【2023年最新】Google Workspace連携型のおすすめワークフロー10選
業務効率化のために、Google Workspace連携型のワークフローの需要が高まっています。Google Workspaceにはワークフロー機能がなく、別アカウントを用意したり、データ移行に手間がかかるためです。一方、Google Workspace連携型のワークフローであれば、同一アカウントでのログイン、データの共有が可能です。今回は、システム管理者の手間を削減できる、Google Workspace連携型のワークフローおすすめ10選を紹介します。

アイミツコンシェルジュ 伊藤
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.ワークフローを組み込めるGoogle Workspaceとは?
- 2.Google Workspaceとワークフローを連携するメリット
- 3.【比較表】Google Workspaceと連携できるおすすめワークフロー
- 4.Google Workspaceと連携できるおすすめワークフロー10選
- 5.Google Workspace Enterpriseではノーコードでワークフロー構築が可能
- 6.自作ワークフローとシステム利用の違い
- 7.Google Workspace連携型ワークフローの導入メリット
- 8.Google Workspace連携型のワークフローまとめ
1.ワークフローを組み込めるGoogle Workspaceとは?
Google Workspaceは、GmailやGoogleドライブ、カレンダーなどのサービスをビジネス向けにパッケージ化したグループウェアです。基本の機能はGmailなどのように無料でも利用できる機能ですが、ビジネス向けに作られているため、データの集約化や管理機能を持ちます。
しかし、Google Workspaceにはワークフロー機能がなく、社内承認を電子化できればもっと効率のよい業務ができると考えた人も多いことでしょう。ワークフロー対応ができれば、承認プロセスの可視化や、承認フォームの自動化ができるメリットがあるためです。このような理由から、ワークフローを組み込めるGoogle Workspaceの需要が高まっています。
2.Google Workspaceとワークフローを連携するメリット
ワークフローシステムの連携によって、業務の効率化やデータの再利用を簡単にできます。システム部門へ依頼しなくとも、自動的にデータの書き出しが行われるためです。システム部門への手続きが難しい、申請が面倒などの理由で、ワークフローデータを活用できていない企業も多いことでしょう。ここでは、Google Workspaceとワークフローを連携するメリットを紹介するので、データの扱いに課題を感じている方は特に参考にしてください。
Googleアカウントをそのまま使用できる
ワークフローシステムの導入を行なうと、新規のユーザーアカウントが必要です。新規のアカウント作成を行なうとシステム管理者の手間がかかり、アカウントの管理も面倒です。
一方、Google Workspaceとの連携によって、Googleアカウントをそのまま利用できます。そのため、新規アカウントの作成、複数アカウントの管理が不要です。また、ワークフローシステムを使用するたびにログインする必要もなくなり、スムーズに業務を行なうこともできます。
従業員もIDとパスワードを何度も入力する手間がなくなるので、負担の軽減、業務効率化にもつながります。
Googleグループから承認ルートを抽出できる
Google Workspaceとワークフローシステムの連携によって、承認ルートの設定が不要になります。なぜなら、Googleグループから承認ルートを抽出できるためです。
ワークフローシステムは承認ルートの設定が面倒であり、ユーザーの所属部署や組織構成によって、バラバラの設定が必要となります。また、部署異動や組織体制の変化のたびに、承認ルートを変更する必要があります。Google Workspaceと連携を行なえば、Googleグループから組織データを流用可能です。部署異動などでも自動に反映されるため、承認ルートの設定を省き、システム管理者の負担軽減につながります。
スプレッドシートとの連携も可能
ワークフローには、企業活動に役立つ申請・承認結果のデータが蓄積されます。そのため、Googleスプレッドシートとの連携によって、ワークフローデータをGoogleスプレッドシートに直接書き出すことができます。
連携を行わない場合では、データ抽出をシステム部門に依頼したり、手続きが面倒だったりとデータの活用ができていない企業がほとんどです。Google Workspaceとワークフローシステムを連携すれば、必要なデータを簡単に書き出し、活用が可能になります。
3.【比較表】Google Workspaceと連携できるおすすめワークフロー
ここからはGoogle Workspaceと連携できるおすすめのワークフローを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介するワークフローでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、ワークフロー選びの参考にしてください。
4.Google Workspaceと連携できるおすすめワークフロー10選
Google Workspaceとワークフローを連携させるためには、連携に対応したワークフローシステムを導入しましょう。自作する方法もありますが、コードの知識が必要となり、現実的には難しいからです。ここでは、Google Workspaceと連携できるワークフロー10選を紹介するので、ワークフロー効率化の参考にしてください。
rakumoワークフロー
rakumoワークフローは、Google Workspaceとの連携によって、社内業務とコミュニケーションのクラウド化を実現します。
社内のオンプレミス型システムをワークフローがクラウド化するためです。また、Google Workspace がカバーしきれないコア業務は、rakumoで補完が可能です。稟議・経費精算・勤怠管理などを補完し生産性向上に寄与します。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- UIUXがシンプルかつ分かりやすく、操作性が非常に高い。アップデートやメンテナンスの回数も多くはなく、使用時の影響が少ない。また、メモリ使用容量も少ないため、サクサクと動くため、他のシステムへの負荷もまったくかからず利用できている。
- さまざまな機能があり、使いやすい。
ジョブカンワークフローは、50種類以上のテンプレートから、自社に合わせたフォーマットを選択できます。また、会社独自の申請書にも対応しており、柔軟なフォーマットが特徴です。
各種サービスとの連携も充実しており、Google WorkspaceやGoogleアカウント、クラウドサインとの連携が可能です。さらに、サポート体制も充実で、メールとチャット、電話サポートを無料の回数無制限で行なっています。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 打刻が簡単で誰でもやりやすく、年齢が上の方も簡単にできるので、パソコン操作が難しい人でもできると思う。
- 承認システムのアラーム機能と申請内容の保存、コピー機能にて過去の申請内容を参照して申請が出来る。また、申請が何処で止まっているかわかる為、承認内容の合否確認がクラウド上以外でも出来る。

intra-mart ワークフロー
intra-mart ワークフローは、グローバル企業でも運用しやすいワークフローシステムです。多言語機能搭載で、英語と中国語を自動翻訳できます。また、タイムゾーンにも対応しており、ユーザーに合わせて日時設定も可能です。
さらに、Google Workspace連携も可能で、画面開発も簡単です。ドラッグ&ドロップでシステム設計ができ、スムーズに自社にあったインターフェイス作成を実現します。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請内容の確認と承認機能
- メールサポートあり
- Pマーク
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 申請書の作成機能
- 申請時の承認ルート編集機能
- 誰にボールがあるか分かりやすくなった。 承認するまでに必要な書類がわかりやすい。 改定履歴が見にくい
- 仕事の手順を変えることなくワークフロー化を行えた。 入力項目や表示の不具合、改善が必要な箇所は、ワークフローを 保守、管理している子会社に要望を伝えると、1ヶ月以内に改善してもらえる。仕様変更前にテストサイトで動作確認している。
コラボフローは、外部システムとの連携に強いワークフローシステムです。例えば、kintone、サイボウズOffice、Office365などと連携できます。さらに、Google Workspaceとの連携で仕事に必要なツールを1パッケージで利用でき、業務の効率を改善します。
また、申請フォームの作成が簡単で、Excelで作成した申請書はそのまま申請フォームに変換できます。プログラミング不要のため、カスタマイズ経験のない従業員でも活用できるシステムです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 特に困ることなく、サービスを使用しました。チャットサービスなども使用しましたが、わかりやすく懇切丁寧でした。
- 申請履歴を参照できるので、似た内容の申請をする場合には、一から文章を作る必要がなく、効率的に業務をできる。

X-point Cloudは、Google Workspaceと連携可能で、SaaS型ワークフロー市場ベンダー別の売上金額は5年連続1位を獲得しています。直感的な操作性が特徴で、紙の書類と使用感を変えずに操作できます。そのため、データ化された状態でも、普段と変わらず申請業務を行なえます。
また、承認作業はワンクリックと簡単です。スマートフォンやタブレット端末でも利用でき、社外でも問題なく申請業務をすすめられます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 直感的な仕様で初めてでも迷う事なく使えました。他はまだ試した事がありませんが、今のところ満足出来ています。
- 稟議、報告書など作業手順が決まっていて業務効率化やスピード向上に繋がる点が良い。 多くの仕事を熟す事も可能になった。

サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspace
サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspaceは、Googleサイト上で運用を行います。さらに、クラウド型のため、出張の多い担当者でも問題なく承認作業がすすみます。
また、スマートフォンなどのモバイル端末対応で、直感的に操作できるワークフローシステムです。料金プランは無料と有料版があります。コストを抑えたい企業は無料版を利用し、機能を充実させたい企業は有料版を使うとよいでしょう。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- Pマーク
- 見やすいレイアウトで、これまで使い慣れたシステムでもあり、操作性もよいです。これからも引き続き使いたいと思います。
- 非常に操作が簡略化されており、使いやすいです。使い始めてからすぐに使い方に慣れる事が出来たのも非常に良かったです。
Streamlineは、Googleのデータセンターで運用されており、Google Workspaceとの連携も可能です。また、SSO機能搭載など、セキュリティ面でも安心して利用できます。
さらに、申請フォームの作成が簡単で、ドラッグ&ドロップを使用し、自由にフォーム設計ができます。現在利用中の紙データに合わせてフォーム作成ができるため、システム移行に戸惑う心配もありません。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請内容の確認と承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応

Styleflowは、利用中のOffice文書のレイアウトをそのまま再現できます。ExcelやWordの申請書を取り込み、入力フォームを作成できるためです。紙データからの移行が不安な場合には、活用するとよいでしょう。
また、承認ルートの設定が柔軟で、個人に合わせるだけではなく、オリジナルグループも作成できます。さらに、Google Workspaceとの連携も可能です。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
POWER EGG 汎用申請ワークフローは、申請フォーム作成が簡単で、ノーコードでも利用できます。ドラッグ&ドロップ操作で運用でき、スマートフォンの画面でも使用しやすいワークフローシステムです。
また、Google Workspaceの連携や、外部データベースの参照機能も搭載しています。そのため、申請者の負担軽減や、申請ミスの防止につながります。承認ルートは規定や運用ルールに沿って作成されるため、自動で正しい承認ルートへ申請できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
Gluegent Flow
Gluegent Flowは、初期設定があらかじめ完了しているため、導入が簡単です。また、モデルテンプレートも複数用意されているので、導入直後から運用開始ができます。
セキュリティ面も問題なく、アカウント管理はもちろん、アクセス制御やログイン認証も可能です。Google Workspaceとの連携も可能なため、さらなる業務効率向上もできます。
- 申請内容の確認と承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- 申請書の作成機能
- 申請の回覧機能
- 承認者の指定機能
- 承認者の部署・役職の指定機能
- 特になし。今あるシステムをそのまま使っていて不便だと感じたことがないです。特に不具合もなく、違うシステムに変えることのほうが時間とコストがかかって大変。
- 画面がわかりやすく、簡素化されて迷わず使いやすいところが良い点です。初めて使用しても違和感なく利用できます。不明点があってもチャットなどのサポートも充実しており、すぐに解決できるため大変気に入ってます。
5.Google Workspace Enterpriseではノーコードでワークフロー構築が可能
アナログのワークフローや簡単な業務に関しては、Google Workspace Enterpriseでワークフロー構築が可能です。Google Workspace Enterpriseでは、Appsheetが利用できるためです。
Appsheetとは、アジャイルでDXを実現するノーコードプラットフォームです。そのため、専門的な知識がない場合でも、簡易的なワークフローはAppsheetで代用可能です。簡易的なワークフローで十分なのであれば、Google Workspace Enterpriseを活用するとよいでしょう。
6.自作ワークフローとシステム利用の違い
Google Workspaceを利用している場合、Googleスプレッドシートを活用して、ワークフローをカバーする方法があります。この方法は、システム導入不要で利用できる反面、コードを書く知識が求められます。そのため、現実的には運用ハードルが高いといえます。
現実的な方法として、サードパーティ製アドオンのワークフローシステムを導入する方法があります。インターネット経由でシームレスに連携できるので簡単です。また、Google Workspaceアカウントとの連携も可能で、ワークフローのためだけにアカウント作成は不要です。運用を効率化しながら、Google Workspaceとワークフローの連携ができます。
7.Google Workspace連携型ワークフローの導入メリット
Google Workspace連携型ワークフローの導入は業務効率化だけではなく、ガバナンスの強化にもつながります。ワークフローの可視化と記録によって、ミスや不正を発見するためです。業務の効率化や承認速度に課題を抱えている企業だけではなく、ガバナンス強化を目指す企業もワークフローシステムの導入を検討してみましょう。
業務効率化
申請や承認ワークフローの効率化によって、業務の効率化を実現します。オンライン上でワークフロー処理ができ、申請から承認までの速度があがるためです。これまで、申請作業にあたっては申請書の記入時間がかかったり、承認者が不在のため承認がすすまないなどの問題がありました。また、ワークフローの状態が見えず、申請が止まってしまう場合もあります。Google Workspace連携型ワークフローの導入を行なえば、オンライン上で申請状況を確認できるため、ワークフローを可視化し滞りなく進めることが出来ます。
意思決定スピードの向上
アナログの申請書類の場合、申請状況がわからない、申請書の回覧が遅いなどの問題が起きます。担当者が社外にいる場合、申請が進まないからです。Google Workspace連携型ワークフローであれば、ワークフローを電子化するため社外からでも申請・承認が行なえます。そのため、外出や出張の多い担当者でも申請を滞らせることなく、承認作業が可能です。進捗状況も可視化でき、優先順位も判別がつくため、承認での意思決定スピードを向上させます。
ガバナンスの強化
ワークフローの電子化により、承認プロセスや決済情報の可視化ができます。そのため、一連のワークフローが明らかになり、ガバナンスの強化につながります。アナログのワークフローの場合、プロセスが把握しづらく、ミスや不正が起きてしまう可能性もありました。しかし、Google Workspace連携型ワークフローであればワークフローを可視化し、承認記録を残すこともできます。コンプライアンスの維持もでき、社会的信用を確保できるメリットがあります。
8.Google Workspace連携型のワークフローまとめ
ワークフローを効率化させるため、ワークフローシステムを導入する企業が増えています。そこにGoogle Workspaceとの連携を合わせると、データ移行の効率化やGoogleアカウントのままログインできるなどのメリットも生まれます。Google Workspaceとワークフローの連携を望む担当者も多く、業務効率化の手助けとなります。現在では、さまざまなGoogle Workspace連携型ワークフローが提供されているので、自社の運用に合わせて最適なシステムを選びましょう。
Google Workspace連携型ワークフローの利用を検討しているものの、どれを使用していいかわからない方は、当記事と合わせてアイミツSaaSで探してみてください。



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