パッケージ型CRMのおすすめ5選!オンプレ型で顧客管理【2025年最新】
顧客管理や営業支援を効率化するために、CRMを導入する企業が増えています。近年はクラウド型CRMが主流ですが、「セキュリティが気になる」「長期的なコストを抑えたい」などといった理由から、パッケージ(オンプレミス)型CRMに注目する企業も少なくありません。
しかし、「どちらが自社に合っているのか」「パッケージ型の製品にはどんなものがあるのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。本記事では、パッケージ型CRMの特徴やクラウド型との違い、選び方を解説し、おすすめ製品を紹介します。自社に最適なCRM選びにお役立てください。
- CRMとは
- パッケージ(オンプレミス)型CRMとは
- パッケージ(オンプレミス)型CRMのメリット
- パッケージ(オンプレミス)型CRMのデメリット
- パッケージ型CRMの比較表
- パッケージ型CRMのおすすめ5選
- パッケージ型CRMの選び方・比較ポイント
- まとめ:パッケージ型CRMの導入で柔軟かつ安全な運用を実現
CRMとは
CRMとは、顧客との関係を維持・強化するためのシステムです。顧客情報を一元的に管理し、営業・マーケティング・サポートなどの活動を効率化します。現在はクラウド型が主流ですが、社内環境で運用するパッケージ型(オンプレミス型)も利用されています。
CRMでは、電話・メール・チャットなど多様なチャネルでのやり取りを記録し、顧客ごとに最適な対応を行えます。AIを搭載した製品では、顧客データの自動分析や対応履歴の自動整理も可能です。顧客情報を一元化して可視化することで、対応漏れを防ぎ、顧客満足度の向上と業務効率化を両立できます。
パッケージ(オンプレミス)型CRMとは
パッケージ型(オンプレミス型)CRMとは、自社内のサーバーにシステムを構築して運用するタイプのCRMです。“オンプレミス”は英語で「on-premise」、直訳すると「構内に設置された」という意味です。つまり、サーバーやネットワークをすべて社内に保有し、内部環境で完結させる仕組みです。
もともと企業の情報システムはこの形態が一般的でしたが、クラウドサービスの普及により、クラウド型との対比で「オンプレミス型」と呼ばれるようになりました。自社でシステムを構築・運用するため、セキュリティ面での信頼性が高く、独自の要件に合わせて柔軟にカスタマイズできる点が特徴です。
パッケージ(オンプレミス)型CRMのメリット
パッケージ型CRMはクラウド型と比較し、自社で運用・管理できる点が特徴です。ここでは、オンプレミス型ならではの主なメリットを解説します。
パッケージ型CRMの導入メリット3つ
- オフライン環境でも安定して利用できる
- 高度なセキュリティで機密情報を保護できる
- 自社業務に合わせて柔軟にカスタマイズできる
オフライン環境でも安定して利用できる
クラウド型CRMはインターネット環境が必須で、通信回線の混雑時には動作が不安定になることもあります。パッケージ型CRMは社内サーバーに直接アクセスできるため、ネットワーク環境に左右されません。オフライン環境でも安定した速度で利用でき、通信制限や障害の影響を受けにくい点が強みです。
高度なセキュリティで機密情報を保護できる
クラウド型CRMも高度なセキュリティ対策を行っていますが、外部サーバーに依存している以上、障害や情報漏えいのリスクを完全には排除できません。パッケージ型CRMは自社でサーバーを管理するため、外部要因の影響を受けにくく、システム障害時も迅速な復旧対応が可能です。重要な顧客情報を自社内で安全に管理できます。
自社業務に合わせて柔軟にカスタマイズできる
クラウド型CRMはベンダー提供の仕様に制限がありますが、パッケージ型CRMならシステムを一から構築でき、自社の業務に最適化した設計が可能です。入力項目の追加や操作フローの最適化など、自社の業務プロセスに完全に適合した環境を構築できるのが特徴です。
パッケージ(オンプレミス)型CRMのデメリット
パッケージ(オンプレミス)型CRMは自由度やセキュリティ面で優れていますが、導入や運用にはコストと手間がかかります。ここでは、導入前に把握しておくべき主なデメリットを解説します。
パッケージ型CRMの注意点をチェック
- 初期費用・運用コストが高い
- 導入までに時間がかかる
初期費用・運用コストが高い
パッケージ型CRMは自社でサーバーを構築・保守する必要があり、初期投資が大きくなります。サーバーの設置環境によっては、空調設備の整備など追加コストが発生することもあります。さらに、定期点検やトラブル対応などの運用コストも継続的に必要です。クラウド型に比べ、導入後の費用負担が大きい点は注意が必要です。
導入までに時間がかかる
クラウド型CRMが契約後すぐに利用を開始できるのに対し、パッケージ型はサーバーの購入や設置、システム構築などの準備が必要です。そのため、利用開始までに数週間から数ヶ月を要するケースもあります。短期間での導入を検討している場合には、スケジュール面での柔軟性に欠ける点がデメリットとなります。
関連記事:おすすめのクラウド型CRMを解説
パッケージ型CRMの比較表
ここからはおすすめのパッケージ型CRMを料金・導入実績で比較します。
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料金
月3,500円/ユーザー
初期費用 50,000円
(他6プラン)
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料金
月9,745円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他4プラン)
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料金
月320円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
月5,000円~
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
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導入実績社数 15,000社超 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
利用する用途によって、7種類のエディションが用意されており、SFAとしても活用可能。案件管理や、日報機能が備わっており、現場の営業担当者の作業を効率化します。
特筆すべきは、AIが秘書のような役割を果たしてくれる「イエローカード」機能です。顧客情報から、そろそろ営業に回る必要のある案件を飛ばし、AIが異常を察知。業務の抜け・漏れについて、営業担当者や、然るべき担当者に通知することが可能です。
Word・Excelを使用している場合は、これまで作成してきたファイルをそのままCRMに紐付けることが可能。追加ライセンスも取得する必要はありません。
もちろん、クラウド型とパッケージ型から選択可能。クラウド型のみ振込機能やヘルプ機能があり、パッケージ型にはない。といった多少の機能性の違いはあります。
自由に選択できるアプリの中には、「案件管理」「商談記録」「作業日報」といった、いわゆるSFAとして活用できる機能から、「案件管理」「問い合わせ対応記録」「在庫管理」といった、CRMに欠かせないアプリがあります。
パッケージ型は、ユーザー数が5名までなら初期費用は3万1,000円。スモールライセンスもあるため、個人事業主や、中小企業にもお手頃な価格でオンプレミスを導入できます。
SFAの機能も充実しているため、リアルタイムで活動報告を更新でき、管理者も予実管理がしやすくなるでしょう。
また、GRmarketingは初期費用が無料です。法人化していない個人事業主でも簡単に導入できるため、幅広い企業で活躍できるCRMです。
優れた分析機能を持つSiebelは、顧客データをただ蓄積するだけでなく、次の一手へとつながる様々な機能を豊富に搭載。営業活動や顧客管理のデータを見える化することで、時間を無駄にすることなく、次のビジネスにつなげることが可能。
利便性を第一に考えられた使いやすいインターフェースも評判で、特別なスキルの必要なく、すぐに活用できます。
具体的な特徴は後ほどご紹介します。比較表と合わせて、CRM選びの参考にしてください。
パッケージ型CRMのおすすめ5選
それでは最後に、PRONIアイミツがおすすめするパッケージ型のCRMを5つ紹介します。
Salesforce Assistantは、AIを搭載したCRMです。導入するとなれば、クラウド型とオンプレミス型から選択することが可能です。
利用する用途によって、7種類のエディションが用意されており、SFAとしても活用可能。案件管理や、日報機能が備わっており、現場の営業担当者の作業を効率化します。
特筆すべきは、AIが秘書のような役割を果たしてくれる「イエローカード」機能です。顧客情報から、そろそろ営業に回る必要のある案件を飛ばし、AIが異常を察知。業務の抜け・漏れについて、営業担当者や、然るべき担当者に通知することが可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Dynamics 365
dynamics 365はMicrosoft社が提供しているCRMです。普段からMicrosoft製品を利用している会社では、よりシームレスな導入が可能でしょう。
Word・Excelを使用している場合は、これまで作成してきたファイルをそのままCRMに紐付けることが可能。追加ライセンスも取得する必要はありません。
もちろん、クラウド型とパッケージ型から選択可能。クラウド型のみ振込機能やヘルプ機能があり、パッケージ型にはない。といった多少の機能性の違いはあります。
AppSuite
Appsuiteは、自社の目的や用途に合わせて、最適なアプリを選び、独自のCRMを作れるサービスです。希望によっては、SFAとして活用することも可能です。
自由に選択できるアプリの中には、「案件管理」「商談記録」「作業日報」といった、いわゆるSFAとして活用できる機能から、「案件管理」「問い合わせ対応記録」「在庫管理」といった、CRMに欠かせないアプリがあります。
パッケージ型は、ユーザー数が5名までなら初期費用は3万1,000円。スモールライセンスもあるため、個人事業主や、中小企業にもお手頃な価格でオンプレミスを導入できます。
GRMarketing
GRmarketingは、CRM・SFAをバランスよく兼ね備えています。顧客情報が一元化されているため、作成した見積書から簡単に請求書を作成することが可能です。
SFAの機能も充実しているため、リアルタイムで活動報告を更新でき、管理者も予実管理がしやすくなるでしょう。
また、GRmarketingは初期費用が無料です。法人化していない個人事業主でも簡単に導入できるため、幅広い企業で活躍できるCRMです。
主な機能
ORACLE Siebel CRM
ORACLE Siebel CRMは、アメリカ大手IT企業のオラクルが提供しているCRMです。
優れた分析機能を持つSiebelは、顧客データをただ蓄積するだけでなく、次の一手へとつながる様々な機能を豊富に搭載。営業活動や顧客管理のデータを見える化することで、時間を無駄にすることなく、次のビジネスにつなげることが可能。
利便性を第一に考えられた使いやすいインターフェースも評判で、特別なスキルの必要なく、すぐに活用できます。
主な機能
パッケージ型CRMの選び方・比較ポイント
パッケージ型CRMは、自社サーバーで運用するため自由度が高い一方、導入・管理の手間も伴います。最適な製品を選ぶには、機能性やセキュリティ、運用コストなど複数の観点から慎重に比較検討することが重要です。
パッケージ型CRMの選ぶポイントをチェック
- 自社のセキュリティ要件を満たしているかを確認する
- 機能とカスタマイズ性を確認する
- 導入・構築のサポート体制を確認する
- 保守・メンテナンスの対応内容を確認する
- 総コストと運用リソースを把握する
自社のセキュリティ要件を満たしているかを確認する
パッケージ型CRMは自社サーバーで運用するため、セキュリティ要件をどこまで満たせるかを明確にしておく必要があります。アクセス権限の設定や通信データの暗号化、ログ監査機能など、システムが自社のセキュリティポリシーに沿って設定できるかを確認しましょう。
金融・医療など厳格な情報管理が求められる業界では、ISO27001やPマーク取得などの認証も判断材料になります。自社のリスク基準を明文化し、それに対して各製品を比較すると見落としを防げます。
機能とカスタマイズ性を確認する
CRMを選ぶ際は、標準機能とカスタマイズ性の両方をチェックしましょう。顧客管理・案件管理・分析など、日常業務に欠かせない機能が標準で搭載されているかをまず確認します。その上で、業務フローに合わせて入力項目や画面レイアウトを変更できるかも重要です。
導入後に「使いづらい」と感じた部分をどこまで修正できるのか、ベンダーに相談しておくと安心です。標準機能で足りる部分と、自社開発が必要な部分を切り分けて検討しましょう。
企業が重視するCRMの機能
当社PRONIアイミツSaaSが2025年5月〜9月に実施した独自調査では、企業がCRMに求める機能の上位は「顧客管理」(97%)、「案件管理」(78%)、「スケジュール管理」(74%)でした。多くの企業は、顧客情報を軸に業務全体を一元管理できる機能を重視しています。 どの機能が実務で活用されているかを把握し、自社に必要な機能を基準に比較することが、最適なCRMを選定しやすくなります。
導入・構築のサポート体制を確認する
パッケージ型CRMは導入工程が多いため、ベンダーのサポート範囲を具体的に把握することが大切です。サーバー構築やデータ移行、操作研修など、どの段階で支援を受けられるのかを確認しましょう。
導入後も社内で運用担当を育てる必要があるため、マニュアルや教育コンテンツが提供されているかも要チェックです。また、サポート窓口の対応時間や、専任担当が付くかどうかも比較のポイント。自社のリソースで対応できない領域を明確にし、補えるベンダーを選びましょう。
保守・メンテナンスの対応内容を確認する
導入後の安定運用には、保守・メンテナンス体制の確認が欠かせません。定期点検の実施頻度や、障害発生時の対応スピード、リモート対応の可否などを事前に確認しておきましょう。
アップデートや不具合修正に追加費用が発生するケースもあるため、契約前に範囲を明確にすることが重要です。社内に専門人材がいない場合は、保守契約を手厚くするのも一案です。運用中のトラブル対応まで含めてサポートを比較すると安心です。
総コストと運用リソースを把握する
パッケージ型CRMは初期費用だけでなく、運用・保守・人件費を含めた総コストを見積もる必要があります。ハードウェアやライセンス費用、システム更新のたびに発生する追加費用も考慮しましょう。
さらに、運用にどの程度の人員を割けるかも現実的な検討ポイントです。見積もりを複数社から取り、費用とサポート内容をセットで比較すると判断しやすくなります。コストだけでなく、長期的な運用体制まで見通したうえで導入を検討してください。
まとめ:パッケージ型CRMの導入で柔軟かつ安全な運用を実現
パッケージ型CRMは、自社環境でシステムを構築・運用できるため、高いセキュリティと柔軟なカスタマイズ性を両立できます。業務フローや組織構造に合わせた設計が可能で、機密情報の管理にも最適です。導入コストや運用負担はありますが、長期的に安定したシステム運用を目指す企業にとって、有効な選択肢となるでしょう。
CRMの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCRM(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
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