パッケージ型ワークフローシステムおすすめ10選!クラウド型との違いも解説
ワークフローシステムには、「パッケージ型」と「クラウド型」があり、それぞれ特性が異なります。社内のサーバーでデータを管理したい企業には、パッケージ型がおすすめです。一方、オフィス外でも承認業務を進めたい企業や、スマホ・タブレットでも利用したい企業には、クラウド型をおすすめします。
そこで本記事では、パッケージ型とクラウド型の違いを解説した上で、パッケージ型ワークフローシステムおすすめ10選を比較します。自社に最適なシステムを導入し、申請・承認を効率化したい企業はぜひ参考にしてください。
- パッケージ型ワークフローシステムとは?クラウド型との違い
- 【比較表】パッケージ型ワークフローシステム
- パッケージ型ワークフローシステムおすすめ10選
- パッケージ型ワークフローシステムのメリット
- パッケージ型ワークフローシステムのデメリット
- ワークフローシステムの選び方
- まとめ:自社サーバーでのデータ管理には、パッケージ版ワークフローソフトがおすすめ

パッケージ型ワークフローシステムとは?クラウド型との違い
ワークフローシステムは社内稟議の申請・承認を効率化するシステムで、「パッケージ型」と「クラウド型」の2通りに分けられます。
導入形態 | 利用方法 | 特徴 |
---|---|---|
パッケージ型 | 市販されているパッケージソフトを自社サーバーにインストールして利用 | 自社のネットワーク内で利用可能 |
クラウド型 | 提供会社がクラウド上に用意したサーバーにアクセスして利用 | クラウドにアクセスできれば、どこでも利用可能 |
ここでは「パッケージ型」「クラウド型」のワークフローシステムの違いについて解説します。
パッケージ型ワークフローシステム
パッケージ型ワークフローシステムとは、市販されているパッケージソフト、もしくはライセンスを購入して使用するシステムで、自社のサーバーにソフトウェアをインストールして利用します。 そのため、パッケージ型の多くは買い切りタイプです。サーバーの設置や保守管理は自社で行う必要があるものの、社内のサーバーでデータを管理できるのでセキュリティを重視したい企業にはおすすめです。
ただし、パッケージ型は導入費用が高額になることがあり、保守管理の費用も発生します。利用は社内のネットワークに限られるため、リモートワークを推進する企業には向きません。
クラウド型ワークフローシステム
一方、クラウド型ワークフローシステムとは、ソフトウェアをインストールせず、インターネット環境とデバイス(PC・スマホ・タブレット)を用いて利用するシステムです。システム提供会社がクラウド上に用意したサーバーにアクセスして利用するため、自社でサーバーを用意したり保守管理したりする必要がありません。

クラウド型ならインターネット環境があれば場所を問わずに利用でき、オフィス外でも承認業務を進められます。スマホやタブレットでも申請・承認をしたい企業や、リモートワークを推進する企業には、クラウド型ワークフローシステムがおすすめです。従業員が少ない企業でも安心して運用可能です。
セキュリティを優先するならパッケージ型、初期費用を抑えたい場合はクラウド型など、自社の目的に応じて検討しましょう。
【比較表】パッケージ型ワークフローシステム
ここからは実際に、パッケージ型ワークフローシステムを比較します。料金や機能、導入実績数を比較した表をご覧ください。
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月500円/ユーザー
初期費用 0円
(他1プラン)
|
料金
月500円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
|
料金
月10,000円
初期費用 50,000円
(他1プラン)
|
料金
月500円/ユーザー
初期費用 0円
(他1プラン)
|
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月500円/ID
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
|
料金
月250円/ユーザー
初期費用 0円
(他3プラン)
|
料金
月500円 / ユーザー
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
|
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
|
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
|
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
|
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
|
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
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オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
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オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
|
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
|
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
|
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
|
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
申請の回覧機能
承認ルートの分岐機能
|
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 1,500社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 5,000社以上(シリーズ累計) |
導入実績社数 情報なし |

多言語機能搭載で、英語、中国語の自動翻訳も簡単に行なえます。グローバル展開や海外拠点を持つなど、外国人従業員が多い企業にもおすすめです。

システム部分も扱いやすく、申請や承認フォームの操作、システム設定とメンテナンス部分も簡単です。そのため、パソコンが苦手な社員が多い企業も安心して導入できます。

また、申請文書はシステム上で管理可能です。文書がデータになることでペーパーレス化にもなるので、コスト削減にも役立ちます。

また、申請はスマートフォンやタブレットから可能で、場所を選ばずに申請業務ができます。管理者側からテンプレートの共有や閲覧権限の設定も可能なため、申請業務を効率化できるシステムです。

また、送付無形の帳票サンプルが52種類用意されています。例えば、旅費精算や住所変更届などが用意されているので、テンプレートとして活用もできます。ワークフローのデータ化に慣れていない企業でも簡単に運用できるシステムです。

さらに、フォームの選択画面は、キーワード検索ができます。そのため、申請書の書類が多い大企業でも、申請書探しに迷うことなく運用が可能です。
また、簡易的なチャット機能が搭載されているので、書類の不備を差し戻しせずに確認できます。コミュニケーションの部分でも効率化できるパッケージ型ワークフローシステムです。

また、承認はワンクリックで行え、承認状況は可視化されます。滞りやすい申請業務をスムーズに、効率化できるワークフローシステムです。
他社と比較した強みは、組織改編に強く、複雑な承認経路も設定可能なこと。人事異動情報の事前予約・閲覧権限の細かい設定などにも対応し、担当者の負担を軽減します。
上記比較表をご覧の通り、パッケージ版を提供するワークフローシステムの多くがクラウド版も提供しています。そのため、自社に合わせて最適な導入形態を選択可能です。無料トライアル期間があるサービスも多いため、導入前に操作性を確認することをおすすめします。
ワークフローシステムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったワークフローシステム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
パッケージ型ワークフローシステムおすすめ10選
パッケージ型ワークフローシステムは、導入が簡単です。ここでは、パッケージ型ワークフローシステムおすすめ10選を紹介するので、導入の参考にしてみてください。
AppRemoは、パソコンやスマートフォンなどのマルチデバイスに対応しており、外出先でも簡単に業務が行なえます。申請業務や承認作業がどこでも可能になるので、リモートワークが増えた企業にもおすすめです。
また、簡易的なチャット機能が搭載されているので、書類の不備を差し戻しせずに確認できます。コミュニケーションの部分でも効率化できるパッケージ型ワークフローシステムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能

intra-mart ワークフローは、画面開発が簡単にでき、自社に合わせたシステム作成ができるパッケージ型ワークフローシステムです。また、データ集計や分析もドラッグ&ドロップで可能なため、運用しやすいシステムです。
多言語機能搭載で、英語、中国語の自動翻訳も簡単に行なえます。グローバル展開や海外拠点を持つなど、外国人従業員が多い企業にもおすすめです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
コラボフローは、現状の運用を変えずに導入できるシステムです。Excel作成の帳簿や申請書をプログラミング不要で、そのままのフォーマットで申請フォームに変換可能です。また、ワークフローの承認ルートは、承認者とルートをパズル感覚で設置できます。直感的に操作が可能なので、使用者の負担が少なく、視覚的にもわかりやすいパッケージ型のワークフローシステムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能

Create!Webフローは、紙データをそのまま電子化でき、申請業務や決済業務を効率化できるパッケージ型ワークフローシステムです。また、紙データと同じイメージでデータ化できるので、ペーパーレス化の導入も簡単にします。
システム部分も扱いやすく、申請や承認フォームの操作、システム設定とメンテナンス部分も簡単です。そのため、パソコンが苦手な社員が多い企業も安心して導入できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能

楽々WorkflowII Cloudは、わかりやすい画面設計が特徴的で、必要な文書の一覧表示機能や、フォルダツリーのように直感的に操作できる機能を持つパッケージ型ワークフローシステムです。そのため、スピーディーに業務を行うことができます。
また、申請文書はシステム上で管理可能です。文書がデータになることでペーパーレス化にもなるので、コスト削減にも役立ちます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
kickflow
kickflowは、株式会社kickflowが提供するワークフローシステムです。圧倒的な使いやすさと高機能を両立し、企業の稟議・申請業務を効率化します。誰もが直感的に操作できるため、導入・定着しやすいこともおすすめの理由。
他社と比較した強みは、組織改編に強く、複雑な承認経路も設定可能なこと。人事異動情報の事前予約・閲覧権限の細かい設定などにも対応し、担当者の負担を軽減します。
主な機能

ワークフローEX
ワークフローEXは、これまでに使用していたExcelファイルをそのまま利用ができます。そのため、これまではExcelでデータ管理を行っていた企業が導入しやすいパッケージ型ワークフローシステムです。
また、申請はスマートフォンやタブレットから可能で、場所を選ばずに申請業務ができます。管理者側からテンプレートの共有や閲覧権限の設定も可能なため、申請業務を効率化できるシステムです。
主な機能

Hi-PerBT ワークフロー
Hi-PerBT ワークフローは、マウス操作で簡単に画面設計ができるため、帳票作成に慣れていない担当者も簡単に作成可能です。そのため、導入からの運用開始がスムーズにできるパッケージ型ワークフローシステムです。
また、送付無形の帳票サンプルが52種類用意されています。例えば、旅費精算や住所変更届などが用意されているので、テンプレートとして活用もできます。ワークフローのデータ化に慣れていない企業でも簡単に運用できるシステムです。
主な機能

ActionPassport
ActionPassportは、イーネットソリューションズが提供するパッケージ型ワークフローシステムです。申請書はExcelを取り込むだけで、簡単に作成できます。また、紙の申請書と同じフォーマットなため、ペーパーレス化も簡単にできます。
さらに、フォームの選択画面は、キーワード検索ができます。そのため、申請書の書類が多い大企業でも、申請書探しに迷うことなく運用が可能です。
主な機能

X-point Cloudは、SaaS型ワークフロー市場ベンダー別売上金額は13年連続1位の実績があり、クラウド型を提供しています(※パッケージ型は現在販売が終了しています)。紙のデータと同様に扱える操作性が特徴で、これまでの申請書と同じ感覚でデータ入力が可能です。
また、承認はワンクリックで行え、承認状況は可視化されます。滞りやすい申請業務をスムーズに、効率化できるワークフローシステムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
以上、機能比較や料金比較でおすすめのパッケージ型ワークフローシステムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、ワークフローシステム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
パッケージ型ワークフローシステムのメリット
パッケージ型は手軽に導入可能で、安価でシンプルな機能性が特徴です。そのため、機能が少なくても簡単に使いたい企業に適しています。ここでは、パッケージ型ワークフローシステムのメリットを紹介するので、どのタイプのワークフローシステムにするか迷っている企業は参考にしてください。
- セキュリティレベルが高い
- 電子稟議による承認のスピード化
セキュリティレベルが高い
パッケージ型ワークフローシステムは、クラウド型よりもセキュリティレベルが高く、安心して利用できます。パッケージ型は自社のパソコンにインストールを行なうため、自社がサーバー攻撃を受けない限り安全です。一方、クラウド型はサービス提供会社のサーバーを利用しているため、自社のセキュリティ対策では対応できません。パッケージ型は自社で運用できるためセキュリティ面で安全です。
電子稟議による承認のスピード化
アナログワークフローのデジタル化によって、申請から承認作業までをスピードアップできます。電子稟議によって外出先でも作業ができ、オフライン環境でも業務を進められ効率化できるためです。また、ワークフローの状況が可視化され承認状況が把握できるため、承認が滞ることがなくなります。
パッケージ型ワークフローシステムのデメリット
ワークフローシステムを比較した場合、パッケージ型は初期コストがかかります。導入時にソフトウェアを購入するためです。また、汎用性がクラウドほど高くないのも特徴です。費用や汎用性は導入時に大切な項目なので、確認しておきましょう。
- 汎用性が低い
- 初期コストに費用がかかる
汎用性が低い
クラウド型と比較すると、パッケージ型ワークフローは汎用性が低い傾向にあります。ワンパッケージで汎用的な機能を提供しているので、手軽に使いたいといったニーズには答えられますが、自社にカスタマイズされた機能や他のシステムとの連携などを行いたい場合は、クラウド型でのAPI連携などで対応する方がよいでしょう。
初期コストに費用がかかる
パッケージ型ワークフローシステムはソフトウェアを購入するため、初期費用がかかります。ソフトウェアは買いきりで、導入時に全額を仕払うためです。例えば、クラウド型であれば初期費用を抑える代わりに、ランニングコストがかかる特徴があります。パッケージ型はランニングコストは不要ですが、導入時にはソフトウェア購入費用がかかるので気をつけましょう。
クラウド型のおすすめシステムについては別記事「ワークフローシステムを徹底比較」で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
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ワークフローシステムの選び方
ワークフローシステムを導入する際には、自社に合ったシステムを選びましょう。システムごとに対象となる企業規模や、機能が異なるためです。自社に合ったシステム導入ができれば、よりシステムの効果を発揮できます。ここでは、ワークフローシステムの選び方を紹介するので、効率よい運用を行なうために参考にしてください。
- 自社に合っているか
- 操作性に優れているか
- どの程度業務効率化を見込めるか
自社に合っているか
導入予定のシステムの機能や企業規模が自社に合っているか確認しておきましょう。自社に合ったシステムを導入できれば、効率のよい運用ができます。例えば、大企業は部署も多く承認者も多いため、複雑なワークフローが処理できるシステムが必要です。一方で、中小企業であればシンプルな直列型ワークフローで問題ありません。機能が多すぎても使いこなせない場合があります。このように、ワークフローシステムごとに機能や規模は異なるので、自社に合っているシステムを選びましょう。
操作性に優れているか
操作性に優れたワークフローシステムであれば、従業員の操作性が向上します。すると、従業員が積極的にシステムを使うので、定着率が上昇するメリットがあります。また、操作性の優れたシステムであれば業務効率もあがり、承認作業がスムーズにすすみます。直感的に操作しやすいシステム選びが大切なので、無料トライアルを活用してみるのもおすすめです。
どの程度業務効率化を見込めるか
自社の現状を整理し、システム導入によって業務効率がどの程度改善するか確認しましょう。自社の課題に応じて、システムを選ぶことが大切です。例えば、承認作業のミスを減らしたいのであれば、ワークフローを可視化できるシステム選びが大切です。他にも、承認作業のスピードアップやワークフローを簡略化する仕組みなど、企業によって課題は異なります。自社の業務をどの程度効率化できるか考えたシステム選びが大切です。
まとめ:自社サーバーでのデータ管理には、パッケージ版ワークフローソフトがおすすめ
ワークフローソフトには、パッケージ版、クラウド版があります。それぞれ導入コストや手軽さ、機能が変わるため、自社に合わせたシステム選びが大切です。パッケージ版ワークフローシステムの場合は、セキュリティ性が高く、電子稟議のスピードを向上させるメリットがあります。自社サーバーでデータを管理したい企業や、社内規定の問題で高いセキュリティ性が求められる、アナログのワークフローによる承認速度を改善したい企業は、導入を検討してみるとよいでしょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、ワークフローシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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複数を比較しづらい
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