社が提供する無料で使える多機能CRMで、営業・マーケティング・カスタマーサポートまで一元管理できるプラットフォームです。直感的なダッシュボードで営業状況をリアルタイムに可視化し、売上目標やチームのパフォーマンス分析が可能。
ユーザー数・ストレージ容量ともに無制限で、ランディングページ作成やWebチャットなども無料で活用できます。業務の自動化と情報の一元管理で、成長を目指すスタートアップにとって非常に有効なCRMです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
CRM PLUS on LINE
CRM PLUS on LINEは、ShopifyとLINEを連携し、顧客データに基づいたパーソナライズドなLINE配信を可能にするマーケティングツールです。カゴ落ち通知や再入荷連絡などの自動配信を実現し、効率的なコミュニケーションで売上向上に貢献します。連携ID数に応じた柔軟な料金設計で、無料プランでも主要機能をほぼ利用可能。2,000以上の導入実績があり、短期間で高いROASを実現した事例も豊富なため、コストを抑えて成果を求めるECスタートアップに最適です。
スタートアップ企業におけるCRMの選び方
CRMの導入に失敗しないためには、「コスト」「運用負荷」「将来の拡張」など、スタートアップならではの状況に合わせた選定が欠かせません。以下の4つの視点をもとに、導入前にチェックすべきポイントを整理しましょう。
スタートアップのCRM比較ポイント4つ
- 操作性:現場で無理なく定着できる使いやすさか
- 費用:スモールスタートできる価格設計か
- 拡張性:事業の変化や成長に柔軟に対応できるか
- 外部連動性:既存の業務ツールとスムーズに連携できるか
操作性:現場で無理なく定着できる使いやすさか
スタートアップ・ベンチャーの現場では、専任のシステム担当者がいないことも多く、ツールの操作に手間取ると定着せずに放置されがち。CRMを選ぶ際は、実際に使用するメンバーが「直感的に操作できるか」を重視しましょう。
トライアル期間を活用し、顧客登録・商談管理・タスク入力といった基本操作をチームで試してみるのがおすすめ。また、スマホやタブレットでの操作性もチェックしておくと、外出先や現場対応が多いチームでもスムーズに活用できます。
費用:スモールスタートできる価格設計か
初期フェーズのスタートアップにとって、CRMの価格設計は重要な判断材料です。無料プランや低価格から始められるかだけでなく、「何人から課金が発生するか」「機能制限はどこまであるか」「ユーザー数が増えたときの費用はどうなるか」といった条件を事前に比較しましょう。
また、初期費用の有無や、解約時の条件(最低契約期間や違約金)も見落とされがちなポイント。初期導入だけでなく、事業拡大時の費用負担まで見据えたCRM選びが重要です。
拡張性:事業の変化や成長に柔軟に対応できるか
スタートアップは成長スピードが速く、必要な機能や管理体制が短期間で変化します。導入時点では「シンプルな顧客管理」で済んでいたとしても、売上管理・施策分析・MA連携・ダッシュボードレポートなど、求められる機能は増えていきます。
そのため、上位プランで機能を拡張できるか、API連携やカスタマイズ対応が可能かを確認しておくことが重要です。初期に全機能を使いこなせる必要はありませんが、「後から足せるか」が長期運用のカギになります。
他社が重視するCRM機能(参考データ)
当社・PRONIアイミツSaaSが2025年5月〜9月に実施した調査では、企業がCRMに求める機能として「顧客管理」(97%)が最多で、「案件管理」(78%)、「スケジュール管理」(74%)が続きました。
多くの企業が顧客情報を軸に業務を整理し、必要なデータへ素早くアクセスできる環境を重視していることが分かります。スタートアップでも、営業・CS・サポートで情報を横断的に扱うため、同様の観点で機能を比較することが有効です。
外部連動性:既存の業務ツールとスムーズに連携できるか
Slack、Google Workspace、LINE公式アカウント、会計ソフトなど、すでに使っている業務ツールとの連携が可能かは、業務効率化に直結します。連携機能があれば、顧客対応・見積作成・案件管理などをCRM内で完結できるほか、通知や共有の手間も削減できます。
特に確認しておきたいのは、公式に対応しているツール一覧、自動連携の範囲、連携に別料金がかかるか。既存ツールとの連動性が高いCRMを選ぶことで、導入後の運用が格段にスムーズになります。
まとめ:成長に合わせたCRM選びでベンチャー企業のビジネスを加速させよう
スタートアップ・ベンチャーにとってCRMは、属人化を防ぎ再現性ある営業体制を築くための基盤です。変化の大きい環境でも事業を安定的に伸ばす支えになります。一方で、自社フェーズに合わない選定は負担につながるため、成長段階に合わせて最適なCRMを見極めて導入・運用することが重要です。
CRMの導入を検討中のスタートアップの担当者は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCRM(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
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