価格が安いワークフローシステムおすすめ12選を比較!費用相場も解説
「紙での社内稟議をシステム化したいけど、価格が心配」「月額料金が安いワークフローシステムに切り替えたい」という企業の担当者も多いのではないでしょうか。通常、新たなシステムを導入する際には導入費用が発生しますが、クラウド型のワークフローシステムの多くが初期費用無料で導入できます。月額料金が安いサービスも多数あり、月々の費用も抑えながら利用可能です。
本記事では、2025年最新の料金プランを比較し、価格が安いワークフローシステムおすすめ12選を紹介します。自社の稟議のフローに合う、低価格のワークフローシステムを導入したい担当者はぜひ参考にしてください。

IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としなが …続きを見る
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としながら、オフィスルールの策定や、ワークフローシステムなどSaaS・ITツールの社内導入を牽引した経験がある。また、前職では情報システム部門で20年以上従事し、社内システム全般の構築・管理業務を行ってきた経歴がある。オンプレサーバ管理、WEBアプリ開発(PHP+MS SQLserver)の分野にも知見を持つ。 PRONI株式会社 情報システム部門のリーダー
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- ワークフローシステムの費用相場
- ワークフローシステムの料金比較表
- 【2025年最新】価格が安いワークフローシステムおすすめ12選
- 価格が安いワークフローシステムを選ぶ上での注意点
- まとめ:料金を抑えて社内稟議・決裁を電子化しよう

ワークフローシステムの費用相場
ワークフローシステムとは、社内の稟議申請から決裁までの一連の流れをシステム上で効率的に行えるツールです。紙の書類を電子化できるため、稟議にまつわる業務の時間と手間を大幅に削減できます。

それでは、ワークフローシステムの利用に必要な費用、費用相場を具体的に解説します。
ワークフローシステムの利用に必要な費用
ワークフローシステムの利用に必要な費用は、オンライン上のサーバーで情報を管理する「クラウド型」と、PCにソフトウェアをインストールして利用する「インストール型」でそれぞれ異なります。
導入形態 | 必要な費用 |
---|---|
クラウド型 | 月額料金 |
インストール型 (パッケージ型) |
導入時の費用 |
クラウド型のワークフローシステムは、月額課金制(サブスクリプションモデル)で、1ユーザーごとに月額料金が発生します。導入費用は無料のシステムが多いです。
インストール型のワークフローシステムは、製品を購入し、PCにソフトウェアをインストールして利用します。そのため、導入費用は発生しますが月額料金は発生しません。
導入費用・月額料金の相場
導入形態別(クラウド型・インストール型)の、ワークフローシステムの導入費用・月額料金の相場は下記の通りです。
導入形態 | 導入費用 | 月額料金 |
---|---|---|
クラウド型 | 無料 | 1ユーザーあたり300円~500円程 |
インストール型 (パッケージ型) |
20万円~300万円程 | 無料 |
導入費用を抑えたい企業には、クラウド型ワークフローシステムがおすすめです。一方、導入費用が高額でも月額料金をかけたくない企業には、インストール型がおすすめです。
ワークフローシステムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったワークフローシステム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
ワークフローシステムの料金比較表
ここからは実際に、ワークフローシステムの導入費用や月額料金を比較していきます。コストを抑えて社内稟議を電子化したい企業は、ぜひ各社の価格をご参照ください。
サービス名 | 無料 プラン |
導入費用 | 月額料金 | 導入形態 |
---|---|---|---|---|
ジョブカンワークフロー | 〇 | 無料 | 300円/1ユーザー | クラウド型 |
Jugaad ワークフロー | 〇 | 無料 | 300円/1ユーザー | クラウド型 |
ジンジャーワークフロー | - | 要問合せ | 300円/1ユーザー | クラウド型 |
承認Time | - | 無料 | 3,000円/10ユーザー | クラウド型 |
MAJOR FLOW ワークフロー | - | 5万円 | 3万円/50ユーザー | クラウド型 |
コラボフロー | - | 無料 | 500円/1ユーザー | クラウド型 |
グルージェントフロー | - | 無料 | 400円/1ユーザー | クラウド型 |
Styleflow | - | 無料 | 300円/1ユーザー | クラウド型 |
rakumoワークフロー | - | 無料 | 300円/1ユーザー | クラウド型 |
X-point Cloud | - | 無料 | 500円/1ユーザー | クラウド型 |
Create!Webフロー | - | インストール型の場合、導入費用60万円~ | クラウド型の場合、500円/1ユーザー |
クラウド型/インストール型 |
J-MOTTO ワークフロー | - | 3万円 | 3,000円/20ユーザー | クラウド型 |
※上記料金は税抜き価格
上記比較表をご覧の通り、クラウド型ワークフローシステムの月額料金を比較すると、ジョブカンやrakumoワークフロー、承認Timeなどは1ユーザーあたり月額300円と、他社と比較して安い費用で利用できます。
上記サービスのほとんどが無料トライアル・無料デモを利用できるため、機能や操作性の確認が可能です。また、「ジョブカンワークフロー」は無料プランを提供しており、料金をかけずに導入・運用をしたい企業におすすめ。下記記事では、無料プランのあるワークフローシステムと、無料トライアルがあるワークフローシステムを紹介していますので、ぜひご参考ください。
【2025年最新】価格が安いワークフローシステムおすすめ12選
2025年最新比較で、価格が安いおすすめのワークフローシステム12選を紹介します。
ジョブカンワークフローは、シンプルなUIで使いやすく、スマホからも操作しやすいワークフローシステムです。ジョブカンによるユーザーアンケートでは、「申請承認業務の時間を約1/3に削減できた」という企業もあり、業務効率化を実現できます。
また、ジョブカンワークフローはさまざまな承認ルートに対応しており、自社独自の承認ルートに合わせてカスタマイズ可能。稟議申請・承認時の自動通知やスマホへのアラートなど、承認漏れを防ぐ機能も揃っています。
ジョブカンワークフローは、1ユーザーあたり月額300円と安い料金で利用可能。30日間の無料トライアルで機能・使い勝手を確認することも可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能

Jugaad ワークフロー
Jugaad ワークフロー(旧名:SmartFlow)はVeBuln株式会社が提供するワークフローシステム。他社と比較したおすすめ理由はシステム開発・改善スピードが早い点。2週間で約3~10個の機能追加や改善を行っています。
Jugaad ワークフローではSlackやLINEWORKSなどの外部サービスと連携し、稟議の承認依頼を通知。対応漏れを防ぐことができます。外出先からでもスマホでスムーズに稟議申請や報告を行える点もメリットです。
1ユーザーあたり月額料金300円と安く、コストパフォーマンスの高いワークフローシステムをお探しの企業におすすめです。
主な機能

ジンジャーワークフロー
ジンジャーワークフローは、jinjer株式会社が提供するワークフローシステム。承認・決裁状況をリアルタイムに反映し、経費精算や交通費精算の申請業務を高速化できることがポイント。PCだけでなくスマホでも申請・承認が可能です。
多様な承認方法・経路に対応していることもメリットで、承認ルートは申請ごとに設定可能なため、スムーズな申請承認を実現できます。初期費用は要問合せ。月額料金は1ユーザーあたり300円と安いこともおすすめの理由です。
主な機能

承認Timeは、稟議書以外にも議事録や営業報告といった回覧文書を電子化できるワークフローシステム。回覧フローを設定して、社内メンバーへのスムーズな情報共有を実現します。
稟議内容はPCだけでなくタブレット・スマホからも確認でき、停滞しがちなワークフローをスピーディに実行できます。承認Timeの月額料金は10ユーザーで3,000円(1ユーザーあたり300円)と他社と比較して安いため、費用を抑えてワークフローシステムを導入したい企業にもおすすめです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能

MAJOR FLOW ワークフロー
MAJOR FLOW ワークフローは、パナソニック ネットソリューションズ株式会社が提供するワークフローシステム。コストパフォーマンスに優れたシステムで、月額料金は50ユーザーまで30,000円で利用可能。簡単に操作できる申請書フォーム作成ツール「FormDesigner」を搭載していることも特徴。アイテムを選択し、配置するだけで初心者でも簡単に新しい申請書を作成できます。
階層が多い承認フローや複雑な条件分岐にも対応していることもおすすめ。中小企業はもちろん、中堅・大企業でも利用できます。
主な機能
コラボフローは、Excelファイルをそのまま申請フォームにできるワークフローシステム。既存の稟議申請方法を変えず、スムーズに電子化を実現できる点がメリットです。
承認経路は、あらかじめ用意された「人」と「連携」のパーツを配置するだけで簡単に設定できます。コラボフローの月額料金は、1ユーザーあたり500円。最低5ユーザーからの契約ですが、1ユーザー単位で追加できるため、1部門から徐々に利用範囲を拡大していく使い方もできます。
Excelでのワークフローをシステム化したい企業にはコラボフローがおすすめ。気になる方は30日間の無料トライアルをお試しください。
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主な機能
グルージェントフローは、申請フォームや承認経路を簡単に作成できるクラウドワークフローです。AIで申請者や承認者をサポートし、社内稟議に関する手間と時間を削減。導入の際は初期設定の支援、100種類のサンプル提供に加え、オリジナルの帳票作成、経路構築の支援も用意しています。
グルージェントフローの月額料金は1ユーザーあたり400円と、他社と比較して安く、費用を抑えてワークフローシステムを導入したい企業にもおすすめです。
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Styleflow
Styleflow(スタイルフロー)は直感的で使いやすい操作性のワークフローシステム。月額料金は1ユーザーあたり300円、30日間の無料トライアルがあるため使い勝手を試してみるのがおすすめです。
Styleflowは小規模企業から大企業に至るまで、さまざまな規模の企業に対応しています。稟議申請書や承認ルートを簡単に作成できるほか、アラート機能も搭載されており、ワークフローの停滞を防げます。セキュリティに関する各種認証(ISMS、ISO9001)も取得済みで、品質やセキュリティ面も安心して利用できます。
主な機能
rakumoワークフローは、ビジネスで役立つ各種クラウドツール「rakumoシリーズ」の1つで、上場企業からベンチャーまで多くの企業に導入されているワークフローシステム。1ユーザーあたり月額料金300円で利用可能・30日間の無料トライアルも実施中です。
rakumoワークフローは使いやすいUI(ユーザーインターフェース)が人気で、マニュアル不要で操作可能。メールやSlackで通知が送信できる機能があり、稟議のフローが滞ることもありません。
同社が提供する経費精算システム・勤怠管理システムと連携することで、社内情報の一元管理が実現します。全社の業務効率化を図りたい場合は「rakumoシリーズ」をまとめて導入するのもおすすめです。
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主な機能

X-pointは、紙のように直感的に扱える入力フォームが特徴のワークフローシステム。稟議書を簡単に作成でき、スピーディに稟議申請を行うことが可能です。
また、X-pointは多様な外部サービスと連携できる点もおすすめ。G SuiteやGaroonなどのグループウェア、Chatworkなどのチャットツール、kintoneなどの顧客管理システムと連携して業務効率化を図ることができます。「駅すぱあと」との連携で、交通費の自動入力も可能です。
さらに、X-pointには書類の検索機能・データの分析機能も搭載されており、部署や年月ごとに経費件数・金額をチェックできます。ワークフローにかかわる業務全般を効率化したい企業にはX-pointがおすすめです。
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主な機能

Create!Webフローは、2004年のリリース以来、長期にわたって利用されているワークフローシステム。「紙のワークフローをそのままデジタルに。」をコンセプトとしており、製造業・サービス業・IT・金融・教育・官公庁など、業界を問わず導入実績が豊富です。
導入形態はクラウド型とインストール型を選ぶことができ、クラウド型の場合は月額料金500円(1ユーザーあたり)、インストール型の場合は60万円程でシステム導入できます。いずれにしても、1ヶ月間の無料トライアルで機能や使い勝手を確認するのがおすすめです。
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主な機能

J-MOTTOワークフローは、グループウェアで有名なJ-MOTTOが提供しているワークフローシステムです。最大3ヶ月間の無料トライアルを利用できる上、月額料金も20ユーザーあたり3,000円(1ユーザーあたり150円)と安い点がメリット。費用を重視する企業におすすめです。
J-MOTTOワークフローでは申請書のサンプルが豊富に用意されているほか、CSVデータのダウンロード機能、管理者による代理承認など便利な機能が充実。スマホやタブレットでの操作も可能なワークフローシステムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
また、中小企業向けのサービスを知りたい方は、別記事「中小企業におすすめのワークフローシステム」にて中小企業への導入実績が多いサービスを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、ワークフローシステム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
価格が安いワークフローシステムを選ぶ上での注意点
最後に、価格が安いワークフローシステムを選ぶ際の注意点を解説します。
- 企業独自の承認経路に対応できるか
- ほかの自社システムと連携可能か
- 使いやすさ・操作性
上記の注意点を考慮しながらシステム選定することで、最低限のコストでも十分な業務改善が可能です。以下、具体的に解説します。
企業独自の承認経路に対応できるか
企業独自の承認経路にあっていないワークフローシステムを導入してしまうと、システムを活用できない・社内規定を変えなければならない事態となるため注意が必要。稟議承認フローが複雑な企業においては、承認経路のカスタマイズ性の高いワークフローシステムを選ぶことが重要です。
企業にワークフローシステムを導入する際は、「自社の承認フローを再現できるか」といった機能面も重要です。下記記事では、ワークフローシステムの比較方法・詳しい選び方を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ほかの自社システムと連携可能か
ワークフローシステムを選ぶ際は、「自社のほかのシステムと連携可能か」という点にも注意して選定する必要があります。たとえば、Slack・LINE WORKSなどのビジネスチャットツールや、Google Workspace・Microsoft Office 365などのグループウェアと連携すると、稟議申請の通知がチャットに届き、承認対応の漏れを防止できます。
また、ワークフローシステムと経費精算システム・会計ソフトを連携すると、経理業務全般の効率化が実現。稟議決裁後の経費精算・会計仕訳までの効率化を図りたい場合は、これらのシステムとの連携も検討しましょう。

IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純のコメント
自社が使っているチャットツール・スケジュール管理ツールなどに通知が届いて対応抜け漏れを防止できるワークフローシステムを導入するのがポイントです。
使いやすさ・操作性
せっかくワークフローシステムを導入しても、従業員にとって使いづらいとなかなか社内にシステム利用が定着せず、業務効率化が実現しません。とくに今まで紙で稟議申請を行っていた会社で、PC操作に慣れない従業員は抵抗を感じるでしょう。
そこで、おすすめなのが無料トライアルの利用です。多くのワークフローシステムには無料トライアル期間があるため、従業員に実際に使ってもらい「使いやすさ・操作性」を確認するのがおすすめです。

IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純のコメント
まとめ:料金を抑えて社内稟議・決裁を電子化しよう
ここまで、必要最低限の機能をそなえていて、かつ価格の安いワークフローシステムについて解説しました。月額料金が安いワークフローシステムでも、承認経路・入力フォーマットを設定して紙やエクセルに代わる仕組みを作ることは可能です。ぜひ料金を抑えて社内稟議・決裁を電子化しましょう。また、人気のワークフローシステムのおすすめランキングをご覧になりたい方は下記のページもご活用ください。
→ワークフローシステムのおすすめランキング【2025年最新】
PRONIアイミツ(当サイト)では、いくつかの質問に答えるだけで自社のニーズに合ったワークフローシステムがわかる診断を用意しています。希望条件を踏まえて、最大6社までおすすめのワークフローシステムを紹介可能ですので、ぜひ一度お試しください。
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IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純
PRONI株式会社 情報システム部門のリーダー
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としながら、オフィスルールの策定や、ワークフローシステムなどSaaS・ITツールの社内導入を牽引した経験がある。また、前職では情報システム部門で20年以上従事し、社内システム全般の構築・管理業務を行ってきた経歴がある。オンプレサーバ管理、WEBアプリ開発(PHP+MS SQLserver)の分野にも知見を持つ。
IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純のコメント