無料で使えるワークフローシステムおすすめ13選
稟議の社内申請を電子化したい企業の中には、「ワークフローをシステム化したいけど、コストはかけられない」という悩みも多いのではないでしょうか。現在、ワークフローシステムは数多くリリースされており、無料で使えるワークフローシステム・無料トライアルを試せるサービスも多いです。コスト面が心配な企業には、無料で使えるワークフローがおすすめです。
本記事では、無料版と有料版のワークフローシステムの違いを一覧比較したうえで、おすすめの無料ワークフローシステム13選を紹介します。社内申請の効率化を図りたい担当者は、ぜひご覧ください。ワークフローシステムの選び方や比較ポイントを知りたい方は、別記事「ワークフローシステムの選び方を徹底解説」も参考にしてください。
IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としなが …続きを見る
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としながら、オフィスルールの策定や、ワークフローシステムなどSaaS・ITツールの社内導入を牽引した経験がある。また、前職では情報システム部門で20年以上従事し、社内システム全般の構築・管理業務を行ってきた経歴がある。オンプレサーバ管理、WEBアプリ開発(PHP+MS SQLserver)の分野にも知見を持つ。 PRONI株式会社 情報システム部門のリーダー
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- ワークフローシステムとは
- 無料版と有料版のワークフローシステムを比較した違い
- 【比較表】無料プランを利用できるワークフローシステム
- 【2024年最新】無料で使えるワークフローシステムおすすめ4選
- 無料トライアルを利用できるおすすめワークフローシステム9選
- 無料のワークフローシステムを導入する際の注意点
- まとめ:無料版を試して自社に最適な電子承認システムを選定しよう
- よくある質問
ワークフローシステムとは
無料のワークフローシステムについて解説する前に、「そもそもワークフローシステムとは?」という方に向けて、ワークフローシステムの概要を解説します。
ワークフローシステムとは、社内の稟議申請から承認までの一連のプロセスをシステム上で効率的に行えるツールです。紙やExcelでの社内申請をシステム化することで、時間や手間を大幅に削減できるだけでなく、企業の意思決定のスピードも向上します。
また、マルチデバイス対応のワークフローシステムであれば、スマホ・タブレットからも操作でき、外出先や出張先でも稟議の確認・承認が可能です。「承認者の外出が多く、稟議決裁が滞ってしまう」という企業の承認業務も効率化できます。
株式会社エイトレッドが2023年11月に行った調査では、業務の負担を軽減するために勤務先に求めることは、「適切なシステム導入による効率化・自動化」が49.5%、「業務プロセスの見直し・改善」が47.4%でした。
出典元:株式会社エイトレッド
上記調査結果から、適切なシステムが導入されていないという理由で、多くの企業がシステム化による業務効率化が実現できていないことが分かります。社内申請を改善するには、適切なワークフロシステムを導入して承認プロセスを簡素化することが重要です。
ワークフローシステムのメリット・デメリットや導入事例を知りたい方は、別記事「ワークフローシステムのメリット・デメリット」にて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
無料版と有料版のワークフローシステムを比較した違い
ワークフローシステムの無料版と有料版を比較した表をご覧ください。
比較項目 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
ユーザー数 | 制限あり | 無制限 |
利用期間 | 制限あり | 無制限 |
入力フォームの登録 | 制限あり | ◯ |
ファイル添付機能 | × | ◯ |
API連携 | × | ◯ |
データ保持期間 | 30日間 | 無制限 |
サポート対応 | × | メール・電話・チャット |
※上記は一例であり、詳細は製品によって異なります。
無料版と有料版を比較すると、無料版はユーザー数・利用期間・各種機能に制限がある点が違いです。また、有料版では電話などの手厚いサポート対応がありますが、無料版では基本的にサポートを受けられません。
無料のワークフローシステムを試した後に、より便利な有料版に切り替えることも考えられます。そのため、無料版だけでなく有料版のサービス内容も吟味して、導入するワークフローシステムを選ぶのがおすすめです。
【比較表】無料プランを利用できるワークフローシステム
では実際に、無料プランや無料トライアルを利用できるワークフローシステムを比較します。以下、ワークフローシステムの料金や機能の比較表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料プランの有無 | スマホ対応 |
---|---|---|---|---|
ジョブカンワークフロー | 無料 | 300円/1ユーザー | 無料プランあり | 〇(スマホアプリあり) |
Jugaad | 無料 | 300円/1ユーザー | 無料プランあり | 〇(スマホアプリあり) |
サテライトオフィス・ワークフロー | 無料 | 100円/1ユーザー | 無料プランあり | 〇 |
Hachikin | 無料 | 980円~ | 無料プランあり | 〇 |
Create!Webフロー | 無料 | 500円/1ユーザー | ×(無料トライアルあり) | 〇 |
コラボフロー | 無料 | 500円/1ユーザー | ×(無料トライアルあり) | 〇 |
ジンジャーワークフロー | 30万円 | 300円/1ユーザー | ×(無料トライアルあり) | 〇 |
X-point Cloud | 無料 | 500円/1ユーザー | ×(無料トライアルあり) | 〇(スマホアプリあり) |
Gluegent Flow | 無料 | 400円/1ユーザー | ×(無料トライアルあり) | 〇(スマホアプリあり) |
rakumo ワークフロー | 無料 | 300円/1ユーザー | ×(無料トライアルあり) | 〇 |
ワークフローEX | 要問合せ | 要問合せ | ×(無料トライアルあり) | 〇 |
HUEワークフロー | 無料 | 300円/1ユーザー | ×(無料トライアルあり) | 〇 |
iQube | 無料 | 400円/1ユーザー | ×(無料トライアルあり) | 〇 |
無料プランを提供しているワークフローシステムは、ジョブカンワークフロー、Jugaad、サテライトオフィス・ワークフロー、Hachikinの4社。これらのワークフローシステムは有料プランでも月額料金が安いため、費用を抑えたい企業におすすめです。
また、スマホアプリ対応の有無で比較すると、ジョブカンワークフロー、Jugaad、X-point Cloud、Gluegent Flowの4社がスマホアプリに対応しており、外出先でも簡単に稟議承認を行うことができます。
スマホ・タブレットで申請・承認を進めたい企業や、リモートワークを推進する企業には、スマホ対応のシステムを検討することをおすすめします。別記事「スマホ・タブレットで簡単に使えるワークフローシステム」では、マルチデバイス対応のシステムを比較していますのでぜひ参考にしてください。
【2024年最新】無料で使えるワークフローシステムおすすめ4選
無料で使えるワークフローシステムを比較し、2024年最新のおすすめサービス4選を紹介します。他社と比較した特徴やおすすめポイントも合わせて確認ください。
- ジョブカンワークフロー
- Jugaad
- サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspace
- Hachikin
ジョブカンワークフローは、シリーズ累計20万社以上の導入実績があるワークフローシステムです。簡単に使いこなせる操作性がおすすめのポイントで、スマホアプリからの操作にも対応しています。外出先からも稟議承認が可能なため、決裁者が外出・出張することが多い企業にもおすすめです。
ジョブカンワークフローには無料プランがあり、「まずは試しにワークフローシステムを使ってみたい」という企業におすすめ。入力フォーム登録・ファイル添付機能に制限があるものの、操作性・使い勝手を確認できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 会社で皆が使用しているので特に不満点はありません。新人に教えるときも2週間〜3週間程度でほぼ使いこなせるようになるので問題はないかと思います。
- 説明書が無くともすぐにどこへ何を記入すれば良いのか分かりやすい点が非常に使いやすく、また設定等もスムーズに行う事が出来ました。誰もが分かりやすくおすすめ出来ます。
Jugaad(旧名:SmartFlow)は、ドラッグ&ドロップによるマウス操作で直感的に使えるワークフローシステム。わかりやすい管理画面で、初めての方にも使いやすい点がおすすめです。また、100種類以上のカスタマイズ可能なテンプレートが用意されており、すぐに本格的な運用が開始できます。
Jugaadには無料プランがあり、利用者数が20人までなら料金無料でワークフローシステムを利用可能。ただし、稟議申請の件数は月間30件までの制限があり、保存データ容量やサポート機能にも制限があるため注意が必要です。なお、Jugaadの有料プランは月額料金300円から利用できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- IP制限
- シングルサインオン
サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspace
サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspaceは、Google Workspaceで利用可能なワークフローシステムです。Googleカレンダーとワークフローシステムを連携でき、スケジュール管理がしやすくなる点がおすすめのポイント。また、コメント機能やディスカッション機能があり、議事録のようにメモを残せる点もメリットです。
サテライトオフィス・ワークフローには無料プランがあり、広告表示があるものの、機能の制限なく利用できます。有料プランは月額料金100円~となっており、料金が安いワークフローシステムをお探しの企業にもおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- Pマーク
- 説明書がなくても、初めて使う人にもわかりやすいところがいいと思います。サポートもあり、初心者が安心して使える点がおすすめしたいところです。
- 非常に操作が簡略化されており、使いやすいです。使い始めてからすぐに使い方に慣れる事が出来たのも非常に良かったです。
Hachikin(ハチキン)は、勤怠管理・経費精算・ワークフローが一本化したシステム。Web上で見積書・注文書・請求書を作成することができ、幅広い業務に活用できます。
ワークフロー機能では、稟議申請・承認・却下を行えるほか、メール通知が届くため承認漏れを防げます。また、各種書類をPDF・CSV形式でダウンロードして保管することが可能です。
Hachikin(ハチキン)では勤怠管理・経費精算の機能を無料で利用できます。じっくり機能や操作性を確認した上で、正式に導入するかを決めたい企業におすすめです。無料期間終了後は月額料金980円で利用できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- Pマーク
- 通信の暗号化
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 申請書の作成機能
無料トライアルを利用できるおすすめワークフローシステム9選
ワークフローシステムの導入を失敗したくないなら、無料トライアルの利用がおすすめです。多くのワークフローシステムでは無料トライアルを実施しており、なかでもおすすめのサービス9選を紹介します。
- Create!Webフロー
- コラボフロー
- ジンジャーワークフロー
- X-point Cloud
- Gluegent Flow
- rakumo ワークフロー
- ワークフローEX
- HUEワークフロー
- iQube
Create!Webフローは、ソフトウェア開発を手がけるインフォテックが提供するワークフローシステムです。クラウド版とパッケージ型があり、クラウド版は初期費用が無料で基本プランは1ユーザーあたり月額料金500円。1ヶ月間の無料トライアルも可能なので、操作性や機能性を事前に確かめることができます。
ExcelやWord、PDFで作成された申請書のインポートに対応しており、既存の稟議申請方法をそのままに、手軽に電子化することが可能。操作も直感的に行えるので、違和感なくデジタルへの移行が叶うでしょう。
セキュリティ対策が優れているのも魅力で、通信暗号化(SSL/TLS)による改ざん防止のほか、WAFやウイルススキャンによるシステム環境の保護を実施。セキュリティの厳しい企業にも安心して導入できるおすすめのワークフローシステムです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 紙媒体で回覧していた資料がデータ化でき、提出資料の紛失や「出した出していない」の問題が解決できた。また回覧の遅延状況も確認することができ、とても便利。
- 取り扱い説明書の全てのページを見なくとも、おおよそ操作できるわかりやすいシステムと効率良く作業を進められる点が良いと感じる。
コラボフローは、直感的な操作性で使えるワークフローシステム。Excelで作成した帳票をそのまま申請フォームに変換できるため、今の社内申請方法を変えずにシステム化を実現できます。また、フォームレイアウトは運用開始後に追加・修正可能なため、必要に応じて随時更新することでスピーディーな業務改善が叶います。
コラボフローは外部サービス連携機能も充実しており、kintone、サイボウズ Office、Garoon、Office365、Microsoft SQL Serverなどのツールと連携することで、社内データの一元管理が可能。さらなる業務効率化につながります。
コラボフローが気になる企業担当者は、30日間の無料トライアルを利用するのがおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 特に困ることなく、サービスを使用しました。チャットサービスなども使用しましたが、わかりやすく懇切丁寧でした。
- 今まではエクセルで管理していたが、いつ誰が書いているのかわからなかった。 システムを導入してから、いつ誰がどんな回答をしているか一目でわかるようになった。
ジンジャーワークフロー
ジンジャーワークフローは、経費精算の申請・承認の歩留まりを改善できるワークフローシステムです。稟議に関わるすべての処理をシステム上で完結できるため、生産性向上・業務効率化に寄与します。
ジンジャーワークフローは1か月間の無料トライアルを実施しており、月額料金も1ユーザーあたり300円と安いため、気軽にワークフローシステムを試したい企業におすすめ。また、ジンジャーシリーズの人事労務・勤怠管理・給与計算システムと連携して使うことで、人事労務に関わる業務の手間を削減できる点もおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
X-point Cloudは、紙の申請書に記入するようなイメージで、稟議を作成できるワークフローシステム。紙の稟議申請に慣れている現場でも、抵抗なく導入できる点がおすすめです。承認はワンクリックで完了し、承認状況も可視化されるため、稟議にまつわる業務を効率化できます。
X-point Cloudは汎用的なワークフローシステムなので、稟議書はもちろん、人事申請や交通費申請など様々な社内申請に対応。集計機能もあり、書類データベースとしても活躍します。気になる方は、30日間の無料トライアルを利用して、自社に導入可能か検討を進めましょう。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 使い方がシンプルで分かりやすく、初心者や予備知識のない人でも特に苦労することなく容易に使い始めることができるところ。
- 今まで紙で行っていた作業のほとんどを、電子化してペーパーレス化できた点。 また、デザインもシンプルで操作しやすい点。
Gluegent Flow
Gluegent Flowは、サイオステクノロジー株式会社が提供するワークフローシステム。いつでもどこでも、パソコンやスマートフォンどの端末からでも、稟議申請や承認・決裁が可能なシステムです。
他社と比較したおすすめポイントは、カスタマイズ性が高いこと。承認経路や権限を細かく設定でき、部門内での稟議申請にも対応可能です。
Gluegent Flowには無料のデモ体験期間があります。自社の現行のワークフローをそのまま電子化したいとお考えなら、ぜひ一度お試しください。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- 特になし。今あるシステムをそのまま使っていて不便だと感じたことがないです。特に不具合もなく、違うシステムに変えることのほうが時間とコストがかかって大変。
- 画面がわかりやすく、簡素化されて迷わず使いやすいところが良い点です。初めて使用しても違和感なく利用できます。不明点があってもチャットなどのサポートも充実しており、すぐに解決できるため大変気に入ってます。
rakumo ワークフロー
rakumo ワークフローは、マニュアル不要で直感的に利用できるワークフローシステム。これまで規模や業種を問わず、多くの企業に導入実績があります。
rakumo ワークフローでは、テンプレートをもとに稟議申請書を簡単に作成して申請できます。承認状況は画面上で一覧化されるため、対応漏れを防ぐことが可能。コメント機能でコミュニケーションもできるので承認・決裁の滞りを解消できます。
rakumo ワークフローは電子契約サービス「クラウドサイン」と連携可能。社内で決裁が下りた内容をもとに簡単に電子契約書を作成し、契約締結まで効率的に行うことができます。気になる方は、30日間の無料トライアルをお試しください。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- 私はこの様なシステムがとても苦手で、最初は使いこなせるかとても不安でした。ですが、会社の先輩におすすめされ使ってみたら、すごい使いやすかったです。
- 自社でオリジナルの申請書の作成が可能。承認者および承認ルートも自在に設定ができる。紙に印刷ができることも実利用価値がある。
ワークフローEX
ワークフローEXは、ExcelやWordで作成した帳票を用いて、そのまま稟議申請ができるワークフローシステム。社内申請の電子化を手軽に実現できるため、リモートワークを促進したい企業にもおすすめです。
また、ワークフローEXは複雑な決裁ルートに対応できる点もメリット。決裁者だけが稟議内容を閲覧できるよう制限をかける機能もあり、内部統制の強化につながります。保存データは暗号化されるため改ざん防止対策として有効です。
ワークフローEXの具体的な料金は明記されていませんが、無料トライアルを申し込むことが可能。機能・使い勝手を試しつつ、費用見積もりを取るのがおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
HUEワークフロー
HUEワークフローは、使いやすさを追求したワークフローシステム。スプレッドシート形式の申請フォームで、使い慣れた操作性で稟議申請できます。「従業員が使いやすいシステムを導入したい」という企業におすすめです。
HUEワークフローは30日間の無料トライアルを実施中。基本プランの月額料金は1ユーザーあたり300円で、ユーザー1人から利用可能。まずは小規模でシステム化を図りたい企業にもおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
iQube(アイキューブ)は、ワークフロー機能をそなえたグループウェアです。ワークフロー機能としては、入力フォームを柔軟にカスタマイズでき、これまで使用していた紙の書類と同じ構成で申請フォームを作成。デジタルへの移行にともなう違和感を最小限に抑えることによって、早期定着が期待できます。申請フォームごとに経路設定を変更できるので、重要な稟議も安心してシステム化できます。
スケジュール管理や社内Wikiとしても活用できるグループウェアで、ワークフローもシステム化したいなら、iQube(アイキューブ)がおすすめ。気になる方は、1ヶ月の無料トライアルをお試しください。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
なお、Google Workspaceを利用中の企業は、Google Workspaceと連携可能なシステムを導入することで業務効率化を図れます。別記事「Google Workspace連携型のワークフローシステム」にて連携に対応するおすすめサービスを紹介していますのでぜひ参考にしてください。
無料のワークフローシステムを導入する際の注意点
無料のワークフローシステムは、機能やユーザー数の制限があるため、導入する際には自社に必要な要件を満たしているか確認が必要です。以下、具体的な注意点を解説します。
- 機能やユーザー数に制限がある
- 自社の稟議承認・決裁プロセスに合わない場合がある
機能やユーザー数に制限がある
無料で利用できるワークフローシステムは、機能やユーザー数に制限がある場合に注意が必要です。また、有料版では電話などの手厚いサポート対応がありますが、無料版では基本的にサポートを受けられません。
無料のワークフローシステムを試した後に、より便利な有料版に切り替えることも考えられます。そのため、無料版だけでなく有料版のサービス内容も吟味して、導入するワークフローシステムを選ぶのがおすすめです。
なお、中小企業でシステム導入を検討中の方は、別記事「中小企業向けワークフローシステム」で必要機能をそなえたおすすめサービスを紹介していますので参考にしてください。
自社の稟議承認・決裁プロセスに合わない場合がある
無料のワークフローシステムは、カスタマイズできる範囲が限られます。自社の決裁プロセスに合わない場合もあるため注意が必要です。導入しようと考えているワークフローシステムで、自社の稟議申請経路を再現できるかを事前に確認することがポイントです。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件でワークフローシステムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探すことができますので、有料プランも確認してみたい方はぜひご活用ください。
→ワークフローシステムの最新ランキングはこちら
まとめ:無料版を試して自社に最適な電子承認システムを選定しよう
紙での稟議申請フローが非効率だと感じていながらも、どのシステムが自社に合うか分からず、システム導入が進んでいない企業も多いでしょう。そのような場合は無料版・無料トライアルを利用してみるのがおすすめです。
最近では紙やExcelを同じような入力フォーマットで、違和感なく社内申請を電子化できるワークフローシステムも多々あります。ワークフローシステム(電子承認システム)選びに迷っている企業担当者は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)ができます。
よくある質問
無料で利用できるワークフローシステムについて、よくある質問にお答えします。
紙の社内申請を電子化するメリットは?
紙の社内申請の電子化は、申請書の印刷代・用紙代を削減できるだけでなく、書類整理にかかる人件費を削減できる点がメリットです。また、ワークフローシステムではPC・スマホから稟議承認が可能なため、外出先や出張先でも滞りなく承認や決裁を進められます。
さらに、ワークフローシステム導入は内部統制を強化できる点もメリット。書類の閲覧・承認権限を細かく設定して、意思決定のプロセスをログとして残すことができます。内部監査時に必要な証跡を検索してすぐに取り出すこともでき、スムーズに監査を進められるでしょう。
社内申請の電子化のメリットについては、別記事「稟議書を電子化する方法やメリットを解説」でも解説していますので、参考にしてください。
エクセルなどでワークフローシステムを自作することは可能?
Excel(エクセル)でワークフローシステムを自作することは可能で、費用が掛からない点がメリットです。しかし、ワークフローシステムのようにスマホ上で承認・決裁を進めたり、稟議データを保管したりする機能がなく、手間や時間がかかる点がデメリット。このような理由で、Excel(エクセル)でのワークフローシステムの自作はおすすめできません。
ワークフローシステムを導入すると、Excel(エクセル)での申請書作成時に生じる多くの課題を解決が解決できます。実際に多くの企業が、紙・Excel管理からシステムへの移行を進めています。
プロが代わりに探して紹介します!
IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純
PRONI株式会社 情報システム部門のリーダー
PRONI株式会社・情報システム部門のグループリーダー。社内ITの資産管理、サポートヘルプデスク、セキュリティ対策などの業務を主としながら、オフィスルールの策定や、ワークフローシステムなどSaaS・ITツールの社内導入を牽引した経験がある。また、前職では情報システム部門で20年以上従事し、社内システム全般の構築・管理業務を行ってきた経歴がある。オンプレサーバ管理、WEBアプリ開発(PHP+MS SQLserver)の分野にも知見を持つ。
IT導入・DX推進のプロ
西村 幸純のコメント