【2024年最新】ワークフローの承認ルートとおすすめシステム10選
ワークフローシステムは承認ルートを可視化し、申請状況をわかりやすくします。そして、承認ルートを確立するために、ワークフローシステムを導入する企業が増えています。今回は、承認ルートに課題を抱える企業に向けて、おすすめのワークフローシステムを紹介します。承認ルートを効率化したい企業、課題を持つ企業は確認しておきましょう。
- ワークフローシステムとは?
- ワークフローシステムの承認・申請ルートの重要性
- ワークフローシステムの承認・申請ルートの種類
- 【比較表】おすすめのワークフローシステム
- ワークフローシステムおすすめ10選
- ワークフローシステムの導入メリット
- ワークフローシステムの承認ルートに関するまとめ
ワークフローシステムとは?
ワークフローシステムとは、ワークフロー(業務の流れや工程)を電子化し、自動化するシステムのことです。電子化によって、業務の効率化や、コストダウンにつながります。
例えば、企業での業務は、誰かがスタートし、申請や承認を行い、完了する流れがあります。しかし、申請や承認作業は時間がかかり、引き継ぎがうまくできておらず、問題が起きる場合もあります。従来のワークフローでは、効率が悪く、問題が起きやすい構造です。
一方で、ワークフローシステムでは、電子データを使用します。引き継ぎは自動で行われ、担当者を探す手間や、承認を待つ時間が短くなります。上記のように、ワークフローシステムはワークフローを効率化させ、業務改善を図るシステムです。
ワークフローシステムの承認・申請ルートの重要性
ワークフローシステムでは、承認・申請ルートの確認が大切です。承認・申請ルートが明確だと、トラブルを防ぎ、セキュリティの向上につながるためです。ここでは、承認・申請ルートが企業にとって重要な理由を3つ紹介します。
リスクマネジメント
承認・申請ルートが曖昧な場合、申請や承認の状況が把握できません。そのため、申請書を紛失するリスクや、情報漏えいのリスクが増加します。
一方で、承認ルートを明確にすることで、承認作業が可視化され、トラブルを防ぐ要因になります。このように、承認ルートの明確化は、リスクマネジメントにつながります。
業務効率化
承認・申請ルートは、企業が適切な判断をし、業務の効率化をさせるために必要です。承認・申請ルートが明確な場合、企業ルールに沿って手続きがおこわなれるためです。もし、承認・申請ルートが設定されていなければ、承認漏れが起きたり、確認ミスで業務が停止する場合もあります。
承認・申請ルートは、企業が円滑な業務をすすめるためにも大切です。業務効率化のためにルート設定をしておきましょう。
コーポレートのガバナンス
承認・申請ルートが明確なことで、内部統制強化につながります。内部統制を行なうためには、企業のルールに従って業務を行い、申請から承認、業務完了まですすむ必要があります。ワークフローシステムであれば、申請ルートを記録できるので、内部統制強化につながり、コーポレートガバナンスの観点からも推奨されます。
ワークフローシステムの承認・申請ルートの種類
ワークフローシステムの承認・申請ルートは、直線型や指名型など、4つの種類に分類ができます。種類に応じて特徴やメリット・デメリットは異なるので、確認しておきましょう。
直線型
直線型は、申請、承認、決裁の流れが一直線に進んでいく承認・申請ルートです。指定されたルートに沿って、申請から承認までの流れが進んでいきます。
直線型は、申請から承認までがわかりやすいのがメリットです。決裁者は申請者の上司となり、段階がすすむにつれて、上位の役職者が承認を行います。
指名型
指名型は直線型から派生し、途中で新しく承認者があらわれるパターンです。承認をすすめるにあたって、特定人物の確認が必要と判断される場合もあります。申請内容に関わる人物が承認に携わるため、間違いがないか確認できることがメリットです。
また、直線型とは別に、承認者が次の承認者をリレー形式で指名するパターンもあります。
条件分岐型
条件分岐型では内容や金額に応じて、ルートが分岐していきます。内容が重要であったり、確認する金額が大きくなるほど、承認者の役職があがります。
例えば、金額が5万円未満なら部長が決裁、5万円以上なら社長が決裁、などの形になります。メリットは、条件が軽い場合、決裁のスピードが早くなる点です。すべての決裁を代表が担当すると時間がかかるので、条件分岐型を活用すると効率が良くなります。
並列型
並列型は、複数の承認・申請ルートで、同時に承認がすすんでいくルートです。複数の部署が関わるプロジェクトなどでは、同時に承認・申請がすすむ場合があります。
並列型は複雑であり、進行状況がわかりにくいデメリットがあります。途中で承認が止まったり、文書の紛失リスクも高まるので注意しましょう。
【比較表】おすすめのワークフローシステム
ここからはおすすめのワークフローシステムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介するワークフローシステムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、ワークフローシステム選びの参考にしてください。
ワークフローシステムおすすめ10選
複雑なワークフローを改善するためには、ワークフローシステムが役立ちます。ここでは、業務改善や効率化に役立つワークフローシステムおすすめ10選を紹介します。
rakumo ワークフロー
rakumoワークフローは、社内業務を電子化し、電子承認や電子稟議を可能にします。電子契約サービスのクラウドサインとの連携により、ハンコを押す作業を減らすこともできます。
また、操作性が高く、直感的な操作が可能です。申請書も用意されたテンプレートから選ぶだけで、スキルがない従業員でも簡単に作成できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- とても使いやすく、パソコンからだけではなく、スマホからも申請、承認業務もとてもスピーディーにできる所がとても良いです
- 私はこの様なシステムがとても苦手で、最初は使いこなせるかとても不安でした。ですが、会社の先輩におすすめされ使ってみたら、すごい使いやすかったです。
ジョブカンワークフローはクラウド型のため、外出先でのログイン、使用ができます。また、スマートフォンのブラウザにも最適化されており、外出時の急な申請、承認作業でも効率的に作業できます。
外部サービスとの連携もでき、クラウドサインやAmazonビジネス、Googleアカウントと組み合わせることで、さらなる効率化を可能にします。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- チャットサポートがありわからないところはすぐ解決できる。画面が見やすくなってるから使い方簡単。初心者向けにできる。
- 説明書が無くともすぐにどこへ何を記入すれば良いのか分かりやすい点が非常に使いやすく、また設定等もスムーズに行う事が出来ました。誰もが分かりやすくおすすめ出来ます。
intra-mart ワークフロー
intra-mart ワークフローは、画面開発が簡単で、専用のツールを使うだけで、申請画面を簡単に作成できます。そのため、自社にあった申請書を作成し、効率化したい企業に便利です。
また、多言語機能が備わり、英語と中国語が自動翻訳されます。グローバル展開や海外拠点を持つ企業にもおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請内容の確認と承認機能
- メールサポートあり
- Pマーク
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 申請書の作成機能
- 申請時の承認ルート編集機能
- 誰にボールがあるか分かりやすくなった。 承認するまでに必要な書類がわかりやすい。 改定履歴が見にくい
- 仕事の手順を変えることなくワークフロー化を行えた。 入力項目や表示の不具合、改善が必要な箇所は、ワークフローを 保守、管理している子会社に要望を伝えると、1ヶ月以内に改善してもらえる。仕様変更前にテストサイトで動作確認している。
コラボフローは、簡単に操作できる画面が特徴で、直感的に承認・申請フローが実行できます。承認経路は、申請者や承認者をパズル感覚で配置でき、簡単にフロー設計が可能です。
外部連携も豊富で、kintoneや、サイボウズOffice、Garoon、Office365などの連携ができます。外部システムとの連携で社内のデータを集約し、業務の効率化につながります。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 今まではエクセルで管理していたが、いつ誰が書いているのかわからなかった。 システムを導入してから、いつ誰がどんな回答をしているか一目でわかるようになった。
- 特に困ることなく、サービスを使用しました。チャットサービスなども使用しましたが、わかりやすく懇切丁寧でした。
Create!Webフローは、紙データをそのまま電子化可能で、使いやすさと導入しやすさが特徴です。企業の課題となるペーパーレス化ですが、システム移行によって戸惑い、導入を控える企業も多くあります。Create!Webフローでは、現在の運用を変えずにシステム化できるため、パソコンや機械が苦手な企業、従業員でも安心して使用できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- スムーズな業務遂行に一躍かっている。 説明書を読まなくても誰でも使いこなせるので、時短につながっている
- 手間が省けるし、決済時間が短縮できるし、テレワーク中でも自宅から経費精算などができるし、そもそも直観的に使いやすいので良いと感じている。
J-MOTTO ワークフロー
J-MOTTO ワークフローは、簡単な操作により、承認・申請ルートを効率化します。申請書は自社の好みに合わせて変更でき、すぐに使えるテンプレートからも選べます。
また、承認フローは管理者が設定できるため、申請者が申請のたびに設定する必要はありません。現場の負担を減らし、業務を効率化させるワークフローシステムです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請内容の確認と承認機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 普段使い慣れていない人でも分かりやすい。見やすく使いやすいと思います。初心者の私でもすぐ慣れました。
- 紙に書かなくても良くなったことが1番の良かった点です。後はまだ使いはじめたばかりなのでわかりません。
X-point Cloudは、SaaS型ワークフロー市場のベンダー別売上金額で13年連続1位を獲得しています。紙データと同じ感覚で使用でき、紙のデザインと同じ状態で入力が可能です。
また、承認はワンクリックと簡単で、承認状況も記録されます。紙のデータにありがちな申請の停滞をなくし、使用感は変えずにフローを進行できるワークフローシステムです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- やり取りのログが残り、相手とのコンタクトが円滑に進むシステムがある為、非常に仕事として円滑に進む。会社では年代でも運用出来ている印象がある。
- 特筆すべき点はありません。強いて挙げるならば、全くの初心者であった私でも、すぐに扱いに慣れることができました。その点は非常に良かったと感じております。
SmartDBは、Webデータベースを備えており、複雑な稟議の承認ルートを簡単にします。そのため、稟議や決裁に時間がかかる、大企業の利用が多いワークフローシステムです。
また、会計システムや人事システムの連携も可能です。APIを使った連携に取り組むことで、業務全体の効率化もできます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 画面がすっきりしておりコンパクトなので、わかりやすく、したいことをすぐできるので便利だなと思っています。
- 多くの業務ツールを一元的にデジタルベースで管理できるので、業務の進行手続きが管理でき、リモートワークにおいても対面でなくても確実な業務遂行ができている。
楽々WorkflowII Cloud
楽々WorkflowII Cloudは、利用者がわかりやすい画面設計により、スピーディーな判断とペーパーレス化をサポートします。
また、楽々WorkflowII Cloudは、日本語と英語、中国語に対応しています。そのため、グローバル化をすすめる企業や、海外展開を行う企業、外国人従業員の多い企業のワークフローシステムとしておすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- パソコンが得意ではないパートさんも、問題なく使えています。反応も良く、これがないと業務になりません。
- 進捗状況が適宜更新されて、差し戻されていても対応内容がわかりやすく記載してもらえるので大変使いやすいと感じます。
サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspace
サテライトオフィス・ワークフロー for Google Workspaceは、ドラッグ&ドロップで操作可能なため、社内申請を簡素化できます。また、クラウド型のワークフローシステムのためスマートフォンやモバイル端末でも利用可能です。簡単な操作性を活かし、外出先や出張中でも簡単に承認と申請を可能にするシステムです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- Pマーク
- マニュアル管理ではクラウド上でレコードできるので、データが一元化され管理部門の管理コストが低減する。
- 見やすいレイアウトで、これまで使い慣れたシステムでもあり、操作性もよいです。これからも引き続き使いたいと思います。
ワークフローシステムの導入メリット
ワークフローシステム導入により、紙データから電子データに移行します。申請から承認までのスピードアップや、ガバナンスとセキュリティ強化などのメリットがあります。ここでは、ワークフローシステム導入までに確認しておきたい、導入のメリットを4つ紹介します。
ペーパーレスで紛失防止
ペーパーレス化により、データ紛失をさけることができます。ワークフローシステムでは、書類とは異なりデータ化されているので、データをなくす心配がありません。
従来の申請では、書類の紛失、引き継ぎの失敗により、申請が止まってしまう問題もありました。ワークフローシステムでは、システム上に記録されたデータ検索も可能です。データ紛失を防ぎ、承認に必要なデータを即座に発見できます。
ガバナンス強化
ワークフローシステム導入により、社内のガバナンス強化につながります。ワークフローのデータ化によって、承認・申請ルートが可視化できるためです。紙データでは、書類の紛失や改ざんの可能性、情報漏えいのリスクがありました。
ワークフローシステムではデータを記録できるため、情報改ざんのリスクが減少します。データの可視化により、社内統制のガバナンス強化につながります。
意思決定の明確化
ワークフローがデータ化されることで、意思決定が明確化されます。誰が申請し、誰が承認したかが記録されるためです。紙データでは申請者が曖昧になったり、承認を飛ばしてしまう問題もありました。
ワークフローシステムの導入により、申請から承認まで、すべてデータとして残ります。そのため、意思決定が明確化され、業務改善やガバナンス強化のメリットにもつながります。
電子承認でスピード化
ワークフローシステムでは、電子承認が可能です。そのため、意思決定の早さ向上につながります。紙データは承認に時間がかかり、事業のスピードが遅くなる場合もありました。引き継ぎの失敗、担当者が不在で承認が降りないなどの問題が起きるためです。
ワークフローシステムであれば、パソコン上で申請から承認までのフローを実現させます。クラウド型であれば、外出先や出張中でも承認できるため、不在がちな決裁者の許可もスムーズにおりる状態が作れます。
ワークフローシステムの承認ルートに関するまとめ
企業が業務をすすめるにあたて、承認ルートの設定は必須です。しかし、承認ルートが決まっていない企業や、決まっているがルート通りに行動できていない企業もあります。
承認ルートに不安のある企業は、ワークフローシステムの導入がおすすめです。ワークフローシステムの導入によって、紙データから電子データに移行できます。すると、承認フローの可視化によって意思決定が明確化されたり、進捗確認が簡単になるメリットがあります。承認フローを簡単に、ミスなくすすめるためにも、ワークフローシステムを検討してみましょう。
ワークフローシステムの利用を検討しているものの、どれを使用していいかわからない方は、当記事と合わせてPRONIアイミツで探してみてください。
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